説明

光源状態検出装置及び照明器具

【課題】構成が簡易で、かつ、ランプ(光源)の調光状態や、ランプの不点灯が寿命に起因するかどうかを表示可能な光源状態検出装置の提供を目的とする。
【解決手段】点灯状態表示装置110は、複数のLEDと、放電灯42が装着されているかどうかを検出するランプ検出回路90と、放電灯42が寿命末期にあるかどうか、および不点灯ランプかどうかを検出するランプ寿命末期・不点検出回路95と、放電灯42の状態として、放電灯の調光状態、放電灯42の装着の有無、放電灯42が寿命末期にあるかどうか、放電灯42が不点灯ランプかどうかを検出し、検出した状態に応じてLEDを発光させるマイクロコンピュータ80と、LEDの発した光を入力し、入力した光を導光して出力する光ファイバf1〜f4とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、光源の状態を検出して表示する光源状態検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の省エネへの取り組みは、各業界で様々な形態で行われている。照明装置(照明器具)に至っては、施設に必ず設置され、且つ、施設で使用している電力の大半を消費している。このため、省エネ効果を上げるためには、照明装置の照度を適切に設定することが望ましい。現在まで連続調光機能や段調光機能を持った照明器具を設置することにより、省エネ効果が得られてきた(例えば特許文献1)。
【0003】
上記のように連続調光や段調光された照明器具の点灯状態、即ち点灯しているランプ(光源)の明るさをランプが装着されている照明器具を見ただけで判断することは難しい。また、放電灯が不点灯であれば、放電灯の寿命が原因なのか、あるいは不具合品なのかどうかなどは照明器具の外観を目視しただけでは判断することは困難であった。
【特許文献1】特開2003−133085号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、構成が簡易で、かつ、ランプの調光状態や、ランプの不点灯が寿命に起因するかどうかを表示可能な光源状態検出装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の光源状態検出装置は、
光を発する発光素子と、
光源の状態を検出し、検出した前記状態に基づいて前記発光素子を発光させる発光制御部と、
前記発光素子の発した光を入力し、入力した光を導光して出力する導光部と
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明により、構成が簡易で、かつ、ランプの調光状態や、ランプの不点灯が寿命に起因するかどうかを表示可能な光源状態検出装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
実施の形態1.
図1〜図9を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、放電灯(光源)の状態を検出し、検出結果に基づき発光ダイオード(以下LEDともいう)を点灯させ、このLEDの発光を光ファイバ(導光部)によって導光する点灯状態表示装置(光源状態検出装置)に関する。
【0008】
図1は、LEDを用いた表示装置において、配線の不都合を説明する図である。図1は、放電灯の状態を示す場合に、調光制御機能付きの放電灯点灯装置に対して表示用LEDの接続端子250を設け、配線によりLEDから構成された表示部を照明器具の外部に設けた場合を示している。図1の構成では配線数、端子が多くなるばかりか、配線の固定やLEDと金属製の照明器具の絶縁が困難であり、また高価となる。
【0009】
図2は、実施の形態1における照明システム1000を示す図である。照明システム1000は、自己に装着されたランプ(放電灯)を調光制御可能な照明器具200a〜200dを備えている。後述のように、各照明器具は、電源スイッチ2の「所定のON、OFF操作」によって、所定の調光率を設定可能な放電灯点灯装置100を備えており、この放電灯点灯装置100は、出力状態を含む放電灯の状態を表示する点灯状態表示装置を備えている。各照明器具は、「所定のON、OFF操作」によってある調光率に設定されると、光ファイバの端部に設定状態を示す明かりがともる。
【0010】
図3は、図2に示した例えば照明器具200aを簡略化して示した図である。図3に示すように、ランプ(放電灯)がランプソケット201aに装着される。照明器具200aの反射板213aには、4本の光ファイバの端部が導かれている。
【0011】
