二重特異性免疫サイトカインドック−アンド−ロック(DNL)複合体及びその治療的使用
本発明は、ドック−アンド−ロック技術を使用して、サイトカイン−抗体複合体を形成するための方法及び組成物に関する。好ましい実施形態では、二重特異性免疫サイトカインDNL構築体は、Fab抗体断片及びサイトカインに結合されたIgG抗体を含み、IgG及びFabは、同じ標的細胞に発現される可能性がある異なる標的抗原に結合する。二重特異性免疫サイトカインDNL構築体は、サイトカイン単独、抗体単独、結合されていないサイトカイン及び抗体、又は他のタイプのサイトカイン−抗体DNL構築体とさえ比較して、薬物動態学的向上を示し、より長い血清半減期及び著しくより高い効能を有する。最も好ましい実施形態では、構築体は、抗HLA−DR Fab及びIFNα2bに結合された抗CD20 IgG抗体を含むが、他の組み合わせの抗体、抗体断片、及びサイトカインを使用して、主題のDNL複合体を形成することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
3つの異なるエフェクター部分を含むDNL(ドックアンドロック)構築体であって、前記エフェクター部分が、タンパク質キナーゼA(PKA)に由来する2つのDDD(二量体化及びドッキングドメイン)部分、及びAKAPタンパク質に由来する1つのAD(アンカードメイン)部分に結合されており、前記2つのDDD部分が、二量体を形成し、前記AD部分に結合して、前記DNL構築体を形成するDNL構築体。
【請求項2】
前記DDD部分が、ヒトRIα、RIβ、RIIα、又はRIIβ PKAに由来するアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項3】
前記エフェクター部分が、第1の抗体又は抗体断片、第2の抗体又は抗体断片、及び1つ又は複数コピーのサイトカインを含む、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項4】
前記第1の抗体又は抗体断片及び前記第2の抗体又は抗体断片が、2つの異なる抗原に結合する、請求項3に記載のDNL構築体。
【請求項5】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、IGF−1R、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、AFP、PSMA、CEACAM5、CEACAM−6、B7、フィブロネクチンのED−B、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、Ia、HM1.24、EGP−1、EGP−2、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1及びR2)、VEGFR、EGFR、PlGF、補体成分C3、C3a、C3b、C5a、C5、及び癌遺伝子産物からなる群から選択される抗原に結合する、請求項4に記載のDNL構築体。
【請求項6】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、hR1(抗IGF−1R)、hPAM4(抗ムチン)、hA20(抗CD20)、hA19(抗CD19)、hIMMU31(抗AFP)、hLL1(抗CD74)、hLL2(抗CD22)、hMu−9(抗CSAp)、hL243(抗HLA−DR)、hMN−14(抗CEACAM5)、hMN−15(抗CEACAM6)、hRS7(抗EGP−1)、及びhMN−3(抗CEACAM6)からなる群から選択される、請求項5に記載のDNL構築体。
【請求項7】
前記サイトカインが、ヒトMIF(マクロファージ遊走阻止因子)、HMGB−1(高移動度群ボックスタンパク質1)、TNF−α、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−23、IL−24、CCL19、CCL21、IL−8、MCP−1、RANTES、MIP−1A、MIP−1B、ENA−78、MCP−1、IP−10、Gro−β、エオタキシン、インターフェロン−α、−β、−λ、G−CSF、GM−CSF、SCF、PDGF、MSF、Flt−3リガンド、エリトロポイエチン、トロンボポイエチン、CNTF、レプチン、オンコスタチンM、VEGF、EGF、FGF、PlGF、インスリン、hGH、カルシトニン、第VIII因子、IGF、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、及びLIFからなる群から選択される、請求項4に記載のDNL構築体。
【請求項8】
前記第1の抗体又は抗体断片がベルツズマブであり、前記第2の抗体又は抗体断片がhL243であり、前記サイトカインがヒトインターフェロン−α2bである、請求項4に記載のDNL構築体。
【請求項9】
前記hL243抗体又は抗体断片が、重鎖CDR配列CDR1(NYGMN、配列番号1)、CDR2(WINTYTREPTYADDFKG、配列番号2)、及びCDR3(DITAVVPTGFDY、配列番号3)、並びに軽鎖CDR配列CDR1(RASENIYSNLA、配列番号4)、CDR2(AASNLAD、配列番号5)、及びCDR3(QHFWTTPWA、配列番号6)を含む、請求項8に記載のDNL構築体。
【請求項10】
前記3つのエフェクター部分が、融合タンパク質であり、各融合タンパク質がAD及びDDD部分を含む、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項11】
前記エフェクター部分が、タンパク質、ペプチド、抗体、抗原結合性抗体、免疫調節物質、サイトカイン、ホルモン、酵素、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNA、毒素、リボヌクレアーゼ、異種抗原、ポリエチレングリコール(PEG)、抗血管新生作用剤、細胞毒性剤、及びアポトーシス促進剤からなる群から選択される、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項12】
