事前製造されたストッパを有する誘電体バリア放電ランプおよび関連の製造方法
【課題】本発明は、電極とのコンタクトを行う方法に関して改善された誘電体バリア放電ランプを提供するという目的に基づいている。
【解決手段】給電線を有する気体不透過性のストッパは、粘着性として扱える部分として、放電容器の開口内に挿入されることにより放電容器内に組み込まれており、開口は、放電容器およびストッパのうち少なくともいずれかの形状の変化により、ストッパによって気密封止される誘電体バリア放電ランプ。
【解決手段】給電線を有する気体不透過性のストッパは、粘着性として扱える部分として、放電容器の開口内に挿入されることにより放電容器内に組み込まれており、開口は、放電容器およびストッパのうち少なくともいずれかの形状の変化により、ストッパによって気密封止される誘電体バリア放電ランプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体不透過性のストッパが設けられており給電線と内部電極とがコンタクトする誘電体バリア放電ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
誘電体バリア放電ランプは広く使用されており、種々の実施形態で知られている。この放電ランプの放電容器は管形であることが多いが、フラットな放電容器も公知である。この場合、たとえば2つの矩形の放電容器壁が相互に反対側に、相互に比較的小さい間隔をおいて設けられており、端部において放電容器端部によって封止されている。
【0003】
誘電体バリア放電ランプいわゆるDBDランプでは、放電容器内部の放電媒体は誘電体によって電極から分離されている。電極はこの場合、放電容器の内側に設けられていることが多く、誘電体はこの電極に被着されている。誘電体埋め込みされた電極を介して行われるパワーの注入は、この場合には該誘電体内の高周波変位電流に基づいている。
【0004】
完成する前は、放電容器は少なくとも1つの開口を有し、この開口を介して放電容器の内部は洗浄され、放電媒体が充填される。このことは、開口内部に融着されたプレート形のストッパを介して実施することができる。このストッパは、気体透過性の排気管を有する。このようなストッパは、たとえばWO02/27747に開示されている。
【0005】
その後に、パワーを内部電極に注入できるようにするため、該内部電極がプレート形のストッパと放電容器との間の境界に沿って延在するように、該内部電極を放電容器に沿って案内することができる。その後、内部電極とストッパ外部の給電線とをコンタクトする。
【0006】
上記の明細書では、完成された誘電体バリア放電ランプの場合に、プレートの排気管ひいては放電容器を気密に融着して封止することが開示されている。
【特許文献1】WO02/27747
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、電極とのコンタクトを行う方法に関して改善された誘電体バリア放電ランプを提供するという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は次のような誘電体バリア放電ランプに関する。すなわち、内部電極と気体不透過性のストッパとを有する放電容器を有し、該ストッパは該内部電極とコンタクトする給電線を有する形式のものにおいて、該給電線を有する気体不透過性のストッパは、粘着性として扱える部分として、該放電容器の開口内に挿入されることにより該放電容器内に組み込まれており、該開口は、該放電容器およびストッパのうち少なくともいずれかの形状の変化により、該ストッパによって気密封止される誘電体バリア放電ランプに関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
従属請求項に本発明の有利な構成が規定されており、この構成を以下で詳細に説明する。また、この発明の詳細な説明は全体として、本発明に対応する誘電体バリア放電ランプ製造方法と、相応に製造された誘電体バリア放電ランプの動作方法にも関する。これらは、個々の特徴が記載されていて、個々のケースで明示的に規定されていない場合でも本発明の内容に含まれる。
【0010】
すでに、従来技術に関する説明において軽く言及したように、誘電体バリア放電ランプを製造するためには、放電容器に放電媒体を充填するのに使用した(複数の)開口を気密封止しなければならない。さらに、内部電極と給電線とをコンタクトする必要もある。
【0011】
本発明は、事前製造されたストッパを使用して、放電容器の開口を封止し内部電極とコンタクトするコンセプトに基づいている。このようなストッパは粘着性の部品で扱うことができ、すでに給電線が設けられており、ストッパ自体はこの場合、すでに気体不透過性である。このことにより、開口を封止するためには、放電容器の形状および/またはストッパの形状のみを変化すればよい。
【0012】
相応に構成された誘電体バリア放電ランプを、とりわけ効率的に製造することができる。一部分として扱うことができる事前製造されたストッパは、放電容器に依存せずにすでに事前に製造して取り付けることができる。このストッパが放電容器内に挿入される前にも、ストッパは電極にパワーを注入するための給電線を有する。給電線はストッパを通って案内されるか、たとえば該ストッパに付着されている。このストッパは一部品として扱うことができるので、該ストッパが放電容器の開口に挿入される際に、給電線と別のストッパ部分、たとえば焼結されたガラスボディとを別個に扱う必要がなくなる。ストッパ自体はすでに気体不透過性であるから、該ストッパが挿入された後、たとえば排気管の場合に必要であったストッパの気密封止が必要なくなる。この開口はその際、ストッパによって気密封止される。
【0013】
こうするためにはたとえば、放電容器壁を加熱する。こうすることにより、放電容器壁はそれ自体でストッパに被着される。さらに放電容器壁を、加熱によって軟化されたストッパ(たとえばガラスを含むストッパ)の表面または内部に押し付けると、ストッパの形状を変化することもできる。また、たとえばストッパが開口に挿入され、放電容器に放電媒体が充填された後に該ストッパをそこで、ストッパまたは放電容器の相応の部分が軟化された状態で該開口内の該放電容器のテーパ部に押し込むと、ストッパ自体の形状の変化によってすでに放電容器が気密封止される。放電容器を封止するためだけの付加的なシール部、たとえばキャップは、本発明では必要ないし、また設けることもない。
【0014】
ストッパを放電容器の開口に挿入できる手法は種々存在し、たとえば差し込む手法やねじ取り付け手法がある。この場合、放電容器の開口を直接付着して封止するように、ストッパを挿入することができる。このような構成はとりわけ頑強である。
【0015】
有利には、挿入されたストッパは内部電極にオーバーラップする。この場合、給電線は少なくとも部分的にストッパを通り、オーバーラップの領域でストッパから抜け出し、このオーバーラップ領域で電極とコンタクトする。近似的に円筒形のストッパを有する管形の放電容器の場合、たとえば2つの電極をこの管に沿って細長く形成し、該ストッパの長さの一部が内部電極オーバーラップするように該ストッパを開口内に挿入することができる。この場合、給電線はストッパの端面を通って該ストッパに入り、該ストッパを通って延在して、該ストッパが電極にオーバーラップする場所で再び横方向に該ストッパから抜け出すことができる。
【0016】
誘電体バリア放電ランプの内部電極は、すでに上記で軽く言及したように、誘電体によってコーティングされている。この誘電体は、ストッパと電極とのオーバーラップ部分に設けなくてもよいが、設けることもできる。ストッパが、電極を放電媒体から遮蔽する誘電体にもオーバーラップする場合、このことは、ストッパ周辺環境におけるフィールド強度分布に有利な作用を及ぼす。
