光学ユニット
【課題】複数の光源によって一体的な配光パターンを均一に形成する。
【解決手段】光学ユニットにおいて、複数の発光モジュールは、発光面22aが互いに離間するよう配置される。複数の第1レンズ30は、複数の発光モジュールの各々にそれぞれが対応するよう設けられ、対応する発光モジュールからの出射光を各々が集光することにより、所定の仮想面上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の個別光源像Aを形成する。第2レンズは、複数の個別光源像Aを灯具前方に投影する。複数の第1レンズ30の各々は、形成すべき個別光源像Aの縁部のうち隣の個別光源像Aに接する接触縁部A1に、対応する発光モジュールの発光面22aの縁部のうち接触縁部A1と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部からの出射光を集光する。
【解決手段】光学ユニットにおいて、複数の発光モジュールは、発光面22aが互いに離間するよう配置される。複数の第1レンズ30は、複数の発光モジュールの各々にそれぞれが対応するよう設けられ、対応する発光モジュールからの出射光を各々が集光することにより、所定の仮想面上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の個別光源像Aを形成する。第2レンズは、複数の個別光源像Aを灯具前方に投影する。複数の第1レンズ30の各々は、形成すべき個別光源像Aの縁部のうち隣の個別光源像Aに接する接触縁部A1に、対応する発光モジュールの発光面22aの縁部のうち接触縁部A1と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部からの出射光を集光する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ユニットに関し、特に、複数の光源を有する光学ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の光源によって投影レンズの後方焦点面にそれぞれ隣接する個別の光源像を形成し、一体的な配光パターンを形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように複数の光源を用いて一体的な配光パターンを形成することによって、複数の光源の各々による光の照射を制御することで、例えば前走車が存在する領域のみ他の領域よりも光量を落として前走車の運転者に与えるグレアを抑制するなどが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−179969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、個別の配光パターンの各々は、境界部分に近づくに従って光量が低下しやすいため、このように複数の光源を用いて一体的な配光パターンを形成する場合、隣接する個別の配光パターンの境界部分において暗部が生じやすい。一方、暗部を抑制するために個別の配光パターン同士をオーバーラップさせた場合、いずれかの個別の配光パターンの光量を落としても隣接する個別の配光パターンの光が残るため、グレアを与える可能性が残ることになる。
【0005】
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の光源によって一体的な配光パターンを均一に形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光学ユニットは、発光面が互いに離間するよう配置された複数の光源と、複数の光源の各々にそれぞれが対応するよう設けられ、対応する光源からの出射光を各々が集光することにより、所定の仮想面上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の光源像を形成する複数の第1レンズと、複数の光源像の投影像を灯具前方に投影する第2レンズと、を備える。複数の第1レンズの各々は、形成すべき光源像の縁部のうち隣の光源像に接する接触縁部に、対応する光源の発光面の縁部のうち接触縁部と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部からの出射光を集光する。
【0007】
この態様によれば、複数の光源によって形成される各々の光源像において、接触縁部より外側にはみ出す光を抑制するとともに、接触縁部に近づくにしたがって光量が低下することを回避できる。このため、隣接する境界部分における光量の低下を抑制することができ、一体的な配光パターンを均一に形成することができる。
【0008】
本発明のある態様の光学ユニットは、複数の第1レンズのうち隣り合う2つの第1レンズを仕切るよう延在する仕切り部材をさらに備えてもよい。
【0009】
この態様によれば、隣り合う光源像への影響をさらに低減させることができる。このため、例えば隣接する他の光源像への光の漏れを抑制することができ、グレアの付与をさらに低減させることができる。
【0010】
第2レンズは、後方焦点面が曲面となるよう形成され、複数の光源は、発光面が後方焦点面に平行な第1仮想曲面上に位置するよう配置され、複数の第1レンズは、後方焦点面と第1仮想曲面との間において、後方焦点面に平行な第2仮想曲面上に配置されてもよい。
