説明

ランプ

本発明は、ランプ(10)であって、照明器具に取り付けるための少なくとも1つの口金(11)を含んでおり、湾曲された、殊に放物面状でかつ実質的に回転対称の反射器(13)を備えており、反射器の焦点(32)若しくは焦点領域に、ランプ(10)の指向性、例えば狭い領域に放射される光分布の形成のために光源を配置してあり、この場合に反射器は1つの反射器開口部(15)を有しており、反射器開口部はランプ(10)の光出口平面(E)を規定している形式のものに関する。本発明の特徴として、光源は少なくとも1つのLED(20,20a,20b,20c)によって形成されていて、反射器の内面(14)から離間して配置されており、LEDの少なくとも1つの機能部材、殊にLEDの少なくとも1つの電圧供給導体(21a,21b,21c,21d)及び/又はLEDのための少なくとも1つの冷却薄板(29,30a,30b,30c,30d)は、少なくとも部分的に実質的に光出口平面(E)に沿って延びていて、若しくは少なくとも部分的に光出口平面(E)の、反射器(13)とは逆の側に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式のランプに関する。
【0002】
前記形式のランプは、ドイツ国ミュンヘンにあるオスラム社(Osram GmbH)から「HALOSPOT」の商標で提供されている。例えば商品名「HALOSPOT 111」で知られているランプは、差し込み式口金を有しており、該差し込み式口金は2つの接続接点ピンを備えていて、例えばアルミニウムコーティングされた反射器に結合されている。反射器の頂点の領域に光源としてハロゲン白熱電球を配置してあり、この場合にフィラメントは放物面形の反射器のほぼ焦点の領域に配置されている。ハロゲンランプはランプの主放射方向でキャップによってカバーされており、該キャップは2つのグリップ片によって反射器縁部に保持されている。カバーキャップは主放射方向でのランプの直接的な光放射を妨げるものである。
【0003】
公知のランプは規定された放射角、例えばほぼ8°の範囲の極めて狭い放射角若しくは広がり角を有していて、建物表面若しくは対象物に対して比較的長い距離からも、強調して照明するために照準の定められた照明若しくはスポット照明を可能にしている。公知のランプは、一般的に商店照明(ショップイルミネーション[shop illumination])の領域で使用されている。
【0004】
本発明の課題は、公知のランプから出発して耐用年数の高いランプを提供することである。
【0005】
前記課題を解決するために本発明では請求項1の構成に基づき、光源は、少なくとも1つのLEDによって形成されていて、かつ反射器の内面から離間して配置されており、前記LEDの少なくとも1つの機能部材、殊に前記LEDの少なくとも1つの電圧供給導体及び/又は前記LEDのための少なくとも1つの冷却薄板は、少なくとも部分的に実質的に光出口平面に沿って延びていて、若しくは少なくとも部分的に光出口平面の、反射器とは逆の側に配置されている。
【0006】
本発明の原理は、公知のハロゲン白熱電球(halogen incandescent lamp)の代わりに光源としてLEDを設けることにある。これによって、従来のランプに比べて複数倍の耐用年数を達成するようになっている。請求項1に記載の「LED」は、1つのLED・モジュール(LED module)、例えば1つのLED・チップ(LED chip)を意味するものであり、LED・モジュール若しくはLED・チップは単数若しくは複数のLED(light emitting diodes 発光ダイオード)を含むものである。
【0007】
LEDを反射器の内面から離間して配置した本発明に基づく手段は、反射器の実質的に開口部なしの構造、つまり中断されることのない連続的な構造を可能にするものである。公知技術のランプにおいては白熱電球は反射器の頂点の領域で反射器を貫通して、反射器に取り付けられているのに対して、本発明ではLEDの取り付けは反射器の縁部領域で、実質的にランプの光出口平面に沿って延びる機能エレメントによって行われるようになっている。さらに本発明に基づき、電力供給通路、つまり電圧供給導体を実質的にランプの光出口平面の領域に延在させることができる。冷却体若しくは冷却部材、例えば冷却ブロック(cooling block)若しくは冷却薄板も、光出口平面の、反射器と逆の側に若しくはLEDの、反射器と逆の側に配置されていてよい。
【0008】
本発明の記載の機能部材は、例えばLEDのための冷却体、LEDのための電圧供給導体、LEDのための取り付け部材若しくは固定部材、並びにLED・ユニットの構成部分、例えばチップ本体を意味しており、取り付け部材若しくは固定部材はLEDを反射器に対して取り付けるために用いられるものである。
【0009】
