説明

光学装置

【課題】光学式マウスに用いられる光学機構の設計を簡易化する。
【解決手段】光学装置であって、少なくとも第1リードフレームと、前記第1リードフレームに電気的に接続される測定面を有するセンサーとを含む第1パッケージと、光軸に沿って光を発する発光チップと、第2リードフレームとを含む第2パッケージとを備え、前記第2リードフレームは、前記第2パッケージの内部に位置する第1部と、前記第1パッケージに入るように延伸する第2部とを有し、前記発光チップの前記光軸と前記センサーの前記測定面がなす角度が5〜85度である光学装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置に関するものであり、特に光学式マウスに応用される光学装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光学式マウスは、掃除が不要で、磨耗もない特長があって、また、高解析度で故障し難いメリットがあるので、現在、ボール式マウスの代わりに市場の主流になりつつある。光学式マウスは、主に発光ダイオード(LED)、レンズ部材、センサーチップ、及び光学エンジンの四つの部材からなる。
【0003】
周知の光学式マウスは、底部にLEDが設置され、LEDから発する光が所定の角度でデスクに投射されて粗いデスク表面に陰影パターンを形成する。次に、光学式マウスのセンサーで所定時間ごとに陰影パターンを測定して、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)で直前と直後の陰影パターンを比較して、マウスの移動方向及び移動量を求める。また、レーザーマウスは、LED光源の代わりに、レーザー光源が用いられるものである。レーザーマウスの影像を測定する方法は、一般の光学式マウスと異なって、レーザーマウスから物体の表面にレーザーが発され、干渉現象によって干渉パターン(例えば、建設的干渉によって明るい領域、相殺的干渉によって暗い領域になる)が形成される。これによって、レーザーマウスは、より大きいコトラストの有するパターンを測定することができ、解析度が一般のLED光学式マウスより高い。
【0004】
従来の光学式マウスは、各別になった光源、センサー、導光装置などの部材を回路基板に装着してなる。導光装置は、光源から発する光を屈折してデスクに投射させるためのプリズムと、デスクからの反射光をセンサーに集中させるためのレンズを含む。
【0005】
また、他の光学式マウスとして、光源とセンサーを同じ平面を共有する素子に整合しているものがある。このような素子は、従来のICパッケージの外観をしており、光源の下にプリズムが設置される。光源から発する光がプリズムによって屈折され、デスクに投射されてから、センサーに反射され、センサーによって光信号を受信する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、前記屈折方式を用いる光学式マウスは、製造において、許容誤差の範囲が極めて小さいという問題があるので、製品の組み立てが困難で製品の歩留まりが上がり難いのである。このため、前記問題を克服するための光学装置が求められている。
【0007】
そこで、本発明は、光学式マウスに用いられる光学機構の設計を簡易化することができ、広く種種の光学式マウスに応用されることができる光学装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を達成するために、本発明に係る光学装置は、少なくとも表面に第1開口部を有し、第1リードフレームと、前記第1開口部に露出して前記第1リードフレームに電気的に接続される測定面を有するセンサーとを含む第1パッケージと、表面に第2開口部を有し、前記第2開口部に露出して光軸に沿って光を発する発光チップと、第2リードフレームとを含む第2パッケージとを備え、前記第2リードフレームは、前記第2パッケージの内部に位置する第1部と、前記第1パッケージに入るように延伸する第2部とを有し、前記発光チップの前記光軸と前記センサーの前記測定面がなす角度が5〜85度である。
【0009】
また、本発明に係る光学装置は、前記第2パッケージを挿入するための溝と、前記第1パッケージを固定するための固定具とを含む台座を更に備えてもよく、また、前記発光チップの近くに位置して前記台座に配置され、前記光を外部に導くための第1レンズを更に備えてもよく、また、前記センサーの近くに位置して前記台座に配置され、外部からの光を前記センサーに導くための第2レンズを更に備えてもよい。
【0010】
また、前記台座は、赤外線が透過可能な材料、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、PC樹脂、PS樹脂からなる。
【0011】
また、前記第1パッケージを前記台座に結合するように、前記第1パッケージに突出部が設けられ、前記台座に前記突出部の外形に合わせる形状を有する凹部が設けられる。
