説明

乗客コンベア

【課題】安全装置が自動的に復帰した場合であっても、管理者が容易にその動作した安全装置を特定できる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】複数の安全装置と、エスカレータを起動するためにキー24が差し込まれると、キー信号を出力するキースイッチ23と、一つの安全装置から動作信号が入力してエスカレータが停止した場合に、その動作した安全装置の識別情報を記憶し、その後にキー信号が入力した場合に、前記識別情報を出力する制御装置15と、前記識別情報を入力すると、前記識別情報に関する放送情報を放送する放送装置16とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、乗客コンベアの安全回路には複数の安全装置が設けられ、こらら安全装置はリミットスイッチを有し、これらリミットスイッチの接点が直列に接続されて安全回路を構成している。そして、何れかの安全装置が動作した場合には、その安全装置のリミットスイッチが開路状態(OFF状態)になり、乗客コンベアは停止する。
【0003】
ところで、インレット安全装置やスカートガード安全装置などは、動作した後に管理者が介在することなく異物が取り除かれてしまうと、リミットスイッチは元の状態に戻り、安全回路が開路状態(OFF状態)から閉路状態(ON状態)に自動的に復帰してしまう。
【0004】
したがって、乗客コンベアは停止するが、停止した原因を管理者が調査しようとしても、安全回路が元に戻ってしまっているため、その原因を特定することができなかった。そのため、特許文献1や特許文献2においては、動作した安全装置を表示する表示装置が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−176284号公報
【特許文献2】特開2009−137746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の方法においては、表示内容が数字で表示されるため、数字に対応した安全装置を、管理者が取扱説明書などから確認する必要があるという問題点があった。
【0007】
また、特許文献2の方法においては、タッチパネルを操作して故障履歴画面を表示させる必要があり、作業に手数がかかるという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、安全装置が自動的に復帰した場合であっても、管理者が容易にその動作した安全装置を特定できる乗客コンベアを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに異常が検出されたときに動作し、前記異常が取り除かれた場合に自動的に復帰する複数の安全装置と、前記乗客コンベアを起動するためにキーが差し込まれると、キー信号を出力するキースイッチと、前記複数の安全装置の中の一つの安全装置が動作すると前記乗客コンベアを停止させ、動作した前記安全装置に対応した識別情報に関する関連情報を記憶部に記憶し、前記停止後に前記キー信号が入力した場合に前記識別情報を含む放送信号を出力する制御装置と、前記放送信号が入力すると、前記放送信号に含まれる前記識別情報に関する放送情報を放送する放送装置と、を有することを特徴とする乗客コンベアである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例1のエスカレータの全体構成を示す模式図である。
【図2】同じく操作盤の正面図である。
【図3】図2におけるA−A線方向から見た矢視平面図であって、キーを差し込んだ状態の図である。
【図4】同じくエスカレータのブロック図である。
【図5】実施例2のエスカレータのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアについて図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では乗客コンベアとして、エスカレータを用いて説明する。
【実施例1】
【0012】
本発明の実施例1のエスカレータについて図1〜図4に基づいて説明する。
【0013】
(1)エスカレータの構造
図1に示すように、エスカレータのトラス(主枠)2が、上階1aと下階1bにまたがって支持金具2a,2bを介して建屋に設けられている。このトラス2の長手方向一端部の上階機械室内に駆動装置3が設けられている。駆動装置3は、電動機4、図では表記していない伝達機構を有し、電動機4には、減速機構6を介して動力駆動チェーン7が連結され、この駆動チェーン7により駆動スプロケット8が駆動する。
【0014】
トラス2の長手方向他端部の下階機械室内には、従動スプロケット9が設けられ、前記駆動スプロケット8と従動スプロケット9とに無端状の踏段チェーン10が巻き掛けられており、この踏段チェーン10に多数の踏段11が等間隔で連結されている。
【0015】
