説明

低ノイズバッテリ

第1の電極(図2、206)および第2の電極(図2、208)を有する、ケースと、第1の電極(図2、206)から第1の電流(図2、214)の配向するための第1の部分(図5、506および514)を有する第1の導体(図2、212)と、第2の電極(図2、208)からの第2の電流(図2、218)を配向するための第1の部分(図5、508および514)、第1の電流(図2、214)を第1の方向に搬送するための第1の導体(図2、212)の第2の部分、および第1の電流(図2、214)をそれぞれ第2の方向に搬送するための第1の導体(図2、212)の第3の部分を有する第2の導体(図2、216)とを備える方法およびバッテリが提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(技術分野)
本開示は、バッテリに関する。より具体的には、本開示は、低い磁気干渉を有するバッテリのための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信素子は、ビジネスおよび個人的使用に対して人気がある。そのような素子は、携帯端末(PDA)、携帯電話、移動電話、スマートフォン、およびコンピュータを含む。これらのモバイル素子は、無線ネットワークを介して、無線双方向音声およびデータ通信を提供する。無線ネットワークは、GSM(登録商標)/GPRS、CDPD、TDMA、CDMA、iDEN Mobitex、DataTAC、EDGE、EV−DO、UMTS、Bluetooth(登録商標)、802.11の発展型、および他の無線ネットワークであり得るが、それらに限定されない。
【0003】
電磁場は、電子素子によって生成される。電磁場は、他の近傍電子素子に干渉し得る。補聴器両立性(HAC)に関する国際基準は、磁気干渉を最小にしながら、補聴器(人工内耳、および補助的聴取素子を含む)への有効磁気無線連結するための補聴器のT−コイルにおける最小の信号対雑音比を確立している。モバイル通信素子によって生成される磁場の存在下、要求される信号対雑音比を満たすための従来のアプローチは、モバイル通信素子内の受信機への電流を増加させ、モバイル通信素子内に別個のT−コイルを搭載し、信号を増加させ、モバイル通信素子内の電流ループおよび回路基板トレースを改変し、磁気干渉からの雑音を低減させるステップを含む。
【0004】
したがって、前述の問題の少なくともいくつか、および可能性として他の問題を考慮する方法および装置を有することが実例となるであろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
バッテリ内の雑音は、電極の異なる側に取着されるタブまたは導体、非対称であって、ケースの内側および外側の異なる場所にケース接続を有するタブまたは導体、および反対電流を整合させることなく配線された外部配線よって発生され得る。電子雑音は、すべての電子回路の不規則信号の特性であり得る。電子雑音は、電気導体内側の電流の平衡揺らぎおよび/または電気導体内の電流の不規則変動によって発生され得るが、それらに限定されない。
【0006】
便宜上かつ例示の明確化のため、適切とみなされる場合、参照番号は、対応または類似要素を示すように、図面間で反復され得ることを理解されるであろう。加えて、多数の具体的詳細は、本明細書に説明される実施形態の完全なる理解を提供するために記載される。しかしながら、本明細書に説明される実施形態が、これらの具体的詳細を伴わずに実践され得ることは、当業者によって理解されるであろう。他の事例では、周知の方法、手順、および構成要素は、本明細書に説明される実施形態を曖昧にしないように、詳細に説明されない。また、説明は、本明細書に説明される実施形態の範囲を限定するものとしてみなされない。
【0007】
本明細書に説明される実施形態は、概して、「ユーザ機器」と称される場合もある無線モバイル通信素子に関する。ユーザ機器は、送受信機局のネットワークを通して、他のユーザ機器またはコンピュータシステムと通信する能力を含む、高度データ通信能力を有する双方向通信素子である。ユーザ機器はまた、ボイス通信を可能にする能力を有してもよい。ユーザ機器によって提供される機能性に応じて、データメッセージング素子、双方向ポケベル、データメッセージング能力を伴う携帯電話、無線インターネット器具、またはデータ通信素子と称されてもよい。本データメッセージング素子は、電話による通信能力を有してもよく、または有していなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
次に、本明細書に説明される種々の実施形態のより良い理解のため、かつそれらがどのように実施され得るかをより明確に示すために、単なる一例として、少なくとも1つの例示的実施形態を示す、付随の図面を参照する。
【図1】図1は、モバイル素子の例示的実施形態のブロック図である。
【図2】図2は、例示的実施形態による、バッテリを例示する、ブロック図である。
【図3】図3は、例示的実施形態による、従来のバッテリの斜視図である。
【図4】図4は、例示的実施形態による、バッテリの接点パッドに配線された、正導体および負導体を伴う、バッテリゼリーロールの最終層の概略図である。
【図5】図5は、例示的実施形態による、正導体および負導体を伴う、バッテリゼリーロールの最終層の概略図である。
【図6】図6は、例示的実施形態による、正導体および負導体を伴う、バッテリゼリーロールの最終層の概略図である。