【0012】
また、前記発光チップは、垂直共振器面発光レーザーチップ、端面発光レーザーチップ、またはLEDであってよく、前記発光チップから発された光は、赤外線または可視光であってよい。
【0013】
また、前記第2リードフレームの前記第2部は更に前記第1パッケージの外部にまで延伸する。
【0014】
また、本発明に係る光学装置は、前記発光チップに並列的に接続されるツェナーダイオードを備えてもよい。
【0015】
また、本発明に係る光学装置は、前記第2パッケージの内に位置する第1部と、前記第2パッケージの外部に位置し、前記第1パッケージに入るように延伸する第2部とを有する第3リードフレームを備えてもよい。
【0016】
また、前記ツェナーダイオードと前記発光チップは、前記第2リードフレームの前記第1部に配置されて前記第3リードフレームに電気的に接続されてもよい。
【0017】
また、第1リードフレームは、少なくとも例えば、銅や、アルミニウム、鉄、銀、金などの金属を含む。
【0018】
また、前記センサーは、CMOSセンサー、またはCCDセンサーであってもよい。
【0019】
また、本発明に係る光学装置は、少なくとも表面に第1レンズを有し、第1リードフレームと、前記第1レンズからの光を受けるように前記第1レンズの近くに位置して、前記第1リードフレームに電気的に接続される測定面を有するセンサーとを含む第1パッケージと、表面に第2レンズを有し、前記第2レンズの近くに位置し、光軸に沿って前記第2レンズを通して外部に光を発する発光チップと、第2リードフレームとを含む第2パッケージとを備え、前記第2リードフレームは、前記第2パッケージの内部に位置する第1部と、前記第1パッケージに入るように延伸する第1部とを有し、前記発光チップの前記光軸と前記センサーの前記測定面がなす角度が5〜85度である。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、光の方向を屈折するプリズムが不要なので、光学式マウスに用いられる光学機構の設計を簡易化することができる。また、周知のパッケージング工程を用いて、第1パッケージ及び第2パッケージを平面において製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図4A】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図4B】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明に係る光学装置の一実施形態を示す斜視図である。光学装置100は、第1パッケージ110と、第1パッケージ110に対して傾斜角度αを有する第2パッケージ150とを備える。
【0023】
図2は、他の視角から見た光学装置100の斜視図である。第1パッケージ110は、第1リードフレーム120と、センサー130とを含み、第1パッケージ110の表面に、第1開口部112を有する。
【0024】
第1リードフレーム120は、外部回路に電気的に接続するために、第1パッケージ110の内部から外部に延伸する。第1リードフレーム120は、例えば、銅や、アルミニウム、鉄、銀、金などの金属材料であってよく、また、表面に金や、アルミニウム、銅などのメッキされた鉄質材料であってもよい。
【0025】
センサー130は、第1開口部112に向かって露出されて、電気的に第1リードフレーム120に接続される測定面132を有する。また、センサー130の測定面132の周囲に、多数の電極パッド(図示せず)が設けられ、金属リード線(図示せず)によってこれらの電極パッドを電気的に第1リードフレーム120に接続してもよい。センサー130は、CMOSセンサー、またはCCDセンサーであってもよく、外部からの反射光を測定する。
【0026】
第2パッケージ150は、発光チップ160と、第2リードフレーム170とを含み、第2パッケージ150の表面に、発光チップ160を露出させるための第2開口部152を有する。
【0027】
発光チップ160は、光を第2開口部152に通して第2パッケージ150の外部に発射する。発光チップ160は、垂直共振器面発光レーザーチップ、端面発光レーザーチップ、またはLEDであってよい。発光チップ160は、光を発射する方向において光軸Οを有する。図2に示すように、光軸Οは、発光チップ160の表面に略垂直している。また、発光チップ160は、波長が400nm−1000nmの光源を発してよい。
【0028】