前記DDD部分が、配列番号13、配列番号14、配列番号17、配列番号18、配列番号20の最初の44個アミノ酸、配列番号21の最初の44個アミノ酸、配列番号22、又は配列番号59のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項13】
前記AD部分が、配列番号15、配列番号16、配列番号19、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、M配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、又は配列番号58のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項14】
サイトカインを対象体に投与する方法であって、請求項4に記載のDNL複合体を対象体に投与することを含む方法。
【請求項15】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、IGF−1R、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、AFP、PSMA、CEACAM5、CEACAM−6、B7、フィブロネクチンのED−B、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、Ia、HM1.24、EGP−1、EGP−2、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1及びR2)、VEGFR、EGFR、PlGF、補体成分C3、C3a、C3b、C5a、C5、及び癌遺伝子産物からなる群から選択される抗原に結合する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、hR1(抗IGF−1R)、hPAM4(抗ムチン)、hA20(抗CD20)、hA19(抗CD19)、hIMMU31(抗AFP)、hLL1(抗CD74)、hLL2(抗CD22)、hMu−9(抗CSAp)、hL243(抗HLA−DR)、hMN−14(抗CEA)、hMN−15(抗CEA)、hRS7(抗EGP−1)、及びhMN−3(抗CEA)からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記サイトカインが、ヒトMIF(マクロファージ遊走阻止因子)、HMGB−1(高移動度群ボックスタンパク質1)、TNF−α、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−23、IL−24、CCL19、CCL21、IL−8、MCP−1、RANTES、MIP−1A、MIP−1B、ENA−78、MCP−1、IP−10、Gro−β、エオタキシン、インターフェロン−α、−β、−λ、G−CSF、GM−CSF、SCF、PDGF、MSF、Flt−3リガンド、エリトロポイエチン、トロンボポイエチン、CNTF、レプチン、オンコスタチンM、VEGF、EGF、FGF、PlGF、インスリン、hGH、カルシトニン、第VIII因子、IGF、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、及びLIFからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の抗体又は抗体断片がベルツズマブであり、前記第2の抗体又は抗体断片がhL243であり、前記サイトカインがヒトインターフェロン−α2bである、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
癌、免疫機能不全、及び自己免疫疾患からなる群から選択される疾患を治療する方法であって、請求項1に記載のDNL構築体を、前記疾患を有する対象体に投与することを含む方法。
【請求項20】
前記癌が、非ホジキンリンパ腫、B細胞リンパ腫、B細胞白血病、T細胞リンパ腫、T細胞白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、ヘアリーセル白血病、急性骨髄白血病、慢性骨髄白血病、多発性骨髄腫、神経膠腫、ヴァルデンストレームマクログロブリン血症、癌腫、メラノーマ、肉腫、神経膠腫、皮膚癌、口腔癌、消化器癌、肺管癌、肺癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、子宮癌、子宮内膜癌、子宮頚癌、膀胱癌、膵臓癌、骨癌、肝臓癌、胆嚢癌、腎臓癌、及び精巣癌からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記自己免疫疾患が、急性特発性血小板減少性紫斑病、慢性特発性血小板減少性紫斑病、皮膚筋炎、シドナム舞踏病、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、狼瘡性腎炎、リウマチ熱、多腺性症候群、水疱性類天疱瘡、真性糖尿病、ヘノッホ−シェーンライン紫斑病、連鎖球菌感染後腎炎、結節性紅斑、高安動脈炎、アジソン病、関節リウマチ、多発性硬化症、サルコイドーシス、潰瘍性大腸炎、多形性紅斑、IgA腎症、結節性多発動脈炎、強直性脊椎炎、グッドパスチャー症候群、閉塞性血栓性血管炎、シェーグレン症候群、原発性胆汁性肝硬変症、橋本甲状腺炎、甲状腺中毒、強皮症、慢性活動性肝炎、多発性筋炎/皮膚筋炎、多発性軟骨炎、尋常性天疱瘡、ヴェーゲナー肉芽腫症、膜性腎症、筋萎縮性側索硬化症、脊髄癆、巨細胞性動脈炎/多発性筋痛、悪性貧血、急速進行性糸球体腎炎、乾癬、又は線維化性肺胞炎からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、IGF−1R、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、AFP、PSMA、CEACAM5、CEACAM−6、B7、フィブロネクチンのED−B、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、Ia、HM1.24、EGP−1、EGP−2、