【図7】図7は、例示的実施形態による、電気を伝送するためのプロセスの工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1を参照すると、例示的実施形態によるユーザ機器100の例示的実施形態のブロック図が、図示されている。ユーザ機器100は、メインプロセッサ102、無線ネットワーク134からメッセージを受信し、そこへメッセージを送信する通信サブシステム104、ランダムアクセスメモリ(RAM)106、フラッシュメモリ108、ディスプレイ110、補助入力/出力(I/O)サブシステム112、データポート114、キーボード116、受信機118、マイクロホン120、加入者識別モジュール/リムーバブルユーザ識別モジュールカード126、加入者識別モジュール/リムーバブルユーザ識別モジュールインターフェース128、短距離通信122、他の素子サブシステム124等の1つ以上の構成要素を含む。
【0010】
ユーザ機器100は、バッテリ駆動素子であって、再充電可能であり得る、少なくとも1つのバッテリ130を受容するためのバッテリインターフェース132を含む。少なくともいくつかの実施形態では、バッテリ130は、内蔵マイクロプロセッサを有するスマートバッテリであることが可能である。バッテリインターフェース132は、バッテリ130が電力V+をユーザ機器100に提供することを補助するレギュレータ(図示せず)に連結される。現在の技術は、バッテリを利用するが、マイクロ燃料電池等の将来の技術が、電力をユーザ機器100に提供してもよい。
【0011】
次に、図2を参照すると、例示的実施形態によるバッテリのブロック図が、図示される。バッテリシステム202は、図1のユーザ機器100等のユーザ機器のための図1のバッテリ130の一実装であってもよい。バッテリシステム202は、ケース204を備える。ケース204の外側には、負接点パッド264および正接点パッド266がある。負接点パッド264および正接点パッド266は、ユーザ機器内の構成要素の残りに電力を提供するために使用されてもよい。正接点パッド264および負接点パッド266は、それぞれ、第1の導体212および第2の導体216に接続される、その一部である、またはその拡張部であってもよい。
【0012】
ケース204は、ゼリーロール構成262と、それぞれ、第1の導体212および第2の導体216の内側部分240および242とを含有する。ゼリーロール構成262は、巻回され、平坦化された複数の層256等の塗膜金属膜を備える。また、「ゼリーロール」電極アセンブリと称される。電極は、回路の非金属部分、例えば、半導体、電解質、および/または真空と接点するために使用される電気導体であってもよい。ゼリーロール構成262の塗膜金属膜は、電極であってもよい。異なる実施形態では、ケース204は、ゼリーロール構成の代わりに、アコーディオンのように前後に折畳まれる積層された構成を備えてもよい(Z型電極アセンブリと称される)。以下、「ゼリーロール」電極アセンブリの構造および設計を参照するが、当業者は、本明細書に記載される原理が、電極アセンブリの他の設計および構成にも等しく適用されることを理解されるであろう。
【0013】
ゼリーロール構成262は、複数の層256を備えてもよい。複数の層256は、電極206と、分離板210と、正電極208とを備えてもよい。分離板210は、電解質を備える。バッテリシステム202内のイオンは、電解質を通って流動する。異なる例示的実施形態では、分離板210は、負電極206と正電極208との間に、電解質の1つ以上の層を備えてもよい。異なる実施形態では、分離板210はまた、負電極206および/または正電極208の他側に、1つ以上の層を備えてもよい。
【0014】
分離板210は、エーテル等の有機溶媒中に、LiPF6、LiBF4、またはLiClO4等のリチウム塩等の電解質を含有する。電解質はまた、鉛酸バッテリにおけるように酸性であってもよく、アルカリ電解質は、通常、ニッケル水素またはニッケルカドミウムにおける水酸化カリウムである。電流が、正電極208から負電極206に流動するように、正電極208は、酸化コバルトリチウム(LiCoO2)または他の好適な材料によって、両側(例えば、片側あたり60−70μm)に塗膜されるアルミニウムの薄いシート(例えば、15μm)を備えてもよい一方、負電極206は、黒鉛(例えば、片側あたり60−70μm)によって両側に塗膜される銅箔の薄いシート(例えば、10μm)を備えてもよい。分離板210は、電解液を正電極208と負電極206との間に浸透させる開口部をその中に有する。したがって、分離板210は、2つの電極シートを物理的に分離する一方、その間にイオンを流動させる。分離板210は、厚さ約20μmを有してもよい。しかしながら、異なる実施形態では、分離板210は、他の厚さを有してもよい。
【0015】
異なる実施形態は、バッテリ202等のバッテリ内の磁気雑音の源が、ゼリーロール構成262内を流動する第1の電流、電解液内のイオン電流、負電極206および正電極208から負フィードスルー244および正フィードスルー246に、導体212および216の内側部分240および242内を流動する電流、ケース204内を流動する電流、ならびに導体212および216の外側部分250および252内を流動する電流等の電流からの雑音を含むことを認識する。
【0016】
負電極206は、導電率236および最終層258を備える。導電率236は、2つの点間に電流を伝導する物体または回路の能力の測定値である。導電率236は、物体の材料および形状に依存し得る。最終層258は、ゼリーロール構成262内の最終層であって、ゼリーロール構成262の外側層である。最終層258は、端部268を備える。端部268は、最終層258の任意の端部であってもよい。端部268は、ゼリーロール構成262の回転軸に垂直または水平であってもよい。端部268は、最終層258の縁であってもよく、または最終層258の縁までの最終層258の一部であってもよい。例えば、端部268は、最終層258の縁まで5ミリメートルであってもよい。端部268は、5ミリメートル超または未満であってもよい。
【0017】
