説明

人工乳首の包装容器

【課題】人工乳首の販売に際して、製品に変形を生じることがなく、製品を手に取らなくとも、外部から容易に製品の形態等を確認することができる人工乳首の包装容器を提供すること。
【解決手段】人工乳首を収容する収容空間を形成した包装体10と、前記収容空間内で人工乳首を支持する支持手段50とを備える人工乳首の包装容器であって、包装体10は、半体12,14同士を着脱可能な複数の凹凸部を含む係止手段16・17等により接合して形成されると共に、少なくとも一部が透明とされており、支持手段50は、半体12,14に挟まれて、複数の凸部16等がそれぞれ挿通される受容部70,72等を有し、この受容部70,72等の少なくとも一部がこれに挿通される凸部16等を案内するための案内手段70,70’を有し、さらに支持手段50は、半体12,14に挟まれて、包装体10の外側に所定の面積を有するように延長された延長部50aを備える。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人工乳首の包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、哺乳器などに用いられる人工乳首は、生ゴムやイソプレンゴム等を材料として成型されてきた。
このような人工乳首は、光が当たると、紫外線により硬化したり、変色するなどしてしまう。そのため、生ゴムやイソプレンゴムなどで成型された人工乳首は、一般に光を透過しない包装容器に収容して保管され、販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年は、光が当たっても著しく軟度が劣化したり変色することがないシリコンが開発され、このシリコンを材料にして人工乳首を成型することが多くなってきた。そのため、シリコンで成型された人工乳首については、透明なケースに収容して販売することも考えられる。
【0004】
しかし、シリコンで成型された人工乳首は、肉厚が薄くて柔らかく、変形し易い特性をもっている。そのため、単に包装容器の中に収容するだけでは、包装容器の内壁に当たるなどして人工乳首の形状が崩れてしまう場合がある。このため、透明な包装容器に収容された乳首を、変形した状態で店頭で販売されると、形が崩れた人工乳首の形態が容器越しに視認されるので、需要者の購買欲を減退させてしまう。
【0005】
また、従来のように、人工乳首が光を透過しない包装容器に収容されて販売されている状態では、購入に際して、需要者が製品の形態等について、外部から観察することができない。したがって、製品確認のためには、包装容器から製品を取り出す必要がある。
ところが、人工乳首は乳幼児の口に入るものであり、人工乳首の販売に際して、包装容器に収容された人工乳首を容器から取り出して、手にとることは衛生上好ましくない。特に、シリコンについては埃を吸着し易い特性があるため、尚更、包装容器から人工乳首を取り出して、製品の形態などを確認させるのは、非衛生的である。
【0006】
本発明の目的は、上述の課題を解決するためのものであり、人工乳首の販売に際して、製品が変形されることがなく、製品を手に取らなくとも、外部から容易に製品の形態等を確認することができる人工乳首の包装容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明によれば、人工乳首を収容する収容空間を形成した包装体と、前記収容空間内で前記人工乳首を支持する支持手段とを備える人工乳首の包装容器であって、前記包装体は、半体同士を着脱可能な複数の凹凸部を含む係止手段により接合して形成されると共に、少なくとも一部が透明とされており、前記支持手段は、前記半体同士に挟まれて、前記複数の凸部がそれぞれ挿通される受容部を有し、この受容部の少なくとも一部がこれに挿通される前記凸部を案内するための案内手段を有し、さらに前記支持手段は、前記半体同士に挟まれて、前記包装体の外側に所定の面積を有するように延長された延長部を備えることを特徴とする人工乳首の包装容器により達成される。
【0008】
請求項1の構成によれば、人工乳首の包装容器は、人工乳首を収容する収容空間を形成した包装体を備えている。そして、この包装体は、半体同士を着脱可能な複数の凹凸部により接合して形成されると共に、少なくとも一部が透明とされている。
したがって、需要者は、包装体内にある製品の形態等を、包装体の透明な部分を透して、視認することができる。また、包装体を構成する半体同士は着脱可能であるため、包装容器から取り出して使用した後の人工乳首を、包装容器を利用して保管することもできる。
【0009】
また、人工乳首の包装容器は、包装体の収容空間内で人工乳首を支持する支持手段を有している。そして、この支持手段は、前記半体同士に挟まれて、各半体の前記複数の凸部がそれぞれ挿通される受容部を有している。
したがって、支持手段を間に挟んで凹凸部により半体同士を接合するにあたって、一方の半体の凸部は、支持手段の受容部にそれぞれ挿通されて、さらに他方の半体の凹部に入り込む。これにより、受容部と凸部とが係止して、支持手段と包装体とは所定の位置で接合される。
これにより、人工乳首が、包装体の収容空間内で自由に動くことがなく、例えば包装体の内壁に接触して変形することがない。
