説明

光パルス測定装置及び光パルス測定方法

【課題】従来より簡素な構成の光パルス測定装置を用いて、繰り返し周波数の大きさにかかわらず、光パルスの測定を可能とする。
【解決手段】光パルス測定装置100は、光パルスを出力するパルス光源3と、パルス光源3から出力された光パルスを変調するマッハツェンダ型光強度変調器6と、マッハツェンダ型光強度変調器6に対して電圧値を変化させながらバイアス電圧を印加するバイアス電圧生成部102と、マッハツェンダ型光強度変調器6に対して高周波信号を印加する高周波信号生成部101と、マッハツェンダ型光強度変調器6から出力される光パルスのスペクトルを測定する光スペクトラムアナライザ7を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光パルスを測定する光パルス測定装置及び光パルス測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光パルスを出力するパルス光源は、超高速光通信、光加工、センシング等、様々な分野に応用されている。パルス光源の開発や動作確認には、光パルスの測定技術が不可欠である。初期に開発された光パルス測定法では、非線形光学結晶が用いられていた(非特許文献1及び2参照)。非線形光学結晶を用いる方式では、被測定光パルスが高い光パワーを有する必要があるため、低感度であった。
【0003】
また、近年、光変調器を使用した光パルス測定法が提案されている(非特許文献3〜5参照)。光変調器を用いる方式は、非線形光学効果を使用しないため、極めて高感度な測定が可能である。その中でも、非特許文献3に示された方式は、非特許文献4及び5に示された方式と比較すると、時間幅の短い光パルス(ピコ秒〜100フェムト秒程度)まで測定が可能であるという特長を有する。
【0004】
以下、非特許文献3に示された従来の光パルス測定法の原理を説明する。
この従来技術の最終目標は、複素光電界の時間波形e(t)=|e(t)|exp[jφ(t)]を測定することである。そのために、e(t)を直接測定するのではなく、e(t)をフーリエ変換したE(ω)=|E(ω)|exp[jφ1(ω)]を測定し、E(ω)の逆フーリエ変換によってe(t)を求める。
【0005】
|E(ω)|2は光スペクトルであり、光スペクトルアナライザ(Optical Spectrum Analyzer)により測定可能である。一方、φ1(ω)は、光スペクトルアナライザでは測定できない。φ1(ω)を測定するため、非特許文献3では、図5に示すような光パルス測定装置200を用いている。光パルス測定装置200は、図5に示すように、干渉計10、位相変調器20、光スペクトラムアナライザ30により構成される。
【0006】
光パルス測定装置200では、干渉計10によって、被測定光パルスを2つに分け、時間差τを与えて合波する。その後、位相変調器20によって両光パルスに対しΩの周波数差を与え、光スペクトラムアナライザ30によって、両光パルスのスペクトルを測定する。図5では、位相変調器20によって両光パルスに対し、正弦波状の位相変調を施す場合を示しており、前方と後方の光パルスで位相変調の方向が逆になっている。これによって、両光パルスに周波数差Ωが生じる。光スペクトラムアナライザ30で測定されるスペクトル|E1(ω)|2は、式(1)のように表される(非特許文献4参照)。
【数1】