【0017】
有利には、放電容器が封止された後、給電線のうち1つの給電線の一部が放電媒体に、導電コンタクトされる。このようにすると、給電線は放電に対する点弧保護部としても作用する。こうするために、給電線をストッパから放電容器の内部へ案内することもできるが、ストッパに切抜部を設け、この切抜部を通って給電線は、放電媒体とコンタクトするように延在するように構成することもできる。
【0018】
本発明の有利な実施形態ではストッパは、すでに設けられた給電線の他に付加的に、補助点弧電極を有する。この補助点弧電極は、放電容器が封止された後、放電媒体にコンタクトする。この付加的な補助点弧電極は、ストッパを通って案内して、該ストッパ自体とコンタクトすることができ、動作中にはこの補助点弧電極はほぼ、電子的な安定器によって事前決定された定常電位にある。しかし、この補助点弧電極をストッパに挿入して、該補助点弧電極がストッパによって(放電ランプ外部に対して)電気的に絶縁されるようにすることもできる。この場合にはこの補助点弧電極を、放電媒体にコンタクトしストッパ内側にくぼまされた金属性のオブジェクトとすることができる。
【0019】
放電容器が2つの内部電極を有する場合、付加的な前記補助点弧電極を、該内部電極のうち1つの内部電極の方に、他方の内部電極より近くに配置することができる。このようにすると、ランプの1つの極性に対するイオン化に使用可能な経路長が長くなる。他方の極性に関しては、間隔が小さくなるのでフィールド強度が大きくなる。
【0020】
図示された点弧保護部はすべて、該点弧保護部によって実現されるフィールド分布により、放電が点弧される確率に有利な影響を及ぼす。
【0021】
ストッパの場合、ストッパ本体と給電線とを区別する場合、ストッパ本体を焼結されたガラス部分として製造するという任意の選択肢が存在する。焼結されたガラス部分は有利に製造することができ、化学的に著しく安定しており、機械的に頑強である。最初に、放電容器が複数の開口を有する場合、たとえば管形の放電容器の場合にはいずれの場合にも端面の開口を2つ有するが、そのような場合には、焼結ガラスボディを有する本発明のストッパによって1つの開口を封止し、他の開口を相応のガラスボディによって、給電線なしで封止するという任意の選択肢がある。
【0022】
有利には、開口をストッパによって気密に封止するために、放電容器壁を加熱してストッパに取り付ける。加熱中に放電容器壁は軟らかくなり、このプロセス中に放電容器壁はそれ自体、場合によっては、挿入されたストッパにすでに自動的に付着される。しかし、軟らかくなった放電容器壁を適切に、たとえば機械的な圧力を加えることによって能動的に成形することもできる。放電容器は、開口内のストッパの深さ全体に沿って該ストッパに取り付ける必要はなく、深さ全体の一部に沿って取り付けるだけでも十分である。
【0023】
電極とコンタクトするための給電線の端部がストッパから横方向に突出し、該端部がストッパと内部電極とのオーバーラップ部分(上記を参照されたい)に配置されている場合、このように取り付けることにより、導電性コンタクトが、給電線と電極との間に形成されることになる。
【0024】
本発明の有利な実施形態では給電線は、該ストッパが開口に挿入される前は、電極とコンタクトするように設けられた端部によって弾性でストッパから突出している。ストッパが開口に挿入されると、給電線の弾性端部はそれ自体で、電極にオーバーラップ部分で取り付けられる。このようにして、給電線と内部電極との間で大きなコンタクト面積が保証される。
【0025】
択一的または付加的に、別の有利な実施形態では、給電線を電極にアンカー留めすることができる。こうするための給電線の端部は、ノッチを設けることによって、かつ開口に挿入された場合にストッパの回転によって電極とコンタクトするように形成されている。このようにして、給電線と電極との間に特に密接なコンタクトが形成される。
【0026】
給電線と内部電極とをコンタクトするための上記の手段はすべて、ストッパと放電容器との間に本発明にしたがって形成された気密閉鎖部によって、外部の影響から効果的に保護される。このことはとりわけ、たとえば湿気および温度の変動等の周辺の影響と腐食環境とに対して部品が特に頑強でなければならない自動車分野で有利である。
【0027】
有利には、ストッパと放電容器壁との間に気体透過性のギャップが形成されるように、ストッパを放電容器の開口に挿入する。開口が気密封止される前に、または、排気または洗浄ガスによる洗浄等の別の製造ステップを行う前に、このギャップによって放電容器に放電媒体を充填することができる。
【0028】
有利には、本発明による誘電体バリア放電ランプをランプホルダにおいて動作させる。このランプホルダにおいて、ストッパおよび/または放電容器はベースとして機能するので、ランプホルダはストッパの給電線と電源とを接続し、給電線は、ストッパによってのみ支持されて該ランプホルダ内に案内される。したがって、放電ランプをランプホルダに取り付ける付加的なベース装置は必要ない。
【0029】
有利にはこの場合、ランプホルダは放電ランプを保持するために、放電容器またはストッパのいずれかを把持するか、または双方を把持する。
【0030】
本発明は基本的に、誘電体バリア放電ランプの製造方法に関する。この誘電体バリア放電ランプは、内部電極と気体不透過性のストッパとを有する放電容器を備えており、該ストッパは、該内部電極とコンタクトする給電線を有する。本製造方法は、以下のステップを有する:
・給電線を有する気体不透過性のストッパを、粘着性として扱える部品として製造するステップ。
・ストッパを放電容器の開口に挿入し、放電容器およびストッパの少なくともいずれか1つの形状の変化により、ストッパによって開口を気密封止するステップ。
【0031】
本発明は基本的に、本発明によって製造された誘電体バリア放電ランプを動作するための方法にも関する。本方法は、以下のステップを有する:
・誘電体バリア放電ランプをランプホルダに挿入し、該ランプホルダがストッパの給電線と電源とを接続するステップ。
・給電線を、ストッパによってのみ支持されてランプホルダ内に案内するステップ。
【実施例】
【0032】
本発明を以下で、実施例に基づいて詳細に説明する。本件で開示されている個々の特徴は、別の組み合わせでも本発明の範囲に含まれる。
【0033】
図1はストッパ10を示している。ストッパ10は、焼結されたガラスボディ1と給電線2とを有する。焼結ガラスボディ1は、切抜部4を除いて実質的に円筒形である。給電線2はこの円筒形の焼結ガラスボディ1の端面内に挿入され、部分的に該焼結ガラスボディを通って、端部3によって焼結ガラスボディ1から横方向に突出する。切抜部4は、給電線2のうち1つの給電線の焼結ガラスボディ1を通過する一部5が露出されるように、該焼結ガラスボディ1に設けられる。
【0034】
給電線2および焼結ガラスボディ1は相互に密接に接続されており、ストッパ10自体は気体不透過性であり、一部では粘着性のものとして扱うことができる。ストッパ10は事前製造されているので、この場合にはいかなる付加的な変化も伴わずに、放電容器に挿入することができる。
【0035】
図2は、ガラス製の管形の放電容器6の1つの端部に挿入された図1のストッパ10を示す。放電容器は内部電極7を有し、この内部電極7は放電容器の長さに沿って延在する。電極7は、図の下半分で誘電体8によって被覆されており、この場合にはガラスはんだによって被覆されている。
【0036】