【0010】
また、受容部は、上述のように複数の凸部がそれぞれ挿通されるようになっており、さらに、この受容部の少なくとも一部がこれに挿通される前記凸部を案内するための案内手段を有している。したがって、案内手段によって、前記複数の凸部がそれぞれの受容部に入りこむように案内できる。
【0011】
さらに前記支持手段は、前記半体同士に挟まれて、前記包装体の外側に所定の面積を有するように延長された延長部を有する。したがって、この所定の面積の延長部に商標などを印刷等することができる。また、この延長部を利用して、例えば掛止用の孔などを設けることで、支持手段を壁に掛けて、本包装容器を吊り下げることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0013】
図1は、本発明の実施形態にかかる人工乳首の包装容器1の概略分解斜視図である。図2は、図1の包装容器1の概略斜視図である。
これらの図において、本包装容器1は、包装体10と支持手段50を有している。
包装体10は、人工乳首2を収容するためのケースであり、半体12と半体14とから形成されている。この半体12と半体14は、半体12,14に設けた係止手段としての複数の凹部17,17’19,19’と複数の凸部16,16’,18,18’とを接合することで形成されている。この係止手段としての複数の凹凸部については、後で詳細に説明する。
【0014】
半体12および半体14は、例えばプラスチックを成型して形成され、互いに同型に形成された略矩形状の2つの半体である。各半体12,14は、それぞれ凹状の空間12a,14aを有している。これにより、各半体12,14の各凹状の空間12a,14aの開口どうしを対向させて、接合することにより、全体として、例えば略矩形状のボックス状をした包装体10を形成するようになっている。この包装体10の内部には、各半体12,14の凹状の空間12a,14aがひとつにされて、人工乳首2を収容するのに十分な容積を持つ収容空間Sが形成されるようになっている。
【0015】
また、本実施の形態において、各半体12,14は透明体からなり、この半体12と半体14とを接合してなる包装体10は、全体が透明となっている。
なお、包装体10は、その全体が透明でなくても、少なくとも需要者が包装体10に収容された人工乳首2について、確認したい部分が外部から視認されるように、包装体10の対応する箇所が部分的に透明に形成されていてもよい。したがって、図2に示すように、バーコードリーダ等で読み取ることができる識別子や商標などを印刷等したシール4を貼付したり、或いは、本包装容器1の一例としての正面図を表す図3に示すように、半体12または半体14に、図柄などを印刷してもよい。
【0016】
また、各半体12,14は、上述のように略矩形状であり、完全な矩形状ではないため、この半体12,14同士を接合してなる包装体10は、図7に示すように、底面が略平らに形成されている。このため、包装体10は、例えば底面側をテーブル等に置いた際に転倒しないように、図6および図7で示すように、半体12および半体14を接合した際に形成される脚部30を有している。
【0017】
支持手段50は、人工乳首2を収容空間S内で支持するための手段である。
具体的には、図1および図2において、支持手段50は、薄板状の厚紙やプラスチックなどで形成されている。また、支持手段50は、半体12と半体14を接合した場合の接合面13の略全体で、挟み込まれるようになっている。そして、包装体10の収容空間S内に位置する支持手段としての保持孔62を有している。保持孔62は、人工乳首2を包装体10内で動かないように支持する機能を発揮するものである。この保持孔62は、人工乳首2を支持できれば、どのような形態でもよいが、本実施形態では、保持孔62は、確実に人工乳首2を支持できるように、複数の人工乳首2を重ねて収容する際の全体の輪郭と略一致した貫通孔で形成されている。
【0018】
このように、支持手段50は、人工乳首2を包装体10の収容空間S内で自由に動かないようにすると共に、この支持手段50を薄板状とすることで、人工乳首2の外面をほとんど覆い隠すことなく、人工乳首2を支持できるようになっている。このため、需要者は、収容空間S内の人工乳首2の略全体にわたる形態を、透明な包装体10の外部から視認することができる。
なお、保持孔62は、人工乳首2を透明フィルムで覆い、この覆われた透明フィルムの輪郭と略一致した貫通孔としてもよい。このように透明フィルムで覆った人工乳首2を支持することで、包装体10の外部から人工乳首2を視認できると共に、人工乳首2に埃などが吸着して汚れること等を防ぎ、衛生的に人工乳首2を包装容器1に収容することができる。
【0019】
また、この支持手段50は、半体12,14同士に挟まれた場合に、半体12の凸部16,18、及び半体14の凸部16’,18’が、それぞれ挿通される受容部70,70’,72,72’を設けている。このため、支持手段50を半体12と半体14の間に挟んで本包装容器1を形成すると、受容部72は凸部16’と係止し、受容部72’は凸部16と係止し、受容部70は凸部18’と係止し、受容部70’は凸部18と係止して、支持手段50は、包装体10と所定の位置で固定される。
【0020】