本発明に基づくランプによって、光をさえぎるという問題は解決されており、それというのはLEDから放出された光は、妨げられることなしに反射器の内面に当たり、そこで適切に反射されて、放射されるからである。本発明では反射器の頂点の領域には、反射器面を減少させてしまうような構成部分は配置されていない。LEDを反射器の頂点領域から離間して配置することによって、反射器の内面と本来の光源との間に構成要素のない空間を形成してある。
【0010】
LEDのための取り付け部材も冷却体及び電圧供給導体も、反射器開口部の領域に、これらの構成部材が反射器開口部からの光束全体の妨げのない通過を可能にするように配置されている。反射器開口部の領域に配置された機能部材は、LEDを反射器の頂点領域に配置した場合によりも光を極めてわずかしかさえぎらない。
【0011】
さらに本発明に基づき、LED・ユニットの簡単かつ効果的な冷却も可能になっており、この場合に冷却体は同じく反射器の頂点から離間して配置されている。例えば中実の冷却ブロックとして形成された冷却体は、LED・ユニットの、反射器と逆の側に配置されていて、該冷却体のコンパクトな構造及び中央の配置に基づき光の出口をほとんどわずかしか妨げていない。さらに、冷却薄板若しくは冷却プレートとして形成された冷却体は、LED・ユニットから反射器の縁部に延びており、この場合に該冷却体(冷却薄板若しくは冷却プレート)は該冷却体の光出口平面へ投影された横断面積が、反射器開口部の開口面全体に比べて無視できるほどに小さく、したがってランプからの光の放出を極めてわずかしか妨げないようになっているものである。
【0012】
本発明の原理は、幾何学寸法の所定の大きな構成部材を反射器の頂点領域に配置するのではなく、該構成部材を反射器開口部の領域に配置して、該構成部材の光放射に影響のある横断面積(光出口平面へ投影された横断面積)の、反射器開口部の開口面全体に対する割合を小さくたもつことにあり、頂点の領域への構成部材の配置は大きな光損失を生ぜしめることになるからである。
【0013】
本発明に基づき用いられるLED若しくはLED・ユニット、つまり単数若しくは複数のLEDから成る1つの構成要素は極めてわずかな構成スペースしか必要とせず、その結果、光を大きくさえぎることなく反射器の頂点若しくは頂点領域内への配置を可能にするものである。
【0014】
機能部材を実質的に光出口平面に沿って、若しくは光出口平面の、反射器と逆の側に配置する場合に、機能部材は有利には反射器の頂点領域からできるだけ隔てられた箇所に配置され、つまり有利には反射器の自由な縁部若しくは端面の領域、すなわち反射器の開口部の領域に配置されている。
【0015】
請求項1に記載されたランプは、機能エレメントを反射器開口部からわずかに離間して配置して成る実施態様も含むものである。該実施態様において、さらに本来の、例えば放物面形の反射器に対応して、自由な1つの縁部区分を設けることも可能であり、該縁部区分(舌状区分)は実質的に付加的な機能、例えば光反射機能若しくはライトガイド機能を有するものではなく、もっぱら例えば反射器固定のため若しくは光束拡散制限のための反射器延長部を成すものである。この場合には、本発明で意味する光出口平面は本来の反射器開口部からわずかに離間されている。
【0016】
本発明で指向性の光分布は、狭い領域へ放たれる放射、つまり広がらない放射若しくは光線の互いに極めて平行な放射を意味しており、このような放射は放物面形の反射器(パラボラ反射器)を必要としている。さらに、指向性の放射は集中する放射を意味しており、このような放射は楕円形の反射器を必要としており、楕円形の反射器の反射面は楕円区分の曲線によって形成されている。この場合にも反射器は回転対称的に構成されている。
【0017】
さらに本発明で指向性の光分布は、反射器の内面の任意の表面パターン若しくは表面構造、例えばプリズム構造体若しくは類似のものによって得られる光分布も意味するものである。このような表面パターンは例えば自動車用ヘッドライトの分野で知られていて、多面体と呼ばれている。
【0018】
反射器の内面は、互いに異なる反射器輪郭を形成するために区分けされていてよい。
【0019】
本発明に基づくランプは、照明器具側のランプホルダーへの取り付けのための口金を有している。口金は、例えば前記のHALOSPOT 111によって公知でありかつランプの軸線方向の端部区分を形成する従来の構造の口金であってよい。異なる実施態様では、ランプの照明器具側の固定は、反射器縁部の領域に配置された固定部材を用いて行われるようになっており、該固定部材は照明器具側の固定部材と協働する、例えば照明器具側の固定部材内に差し込まれるようになっている。固定部材は固定リング或いは組み付けリング、若しくは類似のものによって形成されていてよい。本発明でランプの口金は、照明器具側の固定部材と協働するランプ側の固定領域若しくは装着領域、例えば差込領域を意味する。
【0020】
