光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器
【課題】摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができるとともに、低コストでウェークアップを可能にする光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器を提供する。
【解決手段】管理サーバーに製品情報を伝送する送信部２１０と、管理サーバーから製品価格情報を受信する受信部２１４と、セグメントＬＣＤに製品価格情報を表示する表示部２２０と、送信部２１０に製品情報を提供して前記管理サーバーに伝送し、受信部２１４を介して前記管理サーバーから製品価格情報を受信して表示部２２０に提供する制御部２１８と、ウェークアップ電圧が入力されると制御部２１８と表示部２２０に電源を供給する電源供給部２２２と、スキャナー光源からの光が入射されるとウェークアップ電圧を生成し、電源供給部２２２に提供するウェークアップ部２２４と、を含み、スキャナーの光源からの光を利用して容易にウェークアップ動作を遂行する。
【解決手段】管理サーバーに製品情報を伝送する送信部２１０と、管理サーバーから製品価格情報を受信する受信部２１４と、セグメントＬＣＤに製品価格情報を表示する表示部２２０と、送信部２１０に製品情報を提供して前記管理サーバーに伝送し、受信部２１４を介して前記管理サーバーから製品価格情報を受信して表示部２２０に提供する制御部２１８と、ウェークアップ電圧が入力されると制御部２１８と表示部２２０に電源を供給する電源供給部２２２と、スキャナー光源からの光が入射されるとウェークアップ電圧を生成し、電源供給部２２２に提供するウェークアップ部２２４と、を含み、スキャナーの光源からの光を利用して容易にウェークアップ動作を遂行する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器に関する。
【背景技術】
【０００２】
最近、国内外のディスカウントストアまたは大型流通店舗の数は幾何級数的に増加している。このような店舗で用いる価格表示は大部分の場合紙を用いているが、最近、店舗に電子価格標示器（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｓｈｅｌｆ Ｌａｂｅｌ）を用いる傾向がヨーロッパを始め、早い速度で拡散されており、国内の店舗でも利用されている。
【０００３】
図１は、従来技術による電子価格標示器を示すものである。
【０００４】
図示されたように、電子価格標示器１０は、直方体状のケース１１からなり、ケース１１の前面部の一側にセグメントＬＣＤ（Ｓｅｇｍｅｎｔ ＬＣＤ）１２が備えられ、製品の価格などを表示する。
【０００５】
そして、ケース１１の前面部の他側には、製品の名称とバーコードが印刷されたラベル１３が付着されている。
【０００６】
このように構成される従来の電子価格標示器は、スイッチまたはセンサーを利用してウェークアップをする。
【０００７】
しかし、従来技術のようにスイッチを利用してウェークアップをする場合、器具物との接触によって器具物が破損されるという問題があり、防水設計が困難であった。
【０００８】
また、センサーを利用してウェークアップをする場合、センサーに適する別途の装備を必要とするため、追加費用が発生し、低電力具現が困難であるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明は、上述のような問題点を解決するために導き出されたものであり、スキャナーの光源からの光を利用してウェークアップをすることにより、摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができる電子価格標示器を提供することをその目的とする。
【００１０】
また、本発明は、スキャナーの光源からの光を利用してウェークアップをすることにより、低コストでウェークアップを可能にする電子価格標示器を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
上述のような目的を果たすための本発明の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器は、管理サーバーに製品情報を伝送する送信部と、管理サーバーから製品価格情報を受信する受信部と、セグメントＬＣＤに製品価格情報を表示する表示部と、前記送信部に製品情報を提供して前記管理サーバーに伝送し、前記受信部を介して前記管理サーバーから製品価格情報を受信して前記表示部に提供する制御部と、ウェークアップ電圧が入力されると前記制御部と表示部に電源を供給する電源供給部と、スキャナー光が入射されると、ウェークアップ電圧を生成して前記電源供給部に提供するウェークアップ部と、を含むことを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の前記透光部は、セグメントＬＣＤとラベルとの間に位置することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の前記管理サーバーに伝送される製品価格情報は、製品価格、単価、割引率を含むことを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の前記ウェークアップ部は、スキャナー光源からの光が入射されると、対応する電流を生成して出力するセンサー薄膜トランジスタと、前記センサー薄膜トランジスタから入力される電流をウェークアップ電圧に変換して出力するキャパシタと、を含むことを特徴とする。
