説明

ローラドライブ及びローラ移送装置

本発明は、ローラドライブ(1)およびローラドライブをもって形成されたローラ移送装置(3)に関する。ローラドライブ(1)は電気機械(46)及び端面(64、65)を備え、ここで、少なくとも1つの端面(64)が熱伝導性の端面側接触面(66)を有する。接触面(66)は、ローラ移送装置(3)の横側面(4)と熱伝導的に接触するように設けている。この結果、冷却を改善できる。更に、ローラドライブは、電気部品を受容する装置(47)を備えるように形成することも可能であり、ここで、装置(47)は電気機械(46)のためのトルクサポートとして設けられる。この装置に、調整装置(68)及び/又は通信装置(69)も一体化してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラドライブ及びローラとローラドライブとが一体化したローラ移送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
物品の移送にローラ移送装置を使用できる。ローラ移送装置は1つ以上のローラドライブを備える。ローラドライブは、ローラを駆動する電動モータを備える。電動モータは外回転子型か内回転子型かである。ローラ移送装置は多方面に使用できる。用途は、例えば空港の手荷物コンベアシステム、郵便集配センタの小包コンベアシステム、生産工場又は商品倉庫の材料コンベアシステム又はばら荷コンベアシステム等である。物品の移送は、特にローラドライブとパッシブローラとの組み合わせで行われ、そこでは両方共ローラである。パッシブローラは、電動モータを具備しないが、例えば伝動ベルトを使いローラドライブにより一緒に駆動できる。ローラドライブの方はアクティブローラである。
【0003】
電動モータは、特に駆動電子回路を使って運転可能である。駆動電子回路は、特に制御電子回路とパワー電子回路を備える。駆動電子回路は、上位の制御装置から起動制御することができる。この起動制御には、例えばシリアルバスシステムが使用される。
【0004】
ローラドライブ及びローラ移送システムでは、その配備の際に様々な問題が生じる。例えばローラドライブの運転に必要な部品の数が多ければ多い程、組立てにかかる時間は長くなる。これは、特に交換部品時、即ち故障したローラドライブの交換時に不利である。
【0005】
ローラドライブの電力消費は熱発生の原因となる。使用場面次第でローラドライブの温度が所定の最大温度を超えてはならないケースは多い。従って、ローラドライブの冷却が特別な意味を持つ。その際、冷却は、使用条件によって限定された最大温度を守ることに関係するだけでなく、電動モータ自体ないしはその駆動電子回路によって予め設定された最大温度を守ることにも関係する。あらゆる最大温度を超えないようにすべく、ローラドライブの電力消費を2つ以上のローラドライブに分配することができる。しかし、これはより多くのローラドライブを必要とする点で、また、ローラドライブに必要なケーブル布線と結線の手間が増える点で不利である。通常、複数のローラドライブの配備に伴ってそれ相当の大きいスペースが必要となる。
【0006】
ローラ用モータの、一体化したローラにおける更なる問題は、その加熱にある。基本的にローラ移送システム及びベルトコンベアシステムの構造では、コンパクトなモジュラー構造方式が、現場組立て時間の短縮になるので、コスト利点につながる。即ち、周知の通り、モータを所謂ローラ用モータとしてローラ内部に配置すれば、移送システムのドライブをモジュラー構造で実現できる。しかし、これが上述のローラの加熱につながる。
【0007】
ローラドライブのローラの表面は、通例、接触から守られていない。これは、関連規則によれば、約75℃を超えてはならないことを意味する。しかし、ローラ表面から周囲への熱伝達係数は比較的小さい。それ故僅かしか熱が周囲へ放出されないので、ローラ用モータにとっては連続トルクが制限されることになる。この熱の問題を解決すべく、ローラドライブに対する更なる中心的要求、即ち、極めて小さい構造スペースを実現させ、可能な限りメンテナンスフリーを保証するという要求に常に留意せねばならない。
【0008】
ローラドライブは、その接続のために1つ以上の接続ケーブルを設ける構造ユニットの中で製造されるので、ケーブル布線にかなりの手間がかかる。それで、例えば接続ケーブルの接続線を各電動モータの軸内に通すことが不可欠である。しかし、この接続線を通すこと自体が、組立て作業でかなりの手間を要する。
【0009】
ローラコンベアのローラは、普通、コンベアフレームの横側面においてフレーム長手側の受容開口部内に直接支承される。ローラコンベアはローラ移送装置の1つである。駆動されないローラ(パッシブローラ)と比べて、ローラドライブ、即ち電気機械である電動モータを一体化したローラの配備の場合、ローラ本体に一体化したモータの駆動トルクを受け止めし、ローラ移送装置のフレームに対し、即ち、特に少なくとも1つの横側面に対し支える必要がある。
【0010】