本発明に基づくランプの口金は、照明器具側の接続接点(対向接続接点)との接続のための電気的な接続接点、例えば口金に配置された接続接点ピンを含んでおり、このような接続接点ピンは、前記のHALOSPOT 111の接続接点ピンに相当するものである。別の実施態様ではランプは、LED・ユニットと電気的に接続(結合)された接続片(接続端子又は接続ラグ[connection lug])若しくは接続接点を有しており、該接続片若しくは接続接点は特に直接的な照明器具側のクランプ接続若しくはねじ込み接続を可能にするものである。このような機械的な固定は、例えば組み付けリングの挿入に続いて行われる。
【0021】
本発明の有利な別の実施態様では、機能部材は少なくとも部分的に反射器開口部から突出している。機能部材のこのような構成は、光束の妨げ若しくは遮蔽を小さくするために行われており、すなわち機能部材の、光出口平面へ投影される断面積は反射器開口部全体に対してわずかな割合であり、これに対して機能部材の、反射器開口部からの寸法、つまり機能部材の、光出口平面からほぼ反射器の中心縦軸線に沿って離反する方向へ、すなわち外側へ延びる寸法(幅寸法)は光放射に影響を及ぼすものではない。
【0022】
本発明の有利な別の実施態様では、LEDに対応して少なくとも1つの電圧供給導体を設けてあり、該電圧供給導体は実質的に光出口平面に沿って延びている。少なくとも1つの電圧供給導体のこのような配置は、LEDと口金の接続接点とをランプの縦中心軸線に沿って最短距離で電気的に接続するのではなく、一種の遠回りの通路(経路)によって電気的に接続するように行われており、前記遠回りの通路は、少なくとも1つの箇所で反射器縁部を取り囲む若しくは取り巻く導体区分、及び反射器の外周面に沿って案内された導体区分を含んでいる。このような手段は、実質的に貫通部若しくは開口部のない反射面を可能にしている。特に反射器の頂点領域に、電圧供給導体を通すための開口部を設けることはもはや不要になっている。
【0023】
電圧供給のために2つだけの電圧供給導体(電圧供給ライン)を設ける場合には、該両方の電圧供給導体は有利には実質的に光出口平面の領域で互いに逆向きに、つまり1つの直径線上を延びている。このような手段は、LEDの機能部材を含む構成ユニットと反射器との間の安定した結合を達成している。互いに異なる2つのLED、若しくは二種類のLED、例えば互いに色の異なるLEDを個別に制御するために、LED・ユニットに3つの電圧供給導体を設けてある場合には、3つの電圧供給導体は実質的に互いに120゜の角度間隔で光出口平面に沿って延びるように配置されていると有利である。
【0024】
例えば、互いに異なる少なくとも3つのLED、若しくは三種類のLED、例えば赤色のLED、緑色のLED及び青色のLEDを互いに個別に、つまり互いに独立して制御するために、4つの電圧供給導体を必要とする場合には、4つの電圧供給導体は実質的に互いに90゜の角度間隔で光出口平面に沿って延びるように配置されていると有利である。
【0025】
本発明の有利な実施態様では、ランプに設けられた少なくとも1つの電圧供給導体は、反射器開口部の縁部を取り囲み若しくは取り巻いている。本発明のこのような構成は、一面でランプの光放射が実質的に妨げられることなく、かつ他面でLEDと口金との間の確実かつ安定した電気的な接続若しくは結合が保証されていて、さらに簡単な組み立ての利点が得られるランプ構造を可能にしている。
【0026】
本発明の有利な別の実施態様では、反射器に対応して透明なカバー部材を配置してあり、該カバー部材は反射器開口部を閉鎖している。このようなカバー部材は、ランプの長い耐用年数にわたって清掃処置を不要とするものである。カバー部材は、LED・ユニットの受容のためにカバー部材のほぼ中央の領域、つまり反射器の縦中心軸線の領域に配置された受容部を除いて反射器開口部を完全に閉鎖していて、反射器内部へのほこり若しくは汚れ粒子の侵入を防止している。つまりカバー部材によって反射器内部は密閉されていて、メンテナンスフリーのランプ作動を可能にしている。
【0027】
本発明の有利な別の実施態様では、反射器に設けられる少なくとも1つの電圧供給導体は、カバー部材の、反射器と逆の側に配置されている。該実施態様ではカバー部材は電圧供給導体のための支持部材の機能も含んでいて、したがって反射器への電圧供給導体の簡単な取り付け若しくは固定を可能にしている。カバー部材は有利には直接に反射器の自由な縁部、つまり反射器開口部の縁部に結合され、例えば接着されている。別の実施態様では電圧供給導体は、別の機能部材を含む構成ユニットの一体の構成部分として形成されていてよく、カバー部材に取り付けられ若しくは直接に反射器に取り付けられている。カバー部材の、反射器と逆の側は構成ユニットのための支持面を形成していてよく、これによってランプ組み立て時の簡単な位置決めに役立てられるようになっている。
【0028】
本発明の有利な別の実施態様では、光出口平面の、反射器と逆の側に、若しくはカバー部材の反射器と逆の側につかみ部分を設けてある。つかみ部分(グリップ部分)は、例えば冷却体や電圧供給導体及び必要に応じて絶縁層若しくは絶縁体を含む1つの構成ユニットの構成部材若しくは構成部品であってよい。つかみ部分は、一面では反射器への前記構成ユニットの特に簡単な組み付けを可能にしている。他面においてつかみ部分は、ランプのための組み込みスペースが極めて小さい場合に、ランプを所定のランプホルダー内に差し込むために用いられて有利である。
