説明

伝動ベルト

【課題】本発明は、少ない繊維量で耐摩耗性に優れた繊維質層を有する伝動ベルトを提供することにある。
【解決手段】動力伝動に用いられるベルトの動力伝達部表面に、パラ型全芳香族ポリアミド短繊維と、該短繊維を接着したり絡み合わせたりするバインダー効果のあるパラ型全芳香族ポリアミドパルプからなる繊維紙を含む層を設けたベルトとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パラ型全芳香族ポリアミド繊維からなる繊維紙を含む層を有する、走行時の異音の発生が少なく、耐摩耗性に優れた伝動ベルトに関する。
【背景技術】
【0002】
伝動ベルトをはじめとする動力伝動用部材においては、低騒音性、動的負荷容量の向上、及び耐摩耗性等の高度の要求が課せられている。従来から、こうした特性を満足するベルトとして、ベルトの動力伝達部接触表面に繊維を含む層を存在させることが検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には特定のアスペクト比のケブラーパイルを静電植毛によって、動力伝動側及び被伝動側の少なくとも一方の動力伝達表面に立毛層を設け、軽量、低騒音性、動力伝動効率に優れた動力伝動用部材とすることが記載されている。確かにこの方法により、軽量、低騒音性、動力伝動効率は向上するものの、植毛繊維は互いに絡み合っているわけではなく、実稼動中の様に立毛層表面から長期にわたって高い圧縮剪断応力がかかった場合、繊維と接着剤との接着強度はそれほど強固なものではなく、例えケブラーのような繊維自身が高耐摩耗性繊維を植毛したとしても、長期間の使用で接着剤からパイルが毛抜けしやすいという耐摩耗性の問題があった。
【0004】
また同様の目的で、特許文献2にはベルトの動力伝達表面に繊維を起毛させた不織布を設置したものが提案されている。この方法も低騒音性、動的負荷容量の向上には効果はあるものの、表面の不織布は目付30〜100g/mと記載されているが、このような低目付の不織布を研磨することは工業的に難しく、又研磨斑が大きく一定の起毛密度を得るのが難しい。又ニードルパンチされているものの、バインダーが用いられておらず、起毛された繊維は絡み合いや接着の少ないものであり、やはり表面から長期にわたって高い圧縮剪断応力がかかった場合、繊維が抜け落ち易いという耐摩耗性の問題があった。
【0005】
更に特許文献3には、動力伝達部の表面部がアラミド短繊維を含むエラストマーからなり、短繊維が外部に突出しているベルトが、特許文献4には、動力伝達部の表面部最表層のみに、繊維が内部に混入されている加硫エラストマー層を設置したベルトが提案されている。これらの方法によっても繊維が存在する効果により、低騒音性や動的負荷容量の向上には効果はあるものの、やはり表面から長期にわたって高い圧縮剪断応力がかかった場合、エラストマーとともに繊維が抜け落ち易いという耐摩耗性の問題があった。こうした現状から動力伝達部の表面部に、繊維の脱落しにくい耐摩耗性のある繊維質層を有する伝動ベルトの開発が大いに望まれていた。
【0006】
【特許文献1】特開平9−14361号公報
【特許文献2】特開2004−251402号公報
【特許文献3】特開平1−164839号公報
【特許文献4】特開2005−337495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、少ない繊維量で耐摩耗性に優れた繊維質層を有する伝動ベルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
動力伝動に用いられるベルトの動力伝達部表面に、好ましくはパラ型全芳香族ポリアミド短繊維と、該短繊維を接着したり絡み合わせたりするバインダー効果のあるパラ型全芳香族ポリアミドパルプからなる繊維紙を含む層が設けられていることを特徴とする動力伝動用ベルトであり、より好ましくは伝動ベルトの動力伝達部表面に、コポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミドからなる短繊維とポリパラフェニレンテレフタルアミドからなるパルプが重量比率50/50から90/10で構成されるパラ型芳香族ポリアミド繊維紙を含む層が設けられている伝動ベルトとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バインダー的効果のあるパラ型全芳香族ポリアミドパルプにより、短繊維の絡み合いや接着が増加することにより、短繊維の毛抜けが防止でき、且つパラ型全芳香族ポリアミド繊維の特徴である耐摩耗性を生かすことができるので、少ない繊維量で耐摩耗性に優れた伝動ベルトを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
