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二方弁体
説明

二方弁体

発明は、第一の可撓性パウチ内に封じ込めなければならない第一の流体と、流体が弁体を通って出るに第一の流体から隔離されるフラスコ内の第二の流体の、駆動手段を用いて硬質フラスコ内に封入された2つの流体を分配するための弁体において、弁体がフラスコの上に配置されたときに、前記フラスコ内部に位置づけられる内側部分と、弁体が前記フラスコ上に置かれたときに、フラスコ外部に位置づけられる外側部分と、第一の閉止手段を備えた、第一のパウチの内部と弁体の外側部分を囲繞する空間を接続する第一の流路と、第二の閉止手段を備えた、第二の流体を受けるための空間と弁体の外側部分を囲繞する空間を接続する第二の流路とから成る弁体を開示する。本発明の弁体は、弁体に固定された第二の流体を受けるための第二の可撓性パウチであって、第一のパウチの周囲に配置される第二のパウチによって先行技術のから区別される特徴を有する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項の前文で触れる弁体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
弁体は、使用の前に一緒になって反応しないように、使用前に分離されていなければならない2つの流体を、加圧フラスコから採取することを可能にするものである。そのような流体の例としては、毛染め剤が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1の弁体が知られている。一方の駆動気体と、他方の製品の第二の成分、例えばジェルを含む第二の硬質フラスコ内に、それ自体が位置づけられた第二の軟質パウチ内に第一の液体が封入される。弁体は一方が軟質パウチと、他方は弁体が作動したときに容器の内部と接触させることが可能な2本の流路で構成される。パウチの流体は、気体とともにフラスコ内に封入された流体と接触しない。弁体を作動させたとき、駆動気体が第二の通路を介して第二の流体を駆動する。加えて、フラスコ内の圧力により、気体はフラスコ内壁を圧迫してその中身を第一の通路から押し出す。2つの成分は、弁体の出口で、例えば拡散器内でしか出会わない。この解決法の主たる欠点は、第二の成分が駆動気体と混ざることである。加えて、気体は必然的にこの第二の成分とともに排出される。
【特許文献1】EP1281635A1
【0004】
その他の解決法は第二の流体を封入する第二の軟質パウチを備え、この場合駆動気体は第二の軟質パウチの外部にある。
【0005】
第一の変型において、2つのパウチは並べて置かれる。特許文献2は、それぞれが1つの弁体を備えた平行な二重パウチシステムを開示している。2つのパウチは加圧硬質容器内に封入されている。駆動気体は容器から出ることができない。この解決法の問題点は2つの弁体が必要なことである。
特許文献3は、それぞれの上に1つの軟質パウチが固定された平行二重入り口弁体を提示している。したがって、2つのパウチは平行である。平行パウチの問題点はフラスコ内分空間の占有が至適ではないことにある。加えて、パウチは弁体の軸内に配置されていないので、それを巻いて充填前の容器内に導入可能にすることが困難である。他方で、2つのパウチの容積は必然的に同一であり、容器内の死容積を増やさない限り、一方のパウチを他方よりも明確に大きくすることは不可能である。最後に、2つの平行入り口は共通流路で終わっているため、弁体からパウチを充填することは不可能であり、それぞれのパウチはそれを封止し、加圧容器を閉鎖する前に充填しなければならない。
【特許文献2】WO2005/087616A1
【特許文献3】US3674180A
【0006】
第二の変型において、2つのパウチは同心である。特許文献4において、内側パウチは弁体の上に固定され外側パウチはフラスコ自体の上に固定されている。特許文献5において、外側パウチはまずフラスコに固定され、次いで内側パウチはパウチ充填の間フラスコの首部に押しつけられる爪によって高い位置に維持されたままフラスコ内に導入される。充填後、弁体は爪によって高い位置に維持されたままの内側パウチの首部にはめ込まれる。最後に、弁体は爪を一緒にフラスコ内部に引きずり込みながらフラスコ内に押し込まれる。いずれの場合にも、後から形商品製造者が充填前にフラスコ内に導入できるような2つのパウチを備えた弁体を第一段階で製造することはできない。
【特許文献4】EP0098476A2
【特許文献5】DE1786036A1
【0007】
