説明

伸縮自在な自分自身の声のフィードバック装置と、映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップを使用した記憶媒体との併用方法。

【課題】 本発明は、英語などの外国語の学習、習得において、アクセントやイントネーションなどを簡単に覚えられるための装置と、ソフトウェアの文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップとを併用することを提供する手段。
【手段】 自分自身の声のフィードバック装置本体の耳あて部と、口あて部とをつなぐサイズ調整用の伸縮自在な蛇腹部を調節し、顔の左側へと装着する。
ゲーム機やパソコンなどの映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップを使用して、出力する手本の発声と色彩変化を同調させたソフトウェアを併用する。
本発明は、以上の構成からなる自分自身の声を片耳へと伝達するための自分自身声のフィードバック装置と、映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップとを併用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、英語などの外国語の学習、習得を補助するために、自分自身の声を片耳へとダイレクトに伝達するための伸縮自在な声のフィードバック装置と、映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップを使用したゲームソフトなどの記憶媒体を併用する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、英語などの外国語を学習、習得する際には、まず、必ず目で文章を読むと同時に、手本の発声を一度聞いてから、再度思い出しながら発声していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3076219号
【特許文献2】特願2009−266034号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の学習方法では、必ず手本の発声と、自分自身の発声との聞き取りに時差が生じてしまい、そのため、発声に必要なアクセントやイントネーションなどが十分に習得出来ずに途中で投げ出すケースが大半であった。
【0005】
特に、人間は無意識の内に、必ず目で文字を読んでしまい視覚情報が最優先されて、そのことにより、耳からの聴覚情報の入力がさらに低下し、そのためアクセントやイントネーションなどが覚えることができない主な要因となっていた。
【0006】
また、日本人にとってはカタカナ英語などの複合的な問題も重なり、多くの問題が未解決のままとなっていた。
本発明は、以上の問題点を解決し、英語などの外国語の学習、習得の向上のためになされた方法についてのものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
自分自身の声のフィードバック装置本体の耳あて部と、口あて部とをつなぐサイズ調整用の伸縮自在な蛇腹部を調節し、顔の左側へと装着する。
ゲーム機やパソコンなどの映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップを使用し、出力する手本の発声と色彩変化を同調させたソフトウェアと、前期装置とを併用する手段である。 本発明は、以上の構成からなる自分自身の声を片耳へと伝達するための自分自身声のフィードバック装置と、映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップとを併用する方法に関するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の手段により、自分自身の発声は左耳だけにフィードバックされて聞こえ。同時に、音量調整したハードウェアからの手本の発声は右耳だけに同音量で聞こえる。
【0009】
前記、自分自身の声のフィードバック装置と、ゲーム機や、パソコンなどのハードウェアの映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた、カラオケなどでも使われている出力音声と同調させた彩変化テロップを使用することを併用することで、タイミングマークにより発音のスタートタイミングのズレが矯正され、無意識の内に文字を優先読んでしまう視覚情報優先も軽減されることで、脳のミラーニューロン(物まね機能)が活性化され、手本の発声のアクセントやイントネーションなどを簡単に学習、習得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例の想定図
【図2】映像画面上のタイミングマーク及び音声出力と同調した文字表記の色彩変化テロップの一例
【図3】タイミングマーク及び色彩変化テロップの変化例
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) 軟質樹脂からなる自分自身の声のフィードバック装置(1)。
(ロ) ハードウェアの映像画面上の(2)文字表記の前にタイミングマークを設ける。(ハ) 文字表記に音声出力と同調させた、色彩変化テロップとを併用する。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は、フィードバック装置(1)の伸縮自在な蛇腹部を使用者の顔のサイズに合わせて調整し、口あて部及び耳あて部とを合わせて顔の左側へと装着する。
映像画面上のタイミングマークに発声の出だしを合わせて、文字表記に音声出力と同調させた、色彩変化テロップにより発声する。
【0012】
ゲーム機や、パソコンなどのハードウェアの映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた併用することで、発声の出だしのタイミングも矯正され、人間の脳が、優先して文字を読んでしまう目からの視覚情報優先をかなり軽減することができ、その分、耳からの聴覚情報への注力の増加を可能とする。
【実施例】
【0013】
本発明のフィードバック装置の口あて部(2)より耳あて部(3)への左耳へと聞こえる自分自身の発声の音量に合わせて、右耳へと聞こえるパソコンなどからのハードウェアからスピーカー、イヤホンなどへと出力される手本の発声の音量調整をし、且つ左右に聞こえる音量を概ね平均バランスにする。
それにより脳が持つ機能により、本発明のからの自分自身の発声はフィードバックされて左耳から右脳へと入力され、ハードウェアからの手本の発声は右耳から左脳へと入力される。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明を使い、ハードウェアからの手本の発声と同時に発声することより、脳のミラーニューロン(物真似機能)の働きによって、手本の発声のアクセントやイントネーションなどを簡単に学習、習得することが可能となる。
【符号の説明】
【0015】
(1) フィードバック装置本体
(2) タイミングマーク
(3) 映像画面上の文字表記の色彩変化テロップ使用例


【特許請求の範囲】
【請求項1】
自分自身の声のフィードバック装置本体の耳あて部と、口あて部とをつなぐサイズ調整用の伸縮自在な蛇腹部を調節し、顔の左側へと装着する。
上記装置と、ゲーム機やパソコンなどの映像画面上の文字表記の前にタイミングマークを設け、且つ文字表記に音声出力と同調させた色彩変化テロップを使用したソフトウェアとを併用する手段。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−118150(P2011−118150A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−275405(P2009−275405)
【出願日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【出願人】(709006389)
【出願人】(509323912)
【Fターム(参考)】