【0029】
本発明の有利な別の実施態様ではLEDに対応して、熱排出のための少なくとも1つの冷却体若しくはヒートシンク(heat sink)を配置してある。本発明に基づくこのような構成は、ランプの耐用年数を増大するという利点をもたらすものである。
【0030】
本発明の有利な別の実施態様では、冷却体は反射器の頂点から離間して配置されている。冷却体のこのような配置は、反射鏡内部でLED若しくはLED・ユニットから放出された光の引き続くほぼ妨げのない光進行若しくは光放射を可能にしている。
【0031】
本発明の有利な別の実施態様では、冷却体は光出口平面及び/又はLEDの、反射器と逆の側に配置されている。本発明のこのような構成は、反射器の頂点からできるだけ離れた箇所への冷却体の位置決め若しくは設置を可能にするものであり、これによって反射器内でのほぼ妨げのない光進行に寄与している。
【0032】
本発明の有利な別の実施態様では、冷却体はコンパクトな若しくは密な冷却ブロック、殊に中実に形成された冷却ブロックによって形成されている。このような構成によって、冷却体の取り付けのために必要な構成スペースを小さく保つことができる。この場合に、冷却ブロックは反射器の縦中心軸線の領域で有利には光出口平面の、反射器と反対の側に、若しくはLEDの、反射器と反対の側に配置される。このような手段は、光放射をさえぎってしまう、つまり影を生ぜしめてしまうというような問題を著しく避けて、熱の対流を助成するものである。
【0033】
本発明の有利な別の実施態様では、冷却体は冷却薄板を含んでおり、冷却薄板は実質的に光出口平面に沿って延びている。該実施態様によって、冷却ブロックに比べて大きな表面積を得ることができ、このような大きな表面積は熱の対流若しくは熱排出、つまり放熱を促進するものである。さらに、反射器内でのほぼ妨げのない光反射の利点を維持して、冷却体、LED・ユニット、電圧供給導体及び反射器の安定した頑丈な配置を達成することができる。冷却薄板は、前に述べたつかみ部分を形成していてよい。さらに冷却薄板は、反射器へのLED・ユニットの取り付けのための構成ユニットの構成部分であってよい。冷却薄板は例えばLEDから、すなわち反射器開口部の中心点からほぼ反射器開口部の縁部まで延びていて、頑丈な結合のために、反射器開口部の縁部を半径方向で取り囲んで、若しくは取り付け部材と協働するようになっており、この場合に取り付け部材(固定部材)は、例えば予め組み立てられた構成ユニットと反射器との間接的な結合のために用いられクランプリング若しくは組み立てリングである。
【0034】
本発明の有利な別の実施態様では、反射器はほぼ一貫して、つまり中断することなく連続的に形成されている。反射器のこのような一貫した構造は、特に反射器の頂点の領域に与えられている。中断することなく一貫して形成された反射器は、妨げられることのない反射、つまり均一な光分布を達成している。さらに反射器、ひいてはランプ全体は簡単に製造され、かつ簡単に組み立てられる。
【0035】
次に本発明を図示の実施例に基づき説明する。図面において、
図1は、本発明に基づくランプの第1の実施例の概略的な断面図であり、
図2は、第2の実施例の図1の符号IIで示す箇所に相当する部分の拡大断面図であり、
図3は、図1のランプの図1の矢印IIIの方向で見た部分平面図であり、
図4は、図1のランプの、中心縦軸線を中心として図1の断面位置に対して90゜回動した位置(図3の断面線I−I及び断面線IV−IV、参照)で示す断面図であり、
図5は、図1乃至図4の実施例の概略的な平面図であり、
図6は、本発明に基づくランプの第3の実施例の概略的な平面図であり、
図7は、本発明に基づくランプの第4の実施例の概略的な平面図である。
【0036】
図面で全体を符号10で表すランプを、以下に詳細に説明する。図面において、同じ若しくは類似の部分には理解を容易にするために同一の符号を付けてあり、一部には小文字のアルファベットを加えてある。
【0037】
図1に明確に示してあるように、第1の実施例のランプ10は口金11を有しており、口金内に2つの接点ピン12a,12bを固定してある。接点ピンの数は、例として示してあるものであり、使用されるLEDの種類及びLEDの数量に依存して、特にLEDをどのように作動させるかに依存して選ばれるものである。ランプ10には、安定器として形成された電子式の制御装置(図示省略)も配置してある。安定器は有利には照明器具側に、つまりランプホルダ(図示省略)の、ランプ10と反対の側に配置されている。使用する接点ピンの形式も、必要な供給電圧に依存している。
【0038】
口金11は反射器13に結合されており、反射器は実施例ではほぼ放物面状に形成され、連続的なシェル構造を有している。反射器はランプ10の縦中心線Lを中心として回転対称に構成されていて、反射器13の頂部若しくは頂部領域27から離間して縦中心線Lの領域に位置する焦点若しくは焦点域32を有している。反射器内部33(図4)はほぼ空間である。
