説明

リポソーム中に捕捉されたドキソルビシンによる進行卵巣癌を処置する方法

初回の白金/パクリタキセル基剤の化学療法後に臨床的に規定された完全な反応を達した進行上皮卵巣癌患者を処置する方法が記載される。該方法はリポソーム中に捕捉されたドキソルビシンのような化学療法剤を投与する方法を伴なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載される主題は白金/パクリタキセル−基剤の化学療法で以前に処置された被験者における進行卵巣癌を処置する方法に関する。より特定すると、主題はリポソームに捕捉されたドキソルビシンによる処置経験患者における進行卵巣癌を処置する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
卵巣癌は婦人科の悪性腫瘍を有する患者における死亡の主因である。2005年の算定発症率及び死亡率はそれぞれ、22,220及び16,210である(非特許文献1参照)。進行上皮卵巣癌と診断された大部分の婦人は、白金/パクリタキセル化学療法に対し臨床的に規定される反応を示すであろう(非特許文献2参照)。総合的反応率は最適以下に(suboptimally)切除された疾患を有する患者に対して、約30〜50%の完全な臨床的反応率を伴なって70%を超えることができる(非特許文献3及び4参照)。不幸なことには、これらの反応は疾患の再発を示す大部分の患者には持続性ではない(非特許文献3、4及び5参照)。
【0003】
進行上皮卵巣癌を有する患者の結果及び予後を改善するための幾つかの戦略が探求されてきた。しかし、ランダム試験によりこれらの患者における長期の化学療法による総合的生存性の利点は示されず、そして更なるサイクルの化学療法は著しい毒性を伴なった(非特許文献6、7及び8参照)。初回の反応を強化し、疾患不在期間を延長するために、標準的化学療法に対する完全な臨床的反応を有する患者に対する処置計画を提供することが望ましい。
【0004】
乳房、卵巣、膀胱及び甲状腺のような多発性充実性腫瘍に使用されてきたアンスラサイクリン抗生物質のドキソルビシンは広域の抗癌作用を有する。ドキソルビシンの従来の調合物は血流から急速に消失し、大きい分配容量を有する。リポソームに捕捉されたドキソルビシン、Doxil(R)は薬剤の増加した血液循環時間を提供し、正常組織への非特異的送達を減少し、そして毒性の原因となる高い血漿レベルを回避する。これらの薬理学的作用は、多数の腫瘍の異常に透過性の血管の特徴により、より高い薬剤レベルを結果的に溢血により腫瘍に対する特異性を改善する。リポソーム捕捉ドキソルビシンDoxil(R)は第1又は第2ラインの薬剤として上皮卵巣癌に活性を示した(非特許文献9、10及び11参照)。
【0005】
進行卵巣癌を有する患者における初回の白金/パクリタキセル−基剤の化学療法に対して臨床的に規定された完全な反応の達成後の強化法がまだ必要である。
【0006】
関連分野の以上の例及びそれに関連した限定は具体的に示すことが意図され、除外することは意図されない。関連分野のその他の限定は明細の読破及び図面の検討により当業者には明白になるであろう。
【0007】
【非特許文献1】Jemal A.,et al.,CA Cancer J.Clin.,55(1):10−30(2005)
【非特許文献2】Cannistra,S.A.,N.Eng.J.Med.,351(24):2519−29(2004)
【非特許文献3】McGuire,W.P.et al.,N.Engl.J.Med.,334(1):1−6(1996)
【非特許文献4】Muggia,F.M.,et al.,J.Clin.Oncol.,18(1):106−15(2001)
【非特許文献5】Ozols,R.F.,et al.,J.Clin.Oncol.,21(17)3194−200(2003)
【非特許文献6】Hakes,T.B.,et al.,Gynecol.Oncol.,45(3):284−9(1992)
【非特許文献7】Bertelsen,K.et al.,Gynecol.Oncol.,49(1):30−36 91993
【非特許文献8】Lambert et al.,Int.J.Gynecol.Cancer,5(1):41(1995)
【非特許文献9】Gordon,A.N.et al.,Gynecol.Oncol.,95(1):1−8(2004)
【非特許文献10】Rose,P.G.et al.,Abstract No.1531,ASCO 2000
【非特許文献11】Gibbs et al.Abstract No.1539,ASCO 2000
【発明の開示】
【0008】
簡単な要約
以下に記載され、説明される以下のアスペクト及びそれらの態様は例示であり、具体的な説明であることを意味し、範囲を限定することを意味しない。
【0009】
1つのアスペクトにおいて、白金/パクリタキセル−基剤の化学療法で以前に処置され、そしてこのような処置に規定の完全な反応を有する患者における進行卵巣癌の処置法が提供される。該方法は、場合により親水性ポリマー鎖の外面コーティングを有する、リポソーム中に捕捉されたアンスラサイクリンを投与する方法を含んでなる。