特許文献6は、2つの同心パウチを含む密閉フラスコを提示している。使用の際、このフラスコは噴霧器を備えたボトル内に導入される。噴霧器の基部は第一の針が内側パウチ内に針入し、第二の針が外側パウチ内に針入するように2つの別個の場所でフラスコを穿孔する2本の平行な針を備えている。ここでも、2つのパウチを備えた弁体を第一段階で作ることはできない。
【特許文献6】DE2160268A1
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、単一の弁体しか持たずに2つの流体と気体を分離することを可能にする前文に記載の弁体を開発することである。弁体は、好適には容器の外に突出した弁体の部分から、充填前に硬質容器内に後から挿入できるように、その2つのパウチとともに第一段階で製造できなければならない。もう一つの目的は、必要に応じて、容器から気体を逃がすことができることである。さらにもう一つの目的は駆動気体内に第三の成分を加えることを可能にすることである。
【0009】
この目的は第一のパウチが第二のパウチの内部に配置されているので本発明によって達成される。したがって、フラスコ内の死空間が減少し、それだけ充填率が向上する。加えて、2つのパウチは流れ軸内にあるため、流れが容易になり、パウチが破れるおそれがない。さらに、それぞれのパウチの容積は自由に選択可能で、2つの容積の間の比も随意に変化させることができる。最後に、好適には共通区分を持たない2つの流路により弁体から2つのパウチを充填することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
好適には、開閉に応じて第一のパウチの内部と弁体の外部を接触または隔離させる第一の閉塞手段を第一の流路に備え、開閉に応じて第二のパウチの内部と弁体の外部を接触または隔離させる第二の閉塞手段を第二の流路に備える。
【0011】
本発明の一実施形態において、第一の流路と第二の流路は閉塞手段が開いたときに一方が第一の軟質パウチと接触し、他方が第二の軟質パウチと接触することができる2つの同心導管で構成される。これは一方が他方の内部に配置された二つのパウチの中身に達する簡単な手段である。
【0012】
駆動手段は第二の軟質パウチに圧力をかけるための手段によって構成される。周知の方法で、第二の軟質パウチに圧力をかけるこれらの手段はその中に2つのパウチが配置された硬質容器内に含まれる加圧気体で構成される。
【0013】
必要に応じて、スプレー形成に参加するために駆動気体が容器の外に出ることを可能にするために、開閉に応じて第二のパウチの外部に、弁体がその容器に取り付けられたときは硬質容器の内部に、位置づけられる空間を弁体の外部と接触または隔離させることができる第三の閉塞手段を有する第三の流路を備えることが可能であり、第三の流路は採取の際の流体流れ方向に対して、前記第一または第二流路の閉塞手段の下流で、第一または第二の流路内に開口することができる。他の2つの流体から分離されて、弁体から出る最終物質の組成に入ることができる第三の流体を駆動気体内に付加することも可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の好適な実施形態によれば、閉塞手段は片目孔を形成するように少なくとも第二の壁の片側に開口する位置と、一方の側でパウチの内部と接触している空間の上に、他方の側で弁体の外部と接触している空間上に開口する位置の間で移動自在な壁の中に開けた孔でそれぞれ構成される。
【0015】
好ましくは、弁体は硬質容器上に固定されるキューペルと一体とすることができる弁体と、弁体内に配置されたステムであって閉塞手段が閉鎖する第一の位置と閉塞手段が開く第二の位置の間でそれを移動させることができる手段を備えたステムとから成る。2つの位置の間でステムを移動させるための手段は好適には一方のバネと他方のその上にバネの作用に対抗する力をかけることのできる手段で構成される。この最後の手段は例えば、弁体上に配置した拡散板で構成される。
【0016】
