説明

低分子RNAを検出するための組成物および方法、ならびにその使用

低分子RNA標的核酸、好ましくは、miRNA標的核酸を検出するための組成物および方法であって、該標的核酸の高感度で特異的な検出をもたらす組成物および方法が提供される。該組成物および方法は、好ましくはエクステンダープライマーである第1の増幅オリゴマーと、好ましくは少なくとも部分的に二本鎖の標的捕捉オリゴマーと、プロモータープライマー/プロモータープロバイダーと、好ましくはユニバーサルプライマーであるリバースプライマーと、検出プローブとのうちの1または複数を用いるステップを包含する。該組成物および方法は、診断、予後診断、処置有効性のモニタリング、および/または処置の決定に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料中における標的核酸の存在を検出する方法であって、
(a)捕捉領域および末端領域と、それらが両側に位置する内部の標的ハイブリダイズ配列とで構成される、部分的に二本鎖のヘアピン構造をハイブリダイズ条件下において形成する標的捕捉プローブを供給するステップであって、前記末端領域は、前記捕捉領域に結合して、前記ヘアピン構造の二本鎖ステム部分を形成し、前記標的ハイブリダイズ領域は、前記ヘアピン構造の一本鎖ループ部分を形成するステップと、
(b)miR−221標的核酸を含有することが疑われる試料を、前記捕捉プローブと混合するステップと、
(c)前記捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列を、前記miR−221標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズさせるステップと、
(d)特異的結合対のメンバーを併せて結合させることにより、前記捕捉領域を、捕捉支持体に結合させた固定化プローブに結合させ、これにより、前記miR−221標的核酸と、前記捕捉プローブと、前記捕捉支持体に結合させた前記固定化プローブとで構成される捕捉ハイブリッド体を形成させるステップと、
(e)前記捕捉支持体に結合させた前記捕捉ハイブリッド体を、前記試料中における他の成分から分離するステップと、
(f)前記miR−221標的核酸を、前記捕捉ハイブリッド体からリリースするステップと、
(g)前記リリースされたmiR−221標的核酸と、前記標的捕捉プローブとを含む混合物に、その一部が、前記標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に同一な標的ハイブリダイズ配列を含む、少なくとも第1の増幅オリゴマーを供給するステップと、
(h)あるセットの条件をもたらし、前記第1の増幅オリゴマーを前記miR−221標的核酸にハイブリダイズさせて増幅反応を引き起こし、前記標的捕捉プローブを部分的に二本鎖でヘアピン形成させるステップと、
(i)増幅反応において検出可能な増幅産物を生成させるステップであって、前記第1の増幅オリゴマーにより、前記miR−221標的核酸からcDNA鎖を生成させるステップと、
(j)前記増幅産物を検出して、前記試料中におけるmiR−221標的核酸の存在を示すステップと
を含む、方法。
【請求項2】
試料中における標的核酸の存在を検出する方法であって、
(a)捕捉領域および末端領域と、それらが両側に位置する内部の標的ハイブリダイズ配列とで構成される、部分的に二本鎖のヘアピン構造をハイブリダイズ条件下において形成する標的捕捉プローブを供給するステップであって、前記末端領域は、前記捕捉領域に結合して、前記ヘアピン構造の二本鎖ステム部分を形成し、前記標的ハイブリダイズ領域は、前記ヘアピン構造の一本鎖ループ部分を形成するステップと、
(b)miR−221標的核酸を含有することが疑われる試料を、前記捕捉プローブと混合するステップと、
(c)前記捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列を、前記miR−221標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズさせるステップと、
(d)特異的結合対のメンバーを併せて結合させることにより、前記捕捉領域を、捕捉支持体に結合させた固定化プローブに結合させ、これにより、前記miR−221標的核酸と、前記捕捉プローブと、前記捕捉支持体に結合させた前記固定化プローブとで構成される捕捉ハイブリッド体を形成させるステップと、
(e)前記捕捉支持体に結合させた前記捕捉ハイブリッド体を、前記試料中における他の成分から分離するステップと、
(f)前記miR−221標的核酸を前記捕捉ハイブリッド体からリリースし、あるセットの条件をもたらし、前記標的捕捉プローブを、部分的に二本鎖のヘアピン構造とするステップと、
(g)前記リリースされたmiR−221標的核酸と、前記標的捕捉プローブとを含む混合物に、複数の増幅オリゴマーを供給するステップであって、前記複数のオリゴマーは、少なくとも第1の増幅オリゴマーと、プロモーターベースのオリゴマーとを含み、前記第1の増幅オリゴマーは、その一部が、前記標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に同一な標的ハイブリダイズ配列を含み、前記プロモーターベースのオリゴマーは、その一部が、前記標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、複数の増幅オリゴマーを供給するステップと、
(h)あるセットの条件をもたらし、前記ヘアピン捕捉プローブの存在下において、前記第1の増幅オリゴマーを、前記miR−221標的核酸にハイブリダイズさせるステップと、
(i)前記複数の増幅オリゴマーを用いて増幅反応を実施し、前記miR−221標的核酸から増幅産物を生成させるステップと、
(j)前記増幅産物を検出して、前記試料中におけるmiR−221標的核酸の存在を示すステップと
を含む、方法。
【請求項3】
試料中における標的核酸の存在を特異的に検出する多重増幅法であって、
(a)miR−221標的核酸を捕捉する標的捕捉プローブと、miR−182標的核酸を捕捉する標的捕捉プローブとを供給するステップであって、前記標的捕捉プローブの各々は、捕捉領域および末端領域と、それらが両側に位置する内部の標的ハイブリダイズ配列とで構成され、前記末端領域は、前記捕捉領域に結合して、ヘアピン構造の二本鎖ステム部分を形成し、前記標的ハイブリダイズ領域は、前記ヘアピン構造の一本鎖ループ部分を形成し、前記miR−221標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列は、miR−221配列の全部または一部と実質的に相補的であり、前記miR−182標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列は、miR−182配列の全部または一部と実質的に相補的であるステップと、
