説明

二重床構造

【課題】緩衝特性の可変が可能な二重床構造に関し、体育施設などの床構造として緩衝特性を競技等の用途に応じて変更可能な二重床構造を提供することを課題とする。
【解決手段】床スラブ3上に設置され昇降駆動機30を装備する複数の床支持ジャッキ22、上記床支持ジャッキ22に昇降可能に支持される大引材24、及び上記大引材24に支持され上部に所定の間隔をおいて弾性体50が配置された根太材26からなる組み床4と、上記組み床4の上方に配置される床パネル6、及び上記床パネル6の支持が可能な床支持脚8からなる置床2とを有し、上記床支持ジャッキ22の稼動により上記組み床4を昇降させ、上記床パネル6の支持を上記床支持脚8による支持から上記組み床4の弾性体50による支持に換えることで上記床パネル6の弾力性を可変させる構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体育施設などの床の緩衝特性の可変が可能な二重床構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、体育館等の体育施設については床面の緩衝特性は一定であり、競技別に緩衝特性を変えることはできない。このため総合体育館などの大型公共施設では、特に武道場に関しては武道別に剣道、柔道などの専用道場を設け、各専用道場毎にそれぞれ適正な弾力性能を有する床下地材を配置し、各道場の仕様に応じた床面を形成している。
【0003】
これに対して、特許文献1には図7に示す床支持装置が開示されており、この床支持装置は、床下支持用束柱60の上部の調整ボルト62の先端に空気ばね64を用いた防振部材65を設け、この防振部材65の上に大引66を設置したものであり、上記空気ばね64にコンプレッサ68を接続して空気ばね64の内部圧力を変え、これにより子供用、大人用に適した緩衝効果が得られるようにしている。
【0004】
また特許文献2に記載の床用制振装置は、大引を空気ばねで構成された弾性体で支持し、制振力発生手段により大引に制振力を付与し、この制振力を調整することで剣道場又は柔道場など使用用途に応じて床部を各種の用途に適用可能とするものである。
また床の昇降に関して、特許文献3にはチェーン、スプロケットで構成され床を水平昇降できる床昇降装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】実開昭61−78943号公報
【特許文献2】特許第3598441号公報
【特許文献3】特開平6−307109号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1、特許文献2に記載の空気ばねを用いた緩衝制御付きの床装置は、空気圧を一定に維持するための制御方法が容易でなくまた床面からの重量負荷に対する沈み込みの調整等の問題があり、また耐久性についても問題が予想される。
また、体育施設の大型化などの影響により、体育館等において多用途の機能をもったマルチフロアのニーズは高まっている。
【0007】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、体育施設などの床構造として緩衝特性を競技等の用途に応じて可変可能な二重床構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る二重床構造は、図1等に示すように、床スラブ3上に設置され昇降駆動機30を装備する複数の床支持ジャッキ22、上記床支持ジャッキ22に昇降可能に支持される大引材24、及び上記大引材24に支持され上部に所定の間隔をおいて弾性体50が配置された根太材26からなる組み床4と、上記組み床4の上方に配置される床パネル6、及び上記床パネル6の支持が可能な床支持脚8からなる置床2とを有し、上記床支持ジャッキ22の稼動により上記組み床4を昇降させ、上記床パネル6の支持を上記床支持脚8による支持から上記組み床4の弾性体50による支持に換えることで上記床パネル6の弾力性を可変させる構成である。
【0009】
本発明に係る二重床構造は、上記弾性体50にコイルバネ52を用いる一方、上記床支持脚8の下端部に弾性材からなる台座10を設けた構成である。
【0010】
本発明に係る二重床構造は、上記昇降駆動機30に、ウォーム機構におけるウォームホイール38の回転を上下移動に変えて昇降させる駆動機構を用いた構成である。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る二重床構造によれば、昇降駆動機を装備する床支持ジャッキに昇降可能に支持される大引材、及び上部に所定の間隔をおいて弾性体が配置された根太材からなる組み床と、床パネルとその支持が可能な床支持脚からなる置床とを有し、組み床を昇降させ、床パネルの支持を床支持脚による支持から組み床の弾性体による支持に換えることで床パネルの弾力性を可変させる構成を採用したから、体育施設におけるスポーツフロアの床面の緩衝特性の変更が可能となり、競技内容に応じて最適な弾力性が得られるフロアを確保することができ、また広いアリーナなどの部分的な床面の緩衝調整、或いは武道場における一般競技の用途への変更も可能となり、また非常時など体育館を避難場所として活用するなどフロアを多用途に利用できるという効果を奏する。また、昇降駆動機を装備する床支持ジャッキは、床の昇降駆動の制御が容易であり耐久性にも優れるという効果がある。