【0011】
投影レンズの後方焦点面は一般的に湾曲することが知られている。この態様によれば、このように湾曲する後方焦点面にも一体的な光源像を均一に形成することができ、一体的な配光パターンをより均一に形成することができる。
【0012】
複数の光源および複数の第1レンズは、隣り合う光源像を形成する同士が接触縁部と平行な方向にずらして配置されていてもよい。
【0013】
この態様によれば、隣り合う光源像の相対的な位置の自由度を高めることができる。このため、一体的な配光パターンを均一に形成することができるよう、隣り合う光源像を適切に配置することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数の光源によって一体的な配光パターンを均一に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施形態に係る光学ユニットの上面図である。
【図2】第1の実施形態に係る第1レンズユニットの周辺の拡大図である。
【図3】第1レンズを通過する光の光路を模式的に示す図である。
【図4】比較例に係る第1レンズを通過する光の光路を模式的に示す図である。
【図5】第1レンズを用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。
【図6】(a)は、第1レンズを用いて形成した配光パターンを示す図であり、(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。
【図7】第1の実施形態に係る第1レンズを通過する光の光路を模式的に示す図である。
【図8】第1レンズを用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。
【図9】(a)は、第1レンズを用いて形成した配光パターンを示す図であり、(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。
【図10】第2の実施形態に係る光学ユニットの上面図である。
【図11】第2の実施形態に係る第1レンズユニットの周辺の拡大図である。
【図12】第3の実施形態に係る光学ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光学ユニット10の上面図である。光学ユニット10は、第2レンズ12、第1レンズユニット14、および発光ユニット16を有する。発光ユニット16は、発光モジュール基板18およびヒートシンク20を有する。
【0018】
第2レンズ12は、いわゆる投影レンズであり、灯具前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、その後方焦点面上に形成される光源像の投影像を反転像として灯具前方に投影する。ヒートシンク20は発光モジュール基板18に取り付けられており、発光モジュール基板18に実装された発光モジュールが発する熱を放熱する。
【0019】
図2は、第1の実施形態に係る第1レンズユニット14の周辺の拡大図である。発光モジュール基板18は、基板24に複数の発光モジュール22が実装されて構成されている。なお、発光モジュール22の発光面22aには、発せられた光が発光面22aと概ね垂直に進むよう集光するレンズが設けられている。なお、このようなレンズが設けられていなくてもよい。
【0020】
第1の実施形態では発光モジュール22は5個設けられているが、発光モジュール22の数が5個に限られないことは勿論である。発光モジュール22には、光源として機能する半導体発光素子であるLED(Light Emitting Diode)が採用されている。発光モジュール22は白色光を発するよう設けられている。具体的には、発光モジュール22は、青色光を発する青色LEDを、青色光を黄色光に変換する蛍光体で覆うことによって構成されている。発光モジュール22は、発光面22aが矩形に形成されている。なお、発光モジュール22の構成がこれに限られないことは勿論である。
【0021】
複数の発光モジュール22は、平らな基板24に、水平方向に並ぶよう実装されている。このとき複数の発光モジュール22は、発光面22aが互いに離間するよう配置されている。また、複数の発光モジュール22は、中央の発光モジュール22の中央を第2レンズ12の光軸X1が通過するよう配置される。
【0022】
第1レンズユニット14は、複数の第1レンズ30、および複数の仕切り部材32を有する。複数の第1レンズ30は、複数の発光モジュール22の各々にそれぞれが対応するよう設けられている。したがって、第1の実施形態では第1レンズ30は5個設けられている。複数の第1レンズ30の各々は、対応する発光モジュール22の発光面22aの前方に位置するよう、水平方向に並設される。
【0023】
複数の仕切り部材32の各々は板状に形成され、隣の第1レンズ30に光が入射しないよう遮光する遮光板として機能する。複数の仕切り部材32の各々は、隣り合う2つの第1レンズ30を仕切るよう延在する。第1の実施形態では、端に配置された第1レンズ30に対して、隣に第1レンズ30がない端側にも仕切り部材32が設けられている。したがって仕切り部材32は、第1レンズ30の間に4枚、端側に2枚の計6枚が設けられている。なお、端側の2枚の仕切り部材32は削除されてもよい。
【0024】
