説明

光ファイバテープ心線およびその製造方法

【課題】 表裏を容易に識別でき、一定の難燃性を有し、薄くて配線作業に適した光ファイバテープ心線およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 並列した複数の光ファイバ素線Fの上下両面を、難燃性樹脂で被覆した光ファイバテープ心線であって、一方の表面は高難燃性樹脂(A)20で被覆され、他方の表面は低難燃性樹脂(B)30で被覆され、前記高難燃性樹脂(A)20と前記低難燃性樹脂(B)30は異なる色を有し、前記低難燃性樹脂(B)30は高難燃性樹脂(C)40を介して設けられており、前記高難燃性樹脂(C)40は、光ファイバ素線F間の間隙を埋めるようにすり切り状態に形成されていることを特徴とする光ファイバテープ心線。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、光ファイバテープ心線およびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、装置間、基板間で光ファイバを効率的に配線するために、複数の光ファイバ素線を並べて難燃性樹脂等で被覆した光ファイバテープ心線が用いられている(例えば、特許文献1を参照。)。
該光ファイバテープ心線は、先端にコネクタを取り付けて用いられることが多く、コネクタ取り付けの際に表裏を識別することが重要になる。
しかしながら、難燃性樹脂は着色が困難であり、着色剤、添加物等を加えると難燃性が低下してしまう問題があった。
また、この問題を補おうとして樹脂を厚くすると、取扱いの規格から外れて配線作業に支障をきたしてしまう。
【0003】
【特許文献1】特開2002−214492号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、以上のような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、表裏を容易に識別でき、一定の難燃性を有し、薄くて配線作業に適した光ファイバテープ心線およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)並列した複数の光ファイバ素線の上下両面を、難燃性樹脂で被覆した光ファイバテープ心線であって、一方の表面は高難燃性樹脂(A)で被覆され、他方の表面は低難燃性樹脂(B)で被覆され、前記高難燃性樹脂(A)と前記低難燃性樹脂(B)は異なる色を有し、前記低難燃性樹脂(B)は高難燃性樹脂(C)を介して設けられており、前記高難燃性樹脂(C)は、光ファイバ素線間の間隙を埋めるようにすり切り状態に形成されていることを特徴とする光ファイバテープ心線。
(2)前記高難燃性樹脂(A)は、UL94 V−1規格を満たす樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の光ファイバテープ心線。
(3)前記低難燃性樹脂(B)は、UL94 HB規格を満たす樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の光ファイバテープ心線。
(4)前記高難燃性樹脂(C)は、UL94 V−1規格を満たす樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の光ファイバテープ心線。
(5)前記高難燃性樹脂(A)と前記高難燃性樹脂(C)は、同一の樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の光ファイバテープ心線。
(6)前記高難燃性樹脂(A)、低難燃性樹脂(B)、高難燃性樹脂(C)は、難燃性シリコーンゴム樹脂であることを特徴とする前記(1)記載の光ファイバテープ心線。
(7)複数本の光ファイバ素線を並列して、難燃性樹脂で被覆する光ファイバテープ心線の製造方法であって、複数本の光ファイバ素線の表面を高難燃性樹脂で被覆する工程、前記高難燃性樹脂をすり切って、光ファイバ素線間の間隙が埋められたすり切り面を形成する工程、該すり切り面を低難燃性樹脂で被覆する工程、を有することを特徴とする光ファイバテープ心線の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、表裏を容易に識別でき、一定の難燃性を有し、薄くて配線作業に適した光ファイバテープ心線およびその製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
(実施形態1)
図1を用いて本発明の実施形態1を説明する。
図1は実施形態1の光ファイバテープ心線の正面図である。
20は高難燃性樹脂(A)、30は低難燃性樹脂(B)、40は高難燃性樹脂(C)、Fは光ファイバ素線、T1は実施形態1の光ファイバテープ心線、dは光ファイバ素線Fの外径、hはテープ高さ、wはテープ幅である。
【0008】