図1のストッパ10は、放電容器6の図示されている開口に押入されている。この場合、ストッパ10は内部電極7とオーバーラップ部分9においてオーバーラップしており、電極を被覆する誘電体8とも、それより小さい部分でオーバーラップする。給電線2の端部3は、オーバーラップ部分9で露出されている電極7の部分に向かって方向づけされている。ストッパ10は、放電容器壁の一部が未だ該ストッパより突出する程度の深さまで、放電容器6に挿入されている。
【0037】
図3は、図2のストッパ10および放電容器6を示している。図2と異なる点として、放電容器6の壁はストッパ10に付着されている。こうするために、放電容器6の壁は加熱され、ローラによってストッパ10に押しつけられている。この場合、給電線2の端部3が電極7に導電コンタクトされるように、放電容器6の壁はそれ自体でストッパ10に付着されている。
【0038】
ここでは図2と異なり、ストッパ10の端面は放電容器6の端部と同一の高さで終端している。こうするために、放電容器6は加熱後に、相応に引き離された。
【0039】
図4は、図3の放電ランプ端部の変形形態を示す。
【0040】
図1〜3と異なり、ストッパ10はこの場合、付加的な導電性の補助点弧電極42を有する。この補助点弧電極42は、給電線2のようにストッパ10の端面を通って案内されているが、該ストッパを真っ直ぐに通って焼結ガラスボディ1から、中心に配置された切抜部41内の放電媒体に接するストッパ10の側で突出する。補助点弧電極42は、放電容器6の外側にある端部では、給電線2のように差込型のコンタクトの形態である。動作中、補助点弧電極42は電子的安定器(図示されていない)に導電接続されており、永続的に、該電子的安定器によって予め設定された定常電位にある。
【0041】
ちょうど給電線の場合と同じように、補助点弧電極42によって引き起こされたフィールド分布によって、放電の点弧が容易になる。
【0042】
図5では、図4と対照的に、コンタクトを形成するために使用された補助点弧電極42は焼結ガラスボディ1に挿入されておらず、コンタクトが形成されない金属性の点弧保護部43が挿入される。このことは、焼結ガラスボディ1の内部に面する側で行われる。この場合、外側から点弧保護部43とのコンタクトは行われず、これは未定義の電位におかれる。補助点弧電極42とちょうど同じように、点弧保護部43が存在することにより引き起こされるフィールド分布によって、放電の点弧が容易になる。
【0043】
図6に示された放電ランプの端部の大部分は、図3〜5に示された端部に相応する。図5とは対照的に、点弧保護部43はここではもはや、焼結ガラスボディ1の内側の中心には取り付けられておらず、2つの内部電極7のうち1つの内部電極の方向にずらされている。それゆえ、帯電した粒子が放電ランプの1つの極性に対して放電媒体の分子をさらにイオン化するために使用できる距離が拡大される。このことは、放電の点弧の補助にもなる。
【0044】
図7aは、図1に示されたような、焼結ガラスボディを有するストッパ10を平面図で示している。ここでは給電線2も示されており、給電線2は焼結ガラスボディ1の端部および内部に、上図とちょうど同じように形成されている。しかし、上図とは対照的に給電線2の端部3は、長くかつ弾性であるように構成されている。このようなストッパ10が図2のように放電容器端部に押入またはねじ留めされる場合、給電線2の端部はそれ自体で、該ストッパの周縁に沿って、焼結ガラスボディ1と放電容器6の壁との間の中間スペースに取り付けられる。このようにしてオーバーラップ部分で、給電線2は大面積にわたって、内部電極7と弾性端部3でコンタクトすることができる。この場合のストッパの整合は正確に調整しなくてもよい。というのも、給電線2の端部3はある程度の長さを有するからである。
【0045】
図7bは、図1に示されたような、焼結ガラスボディを有するストッパ10を示している。給電線2は、図7aとちょうど同じように、焼結ガラスボディの端部および内部に形成されている。図7aとちょうど同じように、給電線2の端部3は、長くかつ弾性であるように構成されている。しかし、図7aとは対照的に端部3は異なる方向を有する。図7bに示されたストッパ10が図2のように放電容器内に押入される場合、給電線2の端部はそれ自体で、該ストッパの挿入方向に沿って、焼結ガラスボディ1と放電容器6の壁との間の中間スペースに取り付けられる。この場合も同様に、給電線2はオーバーラップ部分において大面積にわたって、内部電極7と弾性端部3でコンタクトできることが当てはまる。
【0046】
図8は、端部3が短く、頑強かつ鋭いエッジで形成された給電線2を示している。相応のストッパ10が図2のように放電容器端部にねじ留めされており、給電線2の端部3はオーバーラップ部分9で電極7に食い込んでいる。
【0047】
図9の左側では、図1のストッパ10が管形の放電容器72に挿入されているのが示されている。この放電容器72は、未だストッパ10によって気密封止されていない。給電線を有さない円筒形の焼結ガラスコルク71が、放電容器72の右側の端部に挿入されている。この場合も、放電容器72は未だ、コルク71に気密に結合されていない。いずれの場合にも、ストッパ10と放電容器72の壁との間、またはコルク71と放電容器壁72との間に、気体透過性の環状のギャップが1つ配置されている。放電容器72はまず、このギャップを通じて洗浄してから、該放電容器に放電媒体を充填することができる。放電容器72に放電媒体が充填されると、放電容器72の壁を加熱してストッパ10またはコルク71に取り付ける。このようにして、それぞれの気体透過性の環状のギャップが気密封止される。
【0048】
図10に、差込型のコンタクトの形態の給電線82を有する本発明の放電ランプ81が示されており、この差込型のコンタクトは突出されている。図10は左側にランプホルダ83を示している。このランプホルダ83はこの放電ランプ81に適合しており、給電線82に対する差込口84を有する。動作時には、この差込口84は給電線82を収容することにより、放電ランプの電極と電源とがコンタクトされる(図示されていない)。この場合、ランプホルダ84の縁部が放電ランプ81の放電容器を把持し、差込口84は給電線82を支持する。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明による誘電体バリア放電ランプのためのストッパを示す。
【図2】本発明による放電ランプの放電容器に挿入された図1のストッパを示す。
【図3】図2のストッパと放電容器とが、本発明による放電ランプのための気密封止部をどのように形成するかを示す。
【図4】ストッパが変更された図3の内容に相応する。
【図5】図3の別の変形形態を示す。
【図6】図3の変形形態を示す。
【図7a】図1のストッパの変形形態を平面図で示す。
【図7b】図1のストッパの変形形態を示す。
【図8】図1のストッパの別の変形形態を平面図で示す。
【図9】本発明による放電ランプの製造中の中間ステップで放電容器に挿入された図1のストッパを示す。
【図10】本発明による放電ランプと、該放電ランプに適したランプホルダとを備えた、本発明によるシステムを示す。
【符号の説明】
【0050】
1 焼結ガラスボディ
2 給電線
3 給電線2の端部
4 切抜部
6,71 放電容器
7 内部電極
8 誘電体
9 オーバーラップ部分
10 ストッパ
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体不透過性のストッパが設けられており給電線と内部電極とがコンタクトする誘電体バリア放電ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
誘電体バリア放電ランプは広く使用されており、種々の実施形態で知られている。この放電ランプの放電容器は管形であることが多いが、フラットな放電容器も公知である。この場合、たとえば2つの矩形の放電容器壁が相互に反対側に、相互に比較的小さい間隔をおいて設けられており、端部において放電容器端部によって封止されている。