図3は、第1レンズ30を通過する光の光路を模式的に示す図である。第2レンズ12の後方焦点面Yは、実際では曲面状に形成されているが、ここでは後方焦点面Yは便宜上平面として図示している。複数の第1レンズ30は、対応する発光モジュール22の発光面22aからの出射光を各々が集光することにより、後方焦点面Y上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の個別光源像Aを形成する。第2レンズ12は、こうして形成された複数の個別光源像Aの投影像を灯具前方に投影し、一体的な配光パターンを形成する。
【0025】
このように複数の光源を利用して隣接する複数の個別光源像を形成する場合、その境界部分において暗部が生じる場合がある。このような暗部が存在していると、形成される配光パターンの照度を全体にわたって均一にすることが困難となる。
【0026】
そこで第1の実施形態では、複数の第1レンズ30の各々は、形成すべき個別光源像Aの縁部のうち隣の個別光源像Aに接する接触縁部A1に、対応する発光モジュール22の発光面22aの縁部22bのうち接触縁部A1と自身の光軸X2を挟んだ反対側の縁部22bからの出射光を集光する。これにより、接触縁部A1周辺における暗部を抑制でき、一体的な配光パターンの照度を全体にわたって均一にすることができる。
【0027】
[比較例]
図4は、比較例に係る第1レンズ130を通過する光の光路を模式的に示す図である。光学ユニットの構成は、第1レンズ30に代えて第1レンズ130を用いた以外は、第1の実施形態と同様である。
【0028】
図4に示すように、第1レンズ130は、第1レンズ30よりも大きい個別光源像Bを形成し、隣の個別光源像Bにオーバーラップする個別光源像Bを形成する。したがって、第1レンズ130は、形成すべき個別光源像Bの縁部のうち隣の個別光源像Bに接する接触縁部に、対応する発光モジュール22の発光面22aの縁部22bのうち接触縁部と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部22bからの出射光を集光していない。
【0029】
図5は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。図6(a)は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンを示す図であり、図6(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、図6(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。なお、図5および図6(a)〜図6(c)は、5つの発光モジュール22のうち一つを消灯させたときを表している。
【0030】
図5に示すように、個別光源像の境界部分には暗部が生じている。また、図6(b)に示すように、照度が境界部分で低下しており、照度分布に谷が生じている。このように、第1レンズ130では、形成される配光パターンの均一性に改善の余地が見られる。
【0031】
[第1の実施形態]
図7は、第1の実施形態に係る第1レンズ130を通過する光の光路を模式的に示す図である。図7に示すように、第1レンズ30は、形成すべき個別光源像Aの縁部のうち隣の個別光源像Aに接する接触縁部A1に、対応する発光モジュール22の発光面22aの縁部22bのうち接触縁部A1と自身の光軸X2を挟んだ反対側の縁部22bからの出射光を集光する。
【0032】
図8は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。図9(a)は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンを示す図であり、図9(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、図9(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。なお、図8および図9(a)〜図9(c)もまた、5つの発光モジュール22のうち一つを消灯させたときを表している。
【0033】
図8に示すように、個別光源像の境界部分には暗部がほとんど生じていない。また、図9(b)に示すように、照度分布に谷が生じていない。このように、第1レンズ30を用いることによって、形成される配光パターンを均一なものとすることができる。
【0034】
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係る光学ユニット60の上面図である。以下、第1の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
光学ユニット60は、第2レンズ12、第1レンズユニット62、および発光ユニット63を有する。発光ユニット63は、複数の発光モジュール基板70がヒートシンク72に取り付けられて構成されている。複数の発光モジュール基板70の各々は、発光モジュール74が基板76に実装されて構成されている。発光モジュール74の形状や構成は第1の実施形態に係る発光モジュール22と同様である。
【0036】
