説明

作業機

【課題】 圃場を整地する整地部が主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長整地部材を備えた作業機においてコスト低下と軽量化とを図る。
【解決手段】 圃場を整地する整地部21を備え、この整地部21が、主整地部25から左右方向外方に延出状とされた延長整地部材24を有する作業機において、前記延長整地部材24を、弾性を有する樹脂によって形成された延長整地部材本体24Aと、この延長整地部材本体24Aの左右一側に固着された取付体24Bとで構成し、前記取付体24Bを主整地部25に取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリ耕耘機や代掻きハロー等の整地機能を有する作業機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ロータリ耕耘機の耕耘部の後方を覆うリヤカバーは、その上端側が耕耘部の上方を覆うメインカバーの後部側に枢着されて上下揺動自在に支持されていると共に弾下装置によって下方に付勢されており、該リヤカバーの下端側は圃場に接地して該圃場を整地する整地部とされている。
また、ロータリ耕耘機にあっては、リヤカバーの下端側の整地部が、該リヤカバーの本体部分の下端側の主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長整地部材を備えているものがある(特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に係るロータリ耕耘機の延長整地部材は、主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長姿勢と、主整地部の上面側に位置する不使用姿勢とに姿勢変更自在となるように、主整地部にステーや支軸等を介して回動自在に支持されていると共に、延長整地部材は不使用姿勢から延長姿勢へと回動する方向にバネによって付勢されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−245325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来のロータリ耕耘機にあっては、延長整地部材は板金製であるので、コスト高であり、重量が重いという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、圃場を整地する整地部が主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長整地部材を備えた作業機においてコスト低下と軽量化とを図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、圃場を整地する整地部を備え、この整地部が、主整地部から左右方向外方に延出状とされた延長整地部材を有する作業機において、
前記延長整地部材を、弾性を有する樹脂によって形成された延長整地部材本体と、この延長整地部材本体の左右一側に固着された取付体とで構成し、前記取付体を主整地部に取り付けたことを特徴とする。
【0007】
また、前記主整地部の上面側に複数の取付ピンを立設し、この取付ピンを前記取付体に形成した挿通孔に挿通して抜け止めすることにより、取付体が主整地部に着脱自在に取り付けられているのがよい。
また、前記延長整地部材を左右方向に反転させて前記取付ピンを取付体に形成した前記挿通孔に挿通して抜け止めすることにより、延長整地部材が主整地部の上面側に位置する不使用状態に保持可能とされているのがよい。
【0008】
前記取付体が主整地部の上面に取付固定され、延長整地部材本体の下面が主整地部の下面と面一状とされているのがよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、延長整地部材を、弾性を有する樹脂によって形成された延長整地部材本体と、この延長整地部材本体の左右一側に固着された取付体とで構成し、前記取付体を主整地部に取り付けるようにすることにより、コスト低下及び軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】リヤカバーを上面側からみた図である。
【図2】ロータリ耕耘機の側面図である。
【図3】補助カバー及び延長整地部材の斜視図である。
【図4】(a)は補助カバー及び延長整地部材の側面断面図、(b)はリヤカバー本体及び補助カバーの側面断面図である。
【図5】(a)はリヤカバーの左下端側の平面拡大図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。
【図6】他の形態のリヤカバーの左下端側の平面拡大図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
【図7】他の形態のリヤカバーの左下端側の平面拡大図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
【図8】他の形態のリヤカバーを示す側面断面図である。
【図9】他の形態のリヤカバーを上面側からみた図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2において、1は整地機能を有する作業機として例示するロータリ耕耘機であり、このロータリ耕耘機1は、トラクタの後部に三点リンク機構を介して昇降自在に装着可能とされ、圃場を移動しながら該圃場を耕耘可能とされている。
