説明

光源装置

【課題】放電ランプと反射鏡とが一体化された光源装置を液晶プロジェクター等の機器内に設置して、放電ランプの片端側に取り付けられた口金の端面に開口する配線口から引き出されている電力供給線を外部線と結線したり、当該外部線を介して安定器等に接続する際に、その電力供給線が配線口から引き出される箇所で破断することを防止する。
【解決手段】反射鏡2のボトム部に固定される放電ランプ1の片端側に取り付けた口金5の端面6に、その端面6に開口する配線口7から引き出される箇所Aで反射鏡2の光軸Xに対して略直角に屈曲させた電力供給線8を溝20〜23に嵌め入れて口金5の周方向に振れ動かないように保持する配線クリップが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源となる放電ランプが反射鏡と一体化された一般にリフレクターランプ/反射鏡付きランプと称される反射鏡一体型の光源装置に係り、特に液晶プロジェクターやリアプロジェクションテレビ等の機器内に設置される光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図5(a)に背面図、同図(b)に縦断面図を示す従来の光源装置は、光源となるダブルエンド形の放電ランプ1を反射鏡2の光軸Xと同軸的に配置して該反射鏡2のボトム部に固定することにより製造されるが、単品製造されたときの放電ランプ1は、発光部4内に一対の電極を対向して配置させた発光管3の両端が溶封されて、その溶封された片端側に口金5が取り付けられ、該口金5の端面6に開口する配線口7から、一方の電極に図6(b)に示すモリブデン箔9を介して接続された電力供給線8が引き出されると共に、その他端側に他方の電極にモリブデン箔を介して接続された電力供給線10の端部が突出せられた構成となっており、また、反射鏡2は、成形後に施す二次加工によって、そのボトム部に放電ランプ1の口金5を取り付けるためのソケットとなるセラミック碍子11が固設された構成となっている。
【0003】
上記の如く構成された放電ランプ1と反射鏡2とを一体化させて図5の光源装置を製造するときは、放電ランプ1を反射鏡2の光軸Xと同軸的に配置し、放電ランプ1の片端側に取り付けられた口金5を反射鏡2のボトム部に固設されたセラミック碍子11に無機系耐熱接着剤12で固着して、放電ランプ1の片端側をセラミック碍子11を介して反射鏡2のボトム部に固定する。
【0004】
そして、当該光源装置を液晶プロジェクターやリアプロジェクションテレビ等の投影機器あるいは映像機器の内部に設置する場合は、放電ランプ1の両端から出ている電力供給線8、10に夫々外部線13、14を結線し、当該外部線13、14を介して電力供給線8及び10を液晶プロジェクター等の機器内に組み込まれた安定器に接続する配線作業を行う。
【0005】
この結線・配線作業の際に、口金5の端面6に開口する配線口7から引き出されている電力供給線8は、その配線口7から引き出される箇所Aを支点として、図6(a)矢印図示の如く口金5の周方向に振り動かされたり、あるいは同図(b)矢印図示の如く反射鏡2の光軸X方向及び光軸Xと直交する方向に振り動かされて、その支点となる箇所Aに多大な負荷が掛かるおそれがある。そして、電力供給線8は、当該箇所Aから口金5内にかけての部分が、発光管3の端部を溶封する際の高熱により高温劣化を生じて脆弱になっているから、その部分に大きな負荷が掛かると破断・断線するおそれがある。
【0006】
また、液晶プロジェクターの小型化や、リアプロジェクションテレビの薄型化の要請により、それらの機器内に組み込む光源装置の設置スペースは必要最小限に抑えられているため、光源装置は、放電ランプ1の電力供給線8を図6及び図7の如く配線口7から引き出される箇所Aで口金5の端面6に沿わせるように反射鏡2の光軸Xに対して略直角に屈曲させて、奥行のない狭小スペースに設置しても外部線13との結線作業が効率良く行えるようにすることが望ましい。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明者らは、図7に示す如く、放電ランプ1の片端側に取り付けた口金5の配線口7から引き出されている電力供給線8を、口金5の端面6に沿わせるように反射鏡2の光軸Xに対して直角に屈曲させた後、口金5の端面6と直交する口金5の側面15に沿わせるように直角に屈曲させて、その側面15に沿わせた部分を口金5の外周部に装着する耐熱性リング16で口金3に縛り止めて固定する技術を提供した(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−56646号公報