より詳細には、本発明による弁体は主としてステムと、弁体と、第一と第二のOリングで構成される。ステムは下端で閉じた中心孔を形成し、中心孔の底部近くに中心孔の内部とステムの外部を接触させる第一の放射状孔を有する第一の円筒状壁、ならびに第一のものと同心で、2つの円筒状壁の間に環状の導管を形成するように第一の円筒状壁の外側に位置する第二円筒状壁であって、前記導管が第一の放射状孔と交差しないようにその上部で開口し、その下部で閉鎖され、環状導管の内部とステムの外部を接触させるように第二の放射状孔が貫通している第二の壁を備えている。弁体は、保持手段によって軸方向導管内に保持されたバネに対してステムがその中で押しつけられる軸方向導管を備えた第一の主部分であって、その上に短管を配置することができる下部ピボットを備えることが可能で、その外面の上に第一のパウチを固定することができる第一の主部分と、2つの主部分の間に環状の導管を形成するように部分的に第一の主部分を覆うそれと同心のカラー形の第二の主部分であって、この環状導管がその底部に、2つの主部分の間の継ぎ目部位に、小穴を有する、第二の主部分を備えている。第一の継手は第一の流路の第一閉塞手段の一部を形成し、第二のパウチの内部と弁体の外部の間の気密性を確保し、第二の継手は第二の流路の閉塞手段の一部を形成して、第一のパウチの内部と第二の流路の間の気密性を確保する。
【0017】
以下に、本発明を図面に示した実施例によってより詳細に説明する。
【0018】
本発明の弁体(1)は、様々な理由のために、保存の間互いに分離される必要がある少なくとも2つの流体を封入した分配フラスコを閉じるためのものである。弁体(1)はキューペル(2)などの固定手段によって、図示されていない硬質フラスコに固定されている。外側継手(21)はその間に気密を保つためにフラスコ頸部とキューペル(2)の間に配置されている。従来の仕方で、弁体(1)はキューペル(2)のドーム(22)の上に固定される。
【0019】
弁体(1)は主として下記によって構成される。
キューペル(2)のドーム(22)に固定された弁体(9)、閉鎖位置と開放位置の間で軸方向に移動することができる弁体(9)内に位置づけられたステム(4)、ステム(4)を閉鎖位置に戻そうとするバネ(8)、タイ(3)、および、2つの内部継手(5、6)。
【0020】
2つの軟質パウチ(11、12)は、弁体(9)に溶接され、第一のパウチ(11)は第二のパウチ(12)の内部に配置される。
【0021】
弁体(9)は、キューペル(2)のドーム(22)内に固定されるための同心クラウン形を有する上部(91)で構成される。第一の内部継手(5)は、この上部(91)の正面とドーム(22)の底部の間に、気密性保持のために配置される。この気密性はこの上部(91)の前面の三角形の横断面によって向上する。
【0022】
弁体(9)のこの上部クラウン(91)は外径が小さい中間円筒環状部分によって延長され、後者は次いで同心で、この中間環状部分の部位で相互に接続された2つのほぼ円筒状の主部分(92,93)に分かれている。小穴(94)はこの中間結合区域内に開けられて、2つの主部分(92,93)の間に位置する環状導管と上部クラウン(91)の内部に位置づけられた空間を接触させる。
【0023】
第一の主部分(92)は軸方向導管(95)の中心に向けられた放射状リブをその下部に備えた軸状導管(95)が貫通している。これらのリブの放射状長さは連続的に3段階で増加する。リブ(96)の第一段は、一方では、その上部において、後述の継手の当止め、他方でステム(4)摺動のための案内の役割を果たし、リブ(97)の第二段はバネ(8)の案内を保証し、リブ(98)の第三段はその上部において、バネ(8)の支えの役割を果たす。リブの第三の組(98)を延長する下部ピボット(99)は第一のパウチ(11)内に沈み込ませる短管を配置するために備えられている。
【0024】
第二の主部分(93)は第一の主部分(92)の上部を囲繞する円筒状キューペルの形を有する。このキューペル(93)と第一の主部分(92)の外面との間に第一の主部分(92)と同心で下に向かって開いている環状導管が形成される。この環状導管の上端は小穴(94)で終わっている。
【0025】
第一の軟質パウチ(11)はキューペル(93)からはみ出ている第一の主部分(92)の外面に溶接され、第二の軟質パウチ(12)はカラー状の第二主部分(93)の外面に固定される。これらのパウチは例えば、溶接によって固定される。2つのパウチ(11、12)はどこも閉鎖され、それぞれ第一の流路(42、45、95)と第二の流路(47、48、94)を介してしか外部と連通できない。
【0026】
ステム(4)はほぼ円筒状の外形を有し、下端(43)が閉じられた中央孔(42)を形成する第一の円筒状壁(41)を備えている。ステム(4)の下端は内径がステム(4)の外径よりも小さな円筒状ピボット(44)で終わっている。バネ(8)はこのピボット(44)の上に配置される。第一の放射状孔(45)は中央孔(42)の下端の近くで、ステム(4)の第一の壁(41)内に開けられる。したがって、この第一の放射状孔(45)は中央孔(42)の内部とステム(4)の外面を接触させる。
【0027】