【0010】
もう1つのアスペクトにおいて、進行卵巣癌と診断された患者の強化処置法が提供される。該戦略は、白金/パクリタキセル−基剤の化学療法で患者を処置して完全な反応を達成し、次に、場合により親水性ポリマー鎖の外面コーティングを有する、リポソーム中に捕捉されたアンスラサイクリンで患者を処置する方法を含んでなる。
【0011】
前記の典型的アスペクト及び態様に加えて、図面を参照し、以下の説明の研究により更なるアスペクト及び態様が明白になるであろう。
【0012】
詳細な説明
前記のように、細胞縮小手術及び/又は白金/パクリタキセル−基剤化学療法に対する初期の完全な反応にも拘わらず、進行上皮卵巣癌を有する大部分の患者は疾患の再発を経験する。本発明の処置法は、最適以下の切除疾患及び初期の化学療法に対する完全な臨床的反応を有する患者が総合的生存時間を延長するためにリポソーム中に捕捉されたアンスラサイクリンで処置することができるという発見に基づく。
【0013】
卵巣癌は、原発腫瘍(T)の程度、近隣のリンパ節(N)への転移の不在又は存在、及び遠位の転移(M)の不在又は存在を説明するAJCC/TNMシステムに従って段階を分類することができる。これはFIGOシステムと呼ばれる大部分の婦人科腫瘍学者により実施使用されるシステムに極めて類似する。本明細書で使用される「進行上皮卵巣癌」は段階III又は段階IVの卵巣癌を有する患者を意図する。より特定すると、そして1つの態様において、該用語はAJCC/TNM又はFIGOシステムのような承認された分類法に従って決定される段階IIIc又は段階IVの卵巣癌を有する患者を意図する。段階IIIの卵巣癌と診断された患者における癌は片方又は両方の卵巣に関与し、以下の1項又は
両項が存在する:(1)癌が骨盤を越えて腹部の内層に拡散した;(2)癌がリンパ節に拡散した。段階IIICの患者における癌は片方又は両方卵巣にあり、そして以下の1項又は両項が存在する:(1)癌がリンパ節に拡散した、及び(2)2cm直径を超える癌の沈着物(deposits)が腹部内に存在する。段階IVと診断された患者は片方又は両方の卵巣に癌を有する。遠位の転移(肝臓、肺又は、腹腔の外側に位置する他の器官の内部に癌の拡散)が起った。胸膜液(肺を囲む胸腔からの)中の卵巣癌細胞の発見も段階IV疾患の証拠である。
【0014】
進行卵巣癌と診断された患者は最初に手術及び化学療法で処置される。化学療法により破壊する必要がある癌細胞の数を減少するためにデバルク(debulking)手術を実施し、従って癌が化学療法に対する耐性を発達させる可能性を減少させる。本明細書で使用される「最適にデバルクされた(debulked)」患者は2cm以下、より好ましくは1cm以下の直径をもつ残留腫瘍を有する患者と定義される。「最適以下にデバルクされた」は約2cmを超える、より好ましくは約1cmを超える直径をもつ残留腫瘍、すなわち外科的デバルク後の腫瘍を意図する。
【0015】
最適でも最適以下も、外科的デバルク後の、段階III及び段階IVの卵巣癌患者の現代の処置プロトコールは、シスプラチン又はカルボプラチンのような白金化学療法剤を包含する化学療法を包含する。白金剤はタキサン(例えば、パクリタキセル)のような1種又は複数の化学療法剤と組み合わせて使用することができる。1つの態様において、白金基剤の化学療法の6コースを受けた患者が処置に選択される。
【0016】
外科的デバルク及び、白金基剤の薬剤からなる化学療法で処置された進行卵巣癌患者は完全な反応を達成することができる。臨床的に規定された完全な反応は、(i)最初の化学療法の完了後14日以内の、癌又は身体検査上で癌の証拠がないこと、(ii)最初の化学療法の完了後60日以内に腹部/骨盤のCTスキャン上で残留腫瘍の証拠がないこと、及び(iii)血液あるいは腹腔又は胸腔からの液体中で測定された35単位/mL以下の癌抗原−125(CA−125)レベル、を意図する。
【0017】
本明細書に記載される方法を支持して実施された研究において、以前に外科的デバルク及び白金基剤の化学療法で臨床的に規定された完全な反応に処置された進行卵巣癌を有する患者が処置に選択された。実施例1に詳述されるように、患者はpeg処理リポソームとも呼ばれるポリエチレングリコール(PEG)により代表されるような親水性ポリマー鎖の表面コーティングを有する、リポソーム中に捕捉されたドキソルビシンで処置された。大部分の患者が28日毎に1回投与されるリポソーム捕捉ドキソルビシンによる処置の4サイクルを完了し、そこですべての患者が予定された4サイクルのうち3サイクルを受けた。以下の表2は何の重大な毒性(等級4)を認めなかったことを示す。
【0018】
図1は強化剤としてのリポソーム捕捉ドキソルビシンにより処置後の総合的生存性を示す。患者は約15カ月の進行不在期間(PFI)を有した。結果は、リポソーム捕捉ドキソルビシンを使用する治療が許容できる毒性プロファイルを伴なう強化剤として十分に耐用性であり、そして進行卵巣癌患者における継続した反応をもたらしたことを示す。
【0019】