【0008】
この従来技術によれば、放電ランプ1の電力供給線8は、口金5の外周部に装着するリング16で口金5の側面15に縛り止められて、配線口7から引き出される箇所Aを支点として振れ動くことが阻止され、当該箇所Aに多大な負荷が掛かって破断・断線することが防止されると同時に、奥行のない狭小スペースにおいても外部線13との結線作業を効率良く行うことができる。
【0009】
しかしながら、電力供給線8を口金5の側面15にリング16で縛り止めるためには、上記の如く電力供給線8を一度ならず二度も屈曲しなければならないから、作業性が良いとは言えない。また、二度目の屈曲の際に、一度目の屈曲部分を指先で押さえるなどして確り固定しておかなければ、その屈曲部分が口金5の周方向に不如意に振れ動いて、配線口7から引き出される箇所Aに大きな負荷が掛かることがあるし、二度目の屈曲部分を口金5の側面15にリング16で縛り止める際に、その屈曲部分が口金5の周方向に不如意に振れ動くおそれもある。
【0010】
また、電力供給線8は、リング16との交点である一点箇所Bで口金5の側面15に圧し当てられているにすぎず、しかも、その側面15は、円周面を成しているから、もし、リング16の押圧力が弱ければ、口金5の周方向へ引っ張られたときにその周方向に摺り動きやすく、外部線13と結線する際に口金5の周方向に大きく摺り動いて配線口7から引き出される箇所Aに負荷が掛かるおそれがある。また、リング16の押圧力を強くして電力供給線8が口金5の周方向に摺り動かないようにすると、該リング16が電力供給線8の一点箇所Bに食い込んで当該箇所Bを圧し潰すような圧縮負荷が掛かるため、外部線13と結線する際に強い引張り力が加わると、その箇所Bに損傷を生ずるおそれがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、放電ランプの片端側に取り付けた口金の端面に開口する配線口から引き出される箇所で反射鏡の光軸に対して略直角に屈曲させた電力供給線がその配線口から引き出される箇所を支点として口金の周方向に振れ動くことを、当該電力供給線に損傷を与えることなく簡単且つ確実に阻止できるようにすることを技術的課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明は、反射鏡の光軸と同軸的に配置した放電ランプの片端側が反射鏡のボトム部に固定され、その片端側に取り付けた口金の端面に開口する配線口から放電ランプの電力供給線が引き出されている反射鏡一体型の光源装置において、前記口金の端面に、前記配線口から引き出される箇所で反射鏡の光軸に対して略直角に屈曲させた前記電力供給線を溝もしくは突起間に嵌め入れて口金の周方向に振れ動かないように保持する配線クリップが形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、口金の端面に開口する配線口から引き出されている放電ランプの電力供給線をその配線口から引き出される箇所で反射鏡の光軸に対して略直角に屈曲して、口金の端面に形成された配線クリップの溝もしくは突起間に嵌め入れるだけで、当該電力供給線が口金の周方向に振れ動かないように保持されて、配線口から引き出される箇所が破断することが防止される。すなわち、電力供給線は、一度屈曲するだけで口金の周方向に振れ動かないように固定され、また、口金に縛り止めたりせずに、溝もしくは突起間に嵌め入れるだけで固定されるので、破断や損傷が確実に防止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明に係る光源装置の最良の実施形態は、反射鏡のボトム部に固定される放電ランプの片端側に取り付けた口金の端面に電力供給線を引き出す配線口が穿設されると共に、その口金の端面に、配線口から引き出される箇所で反射鏡の光軸に対して略直角に屈曲した電力供給線を溝もしくは突起間に嵌め入れて口金の周方向に振れ動かないように保持する配線クリップが形成されている。