踏段11は、その前後に前輪及び後輪が取り付けられており、これらの前輪及び後輪が、トラス2内に設けられた往路ガイドレール、帰路ガイドレール及び反転ガイドレールからなるガイドレールを転動することにより、多数の踏段11は踏段チェーン10の移動に連動して循環走行する。
【0016】
踏段11が反転する位置の近傍は、乗客の乗降口となり、乗降口のトラス2上には、乗降板12a,12bが設けられている。トラス2の幅方向両側には、欄干13が立設されている。この欄干13の上部には、踏段11と同期して走行する手すりベルト14が設けられている。手すりベルト14及び踏段11は、上階機械室に設置された制御装置15により駆動制御される。また、上階機械室には放送装置16も収納されている。
【0017】
欄干13の上下乗降口付近の下方には、エスカレータの上昇/下降運転、停止、ブザーによる警報を行うキースイッチ22,23を有した操作盤20a,20bがそれぞれ設けられ、その近傍にはスピーカ19a,19bが設けられている。スピーカ19a,19bは、電気的に放送装置16と接続されており、放送装置16からの出力によりスピーカ19a,19bから音声が出力される。
【0018】
また図1には図示はしないが、エスカレータには、乗客の安全を確保するために、操作盤20a.20bに設けられた非常停止ボタン21、インレット安全装置、スカートガード安全装置、踏段異常検出装置などの各種の安全装置が設けられている。インレット安全装置は、手すりベルト14がエスカレータ本体に入り込むインレット部に異物が浸入したことを検出する安全装置であり、スカートガード安全装置は、スカートガードと踏段11との隙間に異物がが挟まったことを検出する安全装置であり、踏段異常検出装置は、踏段11における異常を検出する安全装置である。
【0019】
(2)操作盤20a,20bの構成
次に、図2に基づいて、操作盤20a,20bの構成について図2と図3に基づいて説明する。図2は、操作盤20a,20bの正面図であり、図3は、図2のA−A線断面図であって、かつ、キースイッチ23にキー24を差し込んだ図である。
【0020】
図2に示すように、上階の操作盤20aには、エスカレータの運転を停止させるための非常停止ボタン21、キースイッチ22、キースイッチ23とが設けられている。
【0021】
キースイッチ22は、エスカレータの運転方向を選択するスイッチであって、キースイッチ22にキー24を差し込んで左側に回転すると上昇方向に運転し、右側に回転すると下降方向に運転する。すなわち、このキースイッチ22は、エスカレータの起動スイッチも兼ねている。
【0022】
キースイッチ23は、エスカレータの運転前に周囲に注意を喚起するブザー鳴動機能と、運転中のエスカレータを停止させる機能を有している。具体的には、キースイッチ23にキー24を差し込んで、左側に回転させると運転中のエスカレータが停止し、右側に回転させるとエスカレータの運転前にブザーが鳴動する。
【0023】
図3に示すように、キースイッチ23の内部には、マイクロスイッチ25aが内蔵され、キー24を回転可能な位置であるキースイッチ23の奥まで差し込むと、マイクロスイッチ25aのヒンジ部分が動作し、マイクロスイッチ25aの接点が閉路状態となる。
【0024】
下階の操作盤20bも同様の構成を有する。
【0025】
(3)エスカレータの電気的構成
次に、エスカレータの電気的構成について図4に基づいて説明する。
【0026】
各種の安全装置に設けられているリミットスイッチの内、安全装置が動作しても、動作後にその動作に至った異常の原因が取り除かれると、管理者を介することなく、接点が復帰する安全装置を以下では、「自動復帰型安全装置」という。自動復帰型安全装置としては、例えば、非常停止ボタン21,21のリミットスイッチ(の各接点26a,26b)、インレット安全装置のリミットスイッチ(の各接点26c,26d,26e,26f)、スカートガード安全装置のリミットスイッチ(の各接点26g,26h,26i,26j)、踏段異常検出安全装置のリミットスイッチ(の各接点26k,26m,26n,26q)である。
【0027】
図4に示すように、自動復帰型安全装置の各接点26a〜26qは、直列に接続され、各リミットスイッチから制御装置15に開閉を示す信号が入力される。また、キースイッチ23,23に設けられているマイクロスイッチ25a,25bが並列に接続され、その入力信号であるキー信号が、制御装置15に入力される。さらに、制御装置15には、放送装置16が接続され、放送装置16には、スピーカ19a,19bが接続されている。
【0028】
制御装置15の記憶部には、各リミットスイッチの接点26a〜26qに対応したチャンネルが記憶されている。例えば、上階にある非常停止ボタン21のリミットスイッチに接点26aには、取り付け部位を示す1チャンネルと名称メッセージを示す5チャンネルが対応して記憶され、下階の非常停止ボタン21のリミットスイッチに接点26bには取り付け部位を示す2チャンネルと名称メッセージを示す5チャンネルが対応して記憶されている。制御装置15は、安全装置が動作した場合には、その動作した安全装置に対応したチャンネル番号を放送信号として放送装置16に出力する。詳しくは後から説明する。
