説明

ワーク姿勢検査装置

【課題】単位時間あたりに検査可能なワーク数を増大して処理能力を向上させたワーク姿勢検査装置を提供する。
【解決手段】ワーク姿勢検査装置は、所定の軌道面11に沿って所定姿勢p1で連接したときとその一部に姿勢が異なるものが存するときとで連接長さが異なるワークWを検査対象とし、ワーク搬送路1に、ワークW同士を接触させて軌道面11に沿って連接させる領域Arを設定するとともに、領域Ar内に進入したワークWのうち検査対象とする先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法が全て所定姿勢p1であるときの所定寸法Dと一致しない場合に、検査対象のワークWに所定姿勢p1でないワークが含まれていると判定する判定部2を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク搬送路に沿って搬送されるワークの姿勢を検出するワーク姿勢検査装置に係り、特に姿勢判定を適正化したワーク姿勢検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ワーク姿勢検査装置は、ワークを供給搬送するパーツフィーダ等のワーク搬送装置によってワーク搬送路に沿って搬送されるワークのうち所定姿勢ではないワークを排除するためにワークの姿勢を検出する装置である。このようなワーク姿勢検査装置は、特許文献1や図5に示すように、ワーク搬送路101の一部に軌道面111に沿って搬送方向にワークWを一列に整列させる領域Arが設定されており、この領域Arに進入したワークWのうち検査対象とするワークWの姿勢を検出するための投光型の到着用センサ120及び姿勢判別用センサ121とを有し、到着用センサ120でワークWが検査位置に到達したことを検出したときに姿勢判別用センサ121の検出結果によってワークW毎にその姿勢を判定する装置である。
【0003】
具体的には、図5(a)に示すように、ワークWの姿勢が所定姿勢p1である場合には到着用センサ120の図示しない発光部により投光した光がワークWで遮蔽されて到着用センサ120の図示しない受光部で受光されないことでワークWが検査位置に到達したことを検出したときに、姿勢判別用センサ121の図示しない発光部により投光した光がワークWで遮光されずに姿勢判別用センサ121の図示しない受光部で受光されるように、到着用センサ120及び姿勢判別用センサ121の位置関係が設定されている。また、図5(b)に示すように、ワークWの姿勢が所定姿勢p1ではない異常姿勢p2の場合には到着用センサ120でワークWが検査位置に到達したことを検出したときに姿勢判別用センサ121の発光部により投光した光がワークWで遮光されて姿勢判別用センサ121の図示しない受光部で受光されないように、到着用センサ120及び姿勢判別用センサ121の位置関係が設定されている。そして、検査対象となる単一のワークWが検査位置に到達したときに姿勢判別用センサ121で受光される場合に所定姿勢p1であると判定し、受光されない場合に所定姿勢p1ではないと判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−306012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような従来のワーク姿勢検査装置では、単一のワーク毎に姿勢検査処理を行うものであり、一つの姿勢検査処理に要するシステムの応答時間の短縮にも限度があるので、単位時間あたりの検査可能なワーク数、すなわち処理能力に上限がある。
【0006】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、単位時間あたりに検査可能なワーク数を増大して処理能力を向上させたワーク姿勢検査装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0008】
すなわち、本発明に係るワーク姿勢検査装置は、所定の軌道面に沿って所定姿勢で連接したときとその一部に姿勢が異なるものが存するときとで連接長さが異なるワークを検査対象とするワーク姿勢検査装置であって、ワーク搬送路に、ワーク同士を接触させて軌道面に沿って連接させる領域を設定するとともに、前記領域内に進入したワークのうち検査対象となる先頭ワークから後端ワークまでの軌道面に沿った連接寸法が全て所定姿勢であるときの所定寸法と一致しない場合に、検査対象のワークに所定姿勢でないワークが含まれていると判定する判定部を設けたことを特徴とする。
【0009】
このように、ワーク搬送路に、ワーク同士を接触させて軌道面に沿って連接させる領域が設定されているとともに、領域内に進入したワークのうち検査対象とする先頭ワークから後端ワークまでの軌道面に沿った連接寸法が全て所定姿勢であるときの所定寸法と一致しない場合に、検査対象のワークに所定姿勢でないワークが含まれていると判定するので、所定姿勢でないワークの有無を複数ワークに対して一度の検査処理で検査でき、単位時間あたりに検査可能なワーク数を増大させて処理能力を向上させることが可能となる。