パラ型全芳香族ポリアミド繊維とは、アミド結合の60%以上、好ましくは85%以上が芳香環に直接結合し、分子骨格が全体に直線状のパラ型タイプの線状高分子化合物からなる繊維を表す。
【0011】
本発明で用いられる繊維紙を構成するパラ型全芳香族ポリアミド短繊維としては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド短繊維、コポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミド短繊維等が好ましく、中でもコポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミド短繊維が好ましい。これらの短繊維は公知の方法でパラ型全芳香族ポリアミド樹脂を溶媒に溶解、湿式紡糸、延伸、捲縮、カットしてえられる。又その一部が機械的にフィブリル化されていてもよいが、その割合があまりに多くなり過ぎると、他のパラ型芳香族ポリアミド繊維に対して優れた耐摩耗性を有する特徴を劣化させる方向になるので好ましくない。
【0012】
パラ型全芳香族ポリアミド短繊維の単繊維繊度としては0.33〜6.67dtexであることが好ましい。該単繊維繊度が0.33dtex未満では、製糸技術上困難な点が多く、断糸や毛羽が発生して良好な品質の繊維を安定して生産することが困難になるだけでなく、コストも高くなるため好ましくない。一方、6.67dtexを超えると、繊維紙中の繊維の構成本数が少なくなり交絡が十分でなく、繊維紙の機械的強度が低下し好ましくない。好ましくは単繊維繊度が0.5〜3dtexである。
【0013】
パラ型全芳香族ポリアミド短繊維の繊維長は、湿式法で紙を形成する場合においては、1〜12mm、好ましくは2〜10mmの範囲内にあるとよい。該繊維長が1mm未満では、得られるパラ型芳香族ポリアミド繊維紙 (繊維集合体)の機械的物性が不十分なものとなりやすく好ましくない。一方、該繊維長が12mmを超えると、抄紙時に短繊維の分散性などが悪化して得られるパラ型芳香族ポリアミド繊維紙の均一性が損なわれ、やはり機械的物性が不十分なものとなりやすい。
【0014】
なお、本発明の繊維紙を構成する短繊維中には、他素材、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、芳香族メタアラミド、ガラス、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンスルフィド、セラミック、炭素繊維などからなる短繊維を混合してもよい。この場合、全構成繊維中に占めるパラ型芳香族ポリアミド短繊維の割合は、80重量%以上、より好ましくは90重量%以上である。
【0015】
本発明で用いられる繊維紙を構成するもう一方の成分である、パラ型全芳香族ポリアミドパルプとしては、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維パルプが好ましい。ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維パルプの作り方としては、WO2004/099476の手法で作られたパルプを用いることが好ましい。該パルプは、機械的な手法でパルプ化したものよりも多くの、細かくて長いフィブリルが生じて短繊維を絡み合い易くするだけでなく、湿式法で紙を製造する際、パルプのフィブリルが自己融着を起こし、紙を抄造する際の成形性、紙の機械的強度と取り扱い性を向上させる。このようなバインダー的効果のあるパラ型全芳香族ポリアミドパルプを用いることによりパラ型全芳香族ポリアミド短繊維は強固に固定され、高い圧縮剪断応力がかかっても毛抜けすることなくパラ型全芳香族ポリアミドの特性を生かした高耐摩耗性を実現できる。
【0016】
パラ型全芳香族ポリアミド短繊維とパラ型全芳香族ポリアミドパルプの混合割合は、両者の重量比率が50/50〜90/10であることが好ましい。ポリパラフェニレンテレフタルアミドパルプの重量比が50/50よりも多くなると、繊維紙の耐摩耗性が悪くなり、また、ポリパラフェニレンテレフタルアミドパルプの重量比率が90/10よりも低くなると、繊維紙の機械的強度が低くなり、取り扱いが困難となる。
【0017】