第2リードフレーム170は、第2パッケージ150の内部に位置する第1部171と、第2パッケージ150の外部に位置し、第1パッケージ110に入るように延伸する第2部172とを有する。第2リードフレーム170は、フレキシブルな材料からなり、これを曲げることによって、第2パッケージ150と第1パッケージ110が傾斜角度αをなす。これによって、第2パッケージ150内部の発光チップ160の光軸Οとセンサー130の測定面132が5〜85度、例えば10度、35度、50度、75度の角度θをなすことができる。第2リードフレーム170の第2部172は、第1パッケージに入るように延伸するだけでなく、第1パッケージ110の側面から第1パッケージ110の外部にまで延伸する。第2リードフレーム170の材料は、第1リードフレーム120のと同じでよい。発光チップ160は、電気的に第2リードフレーム170に接続される。
【0029】
また、光学装置100は、更に第3リードフレーム180を備え、第3リードフレーム180は、第2パッケージ150の内部に位置する第1部181と、第2パッケージ150の外部に位置する第2部182を有する。詳しくは、第3リードフレームの第2部182は、第1パッケージ110に入るように延伸して、第1パッケージ110の側面から第1パッケージ110の外部にまで延伸する。
【0030】
また、発光チップ160の一方の端子(N極端子、またはP極端子)が電気的に第2リードフレーム170の第1部171に接続され、発光チップ160の他方の端子が例えば、金属リード線162によって電気的に第3リードフレームに接続される。これによって、第1パッケージ110の両側から延伸される第2リードフレーム170と第3リードフレーム180により、電気または信号が発光チップ160に転送される。
【0031】
また、光学装置100は、更に発光チップ160と並列的に接続されるツェナーダイオード190を備える。例えば、発光チップ160の一方の端子及びツェナーダイオード190の一方の端子が第2リードフレーム170の第1部171に接続され、発光チップ160の他方の端子及びツェナーダイオード190の他方の端子がそれぞれ金属リード線162、164によって第3リードフレーム180の第1部181に接続される。
【0032】
図3は、本発明の他の実施形態を示す斜視図である。図3に示すように、光学装置100の第1パッケージ110は、斜面116と開口部118とを有する突出部114を含む。開口部118は、斜面116や他の適切な位置に設けられてよく、開口部118に通して、外部からの反射光が第1パッケージ110の内部のセンサー130に投射される。
【0033】
また、図4A、図4Bに示すように、光学装置100は、更に第1パッケージ110及び第2パッケージ150を固定するための台座200を備える。台座200は、固定具220と、溝210と、凹部250とを有する。固定具220は、例えば、第1パッケージ110を固定するために第1パッケージ110の上方に係り合うほぞのようなものであってよく、固定具220によって第1パッケージ110が台座200に固定される。溝210は、第2パッケージ150を収容する。凹部250は、第1パッケージ110の突出部114の外形に合わせる形状を有し、突出部114を収容する。これによって、第1パッケージ110及び第2パッケージ150が台座200に固定され、第2パッケージ150が第1パッケージ110に対する傾斜角度が固定され、第1パッケージ110の内部の発光チップの光軸と第2パッケージ150の内部のセンサーの測定面とがなす角度θが固定される。台座200は、赤外線または可視光が通過可能な材料、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、PC樹脂、PS樹脂からなる。
【0034】
また、台座200には、第1レンズ230と、第2レンズ240とが配置される。第1レンズ230は、発光チップ160に寄って台座200に配置され、発光チップ160が発する光を外部に導く。第2レンズ240は、センサー130に寄って台座200に配置され、外部からの反射光をセンサー130に導く。
【0035】
図5は、本発明に係る光学装置の他の実施形態を示す斜視図である。光学装置300は、U字形の外観を有する第1パッケージ310と、第1パッケージ310に対して傾斜角度を有する第2パッケージ350を備える。
【0036】
図5に示すように、第1パッケージ310は、表面に第1レンズ311を有し、第1リードフレーム320と、センサー330を含む。
【0037】
第1レンズ311は、第1パッケージ310の表面に位置し、センサー330に寄って配置され、光をセンサー330に導く。第1レンズ311は凸レンズであってよい。また、パッケージング工程において、透明な材料で第1レンズ311と第1パッケージ310を一体にして形成しててもよい。
【0038】
センサー330は、第1レンズ311の近くに位置し、第1レンズからの光を受信する測定面332を有する。センサー330の一方の端子が電気的に第1リードフレーム320に接続され、センサー330の測定面332が第1レンズに向かう。測定面332が受信する光を電気信号に変換して、第1リードフレームに転送する。
【0039】
