説明

光ディスク装置

【課題】ターンテーブルの下面に圧着した光ディスクをターンテーブルから容易に剥離する。
【解決手段】ターンテーブル24の上側にピン23a、23b、23cを有するピンディスク23を配置する。光ディスク14は上動するクランパ26によりターンテーブル24の下面に圧着されて回転駆動され、排出時にはクランパ26が下動して光ディスク14を開放する。ピン23a、23b、23cは板バネにより光ディスク14の方向に付勢され、ターンテーブル24の開口を介して光ディスク14を押し出し、ターンテーブル24の下面から光ディスク14を剥離する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光ディスク装置、特に光ディスクを回転自在に支持するターンテーブルの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、光ディスクの振動を極力抑え、高品質でのデータの記録或いは再生を可能とする光ディスク装置の回転支持機構が提案されている。
【0003】
以下、下記に示す特許文献に記載されたターンテーブル構造について説明する。
【0004】
図5に、従来の光ディスク装置10の構成を示す。情報記録媒体である光ディスク14は、例えば、情報の記録あるいは再生が可能なCDやDVD等であり、光ディスク装置10のハウジング(不図示)の内外を出入りするディスクトレー16の収納位置16aに載置された状態で、光ピックアップ12の動作領域に搬送される。光ピックアップ12は、ハウジングに固定された基台18上に載置されたピックアップベース20に支持され、動作領域に搬送されてきた光ディスク14の半径方向に移動しながら、情報の記録または再生を行う。情報の再生は、光ピックアップ12内のレーザダイオード(LD)を駆動して再生パワーのレーザ光を光ディスク14に向けて照射し、その反射光を光ピックアップ12内のフォトディテクタで受光し、電気信号に変換して行われる。情報の記録は、記録すべきデータで変調した記録パワーのレーザ光を光ディスク14に照射し、光ディスク14の記録膜にピットを形成し、あるいは結晶状態を変化させて行われる。
【0005】
光ディスク14は、光ピックアップ12の動作領域において、高速で回転することにより情報の記録/再生が行われる。このため、高速回転するターンテーブル上に固定される必要があり、アーチ型のブラケット22に回転自在にターンテーブル24が下向きに軸支される。光ディスク14から見ると、ターンテーブル24は上側に配置される。ブラケット22の上にはモータ(不図示)が固定され、ターンテーブル24を安定的に高速回転させる。
【0006】
一方、基台18上には、光ディスク14をターンテーブル24の底面側に押圧固定するクランパ26を昇降させるための昇降機構28が配置される。クランパ26は、ピックアップベース20を貫通するシャフト26aにより支持され、ピックアップベース20の挙動とは全く分離した状態で昇降動作を行い、ディスクトレー16により搬送されてきた光ディスク14をターンテーブル24に固定する。
【0007】
クランパ26の上面とターンテーブル24の裏面中央部には、例えばマグネットがそれぞれ配置され、光ディスク14は一対のマグネットにより強固に挟持され、安定した高速回転ができる。高速回転するターンテーブル24は、光ピックアップ12が支持されているピックアップベース20と実質的に分離されているので、ターンテーブル24を回転させるモータ等の振動が光ピックアップ12に直接伝達されることはなく、ターンテーブル24の回転が光ピックアップ12の検出ノイズになることを防止できる。
【0008】
光ピックアップ12は、光ディスク14の半径方向にシークしながら情報の記録/再生を行うため、ピックアップベース20上で、例えば、ガイドバー(あるいはガイドレール)30(1本のみ図示しているが、互いに平行する一対2本のガイドバーが好適である)に沿って、ラックピニオン機構等の駆動機構により移動する。この時、光ピックアップ12の光軸は、ターンテーブル24に支持され回転する光ディスク14の面法線と一致するように配置されなければならない。この光軸と面法線が一致しない場合、記録/再生時の時間軸方向の変動成分(ジッタ)の原因となり、光ディスク装置10の性能低下の原因になる。
【0009】