第2レンズ12は、後方焦点面Yが曲面となるよう形成される。第2の実施形態では、複数の発光モジュール22は、曲面状の後方焦点面Yに平行な第1仮想曲面Z1上に発光面22aが位置するよう配置される。第1レンズユニット62は、複数の個別レンズユニット64を有している。複数の個別レンズユニット64の各々は、複数の発光モジュール基板70の各々の前方にそれぞれが配置されている。
【0037】
図11は、第2の実施形態に係る第1レンズユニット62の周辺の拡大図である。個別レンズユニット64の各々は、第1レンズ30および仕切り部材68を有する。複数の発光モジュール74は、発光面74aが後方焦点面Yに平行な第1仮想曲面Z1上に位置するよう配置される。
【0038】
複数の第1レンズ30は、複数の発光モジュール74の各々にそれぞれが対応するよう設けられている。したがって、第2の実施形態においても第1レンズ30は5個設けられている。複数の第1レンズ30の各々は、対応する発光モジュール74の発光面74aの前方に位置するよう配置される。このとき複数の第1レンズ30は、後方焦点面Yと第1仮想曲面Z1との間において、後方焦点面Yに平行な第2仮想曲面Z2上にその中心が位置するよう配置される。これにより、曲面状の後方焦点面Yに対応した個別光源像を形成することができる。
【0039】
第2の実施形態では、各々の第1レンズ30の両側部に仕切り部材68が配置される。仕切り部材68は板状に設けられており、隣の第1レンズ30に光が入射しないよう遮光する遮光板として機能する。なお、複数の仕切り部材68の各々は、第1レンズ30のうち、隣り合う2つの第1レンズ30を仕切るよう延在するよう配置されてもよい。
【0040】
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る光学ユニット80の斜視図である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】
第3の実施形態に係る光学ユニット80は、複数の発光モジュール74および複数の第1レンズ30を有する。第3の実施形態においても、発光モジュール74および第1レンズ30はそれぞれ5個設けられている。第3の実施形態に係る光学ユニット80は、発光モジュール74および第1レンズ30の配置以外は、第1の実施形態に係る光学ユニット10と同様に構成される。
【0042】
複数の第1レンズ30は、対応する発光モジュール22の発光面22aからの出射光を各々が集光することにより、後方焦点面Y上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の個別光源像を形成する。しかし第3の実施形態では、複数の発光モジュール74および複数の第1レンズ30は、隣り合う個別光源像を形成する同士が接触縁部と平行な方向にずらして配置されている。
【0043】
具体的には、5個の発光モジュール74および5個の光学ユニット80は、灯具前方から見て左から水平方向に並ぶ個別光源像A11〜A15を形成し、これにより一体的な配光パターンを形成する。5個の発光モジュール74および5個の第1レンズ30は、1つ毎に上下に配置される。このため、個別光源像A11、A13、およびA15は、上方において水平方向に並設された3個の発光モジュール74および3個の第1レンズ30によって形成される。また、個別光源像A12およびA14は、下方において水平方向に並設された2個の発光モジュール74および2個の光学ユニット80によって形成される。
【0044】
このように隣り合う個別光源像を形成する発光モジュール74および光学ユニット80を接触縁部A1と平行にずらすことによって、設計時に個別光源像同士の間隔を簡易に設定することができる。このため、一体的な配光パターンをより均一にすることが可能となる。
【0045】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を本実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
【符号の説明】
【0046】
10 光学ユニット、 12 第2レンズ、 14 第1レンズユニット、 16 発光ユニット、 22 発光モジュール、 22a 発光面、 30 第1レンズ、 32 仕切り部材、 66 第1レンズ、 68 仕切り部材。
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ユニットに関し、特に、複数の光源を有する光学ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の光源によって投影レンズの後方焦点面にそれぞれ隣接する個別の光源像を形成し、一体的な配光パターンを形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように複数の光源を用いて一体的な配光パターンを形成することによって、複数の光源の各々による光の照射を制御することで、例えば前走車が存在する領域のみ他の領域よりも光量を落として前走車の運転者に与えるグレアを抑制するなどが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−179969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、個別の配光パターンの各々は、境界部分に近づくに従って光量が低下しやすいため、このように複数の光源を用いて一体的な配光パターンを形成する場合、隣接する個別の配光パターンの境界部分において暗部が生じやすい。一方、暗部を抑制するために個別の配光パターン同士をオーバーラップさせた場合、いずれかの個別の配光パターンの光量を落としても隣接する個別の配光パターンの光が残るため、グレアを与える可能性が残ることになる。
