説明

ロッカ装置

【課題】仕切板を施錠可能とすることにより荷物収容室のレイアウト変更を権限者に限定し、悪戯によるレイアウト変更を防止できるロッカ装置の提供を目的とする。
【解決手段】ロッカ筐体内を仕切状態において複数の荷物収容室に区画する仕切状態解除可能な仕切板3と、 施錠状態において仕切板3の仕切解除状態への移行を禁止する仕切板施錠部4と、を備えて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロッカ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ロッカ筐体内の空間を可動棚板で仕切り、該可動棚板による仕切り状態を解除することにより荷物収容室のレイアウトを可変にしたロッカ装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。
【特許文献1】特許第2866100号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上述した従来例は、可動棚板(仕切板)へのアクセス権限が設定されず、誰でも変更可能であるために、悪戯等によるレイアウト変更を防止できないという問題がある。
【0004】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、仕切板を施錠可能とすることにより荷物収容室のレイアウト変更を権限者に限定し、悪戯によるレイアウト変更を防止できるロッカ装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば上記目的は、
ロッカ筐体1内を仕切状態において複数の荷物収容室2に区画する仕切状態解除可能な仕切板3と、
施錠状態において仕切板3の仕切解除状態への移行を禁止する仕切板施錠部4と、
を備えたロッカ装置を提供することにより達成される。
【0006】
ロッカ装置はロッカ筐体1内を仕切板3により複数の荷物収容室2に区画して構成される。仕切板3は仕切状態を解除可能であり、解除されると、仕切板3を介して2室に分離されていた荷物収容室2は、以後、1室の大きなものとして利用でき、逆に、解除状態から仕切状態とすると、1室を2室として利用できる。
【0007】
仕切板3の仕切解除状態への移行を規制する仕切板施錠部4を備えた本発明において、仕切板施錠部4を解錠することなく仕切板3へのアクセスが禁止されるために、悪戯等により仕切板3が仕切解除状態とされることが完全に防止できる。
【0008】
仕切板3はロッカ筐体1とは別途に保管、搬送されるものであっても、あるいは予めロッカ筐体1に連結されたものであってもよい。仕切板3がロッカ筐体1と別途に保管等される場合には、仕切板3は、例えば、ロッカ筐体1側に形成された仕切支持段部上に載置されて仕切板施錠部4により施錠される。
【0009】
仕切板3を予めロッカ筐体1に連結させておくとにより設置作業性を向上させることができ、この場合、仕切板3は、ロッカ筐体1内壁に沿う仕切解除位置と、水平な仕切状態との間で移動する。
【0010】
仕切状態への拘束は、ロッカ筐体1側に仕切板3を水平姿勢に拘束する適宜のロック部5を配置することにより実現可能であるが、高さ方向に所定間隔を隔てて配置される複数の仕切板3を有する場合には、各ロック部5が、同一の連結杆6に連結されて一体に駆動されるように構成することができる。このように構成すると、構造が簡単になるばかりでなく、一回の解錠操作により複数のロック部5をアンロック状態に移行させることができるので、操作性も向上する。
【0011】
また、ロッカ装置を、コイン投入により荷物収容室2を閉塞する扉体7への施錠が可能になる扉施錠部8と、投入コインを貯留するコインボックス9と、コインボックス9を施錠するボックス施錠部10とを有するコインロッカとして構成する場合には、
仕切板施錠部4は、
前記ボックス施錠部10と、
仕切板3を仕切状態に拘束するロック部5と、
ボックス施錠部10の解錠を条件にロック部5への操作が許容される操作リンク11とを有して形成されるように構成できる。
【0012】
コインロッカ等においてコイン回収は特別の権限をもった管理者のみが可能であり、この管理者のみが操作できるボックス施錠部10を仕切板施錠部4として利用することにより、レイアウト管理者をコイン回収権限者に簡単に限定することができる上に、ロッカ装置の構造が簡単になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、コインロッカとして構成された本発明の実施の形態について説明する。図2に示すように、コインロッカはL形面板部13と折り畳み面板部14とを連結した筒状本体12を有し、該筒状本体12の上下開放端を天板15、および底板16で閉塞してロッカ筐体1が形成される(図4(b)参照)。L形面板部13と折り畳み面板部14の底壁には、キャスタ17、およびレベルフット18が固定される。