ステム(4)はさらに第一の壁(41)と同心な第二の円筒状壁(46)を備え、第二の壁は第一の壁(41)を囲繞して中心孔(42)と同心の環状導管(47)を形成する。この環状導管(47)は上部に向けて開き、下部に向けて閉じ、第一の放射状孔(45)がそれを貫通しないような長さを有する。第二の放射状孔(48)は第二の円筒状壁(46)を貫通して環状導管(47)の内部とステム(4)の外部を接触させる。
【0028】
ステム(4)はさらにその外周上に位置づけられた2つ以上の円形当止め(49a、49b)を備え、第一のもの(49a)は第一の放射状孔(45)のわずかに下にあってステム(4)の中心孔(42)とその外部を接触させ、第二のもの(49b)は第二の放射状孔(48)のわずかに下にあって環状導管(47)の内部とステム(4)の外部を接触させる。第一の当止め(49a)の外径は弁体(9)の軸方向導管(95)のリブ(96)の第一部分の内側端によって形成された円筒の直径にほぼ対応している。第二当止め(49b)の外径はタイ(3)の内径にほぼ対応している。
【0029】
タイ(3)は、その上部に外側に向かう放射状リブ(31)を備えた中空円筒で形成されている。
【0030】
組み立てた状態で、弁体(9)は例えば、はめ込み接合によってキューペル(2)に固定されている。バネ(8)はリブの第三段(98)に当たって、このリブの第二段(97)によって形成された導管内に導かれる弁体(9)の片側から他の側に貫通する軸方向導管(95)内に配置される。ステム(4)は弁体(9)内に配置され、そのピボット(44)は下に向けられ、バネ(8)の上端内に配置される。第二のOリング(6)はステム(4)の上に配置されてそれを締め付けて気密性を確保するが、その摺動性を阻止するわけではない。それはリブ(96)の第一段で当止めされる。最後に、タイ(3)は弁体(9)の軸方向導管(95)の内部に、第一の内部継手(5)と第二の内部継手(6)の間でステム(4)の周囲に配置される。
【0031】
ステム(4)の当止め(49a、49b)はステム(4)がバネ(8)によって上方に押し戻される閉鎖位置で、第二の当止め(49b)が第一の内部継手(5)の内面に押しつけられ、第一の当止め(49a)が第二の内部継手(6)の内面に押しつけられるように配置される。したがって、ステム(4)は弁体(1)から出ることができない。
【0032】
一方の中心孔(42)と他方の環状導管(47)をステム(4)の外部と接触させる放射状孔(45、48)は、閉鎖位置でこれらの放射状孔(45、48)がそれぞれ第一の内部継手(6)と第一の内部継手(5)の部位で開口し、それによって片目孔を形成するように配置されている。したがって、ステム(4)の第一の壁(41)と第二の壁(46)は可動性壁を形成し、可動性壁は放射状孔(45、48)をあるいはそれらを閉じることによって、すなわちそれぞれ第2と第一の内部継手(6,5)を閉じることによって壁の前に、あるいはそれぞれ第一と第二のパウチ(11、12)の内部と接触している空間に向かい合わせることができる。
【0033】
とりわけ第二の内部継手(6)によって、一方の、第一の主部分(92)の内部と接触している第一のパウチ(11)の内部と、他方のカラー(93)と第一の主部分(92)の間に位置する環状空間および弁体(9)の上部クラウン(91)の内部に位置する空間と接触している第二のパウチ(12)の内部の間に物理的分離が存在する。
【0034】
例えば、弁体の上に配置された拡散板によって、容器の外に出ているステム(4)の上端に下向きの軸方向力がかかったとき、ステム(4)はバネ(8)の力に抗して弁体(9)内に下向きに移動し、放射状孔(44、48)は内部継手(5,6)から出て、パウチ(11、12)内の流体のために2つの流路が開かれる。
【0035】
第一のパウチ(11)内に含まれる流体はピボット(99)を通過し、次いでリブの異なる段(96,97,98)の間に位置する空間内を通過してから、第一の放射状孔(45)を横断し、ステム(4)の中央孔(42)を通って、弁体(1)の外に出る。
【0036】
第二のパウチ(12)内に含まれる流体はカラー形の第一の主部分(92)と第二の主部分(93)の間に位置する環状空間を通過し、小穴(94)を通って、タイ(3)のリブ(31)の間の上部クラウン(91)内に位置する空間に到達し、第二の放射状孔(48)、次いで軸方向導管(47)を通過してから外に出る。
【0037】
ステム(4)の上端で初めて両方の流体が出会う。
【0038】
駆動手段は容器内部に入れられた気体によって通常の仕方で構成される。軟質パウチ(11,12)は気体と接触しないが、気体が外側パウチ(12)の壁に掛ける圧力を受ける。この第二のパウチの流体は圧力を内側パウチ(11)に伝達する。
