説明

光パワーメータ及び光パワー測定方法

【課題】本発明は、光ファイバ心線の被覆径や被覆材料に依存するようなテーブルを参照することなく、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することを目的とする。
【解決手段】本発明は、漏洩限界半径を下回る曲率半径で光ファイバ心線を湾曲させ、等しい漏洩率で光ファイバ心線10の伝搬光L1を漏洩させる2箇所の曲げ部11a及び11bと、曲げ部11a及び11bの湾曲させた光ファイバ心線10からの漏洩光L1の光強度を、2箇所のそれぞれ別個に測定する光測定部12と、光測定部12の測定した2箇所での光強度を用いて、光ファイバ心線10の伝搬光の光強度を算出する演算部13と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光パワーメータ及び光パワー測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
局舎や屋外のクロージャなどの光ファイバが束となって集まっている場所で光ファイバ心線の工事を行う際、心線対照器を用いて工事の対象となる光ファイバ心線を特定する。心線対照器は、光ファイバ心線を挟むことにより曲げて、曲げた箇所からの光ファイバ心線の伝搬光を漏洩させることで、光ファイバ心線内の伝搬光の有無を検出することができる。現在、強度変調(例えば、270Hzの矩形波)された信号を検出できるものや、光の方向を検出できるものが商品化されているが、心線対照器は光の有無は検出できても光ファイバ心線の伝搬光の絶対的な光強度を測定することはできない。このため、光ファイバ心線の伝搬光の絶対的な光強度を測定する際には、光の光強度を測定するための装置が別途必要であった。
【0003】
そこで、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の装置は、光ファイバ心線の被覆径とそれに対応する補正量とが定められたテーブルを保有し、光ファイバ心線の被覆径を測定してテーブルを参照することで光ファイバ心線からの漏洩光の光強度の補正量を求め、光ファイバ心線の漏洩光の光強度を補正することで光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−14546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、光ファイバ心線からの漏洩光の光強度は光ファイバ心線の被覆材料によっても異なるため、テーブルを参照することにより求められる補正量が正しくない場合がある。このため、測定する光強度に誤差が生じることがある。
【0006】
そこで、本発明は、光ファイバ心線の被覆径や被覆材料に依存するようなテーブルを参照することなく、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定する光パワーメータ及び光パワー測定方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願発明の光パワーメータ及び光パワー測定方法は、光ファイバ心線の2箇所から等しい漏洩率で伝搬光を漏洩させることを特徴とする。図1に、本願発明の原理を示す。
【0008】
光強度P1の伝搬光が曲げ部11aにおいて漏洩率ηで漏洩されて光強度P2となり、さらに曲げ部11bにおいて漏洩率ηで漏洩された場合、曲げ部11a及び11bで検出される漏洩光の光強度Pm1及びPm2はそれぞれ、下記で現される。
Pm1=η・P1 (1)
Pm2=η・P2 (2)
ここで、P2=P1−Pm1となるように光強度Pm1を検出すると、次式が成立する。
P1=Pm1/(Pm1−Pm2) (3)
【0009】
このように、光ファイバ心線の2箇所から等しい漏洩率で伝搬光を漏洩させることで、漏洩率ηの影響を排除することができる。これにより、本願発明の光パワーメータ及び光パワー測定方法は、光ファイバ心線の被覆径や被覆材料に依存するようなテーブルを参照することなく、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。
【0010】
具体的には、本発明の光パワーメータは、漏洩限界半径を下回る曲率半径で光ファイバ心線を湾曲させ、等しい漏洩率で前記光ファイバ心線の伝搬光を漏洩させる2箇所の曲げ部(11a及び11b)と、前記曲げ部の湾曲させた前記光ファイバ心線からの漏洩光の光強度を、前記2箇所のそれぞれ別個に測定する光測定部(12)と、前記光測定部の測定した前記2箇所での光強度を用いて、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出する演算部(13)と、を備える。
【0011】
2箇所の曲げ部と、光測定部と、演算部と、を備えるため、前述の式(3)を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。これにより、本願発明の光パワーメータは、光ファイバ心線の被覆径や被覆材料に依存するようなテーブルを参照することなく、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。
