低分子干渉核酸(siNA)を用いたプロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)遺伝子発現のRNA干渉媒介性阻害
本発明は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)遺伝子発現及び/又は活性の調節に応答する形質、疾病及び症状の研究、診断及び治療のための化合物、組成物及び方法に関する。本発明は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)遺伝子発現経路に関与する遺伝子の発現及び/又は活性の調節に応答する形質、疾病及び症状又はこのような形質、疾病及び症状の維持若しくは発達を媒介するその他の細胞プロセスに関連する化合物、組成物及び方法にも関する。具体的には、本発明は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)遺伝子発現に対してRNA干渉(RNAi)を媒介することができる、低分子干渉核酸(siNA)、低分子干渉RNA(siRNA)、二本鎖RNA(dsRNA)、ミクロRNA(miRNA)及び短鎖ヘアピンRNA(shRNA)分子(このような小核酸分子のカクテル及びこのような小核酸分子の脂質ナノ粒子(LNP)調合物を含む。)などの小核酸分子を含む二本鎖核酸分子に関する。本発明は、siNA、siRNAなどの小核酸分子にも関し、及び内因性RNA又はかかる内因性RNAと結合したタンパク質(例えば、RISC)の調節機能を妨害することによって遺伝子発現を調節するために、内因性RNA分子(内因性ミクロRNA(miRNA)(例えば、miRNA阻害剤)又は内因性低分子干渉RNA(siRNA)(例えば、siRNA阻害剤)など)の機能を阻害し得るその他の小核酸分子又はRICSの機能を阻害し得る(例えば、RISC阻害剤)その他の小核酸分子(このような小核酸分子のカクテル及びこのような小核酸分子の脂質ナノ粒子(LNP)調合物を含む。)に関する。かかる小核酸分子は、例えば、高脂血症、高コレステロール血症、心血管疾患、アテローム性動脈硬化症、高血圧、糖尿病(例えばI型及び/又はII型糖尿尿)、インシュリン抵抗性、肥満及び/又は対象若しくは生物中の遺伝子発現若しくは活性に関連した他の病状、症状若しくは形質などの(但し、これらに限定されない。)代謝性疾患、形質及び症状を予防、阻害又は抑制する組成物を提供する上で有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SIXを有する二本鎖核酸分子
【化34】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、独立に、2’−O−メチルヌクレオチド、2’−デオキシリボヌクレオチド又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組み合わせであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、独立に、2’−デオキシリボヌクレオチド、2’−O−メチルヌクレオチド又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組み合わせであり;
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項2】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXを有する二本鎖核酸分子
【化35】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項3】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIを有する二本鎖核酸分子
【化36】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項4】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIを有する二本鎖核酸分子
【化37】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドもデオキシリボヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項5】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIIを有する二本鎖核酸分子
【化38】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチドを表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドもリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス立体構造を有するヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドもリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス立体構造を有するヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも2’−O−メチルヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項6】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項7】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項8】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項9】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項10】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項11】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項12】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項13】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項14】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項15】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項16】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項17】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項18】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項19】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項20】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項21】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項22】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項23】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項24】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項25】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項26】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項27】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項28】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項29】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項30】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項5に記載5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項31】
請求項1の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項32】
請求項2の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項33】
請求項3の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項34】
請求項4の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項35】
請求項5の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項36】
式Iの多官能二本鎖核酸分子:
【化39】
(各5’−p−XZX’−3’及び5’−p−YZY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、XZは、第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YZは第二のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、Zは、領域XとYの間で相補的である、約1から約24ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Xは、領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記XZ及び前記YZは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項37】
式IIの多官能二本鎖核酸分子:
【化40】
(各5’−p−XX’−3’及び5’−p−YY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、Xは第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Yは第二のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、前記Xは領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列をさらに含み、前記Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記X及び前記Yは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項38】
式Iの多官能二本鎖核酸分子:
【化41】
(各5’−p−XZX’−3’及び5’−p−YZY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、XZは、第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YZはPCSK9経路標的核酸配列の第二の核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、Zは、領域XZとYZの間で相補的である、約1から約24ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Xは、領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記XZ及び前記YZは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項39】
式IIの多官能二本鎖核酸分子:
【化42】
(各5’−p−XX’−3’及び5’−p−YY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、Xは第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YはPCSK9経路標的核酸配列の第二の核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、前記Xは領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列をさらに含み、前記Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記X及び前記Yは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項40】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項36の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項41】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項37の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項42】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項38の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項43】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項39の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項44】
LNP−051、052、053、054、060、061、069、073、077、080、082、083、086、097、098、099、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116又は117の何れかとして調合された請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項45】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項46】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項47】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項48】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項1】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SIXを有する二本鎖核酸分子
【化34】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、独立に、2’−O−メチルヌクレオチド、2’−デオキシリボヌクレオチド又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組み合わせであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、独立に、2’−デオキシリボヌクレオチド、2’−O−メチルヌクレオチド又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組み合わせであり;
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項2】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXを有する二本鎖核酸分子
【化35】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項3】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIを有する二本鎖核酸分子