【0039】
反射器13は反射器開口部15を有しており、反射器開口部は反射器の縁部16によって画定されている。反射器開口部15は光出口平面Eを規定している。
【0040】
反射器13の焦点32の領域にLED・ユニット19を配置してあり、LED・ユニットは少なくとも1つのLED20,20a,20b,20cを有している。LED20,20a,20b,20cは、光を所定の方向xで反射器13のミラーコーティングされていていずれにせよ反射作用のある内面14に向けて放出するようになっている。単数若しくは複数のLED20,20a,20b,20cから放出された光は、反射器で進行方向を変えられ、すなわち反射されて、ランプ10からほぼ主放射方向Aに出て、発散が極めて小さい数度であるほぼ平行な集中光束を形成するようになっている。
【0041】
特に図1、図2及び図4から明らかであるように、ほぼ円板状のカバー部材17を設けてあり、カバー部材は中央に、LED・ユニット19の受容のための切欠き18を有していて、かつ外側の縁部領域22でもって反射器13の縁部領域16に結合されている。反射器内部33はカバー部材17によって実質的に完全に密閉されている。カバー部材17は透明な材料、例えばアクリルグラスのような透明なプラスチックから成っていて、平滑な平面若しくはパターン形成された平面を有している。
【0042】
LED・ユニット19は例えばLED・チップ、つまり支持体モジュールであり、LED・チップは少なくとも1つのLEDを有していて、該LEDのための電気的な接続接点を備えている。少なくとも1つのLED20に作動電圧を供給するために、少なくとも2つの電圧供給導体21a,21bを必要としている。電圧供給導体(電圧供給ライン)は図示の実施例ではLED・ユニット19の光出口平面Eに沿って反射器13の縁部16に向けて導かれている。電圧供給導体21a,21bは直接にカバー部材17に接触している。
【0043】
電圧供給導体は図示省略の別の実施例では、カバー部材17内に統合された構成部分として形成されていてよい。
【0044】
特に図1及び図2に示してあるように、電圧供給導体21a,21bはカバー部材17の縁部領域22及び反射器13の縁部領域16を取り囲んで、若しくは取り巻いて接続片(接続ラグ)23内へ移行している。接続片23と口金11の接点ピン12a,12bとの接続のために、電圧供給導体の後方の区分24(若しくは24a,24b)を設けてある。電圧供給導体の後方の区分24,24a,24bは、反射器13の、LED・ユニット19と逆の側を延びていて、図1には概略的に示してある。例えば導線区分の埋め込みに用いられるプラスチック製のスリーブ部材21若しくは絶縁層を設けてあってよく、スリーブ部材若しくは絶縁層は、電圧供給導体区分24,24a,24bに自由にアクセスできないように、つまり電圧供給導体区分を露出させないように役立っている。
【0045】
本発明の第2の実施例を図2に概略的に示してあり、この場合にランプの図1に示す口金11は省略してある。図1に示す後方の電圧供給導体区分24a,24bも不要になっている。ランプは、クランプリング若しくは組み付けリング31を用いて、照明器具側で直接に所定の取り付け箇所(図示省略)に固定されるようになっている。図2に符号24で示す屈曲された接続片は、差込接点(プラグ接点)若しくはねじ込み接点(スクリュー接点)として形成されていてよく、直接に照明器具側の対応する接続導体若しくは接続接点と協働するようになっている。一般的にランプの組み付けに際してランプ10は、まず例えばねじ込み結合によって電気的な接続を行われ、次いでクランプリング若しくは組み付けリング31によって照明器具側に固定される。本発明で用いている用語の口金には、ランプ10のクランプリング若しくは組み付けリング31も含まれる。
【0046】
すべての実施例において重要なこととして、電圧供給導体21a,21bは光出口平面Eの領域を延びていて、これによって反射器開口部15に対してわずかな割合の面積しか占めておらず、反射器内部33内での光反射を妨げないようになっている。
【0047】
LED20から放出された光の光線進行は図4に破線の矢印によって概略的に示してある。
【0048】