【0003】
誘電体バリア放電ランプいわゆるDBDランプでは、放電容器内部の放電媒体は誘電体によって電極から分離されている。電極はこの場合、放電容器の内側に設けられていることが多く、誘電体はこの電極に被着されている。誘電体埋め込みされた電極を介して行われるパワーの注入は、この場合には該誘電体内の高周波変位電流に基づいている。
【0004】
完成する前は、放電容器は少なくとも1つの開口を有し、この開口を介して放電容器の内部は洗浄され、放電媒体が充填される。このことは、開口内部に融着されたプレート形のストッパを介して実施することができる。このストッパは、気体透過性の排気管を有する。このようなストッパは、たとえばWO02/27747に開示されている。
【0005】
その後に、パワーを内部電極に注入できるようにするため、該内部電極がプレート形のストッパと放電容器との間の境界に沿って延在するように、該内部電極を放電容器に沿って案内することができる。その後、内部電極とストッパ外部の給電線とをコンタクトする。
【0006】
上記の明細書では、完成された誘電体バリア放電ランプの場合に、プレートの排気管ひいては放電容器を気密に融着して封止することが開示されている。
【特許文献1】WO02/27747
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、電極とのコンタクトを行う方法に関して改善された誘電体バリア放電ランプを提供するという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は次のような誘電体バリア放電ランプに関する。すなわち、内部電極と気体不透過性のストッパとを有する放電容器を有し、該ストッパは該内部電極とコンタクトする給電線を有する形式のものにおいて、該給電線を有する気体不透過性のストッパは、粘着性として扱える部分として、該放電容器の開口内に挿入されることにより該放電容器内に組み込まれており、該開口は、該放電容器およびストッパのうち少なくともいずれかの形状の変化により、該ストッパによって気密封止される誘電体バリア放電ランプに関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
従属請求項に本発明の有利な構成が規定されており、この構成を以下で詳細に説明する。また、この発明の詳細な説明は全体として、本発明に対応する誘電体バリア放電ランプ製造方法と、相応に製造された誘電体バリア放電ランプの動作方法にも関する。これらは、個々の特徴が記載されていて、個々のケースで明示的に規定されていない場合でも本発明の内容に含まれる。
【0010】
すでに、従来技術に関する説明において軽く言及したように、誘電体バリア放電ランプを製造するためには、放電容器に放電媒体を充填するのに使用した(複数の)開口を気密封止しなければならない。さらに、内部電極と給電線とをコンタクトする必要もある。
【0011】
本発明は、事前製造されたストッパを使用して、放電容器の開口を封止し内部電極とコンタクトするコンセプトに基づいている。このようなストッパは粘着性の部品で扱うことができ、すでに給電線が設けられており、ストッパ自体はこの場合、すでに気体不透過性である。このことにより、開口を封止するためには、放電容器の形状および/またはストッパの形状のみを変化すればよい。
【0012】
相応に構成された誘電体バリア放電ランプを、とりわけ効率的に製造することができる。一部分として扱うことができる事前製造されたストッパは、放電容器に依存せずにすでに事前に製造して取り付けることができる。このストッパが放電容器内に挿入される前にも、ストッパは電極にパワーを注入するための給電線を有する。給電線はストッパを通って案内されるか、たとえば該ストッパに付着されている。このストッパは一部品として扱うことができるので、該ストッパが放電容器の開口に挿入される際に、給電線と別のストッパ部分、たとえば焼結されたガラスボディとを別個に扱う必要がなくなる。ストッパ自体はすでに気体不透過性であるから、該ストッパが挿入された後、たとえば排気管の場合に必要であったストッパの気密封止が必要なくなる。この開口はその際、ストッパによって気密封止される。
【0013】
こうするためにはたとえば、放電容器壁を加熱する。こうすることにより、放電容器壁はそれ自体でストッパに被着される。さらに放電容器壁を、加熱によって軟化されたストッパ(たとえばガラスを含むストッパ)の表面または内部に押し付けると、ストッパの形状を変化することもできる。また、たとえばストッパが開口に挿入され、放電容器に放電媒体が充填された後に該ストッパをそこで、ストッパまたは放電容器の相応の部分が軟化された状態で該開口内の該放電容器のテーパ部に押し込むと、ストッパ自体の形状の変化によってすでに放電容器が気密封止される。放電容器を封止するためだけの付加的なシール部、たとえばキャップは、本発明では必要ないし、また設けることもない。
【0014】
ストッパを放電容器の開口に挿入できる手法は種々存在し、たとえば差し込む手法やねじ取り付け手法がある。この場合、放電容器の開口を直接付着して封止するように、ストッパを挿入することができる。このような構成はとりわけ頑強である。
【0015】
有利には、挿入されたストッパは内部電極にオーバーラップする。この場合、給電線は少なくとも部分的にストッパを通り、オーバーラップの領域でストッパから抜け出し、このオーバーラップ領域で電極とコンタクトする。近似的に円筒形のストッパを有する管形の放電容器の場合、たとえば2つの電極をこの管に沿って細長く形成し、該ストッパの長さの一部が内部電極オーバーラップするように該ストッパを開口内に挿入することができる。この場合、給電線はストッパの端面を通って該ストッパに入り、該ストッパを通って延在して、該ストッパが電極にオーバーラップする場所で再び横方向に該ストッパから抜け出すことができる。
【0016】
誘電体バリア放電ランプの内部電極は、すでに上記で軽く言及したように、誘電体によってコーティングされている。この誘電体は、ストッパと電極とのオーバーラップ部分に設けなくてもよいが、設けることもできる。ストッパが、電極を放電媒体から遮蔽する誘電体にもオーバーラップする場合、このことは、ストッパ周辺環境におけるフィールド強度分布に有利な作用を及ぼす。
【0017】
有利には、放電容器が封止された後、給電線のうち1つの給電線の一部が放電媒体に、導電コンタクトされる。このようにすると、給電線は放電に対する点弧保護部としても作用する。こうするために、給電線をストッパから放電容器の内部へ案内することもできるが、ストッパに切抜部を設け、この切抜部を通って給電線は、放電媒体とコンタクトするように延在するように構成することもできる。
【0018】
本発明の有利な実施形態ではストッパは、すでに設けられた給電線の他に付加的に、補助点弧電極を有する。この補助点弧電極は、放電容器が封止された後、放電媒体にコンタクトする。この付加的な補助点弧電極は、ストッパを通って案内して、該ストッパ自体とコンタクトすることができ、動作中にはこの補助点弧電極はほぼ、電子的な安定器によって事前決定された定常電位にある。しかし、この補助点弧電極をストッパに挿入して、該補助点弧電極がストッパによって(放電ランプ外部に対して)電気的に絶縁されるようにすることもできる。この場合にはこの補助点弧電極を、放電媒体にコンタクトしストッパ内側にくぼまされた金属性のオブジェクトとすることができる。
【0019】
放電容器が2つの内部電極を有する場合、付加的な前記補助点弧電極を、該内部電極のうち1つの内部電極の方に、他方の内部電極より近くに配置することができる。このようにすると、ランプの1つの極性に対するイオン化に使用可能な経路長が長くなる。他方の極性に関しては、間隔が小さくなるのでフィールド強度が大きくなる。