正電極208は、導電率238および最終層260を備える。最終層260は、ゼリーロール構成262内の最終層であって、ゼリーロール構成262上の外側層を有する。最終層260は、端部272を備える。端部272は、最終層260の任意の端部であってもよい。端部272は、ゼリーロール構成262の回転軸に垂直または水平であってもよい。端部272は、最終層260の縁であってもよく、または最終層260の縁までの最終層260の一部であってもよい。例えば、端部272は、最終層260の縁まで5ミリメートルであってもよい。端部272は、5ミリメートル超または未満であってもよい。
【0018】
第1の導体212は、端部268に沿って負電極206に接続される導体である。第1の導体212はまた、負接点パッド264に接続される。第1の導体212は、導電率232と、第1の電流214と、内側部分240と、外側部分250とを備える。第1の導体212の導電率232は、負電極206の導電率236より高く、第1の電流214等の電流を第1の導体212内に収集させる。電流は、より高い導電性材料内では、より容易に流動する。第1の導体212の材料は、負電極206の材料より伝導性が高くてもよい。
【0019】
第1の電流214は、方向220と、大きさ224とを備える。電流は、電子電荷の流動である。方向220は、電流214の方向であって、大きさ224は、電流214の大きさである。第1の電流214は、磁場を生じさせる。正電流は、同方向に流動する負電流のものと反対の磁場をもたらすものである。また、正電流は、反対方向に流動する正電流のものと反対の磁場をもたらすものである。
【0020】
内側部分240は、ケース204の内側に残留する第1の導体212の部分を備える。外側部分250は、ケース204の外側に残留する第1の導体212の部分を備える。
【0021】
第2の導体216は、端部272に沿って、正電極208に接続される、導体である。第2の導体216はまた、正接点パッド266に接続される。第2の導体216は、導電率234と、第2の電流218と、内側部分242と、外側部分252とを備える。第2の導体216の導電率234は、正電極208の導電率238より高く、第2の電流218等の電流を第2の導体216内に収集させる。第2の導体216の材料は、正電極208の材料より導電率が高くてもよい。また、第1の導体212および第2の導体216の両方が、ケース204に接続されるように、図2では表されるが、1つの導体のみ、任意の所与の時間において、ケース204に物理的に接点または接続されてもよいことを認識されたい。
【0022】
第2の電流218は、方向222と、大きさ226とを備える。電流は、電子電荷の流動である。方向222は、電流218の方向であって、大きさ226は、電流218の大きさである。第2の電流218は、磁場を生じさせる。
【0023】
内側部分242は、ケース204の内側に残留する第2の導体216の部分を備える。外側部分252は、ケース204の外側に残留する第2の導体216の部分を備える。
【0024】
正フィードスルー244および負フィードスルー246は、ケース204の部分であって、それぞれ、第1の導体212および第2の導体216は、ケース204から出射する。正フィードスルー244および負フィードスルー246は、分離距離248だけ分離される。分離距離は、任意の距離254であってもよい。
【0025】
第1の導体212および第2の導体216は、正電極208および負電極206より約10倍の導電率を有してもよい。導電率の増加は、第1の導体212および第2の導体216が、第1および第2の電極より約10倍以上厚いため、達成され得る。正電極208および負電極206は、典型的には、わずか10ミクロンの厚さである。
【0026】
図2におけるバッテリ202の例示は、異なる例示的実施形態が実装され得る態様に、物理的または構造的制限を含意することを意味するものではない。例示されるもことに加え、および/またはの代わりに、他の構成要素が、使用されてもよい。いくつかの構成要素は、いくつかの例示的実施形態では、不必要であってもよい。また、ブロックは、いくつかの機能的構成要素を例示するために提示される。これらのブロックのうちの1つ以上は、異なる例示的実施形態に実装される時、異なるブロックに組み合わせられる、および/または分割されてもよい。
【0027】
加えて、負接点パッド264および正接点パッド266は、接点パッドの種類だけでなくてもよい。例えば、また、温度接点パッドおよび暗号接点パッドならびに他の種類のパッドが存在してもよい。また、複数の層256内により多くの層が存在してもよい。例えば、第2の正電極、第2の負電極、および第2の分離板が存在してもよい。第2の電極および分離板セットは、第1の層、正電極208、分離板210、および負電極206とともに巻回されてもよい。
【0028】
加えて、第1の導体212は、1つ以上の素子270を備える。1つ以上の素子270は、第1の導体212内の電流の流動を操作する、異なる構成要素を備えてもよい。例えば、1つ以上の素子270は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および/または非リセッタブル温度ヒューズ等のスイッチを備えてもよいが、それらに限定されない。1つ以上の素子270は、第1の導体212を1つ以上の区画228に分割してもよい。1つ以上の素子270は、第1の導体212および/または他の電源を通って流動する電流から電力を受電してもよい。1つ以上の素子270は、ある条件に応答して、第1の導体212の異なる1つ以上の区画228間の接続を閉鎖してもよい。例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタは、電圧が高過ぎるまたは低過ぎる場合、電流の流動を遮断するように設計されてもよい。
【0029】
