説明

三次元装飾パネルおよびその製造方法

【課題】 傷や汚れに対する強度および耐久性を有し、かつ立体感、奥行き感、模様の細やかさをより一層向上させ、モアレ現象による効果を十分に表現することができる三次元装飾パネルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 透明パネル(4)の表面側に第1の模様10が設けられ、透明パネルの裏面側に第2の模様11が設けられた三次元装飾パネル1において、透明パネル(4)の表面側に透明保護シート(1),(2)を設け、該透明保護シートと透明パネルの表面との間に、第1の模様10が設けられ、透明パネル(4)の裏面側に反射シート(5),(6)を設け、該反射シートと透明パネルの裏面との間に、第2の模様11が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種模様(絵柄、図形等を含む)を重ねることにより新たに作り出される干渉模様(以下、「モアレ模様」という。)を有する三次元装飾パネルおよびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、装飾材料として、いわゆるモアレ模様が施された装飾パネルや化粧シート等が用いられている。
その一例として、透明シートの一面に第1の模様が設けられ、他面にモアレ模様を有する第2の模様が設けられた三次元効果を有する装飾シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、光を反射させる反射層と、その上に被せる透明層と、透明層の上に被せる光遮蔽層と、反射層と光遮蔽層との間に介在された絵柄層とを積層するとともに、光遮蔽層に絵柄像を導き出す光線の透過孔を設けることにより、立体感を向上させた化粧シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特許第3131771号公報
【特許文献1】特開2001−150624号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、模様の立体感、奥行き感に乏しく、透明シートの厚みに比例した立体感、奥行き感しか得られず、その効果を増すには、透明シートの厚みを増大させる必要があった。また、透明シートの両面に模様を印刷しているため、模様が露出し傷や汚れが付着し易く、強度および耐久性に欠けている。
また、特許文献2に記載のものは、反射層を用いて立体感を向上させているが、模様の細やかさに乏しく、上質なモアレ模様を表現できていない。
以上のように、従来のモアレ模様は、強度および耐久性に欠け、また、模様の細やかさに乏しく、モアレ現象による効果を十分に表現仕切れていないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、傷や汚れに対する強度および耐久性を有し、かつ立体感、奥行き感、模様の細やかさをより一層向上させ、モアレ現象による効果を十分に表現することができる三次元装飾パネルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の三次元装飾パネルおよびその製造方法は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる三次元装飾パネルは、透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルにおいて、前記透明パネルの表面側に透明保護シートを設け、該透明保護シートと前記透明パネルの表面との間に、前記第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に反射シートを設け、該反射シートと前記透明パネルの裏面との間に、前記第2の模様が設けられることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、透明パネルの表面側および裏面側に設けられる第1の模様および第2の模様を、各々透明保護シートおよび反射シートによって保護することができる。このため、第1の模様および第2の模様の印刷に傷や汚れが付きにくく、仮に汚れが付いた場合でも、表面に凹凸等がなく、容易に拭き取ることができる。従って、傷や汚れに対しての強度および耐久性を向上させることができる。また、反射シートに第1の模様の裏面が写り込むため、3層分のモアレ現象を生じさせることができる。従って、モアレ現象の奥行き感や立体感ならびに模様の細やかさをより一層向上させ、モアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現することができる。また、反射シートにより、その裏面側を見せないようにするとともに、本パネルを離れた位置から見た場合に、モアレ模様の中に、手前側周辺の景色を映し出すことができる。
【0008】
