説明

使い捨て可能/交換可能なブラシヘッドを有するクリーニングブラシ

便器等の清掃用のクリーニングブラシを開示する。このブラシは恒久的な取っ手と、交換可能/使い捨て可能なブラシヘッドとを有し、該ブラシヘッドは清掃後、水に流すことが可能である。このブラシは、水分解性および/又は攪拌分解性材料のシートの積み重ねである。シートは、加圧接合法又は水溶性接着剤によって端部に共に取付け可能であり、対向端部に剛毛が形成される。棒部は、ブラシヘッドを締着およびゆるめるための遠隔システムを供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
適用しない。
【0002】
(連邦政府により提供された調査に関する陳述書)
適用しない。
【0003】
本発明は掃除に使用するブラシに関する。特にトイレブラシの提供に適していると考えられる。
【背景技術】
【0004】
通常、トイレブラシは、通常は便器周辺で洗浄用化学物質をかき回し、便器側面に沿って汚れの除去を補助するよう、便器の側面を化学物質又は水で擦り洗いするために使用される。通常は、このようなブラシは、ブラシの取っ手(ハンドル、柄)に恒久的に固定されるブラシ剛毛を有する。
【0005】
これらのブラシがトイレの掃除を補助する一方、不使用時の収納に関して問題がある。このようなブラシの使用後、消費者は、通常は便器の水中でブラシをかきまわすことにより該ブラシを濯ぐことを試みる。この濯ぎ処理は、何回か水を流して繰り返される。通常、このことは、トイレ内で見られる洗浄用化学物質、排泄物、尿および散在する紙の小片の大部分を濯ぎ流すが、広範囲に濯いだ後でも、通常、ブラシには若干の汚濁物が残存する。その結果、ブラシは収納中、不快な臭いを出すようになったり見た目が悪くなっていったりする。
【0006】
汚染物質が収納されたブラシに付いているのに、使用直後にブラシから滴が滴り落ちる。したがって、消費者は、余分な水を大体除去しようとトイレに向ってブラシを振り動かし、ブラシをすぐ収納バケツ等に入れる。これでも、濡れたブラシを便器からバケツ又は同様の収納容器まで移す際には、依然として液体が床に滴り落ちることになる。いずれにせよ、消費者にとってバケツ又は収納容器の収納場所を見つけておかなくてはならない。
【0007】
このような問題を解決するために、この技術において、ブラシの取っ手は恒久的でも、ブラシヘッドは使い捨て可能、且つ、交換可能な要素として形成された様々な組み立て物が設計された。例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3および特許文献4を参照のこと。また、特許文献5を参照のこと。
【0008】
これらの器具では、使用後に便器に流すことが可能な生物分解可能な小型ヘッドとして使い捨て可能ブラシ・ヘッドが設計された。洗浄用化学物質を別途添加しないですむように、交換可能ヘッドを洗浄用配合物に含浸させたものもある。
【0009】
しかし、これらの器具は、交換可能なブラシヘッドを棒部又は取っ手に接続するために、比較的弱い摩擦による取付けにたよっていた。ヘッドは、使用中、擦り洗いの完了前(例えば、しつこいしみを力強く擦り洗いする間)、不意に早々落下するおそれがあった。
【0010】
また、このようなタイプの一部のブラシヘッドは、感度の高いトイレでの詰まりの問題があり得るし、感度が高い汚水処理タンクシステムへの使用には適さない。これは、ヘッドのサイズ、或いは、余剰の構造、例えばヘッド部を共に保持するための帯部材が原因であろう。
【0011】
このようなリスクを避けようと、それらのブラシヘッドは極めて水分解性材料から形成された。残念なことに、その材料は水分解性であるため、特に強力な擦り洗いが試みられる際に、洗浄作業が終了する前に分解しはじめるものもあった。例えば、ハイジェニハウス(Hygenihouse)のブラシヘッドは分解性であるため、「水位上の擦り洗い完了前に水位下の便器の部分を洗うとブラシが分解してしまうため、水位上の便器部分の掃除を最初にすることが必要である」と使用説明書に書いてある。
【0012】
先行技術の他の短所は、これらの器具の多くは(従来の便器用ブラシとだいたい同じサイズのブラシを提供するために)比較的長い取っ手にたよっていることである。これは、かなりの空間を占めるため、小売業者はそのような長い器具をあまり歓迎しないし、いずれにしても、出荷および包装費用が上昇する。
【0013】
さらに、棒部のホルダー部分を便器に接触させられるように、他のこのような器具は、ブラシヘッドに関して突設した取付け機構にたよっている。そのようなタイプでは、いろいろな便器の一部には、表面が傷つくおそれのあるものがある。
【0014】
いくつかの先行技術に関するさらなる問題は、交換可能なブラシヘッドは、非常に小さいブラシヘッドに対する依存(このことにより、便器の掃除に必要な時間が増える)を含むこと、又は、適切且つ急速な湿潤が困難な構造の影響を含む(このことにより、含浸する化学物質の配合時間が増える)ことである。
【0015】
さらに他の器具は、自動化装置による効率よい製造は不可能であった。このため、これらの器具の費用は市場競争力に乏しい。
【0016】
このように、交換可能で使い捨て可能なブラシヘッドを備えたタイプの改良されたトイレブラシの必要性が依然としてあることが分かる。
【特許文献1】米国特許第4031673号明細書
【特許文献2】米国特許第5471697号明細書
【特許文献3】米国特許第4987634号明細書
【特許文献4】米国特許第6094771号明細書
【特許文献5】国際公開01/15587号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
