説明

使い捨て吸収体製品を識別するためのシステム及び方法

本発明は、少なくとも1つがタグを有する複数の使い捨て吸収体製品(12、32、42、52a、52b、72、82、92、101、202)を含むシステムに関する。このシステムは、複数の使い捨て吸収体製品上のタグを識別し、タグの識別に基づいて媒体を再生する読取装置(16)をさらに含む。別の形態においては、システムは、複数の使い捨て吸収体製品(52b)上のタグ(54b)を識別する読取装置(56)を含み、タグの識別に基づいてもう1つの製品に関する情報(58b)を提供する読取装置(56)を含む。さらに別の形態において、本発明は、複数の使い捨て吸収体製品(例えば、おむつ)をタグでマーキングし、タグの識別に基づいて媒体(20)を再生する読取装置を提供するステップを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨て吸収体製品を識別するためのシステム及び方法に関し、特定的には、使い捨て吸収体製品の識別に基づいて媒体を再生するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
子供の発達においては、想像力を用いることが重要である。一例は、子供が、想像上の遊びの一部としておもちゃとやりとりする場合である。
コンピュータ技術は、双方向型おもちゃ及びゲームの発展をもたらした。おもちゃが双方向性の特徴を含むとき、一般に、子供がおもちゃから得ることができる楽しみ及び/又は教育上の刺激の程度が増強される。
幾つかの双方向型おもちゃ及びゲームは、子供が取る1つ又はそれ以上の動作を検知できる埋込式電子センサを含むことができる。双方向型おもちゃは、子供の動作に応答して特定の動作を生成する制御装置をさらに含むことができる。制御装置に連結されたスピーカを含むおもちゃもある。制御装置は、一般に、子供又は他のおもちゃがもたらす外部からの刺激又は通信に応答して、スピーカに音声信号を出させる。一般に、制御装置は、外部からの刺激の識別に基づいて、スピーカから出される音声信号のタイプを選択する。
【0003】
装置間の情報交換は、多くの異なる用途を含む幅広い分野である。情報交換の1つの共通の方法は、バーコードの形態の機械可読情報をある品目上に提供し、次に走査機器を用いて該品目上のバーコードを走査することを含む。バーコードは、棚卸し、流通、及び/又は自動精算の際に製品を識別するために、製品/包装上に配置されることが多い。
情報交換の別の方法は、「無線」信号を介して情報を伝送し、受信することを含む。一例として、1つ又はそれ以上の装置は、別の装置(例えば、スキャナ)によって読み取られる、受動式無線周波数識別回路(RFID)又は受動式反射型送受信機(PFT)を含むことができる。幾つかのシステムにおいて、スキャナは、(i)回路に通電し、(ii)回路からスキャナに情報を伝送するのに十分なエネルギーを有する伝送信号を介して、RFID又はPETを作動させる。一部のRFIDは、情報を送受信することができる(例えば、引用によりここに組み入れられる米国特許第5、030、807号を参照されたい)。
【0004】
購入可能な、製品に関する情報を交換する幾つかのシステムがある。米国特許第6,084,528号は、映像又は音声表示を含む無線走査装置を開示する。走査装置は、走査される記号と関連付けられる特定の製品に関する情報を提供する。
こうしたシステムに伴う1つの欠点は、一般に、サイズ及び重量のために、走査装置が容易に移動されないことである。別の欠点は、一般に、走査装置が、走査される製品に関する情報しか含まないことである。
【0005】
常に運搬するのに十分に小さい、幾つかの周知の走査装置がある。走査装置の幾つかの例には、ペン、ペン型スキャナ、キー、キーフォブ、ポケットベル、フラッシュライト、及び手持ち式コンピュータが含まれる。
手持ち式携帯用走査装置の一例が、WO第01/73687号に説明されている。動作中、走査装置は、初めに、製品上の情報を走査することによって情報を受け取る。次に、スキャナが、情報を走査装置に格納する。次に、走査装置は、情報がダウンロードされるコンピュータ又はインターネット・ポータルに運ばれ、最初に走査された対象物についての情報を含むデータベースにアクセスする。WO第01/73687号は、消費者の好みに関連した情報の格納についても説明する。
【発明の開示】
【0006】
本発明は、少なくとも1つがタグを有する複数の使い捨て吸収体製品を含むシステムに関する。このシステムは、複数の使い捨て吸収体製品上のタグを識別し、該タグの識別に基づいて媒体を再生する読取装置をさらに含む。
システムの幾つかの例示的な形態において、複数の使い捨て吸収体製品上のタグ(例えば、バーコード)の各々は他のタグとは異なるものであり、読取装置は、タグの識別に基づいて異なる媒体を再生する。例として、複数の使い捨て吸収体製品は、おむつ、パンツ型おむつ、成人向け失禁用装置又は拭取材としてもよい。さらに、読取装置は、おもちゃ、又は音声記録及び/又は映像記録のような媒体を再生するおむつ交換用パッド(他の品目の中でも)内に含ませることができる。
【0007】
幾つかの形態において、読取装置によって再生される媒体は、教材、複数の使い捨て吸収体製品のユーザに関するカスタマイズされた情報、及び/又は製品関連の情報を含むことができる。製品関連情報は、複数の使い捨て吸収体製品又は別のタイプの製品に関係するコンテスト及び/又は販売促進に関する情報を含むことができる。さらに、タグ及び/又は読取装置は、システムが用いられる用途によって、複数の使い捨て吸収体製品のユーザに関連付けられたカスタマイズされた情報を含むことができる。