(b)miR−221標的核酸およびmiR−182標的核酸を含有することが疑われる試料を、前記捕捉プローブと混合するステップと、
(c)前記捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列を、それら各々の標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズさせるステップと、
(d)特異的結合対のメンバーを併せて結合させることにより、前記捕捉領域を、捕捉支持体に結合させた固定化プローブに結合させ、これにより、前記miR−221標的核酸と、前記捕捉プローブと、前記捕捉支持体に結合させた前記固定化プローブとで構成される捕捉ハイブリッド体、ならびに前記miR−182標的核酸と、前記捕捉プローブと、前記捕捉支持体に結合させた前記固定化プローブとで構成される捕捉ハイブリッド体を形成させるステップと、
(e)前記捕捉ハイブリッド体を、前記試料中における他の成分から分離するステップと、
(f)前記miR−221標的核酸およびmiR−182標的核酸を前記捕捉ハイブリッド体からリリースし、あるセットの条件をもたらし、前記標的捕捉プローブを、部分的に二本鎖のヘアピン構造とするステップと、
(g)前記リリースされたmiR−221標的核酸およびmiR−182標的核酸ならびに前記標的捕捉プローブを含む混合物に、複数の増幅オリゴマーを供給するステップであって、前記複数のオリゴマーは、
(i)少なくとも第1の増幅オリゴマーと、miR−221標的核酸またはそのcDNA鎖に特異的にハイブリダイズするプロモーターベースのオリゴマーとを含み、前記第1の増幅オリゴマーは、その一部が、前記miR−221標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に同一な標的ハイブリダイズ配列を含み、前記プロモーターベースのオリゴマーは、その一部が、前記miR−221標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含み、
(ii)少なくとも第1の増幅オリゴマーと、miR−182標的核酸またはそのcDNA鎖にハイブリダイズするプロモーターベースのオリゴマーとを含み、前記第1の増幅オリゴマーは、その一部が、前記miR−182標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に同一な標的ハイブリダイズ配列を含み、前記プロモーターベースのオリゴマーは、その一部が、前記miR−182標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ領域の一部と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、
複数の増幅オリゴマーを供給するステップと、
(h)あるセットの条件をもたらし、前記第1の増幅オリゴマーを、それら各々の標的核酸にハイブリダイズさせるステップと、
(i)前記複数の増幅オリゴマーを用いて増幅反応を実施し、前記miR−221標的核酸およびmiR−182標的核酸から増幅産物を生成させるステップと、
(j)前記増幅産物を検出して、前記試料中におけるmiR−221標的核酸、miR−182標的核酸、またはこれらの両方の存在を示すステップと
を含む、方法。
【請求項4】
前記捕捉領域が、前記標的捕捉プローブ標的ハイブリダイズ配列の3’端に接合される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記捕捉領域が、前記標的捕捉プローブ標的ハイブリダイズ配列の5’端に接合される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記捕捉領域を前記固定化プローブに結合させるステップが、前記捕捉領域および前記固定化プローブの相補的配列をハイブリダイズさせる結果として生じる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記捕捉領域が、dT0〜310〜30からなる群より選択されるヌクレオチド配列である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記捕捉領域が、dA12である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記標的核酸を、前記捕捉ハイブリッド体からリリースするステップにより、前記捕捉プローブが、前記固定化プローブからさらにリリースされる、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
miR−221標的核酸に特異的にハイブリダイズする前記標的捕捉プローブが、配列番号24と少なくとも95%同一なヌクレオチド配列を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
miR−221標的核酸に特異的にハイブリダイズする前記標的捕捉プローブが、配列番号44と少なくとも95%相補的な標的ハイブリダイズ配列を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
miR−221標的核酸に特異的にハイブリダイズする前記標的捕捉プローブが、配列番号24である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の増幅オリゴマーが、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーであり、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、その各々の標的核酸の3’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に相補的である、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記miR−221の第1の増幅オリゴマーが、配列番号49と少なくとも95%同一な伸長核酸配列を有する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記miR−221の第1の増幅オリゴマーが、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーであり、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列の5’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に同一である、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記miR−221の第1の増幅オリゴマーが、配列番号49と少なくとも95%同一な伸長核酸配列を有する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記miR−221標的捕捉オリゴマーが、配列番号24である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の増幅オリゴマーが、配列番号17である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