【００１５】
本発明の特徴及び利点は、添付図面に基づいた以下の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。
【００１６】
本発明の詳細な説明に先立ち、本明細書及び請求範囲に用いられた用語や単語は、通常的かつ辞書的な意味に解釈されてはならず、発明者が自らの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則にしたがって本発明の技術的思想にかなう意味と概念に解釈されるべきである。
【発明の効果】
【００１７】
本発明によると、スキャナーの光源からの光を利用してウェークアップを可能にすることにより、摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができる。
【００１８】
また、本発明によると、店舗等に備えられたスキャナーの光源からの光を利用して電子価格標示器のウェークアップをすることにより、従来技術における別途のセンサーやセンサーウェークアップ用装置が不要となり、低コストで電子価格標示器のウェークアップが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００１９】
【図１】従来技術による電子価格標示器を示すものである。
【図２】本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の外観を示す図面である。
【図３】本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の内部ブロック図である。
【図４】図３の光反応ウェークアップ部の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【００２０】
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明および好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。
【００２１】
また、本発明の説明において、係わる公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にぼかす可能性があると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
【００２２】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【００２３】
図２は、本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の外観を示す図面である。
【００２４】
図示されたように、光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器１００は、直方体状のケース１１０からなり、ケース１１０の前面部の一側にセグメントＬＣＤ１２０が形成されて製品の価格などが表示される。
【００２５】
ここで、セグメントＬＣＤ１２０は、数字や簡単な文字などを表示することができる液晶ディスプレイ装置をいう。セグメントＬＣＤ１２０は、大きく第１表示部１２１と第２表示部１２２とからなる。
【００２６】
第１表示部１２１は、セグメントＬＣＤ１２０の中央上部に位置し、製品の実際販売価格を表示する。このような第１表示部１２１は、顧客に十分に認識されるようにもっとも大きく形成する。
【００２７】
次に、第２表示部１２２は、第１表示部１２１の下部に形成され、製品の一単位あたりの価格または割引率などを表示する。このような第２表示部１２２のサイズは、第１表示部１２１のサイズに対して７０％以下にして、第１表示部１２１の数字または文字が目立つようにすることができる。
【００２８】
このように構成されるセグメントＬＣＤ１２０の側部には、セグメントＬＣＤ１２０に表示されない製品名及びバーコードが印刷されたラベル１３０が付着されている。
【００２９】
ラベル１３０の形状は、顧客が製品名またはバーコードを容易に認識できるように、四角形からなることが好ましい。また、ラベル１３０の縦長さは、電子価格標示器１００の縦方向長さに対応し、ラベル１３０の横長さは、ラベル１３０の縦方向長さに対応することが好ましい。
【００３０】
一方、ケース１１０のセグメントＬＣＤ１２０とラベル１３０との間には、スキャナーの光源からの光が透過することができる透光部１４０が形成されている。
【００３１】
透光部１４０は、スキャナーの光源から放射される光が容易に透過されるように、ガラスなどの透明材質で形成される。このような透光部１４０の縦長さは、電子価格標示器１００の縦方向長さに対応することが好ましい。
【００３２】
そして、透光部１４０の横長さは、透光部１４０がセグメントＬＣＤ１２０とラベル１３０との間に位置するため、できるだけ狭いほど好ましい。
【００３３】
図３は、本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の内部ブロック図である。
【００３４】
図３を参照すると、本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器は、送信部２１０と、変調部２１２と、受信部２１４と、復調部２１６と、制御部２１８と、表示部２２０と、電源供給部２２２と、光反応ウェークアップ部２２４と、を備える。
【００３５】
送信部２１０は、流通店舗の天井に設けられたアクセスゲートウェイ（不図示）を介して、店舗内の多数の電子価格標示器を制御する管理サーバー（不図示）に接続し、製品名、製品の製造日付、製造会社などの製品情報を管理サーバーに伝送する。