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1及びR2)、VEGFR、EGFR、PlGF、補体成分C3、C3a、C3b、C5a、C5、及び癌遺伝子産物からなる群から選択される抗原に結合する、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、hR1(抗IGF−1R)、hPAM4(抗ムチン)、hA20(抗CD20)、hA19(抗CD19)、hIMMU31(抗AFP)、hLL1(抗CD74)、hLL2(抗CD22)、hMu−9(抗CSAp)、hL243(抗HLA−DR)、hMN−14(抗CEA)、hMN−15(抗CEA)、hRS7(抗EGP−1)、及びhMN−3(抗CEA)からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記サイトカインが、ヒトMIF(マクロファージ遊走阻止因子)、HMGB−1(高移動度群ボックスタンパク質1)、TNF−α、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−23、IL−24、CCL19、CCL21、IL−8、MCP−1、RANTES、MIP−1A、MIP−1B、ENA−78、MCP−1、IP−10、Gro−β、エオタキシン、インターフェロン−α、−β、−λ、G−CSF、GM−CSF、SCF、PDGF、MSF、Flt−3リガンド、エリトロポイエチン、トロンボポイエチン、CNTF、レプチン、オンコスタチンM、VEGF、EGF、FGF、PlGF、インスリン、hGH、カルシトニン、第VIII因子、IGF、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、及びLIFからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の抗体又は抗体断片がベルツズマブであり、前記第2の抗体又は抗体断片がhL243であり、前記サイトカインがヒトインターフェロン−α2bである、請求項19に記載の方法。
【請求項1】
3つの異なるエフェクター部分を含むDNL(ドックアンドロック)構築体であって、前記エフェクター部分が、タンパク質キナーゼA(PKA)に由来する2つのDDD(二量体化及びドッキングドメイン)部分、及びAKAPタンパク質に由来する1つのAD(アンカードメイン)部分に結合されており、前記2つのDDD部分が、二量体を形成し、前記AD部分に結合して、前記DNL構築体を形成するDNL構築体。
【請求項2】
前記DDD部分が、ヒトRIα、RIβ、RIIα、又はRIIβ PKAに由来するアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項3】
前記エフェクター部分が、第1の抗体又は抗体断片、第2の抗体又は抗体断片、及び1つ又は複数コピーのサイトカインを含む、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項4】
前記第1の抗体又は抗体断片及び前記第2の抗体又は抗体断片が、2つの異なる抗原に結合する、請求項3に記載のDNL構築体。
【請求項5】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、IGF−1R、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、AFP、PSMA、CEACAM5、CEACAM−6、B7、フィブロネクチンのED−B、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、Ia、HM1.24、EGP−1、EGP−2、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1及びR2)、VEGFR、EGFR、PlGF、補体成分C3、C3a、C3b、C5a、C5、及び癌遺伝子産物からなる群から選択される抗原に結合する、請求項4に記載のDNL構築体。
【請求項6】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、hR1(抗IGF−1R)、hPAM4(抗ムチン)、hA20(抗CD20)、hA19(抗CD19)、hIMMU31(抗AFP)、hLL1(抗CD74)、hLL2(抗CD22)、hMu−9(抗CSAp)、hL243(抗HLA−DR)、hMN−14(抗CEACAM5)、hMN−15(抗CEACAM6)、hRS7(抗EGP−1)、及びhMN−3(抗CEACAM6)からなる群から選択される、請求項5に記載のDNL構築体。
【請求項7】
前記サイトカインが、ヒトMIF(マクロファージ遊走阻止因子)、HMGB−1(高移動度群ボックスタンパク質1)、TNF−α、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−23、IL−24、CCL19、CCL21、IL−8、MCP−1、RANTES、MIP−1A、MIP−1B、ENA−78、MCP−1、IP−10、Gro−β、エオタキシン、インターフェロン−α、−β、−λ、G−CSF、GM−CSF、SCF、PDGF、MSF、Flt−3リガンド、エリトロポイエチン、トロンボポイエチン、CNTF、レプチン、オンコスタチンM、VEGF、EGF、FGF、PlGF、インスリン、hGH、カルシトニン、第VIII因子、IGF、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、及びLIFからなる群から選択される、請求項4に記載のDNL構築体。
【請求項8】
前記第1の抗体又は抗体断片がベルツズマブであり、前記第2の抗体又は抗体断片がhL243であり、前記サイトカインがヒトインターフェロン−α2bである、請求項4に記載のDNL構築体。
【請求項9】
前記hL243抗体又は抗体断片が、重鎖CDR配列CDR1(NYGMN、配列番号1)、CDR2(WINTYTREPTYADDFKG、配列番号2)、及びCDR3(DITAVVPTGFDY、配列番号3)、並びに軽鎖CDR配列CDR1(RASENIYSNLA、配列番号4)、CDR2(AASNLAD、配列番号5)、及びCDR3(QHFWTTPWA、配列番号6)を含む、請求項8に記載のDNL構築体。