ドキソルビシンは典型的アンスラサイクリン化合物であり、そしてダウノルビシン、エピルビシン及びイダルビシンのような他のアンスラサイクリンが予想されることは認められるであろう。同様に、限定はされないが、親水性ポリマー鎖の外面コーティングの存在又は不在、存在する時に親水性ポリマー鎖を形成するポリマー、リポソームの2層を形成する脂質、を包含するリポソームのプラットホームの組成物は、広範に異なることができる。リポソームを形成するための種々の成分及び調製法は当該技術分野で周知である。
【0020】
更にリポソーム捕捉アンスラサイクリンの用量、投与計画及び投与経路は反応を最適化するために変えることができることは認められよう。用量は医学提供者にとって適すると見なされる、例示されたものを増加又は減少することができる。投与間の期間及び投与回数又は処置の「サイクル」も変えることができる。静脈注射は投与の好ましい経路であるが、送達のいずれの非経口法も予想される。
【実施例】
【0021】
以下の実施例は更に、本明細書に記載されるアスペクト及び態様を具体的に表し、どんな方法でも限定することは意図されない。
【0022】
実施例1
進行卵巣癌患者の処置
組織学的にFIGO段階IIIC又はIVの最適以下にデバルクされた上皮卵巣癌と確認された、及び白金/パクリタキセル基剤の化学療法の6サイクルに対して臨床的に規定された完全な反応を達成した29人の患者を選択した。臨床的に規定された完全な反応は、身体検査及びコンピュータによる断層写真の両方において疾患の証拠を示さず、そしてCA−125≦35単位/mLと定義される。すべての患者がZubrod基準により0〜2のパフォーマンス状態を有した。平均年齢は57(範囲46〜79)歳であった。原発(primary)細胞縮小手術時に、26人の患者がFIGO段階IIIC疾患を有し、3人の患者は段階IV疾患を有した。すべての患者は最適以下のデバルク疾患を有した。18人の患者は乳頭漿膜組織学(histology)、6人は子宮内膜様組織学、そして5人は混合組織学を有した。患者の統計は表1に要約される。
【0023】
【表1】

【0024】
患者は4サイクルに対し28日毎に40mg/mの1時間の注入用量でPEG処理リポソーム中に捕捉されたドキソルビシン(Doxil(R))を投与された。薬剤関連毒性に対しては25%の用量減少及び1〜2週間の処置の遅延を許した。患者は最初の2年間は3カ月毎に追跡され、次に疾患の論文作成(documentation)までは、6カ月毎に追跡された。患者は許容できない毒性に対しては処置から外された。進行不在期間(PFI)は、再発の日までの初回の白金/パクリタキセル基剤の化学療法の完了時からとして、計算した。生存性分析をKaplan−Meier法を使用して計算した。
【0025】
29人の評価可能な患者のうち23人(79%)がDoxil(R)による強化治療のすべての4サイクルを完了した。薬剤関連毒性のために14人の患者が25%の用量縮小を必要とした。用量縮小は等級2/3の手のひら−足裏赤色感覚異常症(erythro
dyesthesia(PPE))の11人の患者、等級3の骨髄抑圧の2人の患者そして等級2の粘膜炎の1人の患者に対して実施した。処置の遅延は8人の患者に必要であった(PPEのための5人、骨髄抑圧のための2人、ウイルス症状のための1人)。用量縮小又は処置の遅延を要した22人の患者中17人が強化治療の予定された4サイクルを完了したことは注目に値する。6人の患者は3サイクル後に処置を中止したが、すべての患者が少なくとも3サイクルの治療を受けた。5人の患者はPPEのために最後のサイクルを中止し、そして1人の患者は再発疾患のために治療を中止された。
【0026】
研究中の大部分の患者(83%)は合計54件の事象が記録されて、強化治療による軽度の毒性を経験した。事象は表2に要約される。すべての毒性は等級1〜3であり、等級4は記録されなかった。処置関連の死亡はなかった。もっとも一般的な毒性はPPE(n=16)であり、神経障害(n=9)、嘔気/嘔吐(n=9)、口内炎/粘膜炎(n=8)そして好中球減少症(n=4)であった。記録された54件の毒性のうちで、8件のみ(15%)が等級3であり、PPE(n=4)、骨髄抑圧(n=3)そして嘔気/嘔吐(n=1)であった。
【0027】
【表2】

【0028】
29人の評価可能な患者のうち、5人の患者は初回の化学療法の完了時から35カ月(範囲、16〜42カ月)の平均追跡を伴ない、臨床的に疾患の証拠を示さないままである。ほとんど80%の患者(29中23)が平均12カ月(範囲3〜30カ月)の再発時までの期間を伴なって再発した。生存性の分析は、15カ月の平均PFI及び62%(18/29)の2年の総合的生存年数(OS)を示した。総合的生存性は図1に示される。
【0029】
多数の典型的アスペクト及び態様を前記に考察したが、当業者は特定のそれらの改変物、置き換え物、付加物及び準組み合わせ物を認めるであろう。従って、以下の付記の請求項及び今後導入される請求項はすべてのこのような改変物、置き換え物、付加物及び準組み合わせ物をそれらの真の精神及び範囲内にあるものとして包含すると解釈される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】実施例1に詳述されるリポソーム被捕捉ドキソルビシンで処置された患者に対する月による総合的生存性を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リポソーム中に捕捉されたアンスラサイクリン化合物を投与することを含んでなる、最適以下にデバルクされた卵巣癌を有し、且つ白金化学療法薬剤で以前に処置された患者の処置方法。
