説明

下着及びその下着の製造方法

【課題】 女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、よりファッショナブルであり、違和感を着用者に与えず、縁部が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着及びその下着の製造方法を提供する。
【解決手段】 ヘム生地による経編組織により、身体補整機能を有する本体部11と、同じく身体補整機能を有し且つ前記本体部11の縁に配される縁部12とより少なくとも構成されてなる下着10において、前記本体部11は、ポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、パワーネット、サテンネットなど一般的な編みにより透視を妨げる糸密度の高い部分とし、前記縁部12は、前記本体部11と同じくポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、透視可能な糸密度の低い部分とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガードル、ショーツ、ブラジャー、キャミソール、アンダーシャツ、ボディスーツなどのように女性の身体に密着して着用される下着及びその下着の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のガードル、ショーツ、ブラジャー、キャミソール、アンダーシャツ、ボディスーツなどのように女性の身体に密着して着用される下着は、女性のヒップアップや太腿補整、ウエスト部の補整など身体の体型補整機能を有するために、下着着用部分と未着用部分との境目となる下着の縁部に沿って帯状の縁部を施しているものがある(例えば特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2007−186829号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、かかる帯状の縁部を下着着用部分と未着用部分との境目となる下着の縁部に沿って施していることにより、下着の被覆部位全体が帯状の縁部の設けられている分、その下着の下に着用するランジェリーショーツなどより被覆部分が大きくなることで、ランジェリーショーツなどより重苦しい印象を与え、ファッション性において改善が求められている。
【0004】
また、下着の縁部が肌に食い込んで圧迫することにより、長い時間そうした下着を着用すると圧迫痕が肌につくおそれがある。更に、かかる帯状の縁部が身体より凸状となることで、タイトなアウターを着用する際に縁部に引っ掛かったり、縁部が線となってアウターに現れ、不体裁でファッション性に優れないし、下着の縁部の部分に対してごわごわ感(違和感)を着用者に与えるおそれがある。こうした課題に対して、改善が求められている。
【0005】
本発明は、上述の如き課題に対処し、女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、よりファッショナブルであり、違和感を着用者に与えず、縁部が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着及びその下着の製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
即ち、上記目的に適合する請求項1に記載の発明は、前記本体部は、ポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、パワーネット、サテンネットなど一般的な編みにより透視を妨げる糸密度の高い部分とし、前記縁部は、前記本体部と同じくポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、透視可能な糸密度の低い部分としたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の下着であって、前記ヘム生地に用いる地糸には、ポリウレタン糸と、前記縁部が30デニール以下を用い且つ前記本体部が40デニール以上のナイロン糸とを用いたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の下着であって、前記ヘム生地に用いる地糸には、ナイロン糸と、前記縁部がクリアタイプの210デニール以下の糸を用い且つ前記本体部が210デニール以上のポリウレタン糸を用いたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の下着であって、前記ヘム生地に用いるナイロン糸による地糸は、前記本体部に用いたデニールよりも前記縁部に用いたデニールが小さい値であり、ポリウレタン糸による地糸は、前記本体部に用いたデニールよりも前記縁部に用いたデニールが大きい値であることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の下着であって、前記ヘム生地に用いるナイロン糸よりなる地糸は、マルチフィラメント(22T/3)を用いたことを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、下着の製造方法として、身体補整機能を有する本体部及び縁部より少なくとも構成されてなる下着において、前記本体部に用いられる生地の編組織は、第1地糸と、第2地糸と、第3地糸と、第4地糸とよりなり、前記第1地糸の位置は、編針位置番号の1から2にアンダーラップした後、編針位置番号の2から1にアンダーラップすることでワンサイクルとし、前記第2