説明

低融解性殺生物配合物

【課題】本発明により取り組まれる課題は4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロンおよび3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマートを含む低融解性混合物を生じさせる。
【解決手段】4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン、3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート、および少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアートを含む低融解性殺生物組成物。この組成物は室温での凝集および結晶化に関して安定である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、安定な低融解性(low−melting)殺生物組成物、および低融解性固体殺生物剤の安定な水性分散物に関する。
【背景技術】
【0002】
外装用塗料のようなコーティングの保護に使用される殺生物活性成分は、雨に対する繰り返しの曝露に対して素早く浸出するのを妨げるために低い水可溶性を有する必要がある。それ故に、そのような活性成分を保護されるべきマトリックスに添加することは、粉体を直接処方することによりなされうるか、または有機溶媒中の濃縮溶液もしくはフロアブル(flowable)分散物を製造することによってなされうる。技術的な製造環境において、そのような生物学的活性物質の純粋な粉体を取り扱うことは従業者が毒性の粉体に曝露するかなりの危険性を伴う。このような粉体は、全体的な殺微生物有効性を限定しうる大きく異なる粒子サイズも有する。
【0003】
有機溶媒中の活性成分の溶液は典型的には濃度で限定され、よってかなりの量の有機溶媒(VOC)を環境中に導入し、なおかつむしろ高価でもある。フロアブル水性分散物は溶液よりも濃縮されることができ、より少ないVOCを有し、低減された粒子サイズのために均一な分布および均一な殺微生物有効性を確実にする。また、それは作業者を活性成分にさらす危険性を最小化し、かつ一般的に産業において使用されている。例えば、米国特許出願公開第2007/0292465号は、水性分散物を製造するのに使用されうるフェノール系殺生物剤の低融解性混合物を開示する。しかし、この文献はDCOITおよびIPBCを含む安定な低融解性混合物を教示していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2007/0292465号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明により取り組まれる課題はDCOITおよびIPBCを含む低融解性混合物を生じさせることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、50%〜70%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン;20%〜30%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート;および5%〜30%の少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアート;の混合物を含む殺生物(biocidal)組成物に関する。
本発明のある実施形態においては、組成物は10%〜18%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン、4.5%〜9%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート、2%〜8%の少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアート、50%〜72%の水、および10%〜20%の界面活性剤、充填剤および増粘剤の組み合わせ;を含む。
【発明を実施するための形態】
【0007】
他に示されない限りは、全ての温度は単位℃である。他に示されない限りは、全ての比は重量比であり、全てのパーセンテージは重量パーセントである。「無機物質」は、炭酸塩の形態の炭素を除く、炭素を実質的に含まない物質である。「無機充填剤」は100ミクロン未満の粒子サイズを有し、水性分散物中で懸濁されたままであることができる無機物質である。「増粘剤」は中程度の剪断速度、すなわち、「注ぎ込み性(pourability)」での粘度を非常に増大させることなく低剪断粘度を増大させるように、水性系のレオロジー特性を変更する物質である。
【0008】