ローラドライブの軸端を横断面において異形、例えば四角形又は六角形とし、これがコンベアフレーム側の相応の形状の受容開口部に入り込み、それでトルクを吸収するようにすることは公知である。トルクが大きい場合は、異形化が益々大きく要求される。例えば欧州特許出願公開第1209101号公報から、この種のローラドライブが公知である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の課題は、ローラドライブにおける従来技術の上記欠点の少なくとも1つを小さくしないしは取り除くことである。
【0012】
特に組立て工数の低減及び/又は構造の小型化及び/又は冷却の改善に関する要求を満たすものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この課題は、請求項1又は3に記載の特徴を有するローラドライブと、請求項8又は9に記載の特徴を有するローラ移送装置によって解決される。従属請求項2、4〜7及び10〜12は、本発明の更に進んだ有利な形態を示す。
【発明の効果】
【0014】
ローラドライブが電気機械を備え、ここで電気機械は特に電動モータである。ローラドライブは更に円筒形の基本形を有し、この基本形を通して2つの端面を有する。少なくとも一方の端面が端面側接触面を形作る。接触面は、ローラ移送装置の横側面との接触のために設けられている。ローラ移送装置は少なくとも2つの横側面を有し、両横側面の間にパッシブローラとローラドライブが位置決される。パッシブローラは電気機械を備えないローラで、ローラドライブの締結の方法に応じ、パッシブローラを横側面に締結可能である。横側面はローラ移送装置の支持体である。ローラドライブからの放熱のため、接触面を経て熱エネルギをローラドライブから横側面に放出する。横側面は、特に少なくとも部分的に金属材料からなっているとよい。接触面を横側面に圧し付けると、ローラドライブからの放熱を改善できるだけでなく、その締結も改善できる。ローラドライブは、一方の端面でローラ移送装置の横側面の一方にねじ留めできる。この結果、接触面を横側面に圧し付け、この結合で、ローラドライブに生じるトルクも横側面に伝達可能となる。
【0015】
有利な一形態では、ローラドライブ又はパッシブローラの軸端を、支持体において噛み合い方式で受容する。噛み合い方式を用いるのは、ローラドライブの駆動時、軸が反対方向に回転するのを防ぐべく、駆動トルクを吸収する反トルクを発生せねばならないからである。このため、支持体がローラドライブの軸端の横断面に対応する多角形の軸受容開口部を備えると好ましい。受容開口部は六角形をなすとよい。ローラドライブの軸端を確実に軸ホルダ、即ち、例えば横側面で固定すべく、ローラドライブの軸端を、例えばこれが横側面の受容開口部を貫通し、該受容開口部から突き出る軸端領域において支持体、即ち横側面に対し固定できるように形成する。
【0016】
ローラドライブは、電気部品を受容する装置を備えるように形成してもよく、その際、該装置は電動モータのためのトルクサポートとして設け得る。電気部品受容装置がトルクサポートである時、これは横側面と固定的に連結される。これが電気部品の接続を容易にする。この電気部品を使って、例えば電流変換器、調整装置及び/又は通信装置を実現できる。即ち、本発明の更に進んだ形態では、ローラドライブは電気機械を調整する調整装置及び/又は上位の制御器及び/又は調整器と通信する通信装置を備える。
【0017】
本発明では、端面、電気機械及び電流変換器を備えるローラドライブを以下のように形成する。即ちローラドライブが、更に調整装置及び/又は通信装置を具備し、ここで、特に調整装置及び/又は通信装置が、電気部品受容装置内に収納されており、この装置が、特に電気機械のためのトルクサポートとしても設けられる。受容装置は、例えばトルク伝達にも使用されるハウジングを備える。加えて、受容装置は、熱を他の物体に向けて放出できる接触面を備える。他の物体とは、例えば駆動ローラが締結されたローラ移送装置の横側面である。この横側面と接触する接触面によって駆動ローラはより良く冷却されるので、駆動ローラの温度を、例えば通信装置の組込みを可能にする範囲内に保てる。通信装置は、特に目標値を制御器からローラドライブに伝達するのに役立つ。通信装置を、又は調整装置も実現させる電子部品を高温に曝してはならないことから、これを駆動ローラ内部に組込むことは、本発明に従い、接触面を冷却能力のある補助体として使用することで初めて可能となる。即ち、ローラドライブは、冷却のためにその端面の少なくとも1つに熱伝導性の接触面を有するとよい。
【0018】
更なる有利な形態では、ローラドライブはケーブルなし接続具を備える。ケーブルなし接続具は、ローラドライブと固定的に結合しており、ケーブルとの電気接触を作るために、例えば差込み接点、刺通接点、切断接点等を具備する。ケーブルは、特にデータバス又は電力バスのバスケーブルである。ねじ留めをしなければならないクランプ結合を回避することにより、ローラドライブの組立てを単純化できる。
【0019】
ローラドライブの締結のため、該ドライブは端面の1つに例えば少なくとも2つのローラドライブ締結手段を備える。この締結手段は、例えばねじ継手である。