さらに、本発明にかかる三次元装飾パネルは、透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルにおいて、前記透明パネルの表面側に第1透明保護シートを設け、該第1透明保護シートと前記透明パネルの表面との間に、前記第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2透明保護シートを設け、該第2透明保護シートと前記透明パネルの裏面との間に、前記第2の模様が設けられることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、透明パネルの表面側および裏面側に設けられる第1の模様および第2の模様を、各々第1透明保護シートおよび第2透明保護シートにより保護することができる。このため、第1の模様および第2の模様の印刷に傷や汚れが付きにくく、仮に汚れが付いた場合でも、表面に凹凸等がなく、容易に拭き取ることができる。従って、傷や汚れに対しての強度および耐久性を向上させることができる。また、第2透明保護シートは、透明であるため、表裏面の2層のモアレ模様以外に、そのモアレ模様越しに奥の背景の一部を見せることができる。従って、模様の細やかさをより向上させ、モアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現することができる。
【0010】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上記の三次元装飾パネルにおいて、前記第2透明保護シートの表面には、光を透過する鏡面印刷が設けられることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、第2透明保護シートの表面に、光を透過する鏡面印刷が設けられるので、その鏡面に第1の模様の裏面が写り込み、深さを倍にみせることができる。これにより、3層分のモアレ現象を生じさせることができるため、モアレ現象の奥行き感や立体感ならびに模様の細やかさをより一層向上させ、モアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現することができる。
【0012】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第1の模様は、前記透明保護シートまたは前記第1透明保護シートの裏面もしくは別の模様シートに、印刷により設けられることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、第1の模様が、透明保護シートまたは第1透明保護シートの裏面もしくは別の模様シートに、印刷により設けられるので、第1の模様を、印刷を施したシートとして管理することができる。従って、量産性を向上させることができるとともに、不良品の発生を抑制することができ、三次元装飾パネルを低コストで製造することができる。
【0014】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第2の模様は、前記反射シートまたは前記第2透明保護シートの表面もしくは別の模様シートに、印刷により設けられることを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、第2の模様が、反射シートまたは第2透明保護シートの表面もしくは別の模様シートに、印刷により設けられるので、第2の模様を、印刷を施したシートとして管理することができる。従って、量産性を向上させることができるとともに、不良品の発生を抑制することができ、三次元装飾パネルを低コストで製造することができる。
【0016】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記透明パネル、前記透明保護シート、前記第1透明保護シート、もしくは第2透明保護シートのいずれかには、光を透過する着色が施されることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、透明パネル、透明保護シート、第1透明保護シート、もしくは第2透明保護シートのいずれかに、光を透過する着色が施されるので、この着色によって、色味のある上質なモアレ模様を描き出すことができる。
【0018】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第1の模様には、その裏面に色および/または模様が施されることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、第1の模様の裏面に、色および/または模様が施されるので、この色、模様を反射面、鏡面等に写し込ませることによって、上質なモアレ模様に更に色調/模様を加えて描き出すことができる。
【0020】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第1の模様と前記第2の模様とは、少なくともいずれか一方が、異なる色により二重印刷されることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、第1の模様と前記第2の模様の少なくともいずれか一方が、異なる色により二重印刷されるので、この二重印刷によって、表面と裏面の色調が変化される。従って、上質なモアレ模様に一層の奥行き感を創出させ、更なる多様性を生じさせることができる。
【0022】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第2の模様は、前記第1の模様を縮小させた模様とされることを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、第2の模様が、第1の模様を縮小させた模様とされるので、同一模様であっても、その縮小率によって、多様で上質なモアレ模様を描き出すことができる。
