説明

個別フェイスサービス店舗システム並びに音楽記憶媒体

【課題】 本発明は理容、美容、マッサージ、フェイスエステティック等の施術にあたり施術者の施術工程に合わせた音楽を施術室に聴音可能に再生することにより、施術工程を正確に実施することにより、施術者の疲労を軽減させるとともに、店舗内の施術処理効率の向上を図る施術システムを提供する。
【解決手段】 理容、美容、マッサージ等の施術可能な施術設備と、任意の施術工程にあわせて調律をかえた音楽を記憶した音楽記憶媒体と、該音楽記憶媒体を再生して前記施術設備の任意の施術場所で少なくとも施術者に聴音可能に再生する再生装置と、該再生装置を操作する操作手段とより構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は理容、美容、マッサージ、フェイスエステティック等の施術にあたり施術者の施術工程に合わせた音楽を施術室に聴音可能に再生することにより、施術工程を正確に実施することにより、施術者の疲労を軽減させるとともに、店舗内の施術処理効率の向上を図る施術システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、マッサージ機において被施術者の精神を安定させるためのリラグゼーション効果のある音楽を再生するマッサージ機があった。マッサージ機の施術にあわせて音量を変化させるものとして特開2001−120630にあげられる技術が存在した。
また、特開2002−182674にあげられたように音楽療法に用いるための音楽若しくは音のデータを記録した音楽療法プログラムの記録媒体で、この記録媒体は可聴周波数帯域を超える非可聴周波の高周波信号成分をも記録し得る記録帯域幅を有し、記録される音楽若しくは音のデータは前記非可聴周波の高周波信号成分を含み、この非可聴周波の高周波信号成分は治療目的に対応してレベル強化され又は新たに付加される音楽療法プログラムの記録媒体があった。
【特許文献1】 特開2001−120630
【特許文献2】 特開2002−182674
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
あらかじめマッサージ機の施術動作にあわせて音楽が流れるものにおいては、マッサージ機によるマッサージにしか対応できず、マッサージ機ではできない人手による施術には対応できなかった。
前記非可聴周波の高周波信号成分を含む音楽療法プログラムの記録媒体においては、非可聴周波であるがために施術工程と組み合わせて利用することができなかった。
どちらの技術に関しても、被施術者のリラクゼーションをはかることが目的であり、施術者の施術進行管理に利用できるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
理容、美容、マッサージ等の施術可能な施術設備と、任意の施術工程にあわせて調律をかえた音楽を記憶した音楽記憶媒体と、該音楽記憶媒体を再生して前記施術設備の任意の施術場所で少なくとも施術者に聴音可能に再生する再生装置と、該再生装置を操作する操作手段とより構成される。
【0005】
再生装置が個人の能力差に応じて音楽の速度を調整する再生速度調整手段を具備する構成よりなる。
【0006】
再生速度調整手段が個人の能力差に応じて施術工程で速度調整できるものであることを特徴とする。
【0007】
施術工程過程で工程の進行状態にあわせて施術段階と音楽の再生段階を調整する再生調整手段を具備することを特徴とする。
【0008】
音楽記憶媒体の音楽が各施術工程にあわせて被施術者の施術体調に合わせた影響を与えるものであることを特徴とする。
【0009】
施術設備に設けられた照明システムと、該照明システムの調光を前記音楽記憶媒体の調律にあわせた再生装置の再生にあわせて制御した調光制御システムを具備したことを特徴とする。
【0010】
施術者と施術の実施経過を含む施術記録を記録する施術記録手段を具備することを特徴とする。
【0011】
施術設備が被施術者が自身で施術することが可能な設備であることを特徴とする。
【0012】
音楽と施術に関するマニュアルを具備することを特徴とする。
【0013】
任意の施術工程にあわせて調律をかえるとともに、工程の切り替え箇所に任意の切り替え信号を有した音楽を記憶した音楽記憶媒体よりなる。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、施術者は再生された音楽により、自身の施術の進行状況を把握することができる。これにより、遅ければ施術作業を早めるなどの修正ができ、安定した作業時間内で施術をおこなうことができる。
施術作業が安定することで、一日に可能な施術数を維持できるので、予約を最大限に取ることができるため、効率的な経営が可能となった。
施術者にしてみれば、通常一日の連続的な作業をした場合、疲労が蓄積されたり、施術速度の間隔が麻痺するものだが、音楽がメトロノームのように作業速度の指針となるため、疲労感を少なくする。これにより、速度の安定化はもちろん、施術ミスを減少させることが可能となる。