前記ロータリ耕耘機1は、中央のギヤケース2から左右にサポートアーム3を突設し、左側のサポートアーム3の左右方向外端に伝動ケース4の上部を取付固定すると共に、右側のサポートアーム3の左右方向外端にサイドフレームを取付固定して門型に構成された機枠5を有する。
【0012】
この機枠5のギヤケース2にはトップマスト6が上方突出状に固定され、このトップマスト6の前部にはトップリンク取付ブラケット7が設けられ、このトップリンク取付ブラケット7は、三点リンク機構のトップリンクの後端側又は三点リンク機構の後端側に連結される連結枠の上部に連結される。
また、前記機枠5の左右各サポートアーム3には、三点リンク機構のロワーリンクの後端側又は三点リンク機構の後端側に連結される連結枠の下部が連結されるロワーリンク取付ブラケット8が設けられている。
【0013】
前記機枠5の下部には、伝動ケース4の下部とサイドフレームの下部とにわたって左右方向の軸芯回りに回動自在に支持された爪軸9と、この爪軸9に取り付けられた多数の耕耘爪10とを備えた耕耘部11が設けられている。
また、機枠5のギヤケース2にはPIC軸12が設けられ、このPIC軸12にはトラクタのPTO軸から動力が伝達され、該PIC軸12に伝達された動力は、ギヤケース2内の動力伝達機構、左側サポートアーム3内の伝動軸、伝動ケース4内の動力伝達機構を経て爪軸9に伝達されて、該爪軸9が、例えば、矢示A方向に回転駆動されて圃場が耕耘される。
【0014】
また、前記機枠5には前記耕耘部11を覆う耕耘カバー13が設けられている。
耕耘カバー13は、耕耘部11の上方を覆うメインカバー14と、耕耘部11の後方を覆うリヤカバー15とを備えている。
メインカバー14は伝動ケース4とサイドフレームとの間に設けられ、リヤカバー15は、その上端側(前端側)がメインカバー14の後端側に左右方向の軸芯回りに回動自在に支持されて上下揺動自在とされている。
【0015】
リヤカバー15の上方側には、メインカバー14の上面側に設けられたブラケット16とリヤカバー15の上面側(背面側)に設けられたブラケット17とにわたって設けられた弾下装置18が左右一対設けられ、この弾下装置18によって、リヤカバー15が、該リヤカバー15の下端側(後端側)を接地させるべく下方側(接地方向)に付勢されている。
【0016】
前記リヤカバー15の下端側は、耕耘部11の後方側にて接地し、該耕耘部11で耕耘された圃場を整地する整地部21とされている。
すなわち、耕耘部11で耕起されて後方に放てきされる耕耘土はリヤカバー15に衝当して砕土され、リヤカバー15の下端側の整地部21で整地される。
図1に示すように、前記リヤカバー15は、耕耘部11の後方側を覆う本体部分である板金製のリヤカバー本体22と、このリヤカバー本体22の下端側の左右両側に設けられた板金製の補助カバー23と、左右各補助カバー23に該補助カバー23から左右方向外方に突出状するように設けられた延長整地部材24とを有する。
【0017】
本実施形態にあっては、リヤカバー15の下端側の整地部21は、リヤカバー本体22の下端側(左右補助カバー23の下部間)及び補助カバー23の下部で構成された主整地部25と、前記左右の延長整地部材24とで構成されている。
なお、図1に示す実施形態では、延長整地部材24は、補助カバー23に設けられているが、図9(a)に示すように、補助カバー23が設けられていないリヤカバー15にあっては、延長整地部材24はリヤカバー本体22の下端側の左右両側に設けられる。この場合は、リヤカバー本体22の下端側のみで主整地部25が構成される。
【0018】
また、図9(b)に示すように、リヤカバー本体22の下端側に、該リヤカバー本体22の左右幅方向にわたる長さのサブカバー20が着脱自在に設けられてなるタイプのリヤカバー15にあっては、延長整地部材24はサブカバー20の左右両側に設けられる。この場合は、サブカバー20が主整地部25とされる。
いずれのタイプのリヤカバー15であっても、主整地部25はリヤカバー15の下端側に備えられ、且つ該主整地部25はリヤカバー本体22の左右幅に相当する長さとされている。
【0019】
前記リヤカバー本体22の上端側(前端側)はメインカバー14の後端側に支軸26を介して左右方向の軸芯回りに回動自在に枢着されている。
このリヤカバー本体22の下端側の左右両側には、図5に示すように、左右方向外方及び下方に開放状の切欠き部27が設けられている。
また、図4(b)に示すように、リヤカバー本体22の下端には筒部28が形成されている。
【0020】
この筒部28はリヤカバー15を構成する板材の下端側を上面側へと円弧状に折り返すと共に該板材の下側端部をリヤカバー本体22の上面側に固着することで形成されている。
前記補助カバー23は、リヤカバー本体22の前記切欠き部27を塞ぐように上方側からリヤカバー本体22に着脱自在に取り付けられている。
【0021】
この補助カバー23は、ロータリ耕耘機1に片倍土器を取り付けて作業をする際に、片倍土器に干渉しないように取り外される。