【請求項2】
該投与することがリポソーム中に捕捉されたドキソルビシンを投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項3】
該投与することが少なくとも約28日毎に1回リポソーム被捕捉化合物を投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項4】
該投与することがリポソーム被捕捉化合物を投与の間に少なくとも約28日の投与間隔で、4回投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項5】
該投与することが親水性ポリマー鎖の表面コーティングを有するリポソームを投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項6】
該投与することがポリエチレングリコールポリマー鎖の表面コーティングを有するリポソームを投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項7】
該投与することが静脈内に投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項8】
該投与することがシスプラチン及びパクリタキセルを含んでなる化学療法プログラムで以前に処置された患者に投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項9】
該投与することが前記の以前の化学療法プログラムに対して完全な臨床的反応を有する患者に投与することを含んでなる、請求項8の方法。
【請求項10】
該投与することが進行卵巣癌を有する患者に投与することを含んでなる、請求項1の方法。
【請求項11】
該投与することが段階IIIC又は段階IVの卵巣癌を有する患者に投与することを含んでなる、請求項10の方法。
【請求項12】
リポソーム中に捕捉されたアンスラサイクリン化合物を投与することを含んでなる、進行卵巣癌と以前に診断され、最適以下にデバルクされ、且つ白金基剤の化学療法薬剤で以前に処置された患者の進行不在期間又は総合的生存性の改善方法。
【請求項13】
該投与することがリポソーム中に捕捉されたドキソルビシンを投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項14】
該投与する方法が親水性ポリマー鎖の表面コーティングを有するリポソームを投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項15】
該投与することが少なくとも約28日毎に1回、リポソーム被捕捉化合物を投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項16】
該投与することが投与の間に少なくとも約28日の投与間隔で、リポソーム被捕捉化合物を4回投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項17】
該投与することがポリエチレングリコールポリマー鎖の表面コーティングを有するリポソームを投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項18】
該投与することが静脈内に投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項19】
該投与することがシスプラチン及びパクリタキセルを含んでなる化学療法プログラムにより以前に処置された患者に投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項20】
該投与することが前記の以前の化学療法プログラムに対して完全な臨床的反応を有する患者に投与することを含んでなる、請求項19の方法。
【請求項21】
該投与することが進行卵巣癌を有する患者に投与することを含んでなる、請求項12の方法。
【請求項22】
該投与することが段階IIIC又は段階IVの卵巣癌を有する患者に投与することを含んでなる、請求項21の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2008−538584(P2008−538584A)
【公表日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−507989(P2008−507989)
【出願日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/015528
【国際公開番号】WO2006/116341
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(503073787)アルザ・コーポレーシヨン (113)
【Fターム(参考)】