地糸の位置は、編針位置番号の3から2にアンダーラップした後、編針位置番号の2から3にアンダーラップすることでワンサイクルとし、前記第3地糸の位置は、編針位置番号の2から3にオーバーラップした後、編針位置番号の3から2までアンダーラップし、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号の1でアンダーラップし、編針位置番号の1から2にオーバーラップした後、編針位置番号の2から1にアンダーラップし、編針位置番号の1から0にオーバーラップした後、編針位置番号0から1にアンダーラップし、編針位置番号の1から2にオーバーラップした後、編針位置番号2でアンダーラップし、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号1から2にアンダーラップすることでワンサイクルとし、前記第4地糸の位置は、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号1から2までアンダーラップし、編針位置番号の2から3にオーバーラップした後、編針位置番号3でアンダーラップし、編針位置番号の3から2までオーバーラップした後、編針位置番号の2から3にアンダーラップし、編針位置番号の3から4までオーバーラップした後、編針位置番号の4から3にアンダーラップし、編針位置番号の3から2にオーバーラップした後、編針位置番号2でアンダーラップし、編針位置番号の2から3までオーバーラップした後、編針位置番号の3から2にアンダーラップすることでワンサイクルとしているものであり、前記縁部に用いられる生地の編組織は、第6地糸と、第7地糸と、耳糸とよりなり、前記第6地糸の位置は、編針位置番号の4から5にオーバーラップした後、編針位置番号の5から4までアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の4から3にオーバーラップした後、編針位置番号の3でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の3から4にオーバーラップし、編針位置番号の4から3にアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の3から2にオーバーラップした後、編針位置番号2から3にアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の3から4にオーバーラップした後、編針位置番号4でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の4から3にオーバーラップした後、編針位置番号3から4までアンダーラップすることで閉じ目とするワンサイクルとしているものであり、前記第7地糸の位置は、編針位置番号の3から4にアンダーラップした後、編針位置番号の4から3にアンダーラップすることでワンサイクルとしていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、前記本体部は、ポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、パワーネット、サテンネットなど一般的な編みにより透視を妨げる糸密度の高い部分とし、前記縁部は、前記本体部と同じくポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、透視可能な糸密度の低い部分としたことで、前記縁部の経編組織を前記本体部より糸密度を変化させたことになり、身体補整機能を有する縁部があることによって、ヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、その縁部を通して着用した女性の地肌が透視可能なので、下着は本体部のみしかないように見える。換言すると、あたかも縁部が存在していないように見えることとなり、身体補整機能を有する下着がよりファッショナブルとなり、前記縁部が薄くなることで違和感を着用者に与えないし、前記縁部が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着とすることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、前記ヘム生地に用いる地糸には、ポリウレタン糸と、前記縁部が30デニール以下を用い且つ前記本体部が40デニール以上のナイロン糸とを用いたことで、前記縁部の透視性能が確実なものとなるし、前記縁部自体が薄くなる。また、前記本体部は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部や乳首などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、前記ヘム生地に用いる地糸には、ナイロン糸と、前記縁部がクリアタイプの210デニール以下の糸を用い且つ前記本体部が210デニール以上のポリウレタン糸を用いたことで、前記縁部の透視性能が確実なものとなるし、前記縁部自体が薄くなる。また、前記本体部は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、前記ヘム生地に用いるナイロン糸による地糸は、前記本体部に用いたデニールよりも前記縁部に用いたデニールが小さい値であり、ポリウレタン糸による地糸は、前記本体部に用いたデニールよりも前記縁部に用いたデニールが大きい値であることで、前記縁部の透視性を維持しつつ、縁部の伸張性が低くなり、着用した状態でのずり上がりが確実に妨げられることになる。