【0020】
電気機械からの振動が横側面に全く伝わらない、又は減衰した上でしか横側面に伝わらないようにすべく、ローラドライブは振動減衰装置を備えるとよい。この装置が有効なのは、駆動モータを一体化したコンベアローラ、即ちローラドライブの場合、システム次第でモータ回転時に振動、それも横側面で支承されたコンベアローラの軸端を介してコンベア自体のフレームに、従ってまたコンベア全体に伝わるような振動が発生し得るからである。ローラ移送装置であるコンベアのフレームは、例えば2つの横側面を備え、これら横側面の間に複数のトラバースを備える。振動は、支障ある騒音を生じるばかりか、コンベアに振動を引き起こし、相当な損害を生じ得る。振動減衰装置は、例えば横側面に固定的にねじ留め可能な、変形に強い少なくとも1つの基礎体と、ローラドライブの軸端を相対回転しないように受容する、同じく変形に強い支持体とを備え、基礎体と支持体は、振動減衰作用を持つ1つの弾性中間層によって相互の結合が解除可能となっている。
【0021】
少なくとも1つのローラドライブを備え、該ローラドライブを2つの横側面間に位置決めしたローラ移送装置は、有利にはその横側面に沿ってローラドライブ接続用のバスシステムを備え、ここで、ローラドライブをバスシステムに接続するプラグ形コネクタを備える。このプラグ形コネクタを形成すべく、ローラドライブは1つの接続具を備える。
【0022】
ローラ移送装置において、ローラドライブを少なくとも1つの横側面が熱的にローラドライブと結合するよう2つの横側面の間に位置決めするとよい。加えて、ローラドライブは、既述の如く、熱を横側面に伝達する端面側接触面を備え得る。ローラ移送装置は、アクティブローラであるローラドライブと並んで、パッシブローラも備える。パッシブローラも複数の端面を有し、ここで、少なくとも1つの端面に、ローラ移送装置の横側面と接触する端面側接触面を備える。これで、パッシブローラは、アクティブローラと同じ方法で横側面に締結できる。
【0023】
更に有利な形態のローラ移送装置は、少なくとも1つの横方向冷却チャネルを備える。横側面は、この冷却チャネルの一部として形成し得る。今、熱がローラドライブの接触面を経て横側面に放出されると、熱エネルギは、冷却チャネルを経て更に先へ排出できる。そのため、冷却チャネルを経て冷却空気を送出すべくファンを設ける。
【0024】
ローラ移送装置やローラドライブの用途は、例えば郵便/小包集配センタのコンベアシステムにおけるローラコンベア、織物工場や製紙工場の安全システムや遅延システム(レーン制御系)或いは紡績機のスピンドル又はゴデットにおけるローラドライブである。
【0025】
更に有利な形態では、ローラドライブ内部に少なくとも1つの下記コンポーネントが配置される。
ローラパイプを駆動する、定置式六角形シャフトを付けた電動モータ、
モータないしは定置式六角形固定子シャフトを駆動電子回路ハウジングに締結する六角穴付き、ないしはモータトルク(移送物品に対する反トルク)を駆動電子回路ハウジングへ転送する及び/又は振動減衰用の弾性エレメントを付けたブシュ、および
駆動電子回路を受容し、モータトルク(移送物品に対する反トルク)をブシュから横方向チャネルへ転送し、接点付き絶縁体を受容し及び/又はローラドライブを横方向チャネルにねじで締結する時に使用されるねじ穴を付けた駆動電子回路ハウジング。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に詳細に説明する実施形態は本発明の好ましい実施例である。
【0027】
図1は、ローラ移送装置3の基本構造を斜視図で示す。ローラ移送装置3は、ローラ1と2を備える。一方のローラがローラドライブ1で、他方のローラがパッシブローラ2である。パッシブローラ2は、ローラを駆動する独自の電動モータを備えてない。
【0028】
ローラドライブ1は、各々少なくとも1つの電気機械を備え、ここで、電気機械は特に電動モータである。移送物品を制動しようとする際は、電気機械を例えば発電機として使用する。パッシブローラ2は、ベルト70を介して相互に、かつローラドライブ1と連結されている。こうして、パッシブローラ2をローラドライブ1により共に運動させることができる。パッシブローラ2同士の結合は、あらゆるローラ移送装置において不可欠ではない。ローラ移送装置は、パッシブローラ2が1つ以上のローラドライブに左右されずに運動できる構成であってもよい。但し、この種の構成は図1に示していない。
【0029】