加えて、第2の導体216は、1つ以上の素子274を備える。1つ以上の素子274は、第2の導体216内の電流の流動を操作する、異なる構成要素を備えてもよい。例えば、1つ以上の素子274は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および/または非リセッタブル温度ヒューズ等のスイッチを備えてもよいが、それらに限定されない。1つ以上の素子274は、第2の導体216を1つ以上の区画230に分割してもよい。1つ以上の素子274は、第2の導体216および/またはある他の電源を通って流動する電流から電力を受電してもよい。1つ以上の素子274は、ある条件に応答して、第2の導体216の異なる1つ以上の区画230間の接続を閉鎖してもよい。例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタは、電圧が高過ぎるまたは低過ぎる場合、電流の流動を遮断するように設計されてもよい。
【0030】
バッテリシステム202は、絶縁体276を備えてもよい。絶縁体276は、電流を伝導しない、または僅かな電流のみ伝導させる、材料である。絶縁体276は、プリント配線板またはプリント回路基板の一部である、あるいは一部を形成してもよい。絶縁体276は、2ミリメートル厚未満、例えば、0.5ミリメートル厚であってもよい。異なる例示的実施形態では、第1の導体212、第2の導体216、または両方は、絶縁体276上に部分的に位置してもよい。
【0031】
スイッチは、ある状況下において、電流を操作し得るため、1つ以上の例示的実施形態は、バッテリの導体上にスイッチ等の1つ以上の素子を含む。例えば、バッテリ内の電圧が、高過ぎるまたは低過ぎる状態になる場合、バッテリ内に損傷が生じ得る。これらの状況下では、トランジスタまたはスイッチは、導体の異なる区画への電流の流動を停止してもよい。
【0032】
絶縁体は、素子のより便宜的定置を可能にするため、1つ以上の例示的実施形態はまた、プリント配線板等の絶縁体上に位置する導体のうちの少なくとも1つの少なくとも一部分を有する。
【0033】
次に、図3を参照すると、例示的実施形態による、ユーザ機器に給電するためのバッテリが、図示される。バッテリ302は、図2のバッテリシステム202の一実装の実施例である。本例示的実施例では、バッテリ302は、ケース304の内側に組み立てられた電極アセンブリを含み、正接点パッド306と、負接点パッド312と、温度接点パッド310と、バッテリ302の製造業者の真正性を試験するための暗号接点パッド308とを含む。ケース304は、図2のケース204の一実装であってもよい。
【0034】
異なる実施形態では、パッドは、異なる順序または場所にあってもよい。加えて、暗号接点パッド308等のいくつかのパッドは、ケース上に存在しなくてもよい。他の実施形態では、他の種類のパッドが使用されてもよい。バッテリ302は、内部マイクロプロセッサと、バッテリ302が、所定のレベルを下回って放電する場合、バッテリへの損傷を回避するために、内部マイクロプロセッサによって開放される、正接点パッド306および負接点パッド312と直列のスイッチとを含んでもよい。同様に、バッテリ温度が、温度接点パッド310上に示されるように、所定のレベルを超えて上昇する場合、マイクロプロセッサは、スイッチを開放させてもよい。
【0035】
次に、図4を参照すると、例示的実施形態による、接点パッドに配線された、正導体および負導体を有するバッテリゼリーロールの最終層の概略図が図示される。バッテリ400は、図2におけるバッテリシステム202の一実装の実施例である。
【0036】
本例示的実施例では、バッテリ400は、ケース402と、ゼリーロール層404と、正導体406と、負導体408とを備える。ケース402は、層404を伴う、ゼリーロールを備える。層404は、ゼリーロールの最終層である。図4では、層404は、単一層であるように表されるが、層404は、図2の複数の層256等の複数の層を表してもよいことを認識されたい。複数の層は、正電極と、負電極と、分離板とを備えてもよい。加えて、図4では、負導体408および正導体406は両方とも、単一層に接続されるように表されるが、負導体408および正導体406は、異なる層に接続されることを認識されたい。例えば、正導体406は、層404の正電極に接続されてもよい。
【0037】
また、図4では、負導体408および正導体406は、隣接して表されるが、負導体408および正導体406は、重層することを認識されたい。本提示は、例示的実施形態を説明する際の明確化の目的のために示される。また、層404は、単一長方形として表されるが、第1の部分416から最も遠く、図の上部にある部分は、表面下に纏着され、ゼリーロールの残りを形成し、第1の部分416に最も近く、図の底部にある部分は、終端し、ゼリーロールの最後部分となることを認識されたい。ここでは、ゼリーロールは、水平軸を有するであろう。
【0038】
層404は、電流414を備える。電流414の正電流は、矢印412によって示される方向に流動し、電流414の負電流は、矢印410によって示される方向に流動し得る。電流414は、電流の流動の1つの例示にすぎない。電流414は、他の方向に流動してもよい。例えば、正および負電流は、反対方向に流動してもよい。層404はまた、複数の層を備える。複数の層は、正電極と、分離板と、負電極とを含んでもよいが、それらに限定されない。電流414の正電流および負電流は、実質的に、反対方向であって、実質的に、層404全体を通して大きさが等しく、また、電流414は、「整合している」、「実質的に、整合している」、「実質的に、整合されている」、または「整合されている」とも称され得る。代替として、正または負電流は、それ自体が、反対方向に整合されてもよい。例えば、負電流を伴う導体の一部分は、同一負電流を伴う反対方向に導体の一部分によって、整合されてもよい。
【0039】