ひとつの態様において、本発明は清掃用器具(例えば便器ブラシ)による保持に適したブラシヘッドを供給する。ブラシヘッドは、水分解性材料の複数の層を備えていて、互いに頂部に配置されてこのような層の積み重ねを形成する。
【0018】
この特許において、「水分解性」とは、住居の配管システムにおいて典型的な機械的作用の程度により、材料が1ヵ月未満、好ましくは1日未満、より好ましくは30分未満水中で構造的に片(好ましくは多数の小片)に分離する傾向があるという意味を意図する。「水分解性」は、様々な理由により生物分解性も非常に好ましいが、必ずしも特定の程度の構造的分解性から区別される生物分解性を必要とするものではない。
【0019】
様々なセルロース材料が水分解性のトイレペーパーとして使用するために開発され、所望よりもすばやく分解しがちなため、水環境の便器表面の擦り洗いに使用する際に、そのような従来のトイレペーパーを積層してブラシヘッドに使うことは我々のブラシヘッドに最適ではない。したがって、水絡合のセルロース系繊維の混合物から形成される不織繊維織物を使用することが好ましい。このような水絡合材料の開示については、米国特許第4, 755,421号を参照のこと。
【0020】
他の選択された繊維と水絡合する少なくとも70%のパルプ繊維である非繊維織物を使用することが最も好ましい。適する材料は、アールストローム社(Ahlstrom Corporation)から、ハイドラスパン784フラッシャブル・ワイプス(Hydraspan 784 Flushable Wipes)、ハイドラスパン8553フラッシャブル・ワイプス(Hydraspan 8553 Flushable Wipes)、ハイドラスパン1280フラッシャブル・ワイプス(Hydraspan 1280 Flushable Wipes)、およびハイドラスパン1280フラッシャブル・ワイプス・アパーチャード・グレード(Hydraspan 1280 Flushable Wipes Apertured Grade)の商品名で入手可能である。最後に挙げた材料は、その他の三つよりも若干研摩性の高い材料である。一の形において、約500ミクロンの乾燥厚さを有する材料から始まる。その材料の2枚重ねの構造を形成することによって、約1,000ミクロンの厚さとなる。
【0021】
本発明のブラシヘッドのいくつかは、反復的にアコーディオン式に折り畳まれた水分解性材料の単一片から形成される。これは「積層」の一つの形である。
【0022】
別のアプローチは、その材料の短い切片をとり、それらを一度折り畳み、折り畳まれた切片を積み重ねることである。どちらのアプローチも、折り畳まれた水分解性材料の単一のシートから形成されたその層の少なくとも二層を有する、積層によるブラシヘッドを形成する。
【0023】
いずれにしても、積み重ねにおいてこのような材料の四層〜四十の層を有することが好ましい。四層未満のものを使用すると、典型的な便器の掃除により多くの時間を要する小型ブラシヘッドとなってしまう。四十層以上の適用は製造費が増し、トイレ又は汚水処理タンクシステムの詰まりの頻度が増加する。
【0024】
所望レベルの特定の層厚さを達成するために、すでに厚みのあるシートから始められる。或いは、より薄い厚さの複数のシートをとり、複数の積層を(圧縮によって)作成できる。
【0025】
ブラシヘッドのより容易な取扱い、締着および取りはずしを提供するために、好ましくは、剛毛の反対側のブラシヘッドの端部は、共に結合された層を有する。一の手段は、通常、紙タオルの複数の層を共に接着するために使用されるタイプの(機械的なキルティングとしても周知の)加圧接合法による結合を達成することである。これは、接着、ステープル留め、又は、縫合のステップの必要性の回避に有効である。しかし、結合の圧力は、層が水洗又は腐敗状態で急速に分離することを可能にするために慎重に調整される必要がある。
【0026】
代替例は、ブラシヘッドの剛毛に対向する積み重ねの端部付近に適用された水溶性取付け手段を使用することである。取付け手段は、水溶性接着剤、例えば接着剤H9397(ボスティック・フィンドリー(Bostik findley)のホットメルト接着剤)でありえる。取付け手段は、ポリビニルアルコールのような材料から成る水溶性の糸又は針に代替できる。
【0027】
乾燥後に若干粘着性のある接着剤がこの目的のために選択される際は、接着剤が塗布されたブラシヘッドの一部に配置された、別個の水溶性カバーシートを使用することも好ましい。シートは、好ましくは化学物質を含浸させずに、層と同じ材料から製造可能である。
【0028】
さらなる技術は、カバーとして、且つ、接着剤を塗布する両方の機能を有する、粘着性のラベルであるカバーに関するものである。このアプローチは、接着剤の塗布のための単独のステップを回避し、あらゆる接着剤がカバーで覆われることを保証する。
【0029】
剛毛に対向するヘッドの終端に層を結合するための技術に関係なく、ヘッド端部が、静止状態での剛毛端部が対向端部より50〜200%厚くなるよう圧縮されることが望ましい。この場合、擦り洗いの動きの間に便器に向けて押すと、剛毛端部は、適切な量に分散する傾向がある。
【0030】
被結合部はヘッド軸方向の長さの三分の一以下を構成することが好ましい。この場合も、これは、長さの三分の二以上を剛毛に使用することを可能にし、そのための支持を広げる。
【0031】
他の形において、本発明はトイレブラシの取っ手による保持に適したトイレ・ブラシヘッドを供給する。ブラシヘッドは、少なくとも1分間、水より下の便器内壁表面を擦り洗いする際でも、その構造的保全性を本質的に保持可能な撹拌分解性材料から成る。「攪拌分解性」とは、米国特許第4117187号の分解測定手順を使用して、撹拌開始からヘッドが全て2.54cmより小さい直径を有する小片に分解されるまでに測定されるヘッドの分割時間が30分未満であることを意味する。
【0032】