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、前記ヘム生地に用いるナイロン糸よりなる地糸は、マルチフィラメント(22T/3)を用いたことで、ファッション性を維持しつつも弾性回復性に優れるため、肌当たりをやさしくすることができる。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、前記本体部である不透視部分は、地糸を4本とも太くし、糸密度の高い部分に編むことで、不透視を確実なものとしている。また、前記縁部の透視可能部分は、2本の地糸を用いて糸密度の低いものとすることで、布を通しての透視を確実なものとしている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、よりファッショナブルであり、違和感を着用者に与えず、縁部が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着及びその下着の製造方法を提供するため、ヘム生地による経編組織により、身体補整機能を有する本体部と、同じく身体補整機能を有し且つ前記本体部の縁に配される縁部とより少なくとも構成されてなる下着において、前記本体部は、ポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、パワーネット、サテンネットなど一般的な編みにより透視を妨げる糸密度の高い部分とし、前記縁部は、前記本体部と同じくポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、透視可能な糸密度の低い部分としたことで、実現した。
【実施例】
【0019】
図1〜図4は、この発明の第1実施例を示す図である。
【0020】
図1は、この第1実施例に係る下着10を構成する身体補整機能を有する本体部11及び縁部12のラッセル編地の各構成糸のラッピング状態を分解して示す経編組織図である。図中の符号1〜5は、前記本体部11を構成する第1〜第5地糸を示す。符号6〜7は、前記縁部12を構成する第6〜第7地糸を示す。耳部9を構成するものは、前記第5地糸5と第8地糸8とよりなる。この他に、本体部11に適宜の柄を付与する場合は、適宜の柄糸を用いて適宜のデザインが付与されることは周知のことである。
【0021】
前記本体部11の前記第1地糸1はナイロン44T/34であり、好みの色を選択可能である。前記第2地糸2はポリウレタン235Tのクリア系の糸であり、前記第3地糸3はナイロン44T/34であり、好みの色を選択可能である。前記第4地糸4はナイロン44T/34であり、好みの色を選択可能である。第5地糸5はナイロン22T/7のクリア系の糸である。前記第2地糸2は、ポリウレタン235Tであるから、ストレッチ性を有し、身体補整機能を有する。
【0022】
前記縁部12の第6地糸6はナイロン22T/3のクリア系の糸であり、前記第7地糸7はポリウレタン155Tのクリア系の糸である。前記第5地糸5及び第8地糸8は、縁部12の耳部9として設けられるものである。即ち、前記第8地糸8はナイロン22T/7のクリア系の糸である。前記第7地糸7は、ポリウレタン155Tであるから、ストレッチ性を有し、身体補整機能を有する。
【0023】
そして、この経編組織の編成においては、前記本体部11に用いられる生地の編組織は、前記第1地糸1と、前記第2地糸2と、前記第3地糸3と、前記第4地糸4とよりなる。
【0024】
前記第1地糸1の位置は、本体部11の一部を編針位置番号の1とし、その1から2にアンダーラップした後、編針位置番号の2から1にアンダーラップすることでワンサイクルとした。以下第8地糸8の位置まで同じ考え方で説明する。
【0025】
前記第2地糸2の位置は、編針位置番号の3から2にアンダーラップした後、編針位置番号の2から3にアンダーラップすることでワンサイクルとした。
【0026】
前記第3地糸3の位置は、編針位置番号の2から3にオーバーラップした後、編針位置番号の3から2までアンダーラップし、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号の1でアンダーラップし、編針位置番号の1から2にオーバーラップした後、編針位置番号の2から1にアンダーラップし、編針位置番号の1から0にオーバーラップした後、編針位置番号0から1にアンダーラップし、編針位置番号の1から2にオーバーラップした後、編針位置番号2でアンダーラップし、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号1から2にアンダーラップすることでワンサイクルとしている。
【0027】
前記第4地糸4の位置は、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号1から2までアンダーラップし、編針位置番号の2から3にオーバーラップした後、編針位置番号3でアンダーラップし、編針位置番号の3から2までオーバーラップした後、編針位置番号の2から3にアンダーラップし、編針位置番号の3から4までオーバーラップした後、編針位置番号の4から3にアンダーラップし、編針位置番号の3から2にオーバーラップした後、編針位置番号2でアンダーラップし、編針位置番号の2から3までオーバーラップした後、編針位置番号の3から2にアンダーラップすることでワンサイクルとしている。
【0028】
前記第5地糸5の位置は、編針位置番号の3から4にオーバーラップした後、編針位置番号4でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の4から3までオーバーラップした後、編針位置番号3でアンダーラップすることで開き目とするワンサイクルとしている。前記第5地糸5は、本体部11と縁部12との境目にほつれ止めとしている他に、後述する耳部9に配されてほつれ止めとしている。