これらの図示される実施例では、電流414は、負導体408および正導体406が、正および負電極から電流を引っ張ることに伴って、負導体408および正導体406が、負および正電極にわたって対称であるため、整合されている。用語「対称」は、相互に近接し、類似形状であるものとして定義される。負導体408および正導体406が、負および正電極にわたって対称である時、電極内の電流414は、負導体408および正導体406に均一に引っ張られ、正および負電流を整合状態に維持する。異なる実施形態では、負導体408および正導体406は、層404の端部の全長にわたって延在する、層404の異なる端部および/または端部の一部のみにわたって延在してもよい。負導体408は、層404の負電極に接続され、正導体406は、層404の正電極に接続される。負導体408および正導体406は、層404の端部の全長にわたって延在されるため、電流414の正電流および負電流は、層404にわたって均一に垂直に引っ張られる。
【0040】
正導体406内の正電流および負導体408内の負電流はすべて、実質的に、整合されている。第1の部分416では、負導体408は、正導体406に重層し、対称である。代替として、正導体406は、負導体408に重層してもよい。また、第2の部分418および第5の部分426では、負導体408は、正導体406に重層する。第1の部分416、第2の部分418、および第5の部分426では、正導体406内の正電流および負導体408内の負電流は、実質的に反対方向にあって、実質的に大きさが等しく、したがって、整合されている。第2の部分418は、第1の部分416から電流を受容し、正導体406および負導体408の残りに電流を配向させる。第3の部分420では、負電流が整合するいかなる正電流も伴わずに、負導体408内の負電流のみ存在してもよい。第3の部分420は、正フィードスルーと負フィードスルーとの間の分離距離に沿って存在する。分離距離は、任意の距離であってもよい。加えて、第3の部分420内の負導体408の2つの部分は、2つの部分間のケース402によって、約1mm以下だけ分離されてもよい。しかしながら、負電流は、ケース内側の負導体408を通って流動する電流が、一方向に流動し、次いで、ケース外側の負導体408を通って、近接して反対方向に流動するため、それ自体が整合する。加えて、第4の部分424は、第3の部分420と同様に動作する。ケース402の内側の正電流は、ケース402の外側の正電流とそれ自体が整合する。加えて、第1の部分416、第2の部分418、第3の部分420のケース内側部分、および第4の部分424のケース内側部分はすべて、層404の端部に位置する。第1の部分416は、層404の端部の全長にわたって延在するため、正および負電極からの電流414は、第3の部分420および第4の部分424に流動できない。異なる例示的実施形態は、電流が整合または実質的に整合されると、導体および電極を囲繞する磁場が減少されることを認識されたい。図4に示されるように、電流が整合されている時、バッテリ400を囲繞する磁場は、約20−30dBだけ低減され得る。加えて、正導体406は、素子428および430を備える。素子428および430は、正導体406内の電流の流動を操作する、異なる構成要素を備えてもよい。例えば、素子428および430は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および/または非リセッタブル温度ヒューズ等のスイッチを備えてもよいが、それらに限定されない。素子428および430は、正導体406を区画432、434、および436に分割してもよい。素子428および430は、正導体406、負導体408から、および/またはある他の電源を通して、電力を受電してもよい。素子428および430は、ある条件に応答して、正導体406の異なる区画432、434、および436間の接続を閉鎖してもよい。例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタは、電圧が高過ぎるまたは低過ぎる場合、電流の流動を遮断するように設計されてもよい。素子428および430の機能は、同様に、負導体408上で動作してもよいことを理解されたい。
【0041】
次に、図5を参照すると、例示的実施形態による、絶縁体ととともに、正導体および負導体を伴う、バッテリゼリーロールの最終層の概略図が、図示される。バッテリ500は、図2におけるバッテリシステム202の一実装の実施例である。
【0042】
本例示的実施例では、バッテリ500は、ケース502と、層504を有するゼリーロールと、正導体506と、負導体508とを備える。層504は、ゼリーロールの最終層である。図5では、層504は、単一層であるように表されるが、層504は、図2の複数の層256等の複数の層を表してもよいことを認識されたい。複数の層は、正電極と、負電極と、分離版とを備えてもよい。加えて、図5では、負導体508および正導体506は両方とも、単一層に接続されるように表されるが、負導体508および正導体506は、異なる層に接続されることを認識されたい。例えば、正導体506は、層504の正電極に接続されてもよい。正導体506および負導体508は、接点パッド509で終端する。
【0043】
また、図5では、負導体508および正導体506は、隣接して表されるが、負導体508および正導体506はまた、重層されてもよいことを認識されたい。いくつかの実施形態は、対称性を最大限にし、正導体506と負導体508との間の分離を最小にし、導体506および508の重層を提案する。本提示は、例示的実施形態として示される。また、層504は、単一の長方形として表されるが、図の左の縁は、左側で表面下に纏着され、ゼリーロールの残りを形成し、右側で端部524で終端することを認識されたい。層510は、別の層であって、図の右側で表面下に纏着され、最終的に、層504となるであろう。層510は、端部524が左に接近することに伴って、層504の表面下に入る。ここでは、ゼリーロールは、垂直軸を有するであろう。最終層は、ゼリーロールの中央または外側縁にあり得る。