【0020】
図示された点弧保護部はすべて、該点弧保護部によって実現されるフィールド分布により、放電が点弧される確率に有利な影響を及ぼす。
【0021】
ストッパの場合、ストッパ本体と給電線とを区別する場合、ストッパ本体を焼結されたガラス部分として製造するという任意の選択肢が存在する。焼結されたガラス部分は有利に製造することができ、化学的に著しく安定しており、機械的に頑強である。最初に、放電容器が複数の開口を有する場合、たとえば管形の放電容器の場合にはいずれの場合にも端面の開口を2つ有するが、そのような場合には、焼結ガラスボディを有する本発明のストッパによって1つの開口を封止し、他の開口を相応のガラスボディによって、給電線なしで封止するという任意の選択肢がある。
【0022】
有利には、開口をストッパによって気密に封止するために、放電容器壁を加熱してストッパに取り付ける。加熱中に放電容器壁は軟らかくなり、このプロセス中に放電容器壁はそれ自体、場合によっては、挿入されたストッパにすでに自動的に付着される。しかし、軟らかくなった放電容器壁を適切に、たとえば機械的な圧力を加えることによって能動的に成形することもできる。放電容器は、開口内のストッパの深さ全体に沿って該ストッパに取り付ける必要はなく、深さ全体の一部に沿って取り付けるだけでも十分である。
【0023】
電極とコンタクトするための給電線の端部がストッパから横方向に突出し、該端部がストッパと内部電極とのオーバーラップ部分(上記を参照されたい)に配置されている場合、このように取り付けることにより、導電性コンタクトが、給電線と電極との間に形成されることになる。
【0024】
本発明の有利な実施形態では給電線は、該ストッパが開口に挿入される前は、電極とコンタクトするように設けられた端部によって弾性でストッパから突出している。ストッパが開口に挿入されると、給電線の弾性端部はそれ自体で、電極にオーバーラップ部分で取り付けられる。このようにして、給電線と内部電極との間で大きなコンタクト面積が保証される。
【0025】
択一的または付加的に、別の有利な実施形態では、給電線を電極にアンカー留めすることができる。こうするための給電線の端部は、ノッチを設けることによって、かつ開口に挿入された場合にストッパの回転によって電極とコンタクトするように形成されている。このようにして、給電線と電極との間に特に密接なコンタクトが形成される。
【0026】
給電線と内部電極とをコンタクトするための上記の手段はすべて、ストッパと放電容器との間に本発明にしたがって形成された気密閉鎖部によって、外部の影響から効果的に保護される。このことはとりわけ、たとえば湿気および温度の変動等の周辺の影響と腐食環境とに対して部品が特に頑強でなければならない自動車分野で有利である。
【0027】
有利には、ストッパと放電容器壁との間に気体透過性のギャップが形成されるように、ストッパを放電容器の開口に挿入する。開口が気密封止される前に、または、排気または洗浄ガスによる洗浄等の別の製造ステップを行う前に、このギャップによって放電容器に放電媒体を充填することができる。
【0028】
有利には、本発明による誘電体バリア放電ランプをランプホルダにおいて動作させる。このランプホルダにおいて、ストッパおよび/または放電容器はベースとして機能するので、ランプホルダはストッパの給電線と電源とを接続し、給電線は、ストッパによってのみ支持されて該ランプホルダ内に案内される。したがって、放電ランプをランプホルダに取り付ける付加的なベース装置は必要ない。
【0029】
有利にはこの場合、ランプホルダは放電ランプを保持するために、放電容器またはストッパのいずれかを把持するか、または双方を把持する。
【0030】
本発明は基本的に、誘電体バリア放電ランプの製造方法に関する。この誘電体バリア放電ランプは、内部電極と気体不透過性のストッパとを有する放電容器を備えており、該ストッパは、該内部電極とコンタクトする給電線を有する。本製造方法は、以下のステップを有する:
・給電線を有する気体不透過性のストッパを、粘着性として扱える部品として製造するステップ。
・ストッパを放電容器の開口に挿入し、放電容器およびストッパの少なくともいずれか1つの形状の変化により、ストッパによって開口を気密封止するステップ。
【0031】
本発明は基本的に、本発明によって製造された誘電体バリア放電ランプを動作するための方法にも関する。本方法は、以下のステップを有する:
・誘電体バリア放電ランプをランプホルダに挿入し、該ランプホルダがストッパの給電線と電源とを接続するステップ。
・給電線を、ストッパによってのみ支持されてランプホルダ内に案内するステップ。
【実施例】
【0032】
本発明を以下で、実施例に基づいて詳細に説明する。本件で開示されている個々の特徴は、別の組み合わせでも本発明の範囲に含まれる。
【0033】
図1はストッパ10を示している。ストッパ10は、焼結されたガラスボディ1と給電線2とを有する。焼結ガラスボディ1は、切抜部4を除いて実質的に円筒形である。給電線2はこの円筒形の焼結ガラスボディ1の端面内に挿入され、部分的に該焼結ガラスボディを通って、端部3によって焼結ガラスボディ1から横方向に突出する。切抜部4は、給電線2のうち1つの給電線の焼結ガラスボディ1を通過する一部5が露出されるように、該焼結ガラスボディ1に設けられる。
【0034】
給電線2および焼結ガラスボディ1は相互に密接に接続されており、ストッパ10自体は気体不透過性であり、一部では粘着性のものとして扱うことができる。ストッパ10は事前製造されているので、この場合にはいかなる付加的な変化も伴わずに、放電容器に挿入することができる。
【0035】
図2は、ガラス製の管形の放電容器6の1つの端部に挿入された図1のストッパ10を示す。放電容器は内部電極7を有し、この内部電極7は放電容器の長さに沿って延在する。電極7は、図の下半分で誘電体8によって被覆されており、この場合にはガラスはんだによって被覆されている。
【0036】
図1のストッパ10は、放電容器6の図示されている開口に押入されている。この場合、ストッパ10は内部電極7とオーバーラップ部分9においてオーバーラップしており、電極を被覆する誘電体8とも、それより小さい部分でオーバーラップする。給電線2の端部3は、オーバーラップ部分9で露出されている電極7の部分に向かって方向づけされている。ストッパ10は、放電容器壁の一部が未だ該ストッパより突出する程度の深さまで、放電容器6に挿入されている。
【0037】
図3は、図2のストッパ10および放電容器6を示している。図2と異なる点として、放電容器6の壁はストッパ10に付着されている。こうするために、放電容器6の壁は加熱され、ローラによってストッパ10に押しつけられている。この場合、給電線2の端部3が電極7に導電コンタクトされるように、放電容器6の壁はそれ自体でストッパ10に付着されている。
【0038】
ここでは図2と異なり、ストッパ10の端面は放電容器6の端部と同一の高さで終端している。こうするために、放電容器6は加熱後に、相応に引き離された。
【0039】
図4は、図3の放電ランプ端部の変形形態を示す。
【0040】
図1〜3と異なり、ストッパ10はこの場合、付加的な導電性の補助点弧電極42を有する。この補助点弧電極42は、給電線2のようにストッパ10の端面を通って案内されているが、該ストッパを真っ直ぐに通って焼結ガラスボディ1から、中心に配置された切抜部41内の放電媒体に接するストッパ10の側で突出する。補助点弧電極42は、放電容器6の外側にある端部では、給電線2のように差込型のコンタクトの形態である。動作中、補助点弧電極42は電子的安定器(図示されていない)に導電接続されており、永続的に、該電子的安定器によって予め設定された定常電位にある。
