説明

光線療法用の機器及び方法

光源(5、49)と、生きた組織へ光ビームを投影するための端末ペン(4、50)の入口に光を導くのに適した光導体(6、46)とを備え、そして該光に時計回り又は反時計回りの所定の偏光方向(D、L)を与えるために配置された、偏光子(25、65)の出口における板(28、70)を備える光線療法機器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はとりわけ皮膚病又は他のより深刻な疾患の治療のための治療法において使用される光線療法機器に関する。
【0002】
それはまた食品加工業において使用される光線療法の機器及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
高光度の光を伴う光線療法は、冬季うつ症状、選択的な睡眠障害、日周期リズムの中断などの幾つかの疾患に適用できることが知られている。
【0004】
しかしながら、光線療法はまた、より重い病状、とりわけ皮膚科の領域において効果的に採用可能である。にきびに悩む患者に対する二つの単色光の組み合わせの集中的な照射はより効果的であり、他のどのような既存の治療よりも3倍速いことが判明した。プロピオニバクテリウムにきびの原因である最も一般的なバクテリアの一つによって通常生み出されるポルフィリンは、バクテリアに対する毒に変換され、それを滅ぼす。ポルフィリンの前駆物質である、感光性を与える物質を用いることから成るためそのように呼ばれる、動的光線療法を使用することにより、また適切な波長の光で治療される領域を照射することで光毒性の反応を生じさせることにより、大多数の表面の上皮性悪性腫瘍において著しい結果が得られる。
【0005】
更に偏光は、また鎮痛性、抗炎症性、及び抗浮腫性の効果を有するとして知られているレーザー光のように、その生物学上の刺激的な効果のため、より優れた治療を可能にする。
【0006】
細胞のイオンの電気化学的刺激による光の光子、及び生物学的共鳴とそれらの電磁場の本質的な変化の影響による光の電磁放射は、特にそれらのDNA(デオキシリボ核酸)及びRNA(リボ核酸)により、その本質的な放射の伝播によって深く細胞分子と相互作用する振動場の形で放出された電磁エネルギーを蓄える、生きた組織に有益な効果を有することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従ってこのタイプの新しい治療を見出し、検討することは明らかに好都合である。それが干渉性かどうか、及び偏光しているかどうかに拘わらず、光の光子で生物組織を照射出来る光線療法のために使用可能な機器は現在のところわずかしかない。それらは想定できる全ての可能性を探求することを許容しない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明はとりわけ以下の原理に基づいている。:
非対称の(例えばカイラルな)分子に作用する光の偏光方向の重要性は、(例えば磁気的に偏光した)非対称の電機子の一次巻線における誘導磁界の方向の重要性に匹敵する。
【0009】
適用される治療に関連する光の色の選択とともに、本発明は更に、この光の偏光方位が、この方位(右旋性又は左旋性)を、その治療に応じて、治療される分子の右又は左のキラリティーに適合させるように選択されることを許容する。
【0010】
本発明は少なくとも一つの光源と、光ビームを生きた組織へ投影するための端末ペンの入口に光を導くのに適した光導体とを備えた光線療法機器に関し、それが光に時計回り又は反時計回りに所定の偏光方向(D、L)を与えるために配置された、偏光子の出口における少なくとも一つの板を備えることを特徴とする。
【0011】
該板は1/4波長板又は半波長板であり得る。
該板は例えば使用される二つの位置に従って位置決めされる。
それは中立位置の約45°左、あるいは約45°右に位置決めされることができる。
該二つの位置は、例えば時計回り(D)又反時計回り(L)で動作するマイクロモーターの作動の下に得られる。
光導体は例えば光ファイバーケーブルである。
ペンは例えば虹彩を含む。
該機器は例えば駆動ユニットに連結されている様々な波長のフィルターを備えた円筒を含み、該円筒は光源の出口に配置される。
偏光子は円形の偏光子であり得る。
偏光子はまた楕円形の偏光子であり得る。
光源は例えば単色フィルターを装備したハロゲン又はキセノンランプである。
光源はレーザーダイオードであり得る。
光源は例えば様々な色の一組のレーザーダイオードから成る。
【0012】
本発明はまた非干渉性及び/又は干渉性の偏光した単色光を用いる組織の照射を含む、光線療法による生体細胞の組織の美容的治療の方法に関し、使用される波長が選択され、そして光の偏光方向が、適用される治療に応じて、この右旋性又は左旋性の方向を分子の右又は左のキラリティーに適合させるために決定されることを特徴とする。