非常に好適な形において、ブラシヘッドは少なくとも部分的に洗浄用化学物質、例えば界面活性剤に含浸する。化学物質は、便器又は他の洗浄に有効なことで知られている一以上の界面活性剤の混合物でありえる(例えば、最も好ましくは陰イオンおよび非イオン性の組み合わせであるが、しかし、また、陽イオン又は両性イオンでも可能である)。化学成分は、また、香料、(例えば、ヘッド自体を染色するために、又は、便器の水を所望の色、例えば青に変える)染料、防腐剤、漂白剤および/または従来の便器用洗剤の他の添加剤(例えば 研磨剤)を含んでもよい。
【0033】
最も好ましくは、あらゆるこのような含浸する化学物質における水の含有率は非常に低い、或いは、水を含まない。例えば、適用される化学成分は50%未満(又は、より好ましくは30%未満)の水を含み得る。水の含有率が低い(又は水を含まない)洗浄用化学物質を用いて、収納の間、洗剤が内層から外層に移ることが抑制される。さらに、ブラシの構造的保全性が保護される。
【0034】
化学成分を塗布する際、内層に含浸するが、外層には含浸しないことが好ましい。これは、濯ぐ必要なく、ブラシの外側で便器外側および頂部縁を拭くことを可能にする。このことはまた、ヘッドの交換の際のヘッドの手動の取り扱いにおいて、消費者が洗浄用化学物質と接触する可能性を少なくする。これはさらに、包装、締着および/または緩めることを容易にできる。
【0035】
一つの態様において、洗浄用化学物質は、収納の間その層の端に移動しないよう、内層の中心部にのみ配置される。これは、消費者が化学物質に接触せずにヘッドの六つ(又は、少なくとも五つ)の外面に接触することが可能であるように、ブラシヘッド全体の外側には化学物質を使わないようにしてもよいというさらなる利点を有する。
【0036】
また、理解されるように、ある層が、一つの化学物質(例えば染料)に含浸する間、他の層が他の化学物質(例えば漂白剤)に含浸することが可能であり、二つの化学物質は長期保管の間、通常は何らかの方法で両立しない。水の含有率が低い、又は、水を含有しないことにより、これも促進可能である。
【0037】
例外的に水の含有率が低い、又は水を含有しないことにより、化学物質において、いくつかの層は、一つの化学配合(例えば重炭酸塩および界面活性剤)に含浸可能であり、他の層は、化学物質が便器において反応(例えば、泡立ちのために)するように、他の化学配合(例えばクエン酸および界面活性剤)に含浸可能である。
【0038】
他の好ましい形態において、複数の層が、ブラシヘッドの対向端に隣接した剛毛片で形成されている。これは、自動化装置を使用してパラレルカットで一端から積み重ねを通して略中間で切断して全ての層で剛毛片を同時に形成することによって達成可能である。各剛毛は、単層、又は、より好ましくはループ形の二重層構造である。
【0039】
好適な不織材料を使用すると、剛毛を材料のクロスマシン方向に平行に切断することにより、オートメーション処理が促進されることが発見された。しかし、切断の正確な方向は重要ではない。
【0040】
他の好ましい形態において、ジョーとブラシヘッドとの間に嵌合されたある形の凹部および凸部を備えることが望ましい。最も好適なのは、ブラシヘッド上、又は、ブラシヘッド内に形成される凹部に嵌合されるジョー上の凸部である。
【0041】
この一つの実施例は、ヘッドの結合端の軸方向のノッチ、例えば、軸方向にブラシヘッドの外部からブラシヘッドの剛毛部の方へ先細りとなるノッチである。ヘッドが保持ジョーに沿って横方向に心出しされることに適するよう、対応するさね(実接ぎ部)を、このブラシヘッドが使用される棒部上に形成可能である。代替構造は、ブラシおよび、ジョーから延長する相補横断面の対応するペグ形の凸部を介した貫通孔である。
【0042】
複数のブラシヘッドを、使用まで共に袋に又は別の容器に収容できる。或いは、単一のブラシヘッドを、他のブラシヘッドを収容しないパウチに収納できる。パウチは、剛毛部周辺にその他の部分を残しながら、剛毛より上のパウチの部分が除去できるよう、その中間部に沿って横の引裂線を備えられる。このことにより、ブラシヘッドに接触せずにブラシヘッドを扱う方法を消費者に供給する。
【0043】
他の形において、本発明はブラシヘッドを保持する棒部を供給する。棒部は、内部軸方向のキャビティと、キャビティと連通する低部開口部と、該低部開口部より上でキャビティと連通する半径方向の開口部とを有する取っ手部を備える。半径方向の開口部を通って延びる凸部を有する作動機構、取っ手キャビティに取り付けられた凸部に連結される連結ロッドおよび取っ手下部開口を外側に延びるロッドに連結したジョーがある。
【0044】
棒部は、凸部の第一(例えば軸方向に下方へ)の移動は、ジョーをブラシヘッドの除去に適した第一の位置へ移動し、凸部の第二(例えば軸方向に上方へ)の移動は、ジョーをブラシヘッドの締着に適した第二の位置へ移動するよう、構成および配置される。好ましい形において、取っ手が、前記キャビティに半径方向に延長する歯を有し、連結ロッドが半径方向に外側に延長する歯を有する。
【0045】
好ましくは、ジョーがブラシヘッドに締着される際、該ジョーはブラシヘッドの横方向表面の三分の一未満を占める。より大きな被覆率が可能であるが、ブラシ剛毛部の有効領域を減らす。
【0046】
取っ手の歯およびロッドの歯は、両者間で少なくとも一の形の軸方向の相対的な移動を抑制する(凸部の従来の半径方向の移動が無い)ために嵌合可能である。この点に関して、取っ手の歯およびロッドの歯が、第一の方向の対向方向への両者間の相対的な軸方向の移動と比較して、より容易に第一の方向への両者間の相対的な軸方向の移動を抑制できるよう、取っ手の歯およびロッドの歯は角度をつけられる。
【0047】