【0041】
ちょうど給電線の場合と同じように、補助点弧電極42によって引き起こされたフィールド分布によって、放電の点弧が容易になる。
【0042】
図5では、図4と対照的に、コンタクトを形成するために使用された補助点弧電極42は焼結ガラスボディ1に挿入されておらず、コンタクトが形成されない金属性の点弧保護部43が挿入される。このことは、焼結ガラスボディ1の内部に面する側で行われる。この場合、外側から点弧保護部43とのコンタクトは行われず、これは未定義の電位におかれる。補助点弧電極42とちょうど同じように、点弧保護部43が存在することにより引き起こされるフィールド分布によって、放電の点弧が容易になる。
【0043】
図6に示された放電ランプの端部の大部分は、図3〜5に示された端部に相応する。図5とは対照的に、点弧保護部43はここではもはや、焼結ガラスボディ1の内側の中心には取り付けられておらず、2つの内部電極7のうち1つの内部電極の方向にずらされている。それゆえ、帯電した粒子が放電ランプの1つの極性に対して放電媒体の分子をさらにイオン化するために使用できる距離が拡大される。このことは、放電の点弧の補助にもなる。
【0044】
図7aは、図1に示されたような、焼結ガラスボディを有するストッパ10を平面図で示している。ここでは給電線2も示されており、給電線2は焼結ガラスボディ1の端部および内部に、上図とちょうど同じように形成されている。しかし、上図とは対照的に給電線2の端部3は、長くかつ弾性であるように構成されている。このようなストッパ10が図2のように放電容器端部に押入またはねじ留めされる場合、給電線2の端部はそれ自体で、該ストッパの周縁に沿って、焼結ガラスボディ1と放電容器6の壁との間の中間スペースに取り付けられる。このようにしてオーバーラップ部分で、給電線2は大面積にわたって、内部電極7と弾性端部3でコンタクトすることができる。この場合のストッパの整合は正確に調整しなくてもよい。というのも、給電線2の端部3はある程度の長さを有するからである。
【0045】
図7bは、図1に示されたような、焼結ガラスボディを有するストッパ10を示している。給電線2は、図7aとちょうど同じように、焼結ガラスボディの端部および内部に形成されている。図7aとちょうど同じように、給電線2の端部3は、長くかつ弾性であるように構成されている。しかし、図7aとは対照的に端部3は異なる方向を有する。図7bに示されたストッパ10が図2のように放電容器内に押入される場合、給電線2の端部はそれ自体で、該ストッパの挿入方向に沿って、焼結ガラスボディ1と放電容器6の壁との間の中間スペースに取り付けられる。この場合も同様に、給電線2はオーバーラップ部分において大面積にわたって、内部電極7と弾性端部3でコンタクトできることが当てはまる。
【0046】
図8は、端部3が短く、頑強かつ鋭いエッジで形成された給電線2を示している。相応のストッパ10が図2のように放電容器端部にねじ留めされており、給電線2の端部3はオーバーラップ部分9で電極7に食い込んでいる。
【0047】
図9の左側では、図1のストッパ10が管形の放電容器72に挿入されているのが示されている。この放電容器72は、未だストッパ10によって気密封止されていない。給電線を有さない円筒形の焼結ガラスコルク71が、放電容器72の右側の端部に挿入されている。この場合も、放電容器72は未だ、コルク71に気密に結合されていない。いずれの場合にも、ストッパ10と放電容器72の壁との間、またはコルク71と放電容器壁72との間に、気体透過性の環状のギャップが1つ配置されている。放電容器72はまず、このギャップを通じて洗浄してから、該放電容器に放電媒体を充填することができる。放電容器72に放電媒体が充填されると、放電容器72の壁を加熱してストッパ10またはコルク71に取り付ける。このようにして、それぞれの気体透過性の環状のギャップが気密封止される。
【0048】
図10に、差込型のコンタクトの形態の給電線82を有する本発明の放電ランプ81が示されており、この差込型のコンタクトは突出されている。図10は左側にランプホルダ83を示している。このランプホルダ83はこの放電ランプ81に適合しており、給電線82に対する差込口84を有する。動作時には、この差込口84は給電線82を収容することにより、放電ランプの電極と電源とがコンタクトされる(図示されていない)。この場合、ランプホルダ84の縁部が放電ランプ81の放電容器を把持し、差込口84は給電線82を支持する。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明による誘電体バリア放電ランプのためのストッパを示す。
【図2】本発明による放電ランプの放電容器に挿入された図1のストッパを示す。
【図3】図2のストッパと放電容器とが、本発明による放電ランプのための気密封止部をどのように形成するかを示す。
【図4】ストッパが変更された図3の内容に相応する。
【図5】図3の別の変形形態を示す。
【図6】図3の変形形態を示す。
【図7a】図1のストッパの変形形態を平面図で示す。
【図7b】図1のストッパの変形形態を示す。
【図8】図1のストッパの別の変形形態を平面図で示す。
【図9】本発明による放電ランプの製造中の中間ステップで放電容器に挿入された図1のストッパを示す。
【図10】本発明による放電ランプと、該放電ランプに適したランプホルダとを備えた、本発明によるシステムを示す。
【符号の説明】
【0050】
1 焼結ガラスボディ
2 給電線
3 給電線2の端部
4 切抜部
6,71 放電容器
7 内部電極
8 誘電体
9 オーバーラップ部分
10 ストッパ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘電体バリア放電ランプ(81)であって、
内部電極(7)と気体不透過性のストッパ(10)とを有する放電容器(6,71)を有し、
該ストッパ(10)は、該内部電極(7)とコンタクトする給電線(2)を有する形式のものにおいて、
該給電線(2)を有する気体不透過性のストッパ(10)は、粘着性として扱える部品として該放電容器(6,72)内に組み込まれており、
該ストッパ(10)は、該放電容器(6,72)の開口内に挿入されるものであり、
該開口は、該放電容器(6,72)およびストッパ(10)のうち少なくともいずれかの形状の変化により、該ストッパ(10)によって気密封止されることを特徴とする、誘電体バリア放電ランプ。
【請求項2】
挿入された前記ストッパ(10)は前記内部電極(7)にオーバーラップし、
前記給電線(2)は該ストッパ(10)を通って延在し、
該給電線(2)はオーバーラップ部分(9)で該ストッパ(10)から突出して、該内部電極(7)にコンタクトする、請求項1記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項3】
前記給電線(2)のうち1つの給電線の一部が、該誘電体バリア放電ランプ(81)に封入された放電媒体に導電コンタクトされている、請求項1または2記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項4】
前記ストッパ(10)は、該誘電体バリア放電ランプ(81)に封入された放電媒体にコンタクトされている付加的な補助点弧電極(42,43)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項5】
気体不透過性の前記ストッパ(10)は焼結ガラス部分(1)を有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項6】