図4は、放電灯点灯装置100と、この放電灯点灯装置100に組み込まれた点灯状態表示装置110との回路構成を示す図である。前記のように、図2の各照明器具200a等は、放電灯点灯装置100を備えている。図4は、照明器具200aの備える放電灯点灯装置100を抜き出した場合である。以下の説明では照明器具200aに備えられた放電灯点灯装置100を想定して説明する。
【0012】
次に図4を用いて放電灯点灯装置100、点灯状態表示装置110の構成を説明する。なお、本実施の形態の特徴は特に、点灯状態表示装置110にある。
【0013】
(放電灯点灯装置100の構成)
まず、放電灯点灯装置100を説明する。放電灯点灯装置100は、整流回路10、アクティブフィルタ回路20、インバータ回路30、負荷回路40、制御電源回路50、電源同期回路60、ドライブ回路70、不揮発性メモリ81を備えたマイクロコンピュータ80、ランプ検出回路90、ランプ寿命末期・不点検出回路95を備える。マイクロコンピュータは、以下、マイコンという場合がある。
(1)整流回路10は、ダイオードブリッジである。整流回路10は、電源電圧の整流、及び、ノイズの除去を行う回路である。
(2)アクティブフィルタ回路20は、チョークコイル21、ダイオード22、コンデンサ23、スイッチング素子24を備える。アクティブフィルタ回路20は、電源電圧波形に沿ってスイッチング素子24によりスイッチングを行うことにより、電源電圧を所定の直流電圧に昇圧すると共に入力電流波形を整形して力率を改善する回路である。
(3)インバータ回路30は、アクティブフィルタ回路20で昇圧された直流電圧を、ドライブ回路70から出力される逆極性の電圧でスイッチング素子31、32を交互にスイッチングすることにより、高周波電圧を発生させる回路である。
(4)負荷回路40は、インダクタ41、放電灯42、コンデンサ43、45、抵抗44を備える。負荷回路40は、インダクタ41、コンデンサ43の共振を利用して、放電灯42(ランプという場合がある)を点灯させる回路である。
(5)ドライブ回路70は、マイコン80から出力される制御信号に基づき、インバータ回路30のスイッチング素子31,32を交互にスイッチングさせる回路である。
(6)電源同期回路60は、商用電源(交流電源1)のON、OFF(電源スイッチ2のオン、オフ)を検出する回路である。
(7)ランプ検出回路90は、商用電源(交流電源1)から抵抗33、インダクタ41、ランプフィラメント、抵抗44、ランプフィラメントを介して、ランプの有無を検出する回路である。ランプ検出回路90は、ランプ(放電灯42)が装着されている場合にはH(High)レベル信号を出力し、ランプ(放電灯42)が装着されていない場合にはL(Low)レベル信号を出力する。マイコン80は、ランプ検出回路90からHレベル信号あるいはLレベル信号を入力することにより、放電灯42が装着されているかどうかを判定可能である。
(8)ランプ寿命末期・不点検出回路95は、ランプ(放電灯42)が寿命になり、整流点灯している場合、あるいは製造不良などで空気が入ったランプが装着された場合に始動電圧を印加してもランプが点灯しないことをコンデンサ43の電圧変化から検出する回路である。ランプ寿命末期・不点検出回路95は、
ランプ寿命末期あるいは不点灯を検出すると、ランプ寿命末期、不点灯の検出信号をマイコン80に出力する。
(9)制御電源回路50は、マイコン80を駆動する電源回路である。制御電源回路50は、商用電源(交流電源1)がOFFされた後も、5秒程度はマイコン80が動作できる電力を保持する回路である。
(10)マイコン80は、インバータ回路30の周波数制御および電源同期回路60から送られてくる電源ON、OFF信号の判定などを行う。放電灯点灯装置100では、マイコン80が、電源スイッチ2のON、OFF操作を検出し、ON、OFF操作に対応した放電灯の出力モードを設定し、その設定した出力モードで放電灯を点灯させる。具体的には、マイコン80は、プログラムされた所定の電源スイッチ2のON,OFF操作を検出すると、予めプログラムに組み込まれているプログラムに従って、所定の出力モードを設定し、設定した出力モードに対応する「制御信号」をドライブ回路70に出力する。ドライブ回路70はマイコン80から制御信号を入力すると、制御信号に従ってインバータ回路30のスイッチング素子31,32を駆動する。これによりインバータ回路30が所定の発振周波数で発振し、放電灯が前記制御信号に対応する出力で点灯する。これにより、放電灯42が調光制御される。
【0014】
(マイコン80による調光制御方式)