【0010】
システムの応答遅れによる誤判定を防止して信頼性を向上させるためには、搬送路にあるワークに対して進退可能に構成され、検査対象となるワークの移動を止めるストッパを備え、前記判定部は、前記ストッパによりワークを停止させた状態で判定することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上説明したように、ワーク搬送路に、ワーク同士を接触させて軌道面に沿って連接させる領域が設定されているとともに、領域内に進入したワークのうち検査対象とする先頭ワークから後端ワークまでの軌道面に沿った連接寸法が全て所定姿勢であるときの所定寸法と一致しない場合に、検査対象のワークに所定姿勢でないワークが含まれていると判定するので、複数ワークに対して所定姿勢でないワークの有無を一度の検査処理で検査し、単位時間あたりに検査可能なワーク数を増大させて処理能力を向上させることが可能となる。したがって、高効率化に適したワーク姿勢検査装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係るワーク姿勢検査装置を模試的に示す平面図。
【図2】図1に対応する模式的な側面図。
【図3】ワークに関する説明図。
【図4】判定制御処理ルーチンを示すフローチャート。
【図5】従来の姿勢判定方法を示す説明図。
【図6】本発明を適用可能なワークを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態に係るワーク姿勢検査装置を、図面を参照して説明する。
【0014】
ワーク姿勢検査装置は、図1に模試的に示すように、平面視ほぼ台形をなす板状のワークWを振動により整列移動させて所望の供給先に供給するパーツフィーダ等のワーク搬送装置Pfに適用されており、パーツフィーダPfの排出部Pf1と供給先とを連絡する搬送路1に沿って搬送されるワークW(W,W,W,W)のうち所定姿勢p1でない異常姿勢p2のワークW等を排除するためにワークWの姿勢を判別する装置である。
【0015】
本実施形態で搬送されるワークWは、図3に示すように、平面視ほぼ台形をなして二つの穴Wが形成されており、ワーク搬送路1を構成する軌道面11に沿って複数のワークW〜Wを連接した場合に、図3(b)に示すように、全て所定姿勢p1で連接したときの連接長さDと、図3(a)に示すように、一部に姿勢が異なるワークが存するときの連接長さDとが異なるものである。これは、ワークWの姿勢が所定姿勢p1である場合には隣接するワークWと搬送方向で重ならないものの、ワークWの姿勢が所定姿勢p1でない場合には隣接するワークと搬送方向で重なることで、一連のワーク全体での連接長さに差異が生じる。
【0016】
本実施形態のワーク姿勢検査装置は、上記のワークWの特性を利用して姿勢検査を行うもので、図1及び図2に示すように、ワーク搬送路1に、ワークW同士を接触させて軌道面11に沿って連接させる領域Arを設定するとともに、領域Ar内に進入したワークWのうち検査対象とする先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dが、図3(b)に示す全て所定姿勢p1であるときの所定寸法Dと一致しない場合に、検査対象のワークW〜Wに所定姿勢p1でない異常姿勢p2のワークが含まれていると判定する判定部2を設けている。
【0017】
具体的には、ワーク搬送路1は、図1に示すように、ワークWを収める溝状をなし、図2に示すように、溝底10が搬送方向上流部1aから搬送方向下流部1bに向けて下り傾斜となるように配置されており、パーツフィーダ等のワーク搬送装置Pfの排出部Pf1から排出されるワークWを一端部(搬送方向上流部1a)で受け取り、受け取ったワークWを供給先となる他端部(搬送方向下流部1b)へワークWの自重により移動させる。図1に示すように、搬送路1を構成する溝部の溝幅L1は、単一のワークWのみが搬送方向に沿って移動可能な幅に設定されているとともに、溝底10の両側の溝壁11,12のうち少なくとも一方の溝壁を軌道面11とし、軌道面11とワークWとがワークWの自重で常に当接するように溝底10が軌道面11に向けて下り傾斜となるように配置されており、軌道面11に沿って複数のワークWが一列に配列することになる。
【0018】
図1及び図2に示すように、搬送路1にあるワークWに対して進退可能に構成され、ワークWと係合することでワークWの移動を停止させるピンシリンダを用いた検査用ストッパ40及び供給停止用ストッパ41が設けられている。検査用ストッパ40は、検査対象となる先頭ワークWと係合して先頭ワークWの移動を止めることにより、順次搬送される後続のワークW〜W及び先頭ワークWを軌道面11に沿って連接させる。すなわち、ワーク搬送路1に、ワークW同士を接触させて軌道面11に沿って連接させる領域Arを設定している。供給停止用ストッパ41は、検査用ストッパ40の上流側に配置され、検査用ストッパ40で移動が停止されている検査対象の複数のワークW〜Wに対して新たにワークWが供給されることを防ぐものである。
【0019】