半径方向に外側に凸部を付勢するために、ばねが連結ロッドに沿って配置され、該ロッドは十字形の横断面の外観を伴う部分を有する。少なくとも一の外部接触耳がジョーに形成され、凸部、連結ロッドおよびジョーは、全てプラスチックの材料の単一の一体的な片から形成可能である。
【0048】
本発明の他の態様において、棒部が別個に形成された延長部に取付けされ、該延長部が吊り孔を有する。
【0049】
本発明の別の態様においても、トイレブラシは供給される。該トイレブラシは低部締着ジョーに連結される取っ手と、該ジョー内での保持に適するブラシヘッドとを備える。ブラシヘッドは互いの頂部に配置されてこのような層の積み重ねを形成する水分解性材料の複数の層を含む。
【0050】
この変形の好ましい形において、ジョーが、ブラシヘッドの位置から離れて取っ手に配置され、半径方向に延長する凸部の移動により開閉可能である。「離れて」という用語は、取っ手の長さの20%以上を意味することが意図される。
【0051】
或いは、ジョーが、ブラシヘッドの位置に隣接して配置されるレバーの移動によって開閉可能である。
【0052】
上記の説明、下記の開示および添付図面から当然なように、本発明は様々な利点を達成できる。以下を含む様々な実施形態で提供してもよい。
【0053】
(a)通常の擦り洗いの時間全体にわたって保全性を維持し、容易に分解し、水に放出するブラシヘッド、
(b)製造費が安価なブラシヘッド(例えば、自動化装置を使用して製造可能)、
(c)ブラシヘッド上の複数の分離された処理領域の使用による擦り洗いのために最適化可能なブラシヘッド、
(d)大きい表面接触領域を有するブラシヘッド、
(e)急速な湿潤に適したブラシヘッド、
(f)ブラシヘッドが便器にある時に、棒部が図らずも便器表面を傷つける傾向を最小にするブラシヘッド、
(g)少ない構成要素を備え、容易に理解される方法で操作可能である棒部・アセンブリ、
(h)消費者がブラシヘッドに接触する必要無く、容易にブラシヘッドを除去可能で、交換ヘッドが容易、且つ、堅固に再取付け可能な棒部・アセンブリおよび付随する収納システム、
(i)ブラシヘッドが早々と除去されることにより、棒部からブラシヘッドが図らずも落下する可能性を減らす棒部・アセンブリ、
(j)組立てたブラシに必要なサイズより小さな包装で棒部部が出荷および収納可能であるよう、より短い長さの片から組立て可能な棒部・アセンブリ、
(k)ブラシヘッドの適当な心出しを保証し、棒部により不適当なブラシヘッドの使用を制限する、棒部・アセンブリおよび付随するブラシヘッド、そして
(1)力強く便器内部壁の側の擦り洗いする使用のために十分な剛性を有すると消費者が感知し得るクリーニングブラシ・アセンブリ、である。
【0054】
本発明のこれらおよびさらに他の利点は、以下の開示を概観することに明らかとなる。この記載では、その一部を形成する添付図面を参照し、図により示されるが、本発明の好ましい実施形態に限定するものではない。これらの実施形態は発明の範囲を十分に表すものではない。むしろ、発明の範囲を解釈するためには、請求項を参照しなければならない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0055】
本発明は、本質的に恒久的な部品である(例えば、一以上の耐久性硬質プラスチックから成る)棒部(ワンド)/取っ手を有するトイレブラシ(又は、他のクリーニングブラシ)を提供する。該トイレブラシは使い捨て可能で交換可能なブラシヘッドも有する。この点に関して、図1〜9の実施形態には、使い捨て可能なブラシヘッド11を有するトイレブラシ(広く符号10で示す)およびマルチパートの(複数の部分からなる)棒部/取っ手(広く符号12で示す)が示される。
【0056】
図2および4から最もわかるように、棒部12は、延長部14および上下のクラムシェル・ハウジング部15、16から組立て可能である。延長部14は、好ましくは重量を減らすために主に中空であり、不使用時に(例えばくぎ又はフックに)棒部12(又は、棒部12に連結された未使用のブラシヘッド11を有する棒部12)を吊り下げるための孔17が形成されている。
【0057】
延長部14の対向端の近くには、ハウジング部15、16の対応するスナップ部21、22の受容に適した半径方向に延びた孔19および20を有する。ハウジング部15は、その対向表面に沿って、一つの表面および円弧状内側チャネル上に半径方向のスロット24を有する。ハウジング部16は、その上部表面に沿って後部凹領域26にまで延長する、対応する円弧状内側チャネルを有する。ハウジング部15、16が共に組立てられると、それらは、スロット24と連通する中空の内部キャビティおよび下端部に出口25を有する若干クラムシェル状のハウジングを形成する。
【0058】
ハウジング部15、16を組立てる前に、作動機構(アクチュエーター)(広く符号29で示す)がそれらの間に配置される。図2に示すように、作動機構29は、半径方向に外へ向かう凸部34、低可撓性ばね35、一連のキャッチ歯36、(重量および摩擦を減らすために、好ましくは横断面が十字形である)ロッド37、および、一つまたはそれ以上の接合耳39を有する可撓性ジョー(あご)38を有する。
【0059】
凸部34は、スロット24を通して延長し、ばね35によりハウジング部16に当接する。対応する歯40がハウジング部15の内部表面に形成されることが(例えば図5から)理解される。
【0060】
ハウジング部15、16が作動機構29をいったん挟持すると、このサブアセンブリ(下位組立品)は、符号19、20、21および22で示す部分の相互作用により延長部14にスナップにより嵌め込まれる。これは、安全で固定した棒部構造を形成する。
【0061】
凸部34が図5の位置にある際に、連結ロッド37の下方への移動が抑制されるよう、歯36は歯40と嵌合される。この位置において、上下のジョー30は、本発明のブラシ11の上部に対して確実に口25によって駆動されている。これらのジョーは、大部分の用途において重要でないが、必要に応じて、歯(例えば、図20のジョーと比較されたい)を備えてもよい。