図3、図5に示すように、左右の各補助カバー23の下端側の上面側には左右方向の軸心を有するパイプ材からなる補強部材29が固着され、この補強部材29の左右方向内方側は補助カバー23から左右方向内方に向けて突出していて、リヤカバー本体22の前記筒部28に左右方向外方から挿脱自在に差し込まれる差込み部30とされている。
【0022】
補助カバー23の上部側は、固定具によってリヤカバー本体22に着脱自在に取付固定される。
主整地部25の一部を構成する補助カバー23の下部は、下方側に向けて凸となる湾曲状に形成されている。
また、補助カバー23の下部の上面側(反接地面側)には、一対の取付ピン31が立設されている。
【0023】
本実施形態では、該一対の取付ピン31は前後に関して間隔をおいて設けられているが、左右又は前後方向に対して傾斜する斜め方向に並設されていてもよい。
また、取付ピン31は、3本以上設けられていてもよい(複数本設けられていればよい)。
図1、図3〜図5に示すように、前記延長整地部材24は、左右方向に長い延長整地部本体24Aと、この延長整地部本体24Aの左右一側に固着された取付体24B(補強部材)とから構成されている。
【0024】
前記延長整地部本体24Aは保形性を有する軟質の樹脂板によって形成されていて弾性(可撓性)を有する(弾性変形可能である)。
また、延長整地部材本体24Aは、補助カバー23の下部形状に沿うように(補助カバー23の下部上面に面接触して重ね合わされるように)下方に向けて凸となる湾曲状に形成された底壁32と、この底壁32の前後端部から上方側に延びる前後壁33,34とから左右方向に長い上方開放状の樋状(溝形形状)に形成されている。なお、この延長整地部材本体24Aは成形型によって又はその他の樹脂成形手段によって形成される。
【0025】
また、この延長整地部材本体24Aの前後壁33,34は平行状とされ、この前後壁33,34の対向方向中央において該前後壁33,34の対向方向に直交する仮想面を境として延長整地部材本体24Aが対称形とされている。
なお、前後壁33,34は平板状でなくてもよく、湾曲状であってもよい。
前記取付体24Bは、金属等の硬質の板材によって形成され(本実施形態では板金製)、上壁36と、下壁37と、これら上下壁36,37の前端側同士を連結する前壁38と、上下壁36,37の後端側同士を連結する後壁39とから筒状に形成されている。
【0026】
取付体24Bの下壁37は、延長整地部材24の前後中間部の湾曲形状に沿うように下方側に向けて凸となる湾曲状に形成されていて、延長整地部材24の底壁32の上面に面接触して重ね合わされて固着されている。
また、取付体24Bの前後壁38,39は、延長整地部材24の前後壁33,34に面接触して重ね合わされて固着されている。
【0027】
また、取付体24Bの上壁36は上方側に向けて凸となる湾曲状に形成されている。
また、取付体24Bは、延長整地部材24の前後壁33,34の対向方向中央において前後壁33,34の対向方向に直交する仮想面を境とした対称形に形成されている。
取付体24Bの上壁36及び下壁37には、それぞれ前記取付ピン31が挿通可能な挿通孔41,42が前後一対(取付ピン31の本数・位置に合わせて)形成されている。
【0028】
前記挿通孔41,42は、取付体24Bの上下壁36,37の前後中央部から前後に振り分け状に形成されていて、上壁36に形成された挿通孔41と、下壁37に形成された挿通孔42とは、前後同じ側にある挿通孔41,42が同芯状となるように形成されている。
また、延長整地部本体24Aの取付体24B固着部分の底壁32には、取付体24Bの下壁37に形成された挿通孔42に連通する挿通孔43が前後一対(取付ピン31の本数・位置に合わせて)形成されている。
【0029】
前記構成のものにあっては、延長整地部材24は、前後壁33,34間の中央を境として対称形に形成され、且つ挿通孔41,42,43も前後壁33,34間の中央を境とする対称位置に形成されていることから、延長整地部材24は左右同じものが使用可能とされている。
前記構成の延長整地部材24を、該延長整地部材本体24Aが補助カバー23から左右方向外方に延出状となるように、且つ延長整地部材本体24Aの前後中間部の湾曲面が下側を向くように補助カバー23の上方側に配置し、延長整地部材本体24Aの挿通孔43及び取付体24Bの上下壁36,37の挿通孔41,42に対して相対的に取付ピン31を挿通し、スナップピン等の抜止め部材44を取付ピン31に取り付けて該取付ピン31を抜け止めすると、延長整地部材24が補助カバー23から左右方向外方に延出する(延長整地部材24が主整地部25から左右方向外方に延出する)使用状態に取り付けられる。
【0030】
この状態において、延長整地部材本体24Aの取付体24Bが固着された部分は、補助カバー23の上面に重ね合わされていると共に補助カバー23の補強部材29に接当している。
なお、延長整地部材本体24Aの取付体24B固着部分を補強部材29に接当させなくてもよいが、補強部材29に接当させることにより、該補強部材29で延長整地部材24の取付部分がバックアップされる。
【0031】
前記使用状態では、延長整地部材24は、前後左右及び上下に略移動不能である。そして、延長整地部材本体24Aを保形性を有する軟質樹脂によって形成して該延長整地部材本体24Aに弾性を持たせていることにより、該延長整地部材本体24Aの弾性力によって(延長整地部材をバネで付勢する従来タイプのものと同様に)土を押さえる作用(機能)を持たせている。