【0007】
式(1)の右辺第3項は、スペクトルが(ωの関数として)振動することを示す。この振動成分はフリンジと呼ばれる。フリンジの位相[φ1(ω+Ω)−φ1(ω)]をωの関数として求めると、和演算によりφ1(ω)が得られる。φ1(ω)が求められると、|E(ω)|exp[jφ1(ω)]の逆フーリエ変換によりe(t)を得ることができる。
【非特許文献1】Daniel J. Kane and Rick Trebino,“Characterization of Arbitrary Femtosecond Pulses Using Frequency-Resolved Optical Gating,”IEEE Journal of Quantum Electronics, Vol.29, No.2, February 1993, pp571
【非特許文献2】C. Iaconis and I. A. Walmsley, “Spectral phase interferometry for direct electric-field reconstruction of ultrashort optical pulses,”Optics Letters, Vol.23, No.10, May 15, 1998, pp792
【非特許文献3】Christophe Dorrer and Inuk Kang, “Highly sensitive direct characterization of femtosecond pulses by electro-optic spectral shearing interferometry,”Optics Letters, Vol.28, No.6, March 15, 2003, pp477
【非特許文献4】Christophe Dorrer and Inuk Kang, “Simultaneous temporal characterization of telecommunication optical pulses and modulators by use of spectrograms,”Optics Letters, Vol.27, No.15, August 1, 2002, pp1315
【非特許文献5】Christophe Dorrer and Inuk Kang, “Complete temporal characterization of short optical pulses by simplified chronocyclic tomography,”Optics Letters, Vol.28, No.16, August 15, 2003, pp1481
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来技術には以下のような2つの問題があった。第一に、図5に示すように、干渉計10、位相変調器20、光スペクトルアナライザ30の3つの構成要素が必要であるため、構成が複雑である。第二に、繰り返し周波数ωrepの高い光パルスを測定することは難しい。これは以下の理由による。式(1)は単一の光パルスのスペクトルである。一方、実際の光パルスのスペクトルは櫛状の線スペクトル構造を有しており、櫛の間隔がωrepに等しい。ωrepが十分に低い場合は、スペクトルは密な線スペクトルの集合であるため、式(1)で表されるフリンジを測定することができる。一方、ωrepが高くなるにつれて、光スペクトルは離散的になる。このとき、フリンジは櫛の間に埋もれ、測定することができない。
【0009】
本発明の課題は、従来より簡素な構成の光パルス測定装置を用いて、繰り返し周波数の大きさにかかわらず、光パルスの測定を可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の光パルス測定装置は、光パルスを出力するパルス光源と、前記パルス光源から出力された光パルスを変調するマッハツェンダ型光強度変調器と、前記マッハツェンダ型光強度変調器に対して電圧値を変化させながらバイアス電圧を印加するバイアス電圧生成部と、前記マッハツェンダ型光強度変調器に対して高周波信号を印加する高周波信号生成部と、前記マッハツェンダ型光強度変調器から出力される光パルスのスペクトルを測定するスペクトル測定手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光パルス測定装置において、前記バイアス電圧の時間波形は三角波状であることを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の光パルス測定方法は、光パルスを出力し、マッハツェンダ型光強度変調器に対し、高周波信号及びバイアス電圧を印加し、前記マッハツェンダ型光強度変調器を用いて、前記出力された光パルスに対して、前記印加された高周波信号及びバイアス電圧に応じた変調を施し、前記バイアス電圧を変化させながら光パルスのスペクトルを測定することを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光パルス測定方法において、前記バイアス電圧の時間波形は三角波状であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、従来より簡素な構成の光パルス測定装置を用いて光パルスを測定することが可能となる。また、繰り返し周波数の大きさにかかわらず、光パルスの測定が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る光パルス測定装置100の構成を示す。光パルス測定装置100は、図1に示すように、高周波信号生成部101、バイアス電圧生成部102、パルス光源3、マッハツェンダ型光強度変調器6、光スペクトラムアナライザ7により構成される。
【0016】
高周波信号生成部101は、基準信号源1と位相調整器2により構成される。基準信号源1は、被測定光パルスの繰り返し周波数の基準となる高周波信号(電気信号)を出力する。位相調整器2は、基準信号源1から出力された高周波信号の位相を調整し、位相調整された高周波信号によってマッハツェンダ型光強度変調器6を駆動する。
【0017】
パルス光源3は、基準信号源1から出力された高周波信号に同期した被測定光パルス(以下、単に「光パルス」という。)を出力する。
【0018】
バイアス電圧生成部102は、トリガ信号源4と三角波生成器5により構成される。トリガ信号源4は、三角波生成器5と光スペクトラムアナライザ7を同期させるための電気トリガ信号を出力する。三角波生成器5は、マッハツェンダ型光強度変調器6に、時間波形が三角波状のバイアス電圧を印加する。
【0019】
マッハツェンダ型光強度変調器6は、光パルスを入力するための光パルス入力端子と、位相調整器2からの高周波信号を入力させるための高周波信号入力端子と、三角波生成器5からのバイアス電圧を入力(印加)させるためのバイアス電圧入力端子を有し、パルス光源3から出力された光パルスに対し、印加された高周波信号及びバイアス電圧に応じた位相変調を施す。
【0020】
光スペクトラムアナライザ7は、マッハツェンダ型光強度変調器6で位相変調された光パルスのスペクトルを測定する。光スペクトラムアナライザ7は、本発明のスペクトル測定手段としての機能を有する。
【0021】
図2に、マッハツェンダ型光強度変調器6の内部構成を示す。マッハツェンダ型光強度変調器6は、図2に示すように、入力されたパルス光を2つに分波し、位相変調を与えた後、合波している。即ち、マッハツェンダ型光強度変調器6は、従来の干渉計と位相変調器(図5参照)が一体となった構造をしている。但し、本実施形態のマッハツェンダ型光強度変調器6では、干渉計の時間差が0であることに注意を要する。従って、図5における干渉計10と位相変調器20をそのまま光強度変調器に置き換えただけでは、式(1)のスペクトルを得ることはできない。
【0022】
図2では、マッハツェンダ型光強度変調器6の上のアームにおいて、位相変調によって光パルスの位相が時間に対して遅れる場合を示し、下のアームにおいて、位相変調によって光パルスの位相が時間に対して進む場合を示している(図2の点線)。
【0023】
ここで注目するべき点は、三角波生成器5によって、マッハツェンダ型光強度変調器6に適切なバイアス電圧を印加することによって、干渉計の位相差φを制御できることである。図3に、典型的なマッハツェンダ型光強度変調器6の構成例を2つ示す。図3(a)では、バイアスTを使用して、位相調整器2からの高周波信号と三角波生成器5からのバイアス電圧の双方をマッハツェンダ型光強度変調器6に入力する。図3(b)では、マッハツェンダ型光強度変調器6が高周波信号入力端子及びバイアス電圧入力端子を有している。
【0024】
以下、マッハツェンダ型光強度変調器6に印加すべきバイアス電圧の算出方法を説明する。以下では、パルス光源3から入力される光パルスの複素電界をe(t)、マッハツェンダ型光強度変調器6に印加される高周波信号電圧をVRF、バイアス電圧をVb、マッハツェンダ型光強度変調器6の駆動電圧(又は「半波長電圧」ともいう。)をVπとする。駆動電圧Vπは、マッハツェンダ型光強度変調器6に依存する電圧であり、典型的な電圧値は5V程度である。本実施形態では、説明を簡単にするため、マッハツェンダ型光強度変調器6の光損失、周波数特性、チャープを無視することにする。
【0025】
マッハツェンダ型光強度変調器6に入力された光パルスは二つの光導波路に分岐され、マッハツェンダ型光強度変調器6に印加された高周波信号電圧VRFとバイアス電圧Vbに応じた位相変調が施される。マッハツェンダ型光強度変調器6のチャープが無いとすれば、両光導波路の複素光電界e1(t)、e2(t)は、それぞれ、式(2)、式(3)のように表される。
【数2】