【0005】
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の光源によって一体的な配光パターンを均一に形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光学ユニットは、発光面が互いに離間するよう配置された複数の光源と、複数の光源の各々にそれぞれが対応するよう設けられ、対応する光源からの出射光を各々が集光することにより、所定の仮想面上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の光源像を形成する複数の第1レンズと、複数の光源像の投影像を灯具前方に投影する第2レンズと、を備える。複数の第1レンズの各々は、形成すべき光源像の縁部のうち隣の光源像に接する接触縁部に、対応する光源の発光面の縁部のうち接触縁部と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部からの出射光を集光する。
【0007】
この態様によれば、複数の光源によって形成される各々の光源像において、接触縁部より外側にはみ出す光を抑制するとともに、接触縁部に近づくにしたがって光量が低下することを回避できる。このため、隣接する境界部分における光量の低下を抑制することができ、一体的な配光パターンを均一に形成することができる。
【0008】
本発明のある態様の光学ユニットは、複数の第1レンズのうち隣り合う2つの第1レンズを仕切るよう延在する仕切り部材をさらに備えてもよい。
【0009】
この態様によれば、隣り合う光源像への影響をさらに低減させることができる。このため、例えば隣接する他の光源像への光の漏れを抑制することができ、グレアの付与をさらに低減させることができる。
【0010】
第2レンズは、後方焦点面が曲面となるよう形成され、複数の光源は、発光面が後方焦点面に平行な第1仮想曲面上に位置するよう配置され、複数の第1レンズは、後方焦点面と第1仮想曲面との間において、後方焦点面に平行な第2仮想曲面上に配置されてもよい。
【0011】
投影レンズの後方焦点面は一般的に湾曲することが知られている。この態様によれば、このように湾曲する後方焦点面にも一体的な光源像を均一に形成することができ、一体的な配光パターンをより均一に形成することができる。
【0012】
複数の光源および複数の第1レンズは、隣り合う光源像を形成する同士が接触縁部と平行な方向にずらして配置されていてもよい。
【0013】
この態様によれば、隣り合う光源像の相対的な位置の自由度を高めることができる。このため、一体的な配光パターンを均一に形成することができるよう、隣り合う光源像を適切に配置することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数の光源によって一体的な配光パターンを均一に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施形態に係る光学ユニットの上面図である。
【図2】第1の実施形態に係る第1レンズユニットの周辺の拡大図である。
【図3】第1レンズを通過する光の光路を模式的に示す図である。
【図4】比較例に係る第1レンズを通過する光の光路を模式的に示す図である。
【図5】第1レンズを用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。
【図6】(a)は、第1レンズを用いて形成した配光パターンを示す図であり、(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。
【図7】第1の実施形態に係る第1レンズを通過する光の光路を模式的に示す図である。
【図8】第1レンズを用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。
【図9】(a)は、第1レンズを用いて形成した配光パターンを示す図であり、(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。
【図10】第2の実施形態に係る光学ユニットの上面図である。
【図11】第2の実施形態に係る第1レンズユニットの周辺の拡大図である。
【図12】第3の実施形態に係る光学ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光学ユニット10の上面図である。光学ユニット10は、第2レンズ12、第1レンズユニット14、および発光ユニット16を有する。発光ユニット16は、発光モジュール基板18およびヒートシンク20を有する。
【0018】
第2レンズ12は、いわゆる投影レンズであり、灯具前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、その後方焦点面上に形成される光源像の投影像を反転像として灯具前方に投影する。ヒートシンク20は発光モジュール基板18に取り付けられており、発光モジュール基板18に実装された発光モジュールが発する熱を放熱する。