さらに異なる点として、LED・ユニット19に対応して、冷却ブロック29として形成された冷却部材若しくは冷却薄板30a,30b,30c,30dとして形成された冷却部材を配設してあり、該冷却部材はLED・ユニット19の、反射器13と逆の側に、及び/又は光出口平面Eの、反射器13と逆の側に配置されている。図1及び図2に示す実施例には1つの冷却ブロック29を設けてあり、該冷却ブロックはほぼバルブ(bulb)状若しくはピストン状に形成されていて、本来のLED・チップ19から主放射方向Aで、すなわち実質的にランプ10の縦中心軸線Lに沿って外側へ、つまり反射器に対して離反する方向へ延びている。したがってLED・チップ19及び冷却ブロック29の、光出口平面Eに投影される面積は、小さく保たれている。従来技術のLED・チップは1つの平面で広い面積を占めており、それというのは冷却面をLED・チップが延びている前記平面内に沿って配置してあるからであるのに対して、本発明では冷却ブロック29の取り付けはLED・チップのコンパクトな構造に基づき、光出口平面を著しく妨げることなしに可能である。この場合にLED・チップの構成変更は任意に可能である。従来のLED・チップ装置におけるLEDと冷却面との結合のための手段を用いることも可能である。例えば冷却ブロック29は、LEDの作動時に発生する熱をLED・チップ19の背面から排出するようになっていてよい。別の結合も考えられる。
【0049】
商品名「Lumiled」で市販されているLED・チップユニットをLED・チップ19として用いることも有利であり、この場合には作動時にLEDから発生する熱の排出は、チップ本体から冷却部材へ簡単に可能である。
【0050】
図1にはさらに2つの冷却薄板30a,30bの配置も示してあり、該冷却薄板はウエブ状若しくはリブ状にLED・チップ19から反射部材13の縁部16に向かって延びている。これに関連して付言すると、図示の実施例には冷却薄板30a,30bも冷却ブロック29も設けてある。このことは例として示してあることを意味している。別の実施例では、1つの冷却ブロックだけ若しくは単数若しくは複数の冷却薄板を備えたランプも可能である。
【0051】
図示の実施例では冷却薄板30aは、中央側若しくは内側の接触面35でもって、冷却ブロック29の外周面36に接触していて、熱伝導のための熱伝導ブリッジを形成している。このような手段は実施例として挙げてあるのであり、冷却薄板30a,30bとLED・チップ19との別の接触手段も可能である。
【0052】
冷却薄板30a,30b,30c,30dは表面積を拡大しており、これによって極めて効果的な冷却及び発生した熱の周囲への対流を達成している。
【0053】
冷却薄板30a,30bは、ランプ10の放射方向Aで見て、電圧供給導体21a,21b,21c,21dと合致して、つまり重ね合わせて配置されている。このことは図5乃至図7の実施例でさらに述べることにする。冷却薄板及び電圧供給導体の占める断面積、すなわち冷却薄板及び電圧供給導体の、光出口平面Eへ投影された面積は、反射器開口部15の面積に対して極めてわずかな割合であると有利である。
【0054】
特に図2から明らかなように、電圧供給導体21aと対応する冷却薄板30aとの間に絶縁層28若しくは絶縁体を配置してある。絶縁層若しくは絶縁体は、両方の構成部材間の電気的な分離のために用いられている。
【0055】
別の実施例(図示省略)では、各冷却薄板30a,30b,30c,30dと対応する各電圧供給導体21a,21b,21c,21dとを互いに電気的に結合することも可能である。このような実施例では絶縁体28は省略される。しかしながら、図示の前述の実施例では、冷却薄板30a,30b,30c,30dと電圧供給導体21a,21b,21c,21dとの間の電気的な分離、つまり電気絶縁を必要としているものである。
【0056】
さらに図2に示してあるように、図示の実施例ではクランプリング又は組み付けリングとして形成されている固定部材31を設けてあり、該固定部材はLED・ユニット19、冷却部材29,30a,30b,30c,30d、絶縁体28及び電圧供給導体21a,21b,21c,21dを、反射器13と一緒に照明器具に固定するようになっている。これに関連して、LED・ユニット19、冷却部材29,30a,30b,30c,30d、絶縁体28及び電圧供給導体21a,21b,21c,21dのいくつかによって、若しくはこれらのすべてによって、予め組み立てられた共通の1つの構成ユニットを形成していてよい。付言すると、クランプリング又は組み付けリング31も予め前記構成ユニットに結合されて、次いで口金11の代わりに照明器具に結合されるようになっていてよい。
【0057】
実施例では、前述のすべての構成部材は取り扱いやすい1つの構成ユニット若しくはモジュールに結合されている。クランプリング31に、接続片23のための切欠き37(特に図3、参照)を設けてあってよい。
【0058】
付言すると、冷却薄板30a,30b,30c,30dはつかみ部分若しくはグリップ部分を成している。ランプ10は、完全に組み立てられた状態では冷却薄板をつかんで取り扱われて、簡単に組み付けられる。
【0059】
冷却薄板は、特に図5、図7及び図1に示してあるように幅を狭く構成されているものの、放射方向Aで比較的大きな高さ(幅)を有している。このような構成寸法は、冷却薄板のつかみを容易にするものの、光の放射をそこなうものではない。
【0060】