本発明の組成物は4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン(DCOIT)、3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート(IPBC)および少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアートの混合物を含む。本発明のある実施形態においては、少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアートは、メチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種;あるいはメチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種;あるいはメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートまたはプロピル4−ヒドロキシベンゾアート;あるいはメチル4−ヒドロキシベンゾアートまたはプロピル4−ヒドロキシベンゾアート;あるいはメチル4−ヒドロキシベンゾアートである。本発明のある実施形態においては、組成物は52%〜68%のDCOITと、20%〜28%のIPBCと、10%〜25%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種との混合物を含むか;あるいは52%〜65%のDCOITと、20%〜26%のIPBCと、15%〜25%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種との混合物を含むか;あるいは53%〜63%のDCOITと、21%〜25%のIPBCと、16%〜23%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種との混合物を含む。組成物は追加の成分を含むことができ;混合物について提供されたパーセンテージは、他の成分を除いた3成分の相対量である。
【0009】
本発明のある実施形態においては、組成物は少なくとも1種の界面活性剤をさらに含む。本発明のある実施形態においては、組成物は水、少なくとも1種の界面活性剤、少なくとも1種の無機充填剤、および少なくとも1種の増粘剤をさらに含む。好ましくは、4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロンと、3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマートと、メチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種との混合物は、組成物の15%〜35%を構成し;水は組成物の50%〜75%を構成し;並びに界面活性剤、充填剤および増粘剤の組み合わせは、組成物の10%〜20%を構成する。銅塩をはじめとする他の成分が少量で存在することもできる。本発明のある実施形態においては、組成物は10%〜18%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン、4.5%〜9%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート、2%〜8%の少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアート、50%〜72%の水、並びに10%〜20%の界面活性剤、充填剤および増粘剤の組み合わせを含むか;あるいは、11%〜15%のDCOIT、5.5%〜7.5%のIPBC、3.5%〜6%の少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアート、55%〜65%の水、並びに12%〜18%の界面活性剤、充填剤および増粘剤の組み合わせを含む。
【0010】
本発明のある実施形態においては、組成物は少なくとも1種の銅塩を含む。好適な銅塩には、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸銅および銅EDTA錯体、例えば、NaCuEDTAおよび(NHCuEDTAなどが挙げられる。好ましくは、組成物は、(DCOITの重量の)3%〜10%、より好ましくは(DCOITの重量の)5%〜8%の少なくとも1種の銅塩を含む。DCOIT、IPBC、前記アルキル4−ヒドロキシベンゾアートのもの、水、界面活性剤、充填剤、増粘剤および銅塩を含む組成物においては、好ましくは銅塩の量は0.3%〜1.8%、より好ましくは0.5%〜1.4%である(パーセンテージは組成物全体を基準とする)。
【0011】
好ましくは、組成物は(DCOITの重量の)50%〜100%、より好ましくは(DCOITの重量の)60%〜90%の少なくとも1種の無機充填剤を含む。DCOIT、IPBC、前記アルキル4−ヒドロキシベンゾアートのもの、水、界面活性剤、充填剤および増粘剤を含む組成物においては、好ましくは、無機充填剤の量は6.5%〜13.5%、より好ましくは8%〜12%である(パーセンテージは組成物全体を基準とする)。好ましい無機充填剤には、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、セライト、タルク、二酸化チタンおよびクレイ、例えば、カオリンが挙げられる。
【0012】
好ましくは、組成物は(DCOITの重量の)7%〜37%、より好ましくは(DCOITの重量の)11%〜30%の少なくとも1種の界面活性剤を含む。DCOIT、IPBC、前記アルキル4−ヒドロキシベンゾアートのもの、水、界面活性剤、充填剤および増粘剤を含む組成物においては、好ましくは少なくとも1%、より好ましくは少なくとも1.5%、より好ましくは少なくとも2%の少なくとも1種の界面活性剤が組成物中に存在する。好ましくは、界面活性剤の量は6%以下、より好ましくは5%以下、最も好ましくは4.5%以下である。好ましい界面活性剤には、例えば、非イオン性界面活性剤、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール;2〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化された(ethoxylated)C−C11アルコール;およびナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒドポリマー;およびドデシルベンゼンスルホン酸金属塩が挙げられる。2〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC−C11分岐アルコールが特に好ましい。