【0014】
L形面板部13はコインロッカの正面壁面を構成する正面枠13aの一端から奥行き方向に一側壁面を構成する側壁構成部13cを連結して断面L字形状の長尺体として形成される。L形面板部13の正面枠13aは中央部に正面開口13bを開設した枠体であり、正面枠13aには正面開口13bを閉塞するために、複数の扉体7が回転自在に連結される。後述するように、この実施の形態は、初期設定で4個の荷物収容室2を形成するように構成されるもので、正面枠13aには、荷物収容室2の数に対応して4枚の扉体7が連結される。
【0015】
8は各扉体7に対応して正面枠13aに固定される扉施錠部であり、正面枠13a前面に露出するキー挿入開口8aから挿入される図外の解錠キーにより施解錠操作を行うことができ、施錠状態において扉体7側に形成されたストライク(図示せず)を係止して扉体7の開放操作を規制する。
【0016】
8bはコイン投入口であり、このコイン投入口8bからのコイン投入が扉施錠部8により検知された場合にのみ解錠キーにより施解錠操作が可能となる。施錠状態において過ってコインが投入されないように、コン投入口8bは、施錠状態において扉体7の把手7aによりコインの投入ができない程度に覆われる。投入されたコインは、図1(a)において鎖線で示すコイン落下経路19を通ってL形面板部13の下端部に配置されるコインボックス9に保管される。
【0017】
図2に示すように、折り畳み面板部14は、背面壁部材14a、第1側壁部材14b、第2側壁部材14cを、枢軸14dにより連結されるヒンジ体14eを介して水平回転自在に連結して形成される。これら背面壁部材14a、第1、第2側壁部材14b、14cはL形面板部13とほぼ等高の縦長矩形状の面部材であり、図2(c)に示すように、背面壁部材14aは正面枠13aとほぼ等幅に形成される。また、第1、第2側壁部材14b、14cは幅寸法の和がL形面板部13の側壁構成部13cの幅寸法にほぼ等しく、さらに、背面壁部材14aの幅寸法と第1側壁部材14bの幅寸法の和がL形面板部13の側壁構成部13cの幅寸法にほぼ等しくなるように設定される。これら各部材の一側面には、後述する底板16、および仕切板3を支承するための支承段部20が突設される。
【0018】
したがって、この実施の形態において、コインロッカは、保管、運搬等、設置前の状態では図2(a)に示すように、背面壁部材14aおよび第1側壁部材14bが直線状でL形面板部13の側壁構成部13cの内壁面に沿い、第2側壁部材14cが正面枠13aの内壁に沿った状態に折り畳まれる。この状態で、筒状本体12は全体としてL字断面を有する長尺体となり、保管スペースが節約される。
【0019】
この状態から、図2(b)に示すように、折り畳み面板部14を展開すると、図2(c)に示すように、矩形筒形状とすることができ、展開された筒状本体12の内部空間が荷物収容部として利用される。折り畳み面板部14の底壁に設けられたキャスタ17は、立ち姿勢での展開位置への移動操作を容易にする。
【0020】
各隅角が90°となった状態で展開操作が停止されるように、L形面板部13と折り畳み面板部14との連結部には角度規制プレート21が配置される。図2(d)に示すように、角度規制プレート21は長孔21aが開設された板状部材であり、一端がL形面板部13の天井面に水平回転自在に連結される。図2において角度規制プレート21の枢軸を21bで示す。
【0021】
上記角度規制プレート21の長孔21aには、折り畳み面板部14側に立設されるピン22が移動自在に挿通され、隅角角度が90°になったときにピン22が長孔21aの終端に当接して展開角度を規制する。
【0022】
さらに、図2(d)に示すように、各部材の連結部にはカバー体23が固定される。カバー体23は、図2(c)に示すように、展開状態となった際の連結部を外側から覆い、隙間の発生を防止する。
【0023】
上記L形面板部13の側壁構成部13cには天板15、仕切板3、および底板16の一端が回転自在に連結される。図4(c)に示すように、水平面板24(以下、本明細書において、上記天板15、仕切板3、および底板16を総称する場合には、「水平面板」といい、個別化する必要のある場合にのみ天板15等を使用する。)は展開された筒状本体12の内側断面よりやや小さな矩形板状体であり、ヒンジピン25を介してL形面板部13に連結される。また、水平面板24の側縁には圧縮スプリング26aにより飛び出し方向に付勢されるラッチ26が装着される。
【0024】
図1(b)に示すように、仕切板3は、ロッカ空間を4室に区画するために3枚使用され、これら仕切板3の上方に天板15が、下方に底板16が各々L形面板部13に連結される。図3(a)に示すように、天板15は、上端縁がL形面板部13に連結され、折り畳み状態で垂下姿勢を取っており、荷物収容室2の形成に当たって、先ず、この天板15を上方に回転させ、自由端縁に配置されるラッチを折り畳み面板部14の係止部(図示せず)に係止させて水平姿勢が保持される。