【数3】

【0026】
式(2)及び式(3)において、1/21/2は、光パルスが分波される際にエネルギーが半減することを表す係数である。また、マッハツェンダ型光強度変調器6のチャープが無いことから、分波された光パルスの各々に対する位相変調は互いに逆相である。ここで、高周波信号電圧VRFが、角周波数ωm、振幅V0の正弦波であるとすると、高周波信号電圧VRFは式(4)のように表される。
【数4】

式(4)において|t|<<ωm-1が満たされる場合、式(5)が成り立つ。
【数5】

このとき、マッハツェンダ型光強度変調器6の出力光eout(t)は式(6)のように与えられる。
【数6】

【0027】
また、eout(t)のフーリエ変換は式(7)のようになる。
【数7】

ここで、式(8)〜式(10)のように定義すると、式(7)のEout(ω)は、式(11)のように表される。
【数8】

【数9】

【数10】

【数11】

式(10)は、干渉計の位相差φとバイアス電圧Vbとの関係を表す式である。
【0028】
式(11)より、光スペクトラムアナライザ7で測定されるスペクトルは式(12)のようになる。
【数12】

式(12)より、光スペクトラムアナライザ7におけるスペクトル測定に合わせて、光スペクトラムアナライザ7がある瞬間に測定している光周波数ωに対し、式(13)が満たされるようにバイアス電圧Vbを制御すれば、式(1)と等価なスペクトルが得られることがわかる。
【数13】