【0013】
出願の別の変形によれば、本発明は、食品加工業のための、非干渉性及び/又は干渉性の偏光した単色光を用いた組織の照射を含む、光線療法による生体細胞の組織の治療の使用方法に関し、使用される波長が選択され、そして光の偏光方向が、適用される治療に応じて、この右旋性又は左旋性の方向を分子の右又は左のキラリティーに適合させるために決定されることを特徴とする。
【0014】
1/4波長板又は半波長板が用いられる。
【0015】
本発明による機器は、また非干渉性及び/又は干渉性の偏光した単色光による照射を含む光線療法による生体細胞の治療にも適用でき、使用される波長が選択され、そして光の偏光方向が、適用される治療に応じて、この右旋性又は左旋性の方向を分子の右又は左のキラリティーに適合させるために決定されることを特徴とする。
【0016】
本発明は細胞内分子の生体電子の「動作点」に近いため、治療される組織を刺激するか又は抑制する光の照射による、従来技術におけるよりも更に精密な、そして「ジャイロ−クロマト生物学的療法」と呼ぶことができる光線療法をとりわけ適用することを可能にする。
【0017】
本発明のその他の特徴及び利点は、例示のために図面と共に与えられ、限定するものではない実施例の記述を読むことでより明確になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明はとりわけ、例えば次のような治療を受けている生体の分子及び構造により表わされる様々な特徴を活用する。
− 一定の生体電子の電位、すなわち磁気の因子、pH、酸化還元因子、rH(又はrO)、及び電気抵抗率ρの因子と、
− それらのうちの幾つかの異方性による非線形の磁気光学特性及び効果(カー効果)と、
− コレステロール液晶又は或るリン脂質など、特にねじれたネマチック状の生物学的構造の、それらが持ち得る「らせん導波管」タイプの機能。
【0019】
これらの最後に述べた導波管機能は、非線形の磁気光学特性に従って(電荷の顕著な損失のない)、右旋性又は左旋性の偏光した電磁放射線の優先的な伝播を可能にする。従って、誘導の方向は波長及びそれらの偏光方向の選択により、主として電気的(rH又はrO)あるいは磁気的(pH)であろう。例えば、右旋性の磁気的刺激に対しては、生体媒質の対応する左旋性の電気的応答があり得る。
【0020】
これらの特徴は、とりわけDNA又はRNAの分子に対して比較的よく確立されるように見える。
【0021】
図1を参照すると、光線療法機器1はとりわけ制御及び動作ユニット2、ランプユニット3、図2Aに詳細を示され光ファイバーでランプユニットに接続されているペン4を例として含む。
【0022】
制御及び動作ユニット2は例えば、選択された治療に従って波長を選ぶため、及び該方法により採用される様々な段階を実行するために設計されたプロセッサーPを含む。
【0023】
ランプユニット3はとりわけ光源5、例えば特に光をランプユニットの出口7まで導く機能を有するガラス棒6のキセノンランプを含む。赤外線フィルターはガラス棒の両端部8、9に配置される。使用される光は、例えば非干渉性及び/又は干渉性の単色光である。
【0024】
ガラス棒の図中に示されてはいるが参照番号を付けられていない、異なる波長の幾つかのフィルターFiを備えた円筒10(図2B)が出口の前方に配置されている。該円筒は制御及び動作ユニット2に接続された円筒駆動ユニット11により操作される。
【0025】
ランプユニット3から放射された光は円筒を通過し、次に光ファイバー23の出口12でランプユニットに接続されているペン4に導かれる。
【0026】
図2Aを参照すると、ペン4はスリーブ21及び、このスリーブの延長部にヘッド22を有する。スリーブ及びヘッドは以下で更に詳細に記述されている直線の光導波管を形成する。
【0027】
コネクター24を持つ光ファイバー23はスリーブ21内に配置される。該ファイバーはとりわけ、円筒により選択された波長の光を、シールリングによってスリーブの内壁に取り付けられており単純化のために図面には識別されていない、偏光子25の入口へ導く機能を有する。円筒10はとりわけ、治療される様々な病状に関連して選択される異なった波長のフィルターFi(図2B)を備える。該円筒は治療用の適切なフィルターを選択するために、駆動ユニットにより回転することができる。
【0028】
偏光子25の出口には、マイクロ駆動ユニット27に接続されたカラー26がヘッド内に配置されている。該カラーは二つの回転方向L(左旋性)及びD(右旋性)に回転可能である。
【0029】
1/4波長板又は半波長板28が、例えば図中で参照番号を付けられていない二つのシールリングにより、カラー26内に取り付けられている。板28は偏光子を出る光にフィルターをかける。とりわけ板の位置センサーを備えた電子検出カード29がカードホルダー30を用いてペンと一体化されている。このカードは制御及び動作ユニットのモーター及びプロセッサーに接続されている。
