説明

レンズ駆動装置

【課題】変倍速度を任意の速度に簡便に維持することができ、変倍操作の負担を軽減する。
【解決手段】レンズ駆動装置には、軸31を中心に揺動自在なシーソースイッチ17が設けられている。シーソースイッチは、変倍用の操作部材であり、可変抵抗器が内蔵されている。可変抵抗器から出力される信号は、操作方向と押し込み量の情報を持つ信号として出力され、変倍モータの回転方向及び回転速度を制御する信号となる。シーソースイッチ17の前後には、前・後支持部55,58が突出して設けられている。前・後支持部55,58は、シーソースイッチ17を揺動操作する指の一部を支持する。指のはらの一部を前又は後支持部55,58に載せてここを支持点として指のはらの他部でシーソースイッチを押し込むことで、押し込み量を一定に保つ操作が簡便に行える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変倍用モータの駆動を利用して撮影レンズの変倍レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置に関し、さらに詳しくは、可変抵抗器を内蔵するズームシーソーコントロールスイッチ(以下、「シーソースイッチ)と称す。)を備えたレンズ駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ENGレンズには、レンズ鏡胴の側部にドライブユニットと呼ばれるレンズ駆動装置が取り付けられる。このレンズ駆動装置は、右手でグリップしたときに手のひらになじむように略卵型をしており、親指が掛かる位置に録画スタート/ストップボタンが、また、中指と人差し指もしくは薬指が掛かる位置にシーソースイッチがそれぞれ設けられている(特許文献1)。
【0003】
レンズ駆動装置は、シーソースイッチの操作に応答して内蔵する変倍用モータを駆動し、その回転を、ギヤ列等の駆動伝達機構を介してレンズ鏡胴のズームリングに伝達することでレンズ鏡胴の変倍を自動的に行う。また、シーソースイッチには、可変抵抗器を内蔵するものがある。可変抵抗器を内蔵したものでは、押し込み量に応じて変倍の速度を連続的に可変することができる(特許文献2)。
【0004】
従来、レンズ駆動装置は、レンズ鏡胴の側部を右手でグリップし易いように前方が先細の卵形状をしているものが多い。このレンズ駆動装置をグリップした指の力で握ってしまうと、変倍操作時にレンズ鏡胴が動いてしまい、不安定な映像になってしまうため、レンズ駆動装置は手のひらで軽く包むように持ち、グリップベルトで固定するようにしていた。
【0005】
シーソースイッチは、レンズ駆動装置の外装に設けた開口から出入りする。グリップした右手の指でシーソースイッチを最も傾けた(押し込んだ)状態、すなわち最高速度でレンズを移動させる状態にすると、指で押し込んでいるシーソースイッチの部位がその周辺、すなわち開口縁と同じ高さ位置になる。
【特許文献1】特開平11−101932号公報
【特許文献2】特開平6−203699号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
シーソースイッチを最も傾けた状態では、指が開口縁に掛かるため、その状態を維持し易い。しかしながら、低速でレンズ移動させる低速ズーム状態、すなわちシーソースイッチを僅かに押し込んだ状態を一定に保つためには、手のひらを支持点としているもののシーソースイッチの押し込み量(操作量)を指のみで保つ必要がある。この状態は、レンズが低速で移動するため、ワイド端からテレ端までの端から端に移動させる場合、時間がかかり、その姿勢を維持するのが難しく、苦しかった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、シーソースイッチを僅かに押し込んだ状態を容易に維持することができるレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記目的を達成するために、撮影レンズの撮影光軸に直交する軸を中心に揺動する変倍操作用のシーソースイッチと、前記シーソースイッチに対して前記揺動する方向の前及び後に一段突出して設けられており、シーソースイッチを揺動操作する指の一部を支持するための前支持部、及び後支持部と、を備えたものである。