式(13)を満たすバイアス電圧の時間波形は三角波状である。従って、光パルス測定装置100では、マッハツェンダ型光強度変調器6に三角波状のバイアス電圧を印加しながら、マッハツェンダ型光強度変調器6の出力光のスペクトルを測定することにより、光パルス測定が可能になる。
【0029】
以上のように、本実施形態の光パルス測定装置100によれば、従来の光パルス測定装置に比べて、簡素な系を用いて光パルスの測定が可能になる。従来の光パルス測定装置では、干渉計と位相変調器を使用するが、干渉計は必ずしも一般的なデバイスではない。一方、マッハツェンダ型光強度変調器は、光通信システム等で極めて一般的に使用されるデバイスである。また、三角波生成器も極めて安価な電子回路で実現することができる。
【0030】
また、本実施形態の光パルス測定装置100によれば、光パルスのスペクトルが離散状であっても、マッハツェンダ型光強度変調器6に印加するバイアス電圧を制御することによって測定データにフリンジを作ることができるため、従来技術よりも繰り返し周波数の高い光パルスを測定することが可能となる。
【実施例1】
【0031】
次に、図1の光パルス測定装置100による光パルス測定の具体例について説明する。本実施例1では、パルス光源3としてモード同期ファイバレーザを用い、このモード同期ファイバレーザが出力する繰り返し周波数10 GHzの光パルスを測定した場合を示す。実験条件はΩ=0.082 ps-1、τ=250 psである。ここで、τが繰返し周期(100 ps)より大きいことに注目されたい。これは、フリンジ周期(τ-1=4 GHz)が離散スペクトルの間隔(10 GHz)より狭いことを意味する。このような実験条件が可能となるのは、光パルス測定装置100の特徴である。
【0032】
図4に、光パワーが100μWのときの測定結果を実線及び破線で示す。図4(a)において、実線は光パルスの強度波形を表し、破線は位相を表す。また、図4(b)において、実線は、光パルスのスペクトル強度波形を示し、破線はスペクトル位相を示す。測定されたパルス幅は1.72 psである。図4に示す測定結果より、繰り返し周波数(10GHz)が非常に高いにもかかわらず、光パルス測定が可能であることがわかる。
【0033】
次に、再現性と高感度性を実証するため、光パワーを1μWまで減少させて光パルスの測定を行ったときの測定結果を図4において黒丸(強度、スペクトル強度)及び白丸(位相、スペクトル位相)で示す。この場合のパルス幅も上述と同様に1.72 psであり、光パワーが100 μWの場合とほぼ同じ波形が得られている。これらの測定結果から、光パルス測定装置100による光パルス測定が、高い再現性と高感度性を有することが示された。
【0034】
なお、本発明の実施形態における記述内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0035】
例えば、図1の光パルス測定装置100と同一の系を用いて等価な測定データを得る他の方法もある。これは、光スペクトラムアナライザの掃引中はバイアス電圧を一定に保つが、複数のバイアス電圧設定に対してそれぞれ光スペクトルを測定するという方法である。この方法は、高速掃引の可能な光スペクトラムアナライザを使用する場合に特に有効である。
【0036】
また、本実施形態では、式(2)及び式(3)に示すように、分波された2つの光パルスに対し、互いに逆相で同一の大きさの位相変調を施した場合を示したが、両光パルスに対する位相変調の方法はこれに限定されない。例えば、分波された2つの光パルスに対し、互いに逆相で異なる大きさの位相変調を施す方法や、各々の光パルスの位相変調を独立に制御する方法なども可能である。
【0037】
更に、本実施形態では、マッハツェンダ型光強度変調器6に三角波状のバイアス電圧を印加する場合を示したが、バイアス電圧の時間波形は三角波状に限定されない。例えば、三角波に近い階段状の波形を用いることも可能である。また、他の形状の時間波形を用いた場合、測定データ取得後のデータの順番を入れ替えることによって、三角波と同様のデータを得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態に係る光パルス測定装置の構成を示すブロック図。
【図2】マッハツェンダ型光強度変調器の内部構成と、位相変調の様子を示す図。
【図3】バイアスTを用いて高周波信号及びバイアス電圧を印加するマッハツェンダ型光強度変調器を示す図(a)と、高周波信号入力端子及びバイアス電圧入力端子を有するマッハツェンダ型光強度変調器を示す図(b)。
【図4】本実施形態の光パルス測定装置による測定結果を示す図。
【図5】従来の光パルス測定装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0039】
1 基準信号源
2 位相調整器
3 パルス光源
4 トリガ信号源
5 三角波生成器
6 マッハツェンダ型光強度変調器
7 光スペクトラムアナライザ(スペクトル測定手段)
100 光パルス測定装置
101 高周波信号生成部
102 バイアス電圧生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光パルスを出力するパルス光源と、
前記パルス光源から出力された光パルスを変調するマッハツェンダ型光強度変調器と、
前記マッハツェンダ型光強度変調器に対して電圧値を変化させながらバイアス電圧を印加するバイアス電圧生成部と、
前記マッハツェンダ型光強度変調器に対して高周波信号を印加する高周波信号生成部と、
前記マッハツェンダ型光強度変調器から出力される光パルスのスペクトルを測定するスペクトル測定手段と、
を備えることを特徴とする光パルス測定装置。
【請求項2】
前記バイアス電圧の時間波形は三角波状であることを特徴とする請求項1に記載の光パルス測定装置。
【請求項3】
光パルスを出力し、
マッハツェンダ型光強度変調器に対し、高周波信号及びバイアス電圧を印加し、
前記マッハツェンダ型光強度変調器を用いて、前記出力された光パルスに対して、前記印加された高周波信号及びバイアス電圧に応じた変調を施し、
前記バイアス電圧を変化させながら光パルスのスペクトルを測定することを特徴とする光パルス測定方法。
【請求項4】
前記バイアス電圧の時間波形は三角波状であることを特徴とする請求項3に記載の光パルス測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−107917(P2007−107917A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−296531(P2005−296531)
【出願日】平成17年10月11日(2005.10.11)
【出願人】(503360115)独立行政法人科学技術振興機構 (1,734)
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【Fターム(参考)】