説明

リップ付き逆止弁

【課題】ポリエチレンフィルムを溶断シール加工し、空気や液体等の逆流を防ぐ効果を持たせた逆止弁に関するもので、逆止弁上部にリップを付けることにより開きやすくする逆止弁を提供する。
【解決手段】リップ付き逆止弁1にシール部2、溶断シール部3、シート部4、折り返しシート部5を設け、シート部4とシート部5にシール部2、溶着シール部3を設け、シート部4に印刷部を設けることにより、シート部4とシート部5の間から空気を注入し逆止弁としての効果をもたせることを特徴としたリップ付き逆止弁。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエチレンフィルムを溶断シール加工し、気体や液体等を袋に注入した際に気体や液体等の逆流を防ぐ逆止弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の逆止弁は気体や液体等を注入する際、2枚のシートを開き注入口にノズルやストローを差し込むのが困難であり、また2枚のシートの空気注入口が平行になっているので同様に差し込むのが困難であったのでこの課題を解決する方法が望まれていた。
【発明の開示】
【0003】
リップ付き逆止弁1にシール部2、溶断シール部3、シート部4、折り返しシート部5を設け、シート部4とシート部5にシール部2、溶着シール部3を設け、シート部4に印刷部6を設けることにより、シート部4とシート部5の間から空気を注入し逆止弁としての効果をもたせることを特徴としたリップ付き逆止弁。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする課題は、従来の逆止弁は2枚で構成されたフィルムに上部が平行に作られている為、ストロー等の道具を逆止弁に差し込む際、入り口部分を開くのが困難であり、ストロー等の道具を簡単に容易に使用出来る逆止弁の開発が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決する手段として、リップ付き逆止弁1にシール部2、溶断シール部3、シート部4、折り返しシート部5を設け、シート部4とシート部5にシール部2、溶着シール部3を設け、シート部4に印刷部6を設けることにより、シート部4とシート部5の間から空気を注入し逆止弁としての効果をもたせることを特徴としたリップ付き逆止弁。以上のように構成されたリップ付き逆止弁を提供する。
【発明の効果】
【0006】
以上説明した様に本発明によれば、逆止弁注入口にリップを付け、リップの短い部分を2重に構成することにより、ストロー等の道具を容易に入れやすくすることが可能になった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図を用いて本発明の実施の形態を説明する。リップ付き逆止弁1にシール部2、溶断シール部3、シート部4、折り返しシート部5を設け、シート部4とシート部5にシール部2、溶着シール部3を設け、シート部4に印刷部6を設けることにより、シート部4とシート部5の間から空気を注入し逆止弁としての効果をもたせることを特徴としたリップ付き逆止弁。
【0008】
図1は、本発明の平面図を表したものである。シート部4の長さに対し折り返しシート部5を短く設定することにより、シート部4と折り返しシート部5の間にストロー等の道具を容易に差し込むことが可能になった。また折り返しシート部5を2重にすることにより折り返しシート部5に腰を持たせることが可能になり、より入れやすくすることが可能になった。
【産業上の利用可能性】
【0009】
本発明は、空気や液体等の逆流を防ぐ効果を持たせる逆止弁に関する発明である。従来の逆止弁は2枚のシートが平行に構成されていた為、入り口部分が開きづらく誰でも容易に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】本発明の斜視図である。
【符号の説明】
【0011】
1 リップ付き逆止弁
2 シール部
3 溶着シール部
4 シート部
5 折り返しシート部
6 印刷部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リップ付き逆止弁1にシール部2、溶断シール部3、シート部4、折り返しシート部5を設け、シート部4とシート部5にシール部2、溶着シール部3を設け、シート部4に印刷部6を設けることにより、シート部4とシート部5の間から空気を注入し逆止弁としての効果をもたせることを特徴としたリップ付き逆止弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−159867(P2010−159867A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−23072(P2009−23072)
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(000146870)株式会社森田エンタープライズ (6)
【Fターム(参考)】