幾つかの形態のシステムにおいて、複数の使い捨て吸収体製品は、第1の複数の使い捨て吸収体製品とすることができ、システムはさらに、第2の複数の使い捨て吸収体製品を含む。第2の複数の使い捨て吸収体製品は、第1の複数の使い捨て吸収体製品上のタグとは異なるタグを含むことができる。幾つかの形態においては、読取装置は、タグが第1の複数の使い捨て吸収体製品内の製品を識別したときにあるタイプの媒体を再生し、タグが第2の複数の使い捨て吸収体製品内の製品を識別したときに異なる媒体を再生することができる。
【0008】
読取装置を第1の読取装置とし、システムはさらに、タグの識別に基づいて媒体を再生する第2の読取装置を含み得ることに留意すべきである。幾つかの形態において、第1の読取装置は、第2の読取装置とは異なる媒体を再生する。
タグの各々が送信機を含む、システムの幾つかの例示的な形態があり、読取装置は、送信機を識別する受信機を含む。幾つかの形態において、システムは、タグの位置を監視する多数の読取装置を含むことができる。他の形態において、読取装置は、タグの状態(例えば、湿潤度)を監視することができるので、読取装置は、タグの状態によって媒体を再生する。
【0009】
別の態様において、本発明は、少なくとも1つがタグを有する複数の使い捨て吸収体製品を含むシステムに関する。このシステムは、複数の使い捨て吸収体製品上のタグを識別し、タグの識別に基づいてもう1つの製品に関する情報を提供する読取装置をさらに含む。
幾つかの形態において、複数の使い捨て吸収体製品は、おむつ又はパンツ型おむつとすることができ、もう1つの製品を(他の製品又はサービスの中でも)食物又はおもちゃとすることができる。さらに、読取装置は、タグの識別に基づいて、他の製品に関連する情報(例えば、販売促進情報)を含む媒体を再生することができる。
【0010】
更に別の態様において、本発明は、少なくとも1つがタグを有する複数の使い捨て吸収体製品を含むシステムに関する。このシステムは、複数の使い捨て吸収体製品上のタグを識別するカードと、複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つに取り付けられたカードとをさらに含む。読取装置は、信号をカードに送り、タグの識別に基づいて媒体(例えば、音声記録)を再生する。幾つかの形態において、複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つにカードを取り付けるのを容易にするために、カードを可撓性のものにすることができる。
【0011】
さらに別の態様において、本発明は、複数の使い捨て吸収体製品(例えば、おむつ)を1つ又はそれ以上のタグでマーキングし、タグの識別に基づいて媒体を再生する読取装置を提供するステップを含む方法に関する。複数の使い捨て吸収体製品を1つ又はそれ以上のタグでマーキングするステップは、複数の使い捨て吸収体製品の各々又は幾つかをタグでマーキングするステップを含むことができる。さらに、システムが用いられる用途によって、タグの各々を同じもの、部分的に同じもの、或いは固有のものにすることができる。
幾つかの形態において、複数の使い捨て吸収体製品をタグでマーキングするステップは、(i)複数の使い捨て吸収体製品をバーコードでマーキングするステップ、又は(ii)複数の使い捨て吸収体製品上に送信機を配置するステップを含む。送信機が複数の使い捨て吸収体製品上に配置されたとき、読取装置を提供するステップは、複数の使い捨て吸収体製品上の送信機を識別する受信機(例えば、RFIDスキャナ)を提供するステップを含むことができる。
【0012】
読取装置を提供するステップが、複数の使い捨て吸収体製品上のタグの位置及び/又は状態を監視する読取装置を提供するステップを含み得ることに留意すべきである。一例として、1つ又はそれ以上の読取装置が、おむつのタグの湿潤度を監視し、次に、タグが濡れているかどうかによって、警告を含む媒体を再生することができる。
幾つかの形態において、タグの識別に基づいて媒体を再生する読取装置を提供するステップが、タグの識別に基づいて異なる媒体を再生する読取装置を提供するステップを含むことができる。さらに、媒体を再生する読取装置を提供するステップが、(i)音声記録及び/又は映像記録を再生し、(ii)香りを出し、(iii)複数の使い捨て吸収体製品のユーザに合わせてカスタマイズされた情報を用いて媒体を再生し、(iv)教材を用いて媒体を再生し、(v)製品関連情報を用いて媒体を再生する、読取装置を提供するステップを含むことができる。さらに、読取装置を第1の読取装置とすることができ、この方法は、タグの識別に基づいて第1の読取装置とは異なる媒体を再生する第2の読取装置を提供するステップをさらに含む。
【0013】
この方法は、複数の使い捨て吸収体製品(例えば、おむつ)を消費者に販売するステップをさらに含み、読取装置を提供するステップは、読取装置を複数の使い捨て吸収体製品の消費者に提供するステップを含む。さらに、読取装置を複数の使い捨て吸収体製品の消費者に提供するステップは、(i)読取装置を消費者に販売し、及び/又は、(ii)読取装置によって再生することができる媒体を消費者に提供する(例えば、CD上及び/又はインターネット上で)ステップを含むことができる。
更に別の態様において、本発明は、複数の使い捨て吸収体製品(例えば、おむつ)の少なくとも1つをタグでマーキングするステップを含む方法に関する。この方法は、タグの識別に基づいて別の製品に関する情報を消費者に提供する読取装置を消費者に提供するステップをさらに含む。別の製品に関する情報を消費者に提供するステップは、(他の製品又はサービスの中でも)おもちゃ又は食物に関する情報を提供するステップを含み得ることに留意すべきである。
【0014】