ローラ移送装置3は、2つの横側面4を持つ。横側面4は、ローラ1と2の締結に役立つ。カバー6と共に横側面4はチャネル7を形作る。これらチャネル7は、図示の例ではデータバス40及び電力バス41を受容すべく設けている。データバス40は例えばProfibus(登録商標)である。電力バス41は例えば直流電圧バスで、これを使ってローラドライブ用モータは電気エネルギを得る。ローラドライブ装置3の構造を安定化すべく、この装置は横側面4間にトラバース8を具備する。チャネル7は、従来技術では、従来その中で補完アセンブリ5を位置決めするためにも設けていた。補完アセンブリ5の中に、従来技術によれば、データバス40につなぐための電子通信装置、ローラドライブの調整及び/又は制御のための駆動電子回路、電子回路電源装置が、また必要に応じ、電気ローラドライブ1の給電のための電流変換器も収容されている。本発明では、これら電流変換及びデータ通信の機能をローラドライブ1に内蔵している。この内蔵は、特に、改良された方法でローラドライブから熱を排出できる利点を持つ。この改良された熱排出は、横側面4に接するローラドライブ1の剛性の端面の使用に起因している。特にローラドライブに一体化した電流変換器の電力半導体素子が、有利には熱的にローラドライブの端面と結合している。横側面4が通常金属材料からなり、ローラドライブ1の端面が横側面4と熱的に結合している故、横側面4は、ローラドライブ1にとり大きい放熱体として働く。
【0030】
図1に示したローラ移送装置は、補助エレメントとして光センサ9も具備する。この光センサ9を使って移送物品の移送を監視できる。
【0031】
図2は、電気機械46及び減衰カップリング54を付けたシステムの詳細を示す。電気機械46は、特にローラドライブの駆動装置としての電動モータである。ローラドライブのローラは、図2には示していない。電気機械46は、六角形断面をもつ軸56を介して、六角穴を持つカップリング54と連結されている。カップリング54は、図2に示した如く、特に減衰型のカップリングである。これは、電気機械46からの振動、例えばトルク振動から生じる振動を減衰させるのに役立つ。この振動減衰のために減衰体57を設けている。減衰体57は、内シリンダ58と外シリンダ59の間にある。軸56を内シリンダ58で制止すべく、そこには止め穴61を設けており、この中に止めピン、又は止めねじが入れられるようになっている。外シリンダ58を減衰体57の上で保持すべく、外シリンダ58には更なる止め穴62が設けられている。
【0032】
カップリング54又は電気機械46に補助的に結合したユニットに、ロック防止装置を一体化させることもできる。但し、これは図2に示していない。
【0033】
図3は、図2のカップリング54を分解図で示す。ここで、カップリング54は更なる組付け部品を取付けるためのエンドワッシャ60も具備することが分かる。
【0034】
図4は、2本の軸を持つローラドライブのための電気機械46の斜視図である。ローラドライブは、1本のワンピース型の軸を持つ構成でもよいが、図4には示していない。電気機械46は、固定子11、12及び回転子37を備える。ここで、全体を見易くすべく回転子37は破線で描いている。電気機械46の固定子11、12は、電気機械46の非回転部分である。固定子11、12は、六角軸42と噛み合い方式で連結している。六角軸42を介して、例えば図3のカップリングの六角穴内に導入可能となっている。この六角形機構を介してトルクサポートが行われる。六角軸42内を機械接続線21が通っている。電気機械は、六角軸42の開口部に通された機械接続線21を介して、この図に示さない駆動電子回路に接続されている。駆動電子回路は特に電流変換器である。
【0035】
従来技術では、機械接続線21を付けた六角軸42は、六角形開口部を持つ横側面を通り抜けていた。本発明では、六角軸42はローラ移送装置の横側面を通り抜けない。機械接続も、横側面を通り抜ける機械接続線を介して行わない。本発明では、特に接続ブシュとして形成した接続具をコネクタとして設けており、該コネクタは横側面の凹部を通り抜け可能となっている。この接続方法を図5に示す。
【0036】
電気機械は外回転子型モータである。しかし、外回転子型モータ又はローラ用モータの固定子と接触するのにも、接続し、つなぐのにも、比較的手間がかかる。この製作プロセスを単純化又は自動化すべく、分割した形の軸を持つ固定子を使用できる。これを図5に示す。第1の軸セクション10上に、巻線12を付けた固定子成層鉄心11を配置している。固定子側の第1の接点キャリア13は、巻線12と接触するのに役立つ。
【0037】
第1の軸セクション10は、第2の軸セクション14に差込み可能となっている。第2の軸セクション14の、固定子に面した端に、第2の接点キャリア15を配置している。これは第1の接点キャリア13と接触するために用いられる。第2の軸セクション14には、玉軸受16を使って外管形軸受ブシュ17が支承されている。巻線ワイヤ18が成形輪郭19を通り抜けている。巻線の始まりも終わりも、軸方向において巻線12の手前に配置された接点キャリア13の成形輪郭19を使って限定された箇所で固定できる。巻線ワイヤ18がつなぎ合わされて1箇所で成形輪郭19を使って予め固定されている場所に機械的結合を作り得る。この結合は溶接で行え、又は図7に示す如く、ポケットに押し込まれた絶縁クランプ接点20を使っても行える。かくして、線を切り離すことなく更なる線とつなぎ合わせ得る。更に、弛んだ部品同士を縛ることなく固定できる。
【0038】
第2の軸セクションは、線を通し、かつ第1の軸セクション10を差込むべく、中空に形作られている。第2の接点キャリア15の接続線21は、図7では見えないように、半径方向穴ないしは凹部を通り抜けて第2の軸セクション14内に延びている。