【0012】
本発明の光パワーメータでは、前記2箇所の曲げ部は、等しい曲率半径で前記光ファイバ心線を湾曲させてもよい。
2箇所の曲げ部が光ファイバ心線を等しい曲率半径で湾曲させるため、等しい漏洩率で光ファイバ心線の伝搬光を漏洩させることができる。
【0013】
本発明の光パワーメータでは、前記光測定部は、前記光ファイバ心線を伝搬する片方向の伝搬光のみを測定してもよい。
光測定部が光ファイバ心線を伝搬する片方向の伝搬光のみを測定するため、2箇所の曲げ部と式(3)における光強度Pm1及びPm2との関係を一義的に定めることができる。これにより、演算部における演算処理が簡易になるほか、伝搬光の伝搬方向を判定することができる。
【0014】
本発明の光パワーメータでは、前記光測定部は、前記光ファイバ心線を一方の方向に伝搬する伝搬光と、前記光ファイバ心線を一方とは異なる方向に伝搬する伝搬光と、の両方向の伝搬光をそれぞれ測定してもよい。
本発明により、光パワーメータで光ファイバ心線を挟めば、伝搬光の伝搬方向に関りなく伝搬光の光強度を測定することができる。これにより、光パワーメータのユーザの作業を減らすことができる
【0015】
本発明の光パワーメータでは、前記2箇所での光強度のうちの大きな光強度を2乗し、前記2箇所での光強度の差分で除することによって、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出してもよい。
本発明により、前述の式(3)を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。
【0016】
具体的には、本発明の光パワー測定方法は、漏洩限界半径を下回る曲率半径で光ファイバ心線の2箇所を湾曲させ、前記光ファイバ心線の2箇所から、等しい漏洩率で前記光ファイバ心線の伝搬光を漏洩させる曲げ手順(S101)と、前記曲げ手順で湾曲させた前記光ファイバ心線からの漏洩光の光強度を、前記2箇所のそれぞれ別個に測定する光測定手順(S102)と、前記光測定手順で測定した前記2箇所での光強度を用いて、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出する演算手順(S103)と、を有する。
【0017】
曲げ手順と、光測定手順と、演算手順と、を有するため、前述の式(3)を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。これにより、本願発明の光パワー測定方法は、光ファイバ心線の被覆径や被覆材料に依存するようなテーブルを参照することなく、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。
【0018】
本発明の光パワー測定方法では、前記演算手順において、前記2箇所での光強度のうちの大きな光強度を2乗し、前記2箇所での光強度の差分で除することによって、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出してもよい。
本発明により、前述の式(3)を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定することができる。
【0019】
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、光ファイバ心線の被覆径や被覆材料に依存するようなテーブルを参照することなく、光ファイバ心線の漏洩光を用いて光ファイバ心線の伝搬光の光強度を測定する光パワーメータ及び光パワー測定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本願発明の原理を示す。
【図2】実施形態1に係る光パワーメータの一例を示す。
【図3】実施形態1に係る光パワー測定方法の一例を示す。
【図4】実施形態2に係る光パワーメータの一例を示す。
【図5】実施形態3に係る光パワーメータの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0023】
(実施形態1)
図2に、実施形態1に係る光パワーメータの一例を示す。実施形態1に係る光パワーメータ101は、曲げ部11aと、曲げ部11bと、光測定部12と、演算部13と、を備え、光ファイバ心線10の一方から他方に伝搬する伝搬光L1の光強度を測定する。
【0024】
図3に、実施形態1に係る光パワー測定方法の一例を示す。実施形態1に係る光パワー測定方法は、曲げ手順S101と、光測定手順S102と、演算手順S103と、を順に有する。以下、図2及び図3を参照しながら、各構成及び各手順の詳細について説明する。
【0025】