そうすると、支持手段50は、上述のように、保持孔62により人工乳首2を収容空間S内で支持するようになっているので、人工乳首2は、包装体10の収容空間S内において、所定の位置に固定される。このため、包装体10の収容空間S内の人工乳首2が、例えば包装体10の内壁に接触して変形することを防止できる。
【0021】
また、支持手段50は、図2に示されるように、延長部50aを有している。この延長部50aは、包装体10の外部に所定の面積を有し、その表面に商標等を印刷したり、包装容器1を吊り下げるために利用される部分である。
この延長部50aは、本実施の形態では、支持手段50が半体12,14同士に挟まれて保持された状態において、包装体10の収容空間S内から、包装体10の外側に所定の面積をもって、一体に延長されて形成されている。すなわち、延長部50aは支持手段50の一部を利用して形成されている。また、延長部50aの図において、上端付近に掛止手段としての貫通孔50bを形成している。この貫通孔50bには、販売店に設備されたフック等が挿通されることで吊り下げられるようになっている。
【0022】
このように、延長部50aは、支持手段50の一部を利用して形成されているため、支持手段50と包装体10以外の新たな部材を設けなくても、本包装容器1を吊り下げることができ、部品点数を少なくすることができる。また、この延長部50aに商標やキャッチフレーズ等を印刷することができるので、包装体10の外部から収容空間S内の人工乳首2を視認する妨げになるような包装体10への商標等の印刷を回避できる。
【0023】
また、支持手段50は、図1および図2で示すように、包装体10内に、人工乳首2と共に、能書6や人工乳首2の先端孔に刺す所謂ニップルピン8等の付属品を収容するための付属品収納部60を設けている。これらの図では、付属品収納部60は、包装体10の収容空間S内にある支持手段50を切り欠いて形成されている。そして、この切り欠いた端面と収容空間S内の底部とで付属品を挟んで、付属品を固定している。なお、付属品収納部60は、これらの図に限らず、収容する付属品の外形に沿った切り欠きによって形成してもよく、また、包装体10の底部側に配置されなくてもよい。
このようにして、能書6やニップルピン8等の付属品を収容するため、支持手段50と包装体10以外の別部材を新たに設けることなく、付属品を包装体10内に固定して収容している。
【0024】
次に、包装体10を形成する半体12,14に設けた係止手段としての複数の凹凸部16,17,18,19,16’,17’,18’,19’について、図4ないし図10に基づいて、詳細に説明する。
図4は、半体12と半体14とを接合した場合の人工乳首の包装容器1の正面図であり、図5はこの包装容器1の平面図、図6はこの包装容器1の底面図、図7はこの包装容器1の側面図、図8は図4のA−B−C線組合せ断面図である。また、図9は、半体12を凹状の空間12a側から見た図であり、図10は、図9のD−D線切断断面図である。
なお、図4ないし図8において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
【0025】
包装体10は、上述のように半体12と半体14とからなり、半体12は、図9に最もよく現れるように、凸部或いは凹部を、半体12の周縁よりやや内側に四箇所備えている。すなわち、半体12は、半体14との接合面において、左上に凸部16を、左下に凹部17を、右下に凸部18を、右上に凹部19が設けられている。
また、半体14は、半体12と同一に形成されており、半体12と同様の位置に、図1に示すように凸部16’,18’と凹部17’,19’を有している。したがって、半体12と半体14とを対向するように向き合わせると、半体12の凸部16,18は、半体14の凹部17’,19’とそれぞれ対向する位置になり、半体12の凹部17,19は、半体14の凸部16’,18’とぞれぞれ対向する位置になる。
【0026】
この半体12,14に設けた凸部16,18,16’,18’は、図8および図10に示すように、根元20から先端22に向かうにつれ、除々に断面積が小さくなるようにされている。一方、凹部17,19,17’,19’は、根元24から先端26に向かうにつれ、除々に内径が大きくなるようにされている。そして、凸部16,18,16’,18’の先端22の端面は、凹部17,19,17’,19’の先端26の内径よりも小さく形成されているが、凸部16,18,16’,18’の基端20の断面は、凹部17,19,17’,19’の先端26の内径よりも大きく形成されている。
したがって、半体12と半体14とを向き合わせて、半体12の凸部16,18を半体14の凹部17’,19’にそれぞれ嵌入させ、半体14の凸部16’,18’を半体12の凹部17,19にぞれぞれ嵌入させて接合することができる。
【0027】
また、半体12,14に設けられた凸部16,18,16’,18’の長さについては、支持手段50を半体12と半体14の間に挟んでも挟まなくても、半体12と半体14とが隙間なく接合できるように、凸部16,18,16’,18’の先端22から半体12,14の端面25の位置までの長さW2が、凹部17,19,17’,19’の深さD2よりも、少なくとも支持手段50の厚み分について、短く形成されている。