【0039】
第2の軸セクション14は、玉軸受16の支承箇所の領域において良好な座りを保証すべく軸受ブシュの形に作られている。軸受ブシュないしは第2の軸セクション14を第1の軸セクション10上に圧し嵌めると、同時に、両方の接点キャリア13及び15の中にある接触エレメントが結合する。
【0040】
図5は、ローラドライブ1のバス結合の詳細を斜視図で示す。ローラドライブ1は、電気機械46、カップリング54及び電気部品受容装置47を備える。カップリング54は装置47のハウジングに少なくとも部分的に一体化している。電気部品受容装置47は、横側面4と固定的に連結される。そのため横側面4に、各1つの接続具48を通す穴45を設けている。更に、横側面4に、ねじ44を通す締結穴45を設けている。ねじ44を用い、電気部品受容装置47を横側面4に締付ける。電気部品受容装置47は、電気機械のスタンドと剛連結しているので(但し減衰装置を設け得る)、ローラドライブ1は2個のねじ44により横側面4で保持される。電気部品受容装置47は、例えば図6に示す如く、電流変換器、調整装置及び/又は通信装置を具備するように形成できる。
【0041】
横側面4内をデータバス40と電力バス41が走る。これらバス40、41を接続具48と結合する。図5はこの接続具の分解図である。図8は最終組立て後の接続を示す。ねじ44を通す穴45を付けたキャップ43を使って、バス40及び41を接続具で制止する。接続具48が、例えばシステム状態を表示するLED71を備えるなら、キャップ43に、LEDを読取り用の穴が設けられる。図7に接続具48の詳細を示す。
【0042】
バス40及び41の有利な形態では、ケーブルが別々の色及び/又は横断面形状を有する。これは、区別を容易にし、取り違いを防ぐ(替え間違いと差し間違いを防止)。ケーブルは、特に平リボン線として形作られている。
【0043】
ローラドライブ1を横側面に締結する両方のねじ44を用い、平リボン線もキャップ43で刺通接点に押し当てるとよい。これで、平リボン線40と41を固定し、同時にローラドライブ1を、横方向チャネルの形成に用いる横側面4と遊びなく結合させ得る。
【0044】
図示の締結技術によれば、駆動装置全体ないしはローラドライブの単純かつ迅速な組立てと分解が可能である。
【0045】
図6は、3台のローラドライブ1を相前後して横側面4に締結したローラ移送装置を一部切取った形で示す。ローラドライブ1は、電気部品受容装置47を具備し、これに、例えば電流変換器67、電気機械を調整する調整装置68及び通信装置69を一体化している。通信装置69はデータバス40に接続され、電流変換器67は電力バス41に接続されている。この接続は、本発明に従う接続具により形成する。電気部品受容装置47は、端面側でローラドライブ1の外ローラ23を越えて突出するハウジングを備える。この装置47のハウジングは、横側面4と固定的に連結されている。ハウジングが外パイプ23から外へ突出していることにより、外パイプ23は回転子のように自在に運動できる。外パイプ23は、電気機械の回転子と連結されている。
【0046】
本発明では、電動モータと共に駆動電子回路もローラを一体化できる。これは、特に横側面4を駆動電子回路冷却用の放熱体として用いることで可能となる。電流変換器は、駆動電子回路の少なくとも一部を備える。排熱は、電気部品受容装置47を横側面4と平面的に接触させることで行う。即ち、横側面4をローラドライブ1の放熱体として用いる。
【0047】
接続機構もローラドライブ1に一体化するとよい。これは、例えば、特にプラグ形、クランプ形又はナイフ形のコネクタを具備する接続具48の一体化により行える。
【0048】
図7に詳細に示す本発明の接続具48を使用すれば、駆動電子回路や電気機械の単純化された交換や据付けが可能である。駆動電子回路は、例えば電流変換器の電子回路及び/又は駆動制御の電子回路及び/又は通信接続のための電子回路である。周知の従来技術では、ローラドライブの交換や据付けのために複数の電気コネクタ及び機械コネクタを着脱せねばならなかった。それに対し例えば刺通接点と接点ピンを1個のブシュ内に具備する本発明の接続具とキャップを使用すれば、複数の接続を同時に作り、再び切り離せる。即ち、この接続具は、ローラドライブ1の電気接続が特殊な電気接続工具なしに実行できるように形作られている。
【0049】
図7は、ローラドライブのための接続具48を示す。接続具48は、データバス40の接続にも電力バス41の接続にも役立つ。
【0050】
データバス40は例えばASIバスで、ここでは平リボン線を用いる。このバスの機能は、上位の制御装置及び/又は調整装置への通信に関係する。有利には、データ通信は24V直流電力供給装置に合わせて変調される。この電力供給装置は、特にドライブの調整及び/又は制御のための駆動電子回路に役立つ。
【0051】
2つの刺通接点50を、電気機械のエネルギ供給用の第2の平リボン線の接続又は電気機械用電流変換器のパワー電子回路の給電のために設けている。ここで扱われるのはまだ保護用低電圧なので、そのために48V直流電圧を使用するとよい。