【0015】
当該配線クリップは、口金の端面に電力供給線を嵌め入れる溝を凹設して形成されるか、もしくは電力供給線を嵌め入れることができる程度の間隔を保って互いに対峙する少なくとも一対の突起を凸設して形成されている。また、配線クリップには、口金の端面に凹設した溝に嵌め入れた電力供給線がその溝から抜け出る方向に振れ動くことを阻止するストッパの装着部、もしくは口金の端面に凸設した突起間に嵌め入れた電力供給線がその突起間から抜け出る方向に振れ動くことを阻止するストッパの装着部が形成されている。
【0016】
そして、ストッパは、環状溝に対して脱着自在に装着できるCクリップで形成され、その装着部は、配線クリップの溝もしくは突起間に嵌め入れた電力供給線の上を跨ぐ箇所が分断された環状凹溝で形成されている。
【実施例1】
【0017】
図1は本発明に係る光源装置の第一実施例を示す図であって、同図(a)は要部となる口金部分の背面図、同図(b)はその側面乃至断面を示す図である。また、図2は口金単体を背面側から観た斜視図である。なお、図示されていない部分の構成は、図5に示す従来装置と共通するので、その共通部分の説明は省略する。
【0018】
本例の光源装置は、口金5全体が真鍮無垢の削り出し加工によって製作されており、当該口金5は、その端面6の中心位置で交差する十字溝を削成すると共に、その十字溝が交差する中心位置に円形孔を穿設して配線口7を形成し、該配線口7を中心として放射状に口金5の外周部まで延びる4本の溝20、21、22及び23が90°間隔で等角的に凹設されている。
【0019】
各溝20〜23は、その溝幅が、配線口7から引き出された電力供給線8の線幅よりも僅かに広めの幅(例えば、電力供給線8の線幅/線径が0,6mmの場合は、約0.8mm程度の溝幅)に形成されると共に、その溝の深さが、電力供給線8の線幅の数倍程度(好ましくは約4〜5倍程度)の深さに形成されて、配線口7から引き出される箇所Aで反射鏡の光軸Xに対して略直角に屈曲された電力供給線8を嵌め入れて該電力供給線8を口金5の周方向に振れ動かないように保持する配線クリップを形成している。
【0020】
また、当該配線クリップは、電力供給線8を嵌め入れて口金5の周方向に振れ動かないように保持する溝20〜23を有するのみならず、溝20〜23に嵌め入れた電力供給線8がその溝から抜け出る方向に振れ動くことを阻止するストッパ24を装着させるストッパ装着部25をも有している。すなわち、電力供給線8を嵌め入れる溝20〜23が延びた口金5の外周部に沿って、その外周部まで延びる4本の溝20〜23によって当該各溝に嵌め入れた電力供給線8の上を跨ぐ4箇所が分断された環状溝を削成することにより、バネ弾性を有する耐熱性樹脂もしくは鋼材で作られたCクリップで成るストッパ24を装着させる装着部25が形成されている。
【0021】
なお、ストッパ24となるCクリップは、両端部に形成された半円形の窪み26及び27に引掛ける工具で両端部を圧し広げてストッパ装着部25となる環状溝に装着させる。また、ストッパ装着部25に装着したストッパ24と、各溝20〜23の溝底との間のクリアランスは、電力供給線8に損傷を与えないようにするために、少なくとも、溝20〜23に嵌め入れた電力供給線8がストッパ24によって溝底に圧し当てられない程度の間隔に設定されるが、ストッパ24を装着し易くするために、そのクリアランスを溝20〜23に嵌め入れた電力供給線8が溝から抜け出る方向に多少振れ動く程度まで大きくしても、ストッパ24は、配線口7から遠い口金5の外周部に装着されるので、その電力供給線8の動きが配線口7の箇所Aにまで及んで当該箇所Aに負荷が掛かることはない。
【0022】
しかして、口金5の端面6に開口する配線口7から引き出されている電力供給線8は、