ところが、光ピックアップ12はガイドバー30やピックアップベース20に機械的に係合している。そのため、各部品の加工精度や組み立て精度により、前記光軸と法線が傾いてしまう。また、光ディスク14自体が反っていたり、光ピックアップ12自身の光軸の傾き等がある。このような様々な要因により、個々の光ディスク装置10で光軸と法線が一致しないことが多いため、光ディスク装置10は、組み立て後、または組み立て途中で、個体毎に光軸と法線の調整が必要になる。この場合、光軸と法線の両者間の傾きは、光ディスク半径方向の傾きと、光ディスク接線方向の傾き及びその合成方向の傾きとなる。本実施形態においては、これらの傾きを補正し光軸と法線を容易に一致させるために、可撓性の板状部材と一対の調整部材を設けている。この時、一対の調整部材34の調整のみで、傾き補正を実現している。具体的には、可撓性の板状部材として、板状のバネ部材32でピックアップベース20の一端を支持し、他端を一対の調整部材としてネジ部材34で基台18に対して垂直方向に移動可能に固定している。一対のネジ部材34のいずれか一方を回すか、両者を互いに逆方向に回すことで、ピックアップベース20は板バネ部材32の捻れにより図中矢印A方向(光ピックアップ12の移動方向に直向する光ディスク接線方向あるいはタンジェンシャル方向)に傾き、光軸が調整される。一対のネジ部材34を同じ方向に同じ量だけ回せば、ピックアップベース20は板バネ部材32の撓みにより図中矢印B方向(光ピックアップ12の移動方向に平行な光ディスク半径方向あるいはラジアル方向)に傾き、光軸が調整される。
【0010】
また、ターンテーブル24の下面、すなわち光ディスク14のレーベル面を支持する面は平坦面であるが、平坦面の所定位置に環状の突起が形成される。この環状突起は、光ディスク14が上動するクランパ26によりターンテーブル24の下面に押圧されたときにその外縁部が当接する位置に形成される。光ディスク14には、大きさの異なる複数種類の光ディスク14(例えば12cm光ディスクと8cm光ディスク)が存在するため、環状突起も光ディスク14の種類毎に形成される。すなわち、12cm光ディスクの外縁が当接する位置、及び8cm光ディスクの外縁が当接する位置にそれぞれ形成される。
【0011】
12cm光ディスクを例にとると、光ディスク14は上動するクランパ26によりターンテーブル24の下面に押圧される。光ディスク14の中央部及び内周部はターンテーブル24の下面に当接し、光ディスク14の外縁部は環状突起に当接する。したがって、光ディスク14は、断面形状が傘状の凹面形状となってターンテーブル24に押圧され、ターンテーブル24の回転によりこの形状を維持したまま回転する。
【0012】
図6に、ターンテーブル24の下面側の平面図を示し、図7に、図6におけるA−A断面図を示す。ターンテーブル24の下面には、第1の環状突起24a及び第2の環状突起24bが形成される。第1の環状突起24aはターンテーブルの外縁部に形成され、12cm光ディスクの外縁が当接する。第2の環状突起24bは第1の環状突起24aよりも内周側に形成され、8cm光ディスクの外縁が当接する。第1の環状突起24aは第2の環状突起24bよりも高く形成され、例えば第1の環状突起24aの高さ=0.3mm、第2の環状突起24bの高さ=0.15mmに設定される。
【0013】
第1の環状突起24aには、所定位置例えば図に示すように中心角が90°をなす4回対称位置に第1の溝24dが4個形成される。この第1の溝24dは、12cm光ディスク14が第1の環状突起24aに当接したときに、光ディスク14と第1の環状突起24aとの間に間隙を形成し、これにより空気の出入りを可能として光ディスク14がターンテーブル24の下面に接着してしまう事態を防ぐ空気孔として機能する。同様に、第2の環状突起24bにも、中心角が90°をなす4回対称位置に第2の溝24cが4個形成される。この第2の溝24cは、8cm光ディスク14を第2の環状突起24bに当接したときの空気孔として機能するものである。図において、第2の溝24cは、ターンテーブル24の回転中心から見て第1の溝24dと同一放射線上に位置するように配置される。これは、12cm光ディスクを装着した場合に、空気の通り道が直線上となるようにしたものである。第1の溝24d及び第2の溝24cの溝幅は任意であるが、例えば2mm程度である。また、ターンテーブル24の第2の環状突起24bの内側には、複数の開口24eが設けられている。この開口24eは、ターンテーブル24の回転バランス調整用のウェイトを装着するための穴(ネジ穴)である。