【0062】
この構成において、ジョーは確実にブラシヘッド11を保持し、制御ロッド37はブラシヘッドの除去を可能にするような意図しない移動が抑制される。しかし、消費者が対向するばね圧力に対して凸部34(図7、8を比較のこと)を半径方向に内側に押すと、歯36および40は互いに離れて(図8を参照のこと)、消費者が凸部34を軸方向に取っ手口へ向けて容易に押せる。凸部のその後の解除は、歯を図9に示すように再係合することを可能にし、これにより、図6の位置にジョーを保持する。
【0063】
作動機構29は、好ましくは、プラスチック、例えば位置バイアスを保持するポリプロピレンから成形される。ジョーは図6に示す位置よりも、より開いた静止位置で成形可能である。ジョーが棒部口25に引き込まれるときに、それらは、図5に示すように互いに撓曲するようになっている。しかし、圧力を保持する棒部のわずかな解放でも、図6に示すように、ジョーが開いて撓曲できるようにし、それによってブラシヘッドを取り外す。
【0064】
ブラシヘッドは、水に流して処分するために、ジョーから容易に抜けて便器に落下可能なことが期待される。しかし、ブラシヘッドが位置を保持する傾向がある場合、ブラシヘッドを軽く振って取り外せる。
【0065】
交換ブラシヘッドを締着するためにジョーを再び閉じることが望まれる場合には、歯の特定の傾斜に起因して、凸部34の単純な軸方向の移動によって(それを下へ押さずに)これを達成できる。したがって、開放するためには二方向の移動が要求されるが、新しいブラシヘッドを捕捉するためには、凸部の一方向の移動で十分である。これは、容易に且つ直感的に交換ブラシヘッドを挿入可能にしつつ、ブラシヘッドの偶発的な開放の回避を助ける。
【0066】
図10〜13に戻ると、本発明の別の態様は、ブラシヘッドの構造である。ブラシヘッドの好ましい形態において、ブラシ材料50の二重層シートは、上記のハイドラスパンシートのうちの1つの2本のローラー51および52から形成される。
【0067】
図11〜13に示すように、シートは好ましくは外部スイッチバック53と54との間ではなく多数の内部スイッチバック55と56との間に高度に濃縮された洗浄/芳香性材料を有する材料を注入され、アコーディオン式に折り畳まれる。
【0068】
このような含浸のための洗浄用化学物質の一つの好ましい実施例は、約63%の界面活性剤(約15%のラウリルアミドDEA、約28%のナトリウム・ラウリル硫酸塩、約20%のナトリウム・ドデシルベンゼン・スルホン酸塩)と、約25%の水と、約10%の香料と、約2%の染料および防腐剤等の様々な他の成分とを含む。
【0069】
密なアコーディオン構造が形成された後、図12に示すように、得られたブロック積み重ねの長さの約半分を切断して剛毛部60および握持/粘着部61を形成することが可能である。握持/粘着部61は、プレス結合又は縫合でき、あるいは水分解性材料によってステープル留めできる(図示せず)。あるいは、その部分は水溶性接着剤で被覆可能である。いずれにせよ、この考えは、使用後にブラシヘッドが放出される前に握持/粘着部61が拡張して開くのを防ぐためである。
【0070】
それらが「乾燥」又は、「硬化」した後でもいくつかの水溶性接着剤は粘着性である。これは、その材料に触れるかもしれない消費者にとって悩みの種で、あるいは、除去を望む場合のためにブラシヘッドをその位置に貼付させた。このため、図13に示すように、ブラシ層に使用されるものと同じ材料の短い片を取り、接着端58周辺で三面カバー56を作成してもよい。
【0071】
結果として得られる剛毛の構造は大きな体積を占め、特に、ブラシ剛毛断面は使用中に若干広がることが理解される。しかし、各層は非常に狭いため、器具全体は、水を流した後、特に積み重ねが開いた後に分解し易い。
【0072】
半径方向のドレイン孔70(図4を参照のこと)が、部分16の低部領域に配置されることにも注目されたい。液体がブラシヘッド上の棒部・キャビティの中へ漏出すると、該液体は孔から迅速に排水される。
【0073】
図14〜図16に移ると、ブラシヘッドを収納する一つの形式は、その横方向の周辺に脆くさせた裂け線66を有するパウチ65に個々に包装することである。パウチをその線に沿って切り離す際、部分67を除去し、消費者は、ジョー30A内へブラシヘッドを操作するための一時的な取っ手の形としてブラシヘッド上に部分68を残せる。
【0074】
ジョー30Aがいったんブラシヘッド上で閉じると、残りのパウチ部68が廃棄される。これにより、消費者はブラシヘッドに接触する必要無く、ブラシヘッドを取り付られる。
【0075】
交換ブラシヘッドの収納の形式に関係なく、その概念は、ジョーの中にブラシヘッドを配置して、その場所に締着するということである。このことにより、従来のトイレ等の表面の清掃に適したトイレブラシを作る。
【0076】
トイレの外側は、外層の洗剤不使用の表面61によって最初に拭き取ることが可能であることに注目されたい。その後、便器の内部を、洗剤がブラシヘッドそのものから(少なくともある程度)供給されることを除いては通常の方法で、拭き取り、擦り洗いする。これにより、水に美的な色彩染料(例えば青)、又は、香料の香りを投入できるようにしてもよい。
【0077】
便器内部の側面から大部分の耐性のある浮あかを除去した後に、トイレは、第一の濯ぎのために水が流される。残った耐性のある浮あかは、その後、さらなる擦り洗いによって除去される。その後、消費者は、凸部34を半径方向内側に押し、締着ジョーの軸方向の延長を可能にする。これによりブラシヘッド11が取り外されるであろう。この時、容易に便器内の水に落ちるか、又はブラシヘッドが便器の縁の下側に一度穏やかに打ちつけられた後に水に落ちる。