【0012】
本発明に係る二重床構造によれば、弾性体にコイルバネを用いる一方、床支持脚の下端部に弾性材からなる台座を設けた構成としたから、弾力のある柔らかいフロアが形成されるとともに、昇降駆動機を下降させ床スラブを床支持脚で支持した状態では異なる緩衝特性を有するフロアが得られるという効果がある。
【0013】
本発明に係る二重床構造によれば、昇降駆動機に、ウォーム機構におけるウォームホイールの回転を上下移動に変えて昇降させる機械式の駆動機構を用いた構成としたから、昇降駆動機の上昇及び下降の制御が容易かつ正確に行なえ、また耐荷重性、耐久性にも優れるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係る二重床構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、体育館等の競技場設備に採用された緩衝特性が可変可能な乾式の上記二重床構造を示したものである。この二重床構造は図2に示すように、置床2と組み床4とを組み合わせ、この置床2の下方に組み床4を配置した形態である。
【0015】
上記置床2は、図1,2に示すように、床パネル6と、この床パネル6を支持する床支持脚8とからなる構造である。この床支持脚8は、ゴム等の弾性材からなる台座10、この台座10に立設される金属性の棒状の束部材12及びこの束部材12の上端部に取付けられた円板状の受け具14からなる。またこの受け具14の中央部には、上方に突出する円柱状の突起16が形成されている。上記床パネル6は、長方形状のパーティクルボードなどからなり、各四隅部の近傍及び長辺側の中央部近傍にはそれぞれ円形の孔部18が設けられている。
【0016】
また上記組み床4は、図3に示すように、回転動力によりねじ軸を昇降移動させることが可能な昇降駆動機30を内蔵した床支持ジャッキ22、これら床支持ジャッキ22に支持され所定の範囲で上下に昇降移動する大引材24、これら大引材24の上部に配置され大引材24とは直交する方向に配置される根太材26、及びこの根太材26の上部に所定の間隔を置いて配置される弾性体50を有する。上記大引材24は、H鋼或いは断面C字状の鋼材が用いられ、根太材26には角形鋼管或いは断面ハット状の鋼材が用いられる。
【0017】
また、上記根太材26の上部に配置される弾性体50は、中央に配置されるコイルバネ52の下部に座板54を又上部に受材55をそれぞれ取り付けた形状である。このコイルバネ52は、優れた弾力性を有し十分な緩衝効果が得られる。なお、このコイルバネに代えてゴム等の弾性体を用いることができる。各弾性体50は、その座板54をビス等の止着具を用いて上記根太材26の上部に固定する。
【0018】
上記床支持ジャッキ22は、図4に示すように、筒状の台座28、この台座28の上部に装着された機械式の昇降駆動機30、この昇降駆動機30の上部の連結ねじ部31の上部に連結部材33を介して接合された受け具34を有している。
【0019】
上記昇降駆動機30は図5に示すように、ウォーム機構によるウォームホイール38の回転をねじ軸の上下移動に変えて昇降させる駆動機構からなる。この駆動機構では、下記プーリ42と連動するウォーム36の回転がこれと噛み合うウォームホイール38に伝達され、同時に駆動ナット40が回転し、この駆動ナット40の回転によりこれと螺合する被駆動ねじ軸32が上下に昇降駆動される。これに伴い、上記被駆動ねじ軸32の上部に設けた受け具34が上昇或いは下降移動する。
【0020】
一方、図5に示すように、上記ウォーム36の軸の両端部にはプーリ42,42が取り付けられている。そして、これらプーリ42,42には、床スラブ3に配置される電動モータ44に設けられたプーリ46とはVベルト48を介してその回転が伝達され、プーリ42とともに上記ウォーム36が回転する。また、上記電動モーター44は、競技場に設けた制御装置(図示せず)により集中制御され、電動モーター44の回転方向、回転時間などのコントロールにより、床支持ジャッキ22が所定の範囲で昇降駆動される。
【0021】