幾つかの形態の方法において、読取装置を消費者に提供するステップは、タグの識別に基づいて別の製品に関する情報(例えば、販売促進情報)を有する媒体を再生する読取装置を提供するステップを含むことができる。さらに、読取装置を消費者に提供するステップは、消費者が、他の販売業者の営業所で読取装置にアクセスすることができるように、読取装置を別の製品の販売業者に提供するステップを含むことができる。
本発明の目的及び特徴が、以下の説明において述べられる。本発明の付加的な特徴は、記載された説明及び特許請求の範囲、並びに添付の図面に特に示される製品及び方法によって、実現され、獲得されるであろう。
上記の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、例示的なものであり、特許請求される本発明をさらに説明するように意図されている。本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本発明のさらなる理解を示し、提供するために含められている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下の詳細な説明及び添付の図面を説明するとき、本発明がより完全に理解され、さらなる特徴が明らかになるであろう。図面は、代表的なものにすぎず、特許請求の範囲を制限するように意図されるものではない。図面に示される同様の部品は、同じ参照番号で示される。
以下の詳細な説明において、本発明を実施できる特定の実施形態を示す添付図面が説明される。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施するのを可能にするように、十分に詳しく説明されている。他の実施形態を利用し、構造的変化をなすこともできるので、以下の詳細な説明は、制限的な意味でとられるべきではないことを理解すべきである。
【0016】
図1は、複数の使い捨て吸収体製品12を含むシステム10を示す。ここで用いられる「複数の使い捨て吸収体製品」は、複数のおむつ、パンツ型おむつ、成人向け失禁用装置、拭取材等(例えば、拭取材12が、図1に示される)を含む。使い捨て吸収体製品12の少なくとも1つが、タグ14を含む。システム10は、複数の使い捨て吸収体製品12上のタグ14を識別し、該タグ14の識別に基づいて媒体20を再生する読取装置16をさらに含む。幾つかの形態においては、複数の使い捨て吸収体製品12上のタグ14の各々が、他のタグ14とは異なるので、読取装置16は、各々のタグ14の識別に基づいて異なる媒体20を再生する。図1に示される例示的な実施形態においては、タグ14は、バーコード14であり、読取装置16は、バーコード14を識別するスキャナ18を含む。
【0017】
媒体20は、読取装置16に又は読取装置16に作動的に連結された装置に格納できることに留意すべきである。幾つかの形態において、媒体20は、読取装置16上のスピーカ22を通して再生される音声記録、及び/又は、該読取装置16上のモニタ23を通して再生される映像記録を含むことができる。媒体20はまた、読取装置16上の分散システム24を通して分散される香りを含むこともできる。媒体20は、読取装置16によってランダムに又は予め選択されたパターンで再生することができる。
媒体20内に含まれる情報のタイプは、システムが用いられる用途によって変わる。一例として、媒体20は、教材及び/又は製品関連情報を含むことができる。幾つかの形態において、製品関連情報は、複数の使い捨て製品12に関連したコンテスト又は販売促進に関係する情報を含むことができる。
【0018】
媒体20はまた、複数の使い捨て製品12のユーザに関連付けられたカスタマイズされた情報を含むこともできる。一例として、バーコード14がスキャナ18によって走査されるときに、読取装置16が、音声・映像による物語を再生する場合には、走査されたバーコード14と関連付けられた特定の子供の名前を含むように、その物語を修正することができる。カスタマイズされた情報は、タグ14と関連付けられた情報内に格納することができ、又は、読取装置16内に格納することができる。次に、読取装置16は、カスタマイズされた情報を1つ又はそれ以上のタグ14と関連付けることができる。幾つかの形態においては、読取装置16は、複数の使い捨て製品12のユーザが、カスタマイズされた情報を該読取装置16に入力することを可能にする。次に、カスタマイズされた情報を媒体20に組み込むことができる。
【0019】
さらに、複数の使い捨て製品12がおむつであるとき、読取装置16によって再生される媒体20が、子供と双方向型の環境を形成することができる。幾つかの形態において、双方向型環境をサポートするために、両親は、1つ又はそれ以上の読取装置16によって再生できる媒体20を購入又はダウンロード(例えば、インターネットから)することができる。双方向型環境は、テーマ・ベースのものとすることができ、媒体は、特定のタイプの物語及び架空のキャラクター(例えば、バニー、シンデレラ、及びセサミ・ストリートなど)を参照することができる。受信機16はまた、両親又は他の人が、声を録音し(例えば、デジタル音声レコーダを用いて)、及び/又は、テーマ・ベースの物語に用いられる名前をカスタマイズすることを可能にする。
【0020】
図2は、複数の使い捨て吸収体製品32(例えば、おむつ32が、図2に示される)を含む別の例示的なシステム30を示す。使い捨て吸収体製品32の少なくとも1つが、タグ34を含む。システム30は、読取装置16と類似した読取装置36をさらに含む。読取装置36は、複数の吸収体製品32上のタグ34を識別し、タグ34の識別に基づいて媒体38を再生する。