検査用ストッパ40の上流側には、図1〜図3に示すように、ワーク搬送路1の領域Ar内に進入して検査用ストッパ40で移動が止められている検査対象となる四つのワークW〜Wのうち後端ワークWを検出する後端ワーク検出部20が設けられている。後端ワーク検出部20は、上記の判定部2を構成するもので、検査対象となる全てのワークW〜Wが所定姿勢p1である場合にのみ後端ワークWが検出されるように検査用ストッパ40との位置関係が予め設定されており、検査対象とする先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dが全て所定姿勢p1であるときの所定寸法Dと一致する場合に、後端ワーク検出部20による後端ワークWの検出がなされ、一致しない場合に後端ワーク検出部20による後端ワークWの検出がなされないように構成されている。具体的には、後端ワーク検出部20は、搬送路1にあるワークWを挟む位置に配置される発光部20a及び受光部20bで構成され、発光部20aで発光された光がワークWに形成された穴Wおよび搬送路1を構成する溝底10に形成された図示しない孔を通って受光部20bで受光されるか否かで後端ワークWの検出を行う。図3(b)に示すように、検査対象となる全てのワークW〜Wが所定姿勢p1である場合に発光部20aから出力された光が後端ワークWの穴Wを通過するようにし、図3(a)に示すように、検査対象となるワークW〜Wに所定姿勢p1以外の異常姿勢p2のワークWが存在する場合に発光部20aから出力された光が後端ワークWで遮蔽されるようにしている。勿論、例えばカメラ等の撮像手段により検査対象となるワークを撮像し、撮像した画像に基づいて検査対象とする先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dを計測するように構成してもよい。
【0020】
なお、図1及び図2に示すように、検査用ストッパ40の下流には、搬送路1を通過したワークWの数を検出する通過センサ43が設けられている。この通過センサ43の構成は、後端ワーク検出部20と同様の投光型のセンサを用いている。
【0021】
図2に示す制御部21は、上記の判定部2を構成するもので、上記ストッパ40,41の駆動や後端ワーク検出部20、通過センサ43からの検出信号に基づいて検査対象のワークW〜Wに所定姿勢p1でないワークが含まれているか否かを判定する一連の処理を実行する。この制御部21は、CPU、メモリ及びインターフェイスを具備する通常のマイクロコンピュータにより構成され、メモリ内に図4に示す判定制御処理ルーチンが書き込まれており、CPUは適宜必要なプログラムを呼び出して実行することにより、周辺ハードリソースと協働して、所期の検査処理を実行する。
【0022】
すなわち、検査用ストッパ40を搬送路1上のワークと係合する位置にして検査対象となる先頭ワークWと係合させてワークWの移動を塞き止める(図4の処理S1)。検査対象となるワークW〜Wが接触して連接した状態になると、供給停止用ストッパ41を搬送路1上のワークと係合する位置にして検査対象の複数のワークW〜Wに対して新たにワークが供給されることを防ぐ(図4の処理S2)。後端ワーク検出部20で後端ワークWが検出されるか否かを判定する(図4の処理S3)。
【0023】
後端ワーク検出部20で後端ワークWが検出されない場合(図4の処理S3:NO)、すなわち先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dが、全てのワークW〜Wが所定姿勢p1であるときの所定寸法Dと一致しない場合には、検査対象となるワークW〜Wに所定姿勢p1でない異常姿勢p2のワークが混在していると判定して、スピーカやディスプレイ等の報知手段を通じて外部に報知して処理を停止する(図4の処理S8)。
【0024】
一方、処理S3において後端ワーク検出部20で後端ワークWが検出される場合(図4の処理S3:YES)、すなわち先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dが、検査対象の全てのワークW〜Wが所定姿勢p1であるときの予め定めた所定寸法Dと一致する場合には、検査対象である全てのワークW〜Wが所定姿勢p1であると判定し(図4の処理S4)、検査用ストッパ40を搬送路1上のワークと係合する位置から退避させて検査済みのワークW〜Wを下流に移動させる(図4の処理S5)。検査済みのワークW〜Wが通過したことが通過センサ43で検出されるか否かを判定し(図4の処理S6)、通過センサ43で検査済みワークW〜Wの通過が検出された場合(図4の処理S6:YES)には、検査用ストッパ40を再び搬送路1上のワークと係合する位置に移動させて、供給停止用ストッパ41を解除して次の検査対象となるワークを検査用ストッパ40まで移動させる(図4の処理S7)。上記のように一度の検査処理で複数のワークの姿勢を検査する処理S1〜S7を繰り返し実行する。
【0025】
