説明

リモコン装置

【課題】リモコン装置の表示部に表示される機器の動作状況を表示する画面の文字表示を、使用者の分かりやすい表示に変更可能としたリモコン装置を提供する。
【解決手段】複数機器の運転状態や設定条件を表示する表示部2と、各種の運転指示を行う各スイッチを備えた操作部3とを設けたリモコン装置1で、前記表示部2に表示される内容を変更可能としたことにより、表示部2の暖房室表示14を使用者自身が分かりやすい表示に変更可能であるので、分かりやすい表示、例えば「台所」のように場所や「一郎」、「花子」の部屋など子供の名前にすれば、忘れることがなく確実に操作出来、安心して使用出来るものであり、どの部屋をどんな名前にしたかを忘れることなく、覚えておくことが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、給湯機等のリモコン装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種のリモコン装置では、給湯機の操作や表示の他に他の機器である浴室暖房機の制御も行うことで、使用者がわざわざ浴室まで行って操作する手間を省き、操作性の向上を図るものであった。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開2004−138355号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
又図3で示すように、3室の暖房状態を同時に表示すると共に、タッチパネル方式でその表示上で操作するものがあったが、このものでは、3室の暖房をそれぞれ「暖房A」、「暖房B」、「暖房C」と表示しているので、どの部屋を「暖房A」にするかは、設定の時に使用者自身が決めることであるが、いざ操作するとなるとどの部屋の暖房が「暖房A」なのか分かり難く、不安になるものであった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決する為、特にその構成を、複数機器の運転状態や設定条件を表示する表示部と、各種の運転指示を行う各スイッチを備えた操作部とを設けたリモコン装置で、前記表示部に表示される内容を変更可能としたものである。
【発明の効果】
【0005】
この発明によれば、表示部の表示を使用者自身が分かりやすい表示に変更可能であるので、分かりやすい表示、例えば「台所」のように場所や「一郎」、「花子」の部屋など子供の名前にすれば、忘れることがなく確実に操作出来、安心して使用出来るものであり、どの部屋をどんな名前にしたかを忘れることなく、覚えておくことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次にこの発明の一実施形態のリモコン装置を図面に基づき説明する。
1はヒートポンプ式給湯機(図示せず)等のリコモン装置で、液晶ディスプレーから成るタッチパネル方式の表示部2と、該表示部2の表示内容を変更する操作部3と、各種運転状態を表示する表示ランプ群4とから構成されている。
【0007】
前記表示部2には、操作部3の給湯スイッチ5の押圧で、残湯量表示6、給湯温度表示7や給湯温度を設定するアップ、ダウンスイッチ8、9、ふろ自動スイッチ10等の給湯画面11が表示され、アップ、ダウンスイッチ8、9の操作で給湯温度の変更を行うと共に、ふろ自動スイッチ10の押圧で給湯機にふろ自動運転を行わせるものである。
【0008】
又操作部3の暖房スイッチ12の押圧では、表示部2が暖房画面13に切り替わり、暖房可能な3室の状態を表示するもので、暖房室表示14の初期表示は「暖房A」、「暖房B」、「暖房C」の文字表示され、この表示の下方に現在状況表示15を「ON」、「OFF」でそれぞれ表示すると共に、最下方にはそれぞれの入切スイッチ16が表示され、更に右端にはこの全室の暖房を同時に切状態とする全切スイッチ17と、暖房室表示14の表示を変更可能とする設定スイッチ18が表示されている。
【0009】
そして、この設定スイッチ18の押圧では、暖房画面13から暖房室表示14の表示変更画面19となり、「あ行」から「わ行」のキーボード部20と、変換キー21、確定キー22、取消キー23、変更文字表示部24とから構成され、前記設定スイッチ18の最初の押圧では、「暖房A」室の暖房室表示14の変更モードであり、確定キー22の押圧毎に「暖房B」室、「暖房C」室と順次移行し、最後には暖房画面13へと切り替わるものである。
【0010】
25は押圧することで浴室リモコン(図示せず)との間でインターホン通話とした通話スイッチ、26は表示部2の表示を生活情報画面(図示せず)にする生活情報スイッチ、27は伝言の記憶及び再生及び消去用の伝言スイッチ、28は省電力のために表示部2を消灯状態とする表示消灯スイッチ、29は給湯機側で沸増し運転中を表示する沸増しランプ、30は使用者へのお知らせ事項があることを表示するお知らせランプ、表示部2が暖房画面13でなくとも暖房状態の確認ができるように、暖房室Aランプ31、暖房室Bランプ32、暖房室Cランプ33がそれぞれ備えられている。
【0011】
次にこの一実施形態を示すリモコン装置1の暖房室表示14の表示変更では、暖房画面13で設定スイッチ18を押圧することにより、表示部2が暖房室表示14の表示変更画面19となり、ここで初期設定の「暖房室A」の文字表示を取消キー23で取消してから、キーボード部20で変更文字表示部24を見ながら希望する文字表示を入力変換し、例えば「暖房室A」が台所の場合には、「台所」と場所の名前を選択して、確定キー22を押圧すれば、暖房室表示14の「暖房室A」の文字表示が、「台所」の文字表示に変更されるものである。
【0012】
続いて「暖房室B」の文字表示を変更する場合は、変更文字表示部24に表示されている「暖房室B」の文字を、取消キー23で取消してから、キーボード部20で変更文字表示部24を見ながら希望する文字表示を入力変換し、例えば「暖房室B」が子供部屋で一郎君が使用している時には、「一郎」とその部屋を使用する人の名前を選択して、確定キー22を押圧すれば、暖房室表示14の「暖房室B」の文字表示が、「一郎」の文字表示に変更されるものであり、又続けて「暖房室C」の文字表示を変更する場合は、同じく変更文字表示部24に表示されている「暖房室C」の文字を、取消キー23で取消してから、キーボード部20で変更文字表示部24を見ながら希望する文字表示を入力変換し、例えば「暖房室C」が子供部屋で花子さんが使用している時には、「花子」とその部屋を使用する人の名前を選択して、確定キー22を押圧すれば、暖房室表示14の「暖房室C」の文字表示が、「花子」の文字表示に変更されるものである。
【0013】
従って、表示部2の暖房室表示14を使用者自身が分かりやすい表示に変更可能であるので、分かりやすい表示、例えば「台所」のように場所や「一郎」、「花子」の部屋など子供の名前にすれば、忘れることがなく確実に操作出来、安心して使用出来るものであり、どの部屋をどんな名前にしたかを忘れることなく、覚えておくことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の一実施形態のリモコン装置を示す概略説明図。
【図2】同リモコン装置の表示部の給湯画面の説明図。
【図3】同リモコン装置の表示部の暖房画面の説明図。
【図4】同暖房画面の表示変更画面の説明図。
【図5】同表示変更後の暖房画面の説明図。
【符号の説明】
【0015】
1 リモコン装置
2 表示部
3 操作部
14 暖房室表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数機器の運転状態や設定条件を表示する表示部と、各種の運転指示を行う各スイッチを備えた操作部とを設けたリモコン装置で、前記表示部に表示される内容を変更可能とした事を特徴とするリモコン装置。
【請求項2】
前記表示部には、同時に3室の暖房設定画面が表示され、この3室の名称を変更可能とした事を特徴とする請求項1記載のリモコン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−28136(P2007−28136A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−206502(P2005−206502)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(000000538)株式会社コロナ (753)
【Fターム(参考)】