図2に示される例示的な形態において、タグ34の各々は、情報を、読取装置36に作動的に連結された受信機37に送る(例えば、無線周波数を介して)送信機35を含む。受信機37は、送信機35から受け取った情報に基づいてタグ34を識別する。
幾つかの形態において、読取装置36を用いて、複数の使い捨て吸収体製品32上の1つ又はそれ以上のタグ34の存在を監視することができる。一例として、読取装置36は、媒体38を再生し、おむつ32を着用している子供が、読取装置36の近くにいるか、又は該読取装置36の近くに残されているかを示す。
【0021】
タグ34及び読取装置36を、無線周波数識別(RFID)において用い得ることに留意すべきである。RFIDは、小さいタグ上の情報を読み取るために、無線周波数信号を用いるものである。RFIDタグは、回路を作動させ、弱い信号を再伝送する小さいアンテナに電力を提供するために、RFIDスキャナからのRFエネルギーに依存する受動式タグとすることができ、或いは、スキャナによって読み取られることになる情報を含むRF信号を生成するための、それぞれの電源を有する能動式タグとすることもできる。使用されている大部分のRFIDは、識別情報又は他の情報を提供するためにマイクロチップを含むが、チップのないタグ及びナノバーコードのようなタガントも利用可能である。RFIDスキャナ及びRFIDタグは、能動回路及び受動回路のいずれかの組み合わせを含み得ることに留意すべきである。
幾つかの形態において、タグは、RFID読み取り/書き込みタグである(すなわち、タグは、情報を供給し、情報を受け取ることができる)。一例として、タグ34の1つ又はそれ以上に、両親、世話をする人、親戚、及び先生(中でも)によって記録される音声バイトのような情報を供給することができる。読取装置36が、該読取装置36によって再生される媒体36に情報を組み込むように、情報が受信機37に提供される。
【0022】
図3は、複数の使い捨て吸収体製品42(例えば、おむつ42が、図3に示される)を含む別の例示的なシステム40を示す。使い捨て吸収体製品42の少なくとも1つが、タグ44を含む(例えば、よちよち歩きの幼児41が着用しているおむつ42を参照されたい)。システム40は、第1の読取装置45及び第2の読取装置46をさらに含む。第1の読取装置45及び第2の読取装置46は、おむつ42上のタグ44を識別する。
幾つかの形態においては、第1の読取装置45及び第2の読取装置46を用いて、幼児41が着用しているおむつ42上のタグ44の存在を監視することができる。一例として、第1の読取装置45を第1の部屋47A内に置くことができる。第1の読取装置45は、第1の部屋47Aにいるよちよち歩きの幼児41を示す媒体48Aを再生することができる。さらに、第2の読取装置46を第2の部屋47B内に置くことができる。第2の読取装置は、第2の部屋47Bの近くにいるよちよち歩きの幼児41を示す媒体48Bを再生することができる。
【0023】
図4は、第1の複数の使い捨て吸収体製品52A及び第2の複数の使い捨て吸収体製品52B(例えば、おむつ52A、52Bが、図4に示される)を含む別の例示的なシステム50を示す。使い捨て吸収体製品52A、52Bの少なくとも幾つかが、それぞれのタグ54A、54Bを含む。システム50は、前述の1つ又はそれ以上の読取装置と類似した読取装置56をさらに含む。
図4に示される例示的な形態において、第1の複数の使い捨て吸収体製品52A上のタグ54Aの各々は、第2の複数の使い捨て吸収体製品52B上のタグ54Bとは異なるものである。幾つかの形態においては、読取装置56は、タグ54Aが第1の複数の使い捨て吸収体製品52A内の製品を識別したときに、1つのタイプの媒体58Aを再生し、タグ54Bが第2の複数の使い捨て吸収体製品52B内の製品を識別したときに、異なる媒体58Bを再生する。
2つ又はそれ以上のタグと読取装置とのやりとりにより、読取装置が、1つ又はそれ以上の特定のタイプの媒体を再生させ得ることに留意すべきである。タグは、用途によって、同じグループの製品からのものにしても、又は異なるグループの製品からのものにしてもよい。一例として、読取装置によって再生される物語において、子供及び子供の兄弟の名前の両方を用いることもできる。
【0024】
図5は、複数の使い捨て吸収体製品62(例えば、おむつ62が、図5に示される)を含む別の例示的なシステム60を示す。図5に示される例示的な形態において、使い捨て吸収体製品62の少なくとも1つが、タグ64を含む。システム60は、第1の読取装置65及び第2の読取装置66をさらに含む。第1の読取装置65及び第2の読取装置66は、ここに説明又は参照されるいずれのタイプの読取装置にすることもできる。
第1の読取装置65及び第2の読取装置66は、複数の使い捨て吸収体製品62上のタグ64を識別する。幾つかの形態においては、第1の読取装置65は、タグ64が第1の読取装置65によって走査される際のタグ64の識別に基づいて、1つのタイプの媒体68Aを再生することができる。さらに、第2の読取装置66は、タグ64が第2の読取装置66によって走査される際の該タグ64の識別に基づいて、別のタイプの媒体68Bを再生することができる。
【0025】
図6は、複数の使い捨て吸収体製品72(例えば、おむつ72が、図6に示される)を含む別の例示的なシステム70を示す。使い捨て吸収体製品72の少なくとも1つが、タグ74を含む(例えば、幼児71が着用しているおむつ72を参照されたい)。システム70は、ここに説明又は参照される読取装置の1つ又はそれ以上と類似した読取装置76をさらに含む。読取装置76は、タグ74に作動的に連結されたセンサ75を用いてタグ74の状態を監視する。