図5を参照してマイコン80による調光制御方式を説明する。図5に示すように、放電灯点灯装置100の動作状態で、電源スイッチ2の所定の操作を行う。ここで「電源スイッチ2の所定の操作」とは、図5に示すように、「0.1s以上3s以内のOFF」(A)の後、「0.1s以上3s以内のON」(B)、さらにその後「0.1s以上3s以内のOFF」(C)の操作をいう。この「電源スイッチ2の所定の操作」を行うことにより、その後(操作(C)の後)の3s後に所定の出力設定となる。マイコン80の動作で説明すれば次の様である。電源同期回路60は電源スイッチ2のON、OFFを検出し、ON、OFFに対応した信号をマイコン80に出力する。マイコン80は、電源同期回路60から入力した信号に基づき、図5に示す「電源スイッチ2の所定の操作」かどうかを判定する。マイコン80は、「電源スイッチ2の所定の操作」と判定した場合は、操作(C)終了後から3秒が経過したときに、予め設定されている調光率に対応する制御信号を生成してドライブ回路70に出力し、ドライブ回路70にインバータ回路30を駆動させる。この場合、マイコン80は、予め複数の調光率を不揮発性メモリ81に格納しており、この調光率に従って制御信号を生成し、ドライブ回路70に出力する。例えば、マイコン80は、全光(100%)、中出力(70%)、低出力(40%)の3つの出力モードを格納しており、「電源スイッチ2の所定の操作」を検出するごとに調光率を全光(100%)、中出力(70%)、低出力(40%)、全光(100%)、中出力(70%)、低出力(40%)・・・と循環するように設定する。
【0015】
(点灯状態表示装置110の構成)
図4に示すように、点灯状態表示装置110は、マイコン80(発光制御装置)、ランプ検出回路90、ランプ寿命末期・不点検出回路95、複数のLED1〜4(発光素子)、LEDごとに設けられたプラスチック光ファイバf1〜f4(導光部)とを備える。LEDに接続されている抵抗は、電流制限用の抵抗である。
【0016】
(点灯状態表示装置110の動作1:調光率の表示)
図4の場合は、マイコン80が調光制御と、LEDの発光制御とを兼ねている。マイコン80は、前記「電源スイッチ2の所定の操作」を検知することにより放電灯の出力(放電灯の状態)をある出力モード(調光率)に設定する。よってマイコン80(発光制御部)は、設定された出力モードは知っているので、高出力(全光)であればLED1を発光させ、中出力であればLED2を発光させ、低出力であればLED3を発光させる。また、マイコン80は、LED4については、所定の出力モードに設定完了したことを示すため、前記「電源スイッチ2の所定の操作」があった後、3秒経過後の短時間だけ発光させる。
【0017】
(点灯状態表示装置110の動作2:ランプ未装着、ランプ寿命、ランプ不点灯の表示)
また、マイコン80(発光制御部)は、ランプ検出回路90が「ランプなし」を検出した時は、すなわち、ランプ検出回路90からLレベル信号を入力した時は、例えばLED1を「点滅」させて、「ランプなし状態」を表示する。更に、マイコン80(発光制御部)は、ランプ寿命末期・不点検出回路95が動作した時は、すなわち、ランプ寿命末期・不点検出回路95から、ランプ寿命末期あるいはランプ不点灯に対応する信号を入力した時は、例えばLED2を点滅することで表示する。
【0018】
(プラスチック光ファイバによる導光)
各LEDについては、LEDの発光光の入力部であるプラスチック光ファイバ端部が、LEDの樹脂部に対向するように配置される(後述の図7,図8等)。よって、LEDの発光光はプラスチック光ファイバ端部(一端)から入力し、プラスチック光ファイバ他端から出力する。これにより、放電灯点灯装置に配置されたLEDの光を、照明器具の外部(反射板の外部)に導光できる。
【0019】
(プラスチック光ファイバの差込)
図6〜図8は、点灯状態表示装置110の放電灯点灯装置100への実装状態を示す図である。図7は図6のA方向矢視である。図7では、LEDの実装部分は一部断面図として表しており、また反射板213aも断面として表している。図8は、図7のB−B断面図である。図8では、LED、光ファイバは断面としていない。図3、図8等に示すように、放電灯点灯装置ケースカバー212aは、反射板213aで覆われている。そして、LEDは,放電灯点灯装置ケースカバー212aの内部に実装されている。放電灯点灯装置100(光源点灯回路)の放電灯点灯装置プリント基板211a上にLED1〜4を実装し、放電灯点灯装置100の放電灯点灯装置ケースカバー212aにプラスチック光ファイバf1〜f4の取付孔H1〜H4を設け、その取付孔H1〜H4からプラスチック光ファイバf1〜f4を放電灯点灯装置100内に導入して、それぞれのLEDと結合していることを示している
【0020】
(第1の光ファイバ保持具410)