【0039】
上述の例において、気体は容器から出ることができない。しかしながら、例えば、ステム(4)の遷移部分に、弁体が作動したときに第二の流体と同じ経路を通って気体が逃げることができるように閉鎖手段を備えた小穴を設けることもできるだろう。この駆動気体にそれと反応しない第三の流体を添加しても全く問題ない。このとき容器は保存の間物理的に分離される3つの流体を封入することになる。
【0040】
一方の中心孔(42)と他方の環状導管(47)をステム(4)の外部と接触させる放射状孔の数と寸法は必要に応じて、とりわけ2つの流体の間で採るべき体積比あるいはそれらそれぞれの粘度に応じて変えることができる。
【0041】
放射状孔(45、48)の配置は閉鎖位置において、第一と第二の内部継手(5、6)によって閉鎖され、開放位置で開かれるように選択される。しかしながら、それらを隔てる距離は内部継手(5、6)の下面を隔てる距離に正確に対応する必要はない。2つの距離が等しいとき、2つの孔は同時に開閉する。反対の場合、2つの内の一方が先に開き、他方は後で開くだろう。このようにして流路の一方を遅れて開くことができる。
【0042】
他方で、流路は同心である必要はない。それは平行であってもよく、重要なのはそれらが同一の弁体で開閉されることである。とりわけ、環状導管(47)は中心孔(42)に対して単に平行な導管に代えることができる。
【0043】
パウチは弁体の用途に応じて選択されるあらゆる種類の材料で実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
実際には、弁体は第一段階で製造され、キューペル(2)に取り付けられる。パウチ(11、12)は巻かれ、接着バンドなどの保持手段によってその位置に維持される。このような形の弁体は充填工場に引き渡され、弁体による充填開始前に、弁体はそのキューペルによってフラスコに固定される。このとき接着バンドは充填圧力によって外れる。本発明による弁体は保管中に様々な成分を最終物質から分離しておくことが必要であるか、少なくとも必要に応じてその都度使用することができる。その用途分野はとくに医薬品、化粧品、農業食品にあるいは接着剤などの技術的使用に見いだされる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】各構成部品を示す弁体分解図である。
【図2】タイの斜視図である。
【図3】図3aは弁体の側面図、図3bは斜視図、図3cは平面図である。
【図4】弁体のリブを通る断面で2つの流体の流路が示されている開放位置にある弁の正面断面図である。
【図5】同、弁体が閉鎖位置にあるときの弁の正面断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1 二方弁体
11 第一パウチ
12 第二パウチ
2 キューペル
21 外側継手
22 ドーム
3 タイ
31 外側に向けられた放射状リブ
4 二方ステム
41 第一の円筒状壁
42 中心孔
43 中心孔下端
44 ピボット
45 第一の放射状孔
46 第二の円筒状壁
47 環状導管
48 第二の放射状孔
49a 第一当止め
49b 第二当止め
5 第一の内部継手
6 第二の内部継手
8 バネ
9 弁体
91 上部クラウン
92 第一主部分
93 カラー形の第二主部分
94 小穴
95 軸方向導管
96 リブの第一部分
97 リブの第二部分
98 リブの第三部分
99 下部ピボット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの流体の分配のために硬質容器上に固定される弁体(1)において、
第一の流体を入れるための第一の軟質パウチ(11)、
第二の流体を入れるための第二の軟質パウチ(12)、
第一のパウチ(11)の内部と弁体(1)の外部を接続する第一の流路(42、45、95)、
第二のパウチ(12)の内部と弁体(1)の外部を接続する第二の流路(47、48、94)、
第一の流路(42、45、95)と第二の流路(47、48、94)を得るための閉塞手段(48、5)とから成り、
第一のパウチ(11)が第二のパウチ(12)の内部に配置される
ことを特徴とする弁体(1)。
【請求項2】
第一の流路(42、45、95)が、開閉に応じて第一のパウチ(11)の内部と弁体(1)の外部を接触または隔離させる第一の閉塞手段(45、6)を備え、第二の流路(47、48、94)が、開閉に応じて第二のパウチ(12)の内部と弁体(1)の外部を接触または隔離させる第二の閉塞手段(48、5)を備える
請求項1に記載の弁体(1)。
【請求項3】