【0019】
図2は、第1の実施形態に係る第1レンズユニット14の周辺の拡大図である。発光モジュール基板18は、基板24に複数の発光モジュール22が実装されて構成されている。なお、発光モジュール22の発光面22aには、発せられた光が発光面22aと概ね垂直に進むよう集光するレンズが設けられている。なお、このようなレンズが設けられていなくてもよい。
【0020】
第1の実施形態では発光モジュール22は5個設けられているが、発光モジュール22の数が5個に限られないことは勿論である。発光モジュール22には、光源として機能する半導体発光素子であるLED(Light Emitting Diode)が採用されている。発光モジュール22は白色光を発するよう設けられている。具体的には、発光モジュール22は、青色光を発する青色LEDを、青色光を黄色光に変換する蛍光体で覆うことによって構成されている。発光モジュール22は、発光面22aが矩形に形成されている。なお、発光モジュール22の構成がこれに限られないことは勿論である。
【0021】
複数の発光モジュール22は、平らな基板24に、水平方向に並ぶよう実装されている。このとき複数の発光モジュール22は、発光面22aが互いに離間するよう配置されている。また、複数の発光モジュール22は、中央の発光モジュール22の中央を第2レンズ12の光軸X1が通過するよう配置される。
【0022】
第1レンズユニット14は、複数の第1レンズ30、および複数の仕切り部材32を有する。複数の第1レンズ30は、複数の発光モジュール22の各々にそれぞれが対応するよう設けられている。したがって、第1の実施形態では第1レンズ30は5個設けられている。複数の第1レンズ30の各々は、対応する発光モジュール22の発光面22aの前方に位置するよう、水平方向に並設される。
【0023】
複数の仕切り部材32の各々は板状に形成され、隣の第1レンズ30に光が入射しないよう遮光する遮光板として機能する。複数の仕切り部材32の各々は、隣り合う2つの第1レンズ30を仕切るよう延在する。第1の実施形態では、端に配置された第1レンズ30に対して、隣に第1レンズ30がない端側にも仕切り部材32が設けられている。したがって仕切り部材32は、第1レンズ30の間に4枚、端側に2枚の計6枚が設けられている。なお、端側の2枚の仕切り部材32は削除されてもよい。
【0024】
図3は、第1レンズ30を通過する光の光路を模式的に示す図である。第2レンズ12の後方焦点面Yは、実際では曲面状に形成されているが、ここでは後方焦点面Yは便宜上平面として図示している。複数の第1レンズ30は、対応する発光モジュール22の発光面22aからの出射光を各々が集光することにより、後方焦点面Y上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の個別光源像Aを形成する。第2レンズ12は、こうして形成された複数の個別光源像Aの投影像を灯具前方に投影し、一体的な配光パターンを形成する。
【0025】
このように複数の光源を利用して隣接する複数の個別光源像を形成する場合、その境界部分において暗部が生じる場合がある。このような暗部が存在していると、形成される配光パターンの照度を全体にわたって均一にすることが困難となる。
【0026】
そこで第1の実施形態では、複数の第1レンズ30の各々は、形成すべき個別光源像Aの縁部のうち隣の個別光源像Aに接する接触縁部A1に、対応する発光モジュール22の発光面22aの縁部22bのうち接触縁部A1と自身の光軸X2を挟んだ反対側の縁部22bからの出射光を集光する。これにより、接触縁部A1周辺における暗部を抑制でき、一体的な配光パターンの照度を全体にわたって均一にすることができる。
【0027】
[比較例]
図4は、比較例に係る第1レンズ130を通過する光の光路を模式的に示す図である。光学ユニットの構成は、第1レンズ30に代えて第1レンズ130を用いた以外は、第1の実施形態と同様である。
【0028】
図4に示すように、第1レンズ130は、第1レンズ30よりも大きい個別光源像Bを形成し、隣の個別光源像Bにオーバーラップする個別光源像Bを形成する。したがって、第1レンズ130は、形成すべき個別光源像Bの縁部のうち隣の個別光源像Bに接する接触縁部に、対応する発光モジュール22の発光面22aの縁部22bのうち接触縁部と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部22bからの出射光を集光していない。
【0029】
図5は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。図6(a)は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンを示す図であり、図6(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、図6(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。なお、図5および図6(a)〜図6(c)は、5つの発光モジュール22のうち一つを消灯させたときを表している。
【0030】