センサ75によって監視される状態のタイプは、システム70が用いられる用途に部分的に依存している。タグ74によって監視することができる幾つかの例示的な状態は、(中でも)湿潤度及び温度を含む。
【0026】
図6に示される例示的な形態において、タグ74は、おむつ72が排泄物77を保持しているときを監視するセンサ75を含む。おむつ72が排泄物77を保持すると、タグ74は、おむつ72が排泄物77を含むことを示す情報を読取装置76に送る。読取装置76がこうした情報を受け取ると、読取装置76は、媒体を再生し、おむつ72が排泄物77を含むことを示す。幾つかの形態において、読取装置76は、おむつ72が乾いているとき1つのタイプの媒体78を再生し、おむつ72が濡れているとき別のタイプの媒体を再生することができる。さらに、媒体78は、排泄のしつけを行うといった、価値のある動作を促進するよう意図された情報を含むことができる。
【0027】
図1−図6は、類似した読取装置を示すが、読取装置を異なるタイプの装置に組み込み得ることに留意すべきである。図7は、複数の使い捨て吸収体製品82(例えば、おむつ82が、図7に示される)を含む別の例示的なシステム80を示す。使い捨て吸収体製品82の少なくとも1つが、1つ又はそれ以上のタグ84を含む(例えば、幼児すなわちよちよち歩きの幼児81が着用しているおむつ82を参照されたい)。
システム80は、ぬいぐるみのおもちゃ86の形態の読取装置86をさらに含む。おもちゃの読取装置86はタグ84を識別し、タグ84の識別に基づいて媒体88を再生する。システム80において、如何なるタイプのおもちゃも用い得ることに留意すべきである。
媒体88を再生するためにおもちゃを用いることにより、幼児81が楽しむ刺激が強化される。強化された刺激は、特定の動作(例えば、おむつ82交換)の際に幼児81の気をそらしたままにする助けになり得る。図7に示される例示的なおもちゃ読取装置86において、おもちゃ読取装置86は、映像媒体88を再生するモニタ87を含む。幾つかの形態のシステム80において、おもちゃ読取装置86は、1つより多いタイプの媒体88を再生することができる。
【0028】
図8は、複数の使い捨て吸収体製品92(例えば、おむつ92が、図8に示される)を含む別の例示的なシステム90を示す。使い捨て吸収体製品92の少なくとも1つが、1つ又はそれ以上のタグ94を含む。システム90は、タグ94の識別に基づいて媒体98を再生する、おむつ交換用パッド97の一部に形成された読取装置96をさらに含む。
図8に示される例示的な形態において、おむつ交換用パッド97は、音声媒体98を再生するスピーカ99を含む。おむつ交換用パッド97のサイズ及び形状、並びに読取装置96によって再生される媒体98のタイプは、システム90が用いられる用途によって決まる。システム90の他の形態において、読取装置96は、チャイルドシート・カバー、子供用椅子のパッド、プレイマット、ベビーベッドのライナー、及び使い捨て保護ポリマー・シート(他の品目の中でも)と作動的に関連付けることができる。
【0029】
別の例示的なシステム100が、図9に示される。システム100は、複数の使い捨て吸収体製品102(例えば、おむつ102の1枚を、子供101が着用している状態で、おむつ102が図9に示される)を含む。図9に示される例示的なシステム100において、おむつ102の少なくとも1つが、タグ104を含む。システム100は、複数の使い捨て吸収体製品102上のタグ104を識別する読取装置106をさらに含む。読取装置106は、タグ104の識別に基づいて、もう1つの製品(又はサービス)に関連する情報を提供する媒体108を再生する。
図9に示される例示的な形態のシステムにおいて、もう1つの製品は、おもちゃである(例えば、読取装置106上のおもちゃ109を参照されたい)。一例として、読取装置106は、タグ104の識別に基づいて、おもちゃに関する情報を含む媒体108を再生することができる。タグ104は、(他のものの中でも)おむつ102を着用している子供101の年齢、性別、及び/又は名前を示すことができる。したがって、読取装置106は、タグ104の識別に基づいて、子供101のために再生する適切な媒体を選択することができる。媒体内の情報は、おもちゃ製品に関係する販売促進及び/又はコンテストに関連付けることができる。
【0030】
図10は、システム100の別の例示的な実施形態を示す。図10に示される例示的な実施形態において、もう1つの製品は、食物である(例えば、読取装置106上のハンバーガー107を参照されたい)。一例として、タグ104の識別が、読取装置106をトリガし、子供対象の食物の割引、景品、又はメニュー選択に関する情報を有する媒体108を再生することができる。
図9及び図10に示される例示的な形態においては、もう1つの製品の小売店で、読取装置106をインターネットに接続できることに留意すべきである。さらに、読取装置106は、もう1つの製品に関する販売促進又はコンテストについての情報を含む媒体をダウンロードすることができる。他の形態においては、消費者は、ダウンロードできる媒体(例えば、ディスク上の)を、小売店の場所にある読取装置まで持って行くことができる。
【0031】
図11は、複数の使い捨て吸収体製品202(例えば、おむつ202が、図11に示される)を含む別の例示的なシステム200を示す。使い捨て吸収体製品202の少なくとも1つが、タグ204を含む。システム200は、複数の使い捨て吸収体製品202上のタグ204を識別する読取装置206をさらに含む。
図11に示される例示的な形態においては、タグ204の各々が、読取装置206に作動的に連結された受信機207に情報を送る(例えば、無線周波数を介して)送信機205を含む。受信機207は、送信機205から受け取った情報に基づいて、タグ204を識別する。