【0025】
一方、仕切板3と底板16とは、図3(a)に示すように、自由端縁を上方に向けた起立姿勢でL形面板部13に連結される。これら仕切板3等を起立姿勢に保持するために、L形面板部13には、図3(b)に示すように、水平面板24のラッチ26が係止する面板押さえ片27が突設される。
【0026】
上記各水平面板24は、図4(b)に示すように、側縁裏面を折り畳み面板部14の支承段部20上に支承されて水平姿勢を維持し、この状態でラッチ26が折り畳み面板部14の内壁面に圧接してがたつきが防止される。また、水平面板24は水平姿勢において、折り畳み面板部14の折り畳み方向への変形を規制する規制手段として機能する。
【0027】
水平姿勢で仕切状態にある仕切板3を起立させて仕切解除状態に移行するのを規制するためにL形面板部13には仕切板施錠部4が設けられる。この実施の形態において仕切板施錠部4は、同時に天板15、底板16の拘束状態も制御するように構成される。
【0028】
図5に示すように、仕切板施錠部4は、各水平面板24をロックするロック部5と、後述するボックス施錠部10と、操作リンク11とからなる。図5(b)に示すように、ロック部5はフック形状に形成され、各水平面板24ごとに設けられる。これら複数のロック部5は、上下方向に長い連結杆6に固定され、連結杆6を水平回転させることによりロック位置とアンロック位置との間で水平回転駆動される。連結杆6に対する空転を防止するために、連結杆6は六角形断面形状に形成される。
【0029】
ロック部5は、図6(a)、(b)に示すように、ロック位置において水平面板24の自由端縁に開設されたロック開口24aに進入し、図5(b)、(c)に示すアンロック位置においてロック開口24aから退避する。
【0030】
一方、水平面板24のロック開口24a内には、図5(c)において回転軸28aを中心として反時計回りの回転のみが許容されるワンウエイクラッチ28が収容される。ワンウエイクラッチ28は、図6に示すように、水平面板24の回転に伴ってロック位置にあるロック部5に干渉する位置に配置される。
【0031】
したがってこの実施の形態において、図6(b)に示すように、ロック部5がロック状態で、かつ、ワンウエイクラッチ28より高い位置にある状態から水平面板24、すなわちワンウエイクラッチ28を起立方向に回転させようとすると、図6(c)に示すように、ロック部5により起立操作が規制される。これに対し、図6(d)、(e)に示すように、水平面板24を起立姿勢から水平姿勢に移行させる場合には、ワンウエイクラッチ28は、時計回りに回転してロック部5をかわし、図6(b)の状態に移行できるために、ロック部5がロック状態であっても、水平面板24の水平姿勢への移行、すなわち、装着操作は許容される。
【0032】
この実施の形態において、仕切板施錠部4には、コインボックス9への不正アクセスを防止するために設けられるボックス施錠部10が利用される。コインボックス9は、図7(a)に示すように、L形面板部13に形成されるボックス収容部13d内に引き抜き可能に収容され、ボックス施錠部10は、コインボックス9の前端に組み込まれたシリンダ錠10aを含む。シリンダ錠10aにはロックタング10bが連結され、シリンダ錠10aを施錠位置に回転させると、ロックタング10bが図7(b)に示すように、L形面板部13に係止してコインボックス9の引き抜き動作を禁止する。
【0033】
一方、図7(a)に示すように、操作リンク11は、一端にカム切欠11aを有して上記ボックス施錠部10と連結杆6との間に橋渡される。カム切欠11aには、連結杆6の下端に固定される回転リンク29の突部29aが挿入され、操作リンク11を側方に並進移動させることにより連結杆6を回転駆動することができる。操作リンク11の中間部には、外部からの操作リンク11への操作を可能にするための摘み30が固定される。
【0034】
また、操作リンク11の他端にはストッパ突起11bが切り起こされるとともに、コインボックス9の前端部にはストッパ溝9aが形成される。ストッパ溝9aはストッパ突起11bが嵌合可能な幅寸法を有してコインボックス9の引き抜き方向に延設され、奥行き側終端が開放端とされる。
【0035】
操作リンク11のストッパ突起11bは、図8(a)、(b)に示すように、コインボックス9がボックス収容部13d内に収容され、さらにロック部5がロック位置にあるときにストッパ溝9aに対応し、該ストッパ溝9aに嵌合する。この状態で、操作リンク11の側方への移動が規制されるために、ロック部5を回転駆動することができない。
【0036】