【0032】
また、前記使用状態とされた延長整地部材24を補助カバー23から取り外して、該延長整地部材24を前記使用状態の姿勢に対して左右方向に反転させ(左右方向にひっくり返し)、この状態で、延長整地部材本体24Aの挿通孔43及び取付体24Bの上下壁36,37の挿通孔41,42に対して相対的に取付ピン31を挿通し、スナップピン等の抜止め部材44を取付ピン31に取り付けて取付ピン31を抜け止めすると、延長整地部材24が補助カバー23の上面側に位置する(延長整地部材24が主整地部25の上面側に位置する)不使用状態(格納状態)に保持可能とされている。
【0033】
前記実施形態の延長整地部材本体24Aは樹脂製であるので、従来の板金製の延長整地部材に比して、軽量であり且つ安価である。また、その取付構造も、従来のように、延長整地部材を主整地部に回動自在に取り付けるためのステーや支軸、及び、延長整地部材を延長姿勢へと付勢するバネを必要としないので安価である。
図6は他の形態のリヤカバー15を示しており、延長整地部材本体24Aの補助カバー23から延出する部分が、補助カバー23上面に重ね合わされる部分よりも下側に位置するように、延長整地部材本体24Aを、延長整地部材本体24Aの補助カバー23から延出する部分の左右方向内端側で段付き状に形成したものである。
【0034】
これによって、延長整地部材本体24Aの補助カバー23から延出する部分が、補助カバー23と突き合わせ状に接当するよう構成され、また、延長整地部材本体24Aの補助カバー23から延出する部分の下面が補助カバー23の下面と面一状とされている。
また、取付体24Bは補助カバー23から左右方向外方に延出され、この延出された部分の下壁37は前記延長整地部材本体24Aの段付き形状に合わせて段付き状に形成されている。
【0035】
その他の構成は前記図1〜図5に示す形態のリヤカバー15と同様に構成される。
図7は、図1〜5及び図6に示す形態のリヤカバー15とは異なる他の形態のリヤカバー15を示しており、延長整地部材本体24Aの左右方向内端側を補助カバー23下部の左右方向外端側に突き合わせ状に接当させると共に延長整地部材本体24Aの下面と補助カバー23の下面とを面一状としたものである。
【0036】
取付体24Bは、下壁37の左右方向内方側が補助カバー23の上面に重ね合わされて前記と同様の取付構造にて補助カバー23に取り付けられている。
また、取付体24Bは補助カバー23から左右方向外方に延出されており、この取付体24Bの、補助カバー23から延出された部分に延長整地部材本体24Aが固着されている。
【0037】
その他の構成については、前記図1〜図5に示す形態のリヤカバー15と同様に構成される。
この図7に示す形態のものにあっては、延長整地部材24は、延長整地部材本体24Aの前後壁33,34間の中央を境とした対称形ではないので、延長整地部24を左右で兼用することはできないが、前述した形態のものと同様に、延長整地部材24を延長整地部材本体24Aの前後壁33,34間の中央を境とした対称形に形成して、左右で兼用できるようにしてもよい。
【0038】
また、図8は、図1〜図5、図6、図7に示す形態のリヤカバー15とは異なる他の形態のリヤカバー15を示しており、取付体24Bが上壁36と、該上壁36の前後端部から下方側に延びる前後壁38,39とから下向き開放状の樋状(溝形状)に形成されている点で、図1〜図5に示す形態のものと異なるものである。
【符号の説明】
【0039】
21 整地部
24 延長整地部材
24A 延長整地部材本体
24B 取付体
25 主整地部
31 取付ピン
41 挿通孔
42 挿通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圃場を整地する整地部(21)を備え、この整地部(21)が、主整地部(25)から左右方向外方に延出状とされた延長整地部材(24)を有する作業機において、
前記延長整地部材(24)を、弾性を有する樹脂によって形成された延長整地部材本体(24A)と、この延長整地部材本体(24A)の左右一側に固着された取付体(24B)とで構成し、前記取付体(24B)を主整地部(25)に取り付けたことを特徴とする作業機。
【請求項2】
前記主整地部(25)の上面側に複数の取付ピン(31)を立設し、この取付ピン(31)を前記取付体(24B)に形成した挿通孔(41,42)に挿通して抜け止めすることにより、取付体(24B)が主整地部(25)に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記延長整地部材(24)を左右方向に反転させて前記取付ピン(31)を取付体(24B)に形成した前記挿通孔(41,42)に挿通して抜け止めすることにより、延長整地部材(24)が主整地部(25)の上面側に位置する不使用状態に保持可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記取付体(24B)が主整地部(25)の上面に取付固定され、延長整地部材本体(24A)の下面が主整地部(25)の下面と面一状とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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