【0015】
再生装置が個人の能力差に応じて音楽の速度を調整する再生速度調整手段を具備するものにあっては、同じ音楽を利用して能力差にあわせて速度を変えることで、個人別に対応がとれるようになる。
再生速度調整手段が個人の能力差に応じて施術工程で速度調整できるものである場合、各施術者の得意な施術に関しては速度を速め、不得手な施術では十分な時間が取れるように遅れさせることで、施術者の個人能力差を施術工程的に調整でき、全体としてより効率的な管理が可能となった。
施術工程過程で工程の進行状態にあわせて施術段階と音楽の再生段階を調整する再生調整手段を具備することを特徴とする。途中施術が遅れてしまった場合でも、次の施術に対する音楽の再生速度を遅れさせることで、音楽を止めることなく音楽と施術の調整をとることが可能となった。逆に施術が進んだ場合には、逆の作業により対応が可能となる。このように施術作業中に施術工程のずれが生じても調整できることで、施術者はあせることなく対応できる気持ちの余裕をもつことができ、作業ミスを招く恐れを回避することができる。
音楽記憶媒体の音楽が各施術工程にあわせて被施術者の施術体調に合わせた影響を与えるものにおいては、被施術者が各施術にあわせてリラックスすることにより、施術に対する拒絶反応を回避し、より効果的な施術を受けることが可能となった。
施術設備に設けられた照明システムと、該照明システムの調光を前記音楽記憶媒体の調律にあわせた再生装置の再生にあわせて制御した調光制御システムを具備したものにあっては、視覚的に進行状況を把握することもできるため、より施術者の施術状況把握力を向上させる。また、任意の施術工程でその単位施術工程内の時間進行状況を把握させる調光手段を具備させることで、詳細な時間経過を把握することが可能となる。
施術者と施術の実施経過を含む施術記録を記録する施術記録手段を具備することで、経営者は施術者の能力および作業実績を正確に把握することで、施術者の能力評価を正確におこなうことが可能となった。
施術設備が被施術者自身で施術することが可能な設備であることにより、施術コストをかけることなく、いつでも自身で施術することが可能となった。
音楽と施術に関するマニュアルを具備することにより、効率的に教育並びに運営が可能となった。
施術者の近辺に再生装置の制御操作をおこなう補助操作装置を具備することにより、施術者が席を立つことなく、施術に影響を与えない範囲で再生調整を実施することができる。
任意の施術工程にあわせて調律をかえるとともに、工程の切り替え箇所に任意の切り替え信号を有した音楽を記憶した音楽記憶媒体においては、本発明におけるシステムを可能とするとともに、工程別の再生調整が可能となった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、以下図1乃至図6を利用して説明する。
図1は本発明のシステム図、図2は本発明の施術室概要図、図3は本発明の施術室概要図、図4は本発明の補助操作装置平面図、図5は本発明のマニュアル説明図、図6は本発明の操作画面説明図である。
本発明における施術管理装置2は、図1に示すように操作装置16、補助操作装置17の操作により、各種データベース(以下、DBと表現する)、再生装置7、調光制御装置8、表示装置18を制御するものである。
DBとしては、施術内容DB10、音楽DB11、調光DB12、施術者DB、顧客DB14、施術記録DB15があげられる。
施術内容DB10は、理容、美容、マッサージ、フェイスエステティック等の施術を複数の具体的施術に対応させた施術データを管理するものである。
音楽DB11は、各種音楽データを管理するものである。音楽データは、前記施術DB10の施術に対応させたものであり、施術の各工程切り替えタイミングに合わせて音律や調律を変えたものである。ここで、各工程切り替え場所には、工程切り替えを判別するために識別フラグデータが設けられており、制御部でこれを検知できるようになっている。この音楽データとしては、施術者の精神を安定させるようなリラグゼーション効果が含まれるものであった場合、例えばエステ等の施術に際しては、より効果をあげることが可能となる。
調光DB12は、前記施術DB10の施術に対応させたものであり、施術の各工程切り替えタイミングに合わせてライトの明るさや発光色を変えるなどの調光制御情報を管理するものである。
施術者DB13は、施術担当者の情報を管理するものである。
顧客DB14は、顧客の氏名、住所、電話番号や過去の施術記録を管理するものである。
施術記録DB15は、施術管理装置2において実施された施術情報を記録したものであり、施術者、顧客、施術内容はもとより、施術経過の遂行状態などを記録管理するものである。
これら各種装置を利用した設備環境について図2、図3を利用して説明する。図2は施術室を上部から表した図であり、図3は施術室を側面から表した図である。それぞれの図において、本発明の内容を明確に説明するために、従来必要な道具台や洗面、ドライヤーなどの設備、またドアなどに関しては省略するものとする。
