説明

光起電モジュールの製造方法

【課題】光起電力モジュールを形成するのに有用な液体封止材、および光起電力モジュールを製造する方法を提供する。
【解決手段】ガラス板上に太陽電池を形成し、並びに液体封止材の少なくとも1つの層と太陽電池とを接触させることにより光起電モジュールを製造する方法。液体封止材は2成分を含有する。第1の成分はアクリル系ポリオールであり、当該アクリル系ポリオールは、ポリマー鎖あたりのヒドロキシ官能性モノマー単位の平均数2〜25を有し、かつ1,000〜10,000のMnを有する。第2の成分は、少なくとも2の平均官能性を有するポリイソシアナートである。ポリオール中の非末端ヒドロキシ基:ポリイソシアナート中のイソシアナート基のモル比は0.5:1〜1:0.5である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光起電モジュールの構築に特に有用な液体封止材、および光起電モジュールの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光起電モジュールへの太陽電池の封止のための方法が開示されてきた。例えば、米国特許出願公開第2006/0207646号は液体シリコーン封止材を使用する方法を開示する。しかし、この目的のためのアクリル−ウレタン樹脂の使用は報告されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2006/0207646号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明によって取り組まれる課題は、光起電モジュールの構築に特に有用な液体封止材、および光起電モジュールを製造する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、(a)太陽電池をガラス板上に形成する工程;および(b)液体封止材の少なくとも1つの層と前記太陽電池とを接触させる工程;を含み、
液体封止材が、
(i)ポリマー鎖あたりのヒドロキシ官能性モノマー単位の平均数2〜25を有し、かつ1,000〜10,000のMnを有するアクリル系ポリオールと、
(ii)少なくとも2の平均官能性を有するポリイソシアナートと
を含み;
前記ポリオール中の非末端ヒドロキシ基:前記ポリイソシアナート中のイソシアナート基のモル比が0.5:1〜1:0.5である;
光起電モジュールを製造する方法を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0006】
他に特定されない限りは、パーセンテージは重量パーセンテージ(重量%)であり、温度は℃単位である。モノマーの重量パーセンテージは重合混合物中のモノマーの全重量を基準にする。本明細書において使用される場合、用語「(メタ)アクリル」とは、アクリルもしくはメタクリルをいい、「(メタ)アクリラート」とはアクリラートもしくはメタクリラートをいう。用語「(メタ)アクリルアミド」はアクリルアミド(AM)もしくはメタクリルアミド(MAM)をいう。「アクリルモノマー」には、アクリル酸(AA)、メタクリル酸(MAA)、AAおよびMAAのエステル、イタコン酸(IA)、クロトン酸(CA)、アクリルアミド(AM)、メタクリルアミド(MAM)、並びにAMおよびMAMの誘導体、例えば、アルキル(メタ)アクリルアミドが挙げられる。AAおよびMAAのエステルには、これに限定されないが、アルキル、ヒドロキシアルキル、ホスホアルキルおよびスルホアルキルエステル、例えば、メタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル酸エチル(EMA)、メタクリル酸ブチル(BMA)、メタクリル酸ヒドロキシエチル(HEMA)、アクリル酸ヒドロキシエチル(HEA)、メタクリル酸ヒドロキシプロピル(HPMA)、アクリル酸ヒドロキシブチル(HBA)、アクリル酸メチル(MA)、アクリル酸エチル(EA)、アクリル酸ブチル(BA)、アクリル酸2−エチルヘキシル(EHA)およびメタクリル酸ホスホアルキル(例えば、PEM)が挙げられる。
【0007】
用語「ビニルモノマー」とは、窒素もしくは酸素のようなヘテロ原子に連結された炭素−炭素二重結合を含むモノマーをいう。ビニルモノマーの例には、これに限定されないが、酢酸ビニル、ビニルホルムアミド、ビニルアセトアミド、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、並びにネオデカン酸ビニルおよびステアリン酸ビニルのような長鎖アルカン酸ビニルが挙げられる。
【0008】