ここで、上記二重床構造の施工について説明する。先ず、上記組み床4を床スラブ3上に設置する。そして、この組み床4を構成する大引材24が配置される位置に、所定間隔をおいて上記床支持ジャッキ22を配置する。この床支持ジャッキ22は、その台座28の座板27をアンカーボルト等の固定具51を用いて床スラブ3に固定する。さらに、上記床支持ジャッキ22の近傍の床スラブ3に電動モーター44を固定具51を用いて据え付け、この電動モーター44のプーリ46と床支持ジャッキ22のプーリ42とにVベルト48を巻きかけてベルト伝動を行なわせる。
【0022】
床支持ジャッキ22は大引材24の長尺方向に複数設置され、これらの内の端部の床支持ジャッキ22は上記電動モーター44とベルト駆動され、これ以降の隣合う床支持ジャッキ22同士はそれぞれのプーリ42同士をVベルト48を巻きかけてベルト伝動を行なわせる。
【0023】
このため、一つの大引材24を支持する複数の床支持ジャッキ22は、一台の電動モーター44により全ての床支持ジャッキ22が駆動される。そして、上記各床支持ジャッキ22の受け具34の上部間に大引材24を架け渡し、受け具34と大引材24とをボルトなどの固着具を用いて固定する。
【0024】
上記大引材24は互いに平行に配置され、各大引材24に対してそれぞれ電動モーター44を配備し、列状に配置された複数の床支持ジャッキ22の各昇降駆動機30を駆動する。各電動モーター44は、電気配線により制御装置と接続する。また、上記平行に配置した大引材24と直交する方向に、所定の間隔をおいて根太材26を配置する。上記根太材26は、ビス等の止着具を用いて大引材24の上部に固定する。そして、上記根太材26の上部に上記弾性体50を所定間隔毎に配置しそれぞれ根太材26に固定する。
【0025】
上記組み床4は上記制御装置により昇降制御される。この昇降制御では、電動モーター44を正或いは逆方向に所定の時間回転させて昇降駆動機30のウォーム36を回し、このウォーム36の回転により、ウォームホイール38がゆっくり回って被駆動ねじ軸32が上下に昇降駆動され、この被駆動ねじ軸32の上部の受け具34に支持された大引材24とともに根太材26を上昇或いは下降させる。
【0026】
次に、この組み床4の上方に上記置床2を配置し、この置床2の床パネル6を組み床4によっても支持可能な形態に設置する。この置床2を配置する際には、床パネル6の隅部等に設けた孔部18の裏面側から、各孔部18に床支持脚8の上部に設けた受け具14の突起16を嵌入し、ビス等の止着具を用いて床パネル6の裏面部に上記受け具14を固定する。
【0027】
このように上記置床2は、床支持脚8を取り付けた床パネル6が、上記組み床4の根太材26の上部を覆う状態で配置する。このとき置床2は、床支持脚8の台座10が床スラブ3に着地し、床パネル6の下方には上記組み床4の根太材26上部に取付けた弾性体50が位置する。そして、各床パネル6同士は密着した状態で配置される。なお、置床2を設置する際には、組み床4の床支持ジャッキ22の昇降駆動機30は下降した状態にされている。
【0028】
上記置床2の配置後は、床パネル6の上部に合板製の捨貼材56を貼り付け、さらに捨貼材56の上部に仕上げ用のフローリング材58を敷設して床面を形成する。なお、置床2は所定範囲で上下に昇降移動するため、置床2の周辺部と体育施設の壁面との間は隙間等を設けて床の昇降の妨げにならないようにする。
【0029】
このように上記二重床構造は、置床2の床下に大引材24と根太材26を組んだ組み床4の床支持ジャッキ22を昇降稼動させることで、組み床4の高さを変化させ、床の支持形態を変えることで床面の弾力性、緩衝特性を可変する構造である。
【0030】
次に、上記二重床構造の可変機能について説明する。図6(a)(b)(c)に示すようにこの二重床構造は、床支持ジャッキ22の昇降駆動機30を稼動させて組み床4と共に置床2を昇降移動させ、この置床2の高さ位置を変えることで床面の緩衝特性を変化させる。この二重床により、スポーツフロアとして競技種目などの使用目的に応じて使い分けが行なえるマルチフロアが形成され、3種類の弾性特性、衝撃効果を有する床に変化させることができる。
【0031】
図6(a)は、運動競技で特に剣道等における硬い床が望まれる場合の二重床構造である。この二重床構造では、制御装置により昇降駆動機30を稼動させて組み床4の床支持ジャッキ22を昇降させ、組み床4の高さ位置として根太材26上の弾性体50が置床2の床パネル6の下面に当接した位置で床支持ジャッキ22を保持する形態である。このためこの二重床構造は、置床2の床支持脚8及び組み床4の床支持ジャッキ22の両支持部材で床を支持する形態である。この場合、床支持脚8の台座10及び床支持ジャッキ22で支える弾性体50により床が硬くまた高い荷重強度で弾性支持される。
【0032】
図6(b)は、集会などの一般的な目的で使用される場合の二重床構造である。この二重床構造では、制御装置により昇降駆動機30を稼動させて組み床4の床支持ジャッキ22を降下させ、この組み床4の弾性体50の上面部と床パネル6の下面部との間に20mm程度の間隔をあけた状態に床支持ジャッキ22を保持する。このため、この二重床構造では、床は置床2の床支持脚8のみで支持される形態であり、床の緩衝特性は床支持脚8の台座10の弾力性に依存する。