【0024】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第2の模様は、前記第1の模様を回転させた模様とされることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、第2の模様が、第1の模様を回転させた模様とされるので、同一模様であっても、その回転角度によって、多様で上質なモアレ模様を描き出すことができる。
【0026】
さらに、本発明の三次元装飾パネルは、上述いずれかの三次元装飾パネルにおいて、前記第2の模様は、前記第1の模様とは異なる模様とされることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、第2の模様が、第1の模様とは異なる模様とされるので、異なる第1の模様と第2の模様とが複合されることによって、多様で上質なモアレ模様を描き出すことができる。
【0028】
さらに、本発明にかかる三次元装飾パネルの製造方法は、透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルの製造方法において、上述いずれかの三次元装飾パネルを、その透明パネルの表面側および裏面側に、各々上述された各シートをロール圧着により接合して製造することを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、透明パネルの表面側および裏面側に、各々請求項1ないし請求項11に記載された各シートをロール圧着により一体に接合することによって、強度および耐久性を有し、かつモアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現できる三次元装飾パネルを簡易に製造することができる。なお、本方法は、透明パネルが比較的薄い三次元装飾パネルをシート状に連続的に製造する場合に適している。
【0030】
さらに、本発明にかかる三次元装飾パネルの製造方法は、透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルの製造方法において、上述いずれかの三次元装飾パネルを、その透明パネルの表面側および裏面側に、各々上述された各シートを型圧着により接合して製造することを特徴とする。
【0031】
本発明によれば、透明パネルの表面側および裏面側に、各々請求項1ないし請求項11に記載された各シートを型圧着により一体に接合することによって、強度および耐久性を有し、かつモアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現できる三次元装飾パネルを簡易に製造することができる。なお、本方法は、透明パネルが比較的厚い三次元装飾パネルあるいは型成形された透明パネルを有する三次元装飾パネルの製造に適している。
【発明の効果】
【0032】
本発明の三次元装飾パネルによると、三次元装飾パネルの傷や汚れに対する強度および耐久性を向上させることができるとともに、モアレ効果の奥行き感や立体感ならびに模様の細やかさをより一層向上させ、モアレ現象を十分に活かした上質なモアレ模様を表現することができる。
また、本発明の三次元装飾パネルの製造方法によると、透明パネルの表面側および裏面側に各々シートをロール圧着または型圧着により一体に接合することによって、強度および耐久性を有し、かつモアレ現象を十分に活かした上質なモアレ模様を表現することができる三次元装飾パネルを簡易に製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る三次元装飾パネル1(以下で説明する三次元装飾パネル1Aないし1Fを総称して三次元装飾パネル1という。)を構成する各種シートおよびパネル(板)の構成図が示されている。
【0034】
図1において、保護シートA(1)は、エステル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等の樹脂材により構成される透明なシートであり、三次元装飾パネル1の表面側(図1における上側、以下同様である。)に設けられる保護用のシート材である。
保護シートB(2)は、保護シートA(1)と同様の樹脂材によって構成される透明なシートであり、その裏面側(図1における下側、以下同様である。)には、三次元装飾パネル1の表面側の模様を構成する各種の模様(絵柄、図形等を含む)、例えば、ストライプ、丸穴、ドット、四角穴、格子、市松模様、幾何学模様、あるいはそれらの組み合わせ模様が印刷されたものである。この保護シートB(2)は、保護シートA(1)に代えて、三次元装飾パネル1の表面側に設けられる保護用のシート材を兼用するものである。
【0035】
模様シートA(3)は、保護シートA(1)と同様の樹脂材によって構成される透明なシートであり、三次元装飾パネル1の表面側に設けられるものである。模様シートA(3)の表面側には、三次元装飾パネル1の表面側の模様を構成するために、保護シートB(2)に印刷される模様と同様の模様が印刷される。この模様シートA(3)は、保護シートA(1)と同様の樹脂材によって構成される模様印刷専用の透明樹脂シートである。