【0014】
図8に、12cm光ディスク14をディスクトレー16の収納位置16aに収納し、上動クランパ26で光ディスク14をターンテーブル24の下面に押圧したときの状態を示す。12cm光ディスク14のレーベル面の外縁は第1の環状突起24aに当接し、光ディスク14の中央部はターンテーブル24の下面中央に当接する。この結果、光ディスク14は断面形状傘状に矯正され、個々の光ディスク14で異なる反りが矯正される。図では光ディスク14の断面形状は傘状となっているが、第1の環状突起24aの高さはわずか(0.3mm)であり、説明の都合上、強調して図示されている。
【0015】
【特許文献1】特開2005−116108号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
このように、光ディスク14のほぼ全面を上側のターンテーブル24に押圧することで光ディスク14を矯正変形させ、高速駆動時の振動を抑制することが可能であるが、光ディスク14によっては高温高湿環境下において光ディスク14がターンテーブル24の下面に張り付いてしまい、上動クランパ26を解除しても光ディスク14が自重でターンテーブル24から剥離せず、ディスクトレー16に落下せずに光ディスク14を排出できない場合があった。特に、最近ではレーベル面に全面印刷を施した光ディスク14等が存在し、このような光ディスク14はターンテーブル24の下面に張り付く傾向が強く、排出できない問題が生じる。
【0017】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、光ディスクをターンテーブルの下面から容易に剥離し、これにより光ディスクの排出を容易化する光ディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明は、ターンテーブルの下面で光ディスクのレーベル面を支持するように前記ターンテーブルを光ディスクの上側に配置し、かつ上下動可能なクランパを上動して前記光ディスクの記録面側の中央部を圧着するように前記クランパを前記光ディスクの下側に配置してなる光ディスク装置であって、前記ターンテーブルの所定位置に開口部が設けられ、前記クランパの下動に連動して前記開口部内で前記ターンテーブルの上面側から下面側に移動することで前記光ディスクを下側に押し出すピンを有することを特徴とする。
【0019】
本発明の1つの実施形態では、前記ピンは、前記光ディスクの方向に弾性部材で付勢される。
【0020】
また、本発明の他の実施形態では、前記光ディスクの方向に弾性部材で付勢され、かつ、少なくとも1つのピンは他のピンに比べて異なる弾性力で付勢される。
【0021】
本発明では、クランパの下動に連動してピンをターンテーブルの下面側に移動させて光ディスクを押し出す。光ディスクは下側に押し出されるため、自重と相俟ってターンテーブルの下面から剥離する。ピンで光ディスクを押し出す際に、ピンの押し出し力を位置に応じて変えることで、均等に押し出す場合に比べて小さい力で光ディスクをターンテーブルから剥離することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、光ディスクをターンテーブルから容易に剥離することができる。これにより、剥離に要する時間が短縮化され、光ディスクの排出時間も短縮化されてユーザの使い勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。なお、図5に示す従来の光ディスク装置と同一部材については同一符号を付す。
【0024】
図1に、本実施形態における光ディスク装置10の構成を示す。図5と同様に光ディスク14の上側にターンテーブル24が配置され、光ディスク14の下側に上下運動可能なクランパ26が配置される。クランパ26は、ピックアップベース20を貫通するシャフト26aにより支持され、ピックアップベース20の挙動と分離した状態で上下動し、ディスクトレー16により搬送されてきた光ディスク14をターンテーブル24の下面に固定するとともに、光ディスク14をターンテーブル24から剥離する。すなわち、クランパ26が上動して光ディスク14をターンテーブル24の下面に圧着し、クランパ26が下動して光ディスク14をターンテーブル24から開放する。
【0025】