これに対し、図8(c)に示すように、ボックス施錠部10のシリンダ錠10aを解錠操作した後、コインボックス9を引き出すと、ストッパ突起11bはストッパ溝9aから離脱し、以後、操作リンク11を操作してロック部5をアンロック位置側に回転駆動することができる。
【0037】
したがってこの実施の形態において、コインボックス9を引き出してコインを回収する権限、すなわち、ボックス施錠部10の解錠キーを持っている場合には、仕切板施錠部4を操作して自由に仕切板3を起立姿勢に移行させることができる。仕切板3を起立させることにより、2室に区画された荷物収容室2を1室として利用することが可能になり、荷物収容室2のレイアウトを自由に変更できる。
【0038】
また、全ての水平面板24を起立、あるいは垂下姿勢に移行させると、折り畳み面板部14の折り畳み方向への移動の規制が解除されるために、自由に折り畳み面板部14を折り畳み、撤去、搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明を示す図で、(a)は折り畳み状態を示す正面図、(b)は折り畳み面板部を展開し、さらに扉体を開放した状態の正面図である。
【図2】筒状本体の展開操作を示す図で、(a)は折り畳み状態の平面図、(b)は折り畳み面板部の展開動作途中を示す平面図、(c)は展開完了状態を示す平面図、(d)は(a)の2D部拡大図である。
【図3】水平面板の作動を示す図で、(a)は天板の設置状態を示す正面図、(b)は(a)の3B部拡大図である。
【図4】水平面板の作動を示す図で、(a)は天板以外の水平面板を回転させた状態を示す正面図、(b)は設置完了状態の部分正面図、(c)は水平面板の平面図である。
【図5】仕切板施錠部を示す図で、(a)は仕切板施錠部の全体構成を示す説明図、(b)はロック部を示す図、(c)は(b)の5C-5C線断面図である。
【図6】ロック部の動作を示す図で、(a)はロック状態を示す図5(b)に対応する拡大図、(b)は図6(a)の6B方向矢視図、(c)は水平面板を起立方向に回転させた状態を示す図、(d)は水平面板を水平姿勢側に回転させた状態を示す図、(e)はワンウエイクラッチの動作を示す図である。
【図7】仕切板施錠部を示す図で、(a)は操作リンクを示す平面図、(b)はボックス施錠部を示す拡大断面図である。
【図8】仕切板施錠部の動作を示す図で、(a)は図7(a)の8A-8A線断面図、(b)は図8(a)の8B-8B線断面図、(c)はコインボックスを引き出した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1 ロッカ筐体
2 荷物収容室
3 仕切板
4 仕切板施錠部
5 ロック部
6 連結杆
7 扉体
8 扉施錠部
9 コインボックス
10 ボックス施錠部
11 操作リンク
12 筒状本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロッカ筐体内を仕切状態において複数の荷物収容室に区画する仕切状態解除可能な仕切板と、
施錠状態において仕切板の仕切解除状態への移行を禁止する仕切板施錠部と、
を備えたロッカ装置。
【請求項2】
前記仕切板は、一側縁がロッカ筐体内壁に回転自在、かつ、脱離不能に連結され、
ロッカ筐体内壁に沿う仕切解除位置と、水平な仕切状態との間で移動可能な請求項1記載のロッカ装置。
【請求項3】
高さ方向に所定間隔を隔てて配置される複数の仕切板と、
各仕切板を仕切状態に拘束するロック部とを有し、
各ロック部が、同一の連結杆に連結されて一体に駆動される請求項2記載のロッカ装置。
【請求項4】
コイン投入により荷物収容室を閉塞する扉体への施錠が可能になる扉施錠部と、
投入コインを貯留するコインボックスと、
コインボックスを施錠するボックス施錠部とを有し、
前記仕切板施錠部は、
前記ボックス施錠部と、
仕切板を仕切状態に拘束するロック部と、
ボックス施錠部の解錠を条件にロック部への操作が許容される操作リンクとを有して形成される請求項1、2または3記載のロッカ装置。
【請求項5】
前記ロッカ筐体は、縦長長尺体状に折り畳み可能で、中空矩形筒状体に展開して荷物収容室の側壁面を形成する筒状本体と、
前記筒状本体の折り畳み状態への移行を規制する規制手段とを有し、
前記規制手段は、仕切板施錠部の解錠状態への移行を条件に規制解除可能である請求項1から4のいずれかに記載のロッカ装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−29663(P2007−29663A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−221508(P2005−221508)
【出願日】平成17年7月29日(2005.7.29)
【出願人】(000170598)株式会社アルファ (433)
【Fターム(参考)】