【化36】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドもリボヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項4】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIを有する二本鎖核酸分子
【化37】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置を表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドも2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドもデオキシリボヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項5】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIIを有する二本鎖核酸分子
【化38】
(上の鎖はセンス鎖であり、及び下の鎖は二本鎖核酸分子のアンチセンス鎖であり;前記アンチセンス鎖は、プロタンパク質転換酵素サブチリシンケクシン9(PCSK9)RNAに対して相補的な配列を含み;各Nは、独立に、非修飾であり得る又は化学的に修飾され得るヌクレオチドであり;各Bは、存在する又は存在しないことができる末端キャップ部分であり;(N)は非修飾であり得る又は化学的に修飾され得る非塩基対形成又はオーバーハングヌクレオチドを表し;[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチドを表し;X1及びX2は、独立に、約0から約4の整数であり;X3は、約9から約30の整数であり;X4は、約11から約30の整数であり、但し、X4とX5の合計は約17から36であり;X5は、約1から約6の整数であり;並びに
(a)アンチセンス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドもリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス立体構造を有するヌクレオチドであり;[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも、2’−O−メチルヌクレオチドであり;
(b)センス鎖中に存在する何れのピリミジンヌクレオチドもリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス立体構造を有するヌクレオチドであり;センス鎖中に存在する何れのプリンヌクレオチドも2’−O−メチルヌクレオチドであり;並びに
(c)何れの(N)ヌクレオチドも、場合によって、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドである。)。
【請求項6】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項7】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項8】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項9】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項10】
X5=1、2又は3であり;各X1及びX2=1又は2であり;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30であり及びX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項11】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項12】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項13】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項14】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項15】
Bがセンス鎖の3’末端及び5’末端に並びにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項16】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項17】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項18】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項19】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項20】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の最初の末端(N)に1つ又はそれ以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項21】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項22】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項23】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項24】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項25】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項26】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項27】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項28】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項29】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項30】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に2つ又はそれ以上の請求項5に記載5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項31】
請求項1の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項32】
請求項2の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項33】
請求項3の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項34】
請求項4の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項35】
請求項5の組成物であり、前記組成物の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第一のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含み、及び前記組成物の1つ又はそれ以上の1つ又はそれ以上の二本鎖核酸分子が第二のPCSK9標的に対して相補的である15から30個のヌクレオチドを有する配列を含む、組成物。
【請求項36】
式Iの多官能二本鎖核酸分子:
【化39】
(各5’−p−XZX’−3’及び5’−p−YZY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、XZは、第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YZは第二のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、Zは、領域XとYの間で相補的である、約1から約24ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Xは、領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記XZ及び前記YZは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項37】
式IIの多官能二本鎖核酸分子:
【化40】
(各5’−p−XX’−3’及び5’−p−YY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、Xは第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、Yは第二のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、前記Xは領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列をさらに含み、前記Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記X及び前記Yは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項38】
式Iの多官能二本鎖核酸分子:
【化41】
(各5’−p−XZX’−3’及び5’−p−YZY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、XZは、第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YZはPCSK9経路標的核酸配列の第二の核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、Zは、領域XZとYZの間で相補的である、約1から約24ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Xは、領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記XZ及び前記YZは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項39】
式IIの多官能二本鎖核酸分子:
【化42】
(各5’−p−XX’−3’及び5’−p−YY’−3’は、独立に、約24と約38ヌクレオチドの間の長さのオリゴヌクレオチドを含み、Xは第一のPCSK9標的核酸配列に対して相補的である核酸配列を含み、YはPCSK9経路標的核酸配列の第二の核酸配列に対して相補的である核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを含み、前記Xは領域Y’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である、約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列をさらに含み、前記Yは、領域X’中に存在するヌクレオチド配列に対して相補的である約1から約21ヌクレオチド長のヌクレオチド配列を含み、pは、独立に、存在又は不存在であり得る末端のリン酸基を含み、並びに各前記X及び前記Yは、独立に、それぞれ前記第一及び前記第二の標的核酸配列又はこれらの一部と安定に相互作用するのに十分な長さである。)。
【請求項40】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項36の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項41】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項37の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項42】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項38の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項43】
医薬として許容される担体又は希釈剤中に請求項39の多官能二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項44】
LNP−051、052、053、054、060、061、069、073、077、080、082、083、086、097、098、099、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116又は117の何れかとして調合された請求項1の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項45】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項2の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項46】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項3の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項47】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項4の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【請求項48】
脂質ナノ粒子(LNP)として調合された請求項5の二本鎖核酸分子を含む組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A−D】
【図22E−H】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図35】
【図2】
【図3】
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【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
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【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15】
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【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A−D】
【図22E−H】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図35】
【公表番号】特表2010−503382(P2010−503382A)
【公表日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−520964(P2009−520964)
【出願日】平成19年7月17日(2007.7.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/073723
【国際公開番号】WO2008/011431
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(500203684)サーナ・セラピューティクス・インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】Sirna Therapeutics,Inc.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月17日(2007.7.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/073723
【国際公開番号】WO2008/011431
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(500203684)サーナ・セラピューティクス・インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】Sirna Therapeutics,Inc.
【Fターム(参考)】
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