【請求項10】
前記3つのエフェクター部分が、融合タンパク質であり、各融合タンパク質がAD及びDDD部分を含む、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項11】
前記エフェクター部分が、タンパク質、ペプチド、抗体、抗原結合性抗体、免疫調節物質、サイトカイン、ホルモン、酵素、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNA、毒素、リボヌクレアーゼ、異種抗原、ポリエチレングリコール(PEG)、抗血管新生作用剤、細胞毒性剤、及びアポトーシス促進剤からなる群から選択される、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項12】
前記DDD部分が、配列番号13、配列番号14、配列番号17、配列番号18、配列番号20の最初の44個アミノ酸、配列番号21の最初の44個アミノ酸、配列番号22、又は配列番号59のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項13】
前記AD部分が、配列番号15、配列番号16、配列番号19、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、M配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、又は配列番号58のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のDNL構築体。
【請求項14】
サイトカインを対象体に投与する方法であって、請求項4に記載のDNL複合体を対象体に投与することを含む方法。
【請求項15】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、IGF−1R、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、AFP、PSMA、CEACAM5、CEACAM−6、B7、フィブロネクチンのED−B、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、Ia、HM1.24、EGP−1、EGP−2、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1及びR2)、VEGFR、EGFR、PlGF、補体成分C3、C3a、C3b、C5a、C5、及び癌遺伝子産物からなる群から選択される抗原に結合する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、hR1(抗IGF−1R)、hPAM4(抗ムチン)、hA20(抗CD20)、hA19(抗CD19)、hIMMU31(抗AFP)、hLL1(抗CD74)、hLL2(抗CD22)、hMu−9(抗CSAp)、hL243(抗HLA−DR)、hMN−14(抗CEA)、hMN−15(抗CEA)、hRS7(抗EGP−1)、及びhMN−3(抗CEA)からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記サイトカインが、ヒトMIF(マクロファージ遊走阻止因子)、HMGB−1(高移動度群ボックスタンパク質1)、TNF−α、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−23、IL−24、CCL19、CCL21、IL−8、MCP−1、RANTES、MIP−1A、MIP−1B、ENA−78、MCP−1、IP−10、Gro−β、エオタキシン、インターフェロン−α、−β、−λ、G−CSF、GM−CSF、SCF、PDGF、MSF、Flt−3リガンド、エリトロポイエチン、トロンボポイエチン、CNTF、レプチン、オンコスタチンM、VEGF、EGF、FGF、PlGF、インスリン、hGH、カルシトニン、第VIII因子、IGF、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、及びLIFからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の抗体又は抗体断片がベルツズマブであり、前記第2の抗体又は抗体断片がhL243であり、前記サイトカインがヒトインターフェロン−α2bである、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
癌、免疫機能不全、及び自己免疫疾患からなる群から選択される疾患を治療する方法であって、請求項1に記載のDNL構築体を、前記疾患を有する対象体に投与することを含む方法。
【請求項20】
前記癌が、非ホジキンリンパ腫、B細胞リンパ腫、B細胞白血病、T細胞リンパ腫、T細胞白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、ヘアリーセル白血病、急性骨髄白血病、慢性骨髄白血病、多発性骨髄腫、神経膠腫、ヴァルデンストレームマクログロブリン血症、癌腫、メラノーマ、肉腫、神経膠腫、皮膚癌、口腔癌、消化器癌、肺管癌、肺癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、子宮癌、子宮内膜癌、子宮頚癌、膀胱癌、膵臓癌、骨癌、肝臓癌、胆嚢癌、腎臓癌、及び精巣癌からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記自己免疫疾患が、急性特発性血小板減少性紫斑病、慢性特発性血小板減少性紫斑病、皮膚筋炎、シドナム舞踏病、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、狼瘡性腎炎、リウマチ熱、多腺性症候群、水疱性類天疱瘡、真性糖尿病、ヘノッホ−シェーンライン紫斑病、連鎖球菌感染後腎炎、結節性紅斑、高安動脈炎、アジソン病、関