【0029】
放送装置16の放送記憶部には、図4に示すように、各チャンネルに対応したメッセージが格納され、例えば、放送記憶部の1チャンネルには取り付け部位である「上階」、2チャンネルには取り付け部位である「下階」、5チャンネルには名称メッセージである「非常停止ボタンが動作しました。」がそれぞれ記憶されている。
【0030】
放送装置16は、チャンネル番号を含む放送信号が入力すると、各チャンネルに対応した取り付け部位と名称メッセージを出力する。放送装置16は、同時に異なるチャンネル番号が制御装置15から入力された場合は、番号が若いチャンネルから順番に出力する。また、その場合、次のチャンネルを放送するタイミングは、前のチャンネルの放送が終了した後になるように制御する。放送装置16は、この制御により、例えば、1チャンネル、3チャンネル、7チャンネルのチャンネル番号を含む放送信号が同時に入力した場合は、「上階」、「右側」、「スカートガードスイッチが動作しました。」という順序で放送する。
【0031】
(4)制御装置15の動作
次に、制御装置15の動作状態について説明する。
【0032】
一つの安全装置が動作した場合には、そのリミットスイッチの接点が開状態となり、それ以降の回路に給電されなくなる。したがって、安全装置のリミットスイッチよりも回路上後ろ側に設けられている上昇運転コンタクタや下降運転コンタクタが消勢されて、併せて電磁ブレーキコイルへの給電も停止されるため、エスカレータの上昇運転又は下降運転が停止する。
【0033】
例として、エスカレータの上階右側にあるインレット安全装置が動作した場合について説明する。
【0034】
上階右側インレット安全装置のリミットスイッチの接点26cが開状態となるため、それ以降に給電されなくなり、制御装置15への入力信号も無くなる。しかし、それ以前の回路には給電されているため、制御装置15には信号27が入力される。
【0035】
制御装置15は、エスカレータの上昇運転信号と下降運転信号のどちらかが消勢された瞬間の安全装置の入力信号を関連情報として記憶する。この場合、信号27までの入力信号が入力され、信号27を関連情報として記憶部に記憶する。
【0036】
エスカレータが停止したため、エスカレータの管理者は、エスカレータが運転できるか否かを確認するために再起動を行う必要がある。そのため、管理者は、再起動するために操作盤19a又は操作盤19bを操作する。ここでは、管理者は上階側の操作盤19aを操作するものとする。通常の運転手順として、管理者は、運転開始の合図のためにブザーを鳴動させる必要がある。そのため、管理者はキースイッチ23にキー24を差し込む。キースイッチ23にキー24が差し込まれると、マイクロスイッチの接点25aが閉状態となる。そのため、制御装置15は、マイクロスイッチの接点25aからのキー信号を認識する。
【0037】
制御装置15は、キー信号をトリガーとして、記憶部に記憶した関連情報(すなわち、信号27である)から、信号27に対応した安全装置の次の入力に対応した安全装置が動作したものと判断する。今回の場合は、制御装置15は、信号27を記憶していたため、その次の安全装置である上階右側インレット安全装置26cが動作したと判断する。その判断結果により、制御装置15は、上階右側インレット安全装置を意味する識別情報(すなわち、チャンネル番号である)を含む放送信号を放送装置16に出力する。この場合、制御装置15は、放送装置16に対して1チャンネルと3チャンネルと6チャンネルの出力を行うような識別情報を放送信号に含めて出力する。
【0038】
放送装置16は、制御装置15から識別情報(チャンネル番号)を含む放送信号が入力すると、1チャンネルから順番に、1チャンネル、3チャンネル、6チャンネルに格納されたメッセージを放送記憶部から呼び出し、スピーカ19a,19bから出力する。スピーカ19a,19bからは、「上階右側インレットスイッチが動作しました」と放送される。
【0039】
制御装置15は放送装置16に対し再起動するまで終了信号を出力せず、再起動が行われた場合には終了信号を出力し、放送装置16はその放送を終了する。すなわち、この放送はエスカレータを再起動するまで繰り返し放送される。
【0040】
エスカレータが再起動すると、放送装置16の放送が終了し、制御装置15の記憶部に記憶していた上昇運転信号と下降運転信号のどちらかが消勢された瞬間の安全装置の入力信号27を消去する。エスカレータが再起動されたか否かは、キースイッチ22にキー24が差し込まれ、上昇又は下降するように、管理者が操作を行った場合に、制御装置15がそれを認識する。
【0041】
(5)効果
本実施例によれば、管理者は、キー24をキースイッチ23に差し込むだけで、自動復帰型安全装置が自動的に復帰した場合であっても、管理者が容易にその動作した安全装置を特定できる。
【実施例2】
【0042】
次に、本発明の実施例2のエスカレータについて図5に基づいて説明する。
【0043】