透明板(透明パネル)(4)は、ABS系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、あるいはガラス等により構成される透明なパネルであり、モアレ模様について、立体感、奥行き感を創出するため、他のシート材に比べて厚く形成される。
【0036】
反射シート(5)は、透明板(4)の裏面側に設けられるもので、保護シートA(1)と同様の樹脂材によって構成される樹脂シート材の裏面に、光を反射するメタリック調、クローム調等のメッキ層、蒸着層等を設けて構成された反射シートであり、三次元装飾パネル1の裏面側に設けられる保護用のシート材を兼用するものである。
反射シートA(6)は、反射シート(5)と同様の構成の反射シートであり、その反射面には、三次元装飾パネル1の裏面側の模様を構成する各種模様(上記表面側と同様の模様)が印刷されたものである。この反射シートA(6)は、反射シート(5)に代えて、三次元装飾パネル1の裏面側に設けられる保護用のシート材を兼用するものである。
【0037】
模様シートB(7)は、透明板(4)の裏面側に設けられるものであり、その表面側には、三次元装飾パネル1の裏面側の模様を構成するために、反射シートA(6)の表面に印刷される模様と同様の模様が印刷される。この模様シートB(7)は、保護シートA(1)と同様の樹脂材によって構成される模様印刷専用の透明樹脂シートである。
保護シートC(8)は、保護シートA(1)と同様の樹脂材によって構成される透明シートであり、その表面側には、三次元装飾パネル1の裏面側の模様を構成するために、反射シートA(6)と同様の模様が印刷されるものである。この保護シートC(8)は、反射シート(5)および反射シートA(6)に代えて、三次元装飾パネル1の裏面側に設けられる保護用のシート材を兼用するものである。
【0038】
本実施形態の三次元装飾パネル1は、上記した各種シート材およびパネル材の(1)ないし(8)を選択し組み合わせ積層することにより、図2に示される以下の三次元装飾パネル1Aないし1Fが構成されるものである。
三次元装飾パネル1Aは、図2(A)に示されるように、裏面に模様が印刷されている保護シートB(2)と、透明板(透明パネル)(4)と、模様シートB(7)と、反射板(反射シート)(5)とを、上から順に積層して張り合わせた構成を有する。
【0039】
三次元装飾パネル1Bは、図2(B)に示されるように、裏面に模様が印刷されている保護シートB(2)と、透明板(透明パネル)(4)と、反射面(表面)に模様が印刷されている反射シートA(6)とを選択し、上から順に積層して張り合わせた構成を有する。
三次元装飾パネル1Cは、図2(C)に示されるように、保護シートA(1)と、模様が印刷されている模様シートA(3)と、透明板(透明パネル)(4)と、模様が印刷されている模様シートB(7)と、反射シート(5)とを選択し、上から順に積層して張り合わせた構成を有する。
三次元装飾パネル1Dは、図2(D)に示されるように、保護シートA(1)と、模様が印刷されている模様シートA(3)と、透明板(透明パネル)(4)と、反射面(表面)に模様が印刷されている反射シートA(6)とを選択し、上から順に積層して張り合わせた構成を有する。
【0040】
三次元装飾パネル1Eは、図2(E)に示されるように、裏面に模様が印刷されている保護シートB(2)と、透明板(透明パネル)(4)と、表面に模様が印刷されている保護シートC(8)とを選択し、上から順に積層して張り合わせた構成を有する。
三次元装飾パネル1Fは、図2(F)に示されるように、保護シートA(1)と、模様が印刷されている模様シートA(3)と、透明板(透明パネル)(4)と、模様が印刷されている模様シートB(7)と、保護シートA(1)とを選択し、上から順に積層して張り合わせた構成を有する。
【0041】
本実施形態の三次元装飾パネル1は、上記のように、透明板(4)を挟んで、その表面側には、保護シートA(1)または保護シートB(2)が設けられ、これらの保護シートA(1)または保護シートB(2)と透明板(4)との間に、保護シートB(2)に印刷された模様または模様シートA(3)に印刷された模様を配置し、これらの模様を保護シートA(1)または保護シートB(2)により保護できる構成とされている。また、裏面側には、反射シート(5)、反射シートA(6)、保護シートC(8)、または保護シートA(1)のいずれかが設けられ、これらと透明板(4)との間に、反射シートA(6)または保護シートC(8)に印刷された模様あるいは模様シートB(7)に印刷された模様を配置し、これらの模様を反射シート(5)、反射シートA(6)、保護シートC(8)、または保護シートA(1)のいずれかにより保護できる構成とされている。
【0042】
図3には、上記三次元装飾パネル1Bの一例が示されている。この三次元装飾パネル1Bは、裏面に角型ドット模様10が、厚さ75μm程度で印刷された保護シートB(2)を、厚さ2〜5mmの透明板(4)の表面に張り合わせ、この透明板(4)の裏面に、反射面に模様10よりも小さい角型ドット模様11が、厚さ75μm程度で印刷された反射シートA(6)を張り合わせたものである。
このように、反射シート(5)または(6)を用いた三次元装飾パネル1Aないし1Dによれば、透明板(4)の表面側および裏面側に設けられる模様10,11を、各々保護シート(1)または(2)および反射シート(5)または(6)により保護することができる。