【0029】
そして、この経編組織の編成においては、前記縁部12に用いられる生地の編組織は、前記第6地糸6と、前記第7地糸7と、前記耳部9の第5地糸5と、前記耳部9の前記第8地糸8とよりなる。
【0030】
前記耳部9の第5地糸5の場合は、編針位置番号の15から16にオーバーラップした後、編針位置番号16でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の16から15までオーバーラップした後、編針位置番号15でアンダーラップすることで開き目とするワンサイクルとしている。
【0031】
前記第6地糸6の位置は、編針位置番号の4から5にオーバーラップした後、編針位置番号の5から4までアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の4から3にオーバーラップした後、編針位置番号の3でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の3から4にオーバーラップし、編針位置番号の4から3にアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の3から2にオーバーラップした後、編針位置番号2から3にアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の3から4にオーバーラップした後、編針位置番号4でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の4から3にオーバーラップした後、編針位置番号3から4までアンダーラップすることで閉じ目とするワンサイクルとしている。
【0032】
前記第7地糸7の位置は、編針位置番号の3から4にアンダーラップした後、編針位置番号の4から3にアンダーラップすることでワンサイクルとしている。
【0033】
前記耳部9の前記第8地糸8の位置は、編針位置番号の16から17にオーバーラップした後、編針位置番号17でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の17から16までオーバーラップした後、編針位置番号16でアンダーラップすることで開き目とするワンサイクルとしている。この第8地糸8も縁部12のほつれ止めとしている。
【0034】
かかる身体補整機能を有する本体部11及び縁部12より少なくとも構成する下着としてのガードル10は、図4に示す生地20のようにパターン配置されている。ここで、「少なくとも構成する」としたのは、本体部11及び縁部12の他に、フリルや装飾体を設けたものなどを含むようにしているということである。生地20に、符号11aで示す位置は、本体部11となる腹部充当部片30と、臀部充当部片31と、クロッチ部片32とが裁断され、符号11b及び11cで示す位置は、前記本体部11の上下2箇所の縁部12となるウエスト部33と、裾縁部34とよりなるから、側部の縫製部13で立体縫製することにより、図2及び図3に示すガードル10となる。前記クロッチ部片32に綿天竺または綿トリコットなど肌当たりのよい素材を縫合すれば、ガードル10として完成する。
【0035】
以上の第1実施例によれば、前記縁部12を構成する第6地糸6と第7地糸7とが、前記本体部11を構成する第1地糸1乃至第5地糸5よりも細い糸を用いていて、しかも透視可能な糸密度の低い部分としたことで、経編組織を本体部11より変化させたことになり、身体補整機能を有する縁部12があることによって、図示しない女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、着用した女性の地肌がその縁部12を通して透視可能なので、ガードル10は本体部11のみしかないように見えることになる。つまり、このことを換言すると、あたかも縁部12が存在していないように見えることとなり、身体補整機能を有するガードル10がよりファッショナブルとなる。
【0036】
また、前記したように、前記縁部12を構成する第6地糸6と第7地糸7とが前記本体部11を構成する第1地糸1乃至第5地糸5よりも細い糸しか使っていないので薄くなり、違和感(存在感)を図示しない着用者に与えにくいことになる。更に、前記縁部12が薄くなることで、線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着とすることができる。
【0037】
また、前記縁部12の第6地糸6は、30デニール以下のナイロン糸を用いたことで、前記縁部12の透視性能が確実なものとなる。尚、該縁部12の第7地糸7は、210デニール以下のポリウレタン糸を用いている。また、前記本体部11の第1地糸1及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部11は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0038】
更に、前記縁部12の第7地糸7が、ナイロン糸の30デニール以下であれば、第6地糸6は、ポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、前記縁部12の透視性能が確実なものとなるし、縁部12自体が薄くなる。また、前記本体部11の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部11は透視を妨げる性能が確実なものとなる。