第一の流路と第二の流路が、それぞれの閉塞手段(45、6/48、5)が開いたときに、一方(42)が第一の軟質パウチ(11)と接触し、他方(47)が第二の軟質パウチ(12)と接触することができる2つの同心導管(42、47)で構成される
請求項1または2に記載の弁体(1)。
【請求項4】
開閉に応じて第二のパウチ(12)の外部に、弁体がその容器に取り付けられたときは硬質容器の内部に位置づけられる空間を弁体(1)の外部と接触または隔離させることができる第三の閉塞手段を有する第三の流路を備え、その第三の流路は、採取の際の流体流れ方向に対して、第一または第二流路の閉塞手段の下流で、第一または第二の流路内に開口可能である
請求項1ないし3に記載の弁体(1)。
【請求項5】
閉塞手段が片目孔を形成するように少なくとも第二の壁(5、6)の片側に開口する位置と、一方の側でパウチ(11、12)の内部と接触している空間の上に、他方の側で弁体(1)の外部と接触している空間(41、46)上に開口する位置の間で、移動自在な壁(41、46)の中に開けた孔(45、48)でそれぞれ構成される
請求項1ないし4に記載の弁体(1)。
【請求項6】
硬質容器上に固定されるキューペル(2)と一体とすることができる弁体(9)と、弁体(9)内に配置されたステム(4)であって閉塞手段(45、6/48、5)が閉鎖する第一の位置と閉塞手段(45、6/48、5)が開く第二の位置の間でそれを移動させることができる手段(8)を備えたステム(4)とから成る
請求項1ないし5に記載の弁体(1)。
【請求項7】
2つの位置の間でステム(4)を移動させるための手段が、一方のバネ(8)と他方のその上にバネ(8)の作用に対抗する力をかけることのできる手段で構成される
請求項1ないし6に記載の弁体(1)。
【請求項8】
ステム(4)が、
下端(43)で閉じた中心孔(42)を形成し、中心孔(42)の底部近くに中心孔(42)の内部とステム(4)の外部を接触させる第一の放射状孔(45)を有する第一の円筒状壁(41)と、
第一の円筒状壁と同心で、2つの円筒状壁(41、46)の間に環状の導管(47)を形成するように第一の円筒状壁(41)の外側に位置する第二円筒状壁(46)であって、前記導管(47)が第一の放射状孔(45)と交差しないようにその上部で開口し、その下部で閉鎖され、環状導管(47)の内部とステム(4)の外部を接触させるように第二の放射状孔(48)が貫通している第二の壁(46)を備え、
弁体(9)が、
保持手段(98)によって軸方向導管(95)内に保持されたバネ(8)に対してステム(4)がその中で押しつけられる軸方向導管(95)を備えた第一の主部分(92)であって、その上に短管を配置することができる下部ピボット(99)を備えることが可能で、その外面の上に第一のパウチ(11)を固定することができる第一の主部分(92)と、
2つの主部分(92、93)の間に環状導管を形成するように部分的に第一の主部分(92)を覆うそれと同心のカラー形の第二の主部分(93)であって、この環状導管がその底部に、2つの主部分(92、93)の間の継ぎ目の部位に、小穴(94)を有する、第二の主部分(93)を備え、
第一流路の第一閉塞手段の一部を形成し、第二のパウチ(12)の内部と弁体の外部の間の気密性を確保する第一の継手(5)と、第二の流路の閉塞手段の一部を形成して、第一のパウチ(11)の内部と第二の流路の間の気密性を確保する第二の継手(6)を備える
請求項6または7に記載の弁体(1)。
【請求項9】
硬質容器上に取り付けられ、第二の軟質パウチ(12)に圧力を加える手段で構成された駆動手段を備える
請求項1ないし8に記載の弁体(1)。
【請求項10】
第二の軟質パウチ(12)に圧力を加える手段が、2つのパウチ(11、12)がその中に配置された硬質容器内に封入された加圧気体によって構成される
請求項1ないし9に記載の弁体(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−537403(P2009−537403A)
【公表日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−510458(P2009−510458)
【出願日】平成19年5月16日(2007.5.16)
【国際出願番号】PCT/EP2007/054780
【国際公開番号】WO2007/132017
【国際公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(508332184)リンダル フランス サス (5)
【氏名又は名称原語表記】LINDAL FRANCE SAS
【Fターム(参考)】