【0028】
ところで、このように、凸部16,18,16’,18’の先端22から半体12,14の端面25の位置までの長さW2が、短く形成された場合には、凸部16,18,16’,18’と凹部17,19,17’,19’とが接合される強度は、凸部16,18,16’,18’の長さW2と凹部17,19,17’,19’の深さD2とを一致させた場合に比べて、弱くなる。
しかし、半体12,14の凹部17,19,17’,19’には、図8および図9で示すように、切り欠き部29が設けられている。この切り欠き部29は凹部17,19,17’,19’にバネ性を付与している。
したがって、凸部16,18,16’,18’の先端22から半体12,14の端面25の位置までの長さW2が、上述のように短く形成されていても、凸部16,18,16’,18’と凹部17,19,17’,19’の所定の接合強度を確保することができ、確実に半体12,14同士を接合することができる。
【0029】
一方、半体12,14の凸部16,18,16’,18’は、図9で示すように、正面から見て略十字となるようにリブ28が形成されている。したがって、例えば、凹部17,19,17’,19’の内径が、これに挿入する凸部16,18,16’,18’の外形と略一致するように形成され、凸部16,18,16’,18’を凹部17,19,17’,19’に挿入する力が高くなければならない場合、非力な女性等であっても、確実に凸部16,18,16’,18と凹部17,19,17’,19’を接合することができる。
【0030】
このように、半体12と半体14は、リブ28を有する凸部16,18,16’,18’と切り欠き部29を有する凹部17,19,17’,19’により、着脱可能に形成されている。したがって、需要者は、例えば、本包装容器1に収容した人工乳首2を購入し、シール4を剥がして半体12と半体14を分離させ、支持手段50で支持された人工乳首2を取り出して使用することができる。そして、人工乳首2を使用した後、支持手段50を挟まずに、半体12と半体14とを、人工乳首2を収容しつつ接合し直して、同じ包装体10で人工乳首2を保管することができる。
【0031】
なお、半体12,14の凸部16,18,16’,18’の数および位置については、半体12,14同士を接合することができれば、図示した数および位置に限られない。
【0032】
次に、支持手段50に設けた受容部70,70’,72,72’について図11および図1212を中心に詳細に説明する。
図11は、支持手段50の正面図である。また、図12(a)は、受容部72に例えば半体12の凸部16を挿通した場合の受容部72付近の概略部分拡大図であり、図12(b)は、受容部70に例えば半体12の凸部18を挿通した場合の受容部70付近の概略部分拡大図である。
【0033】
これらの図において、支持手段50は、上述のように、半体12および半体14に設けた凸部16,18,16’18’がそれぞれ挿通される受容部70,70’,72,72’を有している。この受容部70,70’,72,72’は、支持手段50と包装体10とを所定の位置に固定するための例えば孔である。
すなわち、図11において、この受容部70,70’,72,72’は、半体12および半体14に設けられた凸部16,16’18,18’がそれぞれ挿通できるように貫通孔で形成されている。
【0034】
このうち受容部70,70’は、支持手段50の下部側の左右両端に、受容部72,72’は、支持手段50の略中央の左右両端に設けられている。この下部側の左右両端の受容部70,70’は、支持手段50を挟んで半体12と半体14を接合した場合に、半体12の凸部18および半体14の凸部18’を、それぞれ挿通することができる位置に設けられている。また略中央の左右両端の受容部72,72’は、半体12の凸部16および半体14の凸部16’を、それぞれ挿通することができる位置に設けられている。
【0035】
このようにして、受容部70,70’,72,72’は、凸部16,16’18,18’にそれぞれ挿通され、この凸部16,16’,18,18’とそれぞれ係止することで、支持手段50と包装体10を所定の位置に固定するようになっている。なお、受容部70,70’,72,72’の数および位置については、包装体10と支持手段50とが所定の位置で固定できれば、図示した数および位置に限られない。本実施の形態では、受容部70,70’,72,72’の内、少なくとも2箇所の受容部を左右2隅に対称に設けるようにして、たとえ支持手段50が薄板状の厚紙で形成されて硬度が低い場合であっても、包装体10内で、支持手段50がよれてしまうことを防止している。
【0036】
ここで、支持手段50の略中央の左右両端に設けた受容部72,72’は、これに挿通される凸部16,16’と、確実に係止することができるように、図12(a)で示すように、リブ28を含めた凸部16,16’の幅W2よりわずかに大きな直径を有する貫通孔で形成されている。
これに対し、下部側の左右両端の受容部70,70’は、図12(b)に示すように、これに挿通される凸部18,18’を案内するための案内手段70a,70aを有している。
【0037】