また、図3(B)に示すように、透明板(4)の表面側に保護シートB(2)または模様シートA(3)により設けられる模様10の裏側が、反射シート(5)または(6)の反射面に写り込み、深さを倍に見せることができるため、3層分のモアレ現象を生じさせることができる。
【0043】
しかして、上記三次元装飾パネル1Aないし1Dによると、以下の効果を奏する。
三次元装飾パネル1Aないし1Dの表面側および裏面側に設けられる印刷模様10,11が、保護シート(1)または(2)および反射シート(5)または(6)で被われ、保護されるため、これらの模様10,11に傷や汚れが付きにくく、汚れが付いた場合でも、表面に凹凸等がなく、容易に拭き取ることができる。従って、傷や汚れに対しての強度および耐久性を向上させることができる。
また、反射シート(5)または(6)に、表面側模様10の裏面を写り込ませ、3層分のモアレ現象を生じさせることができるため、モアレ現象の奥行き感や立体感ならびに模様の細やかさをより一層向上させることができる。従って、モアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現することができる。また、反射シート(5)または(6)により光の透過を遮断しているため、三次元装飾パネル1Aないし1Dの裏面側の背景を見せないようにすることができるとともに、三次元装飾パネル1Aないし1Dを表面側から見た場合に、モアレ模様の中に、手前側周辺の景色を映し出すことができる。
【0044】
一方、図4には、上記三次元装飾パネル1Eの一例が示されている。この三次元装飾パネル1Eは、裏面に角型ドット模様10が、厚さ75μm程度で印刷された保護シートB(2)を、厚さ2〜5mmの透明板(4)の表面に張り合わせ、この透明板(4)の裏面に、表面に模様10よりも小さい角型ドット模様11が、厚さ75μm程度で印刷された保護シートC(8)を張り合わせたものである。
このように、透明板(4)の裏面側に、反射シート(5)または(6)に変えて、保護シート(1)または(8)を用いた三次元装飾パネル1E,1Fによれば、透明板(4)の表面側および裏面側に設けられる模様10,11を、各々保護シート(1),(2),(8)等により保護することができる。
また、図4(B)に示すように、透明板(4)の表裏に設けられる模様10,11による2層のモアレ模様以外に、保護シート(1)または(8)が透明であるため、そのモアレ模様越しに奥の背景の一部を見ることができる。
【0045】
しかして、上記三次元装飾パネル1E,1Fによると、以下の効果を奏する。
三次元装飾パネル1Aないし1Bと同様、傷や汚れに対しての強度および耐久性を向上させることができる。
また、2層のモアレ模様越しに奥の背景の一部を見ることができるため、模様の細やかさをより向上させ、モアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現することができる。
【0046】
なお、上記三次元装飾パネル1E,1Fにおいて、透明板(4)の裏面側に設けられる保護シートA(1)または保護シートC(8)の表面に光を透過する鏡面印刷を設けることができる。
このように、保護シートA(1)または保護シートC(8)の表面に光を透過する鏡面印刷を設けることにより、図4(B)に示すように、その鏡面に、透明板(4)の表面側に保護シートB(2)または模様シートA(3)により設けられる模様10の裏側を写り込ませ、その深さを倍にみせることができる。これによって、3層分のモアレ現象を生じさせ、モアレ現象の奥行き感や立体感ならびに模様の細やかさをより一層向上させ、モアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現することが可能となる。
【0047】
さらに、上記した三次元装飾パネル1Aないし1Dによると、その表面側および裏面側に設けられる模様10,11を、各々保護シートB(2)、模様シートA(3)、反射シートA(6)、模様シートB(7)、および保護シートC(8)のいずれかに印刷するようにしているため、模様10,11を印刷シートとして管理することができる。従って、模様の管理を容易にし、生産性を向上させることができるとともに、不良品の発生を抑制し、三次元装飾パネル1の製造コストを低減することができる。
【0048】
また、上記の三次元装飾パネル1Aないし1Dにおいて、保護シートA(1)、保護シートB(2)、透明板(4)、保護シートC(8)のいずれかに1つに、光を透過する着色を施すことができる。このような着色を施すことによって、上記のモアレ効果に加え、色味のある上質なモアレ模様を描き出すことができるという効果を奏する。
【0049】
また、上記三次元装飾パネル1Aないし1Dにおいて、保護シートB(2)の裏面または模様シートA(3)に印刷される模様10の裏面に、別の色および/または模様を施すことができる。このような色および/または模様を施すことによって、この色および/または模様を、反射シート(5)または(6)の反射面、あるいは鏡面印刷を施した保護シート(1)または(8)の鏡面に写し込ませることができる。このため、上質なモアレ模様に更に別の色調/模様を加えて描き出すことが可能となる。