【0078】
クリーニングブラシの多数の他の変更が、請求の範囲の精神から逸脱することなく、あり得る。図17および18は、ジョーが内的に可動ロッドによって動かされない他のアプローチを示す。代わりに、棒部はヒンジ孔76および一体的なジョー部75が形成される底端部12Aを有する。
【0079】
第二に、レバー77に応じた動きのためのヒンジ孔76に取り付けられるピン状ジョー78を覆い、ばね81によってその動きに対して付勢されるものがある。これはカバー56のようなカバー無しで形成されたブラシヘッド11A上へ締着される。同様に、ヘッド11はこのようなカバーを使用せずに形成可能である。
【0080】
しかし、この最後の実施形態において、棒部構造をより単純化するために、動作システムは、ブラシヘッドに隣接に配置される(例えばその上端部の単純なスティック)。この実施形態では、レバー77の回転は、ジョー部75から離すようにジョー部78を移動し、ブラシヘッド11Aを取り外す。
【0081】
図19〜図21に示すさらに別の代替実施形態において、剛毛60Bおよびカバーリングシート56Bを有するブラシヘッド11Bは、好ましくは三角形のノッチの形の軸方向の溝94を備える。作動機構の構造は、上に示されたジョー30B、連結ロッド37Bおよび接合耳39Bを備えるものと同様である。ここでは、ジョーは角度のついたグラブ歯96を備え、ジョーに三角形のさね(実接ぎ部)95を接続した。
【0082】
この構造は、ジョーに関してより正確にブラシヘッド11Bを心出しする役割を果たす。それはまた、その設計を有する不適当な交換ヘッドの使用を抑制する利点を有する。例えば、消費者が長方形のブロック・スポンジを器具に嵌入することを試みた場合、凸部は、部分間の堅固な接続を抑制し、消費者に交換ヘッドの不適当性の警告を与える。消費者が不適当な交換ヘッドを水に流そうして配管を詰まらせることになると、製品全体についての不満につながるので、このことは特に重要である。
【0083】
さらに別の代替的なアプローチは、特に図示されていないが、複数の片の折り畳みを作成するために、水分解性材料のより短い片を取り入れることである。別個の折り畳まれた片は、積み重ねることにより図12および13に示すように処理された積み重ねを結果として得られる。
【0084】
この代替アプローチは、スイッチバック構造に関する可能性のある高い製造費用に値する特定の効果がある。この点に関して、接着剤又は縫い目が分解し、又は機械的な結合が解除されると、より短い折り重ねられた外側の構造は、すでに複数の単独の片に分割され、このことにより、水分解性を促進する。さらに、この実施形態は、選択的に特定の層を様々な化学物質で被覆することを希望する場合に、若干使用し易い。
【0085】
さらに別の代替実施形態(図示せず)は、含浸化学物質に研磨剤を含めることにより、又は、いくつかの外側層として、より多くの研磨剤性質を有する異なる材料を使用することにより、擦り洗いを促進することである。この点に関して、外層にハイドラスパン・アパーチャード・グレードを配置でき、他のハイドラスパンは内層を拭う。
【0086】
さらに、ブラシヘッドは、他の方法で変更可能である。例えば、分解性材料は、ブラシを形成する前に美的な理由のために別個に染色でき、又は、子供がそれを噛もうとしたとき、子供がすぐにブラシヘッドを吐き出すよう、ビトリックス(Bitrix)又は周知の他の苦味剤に含浸できるようにしてもよい。
【0087】
棒部に関して、図1の構造は、ロッドは、ブラシヘッドだけでなく下側のジョーにも連結されるよう、変更してもよい。さらに、様々な他の機械的な手段を内部連結ロッドの運動を引き起こすために供給できる。例えば、レバーは、レバーの移動が軸方向に連結ロッドを動かすように凸部の近くに供給してもよい。あるいは、取っ手延長部の、又は他の関連した部分のねじる、又は回転する運動による様々なタイプにより、(例えばカム等の適切なリンク機構により)連結ロッドを前後に動かせる。
【0088】
さらに、図面がロッド凸部およびジョーを単一片として示しているが、ジョーはロッドにヒンジ結合した分離した片に形成可能である。さらに、ばね又は他の手段を、取っ手口に無い時にジョー部を開くために、隣接のヒンジ結合されたジョー部も近接して提供可能である。
【0089】
棒部部14〜16は、好ましくはプラスチック製である。外側部14〜16に使用したプラスチックよりもより可撓性のプラスチックが、作動機構29のために使用されることが特に好ましい。外側部14〜16には、例えばABS(例えばジェネラル・エレクトリック社(General Electric)製のMG38)などのプラスチックが好ましい。
【0090】
真空洗剤ホース部を有する従来のタイプのスナップ嵌め合い接続によって連結されるものとして部分14〜16が示されるが、この部分を固定するための様々な他の機械的な手段が可能であることにも注目されたい。例えば、単軸方向のスナップ接続よりも、差し込みピン・タイプ接続の使用の方がいくらかの利点がある可能性もある。あるいは、これは消費者が購入する前に余分の棚および出荷空間を占めるので好適ではないが、部分14−16は、二部クラムシェルとして再構成してもよい。
【0091】
また、ブラシヘッドを解除するよりも締着を容易にするために歯36/40に角度をつけたが、異なる角度をつけることも可能である。例えばそれらを棒部に対して垂直にすることで、連結ロッド33の移動をどちらの方向にも等しく困難にし、どちらに移動するにも半径方向の動きを必要とするようにしてもよい。
【0092】
このように、当業者は、本発明の範囲および幅に該当する、さらなる他の代替実施形態を容易に理解する。したがって、請求項は発明の範囲を充分に理解するために目を向けられなければならず、請求項は、示された好ましい実施形態にのみに限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0093】