太陽電池は、光から電気を発生させるために使用される半導体である。太陽電池は、典型的には、ケイ素(結晶性、多結晶性または薄膜)、ガリウムヒ素、二セレン化銅インジウム、テルル化カドミウム、二セレン化銅インジウムガリウム、およびこれらの混合物のような半導体物質から製造される。太陽電池は、ウェハまたは薄膜の形態であることができ、ウェハは結晶からの切り出しまたはキャスティングによって製造され、薄膜はスパッタリングまたは化学蒸着(CVD)によって基体またはスーパーストレート上に堆積される。
【0009】
本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールはヒドロキシ末端基を有する。ポリマー鎖あたりのヒドロキシ官能性モノマー単位の平均数は、アクリル系ポリオールのMnおよび当量重量(EW)の値からアクリル系ポリオールについて計算される平均の値(単位/鎖=Mn/EW)である。当量重量は、ヒドロキシ末端基を除くヒドロキシル官能基1モルを含むポリオールの質量として定義される。例えば、15重量%のHEMAを含むポリオールはEW=876.6gポリオール/モルOHを有する。ポリオールについてヒドロキシル価(OH#)が決定される場合には、その計算は以下の通りである:Mn/(56105/OH#)。ヒドロキシル価は、連鎖移動剤から生じると考えられるヒドロキシ末端基を含まずに、ポリマーのヒドロキシ官能性モノマー含量から計算される。OH#=56105/EW。もちろん、ポリマー鎖の実際の分布は、より低いおよびより高いヒドロキシル官能性を有する鎖を幾分か含むであろう。本発明のある実施形態においては、ポリマー鎖あたりの平均ヒドロキシル官能性は少なくとも2.5、好ましくは少なくとも3、好ましくは少なくとも3.5、好ましくは少なくとも4であり;平均ヒドロキシル官能性は10以下、好ましくは8以下、好ましくは7以下、好ましくは6以下である。
【0010】
本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールのMnは少なくとも2,000、好ましくは少なくとも2,500、好ましくは少なくとも3,000、好ましくは少なくとも3,500である。本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールのMnは8,000以下、好ましくは7,000以下、好ましくは6,000以下である。ある実施形態においては、Mw/Mnは1.5〜3.5、あるいは2〜3である。本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールのTgは−100℃〜−40℃、好ましくは−80℃〜−45℃、好ましくは−75℃〜−50℃である。
【0011】
本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールは少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%のアクリルモノマーの重合残基を含む。本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールは、5〜35%、好ましくは8〜25%、好ましくは10〜20%のヒドロキシ含有アクリルモノマーの重合残基を含む。本発明のある実施形態においては、アクリル系ポリオールは3,000〜5,000のMnおよびヒドロキシ含有アクリルモノマーの残基10〜20%を有する。ある実施形態においては、ヒドロキシ含有モノマーは(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルであり、好ましくはHEMA、HPMA、HBAまたはこれらの組み合わせから選択されるもの;好ましくはHEMAおよび/またはHPMAである。ある実施形態においては、アクリル系ポリオールは65〜95%、好ましくは75〜92%、好ましくは80〜90%の(メタ)アクリル酸C−C12アルキルの重合残基;ある実施形態においては、(メタ)アクリル酸C−C12アルキルは、アクリル酸C−C12アルキル、好ましくはアクリル酸C−C10アルキル、好ましくはBAおよび/またはEHAである。ある実施形態においては、アクリル系ポリオールはアクリルモノマーに加えて、ビニルモノマーの残基を少量含むことができる。
【0012】