【0050】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図5(A)ないし(E)を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、模様10,11を二重印刷模様20,21に代えた点が異なっている。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
なお、本実施形態は、表面側を鏡面印刷した保護シートC(8)を用いた三次元装飾パネル1Eを例に説明する。この三次元装飾パネル1Eを構成する保護シートB(2)の裏面側および保護シートC(8)の表面側に、二重印刷模様20,21が印刷される。この二重印刷模様20,21は、いずれか一方が一層の印刷模様であってもよい。
【0051】
二重印刷模様20,21は、例えば、図5(A)に示されるように、それぞれ通常の印刷層20A,21Aと、鏡面インクにより印刷された反射層20B,21Bとから構成され、表裏の色を変えたものが基本形態とされるが、図5(B)ないし(E)に示されるように、種々の変形形態が可能である。つまり、図5(B)の形態は、二重印刷模様20,21共に、反射層20B,21Bを表面層とし、その裏面側に通常印刷層20A,21Aを組み合わせた形態としている。図5(C)の形態は、二重印刷模様20について、通常印刷層20Aを表面層とし、その裏面に反射層20Bを組み合わせ、二重印刷模様21について、反射層21Bを表面層とし、その裏面に通常印刷層21Aを組み合わせた形態としている。図5(D)の形態は、模様20を反射層20Bのみとし、二重印刷模様21について、反射層21Bを表面層とし、その裏面に通常印刷層21Aを組み合わせた形態としている。さらに、図5(E)の形態は、模様20を通常印刷層20Aのみとし、二重印刷模様210について、反射層21Bを表面層とし、その裏面に通常印刷層21Aを組み合わせた形態としている。
【0052】
上記のように、透明板(4)の表面側および裏面側に設けられる模様20,21の少なくともいずれか一方を、異なる色による二重印刷模様20A,20B,21A,21Bとすることができる。このような構成とすることにより、表面と裏面の色調を変え、表面または裏面からの奥行きの深さ、および見え方を多様に変化させることができる。これによって、上質なモアレ模様に一層の奥行き感を創出させ、更なる多様性を生じさせることができる。
【0053】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、裏面側の模様31を、表面側の模様30の90%縮小模様としている点が異なっている。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、表面側と裏面側との模様を同一模様とし、表面側の模様30の大きさを100%としたとき、裏面側の模様31をその90%の縮小模様として、垂直水平を合わせて重ね合わせたモアレ模様32を示している。
【0054】
このように、同一の模様30,31であっても、表裏の縮小率を変えた縮小模様を用いることによって、変化のある多様で上質なモアレ模様を描き出すことができる。
なお、縮小率は、人それぞれの好みにもよるが、95〜80%程度の比率とするのが適当と思われる。
【0055】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、裏面側の模様41を表面側の模様40に対して5度回転させている点が異なっている。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、表面側と裏面側との模様40,41を同一模様とし、表面側模様40に対して裏面側模様41を5度回転(傾斜)させて重ね合わせたモアレ模様42を示している。
【0056】
このように、同一模様40,41であっても、表裏の模様40,41を角度を変えて重ねることにより、変化のある多様で上質なモアレ模様を描き出すことができる。
なお、回転の角度は、人それぞれの好みにもよるが、2〜7度程度とするのが適当と思われる。
【0057】
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について、図8および図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、表面側と裏面側の模様50,51A,51Bを変えている点が異なっている。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、表面側と裏面側との模様50,51A,51Bを異なる模様とし、垂直水平を合わせて重ねたモアレ模様52A,52Bを示している。つまり、図8に示されるものは、表面側を角型ドット模様50とし、裏面側を斜め格子模様51Aとしたものである。また、図9に示されるものは、表面側模様を角型ドット模様50とし、裏面側を丸穴模様51Bとしたものである。
【0058】
このように、表裏の模様50,51A,51Bを異なる模様とすることによっても、変化のある多様で上質なモアレ模様を描き出すことができる。
なお、これらの模様は、如何なる模様の組み合わせでもよく、人それぞれの好みによって選択することができる。
【0059】
