説明

二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤー及びその製造方法

【課題】 電子デバイスや光学デバイスとして有用であり、化学的に不活性な二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤー及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末の混合物を、不活性ガス気流中で、1200〜1600℃の温度範囲において、0.3〜2時間加熱することにより、厚さ8nmの二酸化珪素膜で被覆された長さ数十μm、直径約200nmのインジウムナノワイヤーの先端と長さ数μm、直径約200nmの珪素ナノワイヤーの先端同士が接合した複合ナノワイヤーを製造する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイスや光学デバイスの小型化に際して有用な、それぞれが二酸化珪素膜で被覆されたインジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなり、これらのナノワイヤーの先端同士が接合している、二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤー及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
珪素ナノワイヤーは、集積回路の小型化を図るために重要な材料である。この珪素ナノワイヤーは、金粒子を触媒として、水素中でシランを加熱する方法(例えば、非特許文献1参照)、アルカンチオールと反応させた金粒子を触媒としてジフェニルシランを加熱分解する方法(例えば、非特許文献2参照)、珪素粉末と二酸化珪素粉末の混合物をエキシマレーザーで加熱する方法(例えば、非特許文献3参照)及び珪素粉末と活性炭粉末を高温で加熱する方法(例えば、非特許文献4参照)などにより製造されている。
【0003】
また、ニオブなどの金属のナノワイヤーは、カーボンナノチューブ上にニオブをスパッタ処理することにより製造されている(例えば、非特許文献5参照)。
【0004】
さらに、金属ナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとの接合は、金属−半導体接合となり、電子デバイスや光学デバイスの小型化に際して有用な複合ナノワイヤーとしてその実現が期待されている材料である。
【0005】
【非特許文献1】Y. Wu 他, Nano Lett., 4 巻, 433 頁,2004 年
【非特許文献2】J. D.Holmes 他, Science, 287巻, 1471頁, 2000年
【非特許文献3】S. T.Lee 他, J. Mater. Res., 14巻, 4503頁, 1999年
【非特許文献4】G. Gundiah 他, Chem. Phys.Lett., 381巻, 579 頁, 2003年
【非特許文献5】A. Rogachev 他, Appl.Phys.Lett., 83 巻, 512 頁, 2003年
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の製造方法においては、金属ナノワイヤーと珪素ナノワイヤーを別々に製造しており、金属ナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとが接合した複合ナノワイヤーは容易に得られないという課題がある。
さらに、金属ナノワイヤー及び珪素ナノワイヤーのように極端に寸法の小さい材料は、体積に対する表面積が著しく大きいため、化学的に反応活性が大きい。そのため、極端にサイズの小さい材料は酸化などの化学反応を受けやすく、その性状が初期値から急激に劣化するという課題を有している。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、酸化等の劣化を防止し、化学的に不活性で性状が劣化しにくい、二酸化珪素膜で被覆され、かつ、その先端同士が接合した二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーを提供することを第1の目的とする。さらに本発明は、この二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーを、1回の反応で容易に製造することができる製造方法を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記第1の目的を達成するために、本発明は、インジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなる複合ナノワイヤーであって、インジウムナノワイヤーの先端と珪素ナノワイヤーの先端とが接合していて、さらに、インジウムナノワイヤー及び珪素ナノワイヤー
が、二酸化珪素膜で被覆されていることを特徴とする。
上記構成において、好ましくは、インジウムナノワイヤーは、その直径が約200nm(ナノメートル)であり、その長さは数十μm(マイクロメートル)であり、珪素ナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数μmであり、二酸化珪素膜の厚さが8nmである。