繊維紙を作成する手法は湿式法であれば特に限定されるものではなく、従来公知の方法により製造することができる。例えば、上記パラ型全芳香族ポリアミド短繊維と上記パラ型全芳香族ポリアミドパルプとを所定の比率になるように秤量し、繊維濃度が約0.15〜0.40重量%となる様に水中に投入して均一分散させた水性スラリー中に、必要に応じて、分散剤や粘度調製剤を加えた後、長網式や丸網式等の抄紙機による湿式抄造法で湿紙を形成し、この湿紙にもし必要ならば、有機系のバインダー樹脂をスプレー方式等により所定の固形分比率になるように付与した後、乾燥、加熱加圧加工してパラ型全芳香族ポリアミド繊維紙を得ることができる。
【0018】
パラ型全芳香族ポリアミド繊維紙層としては、坪量10g/m〜100g/mが好ましく、紙状物、不織布状物もしくはシート状物であってもかまわない。本発明のパラ型全芳香族ポリアミド繊維紙の坪量が100g/m以上である場合には、繊維量が多くなってしまい、ベルトのコストが高くなる。一方、坪量が10g/m未満では、構成する繊維の本数が少なすぎるので、十分な耐摩耗性を得られなくなり、好ましくない。当該坪量は、好ましくは12〜80g/mである。得られた繊維紙を加熱プレスして厚さや密度を調整することが好ましい。
【0019】
前述の方法で得られたパラ型全芳香族ポリアミド繊維紙又はこれに樹脂を含浸したものをベルトの動力伝達部接触表面に設置することで耐摩耗性に優れたベルトを提供することが出来る。
【0020】
パラ型全芳香族ポリアミド繊維紙をベルトの伝達部接触表面に設置する手法は特に限定されるものではないが、伝動ベルトの使用用途や使用期間によって繊維が脱落しない手法である必要がある。その方法として例示されるものを幾つか述べる。一つ目は未加硫ゴムにパラ型芳香族ポリアミド繊維紙を貼り付け、プレスしながら加硫することである。こうすることで紙とゴムとがアンカー効果によって接着する。二つ目は繊維紙またはゴム、または双方にウレタンやアクリル系接着剤を塗布して貼り合わせる方法である。三つ目は繊維紙にゴムと共加硫または共架橋しうる接着剤や、マトリックゴムと同じポリマーのゴム糊を塗布または含浸し、ゴムに貼り合わせる方法。四つ目は繊維紙にゴムと直接接着しうる樹脂、例えばEPDMゴムと直接接着できるポリフェニレンエーテル樹脂や、マトリックスゴムとSP値を合わせた樹脂を含浸させプリプレグにして貼り合わせる方法である。これらの方法は単独で用いても組み合わせて用いることが出来る。
【実施例】
【0021】
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例中の各評価項目の測定値は下記の測定方法にしたがって求めた。
(1)パルプの繊維長
カヤーニ繊維長測定器FS−200型(バルメット・オートメーション社製)を用いて、レーザー投影法により測定した。
(2)紙の目付け(坪量)
JIS P 8124に準じて測定した。
(3)紙の厚さ
JIS C 2111に準じて測定した。
(4)紙の引張強力
JIS P 8113に準じて測定した。
(5)耐摩耗性
摩耗量を繊維紙層のないゴム板との対比でインデックス表示し耐摩耗性を判断した。ここではオリエンテック株式会社の摩擦摩耗試験機を用い荷重5Kgを負荷した状態で周速50cm/分の速度でスチールリングをゴム板表面で回転摩耗させ24時間後の摩耗量を重量変化から求め比較する方法を用いた。ゴム板を100とし、発明品の摩耗量が半分であると50とする。
【0022】
[実施例1〜3]
コポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミドからなる単糸繊度1.68dtex、繊維長3mmの短繊維(帝人テクノプロダクツ(株)製「テクノーラ」)と、ポリパラフェニレンテレフタルアミドからなるWO2004/099476の手法で作られた、1.68dtex、繊維長1.7mmのパルプ(テイジントワロン(株)製「トワロン」)を、表1に示す割合で混合し、パルパーにより水中に離解分散させ、これに0.03%濃度になるように分散剤(松本油脂(株)製)を添加して繊維濃度が0.25%の抄紙用スラリー液を作成した。
【0023】
タッピー式角型手抄機を用いて該抄紙用スラリー液を抄紙し、軽く加圧脱水後、温度160℃の熱風乾燥機中で約15分間乾燥して、パラ型芳香族ポリアミド繊維紙状物を得た。
【0024】
ついで、該パラ型芳香族ポリアミド繊維紙状物を、直径:約250mmの一対の硬質表面金属ロールからなるカレンダー機を用いて、温度:230℃、線圧:1568N(160kg)/cmの条件で加熱、加圧した後、さらに、直径:約300mmの一対の硬質表面金属ロールからなるカレンダー機を用い、温度:320℃、線圧:1960N(200kg)/cmの条件で加熱、加圧して、実質的にパラ型芳香族ポリアミド繊維からなる繊維紙を得た。得られたパラ型芳香族ポリアミド繊維紙の特性を表1に示す。
【0025】