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について、図10を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1ないし第5実施形態に示された三次元装飾パネルの製造方法にかかるものである点が異なっている。三次元装飾パネルの構成は第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、三次元装飾パネル1Eを製造する場合の例について説明する。図10(A)に示すように、三次元装飾パネル1Eを構成する、裏面側に模様10が印刷されている保護シートB(2)と、透明板(4)と、表面側に模様11が印刷されている保護シートC(8)とを、それぞれ図示省略のロールから繰り出し、これらを一対のヒータ入りロール60,61間を通過させて、互いに圧着することにより、一体に張り合わせ接合するものである。
【0060】
上記のようなロール圧着法によると、保護シートB(2)と、透明板(4)と、保護シートC(8)との間における接着面の空気が抜け易く、良好な張り合わせ接合ができる。
従って、上記方法により、強度および耐久性を有し、かつモアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現できる三次元装飾パネル1Eを簡易に製造することができる。この方法は、透明板(4)の厚さが比較的薄い3mm以下程度の三次元装飾パネル1を連続的に製造する場合に適している。
なお、ヒータ入りロール60,61を用いた圧着接合による場合、透明板(4)と保護シートB(2)および保護シートC(8)とが同一素材であれば、加熱温度を適正にコントロールすることにより、接着剤なしで圧着接合が可能であるが、異なる素材を使用している場合は、図10(B)に示すように、接着剤(圧着のり)62を使用するのが一般的である。
【0061】
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態について、図11を用いて説明する。
本実施形態は、上記第6実施形態に対して、三次元装飾パネルを型圧着法により製造する点が異なっている。三次元装飾パネルの構成は第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、三次元装飾パネル1Eを製造する場合の例について説明する。図11(A)に示すように、三次元装飾パネル1Eを構成する、裏面側に模様10が印刷されている保護シートB(2)と、透明板(4)と、表面側に模様11が印刷されている保護シートC(8)とを、積層した状態で上下一対のヒータ入り圧着型70,71間に供給し、圧着型70,71を閉じて圧着することにより、保護シートB(2)と、透明板(4)と、保護シートC(8)とを一体に張り合わせ接合するものである。
【0062】
上記のような型圧着法によって、保護シートB(2)と、透明板(4)と、保護シートC(8)とを、良好に張り合わせ接合することができる。従って、強度および耐久性を有し、かつモアレ現象を活かした上質なモアレ模様を表現できる三次元装飾パネル1を簡易に製造することができる。この方法は、透明板(4)の厚さが比較的厚い3mm以上程度の三次元装飾パネル1を連続的に製造する場合に適している。
なお、上記は透明板(4)が平板の場合の例であるが、透明板(4)が二次元または三次元に型成形された成形品83である場合は、図11(B)に示すように、成形品83に対応する凹凸を有する圧着型80,81を用い、保護シートB(2)および透明板(4)をそれぞれ真空引きにより、各圧着型80,81に密着させた後、上下から型成形品83に圧着させることにより、型成形された三次元装飾パネル1を製造することができる。
【0063】
なお、本発明にかかる三次元装飾パネルは、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、照明、空気調和機、冷蔵庫等の各種電気製品の装飾パネル、飾り棚等の各種家具の装飾パネル、車両、船舶、航空機、店舗、建築物等の外装材や内装材あるいはパーティションパネル等、各種用途に幅広く適用することが可能である。また、使用材料の選択により、剛性のあるパネル、柔軟なパネル、平板状のパネル、各種成形パネル等、様々な実施形態を採ることが可能であり、いずれも本発明の範囲を逸脱するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の第1実施形態に係る三次元装飾パネルを構成する各種シートおよびパネルの構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る三次元装飾パネルの各種構成図(A)ないし(F)である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る三次元装飾パネル1Bの分解図(A)と断面図(B)である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る三次元装飾パネル1Eの分解図(A)と断面図(B)である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る三次元装飾パネル1Eの各種変形例の構成図(A)ないし(E)である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る三次元装飾パネルの模様パターンの組み合わせ構成図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る三次元装飾パネルの模様パターンの組み合わせ構成図である。