【0009】
レンズ駆動装置としては、グリップ部にシーソースイッチが設けられたビデオカメラや電子カメラ等に採用することができる。また、テレビカメラ用レンズの鏡胴の側部に着脱自在に取り付けられるものでもよい。
【0010】
前支持部と後支持部は、シーソースイッチが揺動する面に対する高さが略同じにするのが望ましい。また、前・後支持部は、シーソースイッチを最も傾けた状態の高さよりも一段突出しているのが望ましい。
【0011】
前・後支持部としては、シーソースイッチの前・後に個別に設けてもよいし、他の物に兼用してもよい。例えば、シーソースイッチに対して揺動する方向の前及び後に、撮影光軸方向に延びている一段突出する面から操作部を露呈する前・後台座部をそれぞれ設け、前・後支持部を、前・後台座部のうちのシーソースイッチに対向する端にそれぞれ設けてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、前及び後支持部がシーソースイッチを最も傾けた状態に押し込んだシーソースイッチの部位よりも一段突出しているため、ここを指置きとして利用することで、指を僅かに傾けるだけで、特に低速ズーム状態を容易に維持することができる。これにより、変倍操作の負担を軽減することができる。また、前及び後支持部は、シーソースイッチの側部側、グリップする手が出入りする方向側ではなく、シーソースイッチに対して揺動する方向の前及び後に設けられているので、シーソースイッチへの指のアクセスがスムーズに行えるとともに、シーソースイッチを最も傾けた状態においても、前及び後支持部が揺動する方向の前及び後に設けられているので、操作の邪魔にならず、よって操作性を低下させることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
レンズ駆動装置10は、図1に示すように、グリップがし易いようにケース本体21の外面21aが卵を横に寝かせた面形状に、また内面21bがテレビカメラ用のレンズ鏡胴12の側面に沿う凹面にそれぞれなっており、前記内面21bが前記側面にビス等の固着手段により着脱自在に固定される。
【0014】
レンズ鏡胴12の周面には、フォーカスリング13、ズームリング14、及びアイリスリング15が回転自在に設けられている。なお、レンズ鏡胴12は、後側にレンズマウントが設けられており、レンズマウントを可介して周知のビデオテープレコーダー付きテレビカメラに着脱自在に取り付けられる。また、レンズ駆動装置10とテレビカメラとは、着脱自在なケーブルに接続され、これらの間で各種信号の授受が行われる。
【0015】
フォーカスリング13、ズームリング14、及びアイリスリング15には、周面に歯列が形成されており、これら歯列には、レンズ駆動装置10の内面(レンズ鏡胴に対向する面)に露呈して設けた3つの連結ギヤ(図示なし)が個別に噛合する。レンズ駆動装置10には、フォーカス用モータ、ズーム用モータ、及びアイリス用モータとの3つのモータが内蔵されている。3つのモータの駆動は、ギヤ列等の駆動伝達機構を介して前記3つの連結ギヤに個別に伝達され、フォーカスリング13、ズームリング14、及びアイリスリング15を個別に回動させる。
【0016】
レンズ鏡胴12は、フォーカスリング13の回動によりフォーカスレンズ群を光軸16の方向に沿って移動してピント調節を行い、またズームリング6を回動することにより、変倍レンズ群が光軸16の方向に沿って移動してズーム調整を行う。さらに、アイリスリング8を回動することにより絞りを所望の絞り径に調節することができる。
【0017】
ケース本体21の上面には、ズームシーソーコントロールスイッチ(シーソースイッチ)17、モード切替スイッチ18、アイリスオートボタン19、リターンスイッチ20等が光軸16と略平行な方向に一列に並べて設けられている。
【0018】
リターンスイッチ20は、シーソースイッチ17に対して光軸16方向の後方に配されている押しボタンスイッチであり、オンエア中の画面や他のカメラで撮影している画面をテレビカメラに設けたビューファインダに表示させる。このリターンスイッチを押す毎に、外部からの映像の表示と、自己の撮影映像の表示とが切り換えられる。