【0052】
ローラドライブと固定的に連結された接続具48は、横側面4の突破口51を通り抜ける。接続具48は、保護用と案内用のノーズ52を備える。ノーズ52は、接続具を損傷から守る保護カラーとして役立つ。ノーズ52は金属製であるとよい。ノーズが例えばコネクタ差込み用又はケーブル引込み用の開口部を持つ実施形態は図7に示していない。
【0053】
バスの接続のために刺通接点50を設けている。刺通接点50は、絶縁体72により互いに分離されている。2つの刺通接点50を1本のバスの接続用に設けている。各1本のバスのための刺通接点50間に接続ブシュ49があり、該ブシュ49は4本の接点ピン53を持ち、例えば工学的信号装置(光センサ等)の接続のためと、コネクタ(図示せず)経由のディジタル信号の出力のためとに使用できる。工学的信号装置は、代替的に補助の刺通接点又は絶縁クランプ接点を使って接続できる。但し、これは図7に示していない。
【0054】
接続具48は、一種の複合コネクタを介しての電力装置、通信装置及び工学的信号装置の接続に関わる。有利なのは下記の場合である。
複合コネクタが既にローラドライブの構成部分の1つである場合、
通信用の線接続(例えばASIバス)が刺通接点又は絶縁クランプ接点を介して実現している場合、
電力用の線接続が同じく刺通接点及び/又は絶縁クランプ接点を介して実現している場合(絶縁クランプ接点は図示せず)及び/又は
電力網で直接運転される三相交流モータで、絶縁クランプ接点が実現している場合。
【0055】
ローラドライブ1の組立ては、ローラドライブ1を横側面4の相応の開口部に通して差込み、その後、バス40と41のための平リボン線をキャップ43で刺通接点に押し当てるようにして行える。締結ねじ44を締め込んだ後、キャップ43と平リボン線40及び41とローラドライブ1を同時に固定する。
【0056】
図7に示す接続具48は、ローラドライブばかりか、例えば制動装置を備えるパッシブローラでも使用可能である。この種のローラでは、ブレーキも制御電子回路もローラに一体化している。
【0057】
接続具48及び突破口51が、非対称に配置した互いに相応の輪郭の障害物74を備えるとよい。即ち、複合コネクタ48(接続具)の横側面4にある開口部51は、1つずつ非対称の同一輪郭の障害物を持ち、これを使って、強制的に限定された取付け位置でのみバス40、41の線接続が行われる。
【0058】
パッシブローラ、即ち電子回路及び/又は電気機械を持たないローラは、端面にローラドライブの接続具に合致する形状の締結具を備え得る。形状の合致は、特にローラが如何なる方法で横側面4に締結されるかに関係する。パッシブローラ端面の締結具は、更にこれを使って線を固定できるような構成であってよい。これは、特にバス40と41のための線に関係する。横側面4がローラ移送装置の横方向チャネルの一部として利用できるので、そこから、その中を通るバスや線を保護でき、横方向チャネル内には相応のエレメントを設け得る。締結具は図7に明瞭に示していないが、をれは、締結具を、例えば図7に示す刺通接点50及び接続ブシュ49の欠けた形に作ることも可能だからである。
【0059】
横側面4にある突破口51が従来一般の六角形でない場合は、六角軸を受容する六角形開口部を有し且つ突破口51に締結できるアダプタエレメントを設ける。この種の六角軸は、従来パッシブローラ及びアクティブローラにおいて普通の軸である。今述べたアダプタエレメントは、図7に示していない。
【0060】
図8は、バス40と41並びにキャップ43が最終的に取付けられた状態の横側面4を前方から見た別の斜視図である。横側面4のU字形横断面により、図示しないカバーを使って容易にチャネルを形成できる。
【0061】
図9は、横側面4を後方から見た斜視図の一部である。駆動電子回路は、電気部品受容装置47内にあり、ローラドライブ1と一体化している。ローラドライブ1は外ローラ23を備える。この外ローラ23の内側で、駆動電子回路は電気機械(特に電動モータ)と横側面4の間に位置決めされている。このため、駆動電子回路と電気機械46との熱的な結合を解くことができる。電気機械46と駆動電子回路47の分離により、優れた保護も単純な方法で実現できる。ローラドライブ1の図示の実施例では、駆動電子回路と外側接続部の間に軸受がない故、従来技術におけるように電気結合が妨げられることはない。ローラドライブ1は既に駆動電子回路47、例えば電流変換器と電気機械46を具備し、両者がローラドライブの組立てに向けて既に互いに電気結合しているため、既述の如く、既存の接続具を使ってローラドライブ1の単純かつ迅速な電気接続が行える。
【0062】
電気部品受容装置47は、駆動電子回路の受容、接続部品の受容、トルク伝達、および横側面4への遊びなしの結合のうち少なくとも1つを受持つ。これらの機能は、電気部品受容装置47のハウジングが受持ってもよい。
【0063】