使い捨て可能且つ交換可能なブラシヘッドを備えた、改良されたトイレブラシ等が開示される。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明によるトイレブラシの形の、完全に組立てられたクリーニングブラシの頂部、前方、右側斜視図である。
【図2】左側からの、その分解斜視図である。
【図3】図1の組立てられたブラシの左側立面図である。
【図4】図1の線4−4に沿った断面図である。
【図5】締着位置のブラシヘッドを示す図4の一部拡大図である。
【図6】ブラシヘッドの除去を可能にするために、締着ジョーが開いて撓曲するよう動く作動機構以外は、図5と同様の図である。
【図7】線7−7で示される、図5のさらなる一部拡大図である。
【図8】図7と同様の図であり、図7のアセンブリの凸部部分が、本発明の連結ロッドを取っ手との連動から解放するために下方へ押圧される様子を示す。
【図9】図8と同様の図であり、上記部分が図8の位置に達し、連結ロッドがさらに移動した後、ばねが特定の軸方向の位置で連結ロッドを保持できる様子を示す。
【図10】二枚重ねのシートを作成するために、吸収剤および分解性材料の二つの層が組み立てラインに沿って供給される様子を示す。
【図11】このような二枚重ねのシートの広がりがアコーディオン式に折り畳まれる様子を示す。
【図12】ブラシ剛毛を作成するために図11の構造の端部が切断される様子を示す。
【図13】洗浄用化学物質を注入するために、ノズルがアコーディオンの襞の間に挿入されている様子、および、カバー・シートがブラシヘッドの対向端に適用される様子を示す。
【図14】本発明のブラシヘッドを封入しているパウチの頂部右斜視図を示す。
【図15】図14と同様の図でパウチの一部が分離されている。
【図16】図15と同様の図であり、ブラシヘッドが本発明の締着ジョーに挿入される工程を示す。
【図17】本発明の第二実施形態の下部の左側立面図である。
【図18】図17の器具の一部の断片的な部分の平面図である。
【図19】ジョーがさねを備え、ブラシヘッドが対応する受容スロットを備える、本発明の第三の実施形態の一部の分解斜視図である。
【図20】図19のブラシヘッドへの使用に適した一部の締着ジョーおよび関連した連結ロッドの右側面図である。
【図21】図19のブラシヘッドと図19のジョーのさねとの連結方法を示す概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
清掃用器具による保持に適したブラシヘッドであって、前記ブラシヘッドが、互いに頂部に配置されてこのような層の積み重ねを形成する水分解性材料の複数の層を含み、前記複数の層の少なくとも一つの層が、折り畳まれた水分解性材料のシートから形成された、ブラシヘッド。
【請求項2】
清掃用器具による保持に適したブラシヘッドであって、前記ブラシヘッドが、互いに頂部に配置されてこのような層の積み重ねを形成する水分解性材料の複数の層を含み、前記頂部の層と底部の層との間の前記積み重ねの複数の層は界面活性剤に含浸しているが、前記底部の前記積み重ねおよび前記積み重ねの頂部の層は界面活性剤に含浸していない、ブラシヘッド。
【請求項3】
清掃用器具による保持に適したブラシヘッドであって、前記ブラシヘッドが、互いに頂部に配置されてこのような層の積み重ねを形成する水分解性材料の複数の層を含み、前記水分解性材料が、水絡合のセルロース材料の不織繊維織物である、ブラシヘッド。
【請求項4】
依然として前記積み重ねの少なくとも一部の対向端を層の間で展開することを可能にしながら、前記積み重ねの端部を共に保持するために、水溶性取付け手段が、前記ブラシヘッドの前記積み重ねの第一の端付近に塗布された、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項5】
前記水溶性取付け手段が接着剤である、請求項4記載のブラシヘッド。
【請求項6】
前記水溶性取付け手段が糸および針からなるグループから選択される、請求項4記載のブラシヘッド。
【請求項7】
少なくともいくつかの前記層が前記ブラシヘッドの少なくとも一部を結合する圧力により共に保持される、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項8】
前記ブラシヘッドが少なくとも部分的に化学成分に含浸した、請求項1又は3記載のブラシヘッド。
【請求項9】
前記化学成分が界面活性剤を含む、請求項8記載のブラシヘッド。
【請求項10】
前記化学物質が0%〜50%の水を含む、請求項9記載のブラシヘッド。
【請求項11】
複数の前記層が前記対向端に隣接した剛毛片で形成される、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項12】
前記ブラシヘッドが、反復的にアコーディオン式に折り畳まれた水分解性材料の単一片から形成される、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項13】
前記ブラシヘッドが、前記積み重ねにおいて前記水分解性材料の四層〜四十層を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項14】
前記ブラシの少なくとも五つの外側面には界面活性剤が使用されていない、請求項2記載のブラシヘッド。
【請求項15】
前記ブラシヘッドの前記複数の層の少なくとも一つの層が、前記水分解性材料の少なくとも二層を含む、請求項1の前記ブラシヘッド。
【請求項16】
前記水分解性材料が水絡合のセルロース材料の不織繊維織物である、請求項1又は2記載のブラシヘッド。
【請求項17】