【0013】
好ましくは、組成物は(DCOITの重量の)3%〜9%、より好ましくは(DCOITの重量の)4%〜7%の少なくとも1種の増粘剤を含む。好適な増粘剤には、例えば、キサンタンガム、ケイ酸塩、アクリル酸ポリマーおよびコポリマー、並びにコロイド状金属ケイ酸塩が挙げられる。DCOIT、IPBC、前記アルキル4−ヒドロキシベンゾアートのもの、水、界面活性剤、充填剤および増粘剤を含む組成物においては、好ましくは増粘剤の量は0.4%〜1.2%、より好ましくは0.5%〜1%である。
【0014】
本発明のある実施形態においては、組成物は10%〜18%のDCOIT;4.5%〜9%のIPBC;2%〜8%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種;50%〜72%の水;6.5%〜13.5%の少なくとも1種の無機充填剤;0.4%〜1.2%の少なくとも1種の増粘剤;0.3%〜1.8%の少なくとも1種の銅塩;並びに1%〜5%の少なくとも1種の界面活性剤を含むか;あるいは、11%〜15%のDCOIT;5.5%〜7.5%のIPBC;3.5%〜6%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種;55%〜65%の水;8%〜12%の少なくとも1種の無機充填剤;0.5%〜1%の少なくとも1種の増粘剤;0.5%〜1.4%の少なくとも1種の銅塩;並びに1.5%〜4.5%の少なくとも1種の界面活性剤を含む。
【0015】
本発明のある実施形態においては、組成物は界面活性剤を水に添加し、次いでアルキル4−ヒドロキシベンゾアート(単一種または複数種)を添加し、加熱(好ましくは40℃〜60℃に)し、次いで融解したDCOITを添加する。この混合物は典型的には冷却され、次いで残りの成分が添加される。好ましくは混合物は70ミクロン未満、好ましくは50ミクロン未満の粒子サイズに、好ましくは30℃以下の温度で、あるいは25℃以下の温度で粉砕される。粒子サイズは走査型電子顕微鏡を用いて光学的に、あるいは市販の粒子サイズ分析器、例えば、レーザー光散乱を用いて粒子サイズを決定する粒子サイズ分析器を用いて決定される。典型的には、より小さな粒子はより大きな安定性を分散物にもたらす。好ましくは、粒子の少なくとも95%が10μ〜50μ、より好ましくは15μ〜40μの範囲にある。好ましくは、分散物は、粒子の凝集に関して安定であると共に、DCOITおよび/またはIPBCの結晶化に関して安定である。
【0016】
水性分散物の成分は、安定な分散物を生じさせることができる任意の混合装置、例えば、真空ミキサー、ローター/ステーター型ホモジナイザー、インライン型乳化装置(in−line emulsifiers)、静的ミキサー、ピストン型ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、高速ジェットまたはノズルおよびボールミルなどを用いて撹拌される。
【実施例】
【0017】
実施例1:DCOITおよびIPBCを含む3成分混合物
DCOIT:IPBC、2:1の混合物が第3成分と混合され、第3成分が融点に与える影響を評価した。DCOIT/IPBC混合物は31〜36℃の融点を有していた。結果は、アルキル4−ヒドロキシベンゾアートについて最も良好であった。そのパーセンテージ変更についてのデータは下記の表1にまとめられる。試験された他の好適な固体化合物であって、不溶性であるか、または融点をアルキル4−ヒドロキシベンゾアートより低く下げることが見いだされたものは、ベンゾイソチアゾロン(BIT)、n−ブチルBIT、カルベンダジム、クロロタロニル、ジウロン、ホルペット、イルガロール、OIT、ペルメトリン、プロピコナゾール、テブコナゾール、テルブトリン、テルブチラジン、チアベンダゾールおよび亜鉛オマジンを含んでいた。87%の(2:1)DCOIT:IPBC、および2種の界面活性剤:6.5%のC11分岐アルコール・7単位のエチレンオキシドおよび6.5%のC−C11分岐アルコール・2.5単位のエチレンオキシドの組み合わせは32℃で融解した。
【0018】
【表1】

1.DSCは、このサンプルが冷却の際に約−30℃で結晶化し、次いで再加温の際に12〜20℃で融解したことを示した。DSCは、13%のメチル4−ヒドロキシベンゾアートを含むサンプルが約−25℃で結晶化したことも示した。
2.DSCは約−25℃で結晶化を示した。
【0019】
実施例2:DCOIT/IPBC/メチル4−ヒドロキシベンゾアートを含む水性組成物の製造
下記の表2に示される成分が下記の手順に従って一緒にされた。得られた分散物のDSC分析は、−30℃の冷却の際に結晶化点を示した。
【0020】
【表2】

【0021】
60.3%の代わりに20%の(1)を入れた。(4)を加え、1.5%の代わりに0.5%の(5)を加えた。撹拌下均一に混合した。(10)を添加し、45〜50℃に加熱し、続いて融解した(2)を撹拌下で添加し、均一に混合した。(1)の第2の部分(すなわち、40.3%)を添加した。25℃に冷却した。(3)、(9)および(8)を順に添加し、撹拌によって均一に混合した。均一に撹拌しながら(6)を複数回で添加し、(5)の残部(すなわち、1%)で湿潤された(あらかじめ混合された)(7)を添加した。均一に混合した。混合物はDYNO Millによって40μに粉砕された。粉砕温度は26℃未満に保たれた。最終混合物の外観は青緑色の分散物であり、pH〜7.4であった。