この案内手段70a,70aは、凸部18,18’を挿通した際に、この挿通した凸部18,18’を、図12(b)の点線で示した凸部18が位置する奥側の貫通孔70bに案内する。換言すれば、案内手段70a,70aは、支持手段50を挟んで半体12と半体14を接合した場合に、受容部70,70’,72,72’の位置と、半体12および半体14に設けた凸部16,16’,18,18’との位置が一致するように凸部18,18’を案内するためのガイドである。
【0038】
すなわち、案内手段70a,70aは、リブ28を含めた凸部18の幅W3と略同様の幅W4をもって、支持手段50の下部側の外縁50dから、図において斜め上方に延びるように切り欠くことで形成されている。また、この案内手段70a,70aは、図11に示すように、左右対称に切り欠くことで形成されている。
そして、半体12または半体14のいずれか一方、例えば半体12の下部側の凸部18を、案内手段70aに挿通し、この凸部18を斜め上方に案内することで、図12(b)の点線で示した凸部18が位置する奥側の貫通孔70bまで導き、容易に凸部18を所定の位置に配置することができる。またその結果、支持手段50の略中央の左右両端の受容部72の形状が、半体12の凸部16を挿入してほとんど隙間のない形状であっても、この凸部16の位置と受容部72の位置とを容易に合わせて、凸部16を受容部72に容易に嵌入させることができる。
【0039】
また、このように、例えば、半体12の2つの凸部16,18が、支持手段50の受容部70,72に挿通されると、半体12の凹部17と受容部70’の位置、および半体12の凹部19と受容部72’の位置も一致することになる。
したがって、例えば半体12の凸部16,18を、支持手段50の受容部70,72に挿通した後、残る半体14の凸部16’,18’については、これがそれぞれ挿通する受容部70’,72’との位置合わせをする必要がなくなる。すなわち、半体14の凸部16’,18’を、半体12の凹部17,19にぞれぞれ嵌入しようとさえすれば、自然に受容部70’,72’にそれぞれ挿通される。このようにして、支持手段50を間に挟んで半体12,14同士を容易に接合できる。
【0040】
また、支持手段50を挟んで半体12,14同士を接合して包装容器1を形成し、この包装容器1を吊り下げた場合、図12(b)に示すように、包装体10は重力でG方向に落下しようとして、そのG方向の力は、包装体10の半体12,14に設けられた凸部18,18’を介して、案内手段70a,70aの下側の端面70cに加えられる。また、人工乳首2の販売に際して、需要者が、吊り下げられた包装体10を掴んでG方向に力を加えた場合にも、そのG方向の力は、案内手段70a,70aの下側の端面70cに加えられる。
一方、支持手段50は、上述のように薄板状の例えば厚紙などで形成されているため、上述のG方向に力が加わえられると、特に案内手段70a,70aを有する受容部70,70’が歪んでしまい、ひいては保持孔62で人工乳首2を支持できなくなってしまう恐れもある。
ところが、上述のように、案内手段70a,70aは、左右対称に設けられているので、上述のG方向の力は、この左右にある案内手段70a,70aに均等に加わえられ、力が均等に分散されることになる。このため、包装体10の荷重や需要者の力によって、薄板状の支持手段50が歪んだりすることを有効に防止することができる。
【0041】
また、このような支持手段50の歪みについては、支持手段50を半体12と半体14とで挟み込むことでも防止できる。すなわち、支持手段50は、図2に示すように、半体12と半体14を接合した場合の接合面13の略全体で挟み込まれている。このため、包装容器1を吊り下げて、包装体10にG方向の力が加わったとしても、このG方向の力は、上述の案内手段70a,70aの下側の端面70c,70cに加わるだけでなく、接合面13全体にも加わって、力が分散される。したがって、薄板状の支持手段50が歪んだりすることを有効に防止することができる。
【0042】
そして、このように、案内手段70a,70aを左右対称に設けるなどして、支持手段50の歪みを有効に防止することができるため、図12(a)に示す、支持手段の略中央の左右両端に設けた受容部72,72’についても、下部側の左右両端に設けた受容部70,70’と同様に、斜め上方に切り欠いた形状の案内手段70a,70aを設けてもよい。
【0043】
また、この案内手段70a,70aの形状は、凸部18,18’を案内できれば、図11および図12(b)に示すような形状に限らず、例えば図11の一点鎖線で囲った(a)で示す形状のように、支持手段50の外縁に開口しない形態であってもよい。
【0044】
本実施の形態は、以上のように構成され、人工乳首2の販売に際して、製品が変形されることがなく、製品を手に取らなくとも、外部から容易に製品の形態等を確認することができる。
また、このような機能は、上述のように、同型に形成された半体12,14と支持手段50のみで発揮することができるため、部品点数を少なくすることができる。
【0045】
また、半体12と半体14は、リブ28を有する凸部16,16’,18,18’と切り欠き部29を有する凹部17,17’,19,19’により、着脱可能であるため、需要者は、半体12と半体14とを分離して、支持手段50から人工乳首2を取り出して使用し、その後、半体12と半体14とを接合し直して、家庭内において、同じ包装体10に人工乳首2を収容して保管することができる。