曲げ手順S101では、曲げ部11a及び曲げ部11bを用いて光ファイバ心線10の2箇所を湾曲させ、光ファイバ心線10の2箇所から、等しい漏洩率で光ファイバ心線10の伝搬光L1を漏洩させる。曲げ部11a及び曲げ部11bは、漏洩限界半径を下回る曲率半径で光ファイバ心線10を湾曲させる。例えば、凸部31a及び凸部31bの局率半径は漏洩限界半径を下回っている。ここで、漏洩限界半径は、光ファイバ心線10を曲げることによってファイバ心線10から伝搬光が漏洩し始める半径である。凸部31aと凹部32aで光ファイバ心線10を挟むことで、曲げ部11aにおいて漏洩限界半径よりも小さな半径に光ファイバ心線10を曲げて伝搬光L1を漏洩させる。凸部31bと凹部32bで光ファイバ心線10を挟むことで、曲げ部11bにおいて漏洩限界半径よりも小さな半径に光ファイバ心線10を曲げて伝搬光L1を漏洩させる。
【0026】
曲げ手順S101では、等しい漏洩率で光ファイバ心線10の伝搬光L1を漏洩させるために、曲げ部11a及び曲げ部11bが等しい曲率半径で光ファイバ心線10を湾曲させる。例えば、凸部31aと凸部31bの局率半径が等しく、凹部32aと凹部32bの局率半径が等しく、これにより曲げ部11a及び曲げ部11bでの漏洩率を等しくする。
【0027】
曲げ手順S101では、光ファイバ心線10を同じ方向に湾曲させる。例えば、凸部31a及び凸部31bは曲げ部11a及び11bを構成する部材41の同一面に形成され、凹部32a及び凹部32bは曲げ部11a及び11bを構成する部材42の同一面に形成される。光ファイバ心線10を同じ方向に湾曲させることで、光ファイバ心線10の周方向の一部に光ファイバ心線10の被覆の厚さや材料の異なる部分がある場合であっても、曲げ部11a及び曲げ部11bから等しい漏洩率で光ファイバ心線10の伝搬光L1を漏洩させることができる。
【0028】
光測定手順S102では、光測定部12を用いて、曲げ手順S101で湾曲させた光ファイバ心線10からの漏洩光の光強度を、2箇所のそれぞれ別個に測定する。例えば、光測定部12は、曲げ部11aにおける伝搬光L1の漏洩光を受光して図1に示す光強度Pm1を測定するPD(Photo Diode)21と、曲げ部11bにおける伝搬光L1の漏洩光を受光して図1に示す光強度Pm2を測定するPD22と、を備える。
【0029】
ここで、光測定部12は、光ファイバ心線10を伝搬する片方向の伝搬光L1のみを測定する。すなわち、光測定部12は、光ファイバ心線10の他方から一方に伝搬する伝搬光L2の漏洩光は測定しない。例えば、PD21は凸部31aの先端よりも光ファイバ心線10の他方側に配置され、PD22は凸部31bの先端よりも光ファイバ心線10の他方側に配置される。このようにPD21及びPD22が伝搬光L1の漏洩光のみを受光するため、PD21で受光される漏洩光の光強度がPD22で受光される漏洩光の光強度よりも必ず大きくなる。このため、PD21の出力を光強度Pm1にPD22の出力を光強度Pm2に一義的に定めることができるため、演算部13における演算処理を簡易にするとともに、光パワーメータ101のユーザの操作を容易にすることができる。また、伝搬光の伝搬方向を簡易に判定することもできる。
【0030】
演算手順S103では、演算部13を用いて、光測定手順S102で測定した2箇所での漏洩光の光強度Pm1及びPm2を用いて、光ファイバ心線10の伝搬光L1の光強度を算出する。たとえば、前述の式(3)を用い、2箇所での光強度のうちの大きな光強度を2乗し、2箇所での光強度の差分で除することによって、伝搬光L1の光強度P1を算出する。
【0031】
ここで、前述の式(3)を用いるために、P2=P1−Pm1となるように光強度Pm1を検出する。そこで、PD21はPD22よりも光ファイバ心線10の一方側に配置されるとともに、PD1が曲げ部11aでの漏洩光の全てを受光できる受光面積を有している。これにより、前述の式(3)が成立し、伝搬光L1の光強度を測定することができる。
【0032】
(実施形態2)
図4に、実施形態2に係る光パワーメータの一例を示す。実施形態2に係る光パワーメータ102は、実施形態1で説明した曲げ手順S101における曲げ部11a及び曲げ部11bの構成が異なる。
【0033】
実施形態2に係る曲げ手順S101では、光ファイバ心線10を異なる方向に湾曲させる。例えば、凸部31a及び凹部32bが曲げ部11a及び11bを構成する部材43の同一面に形成され、凸部31b及び凹部32aが曲げ部11a及び11bを構成する部材44の同一面に形成される。これにより、曲げ部11aと曲げ部11bの間隔を狭くすることができるため、光パワーメータ102を小型化することができる。
【0034】
(実施形態3)
図5に、実施形態3に係る光パワーメータの一例を示す。実施形態3に係る光パワーメータ103は、実施形態1で説明した光測定手順S102における光測定部12の構成が異なる。
【0035】