プロモーターベースのオリゴマーと、リバースプライマーオリゴマーとを、ステップ(g)の混合物に供給し、ステップ(h)の増幅反応に関与させる、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記プロモーターベースのオリゴマーが、前記miR−221標的捕捉プローブ標的ハイブリダイズ領域の3’端における17以上の連続核酸と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、請求項2または請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記miR−221の第1の増幅オリゴマーが、配列番号49と少なくとも95%同一なヌクレオチド配列を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記miR−221標的捕捉オリゴマーが、配列番号24である、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記プロモーターベースの増幅オリゴマーが、配列番号11である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の増幅オリゴマーが、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーであり、前記リバースプライマーが、前記伸長核酸配列と相補的な核酸増幅産物の一部を標的とする、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
リバースプライマーオリゴマーを、ステップ(g)の混合物に供給し、ステップ(i)の増幅反応に関与させる、請求項2に記載の方法。
【請求項26】
前記第1の増幅オリゴマーが、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーであり、前記リバースプライマーが、前記伸長核酸配列と相補的な核酸増幅産物の一部を標的とする、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
リバースプライマーオリゴマーを、ステップ(g)の混合物に供給し、ステップ(i)の増幅反応に関与させる、請求項3に記載の方法。
【請求項28】
miR−221を標的とする前記第1の増幅オリゴマーが、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーであり、前記リバースプライマーが、前記伸長核酸配列と相補的な核酸増幅産物の一部を標的とする、請求項27に記載の方法。
【請求項28】
miR−182を標的とする前記第1の増幅オリゴマーが、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーであり、前記リバースプライマーが、前記伸長核酸配列と相補的な核酸増幅産物の一部を標的とする、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記伸長核酸配列が、配列番号49と少なくとも95%同一である、請求項24から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記リバースプライマーが、ユニバーサルプライマーである、請求項19から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記リバースプライマーが、配列番号20である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
ステップ(g)が、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーである第1の増幅オリゴマーであって、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的核酸の3’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に相補的であるオリゴマーを供給するステップを含み、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側のプロモーター配列とを含むプロモーターベースの増幅オリゴマーであって、前記標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的核酸の5’端における17以上の連続核酸と実質的に同一であるオリゴマーを供給するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
ステップ(g)が、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーである第1の増幅オリゴマーであって、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的核酸の3’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に相補的であるオリゴマーを供給するステップ、ならびに3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側のプロモーター配列とを含むプロモーターベースの増幅オリゴマーであって、前記標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的核酸の5’端における17以上の連続核酸と実質的に同一であるオリゴマーを供給するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項34】