【0039】
更に、マルチフィラメント(22T/3)のナイロン糸を用いたことで、ファッション性を維持しつつも弾性回復性に優れるため、肌当たりをやさしくすることができる。
【0040】
更に、前記本体部11である不透視部分は、第1地糸1乃至第4地糸4とも太くし、糸密度の高い部分に編むことで、不透視を確実なものとしている。また、前記縁部12の透視可能部分は、第6地糸6と第7地糸7との2本の地糸を用いて糸密度の低いとすることで、布を通しての透視を確実なものとしている。
【0041】
図5乃至図7に示すものは、この発明の第2実施例であり、かかる身体補整機能を有する本体部41及び縁部42より構成するガードル40は、図7に示す生地51のようにパターン配置されている。即ち、符号43で示す位置が、前記本体部41となる右脇腹部充当部片44と、左脇腹部充当部片45と、クロッチ部片46とよりなり、符号47及び48で示す位置が、即ち本体部41の上下2箇所の縁部42となるウエスト部49と、裾縁部50とよりなるから、前後部で立体縫製することで、図5及び図6に示すガードル40となる。前記クロッチ部片46に綿天竺または綿トリコットなど肌当たりのよい素材を縫合すれば、下着40としてガードルが完成する。
【0042】
以上の第2実施例によれば、身体補整機能を有する縁部42を構成する第6地糸6と第7地糸7とが、前記本体部41を構成する第1地糸1乃至第4地糸4よりも細い糸を用いていて、しかも透視可能な糸密度の低い部分としたことで、生地51の糸が細く且つ経編組織を本体部41より変化させたことになり、身体補整機能を有する縁部42があることによって、図示しない女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、その縁部42を通して着用した女性の地肌が透視可能なので、ガードル40は本体部41のみしかないように見えることになる。つまり、このことを換言すると、あたかも縁部42が存在していないように見えることとなり、身体補整機能を有するガードル40がよりファッショナブルとなる。
【0043】
また、縁部42が細い糸よりなる第6地糸6と第7地糸7としか使っていないので薄くなり、違和感(存在感)を図示しない着用者に与えないことになる。更に、縁部42が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着とすることができる。
【0044】
また、縁部42の第6地糸6が、ナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7は、ポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部42の透視性能が確実なものとなるし、縁部42自体が薄くなる。また、本体部41の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部41は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0045】
更に、前記縁部42の第6地糸6が、ナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7は、ポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部42の透視性能が確実なものとなるし、縁部42自体が薄くなる。また、本体部41の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部41は透視を妨げる性能が確実なものとなる。
【0046】
図8及び図9に示すものは、この発明の第3実施例であり、身体補整機能を有する本体部53及び縁部54により構成するガードル52は、本体部53の上下幅が少なく、縁部54のウエスト部55の上下幅が本体部53のそれとほぼ同じ上下幅を有する。縁部54の裾部56は、前記第1、第2実施例と同じである。
【0047】
以上の第3実施例によれば、身体補整機能を有する縁部54を構成する第6地糸6と第7地糸7とが、前記本体部53を構成する第1地糸1乃至第4地糸4よりも細い糸を用いていて、しかも透視可能な糸密度の低い部分としたことで、生地の糸が細く且つ経編組織を本体部53より変化させたことになり、ウエスト部55のように上下幅が大きい身体補整機能を有する縁部54があることによって、図示しない女性のヒップアップなどの身体補整機能を確実にしつつ、ウエスト部55を通して着用した女性の地肌が透視可能なので、ガードル52は上下幅が少ない本体部53のみしかないように見えることになる。つまり、このことを換言すると、あたかも縁部54が存在していないように見えることとなり、身体補整機能を有するガードル52がよりファッショナブルとなる。
【0048】
また、縁部54が細い糸よりなる第6地糸6と第7地糸7としか使っていないので薄くなり、違和感(存在感)を図示しない着用者に与えないことになる。更に、縁部54が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられるガードル52とすることができる。
【0049】
また、縁部54の第6地糸6が、ナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7は、ポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部54の透視性能が確実なものとなるし、縁部54自体が薄くなる。また、本体部53の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部53は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0050】