【0044】
層504は、正電流512を備える。正電流512は、電流の流動の一例示にすぎない。層504はまた、複数の層を備える。複数の層は、正電極と、分離板と、負電極とを含んでもよいが、それらに限定されない。正電流512と負電流とは、実質的に反対方向であって、実質的に、層504全体を通して大きさが等しく、これはまた、電流は、「整合している」、「実質的に、整合している」、「実質的に、整合されている」、または「整合されている」とも称され得る。代替として、正電流512または負電流は、それ自体が、反対方向に整合されてもよい。例えば、負電流を伴う導体の一部分は、同一負電流を伴う反対方向に導体の一部分によって、整合されてもよい。
【0045】
これらの図示される実施例では、電流は、負導体508および正導体506が、正および負電極から電流を引っ張ることに伴って、負導体508と正導体506とが、負および正電極にわたって対称であるので、整合されている。用語「対称」は、相互に近接し、類似形状であるものとして定義される。負導体508と正導体506とが、負および正電極にわたって対称であるとき、電極内の電流は、負導体508および正導体506に均一に引っ張られ、正および負電流を整合状態に維持する。異なる実施形態では、負導体508および正導体506は、層504の端部の全長にわたって延在される、層504の異なる端部および/またはの端部の一部のみにわたって延在してもよい。負導体508は、層504の負電極に接続され、正導体506は、層504の正電極に接続される。負導体508および正導体506の前縁は、層504の端部の全長にわたって延在されるため、電流の正および負電流は、層504にわたって均一に引っ張られる。
【0046】
正導体506内の正電流と負導体508内の負電流とはすべて、実質的に整合されている。第1の部分514では、負導体508は、正導体506と実質的に対称である。第2の部分516では、負電流が整合するいかなる正電流も伴わずに、負導体508内の負電流のみが存在する。代わりに、第2の部分516内の負電流は、第3の部分518内で反対方向に流動する負電流と整合される。加えて、負導体508の第2の部分516および第3の部分518は、第2の部分516と第3の部分518との間の絶縁体520によって、約2mm以下だけ分離され得る。絶縁体520は、電流を伝導しないか、または僅かな電流のみを伝導させるような材料である。絶縁体520は、プリント配線板またはプリント回路基板の一部であるか、あるいは一部を形成してもよい。異なる例示的実施形態は、電流が、整合または実質的に整合されているとき、導体および電極を囲繞する電磁場が、低減されることを認識されたい。本明細書に示されるように、電流が整合されているとき、バッテリ500を囲繞する電磁場は、約20−30dBだけ低減され得る。
【0047】
加えて、負導体508は、素子522を備える。素子522は、負導体508内の電流の流動を操作する異なる構成要素を備えてもよい。例えば、素子522は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および/または非リセッタブル温度ヒューズ等のスイッチを備えてもよいが、それらに限定されない。素子522は、負導体508を区画に分割してもよい。素子522は、負導体508および/またはある他の電源を通して流動する電流から電力を受電してもよい。素子522は、ある条件に応答して、負導体508の異なる区画間の接続を閉鎖してもよい。例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタは、電圧が高過ぎるまたは低過ぎる場合、電流の流動を遮断するように設計されてもよい。他の実施形態では、素子522は、正導体506上に位置してもよい。
【0048】
次に、図6を参照すると、例示的実施形態による、絶縁体とともに、正導体および負導体を伴う、バッテリゼリーロールの最終層の概略図が、図示される。バッテリ600は、図2におけるバッテリシステム202の一実装の実施例である。
【0049】
本例示的実施例では、バッテリ600は、ケース602と、ゼリーロール層604と、正導体606と、負導体608とを備える。層604は、ゼリーロールの最終層である。図6では、層604は、単一層であるように表されるが、層604は、図2の複数の層256等の複数の層を表してもよいことを認識されたい。複数の層は、正電極と、負電極と、分離板とを備えてもよい。加えて、図6では、負導体608および正導体606は両方とも、単一層に接続されるように表されるが、負導体608および正導体606は、異なる層に接続されることを認識されたい。例えば、正導体606は、層604の正電極に接続されてもよい。正導体606および負導体608は、接点パッド609で終端する。接点パッド609、正導体606の一部、負導体608の一部、および1つ以上の素子622は、絶縁体620上に位置してもよい。絶縁体620は、電流を伝導しない、または僅かな電流のみ伝導させるような材料である。絶縁体620は、プリント配線板またはプリント回路基板の一部であるか、あるいは一部を形成してもよい。
【0050】
また、図6では、負導体608および正導体606は、隣接して表されるが、負導体608および正導体606は、重層してもよいことを認識されたい。本提示は、例示的実施形態として示される。また、層604は、単一長方形として表されるが、図の右の縁は、右側で表面下に纏着され、端部624に到達すると、左側で終端することを認識されたい。層610は、別の層であって、図の左側で表面下に纏着され、最終的に、層604となるであろう。層610は、端部624が右に接近することに伴って、層604の表面下に入る。ここでは、ゼリーロールは、垂直軸を有する。