なお、このように人工乳首2を家庭内で保管する機能を有する本包装容器1については、包装容器1に収容した人工乳首として取引される。
【0046】
さらに、支持手段50は、受容部70,70’,72,72’と延長部50aを有している。このため、支持手段50は、受容部70,70’,72,72’と凸部16,16’,18,18’が係止することで、包装体10と接合され、そして、支持手段50の一部である延長部50aをフック等に掛けて、包装容器1を吊り下げたりすることができる。
しかも、支持手段50は、案内手段70,70’を有している。このため、案内手段70a,70aに凸部18,18’を挿通して、凸部18,18’を所定の位置に容易に案内し、またその結果、凸部16,16’を容易に受容部72,72’に挿通することもできる。
また、この案内手段70,70’は左右対称に設けられているので、包装容器1を吊り下げた場合の包装体10の荷重などが、左右にある案内手段70a,70aに均等に加わえられ、薄板状の支持手段50が歪んだりすることを有効に防止することができる。
【0047】
図13ないし図16は、本発明の実施形態にかかる第1の変形例であり、図13は第1の変形例に係る人工乳首の包装容器100の正面図、図14はこの包装容器100の平面図、図15はこの包装容器100の底面図、図16はこの包装容器100の側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の人工乳首の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0048】
この包装容器100において、図1ないし図12における包装容器1と異なるのは、支持手段50に設けた保持孔62を、一つの人工乳首のみの輪郭と一致した貫通孔としている点である。また、包装容器100は、収容する人工乳首の数に合わせて高さを低くして、高さ方向において、店頭での陳列スペースや家庭での保管スペースを小さくしている。
【0049】
図17ないし図20は、本発明の実施形態にかかる第2の変形例であり、図17は第2の変形例に係る人工乳首の包装容器110の正面図、図18はこの包装容器110の平面図、図19はこの包装容器110の底面図、図20はこの包装容器110の側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0050】
この包装容器110において、図1ないし図12の包装容器1と異なるのは、図17および図20で示すように、包装容器110の平面側を、略半球形状としている点である。これにより、包装容器110は、平面側において、店頭での販売スペースおよび家庭での保管スペースを小さくし、また、上下方向を明確に示している。
【0051】
図21ないし図24は、本発明の実施形態にかかる第3の変形例であり、図21は第3の変形例に係る人工乳首の包装容器120の正面図、図22はこの包装容器120の平面図、図23はこの包装容器120の底面図、図24はこの包装容器120の側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0052】
この包装容器120において、図1ないし図12の包装容器1と異なるのは、図22および図23で示すように、包装体10の形態が略円柱状となっている点である。これにより、包装容器120は、人工乳首2の最大直径に合わせて全体的に体積を小さくして、店頭での販売スペースおよび家庭での保管スペースを小さくしている。
【0053】
図25ないし図28は、本発明の実施形態にかかる第4の変形例であり、図25は第4の変形例に係る人工乳首の包装容器130の正面図、図26はこの包装容器130の平面図、図27はこの包装容器130の底面図、図28はこの包装容器130の側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0054】
この包装容器130において、図1ないし図12の包装容器1と異なるのは、図25に示すように、包装体10の幅W5を包装容器1よりも小さくしている点である。すなわち、包装容器130は、包装体10の幅W5を、人工乳首が包装体10の内壁に当接しない範囲で、人工乳首の乳輪部の最大直径よりわずかに大きくしている。これにより、包装容器130は、右左側面側において、店頭での販売スペースおよび家庭での保管スペースを小さくしている。
【0055】
図29ないし図32は、本発明の実施形態にかかる第5の変形例であり、図29は第5の変形例に係る人工乳首の包装容器140の正面図、図30はこの包装容器140の平面図、図31はこの包装容器140の底面図、図32はこの包装容器140の側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0056】
この包装容器140において、図1ないし図12の包装容器1と異なるのは、図32に示すように、包装体10の底面側の形状を、包装体10の平面側と同様に湾曲した形状としている点、及び、脚部30を正面側・背面側の側壁の位置まで伸ばして設けている点である。