ここでは、エステティックによるサービスを例にしたものを説明する。施術室1は、個室状態となっており外部からの音を遮断するようになっている。
施術室1内には施術用の施術台3と施術者が座る椅子4が中央に配置されている。
壁側には、前記説明した施術管理装置2が設けられている。図において、表示部、操作装置は割愛しており、施術管理装置2内に再生装置と調光制御装置が内蔵されたものであり、スピーカー6とライト5にそれぞれ接続されたものとなっている。ライトにおいては、図3に示すように天井に取り付けられたライト5bや間接照明に用いるライト5aなどがあげられる。
施術者が座る椅子4の足元には、補助操作装置17が設けられている。これは、施術者が施術の進行工程において、施術が遅れたり、早まった際に音楽の再生速度を変えることができるように調整するための制御をおこなうためのものである。補助操作装置17としては、図4に示すものなどがあげられる。取付BOXに速度制御用の可動SWが設けられたものである。SWとしては、音楽再生速度をあげる速度上げSW20、音楽再生速度を下げる速度下げSW21、席を立ったり、作業を停止する際や再開する際に用いる停止再生SW22などがあげられる。
また、本システムにおいては、音楽の内容とこれにあわせた施術内容を記載したマニュアルが具備される。これを図5を用いて説明する。
図に示すのはマニュアルの一部である。テキスト状となったマニュアルの紙片24には、五線譜表示部25、イラスト表示部27、施術解説部28、手順No26等が表記されている。
五線譜表示部25は、音楽の楽譜が順次記載されている。従来の楽譜との違いは、リピートなどのように同じ演奏上楽譜を戻ることがなく、はじめから最後まで順次表示されている。また、施術工程の切り替わり部には、五線譜上もしくは五線譜のそばに切り替え表示がなされる。切り替え表示としては、太線で区切る方法、施術工程単位で五線譜や五線譜背面の色を変える方法、矢印や指のマークで表示する方法等があげられる。
五線譜表示部25の下には、その音楽演奏時におこなう施術内容をイラストで説明したイラスト表示部27と、これを言葉で説明する施術解説部28が表示されている。また、それぞれの施術説明には手順No26がそれぞれ表記されている。
本発明は以上の構成よりなる。
【0017】
以下、本発明の利用方法を説明する。
被施術者が施術台につき、各種備品の準備が整ったところで施術者は施術管理装置2にて施術準備をおこなう。施術管理装置2の表示装置18には表示された操作画面を示したのが図6である。
まず、初期画面として操作画面30aが表示される。図の事例においては、サービス選択、速度調整、施術者入力の3つの選択肢が用意されている。
ここで、施術者を選択する施術者入力のボタンを押すことで、施術者選択をおこなう操作画面30bが表示される。ここでは、施術者DBに記録された施術者情報を利用して施術スタッフの氏名が表示され、この中から施術者を選択した上でOKボタンを押し、決定する。ここで、一度確認画面に戻る。この確認画面は初期画面の表記と、すでに設定された内容が表示されるようになっている。これに関しては、最後の確認画面で詳細を後述する。
次にサービス選択のボタンを押すことで、サービス選択をおこなう操作画面30cが表示される。ここでは、施術内容DB10に記録された施術内容情報から選択可能な各種サービス内容がボタン表示され、その中から該当するサービスを選択できるようになっている。サービスを選択した後、OKボタンを押すことで確認画面に戻る。
次に速度調整ボタンを押すことで、速度調整をおこなう操作画面30dが表示される。ここでは、速度調整の対象として、全体の速度を調整する全体速度調整と、各施術工程に応じて速度調整できるパート速度調整が可能となっている。前記施術者入力とサービス選択作業により使用する音楽が音楽DB11から抽出され、これに該当する速度調整ができるようになっている。この際、初期速度としては音楽の標準速度として設定するものであってもよいし、施術者に合わせて施術者対応速度に設定したものであっても良い。
全体の速度を変えたい時は、全体速度の表示の下にある速度調整用スライダーを操作することで速度調整できるようになっている。施術者によっては、得意とする施術と不得手とする施術があるため、各施術工程に合わせて再生速度を調整したい場合がある。この際は、パート速度の下に示された各施術のパートを選択する。図においては、10工程の音楽に合わせたものの場合に対応してものとして説明する。このうち、速度を調整したいパートに該当する番号ボタンを選択して、その下のスライダーによりそのパートの速度調整をおこなう。このパート速度調整は、複数のパートを個別に設定することも可能である。