図10は、ローラドライブ1の更なる斜視図である。この図には、ローラ移送装置の横側面と接触する接触面66を示している。ローラドライブ1の端面64の一部をなすこの円形接触面を介して、熱を横側面に向けて放出できる。接触面66は、電気部品受容装置47により作る。接続具48は接触面66から突出する。接触面66の領域内にあるねじ穴55が、装置47の取付け、従ってローラドライブ1全体の取付けをも可能にする。ローラドライブ1は、第1の端面64と並んで第2の端面65も備える。端面65の領域には、例えばローラドライブ1の組立て用の六角軸がある。
【0064】
図11は、装置47の制止穴62を示す。制止穴62は、カップリング54を装置47に締結するのに役立つ。
【0065】
図12は、トルクサポート用に放熱体25を付けたローラドライブ1の横断面である。放熱体25は、ローラドライブ1の端面64を形成し、ねじ44を使って横側面4と連結しており、ここで、放熱体25の端面64は外パイプ23を越えて突き出る。ねじ44の締結のため、放熱体25はねじ穴55を備えている。ねじ44を使って放熱体25を横側面4に押し付ける。この接触により、少なくとも電気機械46の冷却のために設けた放熱体25は、熱を横側面4に向けて放出する。放熱体25の端面64は、外パイプ23を越えて突き出る。電気部品受容装置47が放熱体25の代わりをしてもよく、また、その通りに形作ってもよい。但しこれは図12に示していない。
【0066】
図12の実施例は、どのように外パイプ23をローラ軸22で支承しているかを示す。ローラ内部で、軸22に外回転子型モータ24又はその固定子27を軸受30で支承している。冷却技術で公知のヒートパイプ26を介して、損失熱は外回転子型モータ24から放熱体25へ移送される。
【0067】
外回転子は、従来公知の方法で裏当て管28とその内側に配置された複数の永久磁石29からなる。固定子27と外回転子28、29の間の空隙を限定した形で確保すべく、図12に示す如く、裏当て管28を、軸受30を介して管中心で支承している。
【0068】
ヒートパイプ26の配備により、損失熱の一部を軸方向に、モータ24から放熱体25経由でローラの外パイプ23又は横側面4に向けて排出できる。
【0069】
図13は、ローラドライブ1の更なる横断面を示し、ここで、ローラドライブは端面側に2つの別々の締結システムを、また、分割された形の軸22、22'を備える。一方の端面65に、ばね63を付けた締結システムを図示している。端面64には、既に図5〜9に例示的に示した通りの締結システムを示している。
【0070】
図14は、ヒートパイプ35が横側面4に突き入り、これと接触する形のローラドライブ1を示す。この結果、ローラドライブ1からのより良い排熱が可能である。図13と14に示すローラの構造は、図12に示すそれにほぼ合致する。違いは、図13と14のローラでは、磁気的な裏当ての機能を外パイプ23が受持っていることだけである。そのための前提は、外パイプが相応の磁気特性を有することである。
【0071】
ローラドライブ1の受動的な排熱が不十分な場合、排熱は、例えば専用ファン36で促進できる。その1つの例を図15に示す。軸受30と放熱体25の間に、ファンホイール36をこれらと同軸に配置している。その上、放熱体25は軸方向に走る冷却チャネル38及び39を有する。冷却チャネルの一部38が半径方向外側を走り、他の部分39が放熱体25内を半径方向内側で走る。放熱体の端面に、半径方向内側と半径方向外側に位置する冷却チャネル38及び39を互いに結合させる空間を設けている。
【0072】
支承板と一体であってよいファンホイール36は、相対回転しないようにローラの外パイプ23と連結されている。これに対し、放熱体25は、軸22と横側面4に固定的に取付けられており、回転運動を行わない。放熱体25に対するファンホイール36の相対運動により、図15に矢印で示す循環空気流が生じる。放熱体25は、これで熱を周囲空気の方へ、特に冷却チャネル39内へと導き、熱を、ファンホイール36によって外パイプ23の付近にも、横側面4を通り抜けて外へも運び出す。冷却空気の取入れも横側面4を経て行われる。これにより、排熱を加速できる。
【0073】
移送物品が接触により過熱又は燃焼しないように、図示しない断熱層を部分的にローラ表面に施すとよい。この種の接触防止は、例えばネットによって保証できる。このネットを経て、熱は依然、例えば対流によって運び出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】ローラ移送装置の斜視図である。
【図2】電動モータと減衰カップリングを付けたシステムの詳細図である。
【図3】図2のシステムの分解図である。
【図4】2本の軸を持つローラドライブの電気機械の斜視図である。
【図5】ローラ移送装置におけるローラドライブのバス結合の詳細斜視図である。
【図6】ローラ移送装置におけるローラドライブのバス結合の更なる詳細斜視図。
【図7】ローラドライブのための接続具。
【図8】横側面を前方から見た斜視図。
【図9】横側面を後方から見た斜視図。
【図10】ローラドライブの斜視図。
【図11】電気機械に結合した電気部品受容装置。
【図12】トルクサポートとして放熱体を付けたローラドライブの横断面図。