この構成によれば、金属であるインジウムナノワイヤーと半導体である珪素ナノワイヤーとの先端同士が接合しているので、金属−半導体接合を有する複合ナノワイヤーを提供することができる。さらに、複合ナノワイヤーが化学的に安定な二酸化珪素膜で被覆されているので、インジウムナノワイヤー及び珪素ナノワイヤーの酸化を防止し、化学的に安定しており、性状が劣化し難い。
【0009】
上記第2の目的を達成するために、本発明の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法は、インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末との混合物を不活性ガス気流中で加熱処理して、二酸化珪素膜で被覆されたインジウムナノワイヤーの先端と、二酸化珪素膜で被覆された珪素ナノワイヤーの先端とが接合している複合ナノワイヤーを形成することを特徴とする。
上記方法において、インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末とのモル比は、好ましくは、0.2:1〜3:1の範囲である。上記加熱処理の温度は、好ましくは、1200〜1600℃の範囲である。加熱処理の時間は、好ましくは、0.3〜2時間の範囲である。
また、上記不活性ガスとして、好ましくは、アルゴンガスを使用する。不活性ガスの流量は、好ましくは、200〜3000sccmの範囲である。
この方法によれば、一段の操作で、インジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなる複合ナノワイヤーが得られ、これらの複合ワイヤーの先端同士が接合していて、さらに、複合ワイヤーの表面には化学的に不活性な二酸化珪素膜が被覆されている。
この複合ナノワイヤーは厚さ8nmの二酸化珪素膜が被覆された状態で、上記した好ましい条件の下で、インジウムナノワイヤーの直径が約200nm、その長さが数十μm、珪素ナノワイヤーの直径が約200nm、その長さが数μmの寸法を有している。
【発明の効果】
【0010】
本発明の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーによれば、先端同士が接合したインジウムナノワイヤー及び珪素ナノワイヤーからなる複合ナノワイヤーを、化学的に不活性な二酸化珪素膜で層状に被覆することで、複合ナノワイヤーの高い反応性に起因する性状の劣化を防止することができる。
また、この製造方法によれば、上記複合ナノワイヤーを、インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末との混合物を不活性ガス気流中で加熱処理するという一段の反応により容易に製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーを製造する装置の一例を示す模式図である。この装置を例に製造方法を説明する。
図において、縦型高周波誘導加熱装置1は、反応管2と、反応管2の周囲に配設される誘導加熱コイル3と、反応管2内に配設される誘導加熱円筒管4と、この誘導加熱円筒管4に収容される坩堝5と、を有している。誘導加熱コイル3に対向する位置に配置される坩堝5には、インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末とからなる混合物6が収容され、誘導加熱コイル3により加熱される。また、矢印7は反応管2に供給される不活性ガス気流を表している。
縦型高周波誘導加熱装置1は縦型に限らず横型でもよい。また、加熱方法は、高周波誘導加熱に限らず、坩堝5を所定の温度に加熱できるランプ加熱や抵抗加熱による加熱装置でもよい。
【0012】
図1の装置を用いて本発明の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーを製造する方法を説明する。
最初に、インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末の混合物6をグラファイト製の坩堝5に入れる。
次に、この坩堝5を、断熱材となる炭素繊維で覆われたグラファイト製の誘導加熱円筒管4に入れて、縦型高周波誘導加熱装置1の中央部に設置する。
反応管2内を減圧した後、アルゴンガスなどの不活性ガス7を流しながら、1200〜1600℃で0.3〜2時間加熱する。
【0013】
この際、インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末のモル比は0.2:1〜3:1の範囲が好ましい。この範囲よりもインジウム粉末のモル数が多いと、インジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとの接合が形成されないで、単独のインジウムナノワイヤーや微粒子が生成するので好ましくない。逆に、この好ましい範囲よりもインジウム粉末のモル数が少ないと、二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの収量が低下してしまう。
【0014】
上記坩堝5の合成温度、すなわち、不活性ガスを流しながら坩堝5を加熱する温度は、1200〜1600℃の範囲が好ましい。加熱温度が1600℃よりも高いと珪素粉末やインジウム粉末が生成するので、これ以上温度を上げる必要はない。逆に、加熱温度が1200℃よりも低いと、二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーが殆ど得られない。また、このときの加熱時間は0.3〜2時間の範囲が好ましく、2時間で反応が完結するのでこれ以上の時間をかける必要はない。逆に、0.3時間未満の加熱時間では収量が低下するので好ましくない。