【0032】
システム200は、複数の使い捨て吸収体製品202の少なくとも1つに取り付けられた1つ又はそれ以上のカード210をさらに含む。カード210は、複数の使い捨て吸収体製品202の1つ、幾つか、又は全てに取り付けることができる。幾つかの形態において、1つより多いカード210を、複数の使い捨て吸収体製品202の1つ又はそれ以上に取り付けることができる。
タグ204の識別に基づいて、読取装置206は、信号(例えば、無線RF信号)をカド210に送り、該カード210に媒体212を再生させる。媒体212を、読取装置206及び/又はカード210に格納できることに留意すべきである。幾つかの形態においては、媒体212は、カード210によって再生される音声記録を含むことができる。
【0033】
読取装置206をインターネットに接続することができるので、親は、媒体212をダウンロードすることができる。さらに、システム200内の読取装置206は、親又は他の人が、(i)媒体212内に含ませることができる音声を記録し、及び/又は、(ii)媒体212内に含ませることができるカスタマイズされた情報(例えば、子供の名前)を付加することを可能にする。
システム200に用いられるカード210のタイプは、該カード210が用いられる用途によって決まる。幾つかの形態においては、カード210は、複数の使い捨て吸収体製品202(例えば、おむつ)に適合するように可撓性があるものにすることができる。
【0034】
ここに説明されるシステムのいずれかにおけるタグの数、サイズ、スタイル、及び構成は、タグが用いられる用途によって決まり、特にタグが配置される使い捨て吸収体製品のタイプに依存することに留意すべきである。さらに、ここで用いられるシステム内の読取装置によって再生することができる媒体の数及び異なるタイプは、システムが用いられる用途によって決まる。ここで用いられる媒体は、ハードウェア(例えば、スピーカ、モニタ、及び/又は分散システム)によって直接又は間接的に(すなわち、他のハードウェア及び/又はソフトウェアを通して)再生することができる、現在知られている又は将来開発されるいずれかのタイプのファイル又は格納手段(例えば、電子、磁気の)を含む。
【0035】
ここで、図1−図11を参照して、本発明の幾つかの例示的な方法を説明する。幾つかの形態において、方法は、複数の使い捨て吸収体製品12の少なくとも1つをタグ14でマーキングし、タグ14の識別に基づいて媒体20を再生する読取装置16を提供するステップを含む(例えば、図1を参照されたい)。
複数の使い捨て吸収体製品12の少なくとも1つをタグ14でマーキングするステップは、複数の使い捨て吸収体製品12の幾つかをタグ14でマーキングするステップ、或いは、複数の使い捨て吸収体製品12の各々を固有のタグ14でマーキングするステップを含むことができる。一例として、図1は、複数の使い捨て吸収体製品をバーコード14でマーキングするステップを示す。
【0036】
幾つかの形態において、読取装置16は、タグ14の識別に基づいてインターネットから媒体20をダウンロードする能力を有することができる。タグ14は、インターネットからどの媒体20を再生するかを読取装置16に命令する情報を含むこともできる。読取装置が、他のソース(例えば、インターネット)から媒体を獲得するように適合されたとき、該読取装置は、様々なサイズ及びタイプの使い捨て吸収体製品12のために媒体を格納する必要がないことに留意すべきである。読取装置がタグ14の識別に基づいて多数のタイプの媒体20を再生できるように、読取装置16がCD(又は他の電子媒体)を読み取ることもできる。
図2に示される方法の別の形態においては、複数の使い捨て吸収体製品32をタグ34でマーキングするステップが、おむつ32をタグ34でマーキングするステップを含む。他の形態においては、複数の使い捨て吸収体製品32をタグ34でマーキングするステップが、パンツ型又は成人向け失禁用品をタグ34でマーキングするステップを含むことができる。さらに、読取装置を提供するステップは、おもちゃ読取装置(例えば、図7に示されるおもちゃ読取装置86)を提供するステップを含むことができる。
【0037】
図2はまた、複数の使い捨て吸収体製品32の少なくとも1つをタグ34でマーキングするステップが、複数の使い捨て吸収体製品上の送信機35を配置するステップも含み得ることを示す。さらに、読取装置36を提供するステップは、複数の使い捨て吸収体製品32上の送信機35を識別する受信機37を提供するステップを含むことができる。
他の幾つかの例示的な形態の方法が、複数の使い捨て吸収体製品上のタグを監視する読取装置を提供するステップを含むことができる。読取装置を提供するステップは、媒体48Aを再生し、おむつ42上のタグ44の位置を監視する読取装置45を提供するステップを含むことができる(例えば、図3の読取装置45を参照されたい)。
【0038】
幾つかの形態においては、読取装置45は第1の読取装置45であり、この方法は、媒体48Bを再生し、タグ44の位置を監視する第2の読取装置46を提供するステップをさらに含む。図3は、第1の読取装置45を用いて子供41が一方の部屋47A内にいるときを監視し、第2の読取装置46を用いて子供41が別の部屋47Bにいるときを監視する方法を示す。
図6は、複数の使い捨て吸収体製品72上のタグ74を監視する読取装置72を提供するステップが、タグ74の状態を監視する読取装置76を提供するステップを含む、例示的な形態の方法を示す。一例として、タグ74の化学的性質、湿潤度、及び/又は温度を用いて、幼児71が着用しているおむつ72内に排泄物77があるかどうかを判断することができる。
【0039】