このように、包装容器140は、底面側の形状を湾曲させることで、底面側において、店頭での販売スペースおよび家庭内での保管スペースを小さくしている。また、包装容器140は、その底面側の形状が湾曲していても、正面側・背面側の側壁の位置まで伸びた脚部30により、テーブル等に立つことができる。
【0057】
図33ないし図36は、本発明の実施形態にかかる第6の変形例であり、図33は第6の変形例に係る人工乳首の包装容器150の正面図、図34はこの包装容器150の平面図、図35はこの包装容器150の底面図、図36はこの包装容器150の側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0058】
この包装容器150において、本実施形態と異なるのは、包装体10の平面側を、底面側の形状と同様の形状にして、包装体10全体の形状をより完全な矩形状に近づけている点である。これにより、包装容器150は、その収容量を多くとれるだけでなく、例えば、家庭内で人工乳首を収容して包装容器150を保管するに際して、包装体10の6面の内、どの面をテーブル等に載置しても倒れ難くしている。
【0059】
図37ないし図41は、本発明の実施形態にかかる第7の変形例であり、図37は第7の変形例に係る人工乳首の包装容器160の正面図、図38はこの包装容器160の平面図、図39はこの包装容器160の底面図、図40はこの包装容器160の左側面図、図41R>1はこの包装容器160の右側面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
図1ないし図12の包装容器1と同一の構成には、共通する符号を付して重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0060】
この包装容器160において、図1ないし図12の包装容器1と異なるのは、図38に示されるように、包装体10の右側面の位置で、半体12と半体14とをヒンジ52で接合し、左側面の位置で、半体12に設けた係合片54を半体14に設けた凸部55に係合させる止め具56で接合して、包装体10を形成するようにした点、及び、係止手段としての凹凸部16’,17’,18,19と受容部70’,72を、図37に示す左側にのみ設けている点である。
このように、半体12と半体14とをヒンジ52で接合しているので、半体12或いは半体14のいずれか一方を紛失することを防止できる。
また、包装容器160は、係止手段としての凸部16’,18と受容部70’,72を、図37において左側の上下2箇所に設けているため、半体12と半体14とをヒンジ52及び止め具56で接合したとしても、例えば延長部50aの孔50bにフックを掛けて包装容器160を吊り下げた場合、包装体10が地面等に落下してしまうことはない。
【0061】
図42ないし図47は、平面側と右側面側に延長部50aが設けられている人工乳首の包装容器170の参考図であり、図42はこの包装容器170の参考正面図、図43はこの包装容器170の参考平面図、図44はこの包装容器170の参考底面図、図45はこの包装容器170の参考左側面図、図46はこの包装容器170の参考右側面図、図47は図42のE−E線切断端面図である。なお、これらの図において、包装体10は実線で、支持手段50は点線で示している。
この参考図のように、延長部50aは、包装体10の平面側だけではなく、側面側或いは底面側のいずれに設けられてもよい。また、この参考図において、包装容器170は、延長部50aを包装体10の平面側と右側面側の両方に設けて、延長部50aの所定の面積を大きくしている。そのため、この大きくなった面積分について、延長部50aに細かな製品仕様などを印刷することができる。
【0062】
本発明は上述の実施形態に限定されない。各実施形態の各構成はこれらを適宜相互に組み合わせたり、省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、人工乳首の販売に際して、製品が変形されることがなく、製品を手に取らなくとも、外部から容易に製品の形態等を確認することができる人工乳首の包装容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる人工乳首の包装容器の概略分解斜視図。
【図2】図1の包装容器の概略斜視図。
【図3】本発明の実施形態にかかる包装容器の一例としての正面図。
【図4】本発明の実施形態にかかる人工乳首の包装容器の正面図。
【図5】本発明の実施形態にかかる人工乳首の包装容器の平面図。
【図6】本発明の実施形態にかかる人工乳首の包装容器の底面図。
【図7】本発明の実施形態にかかる人工乳首の包装容器の側面図。
【図8】図4のA−B−C線組合せ断面図。
【図9】半体を凹状の空間側から見た図。
【図10】図9のD−D線切断断面図。
【図11】支持手段の正面図。
【図12】図12(a)は、支持手段の上部側にある受容部に、半体の凸部を挿通した場合の受容部付近の概略部分拡大図であり、図12(b)は、支持手段の下部側にある受容部に半体の凸部を挿通した場合の受容部付近の概略部分拡大図である。
【図13】本発明の実施形態の第1の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図。