第1リードフレーム320は、例えば、センサー130が測定した信号を第1リードフレーム320によって、信号を処理するためのユニットに転送するために、第1パッケージ310の内部から第1パッケージの外部に延伸して、外部の回路に接続する。第1リードフレーム320は、例えば、銅や、アルミニウム、鉄、銀、金などの金属材料であってよく、また、表面に金や、アルミニウム、銅などのメッキされた鉄質材料であってもよい。
【0040】
第2パッケージ350は、表面に第2レンズ351を有し、発光チップ360と、第2リードフレーム370とを含む。
【0041】
発光チップ360は、光軸Οに沿って、第2レンズ351に通して第2パッケージ350の外部に光を発する。光軸Οは、発光チップ360の表面に略垂直している。発光チップ360は、垂直共振器面発光レーザーチップ、端面発光レーザーチップ、またはLEDであってよい。
【0042】
第2レンズ351は、第2パッケージ350の表面に位置し、発光チップ360に寄って配置され、発光チップ360が発する光を外部に導く。第2レンズ351は凸レンズであってよく、また、パッケージング工程において、透明な材料で一体に第2レンズ351と第2パッケージ350を同じに形成しててもよい。
【0043】
第2リードフレーム370は、第2パッケージ350の内部に位置する第1部371と、第2パッケージの外部に位置し、第1パッケージ310に入るように延伸する第2部372とを有する。第2リードフレーム370は、フレキシブルな金属材料からなり、これを曲げることによって、第2パッケージ350と第1パッケージ310が傾斜角度をなす。これにより、第2パッケージ350内部の発光チップ360の光軸Οとセンサー330の測定面332が5〜85度の間の角度θをなすことができる。また、第2リードフレーム370の第2部372は、第1パッケージ310に入るように延伸するだけでなく、第1パッケージ310の側面から第1パッケージ310の外部にまで延伸する。
【0044】
また、光学装置300は、更に第3リードフレーム380を備える。第3リードフレーム380は、第2パッケージ350の内部に位置する第1部381と、第2パッケージ350の外部に位置する第2部382とを有する。第3リードフレームの第2部382は、第1パッケージ310に入るように延伸して、第1パッケージ310の側面から第1パッケージ310の外部にまで延伸する。
【0045】
また、光学装置300は、更に発光チップ360と並列的に接続されるツェナーダイオード390を備える。発光チップ160のN極端子及びツェナーダイオード390のN極端子が第2リードフレーム370の第1部371に接続され、発光チップ360のP極端子及びツェナーダイオード390のP極端子がそれぞれ金属リード線によって第3リードフレーム380の第1部381に接続される。これによって、第1パッケージ310の両側から延伸される第2リードフレーム370と第3リードフレーム380の第2部382により、電気または信号が発光チップ360またはツェナーダイオード390に転送される。
【0046】
前記実施形態により、本発明は下記の効果がある。
本発明に係る光学装置を光学式マウスに応用すれば、プリズムを設置する必要なく、発光チップの光軸とセンサーの測定面とが所定の角度をなし、発光チップから発する光が0度より大きい入射角度でデスクに投射されるので、プリズムによって発光チップから発する光の投射方向を屈折する必要がない。
【0047】
また、本発明に係る光学装置は、第2リードフレームによって第1パッケージと第2パッケージが接続され、第1パッケージと第2パッケージのなす角度を調節することによって、種種の光学式マウス、例えば、光の角度によって、ガラスのデスク(反射面)に対応する光学式マウスや、一般の光学式マウスなどに広く応用することができる。
【0048】
周知のパッケージング工程を用いて、第1パッケージ及び第2パッケージを平面において製造することができ、第2リードフレームによって第1パッケージと第2パッケージが接続され、DIPや他の周知のパッケージング工程によって第1パッケージ及び第2パッケージを完成してから、治具または台座によって第1パッケージと第2パッケージがなす角度を調節して固定することができるので、製造が容易になる。
【0049】
本発明の実施形態により、レンズとパッケージが一体化になり、第1レンズ、センサー、第2レンズ、及び発光チップがモジュール化されるので、光学式マウスに用いられる光学機構の設計が簡易化される。
【0050】
本発明では好適な実施形態を前述の通り開示したが、これは決して本発明を限定するものではなく、当該分野の技術を熟知しているものであれば、本発明の精神と領域を離脱しない範囲内で、多様の変動や修正を加えることができる。従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0051】
100…光学装置