【0019】
アイリスオートボタン19は、シーソースイッチ17に対して光軸16方向の前方に配されている押しボタンスイッチであり、アイリスをマニュアルモードに設定しているときに押している瞬間だけオートに切り替えるためのボタンである。モード切替スイッチ18は、アイリスオートボタン19を挟んでシーソースイッチ17とは逆側に設けられており、光軸16と略平行な方向に沿ってスライド操作することで、アイリスのオートモードとマニュアルモードとのいずれか一方のモードに切り替える切替スイッチである。
【0020】
シーソースイッチ17は、光軸16に略直交する軸を中心として中立位置を基準に揺動自在に設けられており、上面のうちの光軸16方向の前方に設けられているテレ側凸部17a、後方に設けられているワイド側凸部17b、及びこれらの間に設けられている円弧状の谷部17cを有している。
【0021】
テレ側凸部17aを押し込むと、シーソースイッチ17が軸(図3参照)31を中心に時計方向に回転してレンズ鏡胴12がテレ(T)側に向けて変倍し、逆にワイド側凸部17bを押し込むと、シーソースイッチ17が軸(図3参照)31を中心に反時計方向に回転してレンズ鏡胴12がワイド(W)側に向けて変倍する。また、シーソースイッチ17の押し込み量(操作量)によって変倍スピードを調節することができ、その押し込み量が大きいほど変倍スピードが高速になる。
【0022】
ケース本体21の外面には、図2に示すように、光軸16方向の前・後にグリップバンド22を取り付けるためのベルト通し穴23,24がそれぞれ設けられている。カメラマンはグリップバンド22の中に右手(親指以外の4本の指)を挿入してレンズ鏡胴12を手のひらで保持することができる。また、ケース本体21の後面には、録画スイッチ25が設けられている。この録画スイッチ25は、カメラマンがグリップする右手の親指の掛かる位置に配されており、撮影中の映像をビデオテープやメモリ等の記録媒体に記録(録画)するときの録画開始/終了を操作するための押しボタンスイッチである。
【0023】
シーソースイッチ17は、詳しくは図3に示すように、保持部材30に保持されている。保持部材30は、光軸16に対して略直交する軸31を有しており、ケース本体21の内部に固定されている。軸31は、前述したようにシーソースイッチ17を揺動自在に支持する。
【0024】
軸31の周りには、ねじりバネ32が取り付けられている。ねじりバネ32は、コイル部が軸31に挿通されており、コイル部から突出する両端34,35が、保持部材30のうちの軸31を挟んだ両側に設けた係止部36,37にそれぞれ係止している。また両端34,35の先端は、シーソースイッチ17のうちの軸31を挟んだ両側に設けた係合部38,39にそれぞれ係合し、シーソースイッチ17を揺動範囲の中間である中立位置に付勢している。なお、保持部材30には、シーソースイッチ17の一部に当接して揺動範囲を規制するための一対のストッパー40,41が設けられている。
【0025】
ケース本体21の上部は、凸を上方に向けた湾曲面21cとなっており、この湾曲面21cには、光軸16方向に長い開口部45が形成されている。この開口部45には、前台座部46、シーソースイッチ17、及び、後台座部47が光軸16と略平行な方向に一列に並んで突出して配されている。前台座部46は、ケース本体21の内部に固定される固定部48と、前記開口部45よりも一段突出した位置に形成されている台座面部49とを有し、内部には基板50が取り付けられている。基板50には、モード切替スイッチ18、及びアイリスオートボタン19が取り付けられている。これらモード切替スイッチ18、及びアイリスオートボタン19は、台座面部49に設けた長穴開口53、及び開口54からそれぞれ露呈している。
【0026】
モード切替スイッチ18、及びアイリスオートボタン19は、台座面部49のうちのシーソースイッチ17に最も接近する端部49aから離れた位置に配されている。そして、台座面部49のうちの前記端部49aからアイリスオートボタン19までの間の空きスペースが、シーソースイッチ17のテレ側凸部17aを押し込む指の一部を支持するための前支持部55として使用される。
【0027】