ステップ(g)が、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーである、miR−221標的核酸に特異的にハイブリダイズする第1の増幅オリゴマーであって、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的核酸の3’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に相補的であるオリゴマーを供給するステップを含み、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側のプロモーター配列とを含む、miR−221標的核酸のcDNA鎖にハイブリダイズするプロモーターベースの増幅オリゴマーであって、前記標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−221標的核酸の5’端における12以上の連続核酸と実質的に同一であるオリゴマーを提供するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項35】
ステップ(g)が、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーである、miR−182標的核酸に特異的にハイブリダイズする第1の増幅オリゴマーであって、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−182標的核酸の3’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に相補的であるオリゴマーを供給するステップを含み、3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側のプロモーター配列とを含む、miR−182標的核酸のcDNA鎖にハイブリダイズするプロモーターベースの増幅オリゴマーであって、前記標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−182標的核酸の5’端における12以上の連続核酸と実質的に同一であるオリゴマーを提供するステップをさらに含む、請求項3または請求項34に記載の方法。
【請求項36】
miR−221標的核酸を捕捉するように構成された前記標的捕捉プローブが、配列番号44と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、請求項32から35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
miR−182標的核酸を捕捉するように構成された前記標的捕捉プローブが、配列番号41と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、請求項3、35、または36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
前記増幅反応を、標的捕捉プローブの存在下において実施し、前記増幅反応の条件を、前記標的捕捉プローブのヘアピン形成を維持するように構成する、請求項32から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
前記増幅反応が、等温増幅反応である、請求項32から38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
増幅産物を、検出プローブオリゴマーを用いて検出する、請求項1から39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記検出プローブオリゴマーが、直鎖検出プローブである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記検出プローブオリゴマーが、ヘアピン検出プローブである、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記検出プローブオリゴマーを標識する、請求項41または請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記検出プローブオリゴマーを二重標識する、請求項41または請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記標的核酸の検出が、リアルタイムの検出である、請求項1から44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
前記標的核酸の検出が、がんの診断、がんに関連する予後診断の提供、がん処置の有効性のモニタリング、またはこれらの組合せに有用である、請求項1から45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
前記がんが、前立腺がんである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
配列番号44の全部または一部と実質的に相補的な内部の標的ハイブリダイズ配列を包含する連続直鎖配列で構成される、ヘアピン構造である少なくとも部分的な二本鎖構造をハイブリダイズ条件下において形成する標的捕捉プローブであって、前記内部の標的ハイブリダイズ配列は、前記ヘアピン構造の一本鎖ループ部分を形成し、捕捉領域と、前記捕捉領域に結合して前記ヘアピン構造の二本鎖ステム部分を形成する末端領域とが両側に位置し、前記捕捉領域は、実質的にホモポリマーの核酸配列をさらに含み、前記末端領域は、前記捕捉領域配列と相補的な、実質的にホモポリマーの核酸配列をさらに含むプローブを含む、組成物。
【請求項49】
前記捕捉領域の配列が、dT0〜310〜30からなる群より選択される、請求項48に記載の組成物。
【請求項50】
前記捕捉プローブが、配列番号24と少なくとも95%同一である、請求項48に記載の組成物。
【請求項51】
(a)配列番号44の全部または一部と実質的に相補的な内部の標的ハイブリダイズ配列を包含する連続直鎖配列で構成される、ヘアピン構造である少なくとも部分的な二本鎖構造をハイブリダイズ条件下において形成するmiR−221標的捕捉プローブであって、前記内部の標的ハイブリダイズ配列は、前記ヘアピン構造の一本鎖ループ部分を形成し、かつ捕捉領域と、前記捕捉領域に結合して前記ヘアピン構造の二本鎖ステム部分を形成する末端領域とが両側に位置し、また、前記捕捉領域は、実質的にホモポリマーの核酸配列をさらに含み、前記末端領域は、前記捕捉領域配列と相補的な、実質的にホモポリマーの核酸配列をさらに含むプローブと、
(b)3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーである、miR−221標的核酸にハイブリダイズするように構成された第1の増幅オリゴマーであって、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列は、前記miR−221標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列の5’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に同一であるオリゴマーと