【図8】本発明の第5実施形態に係る三次元装飾パネルの模様パターンの組み合わせ構成図である。
【図9】本発明の第6実施形態に係る三次元装飾パネルの模様パターンの組み合わせ構成図である。
【図10】本発明の第7実施形態に係る三次元装飾パネルの製造方法を説明する要部構成図(A)および(B)である。
【図11】本発明の第8実施形態に係る三次元装飾パネルの製造方法を説明する要部構成図(A)および(B)である。
【符号の説明】
【0065】
(1) 保護シートA
(2) 保護シートB
(3) 模様シートA
(4) 透明板
(5) 反射シート
(6) 反射トーとA
(7) 模様シートB
(8) 保護シートC
1,1A,1B,1C,1D,1R,1F 三次元装飾パネル
10,11 模様
20,21 模様
30,31 模様
40,41 模様
50,51A,51B 模様
60,61 圧着ロール
70,71,80,81 圧着型


【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルにおいて、
前記透明パネルの表面側に透明保護シートを設け、該透明保護シートと前記透明パネルの表面との間に、前記第1の模様が設けられ、
前記透明パネルの裏面側に反射シートを設け、該反射シートと前記透明パネルの裏面との間に、前記第2の模様が設けられることを特徴とする三次元装飾パネル。
【請求項2】
透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルにおいて、
前記透明パネルの表面側に第1透明保護シートを設け、該第1透明保護シートと前記透明パネルの表面との間に、前記第1の模様が設けられ、
前記透明パネルの裏面側に第2透明保護シートを設け、該第2透明保護シートと前記透明パネルの裏面との間に、前記第2の模様が設けられることを特徴とする三次元装飾パネル。
【請求項3】
前記第2透明保護シートの表面には、光を透過する鏡面印刷が設けられることを特徴とする請求項3に記載の三次元装飾パネル。
【請求項4】
前記第1の模様は、前記透明保護シートまたは前記第1透明保護シートの裏面もしくは別の模様シートに、印刷により設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項5】
前記第2の模様は、前記反射シートまたは前記第2透明保護シートの表面もしくは別の模様シートに、印刷により設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項6】
前記透明パネル、前記透明保護シート、前記第1透明保護シート、もしくは第2透明保護シートのいずれかには、光を透過する着色が施されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項7】
前記第1の模様には、その裏面に色および/または模様が施されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項8】
前記第1の模様と前記第2の模様とは、少なくともいずれか一方が、異なる色により二重印刷されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項9】
前記第2の模様は、前記第1の模様を縮小させた模様とされることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の三次元装飾体。
【請求項10】
前記第2の模様は、前記第1の模様を回転させた模様とされることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項11】
前記第2の模様は、前記第1の模様とは異なる模様とされることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の三次元装飾パネル。
【請求項12】
透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルの製造方法において、
請求項1ないし請求項11に記載された三次元装飾パネルを、その透明パネルの表面側および裏面側に、各々請求項1ないし請求項11に記載された各シートをロール圧着により接合して製造することを特徴とする三次元装飾パネルの製造方法。
【請求項13】
透明パネルの表面側に第1の模様が設けられ、前記透明パネルの裏面側に第2の模様が設けられた三次元装飾パネルの製造方法において、
請求項1ないし請求項11に記載された三次元装飾パネルを、その透明パネルの表面側および裏面側に、各々請求項1ないし請求項11に記載された各シートを型圧着により接合して製造することを特徴とする三次元装飾パネルの製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−173891(P2008−173891A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−10472(P2007−10472)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】