【0030】
ペンのヘッドにおいてDとマークされた位置(例えば図6)で、板28は右に偏光した光を得ることを可能にし、ペンのヘッドにおいてLとマークされた位置で、左に偏光した光が得られる。中央の位置では、偏光子25の出口における光の偏光は不変である。
【0031】
ペンは又1/4波長板28の出口に配置された虹彩31を含む。虹彩は二つの回転方向LとDに従って、例えばヘッドに設けられた開口のおかげでスライド式ノブ32により調整可能である。虹彩の回転は治療の要件に従って、放射された光ビームを集中させることを可能にする。
【0032】
駆動ユニット及び板保持カラーは、図中に示す歯車システムのような機械的手段により連結されている。
【0033】
減速モーターはプロセッサーPにより制御される。
【0034】
光線療法によって生きた組織を治療するため、まず最初に治療される生体細胞が考慮され、次に非干渉性及び/又は干渉性の単色の偏光した光を用いた照射が適用される。
【0035】
生きた組織は植物の組織であり得る。また本発明を卵に関してのサルモネラ菌の取り扱いに適用することも可能である。
【0036】
図3は横座標102に生体媒質のpHを、縦座標にこの媒質の電気抵抗率ρを、そして垂直軸において上昇方向103にrHを、またその反対方向104にrOを有する、治療される細胞の電磁的状態の「生体電子工学的」線図100を示す。これら最後の二つのパラメータrH及びrOは次の関係で結ばれている。
rO=2rH−84
生体媒質を特徴付けるこれらのデータはイオン、陽子、又は電子の濃度係数であり、それゆえ無次元である。
【0037】
pHのスケールは最大の酸性度の媒質を示す0から最大のアルカリ度の媒質を示す14に及ぶ。pH7は中性の媒質を示す。
【0038】
rHのスケールは低い濃度の負粒子を有し、それゆえ非常に還元的である媒質を示す0から、ほとんど還元的でない媒質を示す40にわたり、28において中性を有する。逆のスケールのrOに関する酸化力に対しては、その反対が言える。従って、媒質はそのrHが28より小さい場合は還元的であり、それが28より大きい場合は酸化し、それゆえ酸化的である。ビンセント教授の生体電子工学理論(電子生物学概論‐工学博士J.A.ジラルト・ゴンザレス、1993年ロジャー・ジョロワ出版〔Traite de Biologie electronique Dr−Ing J.A.Giralt−Gonzalez. Publ. Roger Jollois 1993〕)によれば、四つの場合が区別され得る。
− A:媒質が酸性で発育に好ましく還元的であり、
− B:媒質が酸性で保存に好ましく酸化し、
− C:媒質がアルカリ性で分解に好ましく酸化し、
− D:媒質がアルカリ性で腐敗に好ましく還元的である。
【0039】
これら各々の場合において、生体媒質はその環境へ生体電子のエネルギーを返すことにより、光線療法機器からの電磁波に対して異なった反応をする。
【0040】
環境へ返されるエネルギーは入射光線の色だけでなく、その偏光の右旋性又は左旋性の方向にも依存すると想定される。
【0041】
同じ原理に従って、上記に説明された場合によるとDNAはとりわけ右旋性又は左旋性の電磁放射によってエネルギーを返すと想定される。
【0042】
例として、らせん108によって、そしてより正確にはB及びCの場合に、そこで返還されるエネルギーがより容易に左旋性であるポイント109と110の間で定義される部分によって、図3に示す生体電子の形態を考えると、我々はその返還を促進するために左に偏光した赤又はオレンジ色の光を投影することを選択するか、又はそれを抑制したい場合には別の色の、右に偏光した光を選択するであろう。
【0043】
逆にAとDの場合は、上記の場合と首尾一貫したままで、らせんのポイント120において、この返還を促進するために我々は右に偏光したスミレ色又は青色の光を選択するであろう。
本機器は例えば、
− 組織の表面及び深部での局部的作用のため、皮膚自体に対して、
− 生命体におけるより全般的な作用のため、経穴、及び/又は体節の領域と手足のつぼマッサージ領域に対して、
− 眼の動作において
の使用に適している。
【0044】
要約すると、本方法はとりわけ次の段階を含む。
a)治療される病状に関して特に使用される波長の選択と、
b)例えば図3の例を用いて、治療される生きた細胞の生体電子の親和性に関する光の偏光方向の決定と、
c)駆動ユニットを用いた所要位置への1/4波長板又は半波長板の位置決めと、
d)治療される組織の照射。
【0045】
光への該組織の露出時間及び/又は前記段階の順序付けは、とりわけプロセッサーPの制御の下にある。
【0046】
本方法はとりわけ農業と食品の領域、及び美容的治療において適用可能である。