を含む、増幅反応混合物。
【請求項52】
前記miR−221標的捕捉プローブの3’端における12以上の連続核酸と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、プロモーターベースのオリゴマーをさらに含む、請求項51に記載の増幅反応混合物。
【請求項53】
前記プロモーターベースのオリゴマーが、配列番号11と少なくとも95%同一である、請求項52に記載の増幅反応混合物。
【請求項54】
前記プロモーターベースのオリゴマーが、配列番号11である、請求項52に記載の増幅反応混合物。
【請求項55】
前記miR−221標的捕捉プローブが、配列番号24と少なくとも95%同一である、請求項51から54のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項56】
前記miR−221標的捕捉プローブが、配列番号24である、請求項51から54のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項57】
前記miR−221エクステンダープライマーが、配列番号17と少なくとも95%同一である、請求項51から56のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項58】
前記miR−221エクステンダープライマーが、配列番号17である、請求項51から56のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項59】
リバースプライマーをさらに含む、請求項51から58のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項60】
前記リバースプライマーが、前記伸長核酸配列と相補的な配列の一部を標的とする、請求項59に記載の増幅反応混合物。
【請求項61】
前記リバースプライマーが、配列番号20である、請求項59に記載の増幅反応混合物。
【請求項62】
前記標的捕捉プローブが、前記標的ハイブリダイズ配列内において、少なくとも1つの2’−OMe残基を含む、請求項51から61のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項63】
配列番号41の全部または一部と実質的に相補的な内部の標的ハイブリダイズ配列を包含する連続直鎖配列で構成される、ヘアピン構造である少なくとも部分的な二本鎖構造をハイブリダイズ条件下において形成するmiR−182標的捕捉プローブであって、前記内部の標的ハイブリダイズ配列は、前記ヘアピン構造の一本鎖ループ部分を形成し、かつ捕捉領域と、前記捕捉領域に結合して前記ヘアピン構造の二本鎖ステム部分を形成する末端領域とが両側に位置し、前記捕捉領域は、実質的にホモポリマーの核酸配列をさらに含み、前記末端領域は、前記捕捉領域配列と相補的な、実質的にホモポリマーの核酸配列をさらに含むプローブをさらに含む、請求項51から62のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項64】
3’側の標的ハイブリダイズ配列と、5’側の伸長核酸配列とを含むエクステンダープライマーである、miR−182標的核酸にハイブリダイズするように構成された第1の増幅オリゴマーであって、前記3’側の標的ハイブリダイズ配列が、前記miR−182標的捕捉プローブの前記標的ハイブリダイズ配列の5’端における約9つ以上の連続核酸と実質的に同一であるオリゴマーをさらに含む、請求項51から63のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項65】
前記miR−182標的捕捉プローブの3’端における12以上の連続核酸と実質的に相補的な標的ハイブリダイズ配列を含む、プロモーターベースのオリゴマーをさらに含む、請求項64に記載の増幅反応混合物。
【請求項66】
前記プロモーターベースのオリゴマーが、配列番号10と少なくとも95%同一である、請求項65に記載の増幅反応混合物。
【請求項67】
前記プロモーターベースのオリゴマーが、配列番号10である、請求項65に記載の増幅反応混合物。
【請求項68】
前記miR−182捕捉プローブが、配列番号23と少なくとも95%同一である、請求項64から67のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項69】
前記miR−182捕捉プローブが、配列番号23である、請求項64から67のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項70】
前記miR−182エクステンダープライマーが、配列番号16と少なくとも95%同一である、請求項64から69のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項71】
前記miR−182エクステンダープライマーが、配列番号16である、請求項64から69のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項72】
リバースプライマーをさらに含む、請求項64から71のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。
【請求項73】
前記リバースプライマーが、前記伸長核酸配列と相補的な配列の一部を標的とする、請求項72に記載の増幅反応混合物。
【請求項74】
前記リバースプライマーが、配列番号20である、請求項72に記載の増幅反応混合物。
【請求項75】
前記標的捕捉プローブが、前記標的ハイブリダイズ配列内において、少なくとも1つの2’−OMe残基を含む、請求項64から74のいずれか一項に記載の増幅反応混合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−509675(P2012−509675A)
【公表日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−537729(P2011−537729)
【出願日】平成21年11月25日(2009.11.25)
【国際出願番号】PCT/US2009/065835
【国際公開番号】WO2010/068473
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(500506530)ジェン−プロウブ インコーポレイテッド (58)
【Fターム(参考)】