該パラ型芳香族ポリアミド繊維紙を、EPDMポリマーのトルエン分散体に含浸させて150℃×2分間乾燥させ、EPDMポリマー/パラ型芳香族ポリアミド維紙の複合シートを得た。得られた複合シートを未加硫のEPDMゴムブロックの上に重ね合わせ、170℃、15分でプレス加硫した。
【0026】
ゴム/パラ型芳香族ポリアミド繊維紙複合体の繊維紙側を(5)の方法で摩耗させた。結果を表1に示す。実施例1、2、3とも比較例1のゴム板の摩耗量に比して大幅に摩耗量が減少し良好な耐摩耗性を示した。
【0027】
[実施例4]
実施例2と同様の配合割合、方法で、パラ型芳香族ポリアミド繊維紙を作成した。該パラ型芳香族ポリアミド繊維紙に樹脂を含浸することなく、未加硫のEPDMゴムブロックの上に重ね合わせ、170℃、15分でプレス加硫した。繊維紙はEPDMブロックと強固に接着していた。該ゴム/パラ型芳香族ポリアミド繊維紙複合体の繊維紙側を(5)の方法で摩耗させた。結果を表1に示す。実施例1,2,3と同様に比較例1に比して摩耗量が減少した。又樹脂を含浸しないにもかかわらず繊維の脱落は極僅かで実用的に問題ない耐摩耗性であった。
【0028】
[比較例1]
パラ型芳香族ポリアミド短繊維とパラ型芳香族ポリアミドパルプの比率を30/70とした以外は実施例4と同様の方法で行った。摩耗性テストの結果は繊維の脱落が見られ良好なものではなかった。この結果からパラ型芳香族ポリアミド短繊維とパラ型芳香族ポリアミドパルプの適切な配合割合が耐摩耗性に有効であることを示している。
【0029】
[比較例2]
パラ型芳香族ポリアミド繊維紙複合体を貼り合わせないEPDMゴムブロックを加硫した。摩耗試験を行った結果摩耗量が大であった。
【0030】
[比較例3]
実施例1〜4、比較例1と同様のコポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミド短繊維とポリパラフェニレンテレフタルアミドパルプを70/30で未加硫のEPDMコンパウンドに直接混ぜ5分間ニーダーで混ぜ合わせた後、170℃、15分でプレス加硫して、ゴム板を作成し、(5)の方法で磨耗させた。結果を表1に示す。繊維をゴムに添加するだけでは摩耗性の向上は見られなった。
【0031】
[比較例4]
実施例1〜4、比較例1と同様のコポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミド短繊維とポリパラフェニレンテレフタルアミドパルプを95/5で混ぜ、繊維濃度が0.25%の抄紙用スラリー液を作成した。タッピー式角型手抄機を用いて該抄紙用スラリー液を抄紙し、軽く加圧脱水後、温度160℃の熱風乾燥機中で約15分間乾燥して、これを取り出そうとしたとき、紙が破れ、取り扱い可能な芳香族パラアラミド繊維紙状物を得ることが出来なかった。
【0032】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0033】
動力伝動に用いられるベルトの動力伝達部表面にパラ系全芳香族ポリアミド短繊維とパラ系全芳香族ポリアミドパルプからなる繊維紙含む層を設けることにより、耐摩耗性、低騒音性、動的負荷容量の向上、等の特性を満足する動力伝動用ベルトを提供することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベルトの動力伝達部表面に、繊維紙を含む層が設けられている動力伝動用ベルトにおいて、該繊維がパラ型全芳香族ポリアミド短繊維とパラ型全芳香族ポリアミドパルプを含む繊維であり、両者の重量比率が90/10〜50/50であることを特徴とする動力伝動用ベルト。
【請求項2】
パラ型全芳香族ポリアミドパルプがポリパラフェニレンテレフタルアミドパルプである請求項1記載の動力伝動用ベルト。
【請求項3】
パラ型全芳香族ポリアミド短繊維がコポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレン・テレフタルアミドからなる短繊維である請求項1〜2いずれか一項記載の動力伝動用ベルト。
【請求項4】
繊維紙が、湿式抄造法により形成された繊維紙である請求項1項記載の動力伝動用ベルト。
【請求項5】
繊維紙を含む層が繊維紙に樹脂が含浸されたものである請求項1〜4いずれか一項記載の動力伝動用ベルト。

【公開番号】特開2008−32073(P2008−32073A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−204508(P2006−204508)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(302011711)帝人ファイバー株式会社 (1,101)
【Fターム(参考)】