図5乃至図7はランプの、必要な電圧供給導体の数に依存した種々の構造の実施例の平面図である。図5に示してあるように、1つのLED若しくは、もっぱら一種類のLED或いは、複数のLEDから成る1つのグループ(群)を設けてある場合には、2つの電圧供給導体21a,21bを設けてあり、該電圧供給導体は互いに相対して、すなわち互いに1つの直径線に沿って延びている。図6は、互いに異なって制御可能な2つのLED若しくは、LEDから成る互いに異なって制御可能な2つのグループを備えた装置を示しており、この場合には少なくとも3つの電圧供給導体は、両方のLED若しくはグループを互いに個別に制御できるようにするために回路技術に基づき必要とされるものである。有利な配置では、3つの電圧供給導体は互いに120°の角度間隔で配置されて光出口平面Eに沿って延びている。
【0061】
図7は第3の実施例を示しており、該実施例では3つのLED(例えば、赤と緑と青)若しくは、LEDの3つのグループを設けてあり、3つのLED若しくは3つのグループは互いに個別に、つまり互いに独立して制御可能になっている。このために4つの電圧供給導体を設けてあり、該電圧供給導体は互いに90°の角度間隔をなして配置されている。
【0062】
前に述べてあるように、図5乃至図7の実施例は放熱用の冷却薄板30a,30b,30c,30dをも備えており、該各冷却薄板は対応する各電圧供給導体21a,21b,21c,21dと合致して、つまり対応する各電圧供給導体と重ね合わせて(一列を成して)配置されている。これによって、電圧供給導体若しくは冷却薄板30a,30b,30c,30dの投影された面積(光出口平面E上への投影面積)は、光出口平面E内にある反射器開口部全体の面積に対して極めてわずかな割合である。したがって光は、ほとんど遮られることなしに放出される。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明に基づくランプの第1の実施例の概略的な断面図
【図2】第2の実施例の、図1の符号IIで示す箇所に相当する部分の拡大断面図
【図3】図1のランプの図1の矢印IIIの方向で見た部分平面図
【図4】図1のランプの、中心縦軸線を中心として図1の断面位置に対して90゜回動した位置で示す断面図
【図5】図1乃至図4の実施例の概略的な平面図
【図6】本発明に基づくランプの第3の実施例の概略的な平面図
【図7】本発明に基づくランプの第4の実施例の概略的な平面図
【符号の説明】
【0064】
10 ランプ、 11口金、 12a,12b 接続ピン、 14 内面、 13 反射器、 15 反射器開口部、 16 縁部、 17 カバー部材、 18 切欠き、 19 LED・ユニット、 20,20a,20b,20c LED、 21a,21b,21c,21d 電圧供給導体、 22 縁部領域、 23 接続片、 24,24a,24b 区分、 27 頂点、 28 絶縁層、 29 冷却ブロック、 30a,30b,30c,30d 冷却薄板、 31 クランプリング又は組み付けリング、 32 焦点、 33 反射器内部、 35 接触面、 36 外周面、 37 切欠き、 A 主放射方向、 E 光出口平面、 L 縦中心線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプ(10)であって、照明器具に取り付けるための少なくとも1つの口金(11)を含んでおり、湾曲された、殊に放物面状でかつ実質的に回転対称の反射器(13)を備えており、該反射器の焦点(32)若しくは焦点領域に、前記ランプ(10)の指向性の、例えば狭い領域に放射される光分布の形成のために光源を配置してあり、この場合に前記反射器は1つの反射器開口部(15)を有しており、該反射器開口部は前記ランプ(10)の光出口平面(E)を規定している形式のものにおいて、光源は少なくとも1つのLED(20,20a,20b,20c)によって形成されていて、かつ反射器の内面(14)から離間して配置されており、前記LEDの少なくとも1つの機能部材、殊に前記LEDの少なくとも1つの電圧供給導体(21a,21b,21c,21d)及び/又は前記LEDのための少なくとも1つの冷却体(29,30a,30b,30c,30d)は、少なくとも部分的に光出口平面(E)に沿って延びていて、若しくは少なくとも部分的に光出口平面(E)の、反射器(13)とは逆の側に配置されていることを特徴とするランプ。
【請求項2】
LEDの機能部材(21a,21b,21c,21d,29,30a,30b,30c,30d)は、少なくとも部分的に反射器開口部(15)から外側へ突出している請求項1に記載のランプ。
【請求項3】
LEDに対応して、少なくとも1つの電圧供給導体(21a,21b,21c,21d)を配置してあり、該電圧供給導体は光出口平面(E)に沿って延びている請求項1又は2に記載のランプ。
【請求項4】
LEDのための2つの電圧供給導体(21a,21b)を設けてあり、該電圧供給導体は実質的に互いに1つの直径線上を延びている(図3及び図5)請求項3に記載のランプ。
【請求項5】
LEDのため、殊に少なくとも2つのLED(20a,20b)を備えた1つのLED・ユニット(19)のための3つの電圧供給導体(21a,21b)を設けてあり、該電圧供給導体は光出口平面(E)上に互いに120°の角度間隔で配置されている(図6)請求項3に記載のランプ。