実施形態1の光ファイバテープ心線T1は、並列した複数の光ファイバ心線Fの上下両面を、難燃性樹脂で被覆した光ファイバテープ心線であって、一方の表面は高難燃性樹脂(A)20で被覆され、他方の表面は低難燃性樹脂(B)30で被覆され、高難燃性樹脂(A)20と低難燃性樹脂(B)30は異なる色を有し、低難燃性樹脂(B)30は高難燃性樹脂(C)40を介して設けられており、高難燃性樹脂(C)40は、光ファイバ素線F間の間隙を埋めるようにすり切り状態に形成されていることを特徴とする。
実施形態1の光ファイバテープ心線T1によれば、高難燃性樹脂(A)20と低難燃性樹脂(B)30が異なる色を呈することで表裏を容易に識別できる。
また、上面に低難燃性樹脂(B)30を用いることで低下する難燃性を、高難燃性樹脂(C)40を併せて用いることで補強し、一定の難燃性を担保している。
さらに、高難燃性樹脂(C)40を光ファイバ素線F間の間隙のみを埋めるようにすり切り状態に形成することで、テープ高さhを低減して薄くて配線作業に適した光ファイバテープ心線としている。
【0009】
難燃性樹脂としては、ハロゲン系難燃剤、リン系難燃剤、無機系難燃剤を添加した樹脂が挙げられ、例えば難燃性ABS樹脂、難燃性シリコーンゴム樹脂、難燃性ポリイミド、難燃性塩化ビニル、難燃性ポリエステルエラストマー、難燃性ポリオレフィンエラストマーが挙げられ、中でも柔軟性を有する難燃性シリコーンゴム樹脂や、難燃性ポリエステルエラストマーを使用するのが好ましい。さらに、光ファイバ素線F表面との接着性が良好な難燃性シリコーンゴム樹脂がより好ましい。
高難燃性樹脂(A)20および高難燃性樹脂(C)40としては、UL94 V−1規格を満たす樹脂であることが好ましい。
なお、前記高難燃性樹脂(A)と前記高難燃性樹脂(C)は、同一の樹脂であってもよい。
また、より好ましくはUL94 V−0規格を満たす樹脂である。
なお、規格試験は、UL94に準拠して、垂直燃焼試験実施し、基準を満たすかどうかで判定する。
垂直燃焼試験は、試料(長さ127mm、幅12.7mm、厚さ12.7mm以下)の上端を固定用クランプで固定して垂直に保持し、下端に10秒間ガスバーナーの炎を接炎させる。燃焼が30秒以内に止まったならば、さらに10秒接炎させる。
判定基準は以下のとおりである。
【0010】
(V−0)
(1)接炎後10秒以上燃焼を続ける試料がない
(2)10回の総燃焼時間50秒を超えない
(3)固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない
(4)試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない
(5)2回目の接炎後30秒以上赤熱を続ける試料がない
【0011】
(V−1)
(1)接炎後30秒以上燃焼を続ける試料がない
(2)10回の総燃焼時間250秒を超えない
(3)固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない
(4)試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない
(5)2回目の接炎後60秒以上赤熱を続ける試料がない
【0012】
低難燃性樹脂(B)30としては、高難燃性樹脂(A)20と異なる色が必要であり、灰色、赤褐色、黒色、赤色等があげられる。
また低難燃性樹脂(B)は、少なくともUL94 HBを満たすことが好ましい。規格試験方法は短冊状の試験片を水平において燃焼させ、燃焼が進む速度で合否判定する。判定基準は、100mm標準線まで燃えないこととする。
【0013】
光ファイバ素線Fとしては、光ファイバテープ心線の使用目的に応じて適宜選択される。例えば、石英系またはプラスチック製のシングルモードファイバ、マルチモードファイバなどが本発明において好ましく使用される。また、光ファイバ素線Fの最外表面は、難燃性樹脂と良好に接着することが好ましく、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂で被覆されているものを挙げられる。また光ファイバ素線Fの外径は特に限定されるものではなく、125μmや250μm、900μmのもの等が使用される。
テープ幅wは、先述の燃焼試験の規格を満たせばよく、限定されるものではないが、好ましくはテープ両側面の樹脂厚みは50μm以上100μm未満であることが好ましい。
テープ高さhは400μm未満であることが好ましく、さらに好ましくは360μm未満である。
【0014】
次に、図2を用いて光ファイバテープ心線の製造方法を説明する。
図2(a)は、高難燃性樹脂(A)および高難燃性樹脂(C)を被覆した状態の正面図、図2(b)は、高難燃性樹脂(C)をすり切りした状態の正面図、図2(c)は、低難燃性樹脂(B)を被覆した状態の正面図である。
41はすり切り面である。
【0015】
本発明の光ファイバテープ心線の製造方法は、複数本の光ファイバ素線を並列して、難燃性樹脂で被覆する光ファイバテープ心線の製造方法であって、複数本の光ファイバ素線Fの表面を高難燃性樹脂(C)40で被覆する工程、高難燃性樹脂(C)40をすり切って、光ファイバ素線F間の間隙が埋められたすり切り面41を形成する工程、すり切り面41を低難燃性樹脂(B)30で被覆する工程、を有することを特徴とする。