放電容器壁(6)は加熱によって、前記ストッパ(10)に気密に取り付けられている、請求項1から5までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項7】
前記給電線(2)は、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から弾性で突出されることにより、該給電線(2)はそれ自体で、前記オーバーラップ部分(9)において該内部電極(7)に取り付けられる、請求項2記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項8】
前記給電線(2)は、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から突出されることにより、該給電線(2)は前記オーバーラップ部分(9)において、回転されることによって該内部電極(7)にアンカー留めされる、請求項2記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項9】
前記ストッパ(10)と放電容器壁(6)との間の予め気体透過性であるギャップが気密封止されるように、該ストッパ(10)は前記放電容器(6,72)の開口に挿入されており、
該放電容器(6,72)には予め、該ギャップを通して放電媒体が充填されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ(81)とランプホルダとを備えたシステムにおいて、
該誘電体バリア放電ランプとランプホルダ(83)とは、該ランプホルダ(83)が前記ストッパ(10)の給電線(2)を電源に接続するように、相互に適合されており、該給電線(2)は、該ストッパ(10)によってのみ支持されて該ランプホルダ(83)内に案内されることを特徴とする、システム。
【請求項11】
前記ランプホルダ(83)は前記誘電体バリア放電ランプ(81)を保持するため、前記放電容器(6,72)およびストッパ(10)のうち少なくともいずれかを直接把持するように構成されている、請求項10記載のシステム。
【請求項12】
誘電体バリア放電ランプ(81)の製造方法であって、
該誘電体バリア放電ランプ(81)は、内部電極(7)と気体不透過性のストッパ(10)とを有する放電容器(6,72)を備えており、
該ストッパ(10)は、該内部電極(7)とコンタクトする給電線(2)を有する形式の方法において、
該給電線(2)を有する気体不透過性のストッパ(10)を、粘着性として扱える部品として製造するステップと、
該ストッパ(10)を該放電容器(6,72)の開口に挿入し、該放電容器(6,72)およびストッパ(10)の少なくともいずれか1つの形状の変化により、該ストッパ(10)によって該開口を気密封止するステップ
とを有することを特徴とする製造方法。
【請求項13】
挿入された前記ストッパ(10)を前記内部電極(7)にオーバーラップさせ、
前記給電線(2)を該ストッパ(10)に通し、
該給電線をオーバーラップ部分(9)で該ストッパ(10)から突出させ、該内部電極(7)にコンタクトする、請求項12記載の製造方法。
【請求項14】
封止後、前記給電線(2)のうち1つの給電線の一部を放電媒体に導電コンタクトする、請求項12または13記載の製造方法。
【請求項15】
前記ストッパ(10)は付加的な補助点弧電極(42,43)を有し、
封止後に、該補助点弧電極(42,43)を放電媒体にコンタクトさせる、請求項12から14までのいずれか1記載の製造方法。
【請求項16】
気体不透過性の前記ストッパ(10)は焼結ガラス部分(1)を有する、請求項12から15までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項17】
気密封止するため、放電容器壁(6)を加熱して前記ストッパ(10)に取り付ける、請求項12から16までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項18】
前記給電線(2)は挿入される前、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から弾性で突出されることにより、該給電線(2)の弾性の端部(3)は挿入時にそれ自体で、前記オーバーラップ部分(9)において該内部電極(7)に取り付けられている、請求項13記載の製造方法。
【請求項19】
前記給電線(2)は挿入される前、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から突出されることにより、該給電線(2)の端部(3)は挿入時にそれ自体で、回転されることにより該内部電極(7)にアンカー留めされる、請求項13記載の製造方法。
【請求項20】
前記ストッパ(10)と放電容器壁(6)との間に気体透過性のギャップが配置されるように、該ストッパ(10)を前記開口に挿入し、
該ギャップを通して、前記放電容器(6,72)に放電媒体を充填した後、該開口を気密封止するステップを有する、請求項12から19までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項21】
請求項12から20までのいずれか1項記載の製造方法にしたがって製造された誘電体バリア放電ランプ(81)の動作方法において、
該誘電体バリア放電ランプ(81)をランプホルダ(83)に挿入して、該ランプホルダ(83)によって前記ストッパ(10)の給電線(2)を電源に接続し、該給電線(2)を該ランプホルダ(83)に、該ストッパ(10)によってのみ支持されて案内することを特徴とする、動作方法。
【請求項22】
前記ランプホルダ(83)は前記誘電体バリア放電ランプ(81)を保持するため、前記放電容器(6,72)およびストッパ(10)のうち少なくともいずれかを直接把持する、請求項21記載のシステム。
【請求項1】
誘電体バリア放電ランプ(81)であって、
内部電極(7)と気体不透過性のストッパ(10)とを有する放電容器(6,71)を有し、
該ストッパ(10)は、該内部電極(7)とコンタクトする給電線(2)を有する形式のものにおいて、
該給電線(2)を有する気体不透過性のストッパ(10)は、粘着性として扱える部品として該放電容器(6,72)内に組み込まれており、
該ストッパ(10)は、該放電容器(6,72)の開口内に挿入されるものであり、
該開口は、該放電容器(6,72)およびストッパ(10)のうち少なくともいずれかの形状の変化により、該ストッパ(10)によって気密封止されることを特徴とする、誘電体バリア放電ランプ。
【請求項2】
挿入された前記ストッパ(10)は前記内部電極(7)にオーバーラップし、
前記給電線(2)は該ストッパ(10)を通って延在し、
該給電線(2)はオーバーラップ部分(9)で該ストッパ(10)から突出して、該内部電極(7)にコンタクトする、請求項1記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項3】
前記給電線(2)のうち1つの給電線の一部が、該誘電体バリア放電ランプ(81)に封入された放電媒体に導電コンタクトされている、請求項1または2記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項4】
前記ストッパ(10)は、該誘電体バリア放電ランプ(81)に封入された放電媒体にコンタクトされている付加的な補助点弧電極(42,43)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項5】
気体不透過性の前記ストッパ(10)は焼結ガラス部分(1)を有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項6】