【請求項6】
LEDのため、殊に少なくとも3つのLEDを備えた1つのLED・ユニット(19)のための4つの電圧供給導体(21a,21b,21c,21d)を設けてあり、該電圧供給導体は光出口平面(E)上に互いに90°の角度間隔で配置されている(図7)請求項3に記載のランプ。
【請求項7】
少なくとも1つの電圧供給導体(21a,21b,21c,21d)を設けてあり、該電圧供給導体は反射器開口部(15)の縁部(16)を取り囲んで延びている請求項1から6のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項8】
反射器(13)に対応して透明なカバー部材(17)を配置してあり、該カバー部材は反射器開口部(15)を閉鎖している請求項1から7のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項9】
カバー部材(17)は実質的に円板状に形成されている請求項8に記載のランプ。
【請求項10】
カバー部材(17)は、LED(19,20,20a,20b,20c)の受容のための中央の開口部(18)を有している請求項8又は9に記載のランプ。
【請求項11】
少なくとも1つの電圧供給導体(21a,21b,21c,21d)を設けてあり、該電圧供給導体はカバー部材(17)の、反射器(13)とは逆の側に配置されている請求項8から10のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項12】
光出口平面(E)の、反射器(13)とは逆の側につかみ部分(30a,30b,30c,30d)を設けてある請求項1から11のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項13】
LED(20a,20b,20c)に対応して、熱排出のための少なくとも1つの冷却体(29,30a,30b,30c,30d)を配置してある請求項1から12のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項14】
冷却体(29,30a,30b,30c,30d)は、反射器(13)の頂点(27)から離間されている請求項1から13のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項15】
冷却体(29,30a,30b,30c,30d)は、光出口平面(E)及び/又はLEDの、反射器(13)とは逆の側に配置されている13又は14に記載のランプ。
【請求項16】
冷却体は密度の高い冷却ブロック(29)、殊に中実に形成された冷却ブロックを有している請求項13から15のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項17】
冷却体(29)は、実質的に反射器(13)の縦中心軸線(L)の領域に配置されている請求項16に記載のランプ。
【請求項18】
冷却体(29)は、冷却薄板(30a,30b,30c,30d)を含んでおり、該冷却薄板は光出口平面(E)に沿って延びている請求項13から17のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項19】
冷却薄板(30a,30b,30c,30d)はLED(20,20a,20b,20c,20d,20e)から反射器開口部(15)の縁部(16)まで延びている請求項18に記載のランプ。
【請求項20】
反射器(13)は連続して形成されている請求項1から19のいずれか1項に記載のランプ。
【請求項21】
反射器(13)は反射器の頂点(27)の領域を開口部なしに形成されている請求項1から20のいずれか1項に記載のランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−526605(P2007−526605A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−501109(P2007−501109)
【出願日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【国際出願番号】PCT/DE2005/000369
【国際公開番号】WO2005/085706
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(390009472)パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング (152)
【氏名又は名称原語表記】Patent−Treuhand−Gesellschaft fuer elektrische Gluehlampen mbH
【住所又は居所原語表記】Hellabrunner Strasse 1, Muenchen, Germany
【出願人】(504262410)
【Fターム(参考)】