説明

保湿用オブラート

【課題】 高価なパックで、しかも欠点の多い商品を化粧品の一部として不便を感じながら使用している女性たちに、安全な安価で便利な商品を提供する。
【解決手段】 市販されているオブラートを、その束ごとに顔の輪郭、目や口を切り取り、鼻を開けて一枚ずつ長時間の保湿用パックとして使用する。この保湿用オブラートは安全な商品であり、安価で大量生産できるという優れた特微を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保湿用オブラートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
女性の美的希求に対する心情には、すさまじい戦いが宿っている。自分自身をより若くより美しく見せようとするあまり、あらゆる手段を駆使してまでその美を他にアピールしようと必死の思いである。またその美を助長するための化粧品、化粧方法や順序など、あるいは各種の施設等と集中して襲撃してくる商業主義の宣伝に翻弄させられて、多くの女性が高価な化粧品を買うために多額の金銭を惜しみなく浪費しているのも現実のことである。
【0003】
実際女性が行なう化粧は、特に顔の部分に集中しており、無数に市販されている様々な化粧品の中から、自分の美と肌に適合する商品を必死に探して、何回か失敗したあげくやっとの思いで一つの商品にめぐり合うことになるが、その間の金銭的消失は並大低の額ではないはずである。また化粧の方法の一つとして、顔に種々の化粧品を塗った後の保湿のし方には問題が残る。というのは、その保湿を保たせ、長持ちさせるための素材として、市販されている一枚1000円相当の白いパック製品を顔全体に覆うことになるが、使用中の動作によっては簡単にはがれてずり落ちてしまい、一度離れ落ちたパックは再び貼り直すこともできない、かなり厚手の不便な商品である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多くの欠陥を持ち、しかも1枚1000円という高価な市販を購入しなければ、顔全体を保湿できないという現状を、女性たちが黙々と使い続けているのは、実に哀れむべきことである。そこで本発明は、市販パックのそうした様々な欠点や不便さを取り除き、保湿効果を長持ちさせて、しかも至極安価な経済的商品を活用する方法を考え出した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
女性たちが顔全体に施した化粧を保湿させ、長持ちさせ、しかも顔のしわやたるみをのばすために必要なパックとして最良の商品はオブラートである。このオブラートは薬を飲む時に使用したり、菓子や食事時に食べ易くするような特微をもっているので、食用品として貴重な存在であり、またその働きも顕著である。
【0006】
本発明はそのような特微を持ち、しかも人間に対しては何の有害な要素もないオブラートに注目して、化粧品の一部品として使用する価値や利便性を考えてみた。オブラートは肌の保湿には最良の特微を持ち、一回一枚の使い捨てではあっても、大量生産が可能であり、安価で肌によくフィットする優れた性質もある。さらに、金銭的負担を考えれば、一枚1000円のパックとは非常な格差を生じさせる。実にオブラートは、保湿に適した製品である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の保湿用オブラートを顔に貼ると、化粧した顔は乾燥せず、水々しさを長く保ち、化粧水や乳液まで長持ちさせるので、しわやたるみを防ぐこともできる。また、一度貼ったオブラートは、その貼着力によって顔から離れ落ちることもなく、長時間の使用に耐えるので、その心配も必要なくなる。実に優れたオブラートの効力である。更に目や口の部分は切り取ってあり、鼻の部分は切り込みが入っているので息苦しくなることもない。そのようにして時間や金銭的浪費を防ぐことができる保湿用オブラートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)束にしたオブラートを顔の形に輪郭をとって切り、次いで目や口を切り取り、鼻の部分に切り込みを施して仮面状にする。
(ロ)その束から一枚ずつはがして化粧した顔に貼る。
(ハ)一回一枚毎の使用となる。
(ニ)200枚を一束として箱詰めにして市販品とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】束になったオブラートの正面図
【図2】切り取ったオブラートの仮面の束
【符号の説明】
1、オブラートの束 2、顔の輪郭 3、仮面となるオブラート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
束になっているオブラートを顔の輪郭に切り、次いで目や口を切り抜き、鼻の部分には切り込みを施して仮面の状態にし、束から1枚ずつはがして、化粧した顔に貼っても呼吸できるようにしてある保湿用オブラート。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−84261(P2009−84261A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−292576(P2007−292576)
【出願日】平成19年10月2日(2007.10.2)
【出願人】(505238382)
【Fターム(参考)】