再び図1を参照すると、タグ14の識別に基づいて媒体20を再生する読取装置16を提供するステップが、(i)タグ14の識別に基づいて異なる媒体20を再生し、(ii)音声−映像記録を再生し(例えば、モニタ23及びスピーカ22において)、(iii)香りを出し(分散システム24を通して)、(iv)複数の使い捨て吸収体製品12のユーザに対してカスタマイズされた情報を用いて媒体20を再生し、及び/又は(v)教材及び/又は製品関連情報を用いて媒体を再生する読取装置16を提供するステップを含み得ることに留意すべきである。
【0040】
この方法は、複数の使い捨て吸収体製品を消費者に販売するステップをさらに含むことができる(例えば、図1の拭取材12及び図2のおむつ32を参照されたい)。さらに、媒体を再生する読取装置16を提供するステップは、読取装置16を複数の使い捨て吸収体製品12の消費者に提供するステップを含むことができる(例えば、読取装置16を消費者に販売するか、又はただで与えることによって)。幾つかの形態においては、読取装置16を複数の使い捨て吸収体製品12の消費者に提供するステップは、読取装置16によって再生することができる1つ又はそれ以上の異なるタイプの媒体20を、消費者に提供するステップを含むことができる。一例として、消費者にCD上に含まれる媒体を提供することができ、或いは、消費者が媒体をダウンロードできる1つ又はそれ以上のウェブサイトに、消費者を案内することができる。
【0041】
図5は、読取装置を第1の読取装置65とし、読取装置を提供するステップが、タグ64の識別に基づいてあるタイプの媒体68Aを再生する第1の読取装置65を提供するステップを含むことができることを示す。この方法は、タグ64の識別に基づいて異なる媒体68Bを再生する第2の読取装置66を提供するステップをさらに含むことができる。
図9−図10は、複数の使い捨て吸収体製品(例えば、おむつ102)の少なくとも1つをタグ104でマーキングするステップを含む別の例示的な方法を示す。この方法は、タグ104の識別に基づいてもう1つの製品に関する情報を消費者に提供する読取装置106を消費者に提供するステップをさらに含む。幾つかの例は、(他の製品又はサービスの中でも)おもちゃ109(図9)及び/又は食物107(図10)に関する情報を提供するステップを含む。
【0042】
読取装置106を消費者に提供するステップが、タグの識別に基づいてもう1つの製品に関する情報(例えば、販売促進情報)を有する媒体108を再生する読取装置106を提供するステップを含み得ることに留意すべきである。幾つかの形態において、読取装置106を消費者に提供するステップは、読取装置106をもう1つの製品の販売業者に提供するステップを含むことができる。
読取装置106をもう1つの製品(例えば、食物107、おもちゃ109)の販売業者に提供するステップは、読取装置106が、複数の使い捨て吸収体製品102上のタグ104を走査した直後に、消費者がもう1つの製品を容易に獲得することを可能にする。幾つかの形態においては、読取装置106をもう1つの製品の販売業者に提供するステップが、該もう1つの製品を販売業者の店の中のどこに配置するかについての情報を有する媒体108を提供するステップを含む。幾つかの形態においては、もう1つの「製品」は、実施されるサービス(例えば、ドライクリーニング、又は旅行の手配)としてもよいことに留意すべきである。
【0043】
説明された方法に用いられる使い捨て吸収体物品、タグ、及び読取装置のタイプは、該使い捨て吸収体物品、タグ、及び読取装置が用いられる用途によって決まる。さらに、媒体によって提供される情報のタイプを含む、媒体のタイプは、システムが用いられる用途によって決まる。
説明した方法に関する上述の動作は、ここに説明されるものとは異なる順序で実行することができる。さらに、図1−図11は、代表的なものであり、必ずしも縮尺どおりに描かれていない。特定の特性を強調し、他のものを最小化することもできる。
本発明は、特定の態様に関して詳細に説明されたが、前述を獲得し、理解するときに、当業者であれば、本発明の精神及び範囲内に含まれるこれらの態様の代替物、変形物、及び均等物を容易に思い付くことができ、これらは、添付の特許請求の範囲に従って推定すべきであることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図2】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図3】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図4】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図5】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図6】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図7】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図8】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図9】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図10】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。
【図11】本発明を実施するための種々のシステム及び方法を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つがタグを含む複数の使い捨て吸収体製品と、