更に、縁部54の第6地糸6が、ナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7は、ポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部54の透視性能が確実なものとなるし、縁部54自体が薄くなる。また、本体部53の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部53は透視を妨げる性能が確実なものとなる。
【0051】
図10乃至図12に示すものは、この発明の第4実施例であり、身体補整機能を有する本体部61及び縁部62より構成するガードル60は、図12に示すように生地63のパターン配置されている。即ち、符号64で示す位置が本体部61となる腹部及び臀部充当部片65と、クロッチ部片66とよりなり、符号67及び68で示す位置が、即ち本体部61の上下2箇所の縁部62となるウエスト部69と、裾縁部70とよりなるから、縫製部71で立体縫製することで、図10及び図11に示すガードル60となる。前記クロッチ部片66に綿天竺または綿トリコットなど肌当たりのよい素材を縫合すれば、ガードル60が完成する。
【0052】
以上の第4実施例によれば、身体補整機能を有する縁部62を構成する第6地糸6と第7地糸7とが、前記本体部61を構成する第1地糸1乃至第4地糸4よりも細い糸を用いていて、しかも透視可能な糸密度の低い部分としたことで、生地の糸が細く且つ経編組織を本体部61より変化させたことになり、身体補整機能を有する縁部62があることによって、図示しない女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、その縁部62を通して着用した女性の地肌が透視可能なので、ガードル60は、本体部61のみしかないように見えることになる。つまり、このことを換言すると、あたかも縁部62が存在していないように見えることとなり、身体補整機能を有するガードル60がよりファッショナブルとなる。
【0053】
また、縁部62が細い糸よりなる第6地糸6と第7地糸7としか使っていないので薄くなり、違和感(存在感)を図示しない着用者に与えないことになる。更に、縁部62が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着とすることができる。
【0054】
また、縁部62の第6地糸6がナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7はポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部62の透視性能が確実なものとなるし、縁部62自体が薄くなる。また、本体部61の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部61は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0055】
更に、縁部62の第6地糸6がナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7はポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部62の透視性能が確実なものとなるし、縁部62自体が薄くなる。また、本体部61の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部61は透視を妨げる性能が確実なものとなる。
【0056】
図13乃至図15に示すものは、この発明の第5実施例であり、身体補整機能を有する本体部81及び縁部82により構成するガードル80は、図15に示すように生地83のパターン配置されている。即ち、符号84で示す位置が本体部81となる右脇腹充当部片85と、左脇腹充当部片86と、局部充当部片87と、クロッチ部片88とよりなり、符号89及び90で示す位置が、即ち本体部81の右脇腹充当部片85、左脇腹充当部片86、局部充当部片87の上下2箇所の縁部82となるウエスト部91と、裾縁部92とよりなるから、三枚の充当部片85、86、87により縫製部93で立体縫製することにより、図13及び図14に示すガードル80となる。前記クロッチ部片88に綿天竺または綿トリコットなど肌当たりのよい素材を縫合すれば、ガードル80が完成する。
【0057】
以上の第5実施例によれば、身体補整機能を有する縁部82を構成する第6地糸6と第7地糸7とが、前記本体部81を構成する第1地糸1乃至第4地糸4よりも細い糸を用いていて、しかも透視可能な糸密度の低い部分としたことで、生地の糸が細く且つ経編組織を本体部81より変化させたことになり、身体補整機能を有する縁部82があることによって、図示しない女性のヒップアップなどの身体補整機能を維持しつつ、その縁部82を通して着用した女性の地肌が透視可能なので、下着80は本体部81のみしかないように見えることになる。つまり、このことを換言すると、あたかも縁部82が存在していないように見えることとなり、身体補整機能を有するガードル80がよりファッショナブルとなる。
【0058】
また、縁部82が細い糸よりなる第6地糸6と第7地糸7としか使っていないので薄くなり、違和感(存在感)を図示しない着用者に与えないことになる。更に、縁部82が線となってアウターに現れないことにより、より手軽に装いを楽しみたいという女性の要望に応えられる下着とすることができる。