但し、上記のとおり、高温高湿環境下、あるいは光ディスク14のレーベル面が全面的に印刷されている場合等においては、クランパ26が下動しても光ディスク14はターンテーブル24の下面に張り付いたままとなって光ディスク14はディスクトレー16に落下せず光ディスク14を装置外部に排出できない。
【0026】
そこで、ターンテーブル24の上面側に板バネで付勢されたピンを有するピンディスク23を配置し、光ディスク14の排出時にはピンで光ディスク14を下側に押し出すことで強制的に光ディスク14をターンテーブル24から剥離する。
【0027】
図2に、ピンディスク23の構成を示す。ピンディスク23の半径はターンテーブル24の半径と略同一あるいはターンテーブル24の半径よりも小さく、ディスク中心に対して中心角が120°の対称位置にある3つのピン23a、23b、23c及びこれらのピン23a、23b、23cをそれぞれ付勢する板バネ23p、23q、23rを有する。すなわち、ピン23aは板バネ23pにより紙面垂直方向であって光ディスク14の方向に付勢され、ピン23bは板バネ23qにより紙面垂直方向であって光ディスク14の方向に付勢され、ピン23cは板バネ23rにより紙面垂直方向であって光ディスク14の方向に付勢される。ピン23a、23b、23cの配置位置は、ターンテーブル24に形成された開口24eに対応する位置に配置され、板バネ23p、23q、23rで付勢されることによりピン23a、23b、23cはそれぞれ開口24eを介してターンテーブル24を貫通し、ターンテーブル24の下面から突出する。
【0028】
板バネ23p、23q、23rの弾性力は同一でもよいが、互いに異なっていてもよい。本実施形態では、板バネ23q、23rの弾性力は同一であるが、板バネ23pの弾性力は板バネ23q、23rの弾性力よりも弱い。したがって、ピン23aの付勢力はピン23b、23cの付勢力よりも弱くなる。このようにピン23a、23b、23cの付勢力を異にすることで、光ディスク14を不均一な付勢力で押し出すこととなり、ターンテーブル24を傾けるように剥離することでターンテーブル24からの剥離を容易化することができる。板バネ23p、23q、23rの弾性力は、板バネ23p、23q、23rに設けられる弾性力調整孔23tの形成位置や形成個数を調整することで可変できる。図では、板バネ23pにのみ弾性力調整孔23tを複数形成することで板バネ23pの弾性力を低下させている。
【0029】
図3に、クランパ26を上動して光ディスク14をターンテーブル24に圧着した状態(ターンテーブル24の回転時)を示し、図4にクランパ26を下動して光ディスク14を開放した状態(ターンテーブル24の停止時)を示す。図3において、ピン23a(図示しないピン23b、23cも同様である)は光ディスク14の方向に板バネ23pで付勢されているが、クランパ26で光ディスク14を押圧しているため、光ディスク14は付勢力に抗してターンテーブル24の下面に圧着される。クランパ26を下動すると、図4に示すようにピン23aが板バネ23pの弾性力により光ディスク14の方向に付勢され、光ディスク14は図中矢印方向に押される。光ディスク14は自重とピン23a(及びピン23b、23c)の付勢力によりターンテーブル24の下面から剥離し、ディスクトレー16上に落下して排出が可能となる。
【0030】
本実施形態において、ピン23a、23b、23cの形成位置はターンテーブル24の開口24eに対応する位置に形成されているが、ターンテーブル24の任意の位置に開口を設け、この開口に対応する位置に配置することができる。ターンテーブル24の開口としては、ウェイトバランス調整用の開口や空気孔としての開口が形成されるが、いずれの開口も用いることができる。ピン23a、23b、23cの形成位置は、光ディスク14の剥離効率を考慮すると、付勢力によるトルクを増大させるべくピンディスク23の外周に配置することが好適であるが、あまりに外周側に配置するとターンテーブル24の慣性質量が増大してターンテーブル24の回転制御が困難となる。従って、適当な位置、例えば中心から27.5mmの位置に配置するのがよい。
【0031】
また、本実施形態では、対称な位置に3個のピン23a、23b、23cを配置しているが、1個あるいは複数のピンを配置することができる。但し、ピンはターンテーブル24の開口を貫通しターンテーブル24の慣性質量に寄与することから、ターンテーブル24の回転制御精度を維持する観点からは複数のピンを対称な位置に配置することが好適であり、いずれかのピンの付勢力を他のピンの付勢力に対して異にすることが好適である。