【0022】
実施例3:様々な量のメチル4−ヒドロキシベンゾアートを有する水性組成物
実施例2に記載される組成物のサンプルが、0〜5%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート(HMB)を用いて製造された。サンプルの一部分が40℃に2時間加熱され、次いで室温(r.t.)に冷却され、一方で別の一部分はその間中室温に保たれた。様々な時点でのサンプルの観察が下記の表3に示される。
【0023】
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)50%〜70%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン;
(b)20%〜30%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート;および
(c)5%〜30%の少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアート;
の混合物を含む殺生物組成物。
【請求項2】
少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアートが、メチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
52%〜68%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン、20%〜28%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート並びに10%〜25%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種を含む、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも1種の界面活性剤をさらに含む、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロンと、3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマートと、メチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種との混合物が組成物の15%〜35%を構成し;水が組成物の50%〜75%を構成し;並びに界面活性剤、無機充填剤および増粘剤を含む組み合わせが、組成物の10%〜20%を構成する、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
界面活性剤が、2〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC−C11分岐アルコールの少なくとも1種を含み、無機充填剤がカオリンを含む請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
(a)10%〜18%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン;
(b)4.5%〜9%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート;
(c)2%〜8%の少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアート;
(d)50%〜72%の水;並びに
(e)10%〜20%の界面活性剤、無機充填剤および増粘剤の組み合わせ;
を含む殺生物組成物。
【請求項8】
少なくとも1種のC−Cアルキル4−ヒドロキシベンゾアートが、メチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種である、請求項7に記載の殺生物組成物。
【請求項9】
界面活性剤が、2〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC−C11分岐アルコールの少なくとも1種を含み、無機充填剤がカオリンを含む請求項8に記載の殺生物組成物。
【請求項10】
10%〜18%の4,5−ジクロロ−2−オクチル−3(2H)−イソチアゾロン;4.5%〜9%の3−ヨードプロパルギル−N−ブチルカルバマート;2%〜8%のメチル4−ヒドロキシベンゾアート、エチル4−ヒドロキシベンゾアートおよびプロピル4−ヒドロキシベンゾアートの少なくとも1種;50%〜72%の水;6.5%〜13.5%の少なくとも1種の無機充填剤;0.4%〜1.2%の少なくとも1種の増粘剤;0.3%〜1.8%の少なくとも1種の銅塩;並びに1%〜5%の少なくとも1種の界面活性剤;を含む請求項9に記載の殺生物組成物。

【公開番号】特開2009−256320(P2009−256320A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−51828(P2009−51828)
【出願日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(590002035)ローム アンド ハース カンパニー (524)
【氏名又は名称原語表記】ROHM AND HAAS COMPANY
【Fターム(参考)】