説明

与圧包装シャボンパックおよび与圧コンテナと加圧コンテナ積み下ろし技術

【課題】 高価な探知器や時間のかかる薬物検査の力を借りることなく、毒針や縫針によって空けられた目にみえないほど微小な穴の有無を、いかに確実かつ容易に見つけ出すかというアイデアで、取りこぼしの無い安全品質チェックを実現にする。
【解決手段】 包装する内部の気圧を大気圧よりも若干高圧にして、パンパンに膨らませた与圧包装パック1で食品を流通させれば、どんな微小な穴でも空気が抜けてしぼむので、手にとって目で見るだけで簡単にその安全性を判別できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取りこぼし無く個々の商品全てに関して、素早く容易に包装食品の安全性をチェックできる与圧包装技術および与圧物流方式に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の包装食品では、出荷&輸送の過程で注射針で毒物が混入されたり、店内に陳列した食品に縫針を入れる犯罪行為を、消費者が購入して被害にあう前に察知する事が不可能であった。
【0003】
この改善策として、包装する内部の気圧を大気圧よりも若干高圧にしてパンパンに膨らませた状態で流通させる事で、素早く容易に包装食品の安全性をチェックできる与圧包装技術および与圧物流方式を実現する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、出荷&輸送の過程で注射針で毒物が混入されたり、店内に陳列した食品に縫針を入れる犯罪行為を、消費者が購入する前に取りこぼし無く察知する事が、従来の包装食品では不可能な点である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、書面の与圧包装パック1でパンパンに膨らませた状態で食品を流通させて、その包装の機密状態を手にとって見るだけで、食品の安全性と犯罪の危険性を素早く判別する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の与圧包装技術および与圧物流方式は、高価な金属探知器や時間のかかる毒物検出検査の力を借りることなく、全ての商品を1個ずつ手に取って見て、食品の包装がパンパンに膨らんでいるかどうかを調べるだけで、取りこぼし無く安全性を判別できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
パンパンに膨らませた与圧包装パック1の機密状態を見るだけで、取りこぼし無く容易に包装食品の安全性を判別できる安全品質チェックと危機管理ノウハウを実現する。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明の1実施例として、与圧包装技術および与圧物流方式を説明した図である。
【実施例2】
【0009】
図2は、本発明のパンパンに膨らんだ与圧包装パック1が、その包装の機密状態を見るだけで食品の安全性を素早くチェックできる様子を示す図である。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明は、国内市場および世界貿易で流通する、あらゆる分野の食品と野菜と医薬品の包装密封の用途に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】与圧包装技術および与圧物流方式の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図2】与圧包装パック1をパンパンに膨らませた様子を示した説明図である。(実施例2)
【符号の説明】
【0012】
1 包装した内部の気圧を大気圧よりも若干高圧にしてパンパンに膨らませた食品用の与圧包装パック
2 室内の気圧を大気圧よりも若干高圧に調圧した包装作業工場
3 与圧包装パックの内部の気圧よりも更に高圧に調圧された加圧コンテナ積み下ろし工場
4 与圧包装パックの内部の気圧よりも更に高圧に調圧された加圧コンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装した内部の気圧を大気圧よりも若干高圧にして、パンパンに膨らませた食品用の与圧包装パック1。
【請求項2】
室内の気圧を大気圧よりも若干高圧に調圧した包装作業工場2の中で食品を包装し、屋外に出荷されてパンパンに膨らむ仕組み。
【請求項3】
与圧包装パック1の内部の気圧よりも更に高圧に調圧する事で、与圧包装パック1がしぼんでコンパクトになり、食品が小さく密集した状態で積載できる加圧コンテナ4積み下ろし工場3の機密与圧構造。
【請求項4】
与圧包装パック1より高圧の室内を保持しながらトラックや鉄道や船舶で輸送できる加圧輸送コンテナ4の機密与圧構造。
【請求項5】
入荷した与圧包装パック1の食品を店内(大気圧)の倉庫や商品棚に陳列する際に、パンパンに膨らむかをチェックするだけで、出荷や流通の過程で注射針などで毒物が混入された危険性の有無を、素早く簡単に判別できる工夫。
【請求項6】
消費者が会計レジーに持って来た与圧包装パック1の食品を勘定する時に、レジー担当者がパンパンに膨らんでいるかをチェックするだけで、何者かによって店内で縫針などが混入された危険性の有無を判別できる工夫。
【請求項7】
あえてパンパンに膨らんだ状態のままで梱包&出荷&運送する事で、脆く柔らかい商品パックが梱包の中で積み重なった状態で、輸送中の振動で押し潰されて崩れたり変形したりする事を防ぐ工夫。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−100324(P2010−100324A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−274557(P2008−274557)
【出願日】平成20年10月24日(2008.10.24)
【出願人】(398056595)
【Fターム(参考)】