図9は、プラスチック光ファイバの「詳細」な取付構造図を示している。「第1の光ファイバ保持具410」(カバー側案内部)を用いることによって、プラスチック光ファイバf1の端部をLED1と結合し、かつプラスチック光ファイバf1を保持する。すなわち、「第1の光ファイバ保持具410」は、取付孔H1に対して放電灯点灯装置ケースカバー212aの外側から内部に方向に差し込むことで放電灯点灯装置ケースカバー212aに装着される。そして、第1の光ファイバ保持具410の有する第1側保持具穴H11にプラスチック光ファイバf1の端部を差し込むことで、放電灯点灯装置ケースカバー212a内部の放電灯点灯装置プリント基板211aに実装されたLED1とプラスチック光ファイバf1の端部とを結合できる。このように「第1の光ファイバ保持具410」は、プラスチック光ファイバf1を保持するとともに、第1側保持具穴H11に放電灯点灯装置ケースカバー212aの外部から内部に向けてプラスチック光ファイバf1を挿入することで、LED1の発光が最も強い位置にプラスチック光ファイバf1の端部を保持することができる。
【0021】
(第2の光ファイバ保持具420)
また、プラスチック光ファイバf1の他端(反射板側)は、「第2の光ファイバ保持具420」(反射板側案内部)により保持される。「第2の光ファイバ保持具420」は、照明器具200aの反射板213aに設けられた光ファイバ取付孔H21に反射板213の内側から反射面(外部)に向かって差し込むことで反射板213aに装着される。そして、プラスチック光ファイバf1のもう一方の端部を「第2の光ファイバ保持具420」の有する第2側保持具穴に差し込むことにより、プラスチック光ファイバf1のもう一方の端面は、照明器具200a(反射板)の外面に露出する。この状態で、LED1の発光は、照明器具200aの外からプラスチック光ファイバf1の端面(反射板側)で視認することができる。照明器具200a内に絶縁物であるプラスチック光ファイバが自在に配置されても、安全上まったく問題がない。光ファイバの照明器具側(反射板側)の端部(光の出力側となる端部)は、反射板213aから外部空間に露出させる場合に限らず、照明器具200aのどの面から外部空間に露出させてもよい。
【0022】
点灯状態表示装置110による表示内容は、放電灯42の出力状態に限らず、前記のようにランプの有無や寿命末期状態、ランプの不点状態の表示でもよい。また、LED及びプラスチック光ファイバの個数は4個の例を説明をしたが、表示点数(LED及びプラスチック光ファイバの個数)は何点でもよい。また、LEDの表示は点灯と消灯だけでなく、点滅表示することも有効である。放電灯点灯装置100が連続調光機能を有する場合は、ランプの明るさに相関してLEDの明るさを変化させることも有効である。また、照明器具200からプラスチック光ファイバを器具外へ突出する長さは任意であるが、器具外面の表示としては器具からの突出量は少ない方がよい。
【0023】
以上の実施の形態では光源の例として放電灯を対象に「状態」を検出した。しかし、「状態」の検出対象となる光源は放電灯に限るものではなく、どのような光源でも構わない。例えば、光源は、発光ダイオードや、白熱灯や、複数の発光ダイオードから構成されるユニットや、異なる種類のランプから構成されるユニット等の光源でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】LEDを用いた場合の不都合を説明する図。
【図2】実施の形態1の照明システム1000を示す図。
【図3】実施の形態1の照明器具100aの外観を示す図。
【図4】実施の形態1の放電灯点灯装置100、点灯状態表示装置110の回路図。
【図5】実施の形態1の放電灯点灯装置100による出力設定を説明する図。
【図6】実施の形態1の点灯状態表示装置110の放電灯点灯装置100への実装状態を示す図。
【図7】図6のA矢視を示す図。
【図8】図7のB−B断面。
【図9】実施の形態1のプラスチック光ファイバf1の取り付け状態の詳細を示す図。
【符号の説明】
【0025】
1 交流電源、2 電源スイッチ、3 配線、10 整流回路、20 アクティブフィルタ回路、21 チョークコイル、22 ダイオード、23 コンデンサ、24 スイッチング素子、30 インバータ回路、31,32 スイッチング素子、33 抵抗、40 負荷回路、41 インダクタ、42 放電灯、43 コンデンサ、44 抵抗、45 コンデンサ、50 制御電源回路、60 電源同期回路、70 ドライブ回路、80 マイコン、81 不揮発性メモリ、90 ランプ検出回路、95 ランプ寿命末期・不点検出回路、100 放電灯点灯装置、110 点灯状態表示装置、200a,200b,200c,200d 照明器具、201a ランプソケット、211a 放電灯点灯装置プリント基板、212a 放電灯点灯装置ケースカバー、213a 反射板、214a 放電灯点灯装置ケース本体、250 接続端子、410 第1の光ファイバ保持具、420 第2の光ファイバ保持具、1000 照明システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を発する発光素子と、