実施例1では、上下2か所のスピーカ19a,19bより、動作した安全装置の位置及び名称の音声放送を行ったが、本実施例では、キースイッチ23による操作が行われた側のスピーカのみ音声放送を行うようにする。
【0044】
図5に示すように、本実施例では、キースイッチ23に設けたマイクロスイッチ25a,25bとリレー27a,27bをそれぞれ接続し、そのリレー27a,27bの接点の内、第1の接点28a1,28b1からのキー信号が制御装置15に入力され、第2の接点28a2,28b2を放送装置16とスピーカ19a,19bとの間に接続している。
【0045】
これにより、キー24を差し込んだ操作盤の近傍のスピーカからのみ放送することができる。
【0046】
本実施例によれば、キー24で操作している管理者のみに、動作した安全装置を放送することができ、他方の操作盤の近傍、すなわち他方の乗り込み口付近にいる乗客に不安を与えることがない。
【変更例】
【0047】
上記実施例では、キースイッチ23にマイクロスイッチ25が設けられていたが、これに代えて、キー24が鉄などの磁性体で形成されている場合には、近接センサを用いてもよい。
【0048】
また、上記各実施例では、乗客コンベアとしてエスカレータで説明したが、これに代えて動く歩道でも本実施例を同様に適用することができる。
【0049】
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0050】
15・・・制御装置、16・・・放送装置、19・・・スピーカ、23・・・キースイッチ、24・・・キー、25・・・マイクロスイッチ、26・・・安全装置のリミットスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗客コンベアに異常が検出されたときに動作し、前記異常が取り除かれた場合に自動的に復帰する複数の安全装置と、
前記乗客コンベアを起動するためにキーが差し込まれると、キー信号を出力するキースイッチと、
前記複数の安全装置の中の一つの安全装置が動作すると前記乗客コンベアを停止させ、動作した前記安全装置に対応した識別情報に関する関連情報を記憶部に記憶し、前記停止後に前記キー信号が入力した場合に前記識別情報を含む放送信号を出力する制御装置と、
前記放送信号が入力すると、前記放送信号に含まれる前記識別情報に関する放送情報を放送する放送装置と、
を有することを特徴とする乗客コンベア。
【請求項2】
前記放送装置は、
前記識別情報に対応した前記安全装置の名称メッセージと取り付け部位とが放送記憶部にそれぞれ記憶され、
前記制御装置から前記放送信号が入力すると、前記放送信号に含まれる前記識別情報に対応した前記名称メッセージと前記取り付け部位とを前記放送記憶部からそれぞれ呼び出し、呼び出した前記名称メッセージと前記取り付け部位とを前記放送情報として放送する、
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記キースイッチは、前記キーを回転可能な位置まで差し込むと、前記キーによって動作するキー検出スイッチを有し、
前記キー検出スイッチが動作すると前記キー信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
【請求項4】
前記キー検出スイッチが、マイクロスイッチ、又は、近接スイッチである、
ことを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベア。
【請求項5】
前記放送装置は、前記キー信号が出力された前記キースイッチの近傍に設けられたスピーカからのみ前記放送情報を放送する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
【請求項6】
前記放送装置は、前記キー信号が出力された後、前記乗客コンベアが起動するまで、前記放送情報を繰り返し放送する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
【請求項7】
前記制御装置は、前記乗客コンベアが起動すると前記関連情報を消去する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
【請求項8】
前記安全装置が、非常停止ボタン、インレット安全装置、スカートガード安全装置、又は、踏段異常検出装置である、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗客コンベア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−176811(P2012−176811A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−39612(P2011−39612)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【出願人】(390025265)東芝エレベータ株式会社 (2,543)
【Fターム(参考)】