各種設定がすみ、その内容を確認するのが確認操作画面30eである。各種選択ボタンの下に、設定された設定条件が表示されている。図に示す事例の場合であれば、施術者が「鈴木栄子」であり、サービス内容が「フェイスサービスA」であることがわかる。さらに、速度調整としては全体速度の表示部が選択された状態となっており、その速度がスライダー位置わかるようになっている。ここで、再度内容を変更するときは、それぞれの選択ボタンを押すことで再度選択作業をおこなう。内容に間違いがない場合は、確認ボタンを押して、設定を完了する。
上記表示画面における選択方法としては、機械に設けられたボタンを利用する方法、マウスを利用する方法、タッチパネルによる方法等、通常、機械操作に用いる各種方法が可能である。
設定が完了して、施術を開始するにあたっては操作装置を利用して始める方法が考えられる。この際は、施術場所に移動する時間が必要となるので、音楽再生を移動時間を考慮して遅らせて開始することが考えられる。
また、そのタイムラグが解消する方法としては、施術位置に設けられた補助操作装置8を利用することも可能である。はじめるにあたって、足で中央の停止再生SW22を押す。これにより再生が開始する。また、施術途中で席を立つときや、施術を停止するときは再度停止再生SW22を押すことで音楽再生が停止する。再度再生する場合は、再度停止再生SW22を押すことで音楽再生が再開する。
施術工程において、施術が遅れてきた場合は、速度下げSW21を押す。これにより、速度が下がる。この速度下げに関しては、速度下げSW21を押す回数により、更に段階的に下げる手段も可能である。また、この速度変更はその後の再生全てをその速度で維持させるものであっても良いし、前記音楽データの識別フラグデータを利用して、その施術が終了した段階で解除されるようにすることも可能である。
逆に速度を上げたいときには、速度上げSW20を利用する。使い方並びに制御方法に関しては、速度下げSW21と同様のものとなる。
この補助操作装置8に関しては床に据え付ける方法に限定されるものではなく、手元SWやリモコンなど、施術者が施術場所で操作できるものであれば良い。
また、施術の工程にあわせて音楽だけではなく施術室1の調光をおこなうことも可能である。この際は、調光DBに記録された選択音楽に対応する調光制御情報から、調光制御装置8により施術室1のライト5の明るさを変えたり、発光色を変えるなどの調光があげられる。これにより、施術者は音以外にライトの明かりによっても施術工程状況を把握することが可能となる。
これら施術の設定内容および施術の進行、遂行経過に関しては施術記録DBに記録され、業務管理に利用することも可能である。
また、顧客DBを利用し、過去の施術記録からサービスをあらかじめ仮設定したり、施術後の会計管理に利用することも可能である。
本システムを利用することにより、施術者は施術進行状況を音楽や調光により認識でき、一定のリズムで施術を進行させることが可能となる。
【0018】
以下、本発明の他の実施形態について、以下図7を利用して説明する。
図7は本発明の他の実施形態を示すシステム図である。
本発明は管理センターにおいて、施術記録をとるとともに施術管理をおこなうために施術室の施術管理装置2と無線、有線などの任意の通信回線で管理サーバーを結んだものである。図においては前記事例と同様のシステムに通信装置を設け、管理サーバーと通信可能としてものである。
管理サーバーには、少なくとも施術記録DBが存在し、複数の施術室における施術記録を管理することが可能となっている。
各DBに関しては、施術管理装置2に含まれてもよいし、管理サーバーで運用可能となる範囲で管理サーバーに設けることも可能である。
これにより、経営者は複数の施術室の施術を管理し、これを予約や人材評価に利用することが可能となり、効率的な経営管理を実施することが可能となる。
【0019】
以下、本発明の他の実施形態について、以下図8乃至図9を利用して説明する。
図8は本発明の他の実施形態の概要図、図9は本発明の他の実施形態の概要図である。
以下、説明する事例は施術に対応する音楽データを記録した記録媒体と、この記録媒体の音楽データを再生する再生装置7を利用したものである。
施術室1には、施術台3、施術者の座る椅子4、再生装置7、スピーカー6が設けられている。
施術者は施術サービスに対応した記録媒体を選択し、これを再生装置7で再生する。そして、その音楽にあわせて施術を実施する。
これを被施術者が自身で施術者として施術するためのシステムは図9に示すものである。
施術室1には化粧品や備品などを置く作業台が壁側に設置されており、壁には鏡35が設けられている。また、作業台の手前には利用者が座る施術台が置かれている。また、施術室内には施術サービスに合わせた音楽データが記録された記録媒体を再生するための再生装置7と、これに接続されたスピーカー6が設置されている。
これを利用するときは、自身で記録媒体を選択し、再生装置7で再生させ、その音楽にあわせて施術をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】 本発明のシステム図