【0015】
不活性ガスの流量は200〜3000sccmの範囲が好ましい。sccm(standard cubic cm per minute)は、cm3 /分で、0℃において、1013hPaに換算した場合の流量を表す単位である。不活性ガスの流量は、上記の好ましい範囲を外れると生成物の堆積場所が広くなるため、目的物を採取する操作が困難になるので好ましくない。
【0016】
このような操作を施すことにより、グラファイト製の誘導加熱円筒管4の出口に灰色の粉末が堆積する。
上記の製造方法によれば、一段の反応で、インジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなる複合ナノワイヤーが得られる。これらの複合ワイヤーの先端同士が接合していて、さらに、複合ワイヤーの表面には化学的に不活性な二酸化珪素膜が被覆されている。この二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーは、後述するように、一例として厚さ8nmの二酸化珪素膜が被覆された状態で、インジウムナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数十μmであり、珪素ナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数μmの寸法を有している。化学的に活性なインジウムナノワイヤー及び珪素ナノワイヤーの表面を二酸化珪素膜で被覆することにより、これらのナノワイヤーの酸化などを防止することができ、性状劣化を防止できる。
【実施例】
【0017】
次に、実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
インジウム粉末(高純度化学研究所製、純度99%)1.15gと一酸化ケイ素粉末(高純度化学研究所製、純度99.99%)0.44gとの混合物6をグラファイト製の坩堝5に入れ、この坩堝5を断熱材の炭素繊維で覆われたグラファイト製の誘導加熱円筒管4に挿入し、縦型高周波誘導加熱装置1の中央部に取り付けた。
【0018】
そして、縦型高周波誘導加熱装置1の反応管2内を10-3Paまでに減圧した後、アルゴンガスを1000sccmの流量で流しながら、1400℃で1時間加熱した。
その後、縦型高周波誘導加熱装置1を室温に冷却した。加熱時に約900℃になっていた誘導加熱円筒管4の出口に灰色の粉末が0.1g堆積した。
【0019】
図2は、実施例で合成した灰色粉末の粉末X線回折パターンを示す図である。図の縦軸は回折X線強度(任意目盛り)であり、横軸は角度(°)、すなわちX線の原子面への入射角θの2倍に相当する角度である。図2から明らかなように、実施例で合成された灰色粉末には、立方晶系の珪素と正方晶系のインジウムが共存していることが分かった。
【0020】
図3は、(a)が実施例で合成した灰色粉末の透過型電子顕微鏡像を示す図であり、(b)〜(d)が(a)の透過型電子顕微鏡像の各部におけるエネルギー分散型X線分析(EDX:Energy-Dispersive X-ray Analysis) による測定結果を示す図である。
図3(a)において、下部Aに示す灰色部分のナノワイヤーの長さは数μmであり、その上部Bに示す黒色のナノワイヤーの長さは数十μmであり、両方とも直径は200nmであることが分かった。そして、灰色部分のナノワイヤーの先端とその上部にある黒色のナノワイヤーとは接合していることが分かる(図3(a)の矢印D参照)。さらに、一番上部Cに示すのは、中空ナノチューブである。
【0021】
図3(b)〜(d)に示すX線分析結果は、それぞれ、図3(a)のC,B,Aの中央部の丸印(○)の箇所に対応している。図の縦軸はX線強度(任意目盛り)を示し、横軸はX線のエネルギー(keV)を示している。
図3(b)から明らかなように、一番上部Cに示す中空ナノチューブの組成分析の結果、酸素及び珪素が、それぞれ、68.6原子%、31.4原子%との原子成分比であることが分かった。これから、中空ナノチューブは二酸化珪素からなることが分かった。この二酸化珪素膜の厚さは8nmであった。
【0022】
図3(c)は、図3(a)において黒色に写っている部分Bのエネルギー分散型X線分析の結果を示している。図3(c)から明らかなように、黒色に写っている部分Bは、インジウムからなることが判明した。さらに、図における珪素及び酸素の信号は、インジウムナノワイヤーを被覆している二酸化珪素に由来している。
【0023】
図3(d)は、図3(a)において灰色に写っている部分Aのエネルギー分散型X線分析の結果を示している。図3(d)から明らかなように、灰色に写っている部分Aは珪素からなることが判明した。さらに、図における酸素の信号は、珪素ナノワイヤーを被覆している二酸化珪素に由来している。
なお、図3(b)〜(d)において、銅と炭素の信号が観察されるが、これは試料を取り付ける治具として用いた炭素膜を被覆した銅グリッドに由来している。
【0024】