図5に示すように、個別光源像の境界部分には暗部が生じている。また、図6(b)に示すように、照度が境界部分で低下しており、照度分布に谷が生じている。このように、第1レンズ130では、形成される配光パターンの均一性に改善の余地が見られる。
【0031】
[第1の実施形態]
図7は、第1の実施形態に係る第1レンズ130を通過する光の光路を模式的に示す図である。図7に示すように、第1レンズ30は、形成すべき個別光源像Aの縁部のうち隣の個別光源像Aに接する接触縁部A1に、対応する発光モジュール22の発光面22aの縁部22bのうち接触縁部A1と自身の光軸X2を挟んだ反対側の縁部22bからの出射光を集光する。
【0032】
図8は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンの照度分布を示す図である。図9(a)は、第1レンズ130を用いて形成した配光パターンを示す図であり、図9(b)は、水平線における配光パターンの照度分布を示す図であり、図9(c)は、鉛直線における配光パターンの照度分布を示す図である。なお、図8および図9(a)〜図9(c)もまた、5つの発光モジュール22のうち一つを消灯させたときを表している。
【0033】
図8に示すように、個別光源像の境界部分には暗部がほとんど生じていない。また、図9(b)に示すように、照度分布に谷が生じていない。このように、第1レンズ30を用いることによって、形成される配光パターンを均一なものとすることができる。
【0034】
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係る光学ユニット60の上面図である。以下、第1の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
光学ユニット60は、第2レンズ12、第1レンズユニット62、および発光ユニット63を有する。発光ユニット63は、複数の発光モジュール基板70がヒートシンク72に取り付けられて構成されている。複数の発光モジュール基板70の各々は、発光モジュール74が基板76に実装されて構成されている。発光モジュール74の形状や構成は第1の実施形態に係る発光モジュール22と同様である。
【0036】
第2レンズ12は、後方焦点面Yが曲面となるよう形成される。第2の実施形態では、複数の発光モジュール22は、曲面状の後方焦点面Yに平行な第1仮想曲面Z1上に発光面22aが位置するよう配置される。第1レンズユニット62は、複数の個別レンズユニット64を有している。複数の個別レンズユニット64の各々は、複数の発光モジュール基板70の各々の前方にそれぞれが配置されている。
【0037】
図11は、第2の実施形態に係る第1レンズユニット62の周辺の拡大図である。個別レンズユニット64の各々は、第1レンズ30および仕切り部材68を有する。複数の発光モジュール74は、発光面74aが後方焦点面Yに平行な第1仮想曲面Z1上に位置するよう配置される。
【0038】
複数の第1レンズ30は、複数の発光モジュール74の各々にそれぞれが対応するよう設けられている。したがって、第2の実施形態においても第1レンズ30は5個設けられている。複数の第1レンズ30の各々は、対応する発光モジュール74の発光面74aの前方に位置するよう配置される。このとき複数の第1レンズ30は、後方焦点面Yと第1仮想曲面Z1との間において、後方焦点面Yに平行な第2仮想曲面Z2上にその中心が位置するよう配置される。これにより、曲面状の後方焦点面Yに対応した個別光源像を形成することができる。
【0039】
第2の実施形態では、各々の第1レンズ30の両側部に仕切り部材68が配置される。仕切り部材68は板状に設けられており、隣の第1レンズ30に光が入射しないよう遮光する遮光板として機能する。なお、複数の仕切り部材68の各々は、第1レンズ30のうち、隣り合う2つの第1レンズ30を仕切るよう延在するよう配置されてもよい。
【0040】
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る光学ユニット80の斜視図である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】
第3の実施形態に係る光学ユニット80は、複数の発光モジュール74および複数の第1レンズ30を有する。第3の実施形態においても、発光モジュール74および第1レンズ30はそれぞれ5個設けられている。第3の実施形態に係る光学ユニット80は、発光モジュール74および第1レンズ30の配置以外は、第1の実施形態に係る光学ユニット10と同様に構成される。
【0042】
複数の第1レンズ30は、対応する発光モジュール22の発光面22aからの出射光を各々が集光することにより、後方焦点面Y上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の個別光源像を形成する。しかし第3の実施形態では、複数の発光モジュール74および複数の第1レンズ30は、隣り合う個別光源像を形成する同士が接触縁部と平行な方向にずらして配置されている。
【0043】
具体的には、5個の発光モジュール74および5個の光学ユニット80は、灯具前方から見て左から水平方向に並ぶ個別光源像A11〜A15を形成し、これにより一体的な配光パターンを形成する。5個の発光モジュール74および5個の第1レンズ30は、1つ毎に上下に配置される。このため、個別光源像A11、A13、およびA15は、上方において水平方向に並設された3個の発光モジュール74および3個の第1レンズ30によって形成される。また、個別光源像A12およびA14は、下方において水平方向に並設された2個の発光モジュール74および2個の光学ユニット80によって形成される。