以上のように、本実施形態に係るワーク姿勢検査装置は、所定の軌道面11に沿って所定姿勢p1で連接したときとその一部に姿勢が異なるものが存するときとで連接長さが異なるワークWを検査対象とするワーク姿勢検査装置であって、ワーク搬送路1に、ワークW〜W同士を接触させて軌道面11に沿って連接させる領域Arを設定するとともに、領域Ar内に進入したワークWのうち検査対象とする先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dが全て所定姿勢p1であるときの所定寸法Dと一致しない場合に、検査対象のワークW〜Wに所定姿勢p1でないワークが含まれていると判定する判定部2を設けている。
【0026】
このように、ワーク搬送路1に、ワークW同士を接触させて軌道面11に沿って連接させる領域Arが設定されているとともに、領域Ar内に進入したワークWのうち検査対象とする先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dが全て所定姿勢p1であるときの所定寸法Dと一致しない場合に、検査対象のワークW〜Wに所定姿勢p1でないワークが含まれていると判定するので、所定姿勢p1でないワークの有無を複数ワークW〜Wに対して一度の検査処理で検査でき、単位時間あたりに検査可能なワーク数を増大させて処理能力を向上させることが可能となる。
【0027】
さらに、本実施形態では、搬送路1にあるワークWに対して進退可能に構成され、検査対象となるワークW〜Wの移動を止めるストッパ40を備え、判定部2は、ストッパ40によりワークW〜Wを停止させた状態で判定するので、システムの応答遅れによる誤判定を防止して信頼性を向上させることが可能となる。特に、ワークWを停止させるとタイムロスが生じるものの、本実施形態では、所定姿勢p1でないワークの有無を複数のワークW〜W単位で検査するバッチ処理を行うので、ワーク毎に検査処理を行う従来のものに比べて全体としての処理能力を低下させることなく的確に信頼度を向上させることが可能である。
【0028】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0029】
例えば、本実施形態では、後端ワーク検出部20として投光した光がワークで遮蔽されるか否かを以てワークを検出する投光型のセンサを用いているが、投光した光をワークで反射させて受光する反射型センサにも適用することができ、センサの種類は特に限定されるものではない。また、センサを用いずに撮像手段やその他の寸法計測手段により先頭ワークWから後端ワークWまでの軌道面11に沿った連接寸法Dを計測するように構成してもよい。また、一度の検査処理で検査するワークの数は、少なくとも2つ以上であれば本実施形態のように4つに限定されるものではない。例えば、所定姿勢p1でない異常姿勢p2のワークが混在する頻度が数千〜数万個あたりに一つ程度の低頻度である場合には、一度の検査処理で検査するワークの数を増やして検査能力の向上を追求することも可能である。
【0030】
本発明が適用可能なワークは、所定の軌道面11に沿って所定姿勢で連接したときとその一部に姿勢が異なるものが存するときとで連接長さが異なるものであれば、本実施形態で述べた平面視ほぼ台形のワークに限られず、例えば図6(a)に示すLED等のワークW’や、図6(b)に示す中空部を有する筒型状のワークW’’等の種々のワークが挙げられる。
【0031】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0032】
1…ワーク搬送路
11…軌道面
2…判定部
40…ストッパ(検査用ストッパ)
W…ワーク
,W,W,W…検査対象となるワーク
…先頭ワーク
…後端ワーク
D…連接寸法


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の軌道面に沿って所定姿勢で連接したときとその一部に姿勢が異なるものが存するときとで連接長さが異なるワークを検査対象とするワーク姿勢検査装置であって、
ワーク搬送路に、ワーク同士を接触させて軌道面に沿って連接させる領域を設定するとともに、前記領域内に進入したワークのうち検査対象とする先頭ワークから後端ワークまでの軌道面に沿った連接寸法が全て所定姿勢であるときの所定寸法と一致しない場合に、検査対象のワークに所定姿勢でないワークが含まれていると判定する判定部を設けたことを特徴とするワーク姿勢検査装置。
【請求項2】
ワーク搬送路にあるワークに対して進退可能に構成され、検査対象となるワークの移動を止めるストッパを備え、
前記判定部は、前記ストッパによりワークの移動を停止させた状態で判定する請求項1に記載のワーク姿勢検査装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−46297(P2012−46297A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−189041(P2010−189041)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(000002059)シンフォニアテクノロジー株式会社 (1,111)
【Fターム(参考)】