【0051】
層604は、正電流612を備える。正電流612は、電流の流動の一例示にすぎない。層604はまた、複数の層を備える。複数の層は、正電極と、分離板と、負電極とを含んでもよいが、それらに限定されない。正電流612と負電流とは、実質的に反対方向であって、実質的に、層604全体を通して大きさが等しく、これはまた、電流は、「整合している」、「実質的に、整合している」、「実質的に、整合されている」、または「整合されている」とも称され得る。代替として、正電流612または負電流は、それ自体が、反対方向に整合されてもよい。例えば、負電流を伴う導体の一部分は、同一負電流を伴う反対方向に導体の一部分によって、整合されてもよい。
【0052】
これらの図示される実施例では、電流は、負導体608および正導体606が、正および負電極から電流を引っ張ることに伴って、負導体608と正導体606とが、負および正電極にわたって対称であるため、整合されている。用語「対称」は、相互に近接し、類似形状であるものとして定義される。負導体608および正導体606が、負および正電極にわたって対称であるとき、電極内の電流は、負導体608および正導体606に均一に引っ張られ、正および負電流を整合状態に維持する。異なる実施形態では、負導体608および正導体606は、層604の端部の全長にわたって延在する層604の端部の異なる側および/または一部のみにわたって延在してもよい。負導体608は、層604の負電極に接続され、正導体606は、層604の正電極に接続される。負導体608および正導体606の前縁は、層604の端部の全長にわたって延在されるため、電流は、層604にわたって均一に引っ張られる。
【0053】
加えて、負導体608は、素子622を備える。素子622は、負導体608内の電流の流動を操作する異なる構成要素を備えてもよい。例えば、素子622は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および/または非リセッタブル温度ヒューズ等のスイッチを備えてもよいが、それらに限定されない。素子622は、負導体608を区画に分割してもよい。素子622は、導体606および/または導体608から、および/またはある他の電源を通して、電力を受電してもよい。素子622は、ある条件に応答して、負導体608の異なる区画間の接続を閉鎖してもよい。例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタは、電圧が高過ぎるまたは低過ぎる場合、電流の流動を遮断するように設計されてもよい。
【0054】
図7を参照すると、例示的実施形態による、電気を伝送するためのプロセスの工程図が、図示される。図7に例示されるプロセスは、図1におけるユーザ機器100等の素子の中に実装されてもよく、そこでは、図2におけるバッテリシステム202等のバッテリが使用される。
【0055】
プロセスは、第1の導体の第1の部分によって、第1の電極からの第1の電流を配向するステップから開始する(ステップ702)。プロセスはまた、第2の導体の第1の部分によって、第2の電極からの第2の電流を配向するステップを提供する(ステップ704)。第1の導体の第1の部分と第2の導体の第1の部分とは、実質的に対称であって、近接する。加えて、プロセスは、絶縁体に沿って、第1の導体の第2の部分によって、第1の方向に、第1の電流を搬送するステップとを提供する(ステップ706)。また、プロセスは、第2の部分から絶縁体の反対側に沿って、および第2の部分に近接して、第1の導体の第3の部分によって、第3の方向に、第1の電流を搬送するステップを提供する(ステップ708)。第2の部分および第3の部分は、ケースの外側にあって、および第1の方向は、第2の方向と実質的に反対である。加えて、第1の導体および/または第2の導体は、1つ以上の区画を備えてもよい。1つ以上の素子は、第1の導体および第2の導体のうちの少なくとも1つの1つ以上の区画間に設置されてもよい。1つ以上の素子は、1つ以上のスイッチを備えてもよい。1つ以上のスイッチは、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および/または非リセッタブル温度ヒューズのうちの少なくとも1つを備えてもよい。
【0056】
加えて、前述のバッテリ設計規則は、高電流を搬送するバッテリ導体に関連して論じられるが、当業者は、いかなる有意な電流も引き込まない、他のバッテリ導体および端子は、前述の設計規則に固執する必要はないことを理解するであろう。例えば、電流が、小さい割合である場合(例えば、高電流搬送導体および端子の電流の13分の1乃至40分の1)、前述の設計規則をそのようなバッテリ導体および端子に適用する必要はない。また、リチウムバッテリの例示的実施形態が前述されたが、本明細書に記載された原理は、リチウムイオンポリマーバッテリ、リチウムイオンプリズムバッテリ、鉛酸バッテリ、ニッケル水素化物バッテリ、ニッケルカドミウムバッテリ、アルカリバッテリ、または今後設計されるバッテリ等の他のバッテリにも適用される。
【0057】
そのような実施形態および用途はすべて、その最も広い側面において、および以下の請求項によって記載されるように、本開示の範囲内にあると考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
低雑音を有するバッテリのための方法であって、
第1の導体の第1の部分によって、第1の電極からの第1の電流を配向することと、
第2の導体の第1の部分によって、第2の電極からの第2の電流を配向することとであって、該第1の導体の第1の部分と該第2の導体の第1の部分とは、実質的に対称であり、および近接している、ことと、
該第1の導体の第2の部分によって、該第1の電流を第1の方向に搬送することと、