節リウマチ、多発性硬化症、サルコイドーシス、潰瘍性大腸炎、多形性紅斑、IgA腎症、結節性多発動脈炎、強直性脊椎炎、グッドパスチャー症候群、閉塞性血栓性血管炎、シェーグレン症候群、原発性胆汁性肝硬変症、橋本甲状腺炎、甲状腺中毒、強皮症、慢性活動性肝炎、多発性筋炎/皮膚筋炎、多発性軟骨炎、尋常性天疱瘡、ヴェーゲナー肉芽腫症、膜性腎症、筋萎縮性側索硬化症、脊髄癆、巨細胞性動脈炎/多発性筋痛、悪性貧血、急速進行性糸球体腎炎、乾癬、又は線維化性肺胞炎からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、炭酸脱水酵素IX、CCCL19、CCCL21、CSAp、CD1、CD1a、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD11A、CD14、CD15、CD16、CD18、CD19、IGF−1R、CD20、CD21、CD22、CD23、CD25、CD29、CD30、CD32b、CD33、CD37、CD38、CD40、CD40L、CD45、CD46、CD52、CD54、CD55、CD59、CD64、CD66a〜e、CD67、CD70、CD74、CD79a、CD80、CD83、CD95、CD126、CD133、CD138、CD147、CD154、AFP、PSMA、CEACAM5、CEACAM−6、B7、フィブロネクチンのED−B、H因子、FHL−1、Flt−3、葉酸受容体、GROB、HMGB−1、低酸素誘導因子(HIF)、HM1.24、インスリン様増殖因子−1(ILGF−1)、IFN−γ、IFN−α、IFN−β、IL−2、IL−4R、IL−6R、IL−13R、IL−15R、IL−17R、IL−18R、IL−6、IL−8、IL−12、IL−15、IL−17、IL−18、IL−25、IP−10、MAGE、mCRP、MCP−1、MIP−1A、MIP−1B、MIF、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、MUC5、PAM4抗原、NCA−95、NCA−90、Ia、HM1.24、EGP−1、EGP−2、HLA−DR、テネイシン、Le(y)、RANTES、T101、TAC、Tn抗原、Thomson−Friedenreich抗原、腫瘍壊死抗原、TNF−α、TRAIL受容体(R1及びR2)、VEGFR、EGFR、PlGF、補体成分C3、C3a、C3b、C5a、C5、及び癌遺伝子産物からなる群から選択される抗原に結合する、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記第1及び第2の抗体又は抗体断片が、hR1(抗IGF−1R)、hPAM4(抗ムチン)、hA20(抗CD20)、hA19(抗CD19)、hIMMU31(抗AFP)、hLL1(抗CD74)、hLL2(抗CD22)、hMu−9(抗CSAp)、hL243(抗HLA−DR)、hMN−14(抗CEA)、hMN−15(抗CEA)、hRS7(抗EGP−1)、及びhMN−3(抗CEA)からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記サイトカインが、ヒトMIF(マクロファージ遊走阻止因子)、HMGB−1(高移動度群ボックスタンパク質1)、TNF−α、IL−1、IL−2、IL−3、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、IL−11、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−17、IL−18、IL−19、IL−23、IL−24、CCL19、CCL21、IL−8、MCP−1、RANTES、MIP−1A、MIP−1B、ENA−78、MCP−1、IP−10、Gro−β、エオタキシン、インターフェロン−α、−β、−λ、G−CSF、GM−CSF、SCF、PDGF、MSF、Flt−3リガンド、エリトロポイエチン、トロンボポイエチン、CNTF、レプチン、オンコスタチンM、VEGF、EGF、FGF、PlGF、インスリン、hGH、カルシトニン、第VIII因子、IGF、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲン活性化因子、及びLIFからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の抗体又は抗体断片がベルツズマブであり、前記第2の抗体又は抗体断片がhL243であり、前記サイトカインがヒトインターフェロン−α2bである、請求項19に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2013−503184(P2013−503184A)
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−527002(P2012−527002)
【出願日】平成22年8月27日(2010.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2010/046889
【国際公開番号】WO2011/025904
【国際公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(510116495)アイビーシー ファーマスーティカルズ,インコーポレイテッド (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月27日(2010.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2010/046889
【国際公開番号】WO2011/025904
【国際公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(510116495)アイビーシー ファーマスーティカルズ,インコーポレイテッド (5)
【Fターム(参考)】
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