【００３６】
そして、変調部２１２は、制御部２１８から入力される製品名、製品の製造日付、製造会社などの製品情報を変調し、送信部２１０に提供する。
【００３７】
次に、受信部２１４は、流通店舗の天井に設けられたアクセスゲートウェイを介して、店舗内の多数の電子価格標示器を制御する管理サーバーに接続し、該当製品の製品価格、単価、割引率などの製品価格情報を管理サーバーから受信する。
【００３８】
そして、復調部２１６は、受信部２１４から受信した製品価格、単価、割引率などを含んだ製品価格情報を復調し、制御部２１８に提供する。
【００３９】
一方、制御部２１８は、周期的に製品名、製品の製造日付、製造会社などの情報を送信部２１０を介して管理サーバーに伝送し、管理サーバーから該当製品の製品価格、単価、割引率等の製品価格情報を受信し、表示部２２０に提供する。
【００４０】
その後、表示部２２０は、制御部２１８から提供される製品価格、単価、割引率等の製品価格情報をセグメントＬＣＤの該当表示部分に表示する。
【００４１】
次に、電源供給部２２２は、制御部２１８と表示部２２０に電源を供給する。
【００４２】
このような電源供給部２２２は、電子価格標示器が店舗に供給されて設けられる前にウェークアップされ、制御部２１８と表示部２２０に電源を供給して電子価格標示器が動作するようにする。
【００４３】
このために、本発明では、スキャナー光源からの光に反応する光反応ウェークアップ部２２４を備えている。
【００４４】
本発明に備えられた光反応ウェークアップ部２２４は、スキャナーの光源から放射される光が透光部を透過して入射されると、入射される光に反応してウェークアップ信号を発生させることにより、電源供給部２２２をウェークアップさせる。
【００４５】
その後、電源供給部２２２がウェークアップされ、制御部２１８と表示部２２０に電源が供給されることにより、電子価格標示器が動作するようになる。このように動作する光反応ウェークアップ部２２４の回路を、図４に例示的に図示する。
【００４６】
図４は、図３の光反応ウェークアップ部の回路図である。
【００４７】
図４を参照すると、光反応ウェークアップ部は、センサー薄膜トランジスタ（Ｓｅｎｓｏｒ ＴＦＴ）３００とキャパシタ３１０とからなる。
【００４８】
センサー薄膜トランジスタ３００のソース端子は、基準電圧ＶＤＤに連結され、ゲートはオフされており、ドレイン端子は、キャパシタ３１０に連結されている。
【００４９】
そして、キャパシタ３１０は、センサー薄膜トランジスタ３００のゲートとドレイン端子との間に連結されている。
【００５０】
このように構成された光反応ウェークアップ部のセンサー薄膜トランジスタ３００は、スキャナー光源から光が入射されると、入射された光量に応じる大きさの電流を出力する。
【００５１】
そして、キャパシタ３１０は、この電流に応じる電荷を蓄積し、これを電圧に変換して出力する。
【００５２】
このように、キャパシタ３１０がセンサー薄膜トランジスタ３００から出力される電流に応じるウェークアップ電圧を出力すると、これに連結された電源供給部３２０は、ウェークアップ電圧によって動作して、制御部と表示部に電圧を提供する。
【００５３】
以上、本発明の好ましい実施例に対して図示及び説明したが、本発明は、上述の特定実施例に限定されず、請求範囲にて請求する本発明の旨を外れずに、当該発明が属する技術分野にて通常の知識を有する者により多様な変形実施が可能であることは明らかであり、このような変形実施は、本発明の技術的思想から個別的に理解されてはならないであろう。
【産業上の利用可能性】
【００５４】
本発明は、摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができるとともに、低コストでウェークアップを可能にする電子価格標示器に適用可能である。
【符号の説明】
【００５５】
１０ 電子価格標示器（従来）
１１ ケース
１２ セグメントＬＣＤ
１３ ラベル
１００ 電子価格標示器（本発明）
１１０ ケース
１２０ セグメントＬＣＤ
１２１ 第１表示部
１２２ 第２表示部
１３０ ラベル
１４０ 透光部
２１０ 送信部
２１２ 変調部
２１４ 受信部
２１６ 復調部
２１８ 制御部
２２０ 表示部
２２２ 電源供給部
２２４ 光反応ウェークアップ部
３００ センサー薄膜トランジスタ
３１０ キャパシタ
３２０ 電源供給部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器に関する。
【背景技術】
【０００２】
最近、国内外のディスカウントストアまたは大型流通店舗の数は幾何級数的に増加している。このような店舗で用いる価格表示は大部分の場合紙を用いているが、最近、店舗に電子価格標示器（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｓｈｅｌｆ Ｌａｂｅｌ）を用いる傾向がヨーロッパを始め、早い速度で拡散されており、国内の店舗でも利用されている。
【０００３】
図１は、従来技術による電子価格標示器を示すものである。
【０００４】
図示されたように、電子価格標示器１０は、直方体状のケース１１からなり、ケース１１の前面部の一側にセグメントＬＣＤ（Ｓｅｇｍｅｎｔ ＬＣＤ）１２が備えられ、製品の価格などを表示する。
【０００５】
そして、ケース１１の前面部の他側には、製品の名称とバーコードが印刷されたラベル１３が付着されている。
【０００６】
このように構成される従来の電子価格標示器は、スイッチまたはセンサーを利用してウェークアップをする。
【０００７】