【図14】本発明の実施形態の第1の変形例に係る人工乳首の包装容器の平面図。
【図15】本発明の実施形態の第1の変形例に係る人工乳首の包装容器の底面図。
【図16】本発明の実施形態の第1の変形例に係る人工乳首の包装容器の側面図。
【図17】本発明の実施形態の第2の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図。
【図18】本発明の実施形態の第2の変形例に係る人工乳首の包装容器の平面図。
【図19】本発明の実施形態の第2の変形例に係る人工乳首の包装容器の底面図。
【図20】本発明の実施形態の第2の変形例に係る人工乳首の包装容器の側面図。
【図21】本発明の実施形態の第3の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図。
【図22】本発明の実施形態の第3の変形例に係る人工乳首の包装容器の平面図。
【図23】本発明の実施形態の第3の変形例に係る人工乳首の包装容器の底面図。
【図24】本発明の実施形態の第3の変形例に係る人工乳首の包装容器の側面図。
【図25】本発明の実施形態の第4の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図。
【図26】本発明の実施形態の第4の変形例に係る人工乳首の包装容器のの平面図。
【図27】本発明の実施形態の第4の変形例に係る人工乳首の包装容器のの底面図。
【図28】本発明の実施形態の第4の変形例に係る人工乳首の包装容器の側面図。
【図29】本発明の実施形態の第5の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図。
【図30】本発明の実施形態の第5の変形例に係る人工乳首の包装容器の平面図。
【図31】本発明の実施形態の第5の変形例に係る人工乳首の包装容器の底面図。
【図32】本発明の実施形態の第5の変形例に係る人工乳首の包装容器の側面図。
【図33】本発明の実施形態の第6の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図
【図34】本発明の実施形態の第6の変形例に係る人工乳首の包装容器の平面図。
【図35】本発明の実施形態の第6の変形例に係る人工乳首の包装容器の底面図。
【図36】本発明の実施形態の第6の変形例に係る人工乳首の包装容器の側面図。
【図37】本発明の実施形態の第7の変形例に係る人工乳首の包装容器の正面図。
【図38】本発明の実施形態の第7の変形例に係る人工乳首の包装容器の平面図。
【図39】本発明の実施形態の第7の変形例に係る人工乳首の包装容器の底面図。
【図40】本発明の実施形態の第7の変形例に係る人工乳首の包装容器の左側面図。
【図41】本発明の実施形態の第7の変形例に係る人工乳首の包装容器の右側面図。
【図42】右側面側に延長部が設けられている人工乳首の包装容器の参考正面図。
【図43】右側面側に延長部が設けられている人工乳首の包装容器の参考平面図。
【図44】右側面側に延長部が設けられている人工乳首の包装容器の参考底面図。
【図45】右側面側に延長部が設けられている人工乳首の包装容器の参考左側面図。
【図46】右側面側に延長部が設けられている人工乳首の包装容器の参考右側面図。
【図47】図41のE−E線切断端面図。
【符号の説明】
1,100,110,120,130,140,150,160,170・・・人工乳首の包装容器、10・・・包装体、12,14・・・半体、16,16’,18,18’・・・凸部、17,17’,19,19’・・・凹部、12a,14a・・・凹状の空間、S・・・収容空間、30・・・脚部、28・・・リブ、29・・・切り欠き部、50・・・支持手段、50a・・・延長部、62・・・保持孔、70,70’,72,72’・・・受容部、70a・・・案内手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人工乳首を収容する収容空間を形成した包装体と、前記収容空間内で前記人工乳首を支持する支持手段とを備える人工乳首の包装容器であって、
前記包装体は、半体同士を着脱可能な複数の凹凸部を含む係止手段により接合して形成されると共に、少なくとも一部が透明とされており、
前記支持手段は、前記半体同士に挟まれて、前記複数の凸部がそれぞれ挿通される受容部を有し、この受容部の少なくとも一部がこれに挿通される前記凸部を案内するための案内手段を有し、
さらに前記支持手段は、前記半体同士に挟まれて、前記包装体の外側に所定の面積を有するように延長された延長部を備える
ことを特徴とする人工乳首の包装容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【公開番号】特開2004−8344(P2004−8344A)
【公開日】平成16年1月15日(2004.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−163287(P2002−163287)
【出願日】平成14年6月4日(2002.6.4)
【出願人】(000112288)ピジョン株式会社 (144)
【Fターム(参考)】