まず、図2(a)に示すように、複数本の光ファイバ素線Fの上面を高難燃性樹脂(C)40で被覆する。
図2(a)では下面を高難燃性樹脂(A)で被覆しているが、高難燃性樹脂(A)に代えて高難燃性樹脂(C)を用いてもよく、他の高難燃性樹脂を用いてもよい。
次に、図2(b)に示すように、高難燃性樹脂(C)40をすり切って、光ファイバ素線F間の間隙が埋められたすり切り面41を形成する。
すり切りにはヘラやロール等を用いることができる。
そして、図2(c)に示すように、すり切り面41を低難燃性樹脂(B)30で被覆する。
光ファイバ素線Fの側面は、高難燃性樹脂(A)または低難燃性樹脂(B)で被覆することが好ましい。
【0016】
(実施形態2)
次に、図3を用いて本発明の実施形態2を説明する。
図3は実施形態2の光ファイバテープ心線の正面図である。
T2は実施形態2の光ファイバテープ心線である。
実施形態2の光ファイバテープ心線T2は、高難燃性樹脂(A)20が高難燃性樹脂(C)40を介して設けられており、高難燃性樹脂(C)40は光ファイバ素線F間の間隙を埋めるようにすり切り状態に形成されていることを特徴とする。
その他の構成は実施形態1と同一なので、詳細な説明は省略する。
下面についても、高難燃性樹脂(C)40をすり切りして高難燃性樹脂(A)20を設けることで、作製の手間は掛かるが樹脂の選択の幅を広げることができる。
すなわち、図3では高難燃性樹脂(A)20を用いているが、高難燃性樹脂(C)40を用いることで一定の難燃性はすでに担保されているので、低難燃性樹脂(B)とは異なる色を有する他の低難燃性樹脂等を用いることもできる。
【実施例】
【0017】
以下、実施例を用いて説明する。
<実施例1>
実施例1では、実施形態1の光ファイバテープ心線を作製した(図1を参照)。
まず、複数本の光ファイバ素線(住友電工社製シングルモードファイバSM、外径250μm)を並列して、上下両面を高難燃性樹脂(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「TSE3853W」、白色、UL94 V−0規格を満たす)で被覆した。
すなわち、高難燃性樹脂(A)と高難燃性樹脂(C)を同一の樹脂とした。
次に、上面をヘラですり切ってすり切り面を形成した。
そして、該すり切り面41を低難燃性樹脂(東レダウコーニング社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「SE737」、灰色、UL94 HB規格を満たす)で被覆した。
【0018】
<実施例2>
実施例2では、実施形態2の光ファイバテープ心線を作製した(図3を参照)。
まず、複数本の光ファイバ素線(住友電工社製シングルモードファイバSM、外径250μm)を並列して、上下両面を高難燃性樹脂(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「TSE3853W」、白色、UL94 V−0規格を満たす)で被覆した。
次に、上下両面をヘラですり切ってすり切り面を形成した。
そして、上面を低難燃性樹脂(東レダウコーニング社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「SE737」、灰色、UL94 HB規格を満たす)で被覆し、下面を高難燃性樹脂(信越シリコーン社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「KE40RTV」、白色、UL94 V−0規格を満たす)で被覆した。
【0019】
<比較例1>
比較例1では、図4に示す光ファイバテープ心線を作製した。
図4は比較例1の光ファイバテープ心線の正面図である。
Taは比較例1の光ファイバテープ心線である。
まず、複数本の光ファイバ素線(住友電工社製シングルモードファイバSM、外径250μm)を並列して、下面を高難燃性樹脂(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「TSE3853W」、白色、UL94 V−0規格を満たす)で被覆した。
そして、上面を低難燃性樹脂(東レダウコーニング社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「SE737」、灰色、UL94 HB規格を満たす)で被覆した。
【0020】
<比較例2>
比較例2では、図5に示す光ファイバテープ心線を作製した。
図5は比較例2の光ファイバテープ心線の正面図である。
Tbは比較例2の光ファイバテープ心線である。
まず、複数本の光ファイバ素線(住友電工社製シングルモードファイバSM、外径250μm)を並列して、上下両面を高難燃性樹脂(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズジャパン社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「TSE3853W」、白色、UL94 V−0規格を満たす)で被覆した。
