説明

作業保護帽用防寒耳覆い

【課題】従来技術による耳覆いにおいては、ヘッドバンドの部分が頭部と、作業保護帽の間に位置するため邪魔になるとともに、頭部の一部が圧迫される事や、耳覆い本体を暫時取り外したいときには、そのたび毎に作業保護帽を脱がなくてはならない不便さがあった。
【解決手段】作業保護帽本体の側下部に簡便に着脱可能な取付け手段を具備し、なおかつ、耳殻に対し好適な位置を確保できることを提供することである、また、耳覆い本体が暫時不用な場合、耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能なため、そのたび毎に作業保護帽を脱がなくてもよい機能構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業保護帽に簡便に装着可能であり、かつ耳殻に対し好適な位置を確保でき、暫時不用の場合においては耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能なの機能構成を持つ防寒耳覆いに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の耳覆いとしては、実公昭59−29926号公報、実公昭60−9210号公報、実公平3−52498号公報等に多くの例が見られるように、逆U字状のヘッドバンドの両端に、起毛保温布を装着した耳覆い本体を取り付けたものが一般的なものとしてよく知られている。
【0003】
ところが、上記のようなヘッドバンド付きの耳覆いにおいては、作業保護帽を着用して使用する場合ヘッドバンドの部分が頭部と、作業保護帽の間に位置するため邪魔になるとともに、頭部の一部が圧迫され不快感を感じる。
【0004】
また、耳覆い本体を暫時取り外したいときには、そのたび毎に作業保護帽を脱がなくてはならない不便さがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術による耳覆いにおいては、ヘッドバンドの部分が頭部と、作業保護帽の間に位置するため邪魔になるとともに、頭部の一部が圧迫される事や、耳覆い本体を暫時取り外したいときには、そのたび毎に作業保護帽を脱がなくてはならない不便さがあった。本発明は、上記のような従来技術の背景のもとにおいて、作業保護帽に簡便に着脱可能のうえ、耳殻に対し好適な位置に確保され、また耳覆い本体が暫時不用な場合、耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能を持つ機能構成の作業保護帽用防寒耳覆いを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
而して、本発明は、以上の課題を解決するために、作業保護帽本体の側下部に簡便に着脱可能な取付手段を具備し、なおかつ、耳殻に対し好適な位置を確保できることを提供することである。
【0007】
また、耳覆い本体が暫時不用な場合、耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能なため、そのたび毎に作業保護帽を脱がなくてもよい機能構成を持つ作業保護帽用防寒耳覆いを基本的な要旨とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、作業保護帽本体の側下部に簡便に着脱可能な取付け手段を具備し、なをかつ耳殻に対し好適な位置を確保できる。また、耳覆い本体が暫時不用な場合、耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能な機能構成のため、そのたび毎に作業保護帽を脱がなくてもよい作業保護帽用防寒耳覆いを基本的な要旨とするものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
この発明の実施形態を詳しく説明する。本発明の請求項1に 記載の発明は、耳殻を覆う左右それぞれに独立した一対の耳覆い本体にて構成され、耳覆い本体がそれぞれ、作業保護帽本体の側下部に簡便に着脱可能な取付け手段を具備してなること特徴とするものである。
【0010】
本発明の請求項2記載の発明は、耳覆い本体を耳殻に対し好適な位置を確保するため、耳覆い本体が上下、内外方向に調整可能な機能をゆうすることを特徴とする構成のものである。
【0011】
本発明の請求項3記載の発明は、耳覆い本体が暫時不用の場合、耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能な機能構成を有するものである。
【0012】
本発明の請求項4記載の発明は、耳覆い本体取付け部には、過度の衝撃による離脱を防止する機能を有するものである。
【0013】
本発明の請求項5記載の発明は、耳覆い本体内の起毛保温布には、携帯電話用イヤホーンを取付けることが可能な、イヤホーンホルダーを具備する機能構成のものである。
引き続き、本発明の実施例を図面に基づき詳しく説明する。
【実施例】
【0014】
引き続き、本発明の実施例を図面に基づき詳しく説明する。
まず図1において、この発明に係る作業保護帽用防寒耳覆い具は、耳殻を覆う左右それぞれに独立した一対の、1耳覆い本体にて構成され、1耳覆い本体を、4取付用具を介して、9作業保護帽本体の左右側下部に取付けて使用する。
【0015】
図1で示すように1耳覆い本体は、硬質合成樹脂製の、2変形角状板基体と、3起毛保温布、4固定用自在具、5スイングアーム、6離脱防止用ピンとで構成される。
【0016】
また、2円盤状基体には、7集音孔が設けてあり、適度の外音を聴取が可能なため、周囲の状況を把握でき安全面にも配慮されている。
【0017】
図で示すように1耳覆い本体は、4取付用具の下端部を基点とし、5スイングアームを介して、1耳覆い本体が暫時不用な場合には、9作業保護帽の上部側面に折納され機能を有する機能有する。
【0018】
また、図1及び、図4で示すように、1耳覆い本体内部には、3起毛保温布が内装されており、耳殻を好適に保温する機能を持つとともに、携帯電話用イヤホーンを取付けることが可能な、8イヤホーンホルダーを具備する機能構成のものである。
【0019】
「他の実施形態」
図1における、1耳覆い本体の、2変形角状板基体の素材は、硬質合成樹脂製ではあるが、他の素材のものでもよい、また、形状は変形角状であるが他の形状のものでのよい。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の作業保護帽用防寒耳覆い本体図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す概念図である。
【図3】耳覆い本体折納状況概念図である。
【図4】耳覆い本体の部品図である。
【符号の説明】
【0021】
1 耳覆い本体
2 変形角状板基体
3 起毛保温布
4 取付用具
5 スイングアーム
6 離脱防止用ピン
7 集音孔
8 イヤホーンホルダー
9 作業保護帽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳殻を覆う左右それぞれに独立した一対の耳覆い本体にて構成され、耳覆い本体がそれぞれ、作業保護帽本体の側下部に簡便に着脱可能な取付手段を具備してなること特徴とする、作業保護帽用防寒耳覆い。
【請求項2】
耳覆い本体を耳殻に対し好適な位置を確保するため、耳覆い本体が上下、内外方向に調整可能な機能を有する請求項1の作業保護帽用防寒耳覆い。
【請求項3】
耳覆い本体が暫時不用の場合、耳覆い本体を、作業保護帽本体の上部側面に折納可能な機能構成を有する請求項1の作業保護帽用防寒耳覆い。
【請求項4】
耳覆い本体取付け部には、過度の衝撃による離脱を防止する機能を有する請求項1の作業保護帽用防寒耳覆い。
【請求項5】
耳覆い本体内の起毛保温布には、耳殻を好適に保温する機能を持ち、また、携帯電話用イヤホーンを取付けることが可能な、イヤホーンホルダーを具備する機能構成を有する請求項1の作業保護帽用防寒耳覆い。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−336116(P2006−336116A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−158358(P2005−158358)
【出願日】平成17年5月31日(2005.5.31)
【出願人】(304006377)
【Fターム(参考)】