【0047】
図4は光線療法機器の別の実施形態を示す。
【0048】
光線療法機器40はライトボックス42を含み二つの端部44及び45を有するアーム43を支持している、ベース41を備える。
【0049】
光ファイバーケーブル46は、例えば少なくとも部分的にアーム43を通り抜ける。二つの端部47及び48を有するケーブル46は、一方でライトボックス内に配置された光源49に接続され、他方ではその端部48において端末ペン50に接続される。
【0050】
ボールジョイント52を有するヘッド51は、ペン50を装備するために待機している格納アダプター53、54用のトレー55も又支持するアーム43の端部45と一体化されている。
【0051】
図5Aを参照すると、ペンはスリーブ60及び、このスリーブの延長部にヘッド61を備える。該スリーブとヘッドは、以下に詳細に記述されている直線の光導波管を形成する。
【0052】
スリーブ60において、ケーブル46の端部61は、図5Aに見ることが出来るが参照番号を与えられていないシールリングにより、スリーブの内壁に取り付けられている偏光子65の入口において、ネジ64で固定されたリング63を備える光ファイバー62の端部を露出する。
【0053】
偏光子65の出口において、ヘッド61内にはスライド式ノブ67と一体化されたカラー66があり、ヘッドに設けられた開口(図6参照)69のため、その全体がスリーブ60及びヘッド61の軸まわりに、LとDの二つの回転方向に回転自由となっている。開口69はスライド式ノブ及びカラーを少なくとも正しい角度に回転させることを可能にする。
【0054】
とりわけ光のフィルタリングと偏光の機能を有する板70は、図に見られるが参照番号のない二つのシールリングによりカラー66内に取り付けられている。この板は例えば1/4波長板又は半波長板である。板70は偏光子を出る光にフィルターをかける。ペンのヘッド61上にDとマークされた位置71において、得られる光は右に偏向した光であり、Lとマークされた位置72において、それは左に偏向した光である。中央の位置73において、偏光子65を出る偏向した光は不変である。
【0055】
1/4波長板70の出口には、直前の記述と同一の方法で第二のスライド式ノブ75により調整可能な虹彩74がある。虹彩の回転は特に治療の要件に関して、とりわけ放射された光ビームが集中することを可能にする。
【0056】
ヘッド61は例えば図5C及び5Bにそれぞれ示す二つのアダプター53又は54を備える。これらのアダプターはヘッド59の前方開口部の中で、二つのアダプターの後方開口部の直径81において設けられたネジ80へとねじ込まれる。
【0057】
該アダプターは例えば集束レンズ86を含む。
【0058】
本機器の第一の実施形態によれば、光源は例えばハロゲンランプ及び、該ランプとケーブル接続40、46の間に挿入された一組の単色フィルターを備える。該フィルターは、例えば少なくとも400〜700nm(ナノメートル)の光の波長にフィルターをかけるために選択される。
【0059】
第二の実施形態によれば、光源は可視スペクトルにおいて均等に分布し、旋光性であり得る全てのスペクトルをカバーするため更に広域の、一組の単色光のレーザーダイオードを備える。
【0060】
本発明による機器は、とりわけ光ビームを生きた組織上に投影し、そして生きた細胞の生体電子の親和性及び治療される病状に関して、クロミナンスと光の偏光方向を組み合わせることを可能にする。
【0061】
本発明の範囲から逸脱することなしに、偏光子は円形の偏光子であり得る。
【0062】
スライド式ノブは遠隔操作のためマイクロモーターに置き換えることができる。
【0063】
ベースは治療用の光を調整するための全ての機構、すなわちライトボックス内のレーザーランプ一式とそれらを選択する手段、又はフィルター一式とそれらを選択する手段、偏光子65、1/4波長板70とそのスライド式ノブ67又は調整用マイクロモーターを含むことができる。そのために、偏光を保存するタイプの光ファイバーケーブル46を備えることで十分である。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明による光線療法機器の例の透視図である。
【図2A】図1の光線療法機器のペンの断面図である。
【図2B】フィルターを持っている円筒の視図である。
【図3】光線療法の利用における三次元の生体電子工学の線図である。
【図4】本発明による機器の別の変形の透視図である。
【図5A】光線療法機器のペンの断面図である。
【図5B】光線療法機器のペンの断面図である。
【図5C】光線療法機器のペンの断面図である。