【0059】
また、縁部82の第6地糸6がナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7がポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部82の透視性能が確実なものとなるし、縁部82自体が薄くなる。また、本体部81の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部81は透視を妨げる性能が確実なものとなるので、女性の陰部などの隠したいものを確実に隠す効果を損なわないことになる。
【0060】
更に、縁部82の第6地糸6がナイロン糸の30デニール以下であれば、第7地糸7はポリウレタン糸のクリアタイプの210デニールであっても、縁部82の透視性能が確実なものとなるし、縁部82自体が薄くなる。また、本体部81の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上のポリウレタン糸を用い、第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上のナイロン糸を用いたことで、本体部81は透視を妨げる性能が確実なものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0061】
前記実施例に説明した下着は、ガードルとして説明したが、これに限定されるものではなく、ショーツ、ブラジャー、キャミソール、アンダーシャツ、ボディスーツなどのように女性の身体に密着して着用されるものにも利用することができる。
【0062】
また、身体補整機能として、ヒップアップを例に説明してきたが、これに限定されるものではなく、太腿やウエスト部を細くしたり、バストアップや下腹部の平坦化などが含まれる。更に、本体部によって覆われる対象として陰部を例に説明してきたが、これに限定されるものではなく、女性の乳首などが含まれる。
【0063】
更に、本体部に用いられるポリウレタン糸の地糸は、クリアタイプを例に説明してきたが、これに限定されるものではなく、不透明タイプでも良い。
【0064】
更に、縁部12、42、54、62、82の第6地糸6がナイロン糸の30デニール以下で第7地糸7がポリウレタン糸の210デニールとし、本体部11、41、53、61、81の第1地糸1及び及び第2地糸2が210デニール以上で第3地糸3及び第4地糸4が40デニール以上とすることを例に説明してきたが、これに限定されるものではなく、本体部11、41、53、61、81が混率85%のナイロン糸が40デニールであると共に混率15%のポリウレタン糸が140デニールで編まれ、縁部12、42、54、62、82が混率85%のナイロン糸が30デニールであると共に混率15%のポリウレタン糸が210デニールで編まれるものであっても良いし、本体部11、41、53、61、81が混率85%のナイロン糸が40デニールであると共に混率15%のポリウレタン糸が70デニールで編まれ、縁部12、42、54、62、82が混率85%のナイロン糸が30デニールであると共に混率15%のポリウレタン糸が140デニールで編まれるものであっても良い。即ち、通常経編地のポリウレタン糸の混率は、15%程度であるため、縁部のポリウレタン糸が太くなっても、糸密度を低く保つことは可能であって、こうした例に共通しているのは、前記ヘム生地に用いるナイロン糸による地糸は、前記本体部11、41、53、61、81に用いたデニールよりも前記縁部12、42、54、62、82に用いたデニールが小さい値であり、ポリウレタン糸による地糸は、前記本体部11、41、53、61、81に用いたデニールよりも前記縁部12、42、54、62、82に用いたデニールが大きい値であることにより、前記縁部12、42、54、62、82の透視性を維持しつつ、縁部12、42、54、62、82の伸張性が低くなり、着用した状態でのずり上がりが確実に妨げられることになる。勿論、前記本体部11、41、53、61、81は透視を妨げる糸密度の高い部分とし、前記縁部12、42、54、62、82は透視可能な糸密度の低い部分としている。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の第1実施例に係るラッセル編地の各糸の構成を示す経編組織図である。
【図2】図1の経編組織図により立体縫製された下着を前から見た図である。
【図3】図2に示された下着を斜め後ろから見た図である。
【図4】図1乃至図3の生地のパターン配置図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る立体縫製された下着を前から見た図である。
【図6】図5に示された下着を斜め後ろから見た図である。
【図7】図5及び図6の生地のパターン配置図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る立体縫製された下着を前から見た図である。
【図9】図8に示された下着を斜め後ろから見た図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る立体縫製された下着を前から見た図である。
【図11】図10に示された下着を斜め後ろから見た図である。
【図12】図10及び図11の生地のパターン配置図である。
【図13】本発明の第5実施例に係る立体縫製された下着を前から見た図である。
【図14】図13に示された下着を斜め後ろから見た図である。
【図15】図13及び図14の生地のパターン配置図である。
【符号の説明】
【0066】
1 第1地糸
2 第2地糸
3 第3地糸