【0033】
図6(c)は、運動競技で特に柔道等における弾力のある柔らかい床が望まれる場合の二重床構造である。この二重床構造では、制御装置により昇降駆動機30を稼動させて組み床4の床支持ジャッキ22を上昇させ、組み床4の根太材26上の弾性体50により置床2の床パネル6を持ち上げた位置で保持する形態である。このためこの二重床構造では、床支持脚8が床スラブ3から離れて10mm程度浮いた状態で保持される。したがって、この二重床構造では、床は組み床4の床支持ジャッキ22が大引材24及び根太材26を介して支える弾性体50のみで支持される形態である。この床の緩衝特性は、弾性体50を形成するコイルバネ52による大きな弾力性により、床は衝撃に対して大きな緩衝効果を得ることができる。
【0034】
このように上記二重床構造は、床の一般仕様として置床2のみの支持構造から、床支持ジャッキ22により組み床4を上昇させる過程で、一般仕様から、床の硬い剣道場仕様へと、さらには組み床4のみの支持形態による床の柔らかい柔道場仕様へと可変でき、武道場が競技の種目に応じた用途に対応できて有効活用できる。
【0035】
従って、上記実施の形態に係る二重床構造によれば、体育施設におけるスポーツフロアの床面の緩衝特性の変更が可能となり、競技内容に応じて最適な弾力性が得られるフロアを確保することができ、またアリーナなどの広い施設において部分的な床面の緩衝調整、或いは武道場における一般競技の用途への変更も可能となりフロアが多用途に適用できる。また、弾力性を可変可能な機構を利用して高強度を要求される用途への転用(補強構造)が可能となり、例えば移動観覧席使用時の強度補強としての活用、及び非常時の体育館の避難場所としての活用などフロアのマルチ機能化が図れ、多用途ニーズにも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施の形態に係る弾力性を可変できる二重床構造を示す図である。
【図2】実施の形態に係る二重床構造を分解した説明図である。
【図3】実施の形態に係る組み床を示す図である。
【図4】実施の形態に係る床支持ジャッキを示す図で、(a)は正面を、(b)は側面を示す図である。
【図5】床支持ジャッキに用いられる昇降駆動機を示す図である。
【図6】実施の形態に係る二重床構造の変化を示す図で、(a)は置床及び組み床の両方で床全体を支え硬い床を形成し、剣道等の競技用の床構図を示す図、(b)は組み床を降下させて置床で床全体を支える一般的な床の使用状態を示す図、(c)は組み床を上昇させて組み床の弾性体で床を支え柔らかい床を形成し、柔道等の競技用の二重床構造を示す図である。
【図7】従来例に係る床の緩衝効果を変更することが可能な床支持装置を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
2 置床
4 組み床
6 床パネル
8 床支持脚
10 台座
22 床支持ジャッキ
24 大引材
26 根太材
30 昇降駆動機
38 ウォームホイール
50 弾性体
52 コイルバネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床スラブ上に設置され昇降駆動機を装備する複数の床支持ジャッキ、上記床支持ジャッキに昇降可能に支持される大引材、及び上記大引材に支持され上部に所定の間隔をおいて弾性体が配置された根太材からなる組み床と、
上記組み床の上方に配置される床パネル、及び上記床パネルの支持が可能な床支持脚からなる置床とを有し、
上記床支持ジャッキの稼動により上記組み床を昇降させ、上記床パネルの支持を上記床支持脚による支持から上記組み床の弾性体による支持に換えることで上記床パネルの弾力性を可変させることを特徴とする二重床構造。
【請求項2】
上記弾性体にコイルバネを用いる一方、上記床支持脚の下端部に弾性材からなる台座を設けたことを特徴とする請求項1記載の二重床構造。
【請求項3】
上記昇降駆動機に、ウォーム機構におけるウォームホイールの回転を上下移動に変えて昇降させる駆動機構を用いたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の二重床構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−235806(P2009−235806A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−84241(P2008−84241)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願人】(000177139)三洋工業株式会社 (46)
【Fターム(参考)】