実施形態3に係る光測定手順S102では、光測定部12は、伝搬光L1と伝搬光L2との両方向の伝搬光をそれぞれ測定する。例えば、光測定部12は、実施形態1で説明したPD21及びPD22に加えて、PD23及びPD24を備える。PD21及びPD22は伝搬光L1の漏洩光のみが入射する位置に配置され、PD23及びPD24は伝搬光L2の漏洩光のみが入射する位置に配置されている。
【0036】
光パワーメータ103に伝搬光L1が入力された場合には、演算部13は、PD21及びPD22で検出された漏洩光の光強度を用いて伝搬光L1の光強度を算出する。光パワーメータ103に伝搬光L2が入力された場合には、演算部13は、PD23及びPD24で検出された漏洩光の光強度を用いて伝搬光L1の光強度を算出する。PD23は曲げ部11bにおける伝搬光L2の漏洩光を受光して図1に示す光強度Pm1を測定し、PD24は曲げ部11aにおける伝搬光L2の漏洩光を受光して図1に示す光強度Pm2を測定する。
【0037】
光パワーメータ103は、伝搬光L1及び伝搬光L2の両方向の漏洩光の光強度を測定することができるため、束ねてある光ファイバ心線であっても、伝搬光の伝搬方向を確認することなく伝搬光の光強度を測定することができる。これにより、光パワーメータのユーザの作業を減らすことができる
【0038】
また、PD21及びPD22で漏洩光が検出された場合には光ファイバ心線10の一方から他方に伝搬する伝搬光L1であり、PD23及びPD24で漏洩光が検出された場合には光ファイバ心線10の他方から一方に伝搬する伝搬光L2であることが判別できるため、伝搬光の伝搬方向も判別することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の光パワーメータ及び光パワー測定方法は、情報通信産業に適用することができる。
【符号の説明】
【0040】
10:光ファイバ心線
11a、11b:曲げ部
12:光測定部
13:演算部
21、22、23、24:PD
31a、31b:凸部
32a、32b:凹部
41、42、43、44:曲げ部を構成する部材
101、102、103:光パワーメータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
漏洩限界半径を下回る曲率半径で光ファイバ心線を湾曲させ、等しい漏洩率で前記光ファイバ心線の伝搬光を漏洩させる2箇所の曲げ部(11a及び11b)と、
前記曲げ部の湾曲させた前記光ファイバ心線からの漏洩光の光強度を、前記2箇所のそれぞれ別個に測定する光測定部(12)と、
前記光測定部の測定した前記2箇所での光強度を用いて、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出する演算部(13)と、
を備える光パワーメータ。
【請求項2】
前記2箇所の曲げ部は、等しい曲率半径で前記光ファイバ心線を湾曲させることを特徴とする請求項1に記載の光パワーメータ。
【請求項3】
前記光測定部は、前記光ファイバ心線を伝搬する片方向の伝搬光のみを測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光パワーメータ。
【請求項4】
前記光測定部は、前記光ファイバ心線を一方の方向に伝搬する伝搬光と、前記光ファイバ心線を一方とは異なる方向に伝搬する伝搬光と、の両方向の伝搬光をそれぞれ測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光パワーメータ。
【請求項5】
前記2箇所での光強度のうちの大きな光強度を2乗し、前記2箇所での光強度の差分で除することによって、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光パワーメータ。
【請求項6】
漏洩限界半径を下回る曲率半径で光ファイバ心線の2箇所を湾曲させ、前記光ファイバ心線の2箇所から、等しい漏洩率で前記光ファイバ心線の伝搬光を漏洩させる曲げ手順(S101)と、
前記曲げ手順で湾曲させた前記光ファイバ心線からの漏洩光の光強度を、前記2箇所のそれぞれ別個に測定する光測定手順(S102)と、
前記光測定手順で測定した前記2箇所での光強度を用いて、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出する演算手順(S103)と、
を有する光パワー測定方法。
【請求項7】
前記演算手順において、前記2箇所での光強度のうちの大きな光強度を2乗し、前記2箇所での光強度の差分で除することによって、前記光ファイバ心線の伝搬光の光強度を算出することを特徴とする請求項6に記載の光パワー測定方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−127763(P2012−127763A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278645(P2010−278645)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(000000572)アンリツ株式会社 (838)
【Fターム(参考)】