前記ブラシヘッドの第一の端部が、軸方向に延長したノッチにより形成される、請求項4の前記ブラシヘッド。
【請求項18】
前記軸方向に延長したノッチが前記ブラシヘッドの外部から前記ブラシヘッドの剛毛部の方へ向かって軸方向に先細りとなる、請求項17記載のブラシヘッド。
【請求項19】
前記ブラシヘッドが、周囲にパウチ引裂線を有する密封されたパウチに収納される、請求項1〜3のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項20】
水分解性材料の前記複数の層がループ形の二重層構造を含む剛毛を形成する、請求項1記載のブラシヘッド。
【請求項21】
前記水溶性手段が接着剤であり、分離した水溶性カバーが、前記接着剤が塗布された前記ブラシヘッドの一部に配置される、請求項4記載のブラシヘッド。
【請求項22】
前記ブラシヘッドがトイレブラシヘッドである、請求項1〜21のいずれかに記載のブラシヘッド。
【請求項23】
前記水分解性材料の少なくとも一つの層が研磨剤である、請求項1又は2記載のブラシヘッド。
【請求項24】
水分解性材料の研磨層が有孔である、請求項23記載のブラシヘッド。
【請求項25】
前記取付け手段が、前記ヘッドの軸方向の長さの三分の一以下を構成する、請求項3記載のブラシヘッド。
【請求項26】
トイレブラシの取っ手による保持に適したトイレ・ブラシヘッドであって、前記ブラシヘッドが、少なくとも1分間、水より下で便器内壁表面を擦り洗いする際、それにもかかわらず、その構造的保全性を本質的に保持可能な撹拌分解性材料を含む、トイレ・ブラシヘッド。
【請求項27】
トイレブラシの取っ手による保持に適したトイレ・ブラシヘッドであって、前記ブラシヘッドが、互いの頂面に配置されてこのような層の積み重ねを形成する撹拌分解性材料の複数の層を含む、トイレ・ブラシヘッド。
【請求項28】
ブラシヘッドを保持するための棒部であって、
前記棒部が、
内軸方向のキャビティと、前記キャビティと連通する低部開口部と、半径方向の開口部とを有する取っ手と、
前記半径方向の開口部を通って延びる突起と、前記取っ手キャビティに取り付けられた前記突起に連結される連結ロッドと、前記取っ手下部開口に延長する前記ロッドに連結されるジョーとを有する作動機構と、
を備え、
前記棒部は、前記凸部の第一の移動は、前記ブラシヘッドが前記ジョーに挿入された場合、前記ジョーをブラシヘッドの除去に適した第一の位置へ動かし、前記凸部の第二の移動は、ブラシヘッドが前記ジョーに挿入された場合、前記ジョーをブラシヘッドの締着に適した第二の位置に動かすよう構成および配置される、棒部。
【請求項29】
前記取っ手が、半径方向に前記キャビティに延長する歯を有し、前記連結ロッドが半径方向に外側に延長する歯を有する、請求項28記載の棒部。
【請求項30】
前記取っ手の歯および前記ロッドの歯は、両者間で少なくとも一つの形での軸方向相対移動を抑制するために嵌合可能である、請求項29記載の棒部。
【請求項31】
前記取っ手の歯および前記ロッドの歯が、第一の方向の対向方向への両者間の相対的な軸方向の移動と比較して、より容易に前記第一の方向への両者間の軸方向相対移動を抑制できるように角度をつけられた、請求項30記載の棒部。
【請求項32】
半径方向に外側に前記凸部を付勢するために、ばねが前記連結ロッドに沿って配置された、請求項31記載の棒部。
【請求項33】
前記ロッドが十字形の横断面の外観を伴う部分を有する、請求項28記載の棒部。
【請求項34】
少なくとも一つの外部接触耳が前記ジョーに形成される、請求項28記載の棒部。
【請求項35】
前記棒部が別個に形成された延長部に取付けされ、前記延長部が吊り孔を有する、請求項28記載の棒部。
【請求項36】
前記ジョーが、軸方向のノッチを有するブラシヘッドが前記ジョーにより締着される際、このようなブラシヘッドとの嵌合に適した軸方向に延長したさね凸部を有する、請求項28記載の棒部。
【請求項37】
前記棒部がトイレブラシヘッドを保持する、請求項28記載の棒部。
【請求項38】
ブラシヘッドが前記ジョーに挿入された、請求項28記載の棒部。
【請求項39】
前記ジョーに隣接した前記取っ手の一部が湾曲していて、前記ロッドの一部が、その湾曲部分を介して延長している、請求項28記載の棒部。
【請求項40】
前記取っ手が低部ドレイン孔を有する、請求項28記載の棒部。
【請求項41】
低部締着ジョーを有する取っ手と、
前記ジョー内での保持に適するブラシヘッドとを備えるトイレブラシであって、
前記ブラシヘッドが、互いの頂部に配置されてこのような層の積み重ねを形成する水分解性材料の複数の層を含む、トイレブラシ。
【請求項42】
前記ジョーが、前記ブラシヘッドの位置から離れた半径方向に延長する凸部の移動により開閉可能である、請求項41記載のトイレブラシ。
【請求項43】
前記ジョーが、前記ブラシヘッドの位置に隣接して配置されるレバーの移動によって開閉可能である、請求項41記載のトイレブラシ。
【請求項44】
前記ブラシおよび前記ジョーが、凹部および凸部接続により嵌合される、請求項41記載のトイレブラシ。
【請求項45】
前記ブラシも撹拌分解可能である、請求項41記載のトイレブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2007−530081(P2007−530081A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518883(P2006−518883)
【出願日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/021798
【国際公開番号】WO2005/006933
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】