放電容器壁(6)は加熱によって、前記ストッパ(10)に気密に取り付けられている、請求項1から5までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項7】
前記給電線(2)は、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から弾性で突出されることにより、該給電線(2)はそれ自体で、前記オーバーラップ部分(9)において該内部電極(7)に取り付けられる、請求項2記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項8】
前記給電線(2)は、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から突出されることにより、該給電線(2)は前記オーバーラップ部分(9)において、回転されることによって該内部電極(7)にアンカー留めされる、請求項2記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項9】
前記ストッパ(10)と放電容器壁(6)との間の予め気体透過性であるギャップが気密封止されるように、該ストッパ(10)は前記放電容器(6,72)の開口に挿入されており、
該放電容器(6,72)には予め、該ギャップを通して放電媒体が充填されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか1項記載の誘電体バリア放電ランプ(81)とランプホルダとを備えたシステムにおいて、
該誘電体バリア放電ランプとランプホルダ(83)とは、該ランプホルダ(83)が前記ストッパ(10)の給電線(2)を電源に接続するように、相互に適合されており、該給電線(2)は、該ストッパ(10)によってのみ支持されて該ランプホルダ(83)内に案内されることを特徴とする、システム。
【請求項11】
前記ランプホルダ(83)は前記誘電体バリア放電ランプ(81)を保持するため、前記放電容器(6,72)およびストッパ(10)のうち少なくともいずれかを直接把持するように構成されている、請求項10記載のシステム。
【請求項12】
誘電体バリア放電ランプ(81)の製造方法であって、
該誘電体バリア放電ランプ(81)は、内部電極(7)と気体不透過性のストッパ(10)とを有する放電容器(6,72)を備えており、
該ストッパ(10)は、該内部電極(7)とコンタクトする給電線(2)を有する形式の方法において、
該給電線(2)を有する気体不透過性のストッパ(10)を、粘着性として扱える部品として製造するステップと、
該ストッパ(10)を該放電容器(6,72)の開口に挿入し、該放電容器(6,72)およびストッパ(10)の少なくともいずれか1つの形状の変化により、該ストッパ(10)によって該開口を気密封止するステップ
とを有することを特徴とする製造方法。
【請求項13】
挿入された前記ストッパ(10)を前記内部電極(7)にオーバーラップさせ、
前記給電線(2)を該ストッパ(10)に通し、
該給電線をオーバーラップ部分(9)で該ストッパ(10)から突出させ、該内部電極(7)にコンタクトする、請求項12記載の製造方法。
【請求項14】
封止後、前記給電線(2)のうち1つの給電線の一部を放電媒体に導電コンタクトする、請求項12または13記載の製造方法。
【請求項15】
前記ストッパ(10)は付加的な補助点弧電極(42,43)を有し、
封止後に、該補助点弧電極(42,43)を放電媒体にコンタクトさせる、請求項12から14までのいずれか1記載の製造方法。
【請求項16】
気体不透過性の前記ストッパ(10)は焼結ガラス部分(1)を有する、請求項12から15までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項17】
気密封止するため、放電容器壁(6)を加熱して前記ストッパ(10)に取り付ける、請求項12から16までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項18】
前記給電線(2)は挿入される前、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から弾性で突出されることにより、該給電線(2)の弾性の端部(3)は挿入時にそれ自体で、前記オーバーラップ部分(9)において該内部電極(7)に取り付けられている、請求項13記載の製造方法。
【請求項19】
前記給電線(2)は挿入される前、前記内部電極(7)にコンタクトするために設けられた端部(3)で、前記ストッパ(10)から突出されることにより、該給電線(2)の端部(3)は挿入時にそれ自体で、回転されることにより該内部電極(7)にアンカー留めされる、請求項13記載の製造方法。
【請求項20】
前記ストッパ(10)と放電容器壁(6)との間に気体透過性のギャップが配置されるように、該ストッパ(10)を前記開口に挿入し、
該ギャップを通して、前記放電容器(6,72)に放電媒体を充填した後、該開口を気密封止するステップを有する、請求項12から19までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項21】
請求項12から20までのいずれか1項記載の製造方法にしたがって製造された誘電体バリア放電ランプ(81)の動作方法において、
該誘電体バリア放電ランプ(81)をランプホルダ(83)に挿入して、該ランプホルダ(83)によって前記ストッパ(10)の給電線(2)を電源に接続し、該給電線(2)を該ランプホルダ(83)に、該ストッパ(10)によってのみ支持されて案内することを特徴とする、動作方法。
【請求項22】
前記ランプホルダ(83)は前記誘電体バリア放電ランプ(81)を保持するため、前記放電容器(6,72)およびストッパ(10)のうち少なくともいずれかを直接把持する、請求項21記載のシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7a】
【図7b】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7a】
【図7b】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2008−10426(P2008−10426A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−170798(P2007−170798)
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(390009472)パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング (152)
【氏名又は名称原語表記】Patent−Treuhand−Gesellschaft fuer elektrische Gluehlampen mbH
【住所又は居所原語表記】Hellabrunner Strasse 1, Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(390009472)パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング (152)
【氏名又は名称原語表記】Patent−Treuhand−Gesellschaft fuer elektrische Gluehlampen mbH
【住所又は居所原語表記】Hellabrunner Strasse 1, Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】
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