しかし、従来技術のようにスイッチを利用してウェークアップをする場合、器具物との接触によって器具物が破損されるという問題があり、防水設計が困難であった。
【０００８】
また、センサーを利用してウェークアップをする場合、センサーに適する別途の装備を必要とするため、追加費用が発生し、低電力具現が困難であるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明は、上述のような問題点を解決するために導き出されたものであり、スキャナーの光源からの光を利用してウェークアップをすることにより、摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができる電子価格標示器を提供することをその目的とする。
【００１０】
また、本発明は、スキャナーの光源からの光を利用してウェークアップをすることにより、低コストでウェークアップを可能にする電子価格標示器を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
上述のような目的を果たすための本発明の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器は、管理サーバーに製品情報を伝送する送信部と、管理サーバーから製品価格情報を受信する受信部と、セグメントＬＣＤに製品価格情報を表示する表示部と、前記送信部に製品情報を提供して前記管理サーバーに伝送し、前記受信部を介して前記管理サーバーから製品価格情報を受信して前記表示部に提供する制御部と、ウェークアップ電圧が入力されると前記制御部と表示部に電源を供給する電源供給部と、スキャナー光が入射されると、ウェークアップ電圧を生成して前記電源供給部に提供するウェークアップ部と、を含むことを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の前記透光部は、セグメントＬＣＤとラベルとの間に位置することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の前記管理サーバーに伝送される製品価格情報は、製品価格、単価、割引率を含むことを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の前記ウェークアップ部は、スキャナー光源からの光が入射されると、対応する電流を生成して出力するセンサー薄膜トランジスタと、前記センサー薄膜トランジスタから入力される電流をウェークアップ電圧に変換して出力するキャパシタと、を含むことを特徴とする。
【００１５】
本発明の特徴及び利点は、添付図面に基づいた以下の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。
【００１６】
本発明の詳細な説明に先立ち、本明細書及び請求範囲に用いられた用語や単語は、通常的かつ辞書的な意味に解釈されてはならず、発明者が自らの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則にしたがって本発明の技術的思想にかなう意味と概念に解釈されるべきである。
【発明の効果】
【００１７】
本発明によると、スキャナーの光源からの光を利用してウェークアップを可能にすることにより、摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができる。
【００１８】
また、本発明によると、店舗等に備えられたスキャナーの光源からの光を利用して電子価格標示器のウェークアップをすることにより、従来技術における別途のセンサーやセンサーウェークアップ用装置が不要となり、低コストで電子価格標示器のウェークアップが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００１９】
【図１】従来技術による電子価格標示器を示すものである。
【図２】本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の外観を示す図面である。
【図３】本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の内部ブロック図である。
【図４】図３の光反応ウェークアップ部の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【００２０】
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明および好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。
【００２１】
また、本発明の説明において、係わる公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にぼかす可能性があると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
【００２２】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【００２３】
図２は、本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の外観を示す図面である。
【００２４】
図示されたように、光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器１００は、直方体状のケース１１０からなり、ケース１１０の前面部の一側にセグメントＬＣＤ１２０が形成されて製品の価格などが表示される。
【００２５】