【図2】 本発明の施術室概要図
【図3】 本発明の施術室概要図
【図4】 本発明の補助操作装置平面図
【図5】 本発明のマニュアル説明図
【図6】 本発明の操作画面説明図
【図7】 本発明の他の実施形態を示すシステム図
【図8】 本発明の他の実施形態の概要図
【図9】 本発明の他の実施形態の概要図
【符号の説明】
【0021】
1 施術室、 2 施術管理装置、
3 施術台、 4 椅子、
5;5a;5b ライト、 6 スピーカー、
7 再生装置、 8 調光制御装置、
9 制御部、 10 施術内容DB、
11 音楽DB、 12 調光DB、
13 施術者DB、 14 顧客DB、
15 施術記録DB、 16 操作装置、
17 補助操作装置、 18 表示装置、
19 取付BOX、 20 速度上げSW、
21 速度下げSW、 22 停止再生SW、
23 マニュアル、 24 紙片、
25 五線譜表示部、 26 手順No、
27 イラスト表示部、 28 施術解説部、
30;30a;30b;30c;30d;30e 操作画面、
31 スライダー、 32 通信装置、
33 管理サーバー、 34 回線、
35 鏡、 36 作業台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
理容、美容、マッサージ等の施術可能な施術設備と、任意の施術工程にあわせて調律をかえた音楽を記憶した音楽記憶媒体と、該音楽記憶媒体を再生して前記施術設備の任意の施術場所で少なくとも施術者に聴音可能に再生する再生装置と、該再生装置を操作する操作手段とよりなる施術システム。
【請求項2】
再生装置が個人の能力差に応じて音楽の速度を調整する再生速度調整手段を具備することを特徴とする請求項1記載の施術システム。
【請求項3】
再生速度調整手段が個人の能力差に応じて施術工程で速度調整できるものであることを特徴とする請求項2記載の施術システム。
【請求項4】
施術工程過程で工程の進行状態にあわせて施術段階と音楽の再生段階を調整する再生調整手段を具備することを特徴とする請求項1、2又は3記載の施術システム。
【請求項5】
再生装置が被施術者にも聴音可能に再生するものであるとともに、音楽記憶媒体の音楽が各施術工程にあわせて被施術者の施術体調に合わせた影響を与えるものであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の施術システム。
【請求項6】
施術設備に設けられた照明システムと、該照明システムの調光を前記音楽記憶媒体の調律にあわせた再生装置の再生にあわせて制御した調光制御システムを具備したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の施術システム。
【請求項7】
施術設備は被施術者が自身で施術することが可能な設備であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の施術システム。
【請求項8】
音楽と施術に関するマニュアルを具備することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の施術システム。
【請求項9】
施術者と施術の実施経過を含む施術記録を記録する施術記録手段を具備することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の施術システム。
【請求項10】
複数の施術設備に設けられた各再生装置と任意の通信回線にて接続された管理センターを備え、該管理センターは施術者データベースと、施術の記録データを管理する施術記録データベースと、顧客の住所、氏名、連絡先等の顧客情報を管理する顧客情報管理データベースとを有するものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の施術システム。
【請求項11】
再生装置は音楽データを記憶する記憶する音楽データ記憶媒体を有するとともに音楽データを再生する再生手段を具備するものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の施術システム。
【請求項12】
施術者の近辺に再生装置の制御操作をおこなう補助操作装置を具備することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記載の施術システム
【請求項13】
任意の施術工程にあわせて調律をかえるとともに、工程の切り替え箇所に任意の切り替え信号を有した音楽を記憶した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12記載の施術システムに用いる音楽記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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