該第1の導体の第3の部分によって、該第1の電流を第3の方向に搬送することであって、該第2の部分および該第3の部分は、該バッテリのケースの外側にあり、該第1の方向は、該第2の方向と実質的に反対であり、絶縁体が、該第2の部分と該第3の部分とを分離する、ことと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第2の部分と前記第3の部分とは、近接している、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記絶縁体は、プリント配線板の一部である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の導体および前記第2の導体のうちの少なくとも1つは、1つ以上の区画を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の導体および前記第2の導体のうちの少なくとも1つの前記1つ以上の区画間に、1つ以上の素子を設置することをさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の素子は、1つ以上のスイッチを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の素子は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および非リセッタブル温度ヒューズのうちの少なくとも1つを備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ケースであって、第1の電極および第2の電極を含むケースと、
該第1の電極からの第1の電流を配向するための第1の部分を有する第1の導体と、
該第2の電極からの第2の電流を配向するための第1の部分を有する第2の導体であって、該第1の導体の第1の部分と該第2の導体の第1の部分とは、実質的に対称であり、および近接している、第2の導体と、
該第1の電流を第1の方向に搬送するための該第1の導体の第2の部分と、
該第1の電流を第2の方向に搬送するための該第1の導体の第3の部分であって、該第2の部分および該第3の部分は、該ケースの外側にあり、該第1の方向は、該第2の方向と実質的に反対である、第3の部分と、
絶縁体であって、該第2の部分と該第3の部分との間に配置される絶縁体と
を備える、バッテリ。
【請求項9】
前記第2の部分および前記第3の部分は、近接している、請求項8に記載のバッテリ。
【請求項10】
前記絶縁体は、プリント配線板の一部である、請求項8に記載のバッテリ。
【請求項11】
前記第1の導体および前記第2の導体のうちの少なくとも1つは、1つ以上の区画を備える、請求項8に記載のバッテリ。
【請求項12】
1つ以上の素子をさらに備え、該1つ以上の素子は、前記第1の導体および前記第2の導体のうちの少なくとも1つの前記1つ以上の区画間に設置される、請求項11に記載のバッテリ。
【請求項13】
前記1つ以上の素子は、1つ以上のスイッチを備える、請求項12に記載のバッテリ。
【請求項14】
前記1つ以上の素子は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、リセッタブルヒューズ、非リセッタブルヒューズ、リセッタブル温度ヒューズ、および非リセッタブル温度ヒューズのうちの少なくとも1つを備える、請求項12に記載のバッテリ。
【請求項15】
ケースであって、第1の電極および第2の電極を含むケースと、
該第1の電極からの第1の電流を配向するための第1の部分を有する第1の導体と、
該第2の電極からの第2の電流を配向するための第1の部分を有する第2の導体であって、該第1の導体の第1の部分と該第2の導体の第1の部分とは、実質的に対称であり、および近接しており、該第1の導体および該第2の導体のうちの少なくとも1つは、1つ以上の区画を備える、第2の導体と、
1つ以上の素子であって、該第1の導体および該第2の導体のうちの少なくとも1つの該1つ以上の区画間に設置される1つ以上の素子と
を備える、バッテリ。
【請求項16】
前記第1の電流を搬送するための前記第1の導体の第2の部分と、
前記第2の電流を搬送するための前記第2の導体の第2の部分と
をさらに備え、該第1の導体の第2の部分と該第2の導体の第2の部分とは、実質的に対称であり、および近接している、請求項15に記載のバッテリ。
【請求項17】
前記第1の電流を第1の方向に搬送するための前記第1の導体の第3の部分と、
該第1の電流のうちの少なくとも1つを第2の方向に搬送するための該第1の導体の第4の部分と
をさらに備え、該第3の部分は、前記第1および第2の電極を備えるケースの内側にあり、該第4の部分は、該ケースの外側にあり、該第1の方向は、該第2の方向と実質的に反対である、請求項15に記載のバッテリ。
【請求項18】
前記1つ以上の素子は、1つ以上のスイッチを備える、請求項15に記載のバッテリ。
【請求項19】
前記1つ以上の素子は、トランジスタ、電界効果トランジスタ、および金属酸化膜半導体電界効果トランジスタのうちの少なくとも1つを備える、請求項15に記載のバッテリ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2013−507724(P2013−507724A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−532424(P2012−532424)
【出願日】平成21年10月7日(2009.10.7)
【国際出願番号】PCT/CA2009/001395
【国際公開番号】WO2011/041867
【国際公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】