以上の分析結果から、実施例で合成した灰色の堆積物は、インジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなる複合ナノワイヤーであり、これらの複合ワイヤーの先端同士が接合していて、さらに、複合ワイヤーの表面には、化学的に不活性な厚さ8nmの二酸化珪素膜が被覆されていることが分かった。そして、インジウムナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数十μmであり、珪素ナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数μmの寸法を有していることが判明した。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明によれば、化学的に不活性な二酸化珪素膜で被覆され、その先端同士が接合しているインジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなる複合ナノワイヤーを得ることができるので、例えば電子デバイスや光学デバイスへの応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーを製造する装置の一例を示す模式図である。
【図2】実施例で合成した灰色粉末の粉末X線回折パターンを示す図である。
【図3】(a)は実施例で合成した灰色粉末の透過型電子顕微鏡像を示す図、(b)〜(d)は(a)の透過型電子顕微鏡像の各部におけるエネルギー分散型X線分析(EDX:Energy-Dispersive X-ray Analysis) による測定結果を示す図である。
【符号の説明】
【0027】
1:縦型高周波誘導加熱装置
2:反応管
3:誘導加熱コイル
4:誘導加熱円筒管
5:坩堝
6:インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末とからなる混合物
7:不活性ガス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インジウムナノワイヤーと珪素ナノワイヤーとからなる複合ナノワイヤーであって、
上記インジウムナノワイヤーの先端と珪素ナノワイヤーの先端とが接合していて、さらに、上記インジウムナノワイヤー及び珪素ナノワイヤーが、二酸化珪素膜で被覆されていることを特徴とする、二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤー。
【請求項2】
前記インジウムナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数十μmであり、前記珪素ナノワイヤーは、その直径が約200nmであり、その長さが数μmであり、前記二酸化珪素膜の厚さが8nmであることを特徴とする、請求項1に記載の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤー。
【請求項3】
インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末との混合物を不活性ガス気流中で加熱処理して、
二酸化珪素膜で被覆されたインジウムナノワイヤーの先端と、二酸化珪素膜で被覆された珪素ナノワイヤーの先端と、が接合している複合ナノワイヤーを形成することを特徴とする、二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法。
【請求項4】
前記インジウム粉末と一酸化ケイ素粉末とのモル比は、0.2:1〜3:1の範囲であることを特徴とする、請求項3に記載の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法。
【請求項5】
前記加熱処理の温度は、1200〜1600℃の範囲であることを特徴とする、請求項3に記載の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法。
【請求項6】
前記加熱処理の時間は、0.3〜2時間の範囲であることを特徴とする、請求項3又は5に記載の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法。
【請求項7】
前記不活性ガスとして、アルゴンガスを使用することを特徴とする、請求項3に記載の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法。
【請求項8】
前記不活性ガスの流量は、200〜3000sccmの範囲であることを特徴とする、請求項3又は7に記載の二酸化珪素膜で被覆された複合ナノワイヤーの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−334742(P2006−334742A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−164284(P2005−164284)
【出願日】平成17年6月3日(2005.6.3)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2005年2月23日 「WILEY Inter Science」のインターネットアドレス「http://www3.interscience.wiley.com」の「Angewandte Chemie International Edition Early View」にて発表
【出願人】(301023238)独立行政法人物質・材料研究機構 (1,333)
【Fターム(参考)】