光源の状態を検出し、検出した前記状態に基づいて前記発光素子を発光させる発光制御部と、
前記発光素子の発した光を入力し、入力した光を導光して出力する導光部と
を備えたことを特徴とする光源状態検出装置。
【請求項2】
前記発光制御部は、
複数の出力状態に調光制御される前記光源がいずれの前記出力状態にあるかを前記光源の状態として検出し、いずれかの前記出力状態を検出すると前記出力状態に基づいて前記発光素子を発光させることを特徴とする請求項1記載の光源状態検出装置。
【請求項3】
前記発光制御部は、
前記光源が装着されている状態と装着されていない状態とのいずれの状態かを示す装着状態を前記光源の状態として検出し、前記装着状態を検出すると前記装着状態に基づいて前記発光素子を発光させることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光源状態検出装置。
【請求項4】
前記発光制御部は、
前記光源が予め定義された寿命末期状態にあるかどうかを示す寿命状態を前記光源の状態として検出し、前記寿命状態を検出すると前記寿命状態に基づいて前記発光素子を発光させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源状態検出装置。
【請求項5】
前記発光制御部は、
点灯するべき前記光源が点灯している状態と点灯していない状態とのいずれの状態にあるかを示す点灯状態を前記光源の状態として検出し、前記点灯状態を検出すると前記点灯状態に基づいて前記発光素子を発光させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光源状態検出装置。
【請求項6】
前記発光素子は、
発光ダイオードであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光源状態検出装置。
【請求項7】
前記光源は、
基板に実装された光源点灯装置によって点灯され、
前記発光ダイオードは、
前記光源点灯装置が実装された前記基板に実装されることを特徴とする請求項6記載の光源状態検出装置。
【請求項8】
前記発光ダイオードは、
光を発する発光体をパッケージングするとともに前記発光体の発した発光光を透過する樹脂部を備え、
前記導光部は、
前記樹脂部に対向して配置されるとともに前記樹脂部を透過した前記発光光を入力する一端と、前記一端から入力された前記発光光を出力する他端とを有する線状体である
ことを特徴とする請求項7記載の光源状態検出装置。
【請求項9】
前記発光ダイオードと前記光源点灯装置とが実装される前記基板は、
前記基板に組み付けられたときに前記発光ダイオードの前記樹脂部の上方に位置する穴を有する光源点灯装置カバーに覆われ、
前記光源状態検出装置は、さらに、
前記光源点灯装置カバーの前記穴に装着されることにより、前記導光部の前記一端を前記発光ダイオードの前記樹脂部に案内するカバー側案内部を備えたことを特徴とする請求項8記載の光源状態検出装置。
【請求項10】
前記カバー側案内部は、
案内される前記導光部の前記一端の近傍を保持することを特徴とする請求項9記載の光源状態検出装置。
【請求項11】
前記光源状態検出装置は、
前記光源点灯装置カバーを覆う反射板であって、前記導光部の前記他端を貫通させる穴を有する反射板を備えた照明器具に取り付けられ、
前記光源状態検出装置は、さらに、
前記反射板の前記穴に装着されることにより、前記導光部の前記他端を前記光源点灯装置カバーが存在する空間から反対側の外部空間に案内する反射板側案内部を備えたことを特徴とする請求項9記載の光源状態検出装置。
【請求項12】
前記導光部は、光ファイバであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光源状態検出装置。
【請求項13】
照明器具本体と、
前記照明器具本体に取り付けられ、光源の調光制御が可能な光源点灯装置と、
前記光源の状態を検出する前記1〜12のいずれかに記載の光源状態検出装置と
を備えたことを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−81005(P2009−81005A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−248462(P2007−248462)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】