後台座部47は、ケース本体21の内部に固定される固定部56、前記開口部45よりも一段突出する一段目台座面部57、この一段目台座面部57よりもさらに一段突出する二段目台座面部58を有し、内部には、保持部材30から突出した腕部30aに設けた基板59が入り込む。基板59には、リターンスイッチ20が取り付けられており、リターンスイッチ20は、一段目台座面部57に設けた開口60から露呈する。一段目台座面部57は外面側(図3において手前側)に設けられており、二段目台座面部58は内面側(図3において奧側)に設けられている。この二段目台座面部58のうちのシーソースイッチ17側の端が、ワイド側凸部17bを押し込む指の一部を支持するための後支持部として使用される。なお、以下では、符号「58」を後支持部として説明する。
【0028】
前・後支持部55,58は、開口部45に対する高さが略同じになっている。この高さとしては、シーソースイッチ17の揺動ストロークの略半分に相当する高さが望ましい。また、前・後支持部55,58とシーソースイッチ17の端との各間隔は、指(指先と第一関節の間の末節の腹、又は第一間接から第二関節の間の中節)の太さ以内の間隔にするのが好適である。このように構成することで、前・後支持部55,58は、指の腹の一部を載せてここを支持点としてシーソースイッチ17を操作することで、押し込み量を一定に保つ姿勢を長期的に行え、また、押し込み量を微妙に変化させる操作も簡便に行える。
【0029】
シーソースイッチ17に内蔵する可変抵抗器(ポテンショメータ)63は、図4に示すように、揺動方向、及び押し込み量に応じた変倍コントロール信号を出力する。この信号は、演算増幅回路64の入力端子に入力される。図示では、演算増幅回路64を簡略化しているが、この演算増幅回路64は、ズーム最大スピード調節ツマミによる最大速度の設定に基づいて、シーソースイッチ17の操作量等に応じた変倍速度を実現するモータ駆動信号を生成する。モータ駆動信号は、パワーアンプ65を介して変倍用モータ66に与えられる。なお、ズーム最大スピード調節ツマミは、ケース本体21の内部に隠されており、通常は調節することができないようになっている。
【0030】
変倍用モータ66の駆動は、ギヤ列67を介して連結ギヤ68に伝達される。連結ギヤ68は、ズームリング14に連結されており、ズームリング14は、レンズ鏡胴12の変倍レンズを光軸16方向に移動する。ギヤ列67には、所定のギヤの回転角を検出するポテンショメータ69が取り付けられている。所定のギヤは、ズームリング14の回転に対して予め決められた比率で回転する。ポテンショメータ69は、所定のギヤの回転角を検出して変倍端検出回路70に送る。変倍端検出回路70の出力信号は、ダイオード71を介して電磁継電器72に導かれ、電磁継電器(常時開回路接点)72の開閉を行うようになっている。電磁継電器72の一方の端子は、演算増幅回路64の入力端子に接続され、他方の端子はコモン電圧端子に接続される。そして、変倍端検出回路70から変倍端を検出したことを示す検出信号が出力されると、電磁継電器72がONし、演算増幅回路64からモータ静止信号が出力されて、変倍用モータ66の駆動が停止する。
【0031】
次に上記構成の作用を簡単に説明する。図5に示すように、シーソースイッチ17でワイド端に向けた変倍を操作するときには、人差し指73のはらの一部を後支持部58に載せ、ここを支持点として指73を傾けていくことで指73のはらの他部でワイド側凸部17bを押し込んでいく。押し込むことで、ねじりバネ32の付勢に抗してシーソースイッチ17が軸31を中心に反時計方向に回転し、変倍用モータが駆動してレンズ鏡胴がワイド端に向けて変倍される。押し込む量を多く操作していくとシーソースイッチ17がさらに回転し、変倍用モータの駆動回転が速くなり、変倍速度が徐々に増していく。
【0032】
所定の変倍速度になった時点で、その時点でのシーソースイッチ17の押し込みを維持する。このとき、指73の腹の一部が後支持部58を支持点として押しているため、シーソースイッチ17の押し込み量が僅かであってもこの姿勢を楽にかつ長期的に保つことができる。
【0033】