110…第1パッケージ
112…外側壁
114…突出部
116…斜面
118…開口部
120…第1リードフレーム
130…センサー
132…測定面
150…第2パッケージ
152…第2開口部
160…発光チップ
162…リード線
170…第2リードフレーム
171…第2リードフレームの第1部
172…第2リードフレームの第2部
180…第3リードフレーム
181…第3リードフレームの第1部
182…第3リードフレームの第2部
190…ツェナーダイオード
200…台座
210…溝
220…固定具
230…第1レンズ
240…第2レンズ
250…凹部
300…光学装置
310…第1パッケージ
311…第1レンズ
320…第1リードフレーム
330…センサー
332…測定面
350…第2パッケージ
351…第2レンズ
360…発光チップ
370…第2リードフレーム
371…第2リードフレームの第1部
372…第2リードフレームの第2部
380…第3リードフレーム
381…第3リードフレームの第1部
382…第3リードフレームの第2部
390…ツェナーダイオード
α…傾斜角度
θ…角度
Ο…光軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学装置であって、少なくとも表面に第1開口部を有し、第1リードフレームと、前記第1開口部に露出して前記第1リードフレームに電気的に接続される測定面を有するセンサーとを含む第1パッケージと、表面に第2開口部を有し、前記第2開口部に露出して光軸に沿って光を発する発光チップと、第2リードフレームとを含む第2パッケージとを備え、前記第2リードフレームは、前記第2パッケージの内部に位置する第1部と、前記第1パッケージに入るように延伸する第2部とを有し、前記発光チップの前記光軸と前記センサーの前記測定面がなす角度が5〜85度である光学装置。
【請求項2】
前記第2パッケージを挿入するための溝と、前記第1パッケージを固定するための固定具とを含む台座を更に備える請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記発光チップの近くに位置して前記台座に配置され、前記光を外部に導くための第1レンズを更に備える請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記センサーの近くに位置して前記台座に配置され、外部からの光を前記センサーに導くための第2レンズを更に備える請求項3に記載の光学装置。
【請求項5】
前記台座は、赤外線が透過可能な材料からなる請求項2に記載の光学装置。
【請求項6】
前記第2リードフレームの前記第2部は更に前記第1パッケージの外部にまで延伸する請求項1に記載の光学装置。
【請求項7】
前記第2パッケージの内に位置する第1部と、前記第2パッケージの外部に位置し、前記第1パッケージに入るように延伸する第2部とを有する第3リードフレームと、前記発光チップと前記第2リードフレームの前記第1部に配置されて前記第3リードフレームに電気的に接続されるツェナーダイオードとを更に備える請求項1に記載の光学装置。
【請求項8】
光学装置であって、少なくとも表面に第1レンズを有し、第1リードフレームと、前記第1レンズからの光を受けるように前記第1レンズの近くに位置して、前記第1リードフレームに電気的に接続される測定面を有するセンサーとを含む第1パッケージと、表面に第2レンズを有し、前記第2レンズの近くに位置し、光軸に沿って前記第2レンズを通して外部に光を発する発光チップと、第2リードフレームとを含む第2パッケージとを備え、前記第2リードフレームは、前記第2パッケージの内部に位置する第1部と、前記第1パッケージに入るように延伸する第1部とを有し、前記発光チップの前記光軸と前記センサーの前記測定面がなす角度が5〜85度である光学装置。
【請求項9】
前記第2リードフレームの前記第2部は更に前記第1パッケージの外部に延伸する請求項8に記載の光学装置。
【請求項10】
前記第2パッケージの内に位置する第1部と、前記第2パッケージの外部に位置し、前記第1パッケージに入るように延伸する第2部とを有する第3リードフレームと、前記発光チップと前記第2リードフレームの前記第1部に配置されて前記第3リードフレームに電気的に接続されるツェナーダイオードとを更に備える請求項8に記載の光学装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−44125(P2011−44125A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−270133(P2009−270133)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(509328135)華信光電科技股▲ふん▼有限公司 (2)
【Fターム(参考)】