【図13】端面側締結システムを付けたローラドライブの横断面図。
【図14】ヒートパイプを備えるローラドライブの横断面図。
【図15】冷却するファンホイールを備えるローラドライブの横断面図。
【符号の説明】
【0075】
1 ローラドライブ、2 パッシブローラ、3 ローラ移送装置、4 横側面、6 カバー、7 チャネル、8 トラバース、9 光バリヤ、10、14 軸セクション、11、12 固定子、13、15 接点キャリア、16 玉軸受、17 外管形軸受ブシュ、18 巻線ワイヤ、19 成形輪郭、20 絶縁クランプ接点、21 機械接続線、22 軸、23 外ローラ、24 モータ、25 放熱体、26 ヒートパイプ、27 固定子、28、29 外回転子、30 軸受、36 ファンホイール、37 回転子、38、39 冷却チャネル、40 データバス、41 電力バス、42 六角軸、43 キャップ、44 ねじ、45 締結穴、46 電気機械、47 電気部品受容装置、48 接続具、49 接続ブシュ、50 刺通接点、54 カップリング、55 ねじ穴、61 止め穴、62 制止穴、63 ばね、64、65 端面、66 接触面、67 電流変換器、68 調整装置、69 通信装置、70 ベルト、71 LED、72 絶縁体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機械(46)を備えるローラドライブ(1)であって、前記ローラドライブ(1)が端面(64、65)を有し、少なくとも1つの端面(64)が端面側接触面(66)を備えることを特徴とするローラドライブ。
【請求項2】
前記ローラドライブ(1)が電気部品を受容する装置(47)を備え、該装置(47)が前記電気機械(46)のためのトルクサポートとして機能することを特徴とする請求項1記載のローラドライブ。
【請求項3】
端面(64、65)、電気機械(46)及び電流変換器(67)を具備するローラドライブ(1)であって、該ローラドライブ(1)が更に調整装置(68)及び/又は通信装置(69)を備え、調整装置(68)及び/又は通信装置(69)が、電気部品を受容する装置(47)の中に収納されており、前記装置(47)が前記電気機械(46)のためのトルクサポートとしても機能することを特徴とするローラドライブ。
【請求項4】
前記ローラドライブ(1)が複数の端面(64、65)を備え、少なくとも1つの端面(64、65)が熱伝導性の端面側接触面(66)を有することを特徴とする請求項2記載のローラドライブ。
【請求項5】
前記ローラドライブ(1)がケーブルなし接続具(48)を備えることを特徴とする請求項1から4の1つに記載のローラドライブ。
【請求項6】
前記ローラドライブ(1)が前記端面の1つに、前記ローラドライブ(1)を締結する少なくとも2つの手段を備えることを特徴とする請求項1から5の1つに記載のローラドライブ。
【請求項7】
前記ローラドライブ(1)が振動減衰装置(57)を備えることを特徴とする請求項1から6の1つに記載のローラドライブ。
【請求項8】
ローラドライブ(1)を備え、前記ローラドライブ(1)が2つの横側面(4)の間に位置決めされているローラ移送装置(3)であって、前記横側面(4)に沿って前記ローラドライブ(1)を接続するバスシステム(40、41)が通っており、前記バスシステム(40、41)に前記ローラドライブ(1)を接続するプラグ形コネクタが設けられていることを特徴とするローラ移送装置。
【請求項9】
ローラドライブ(1)を備え、該ローラドライブ(1)が2つの横側面(4)の間に位置決めされているローラ移送装置(3)であって、前記横側面(4)が熱的に前記ローラドライブ(1)と結合していることを特徴とするローラ移送装置。
【請求項10】
前記ローラドライブ(1)の端面側接触面(66)が前記横側面(4)に当接することを特徴とする請求項8又は9記載のローラ移送装置。
【請求項11】
前記ローラドライブ(1)が請求項1から7の1つに従って形作られていることを特徴とする請求項8から10の1つに記載のローラ移送装置。
【請求項12】
前記ローラ移送装置(3)がパッシブローラ(2)を備え、前記パッシブローラ(2)が端面を有し、少なくとも1つの端面(64)が、前記ローラ移送装置(3)の横側面(4)との接触のために設けられた端面側接触面(66)を備えることを特徴とする請求項8から11の1つに記載のローラ移送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2009−509890(P2009−509890A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−532705(P2008−532705)
【出願日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際出願番号】PCT/EP2006/066133
【国際公開番号】WO2007/036421
【国際公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】