その引き出される箇所Aで反射鏡の光軸Xに対して直角に屈曲させながら、口金5の端面6に削成された溝20〜23にそのままダイレクトに嵌め入れることができ、しかも、嵌め入れるだけで、口金5の周方向に振れ動かないように保持されるから、作業性が非常に良いと同時に、電力供給線8の破断・損傷を生ずるおそれも少ない。また、配線口7を中心として90°間隔で4本の溝20〜23が削成されているので、電力供給線8をこれに結線する外部線13の配線の都合に応じて上下左右のいずれの方向に屈曲しても、該電力供給線8を口金5の周方向に振れ動かないように固定することができる。また、溝20〜23の深さを電力供給線8の線幅の数倍程度に設定すれば、電力供給線8が外部線13と結線する際に多少振れ動いても溝20〜23から抜け出すおそれはない。
【0023】
更に、環状溝で成るストッパ装着部25に、Cクリップで成るストッパ24を装着させると、溝20〜23に嵌め入れた電力供給線8が配線口7から引き出される箇所Aを支点として溝20〜23から抜け出る方向に振れ動くことが確実に阻止されるので、当該箇所Aで電力供給線8が破断するおそれは完全に解消される。また、ストッパ24は、電力供給線8が溝20〜23から抜け出ないように阻止するだけにすぎず、電力供給線8を縛り止めたり溝20〜23の底に圧し付けるものではないので、電力供給線8に損傷を与えるおそれもない。なお、本例では、配線の自由度を高めるために、4本の溝20〜23を削成しているが、配線方向が一定している場合は、いずれか1本の溝を削成すれば足りる。また、配線口7は、口金5の端面6の中心位置に穿設した円形孔で形成されているが、本発明における配線口は、円形孔で成るものに限定されるものではないし、孔で成るものに限定されるものでもなく、要するに口金の端面から電力供給線を引き出せる形状・構造になっていればよい。
【実施例2】
【0024】
図3は本発明に係る光源装置の第二実施例を示す図であって、同図(a)は要部となる口金部分の背面図、同図(b)はその側面図、同図(c)はストッパの正面図である。また、図4(a)及び(b)はそのストッパの装着状態を示す口金部分の背面図及び側面図である。なお、本例も、図示されていない部分の構成は、図5に示す従来装置と共通するので、その共通部分の説明は省略する。
【0025】
本例では、口金5の端面6に、その中心位置に穿設した円形孔で成る配線口7と同心円状の軌跡に沿って円弧状を成す一対の弧状突起30及び31が、互いに最も近接して対峙する両端間に夫々電力供給線8を嵌め入れることができる程度の間隔Lを保って凸設されることにより、配線口7から引き出される箇所Aで反射鏡の光軸Xに対して略直角に屈曲させた電力供給線8を弧状突起30及び31の両端間に嵌め入れて口金5の周方向に振れ動かないように保持する配線クリップが形成されている。
【0026】
更に、当該配線クリップには、弧状突起30及び31の両端間に嵌め入れた電力供給線8がその弧状突起30及び31間から抜け出る方向に振れ動くことを阻止するストッパ32を装着させるストッパ装着部33が形成されている。
【0027】
ストッパ32は、バネ鋼で作られたCクリップで成り、当該Cクリップは、環状溝に装着させ易くするために、環状溝に圧し当てる両端部が円弧状に形成されると共に、その両端部を環状溝に圧し込む際にクリップ全体が両端部を広げる方向に捩れ易くする透孔34、35が穿設されている。また、ストッパ装着部33は、弧状突起30及び31の外面に沿って、該突起30及び31の両端間に嵌め入れた電力供給線8の上を跨ぐ2箇所が分断された環状溝を削成して、該環状溝にストッパ32となるCクリップを装着させるようになっている。
【0028】
なお、ストッパ32となるCクリップは、工具等を用いることなく、その両端部をストッパ装着部33となる環状溝に当てて指先で軽く圧すだけでストッパ装着部33にワンタッチで簡単に装着させることができるという長所がある反面、その両端部側から圧されるとストッパ装着部33から簡単に外れるおそれがあるので、ストッパ32とこれを装着する装着部33は、図4の如くストッパ32の外周を口金5の外周から突出させない程度のサイズに形成して、該ストッパ32となるCクリップの両端部が物に当って圧されたり指先で圧されるなどして装着部33の環状溝から簡単に外れることがないようにしている。