【0032】
さらに、本実施形態では、ピン23a、23b、23cは板バネ23p、23q、23rにより光ディスク14の方向に付勢されているので、光ディスク14をターンテーブル24に圧着し回転駆動している間は、その付勢力を軽減できることが好適である。例えば、図2に示すように、板バネ23p、23q、23rの開放端はターンテーブル24の回転方向と同一方向に向けて配置し、板バネ23p、23q、23rの開放端近傍で板バネ23p、23q、23rの先端部にピン23a、23b、23cを配置し、ターンテーブル24が回転駆動された場合に板バネ23p、23q、23rが空気圧を受けてピン23a、23b、23cの付勢力が減じるように配置してもよい。この場合、ターンテーブル24の回転時と停止時でピン23a、23b、23cの付勢力が異なることになり、回転時には付勢力は低減し、停止時、つまり光ディスク14の排出時には付勢力は増大することになる。空気圧ではなく、板バネ23p、23q、23rの弾性力を可変調整するダンパ等を設けて回転時と停止時とで付勢力を調整してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施形態における光ディスク装置の構成図である。
【図2】ピンディスクの平面図である。
【図3】ターンテーブル回転時のピン状態説明図である。
【図4】ターンテーブル停止時のピン状態説明図である。
【図5】従来の光ディスク装置の構成図である。
【図6】ターンテーブルの平面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】クランパによる光ディスクの圧着を示す説明図である。
【符号の説明】
【0034】
14 光ディスク、23 ピンディスク、23a〜23c ピン、23p〜23r 板バネ、24 ターンテーブル、26 クランパ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターンテーブルの下面で光ディスクのレーベル面を支持するように前記ターンテーブルを光ディスクの上側に配置し、かつ上下動可能なクランパを上動して前記光ディスクの記録面側の中央部を圧着するように前記クランパを前記光ディスクの下側に配置してなる光ディスク装置であって、
前記ターンテーブルの所定位置に開口部が設けられ、
前記クランパの下動に連動して前記開口部内で前記ターンテーブルの上面側から下面側に移動することで前記光ディスクを下側に押し出すピンを有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
請求項1記載の装置において、
前記ピンは、前記光ディスクの方向に弾性部材で付勢されることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項3】
請求項2記載の装置において、
前記弾性部材は、板バネであることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項4】
請求項1記載の装置において、
前記開口部は、前記ターンテーブルの中心に対して対称な位置に複数個設けられ、
前記ピンは、前記位置に対応するように複数個設けられることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項5】
請求項4記載の装置において、
複数の前記ピンは、前記光ディスクの方向に弾性部材で付勢され、かつ、少なくとも1つのピンは他のピンに比べて異なる弾性力で付勢されることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項6】
請求項2記載の装置において、
前記ピンは、前記ターンテーブルの停止時に前記ターンテーブルの回転時よりも強く付勢されることを特徴とする光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−242083(P2007−242083A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−59371(P2006−59371)
【出願日】平成18年3月6日(2006.3.6)
【出願人】(000003676)ティアック株式会社 (339)
【Fターム(参考)】