そして、上面を低難燃性樹脂(東レダウコーニング社製難燃性シリコーンゴム樹脂、商品名:「SE737」、灰色、UL94 HB規格を満たす)で被覆した。
【0021】
実施例および比較例の主な条件を表1に示す。
【0022】
【表1】

【0023】
(評価)
実施例および比較例の光ファイバテープ心線を以下の方法で評価した。
【0024】
(識別性)
上下の面を目視で識別できるか判定した。
○:識別可能、×:識別不能
【0025】
(難燃性)
UL VW−1燃焼試験に基づく垂直燃焼試験を行った。具体的には試料を330mmの長さに切り、試料を垂直に保持し、20度の角度でバーナーの炎をあて15秒着火、15秒休止を5回繰り返し、試料の燃焼の程度を調べた。判定基準として、以下のようにした。
(1)残炎による燃焼が60秒を超えないこと。
(2)表示旗が25%以上燃損しないこと。
(3)落下物によって底部の綿が燃焼しないこと。
○:上記(1)〜(3)の全てを満たしたもの
×:下記(1)〜(3)を1つでも満たさないもの
【0026】
(テープ高さ)
それぞれのテープ高さhを測定した。
◎:360μm未満、○:360μm以上400μm未満、×:400μm以上
なお、テープ高さhは400μm未満だと実用上問題がない。
【0027】
結果を表2に示す。
【0028】
【表2】

【0029】
(評価結果)
表2から明らかなように、実施例1および実施例2では識別性、難燃性、テープ高さいずれも実用上問題ない。
これに対して、比較例1では、上面が低難燃性樹脂(B)のみで被覆されているので難燃性に実用上問題があった。
また、比較例2では、すり切り状態でない高難燃性樹脂(A)にさらに低難燃性樹脂(B)が設けられているのでテープ高さに実用上問題があった。
以上のように本発明によれば、表裏を容易に識別でき、一定の難燃性を有し、薄くて配線作業に適した光ファイバテープ心線およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】実施形態1の光ファイバテープ心線の正面図
【図2】(a)は、高難燃性樹脂(A)および高難燃性樹脂(C)を被覆した状態の正面図、(b)は、高難燃性樹脂(C)をすり切りした状態の正面図、(c)は、低難燃性樹脂(B)を被覆した状態の正面図である。
【図3】実施形態2の光ファイバテープ心線の正面図
【図4】比較例1の光ファイバテープ心線の正面図
【図5】比較例2の光ファイバテープ心線の正面図
【符号の説明】
【0031】
20 高難燃性樹脂(A)
30 低難燃性樹脂(B)
40 高難燃性樹脂(C)
F 光ファイバ素線
T1、T2、Ta、Tb 光ファイバテープ心線
d 光ファイバ素線Fの外径
h テープ高さ
w テープ幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
並列した複数の光ファイバ素線の上下両面を、難燃性樹脂で被覆した光ファイバテープ心線であって、
一方の表面は高難燃性樹脂(A)で被覆され、
他方の表面は低難燃性樹脂(B)で被覆され、
前記高難燃性樹脂(A)と前記低難燃性樹脂(B)は異なる色を有し、
前記低難燃性樹脂(B)は高難燃性樹脂(C)を介して設けられており、
前記高難燃性樹脂(C)は、光ファイバ素線間の間隙を埋めるようにすり切り状態に形成されていることを特徴とする光ファイバテープ心線。
【請求項2】
前記高難燃性樹脂(A)は、UL94 V−1規格を満たす樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
【請求項3】
前記低難燃性樹脂(B)は、UL94 HB規格を満たす樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
【請求項4】
前記高難燃性樹脂(C)は、UL94 V−1規格を満たす樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
【請求項5】
前記高難燃性樹脂(A)と前記高難燃性樹脂(C)は、同一の樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
【請求項6】
前記高難燃性樹脂(A)、低難燃性樹脂(B)、高難燃性樹脂(C)は、難燃性シリコーンゴム樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
【請求項7】
複数本の光ファイバ素線を並列して、難燃性樹脂で被覆する光ファイバテープ心線の製造方法であって、
複数本の光ファイバ素線の表面を高難燃性樹脂で被覆する工程、
前記高難燃性樹脂をすり切って、光ファイバ素線間の間隙が埋められたすり切り面を形成する工程、
該すり切り面を低難燃性樹脂で被覆する工程、を有することを特徴とする光ファイバテープ心線の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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