【0029】
また、ストッパ32が弧状突起30及び31間に嵌め入れた電力供給線8の抜け出しを阻止する位置は、第一実施例のストッパ24よりも配線口7に近いので、ストッパ32と口金5の端面6との間のクリアランスは、第一実施例のストッパ24と溝20〜23の溝底との間のクリアランスよりも狭めに設定して、弧状突起30及び31間に嵌め入れた電力供給線8がその突起30及び31間から抜け出す方向に振れ動いて配線口7から引き出される箇所Aに負荷が掛かることを確実に防止している。なお、弧状突起30及び31は、口金5の削り出し加工によって形成する場合に限らず、口金5とは別個に製作してその端面6に溶接あるいはロウ付けして形成するものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、近年目覚しく普及している液晶プロジェクターやリアプロジェクションテレビ等の機器内に組み込む光源装置の信頼性向上と、その組み込み作業の作業能率向上に資するものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る光源装置の第一実施例を示す図
【図2】図1の装置に用いる口金の斜視図
【図3】本発明に係る光源装置の第二実施例を示す図
【図4】図2の装置に用いるストッパの装着状態を示す図
【図5】従来の光源装置を示す図
【図6】従来装置の問題点を示す図
【図7】従来装置の問題点を解決するための従来技術を示す図
【符号の説明】
【0032】
1・・・・・・放電ランプ
2・・・・・・反射鏡
5・・・・・・口金
6・・・・・・口金の端面
7・・・・・・配線口
13・・・・・・外部線
20〜23・・・溝
24・・・・・・ストッパ
25・・・・・・ストッパ装着部
30・・・・・・弧状突起
31・・・・・・弧状突起
32・・・・・・ストッパ
33・・・・・・ストッパ装着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
反射鏡の光軸と同軸的に配置した放電ランプの片端側が反射鏡のボトム部に固定され、その片端側に取り付けた口金の端面に開口する配線口から放電ランプの電力供給線が引き出されている反射鏡一体型の光源装置において、前記口金の端面に、前記配線口から引き出される箇所で反射鏡の光軸に対して略直角に屈曲させた前記電力供給線を溝もしくは突起間に嵌め入れて口金の周方向に振れ動かないように保持する配線クリップが形成されていることを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記配線クリップが、前記口金の端面に前記電力供給線を嵌め入れる溝を凹設して形成されている請求項1記載の光源装置。
【請求項3】
前記溝が、前記配線口を中心として放射状に複数本凹設されている請求項2記載の光源装置。
【請求項4】
前記配線クリップが、前記口金の端面に前記電力供給線を嵌め入れることができる程度の間隔を保って互いに対峙する少なくとも一対の突起を凸設して形成されている請求項1記載の光源装置。
【請求項5】
前記配線クリップに、前記溝もしくは突起間に嵌め入れた前記電力供給線がその溝もしくは突起間から抜け出る方向に振れ動くことを阻止するストッパを装着させるストッパ装着部が形成されている請求項1、2、3又は4記載の光源装置。
【請求項6】
前記ストッパが、Cクリップで成り、その装着部が、前記溝もしくは突起間に嵌め入れた前記電力供給線の上を跨ぐ箇所が分断された環状溝で形成されている請求項5記載の光源装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−337615(P2006−337615A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−160785(P2005−160785)
【出願日】平成17年6月1日(2005.6.1)
【出願人】(000000192)岩崎電気株式会社 (533)
【Fターム(参考)】