変倍速度を変える場合には、後支持部58を支持点として指73を傾ける。これにより、シーソースイッチ17の押し込み量を簡単に調節することができ、また、後支持部58を支持点として指73の傾きで押し込んでいるので、指73の姿勢を変えても安定してその姿勢を維持することができる。これにより、変倍操作時に手に力が入ったりすることを未然に防止でき、よって、レンズ鏡胴12が動いたり震えたりすることがなく、安定してグリップすることができる。
【0034】
また、高速ズームを行う場合、後支持部58から指73を外してその指73でシーソースイッチ17のワイド側凸部17bを開口部45の縁まで押し込む。このとき、押し込み位置より後支持部68が一段突出しているが、後支持部68がシーソースイッチ17の揺動方向の後方に配されているので、グリップする指又は手の邪魔になることがない。なお、テレ端に向けて変倍する場合には、薬指のはらの一部を前支持部55に置き、ここを支持点として指を傾けることで、他部でテレ側凸部17aを押し込めばよい。前支持部55に対しても後支持部58の操作で説明したと同じ効果が得られる。
【0035】
上記実施形態では、操作部を設けた前・後台座部の一部を前・後支持部として使用しているが、本発明ではこれに限らず、たんに一段突出する前・後支持部を別々に作る構成としてもよい。
【0036】
また、上記各実施形態では、テレビカメラ用のレンズ鏡胴の側部に着脱自在に取り付けられるレンズ駆動装置として説明しているが、本発明ではこれに限らず、テレビカメラや電子カメラ、あるいはビデオカメラ等に、シーソースイッチを一体に設けてなるレンズ駆動装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のレンズ駆動装置をレンズ鏡胴に取り付けた使用状態を示す斜視図である。
【図2】レンズ駆動装置を背面側から見た斜視図である。
【図3】シーソースイッチの内部構造を示す断面図である。
【図4】レンズ駆動装置の電気的構成の概略を示す回路図である。
【図5】後支持部を利用してシーソースイッチを操作する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0038】
10 レンズ駆動装置
12 レンズ鏡胴
17 シーソースイッチ
31 軸
32 ねじりバネ
46 前台座部
47 後台座部
55 前支持部
58 後支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
変倍用モータの駆動によって撮影レンズの変倍レンズ群を撮影光軸方向に移動させて変倍を行うレンズ駆動装置において、
前記撮影光軸に直交する軸を中心に揺動する変倍操作用のシーソースイッチと、
前記シーソースイッチに対して前記揺動する方向の前及び後に一段突出して設けられており、シーソースイッチを揺動操作する指の一部を支持するための前支持部、及び後支持部と、
を備えたことを特徴とするレンズ駆動装置。
【請求項2】
前記レンズ駆動装置は、前記撮影レンズを保持するレンズ鏡胴に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
前記前・後支持部は、前記シーソースイッチを最も傾けた状態の高さよりも一段突出していることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記シーソースイッチに対して前記揺動する方向の前及び後には、前記撮影光軸方向に延びている一段突出する面から操作部を露呈する前・後台座部がそれぞれ設けられており、前記前・後支持部は、前記前・後台座部のうちの前記シーソースイッチに対向する端にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のレンズ駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−113134(P2010−113134A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−285366(P2008−285366)
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【出願人】(000005430)フジノン株式会社 (2,231)
【Fターム(参考)】