前記タグを識別し、該タグの前記識別に基づいて媒体を再生する読取装置と、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記複数の使い捨て吸収体製品上のタグの各々が、該複数の使い捨て吸収体製品上の他のタグとは異なるものであり、前記読取装置が、前記タグの前記識別に基づいて異なる媒体を再生することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記タグがバーコードであり、前記読取装置が、前記バーコードを識別するスキャナを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数の使い捨て吸収体製品がおむつであり、前記読取装置がおもちゃ内に含まれることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記媒体が、音声記録、映像記録、及び前記読取装置が出す香りの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記読取装置が、インターネットによって前記媒体を受け取ることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記タグは、前記複数の使い捨て吸収体製品のユーザに関連付けられた情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記タグの各々が送信機を含み、前記読取装置が、前記送信機を識別する受信機を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
少なくとも1つがタグを含む複数の使い捨て吸収体製品と、
前記複数の使い捨て吸収体製品上の前記タグを識別し、該タグの前記識別に基づいてもう1つの製品に関する情報を提供する読取装置と、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項10】
前記複数の使い捨て吸収体製品がおむつであり、前記もう1つの製品が食物であることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記複数の使い捨て吸収体製品がおむつであり、前記もう1つの製品がおもちゃであることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
少なくとも1つがタグを含む複数の使い捨て吸収体製品と、
前記複数の使い捨て吸収体製品上の前記タグを識別する読取装置と、
前記複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つに取り付けられたカードと、
を備え、
前記読取装置は、信号を前記カードに送り、前記タグの前記識別に基づいて媒体を再生することを特徴とするシステム。
【請求項13】
前記読取装置が、インターネットによって前記媒体を受け取ることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つをタグでマーキングし、
前記タグの前記識別に基づいて媒体を再生する読取装置を提供する、
ステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項15】
複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つをタグでマーキングする前記ステップが、幾つかのおむつをタグでマーキングするステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記複数の使い捨て吸収体製品を消費者に販売するステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
読取装置を前記複数の使い捨て吸収体製品の前記消費者に提供する前記ステップが、前記読取装置を該消費者に販売するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つをタグでマーキングし、
読取装置を前記複数の使い捨て吸収体製品の消費者に提供する、
ステップを含み、
前記読取装置は、前記タグの前記識別に基づいてもう1つの製品に関する情報を前記消費者に提供することを特徴とする方法。
【請求項19】
複数の使い捨て吸収体製品の少なくとも1つをタグでマーキングする前記ステップが、おむつをタグでマーキングするステップを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
もう1つの製品に関する情報を消費者に提供する前記ステップが、おもちゃに関する情報を提供するステップを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2007−518475(P2007−518475A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546962(P2006−546962)
【出願日】平成16年8月9日(2004.8.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/025863
【国際公開番号】WO2005/067836
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(504460441)キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド (396)
【Fターム(参考)】