【0044】
このように隣り合う個別光源像を形成する発光モジュール74および光学ユニット80を接触縁部A1と平行にずらすことによって、設計時に個別光源像同士の間隔を簡易に設定することができる。このため、一体的な配光パターンをより均一にすることが可能となる。
【0045】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を本実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
【符号の説明】
【0046】
10 光学ユニット、 12 第2レンズ、 14 第1レンズユニット、 16 発光ユニット、 22 発光モジュール、 22a 発光面、 30 第1レンズ、 32 仕切り部材、 66 第1レンズ、 68 仕切り部材。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光面が互いに離間するよう配置された複数の光源と、
前記複数の光源の各々にそれぞれが対応するよう設けられ、対応する光源からの出射光を各々が集光することにより、所定の仮想面上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の光源像を形成する複数の第1レンズと、
前記複数の光源像の投影像を灯具前方に投影する第2レンズと、
を備え、
前記複数の第1レンズの各々は、形成すべき光源像の縁部のうち隣の光源像に接する接触縁部に、対応する光源の発光面の縁部のうち前記接触縁部と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部からの出射光を集光することを特徴とする光学ユニット。
【請求項2】
前記複数の第1レンズのうち隣り合う2つの第1レンズを仕切るよう延在する仕切り部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
【請求項3】
前記第2レンズは、後方焦点面が曲面となるよう形成され、
前記複数の光源は、発光面が前記後方焦点面に平行な第1仮想曲面上に位置するよう配置され、
前記複数の第1レンズは、前記後方焦点面と前記第1仮想曲面との間において、前記後方焦点面に平行な第2仮想曲面上に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ユニット。
【請求項4】
前記複数の光源および前記複数の第1レンズは、隣り合う光源像を形成する同士が前記接触縁部と平行な方向にずらして配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光学ユニット。
【請求項1】
発光面が互いに離間するよう配置された複数の光源と、
前記複数の光源の各々にそれぞれが対応するよう設けられ、対応する光源からの出射光を各々が集光することにより、所定の仮想面上において互いに縁部が接して一列に並ぶ複数の光源像を形成する複数の第1レンズと、
前記複数の光源像の投影像を灯具前方に投影する第2レンズと、
を備え、
前記複数の第1レンズの各々は、形成すべき光源像の縁部のうち隣の光源像に接する接触縁部に、対応する光源の発光面の縁部のうち前記接触縁部と自身の光軸を挟んだ反対側の縁部からの出射光を集光することを特徴とする光学ユニット。
【請求項2】
前記複数の第1レンズのうち隣り合う2つの第1レンズを仕切るよう延在する仕切り部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
【請求項3】
前記第2レンズは、後方焦点面が曲面となるよう形成され、
前記複数の光源は、発光面が前記後方焦点面に平行な第1仮想曲面上に位置するよう配置され、
前記複数の第1レンズは、前記後方焦点面と前記第1仮想曲面との間において、前記後方焦点面に平行な第2仮想曲面上に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ユニット。
【請求項4】
前記複数の光源および前記複数の第1レンズは、隣り合う光源像を形成する同士が前記接触縁部と平行な方向にずらして配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光学ユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−171002(P2011−171002A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−31400(P2010−31400)
【出願日】平成22年2月16日(2010.2.16)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月16日(2010.2.16)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】
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