説明

個体において骨質量を増加させるために有用である化合物を同定するためにGPR119受容体を用いる方法

【課題】GIP分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを含有する医薬組成物を調製する方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、GPR119受容体を用いて、個体において骨質量を増加させるために有用な化合物を同定する方法に関する。GPR119受容体のアゴニストは、骨粗鬆症のような低骨質量によって特徴付けられる状態を治療するためまたは予防するための、および個体において骨質量を増加させるための治療剤として有用である。GPR119受容体のアゴニストは、個体において骨形成を促進する。ある実施形態において、上記個体はヒトである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
GIP分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを含有する医薬組成物を調製する方法であって、以下の工程:
(a) 該GPR119アゴニストをイン・ビトロにて脊椎動物腸内分泌細胞またはGIPを分泌することができる胞と接触させる工程;
(b) 該GPR119アゴニストが該脊椎動物腸内分泌細胞または該GIPを分泌することができる細胞からのGIP分泌を刺激するか否かを決定する工程であって、該脊椎動物腸内分泌細胞または該GIPを分泌することができる細胞からのGIP分泌を刺激する該GPR119アゴニストの能力が、該アゴニストがGIP分泌促進薬であることを示す、工程;および
(c) 該GIP分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを、医薬上許容される担体とともに、医薬組成物として処方する工程
を含む、方法。
【請求項2】
GIP分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを含有する医薬組成物を調製する方法であって、該GPR119アゴニストは、イン・ビトロにて脊椎動物腸内分泌細胞またはGIPを分泌することができる胞と接触させられ、かつ該脊椎動物腸内分泌細胞または該GIPを分泌することができる細胞からのGIP分泌を刺激することが決定されており、該脊椎動物腸内分泌細胞または該GIPを分泌することができる細胞からのGIP分泌を刺激する該GPR119アゴニストの能力が、該アゴニストがGIP分泌促進薬であることを示し、該方法は、
該GIP分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを、医薬上許容される担体とともに、医薬組成物として処方する工程
を含む、方法。
【請求項3】
前記腸内分泌細胞がK細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記腸内分泌細胞が、小腸のK細胞リッチな領域に由来する細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記腸内分泌細胞が、十二指腸組織由来の細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記腸内分泌細胞が、空腸組織由来の細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記脊椎動物腸内分泌細胞が、哺乳動物腸内分泌細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
前記腸内分泌細胞が、腸内分泌細胞系である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項9】
前記GIPを分泌することができる細胞が、GIPを分泌することができるように設計された組換え細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
前記GIPを分泌することができる細胞が、膵臓細胞である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
GIP−1分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを含有する医薬組成物を調製する方法であって、該GPR119アゴニストは、哺乳動物に投与されており、かつ、哺乳動物から得られた生物学的試料における血中GIPレベルを増加させることが決定されており、該生物学的試料における血中GIPレベルを増加させる該GPR119アゴニストの能力が、該アゴニストがGIP分泌促進薬であることを示し、該方法は、
該GIP分泌促進薬の作用を有するGPR119アゴニストを、医薬上許容される担体とともに、医薬組成物として処方する工程
を含む、方法。
【請求項12】
前記脊椎動物が非ヒト哺乳動物である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記脊椎動物がヒトである、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記生物学的試料が血液試料である、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記生物学的試料が血漿試料である、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記GPR119アゴニストがヒトGPR119のアゴニストである請求項15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記GPR119アゴニストが、小分子である請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記小分子が、モル当たり5,000グラム未満の分子量を有する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記GPR119アゴニストが、経口的に活性である、請求項18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記GPR119アゴニストは選択的GPR119アゴニストである、請求項19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記GPR119アゴニストが、コルチコトロピン放出因子−1受容体に対する選択性を超えるGPR119に対する選択性を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記GPR119アゴニストは10μM未満のEC50を有する、請求項21のいずれか1項記載の方法。
【請求項23】
前記GPR119アゴニストは1μM未満のEC50を有する、請求項21のいずれか1項記載の方法。
【請求項24】
前記GPR119アゴニストは100nM未満のEC50を有する、請求項21のいずれか1項記載の方法。
【請求項25】
前記GPR119アゴニストが、経口的に活性であり、かつ、100nM未満のEC50を有する、請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記医薬組成物が投与形態である、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。

【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図1A】
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【公開番号】特開2011−103887(P2011−103887A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−279920(P2010−279920)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【分割の表示】特願2009−170622(P2009−170622)の分割
【原出願日】平成19年4月10日(2007.4.10)
【出願人】(500478097)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (97)
【Fターム(参考)】