【図6】1/4波長板を作動させるためのペンのスライド式制御ノブである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源(5、49)と、光ビームを生きた組織へ投影するための端末ペン(4、50)の入口に光を導くのに適した光導体(6、46)とを備えた光線療法機器であって、光に時計回り又は反時計回りの所定の偏光方向(D、L)を与えるために配置された、偏光子(25、65)の出口における少なくとも一つの板(28、70)を備えることを特徴とする機器。
【請求項2】
前記板(28、70)が1/4波長板であることを特徴とする請求項1に記載の機器。
【請求項3】
前記板(28、70)が半波長板であることを特徴とする請求項1に記載の機器。
【請求項4】
前記板が、使用される二つの位置に従って位置決めされることを特徴とする請求項2あるいは3のいずれか一項に記載の機器。
【請求項5】
前記板が中立位置の約45°左、又は約45°右に位置決めされることを特徴とする請求項4に記載の機器。
【請求項6】
前記二つの位置が、時計回り(D)又は反時計回り(L)に動作するマイクロモーターの作動の下に得られることを特徴とする請求項4あるいは5のいずれか一項に記載の機器。
【請求項8】
前記光導体が光ファイバーケーブルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の機器。
【請求項9】
前記ペン(4、50)が虹彩(31、74)を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の機器。
【請求項10】
駆動ユニットに接続された様々な波長のフィルターFiを備える円筒(10)を含み、前記円筒が前記光源の出口に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の機器。
【請求項11】
前記偏光子が円形の偏光子であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の機器。
【請求項12】
前記偏光子が楕円形の偏光子であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の機器。
【請求項13】
前記光源(5、49)が単色フィルターを装備したハロゲン又はキセノンランプであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の機器。
【請求項14】
前記光源(5、49)がレーザーダイオードであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の機器。
【請求項15】
前記光源が様々な色の一組のレーザーダイオードを備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の機器。
【請求項16】
非干渉性及び/又は干渉性の偏光した単色光を用いた組織の照射を含む、光線療法による生体細胞の組織の美容的治療方法であって、使用される波長が選択され、そして光の偏光方向が、適用される治療に関して、この右旋性又は左旋性の方位を分子の右又は左のキラリティーに適合させるように決定されることを特徴とする方法。
【請求項17】
非干渉性及び/又は干渉性の偏光した単色光を用いた組織の照射を含む、光線療法による生体細胞組織の治療のための食品加工業における適用の方法であって、使用される波長が選択され、そして光の偏光方向が、適用される治療に関して、この右旋性又は左旋性の方位を分子の右又は左のキラリティーに適合させるように決定されることを特徴とする方法。
【請求項18】
1/4波長板が使用されることを特徴とする請求項16あるいは17に記載の方法。
【請求項19】
半波長板が使用されることを特徴とする請求項16あるいは17に記載の方法。
【請求項20】
非干渉性及び/又は干渉性の偏光した単色光を用いた組織の照射を含む、光線療法による生体細胞の治療に対する請求項1〜15のいずれか一項に記載の機器の適用であって、使用される波長が選択され、そして光の偏光方向が、適用される治療に関して、この右旋性又は左旋性の方位を分子の右又は左のキラリティーに適合させるように決定されることを特徴とする適用。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−521898(P2007−521898A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−552626(P2006−552626)
【出願日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【国際出願番号】PCT/EP2005/050596
【国際公開番号】WO2005/087316
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(506270134)
【Fターム(参考)】