4 第4地糸
6 第6地糸
7 第7地糸
9 耳糸
10、40、52、60、80 ガードル(下着)
11、41、53、61、81 本体部
12、42、54、62、82 縁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘム生地による経編組織により、身体補整機能を有する本体部と、同じく身体補整機能を有し且つ前記本体部の縁に配される縁部とより少なくとも構成されてなる下着において、
前記本体部は、ポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、パワーネット、サテンネットなど一般的な編みにより透視を妨げる糸密度の高い部分とし、
前記縁部は、前記本体部と同じくポリウレタン糸及びナイロン糸を地糸として、透視可能な糸密度の低い部分としたことを特徴とする下着。
【請求項2】
請求項1に記載の下着であって、
前記ヘム生地に用いる地糸には、ポリウレタン糸と、前記縁部が30デニール以下を用い且つ前記本体部が40デニール以上のナイロン糸とを用いたことを特徴とする下着。
【請求項3】
請求項1に記載の下着であって、
前記ヘム生地に用いる地糸には、ナイロン糸と、前記縁部がクリアタイプの210デニール以下の糸を用い且つ前記本体部が210デニール以上のポリウレタン糸を用いたことを特徴とする下着。
【請求項4】
請求項1に記載の下着であって、
前記ヘム生地に用いるナイロン糸による地糸は、前記本体部に用いたデニールよりも前記縁部に用いたデニールが小さい値であり、ポリウレタン糸による地糸は、前記本体部に用いたデニールよりも前記縁部に用いたデニールが大きい値であることを特徴とする下着。
【請求項5】
請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の下着であって、
前記ヘム生地に用いるナイロン糸よりなる地糸は、マルチフィラメント(22T/3)を用いたことを特徴とする下着。
【請求項6】
身体補整機能を有する本体部及び縁部より少なくとも構成されてなる下着において、
前記本体部に用いられる生地の編組織は、第1地糸と、第2地糸と、第3地糸と、第4地糸とよりなり、
前記第1地糸の位置は、編針位置番号の1から2にアンダーラップした後、編針位置番号の2から1にアンダーラップすることでワンサイクルとし、
前記第2地糸の位置は、編針位置番号の3から2にアンダーラップした後、編針位置番号の2から3にアンダーラップすることでワンサイクルとし、
前記第3地糸の位置は、編針位置番号の2から3にオーバーラップした後、編針位置番号の3から2までアンダーラップし、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号の1でアンダーラップし、編針位置番号の1から2にオーバーラップした後、編針位置番号の2から1にアンダーラップし、編針位置番号の1から0にオーバーラップした後、編針位置番号0から1にアンダーラップし、編針位置番号の1から2にオーバーラップした後、編針位置番号2でアンダーラップし、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号1から2にアンダーラップすることでワンサイクルとし、
前記第4地糸の位置は、編針位置番号の2から1にオーバーラップした後、編針位置番号1から2までアンダーラップし、編針位置番号の2から3にオーバーラップした後、編針位置番号3でアンダーラップし、編針位置番号の3から2までオーバーラップした後、編針位置番号の2から3にアンダーラップし、編針位置番号の3から4までオーバーラップした後、編針位置番号の4から3にアンダーラップし、編針位置番号の3から2にオーバーラップした後、編針位置番号2でアンダーラップし、編針位置番号の2から3までオーバーラップした後、編針位置番号の3から2にアンダーラップすることでワンサイクルとしているものであり、
前記縁部に用いられる生地の編組織は、第6地糸と、第7地糸と、耳糸とよりなり、
前記第6地糸の位置は、編針位置番号の4から5にオーバーラップした後、編針位置番号の5から4までアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の4から3にオーバーラップした後、編針位置番号の3でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の3から4にオーバーラップし、編針位置番号の4から3にアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の3から2にオーバーラップした後、編針位置番号2から3にアンダーラップすることで閉じ目とし、編針位置番号の3から4にオーバーラップした後、編針位置番号4でアンダーラップすることで開き目とし、編針位置番号の4から3にオーバーラップした後、編針位置番号3から4までアンダーラップすることで閉じ目とするワンサイクルとしているものであり、
前記第7地糸の位置は、編針位置番号の3から4にアンダーラップした後、編針位置番号の4から3にアンダーラップすることでワンサイクルとしていることを特徴とする下着の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−114579(P2009−114579A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−288245(P2007−288245)
【出願日】平成19年11月6日(2007.11.6)
【出願人】(593046212)北陸エステアール協同組合 (13)
【Fターム(参考)】