ここで、セグメントＬＣＤ１２０は、数字や簡単な文字などを表示することができる液晶ディスプレイ装置をいう。セグメントＬＣＤ１２０は、大きく第１表示部１２１と第２表示部１２２とからなる。
【００２６】
第１表示部１２１は、セグメントＬＣＤ１２０の中央上部に位置し、製品の実際販売価格を表示する。このような第１表示部１２１は、顧客に十分に認識されるようにもっとも大きく形成する。
【００２７】
次に、第２表示部１２２は、第１表示部１２１の下部に形成され、製品の一単位あたりの価格または割引率などを表示する。このような第２表示部１２２のサイズは、第１表示部１２１のサイズに対して７０％以下にして、第１表示部１２１の数字または文字が目立つようにすることができる。
【００２８】
このように構成されるセグメントＬＣＤ１２０の側部には、セグメントＬＣＤ１２０に表示されない製品名及びバーコードが印刷されたラベル１３０が付着されている。
【００２９】
ラベル１３０の形状は、顧客が製品名またはバーコードを容易に認識できるように、四角形からなることが好ましい。また、ラベル１３０の縦長さは、電子価格標示器１００の縦方向長さに対応し、ラベル１３０の横長さは、ラベル１３０の縦方向長さに対応することが好ましい。
【００３０】
一方、ケース１１０のセグメントＬＣＤ１２０とラベル１３０との間には、スキャナーの光源からの光が透過することができる透光部１４０が形成されている。
【００３１】
透光部１４０は、スキャナーの光源から放射される光が容易に透過されるように、ガラスなどの透明材質で形成される。このような透光部１４０の縦長さは、電子価格標示器１００の縦方向長さに対応することが好ましい。
【００３２】
そして、透光部１４０の横長さは、透光部１４０がセグメントＬＣＤ１２０とラベル１３０との間に位置するため、できるだけ狭いほど好ましい。
【００３３】
図３は、本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器の内部ブロック図である。
【００３４】
図３を参照すると、本発明による光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器は、送信部２１０と、変調部２１２と、受信部２１４と、復調部２１６と、制御部２１８と、表示部２２０と、電源供給部２２２と、光反応ウェークアップ部２２４と、を備える。
【００３５】
送信部２１０は、流通店舗の天井に設けられたアクセスゲートウェイ（不図示）を介して、店舗内の多数の電子価格標示器を制御する管理サーバー（不図示）に接続し、製品名、製品の製造日付、製造会社などの製品情報を管理サーバーに伝送する。
【００３６】
そして、変調部２１２は、制御部２１８から入力される製品名、製品の製造日付、製造会社などの製品情報を変調し、送信部２１０に提供する。
【００３７】
次に、受信部２１４は、流通店舗の天井に設けられたアクセスゲートウェイを介して、店舗内の多数の電子価格標示器を制御する管理サーバーに接続し、該当製品の製品価格、単価、割引率などの製品価格情報を管理サーバーから受信する。
【００３８】
そして、復調部２１６は、受信部２１４から受信した製品価格、単価、割引率などを含んだ製品価格情報を復調し、制御部２１８に提供する。
【００３９】
一方、制御部２１８は、周期的に製品名、製品の製造日付、製造会社などの情報を送信部２１０を介して管理サーバーに伝送し、管理サーバーから該当製品の製品価格、単価、割引率等の製品価格情報を受信し、表示部２２０に提供する。
【００４０】
その後、表示部２２０は、制御部２１８から提供される製品価格、単価、割引率等の製品価格情報をセグメントＬＣＤの該当表示部分に表示する。
【００４１】
次に、電源供給部２２２は、制御部２１８と表示部２２０に電源を供給する。
【００４２】
このような電源供給部２２２は、電子価格標示器が店舗に供給されて設けられる前にウェークアップされ、制御部２１８と表示部２２０に電源を供給して電子価格標示器が動作するようにする。
【００４３】
このために、本発明では、スキャナー光源からの光に反応する光反応ウェークアップ部２２４を備えている。
【００４４】
本発明に備えられた光反応ウェークアップ部２２４は、スキャナーの光源から放射される光が透光部を透過して入射されると、入射される光に反応してウェークアップ信号を発生させることにより、電源供給部２２２をウェークアップさせる。
【００４５】
その後、電源供給部２２２がウェークアップされ、制御部２１８と表示部２２０に電源が供給されることにより、電子価格標示器が動作するようになる。このように動作する光反応ウェークアップ部２２４の回路を、図４に例示的に図示する。
【００４６】
図４は、図３の光反応ウェークアップ部の回路図である。
【００４７】
図４を参照すると、光反応ウェークアップ部は、センサー薄膜トランジスタ（Ｓｅｎｓｏｒ ＴＦＴ）３００とキャパシタ３１０とからなる。
【００４８】
センサー薄膜トランジスタ３００のソース端子は、基準電圧ＶＤＤに連結され、ゲートはオフされており、ドレイン端子は、キャパシタ３１０に連結されている。
【００４９】
そして、キャパシタ３１０は、センサー薄膜トランジスタ３００のゲートとドレイン端子との間に連結されている。
【００５０】
このように構成された光反応ウェークアップ部のセンサー薄膜トランジスタ３００は、スキャナー光源から光が入射されると、入射された光量に応じる大きさの電流を出力する。
【００５１】
そして、キャパシタ３１０は、この電流に応じる電荷を蓄積し、これを電圧に変換して出力する。
【００５２】
このように、キャパシタ３１０がセンサー薄膜トランジスタ３００から出力される電流に応じるウェークアップ電圧を出力すると、これに連結された電源供給部３２０は、ウェークアップ電圧によって動作して、制御部と表示部に電圧を提供する。
【００５３】
以上、本発明の好ましい実施例に対して図示及び説明したが、本発明は、上述の特定実施例に限定されず、請求範囲にて請求する本発明の旨を外れずに、当該発明が属する技術分野にて通常の知識を有する者により多様な変形実施が可能であることは明らかであり、このような変形実施は、本発明の技術的思想から個別的に理解されてはならないであろう。
【産業上の利用可能性】
【００５４】
本発明は、摩擦による器具物の破損を防止し、防水上の困難を解消することができるとともに、低コストでウェークアップを可能にする電子価格標示器に適用可能である。
【符号の説明】
【００５５】
１０ 電子価格標示器（従来）
１１ ケース
１２ セグメントＬＣＤ
１３ ラベル
１００ 電子価格標示器（本発明）
１１０ ケース
１２０ セグメントＬＣＤ
１２１ 第１表示部
１２２ 第２表示部
１３０ ラベル
１４０ 透光部
２１０ 送信部
２１２ 変調部
２１４ 受信部
２１６ 復調部
２１８ 制御部
２２０ 表示部
２２２ 電源供給部
２２４ 光反応ウェークアップ部
３００ センサー薄膜トランジスタ
３１０ キャパシタ
３２０ 電源供給部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
管理サーバーに製品情報を伝送する送信部と、
管理サーバーから製品価格情報を受信する受信部と、
セグメントＬＣＤに製品価格情報を表示する表示部と、
前記送信部に製品情報を提供して前記管理サーバーに伝送し、前記受信部を介して前記管理サーバーから製品価格情報を受信して前記表示部に提供する制御部と、
ウェークアップ電圧が入力されると前記制御部と表示部に電源を供給する電源供給部と、
スキャナー光源からの光が入射されると、ウェークアップ電圧を生成して前記電源供給部に提供するウェークアップ部と、を含む光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項２】
セグメントＬＣＤとラベルとの間に位置する透光部をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項３】
前記管理サーバーに伝送される製品価格情報は、製品価格、単価、割引率を含むことを特徴とする請求項１に記載の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項４】
前記ウェークアップ部は、
スキャナー光源からの光が入射されると、対応する電流を生成して出力するセンサー薄膜トランジスタと、
前記センサー薄膜トランジスタから入力される電流をウェークアップ電圧に変換して出力するキャパシタと、を含む請求項１に記載の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項１】
管理サーバーに製品情報を伝送する送信部と、
管理サーバーから製品価格情報を受信する受信部と、
セグメントＬＣＤに製品価格情報を表示する表示部と、
前記送信部に製品情報を提供して前記管理サーバーに伝送し、前記受信部を介して前記管理サーバーから製品価格情報を受信して前記表示部に提供する制御部と、
ウェークアップ電圧が入力されると前記制御部と表示部に電源を供給する電源供給部と、
スキャナー光源からの光が入射されると、ウェークアップ電圧を生成して前記電源供給部に提供するウェークアップ部と、を含む光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項２】
セグメントＬＣＤとラベルとの間に位置する透光部をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項３】
前記管理サーバーに伝送される製品価格情報は、製品価格、単価、割引率を含むことを特徴とする請求項１に記載の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【請求項４】
前記ウェークアップ部は、
スキャナー光源からの光が入射されると、対応する電流を生成して出力するセンサー薄膜トランジスタと、
前記センサー薄膜トランジスタから入力される電流をウェークアップ電圧に変換して出力するキャパシタと、を含む請求項１に記載の光反応ウェークアップ機能が備えられた電子価格標示器。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１１−２２１５０７（Ｐ２０１１−２２１５０７Ａ）
【公開日】平成２３年１１月４日（２０１１．１１．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−４４０８４（Ｐ２０１１−４４０８４）
【出願日】平成２３年３月１日（２０１１．３．１）
【出願人】（５９４０２３７２２）サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド． (1,585)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年１１月４日（２０１１．１１．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年３月１日（２０１１．３．１）
【出願人】（５９４０２３７２２）サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド． (1,585)
【Ｆターム（参考）】
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