好ましくは、アクリル系ポリオールは当該技術分野において周知の典型的な開始剤を使用する溶液重合によって製造される。好ましくは、連鎖移動剤(CTA)、例えば、アルコール、グリコール、グリコールアルキルエーテル、メルカプト−アルコールもしくはメルカプト−グリコール;好ましくはアルコール、グリコールもしくはグリコールアルキルエーテル;好ましくはアルコールが使用される。ある実施形態においては、連鎖移動剤は硫黄を実質的に含まず(すなわち、0.3%未満、あるいは0.1%未満、あるいは0.05%未満)、およびアクリル系ポリオールは実質的に硫黄を含まない(すなわち、100ppm未満、あるいは50ppm未満、あるいは25ppm未満)。重合に好適な溶媒には、例えば、アルコール、アルキルエステル、グリコール、グリコールアルキルエーテル、アルデヒド、ケトンおよびエーテルが挙げられる。ある実施形態においては、溶媒は連鎖移動剤としても機能し;連鎖移動剤でもある好ましい溶媒には、例えば、C−Cアルコール、例えば、イソプロパノールが挙げられる。ヒドロキシ化合物が連鎖移動剤として使用される場合には、末端ヒドロキシ基はポリマー鎖の末端に直接結合されると考えられる。アルコール、例えば、イソプロパノールが連鎖移動剤として使用される場合には、生じるターシャリー末端ヒドロキシ基は、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルおよび他のヒドロキシ置換モノマー上のヒドロキシ基よりも化学的に活性が低いと考えられる。
【0013】
ポリイソシアナートは少なくとも2の平均イソシアナート官能性を有する物質である。好適なポリイソシアナートの例には、イソホロンジイソシアナート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアナート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート(HMDI)、ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)、トルエンジイソシアナート(TDI)これらの異性体またはこれらの混合物をベースにするものが挙げられる。本発明のある実施形態においては、ポリイソシアナートは脂肪族ポリイソシアナートである。ポリイソシアナートとポリオールとのプレポリマーも本発明においてポリイソシアナート成分として使用されることができ;ポリイソシアナートプレポリマーについての好ましいMnは300〜3000、好ましくは500〜2000である。本発明のある実施形態においては、ポリイソシアナートの官能性は少なくとも2.5、あるいは少なくとも2.7、あるいは少なくとも3である。ある実施形態においては、ポリイソシアナートは5以下、好ましくは4以下、好ましくは3以下の官能性を有する。
【0014】
好ましくは、非末端ヒドロキシ基/NCO基のモル比は、0.75:1〜1:0.75、あるいは0.75:1〜1:0.9、あるいは0.9:1〜1:0.75、あるいは0.9:1〜1:0.9、あるいは0.95:1〜1:0.9、あるいは0.9:1〜1:0.95、あるいは0.95:1〜1:0.95、あるいは0.98:1〜1:0.98、あるいは0.99:1〜1:0.99、あるいは0.995:1〜1:0.995で変動する。
【0015】
架橋剤は2以上のエチレン性不飽和基を有するモノマーであり、例えば、ジビニル芳香族化合物、ジ−、トリ−およびテトラ−(メタ)アクリラートエステル、ジ−、トリ−およびテトラ−アリルエーテルもしくはエステル化合物、並びに(メタ)アクリル酸アリルが挙げられうる。このようなモノマーの好ましい例には、ジビニルベンゼン(DVB)、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、テトラアリルペンタエリスリトール、トリアリルペンタエリスリトール、ジアリルペンタエリスリトール、フタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、シアヌル酸トリアリル、ビスフェノールAジアリルエーテル、アリルスクロース、メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリラート、メタクリル酸アリル(ALMA)、エチレングリコールジメタクリラート(EGDMA)、ヘキサン−1,6−ジオールジアクリラート(HDDA)およびブチレングリコールジメタクリラート(BGDMA)が挙げられる。本発明のある実施形態においては、ポリマー中に重合される架橋剤残基の量は、0.2%以下、好ましくは0.1%以下、好ましくは0.05%以下、好ましくは0.02%以下である。
【0016】
本発明の組成物は、場合によっては、他の成分を含むことができる。例えば、組成物はウレタン形成反応のための触媒、例えば、ジアルキルスズジエステル;接着促進剤;酸化防止剤;および光安定剤を含むことができる。前記成分は、好ましくはポリオール成分中に存在するであろうが、いくつかは、それがイソシアナート基と反応性でなくかつイソシアナート重合を触媒しないならば、ポリイソシアナート成分中に含まれても良い。本発明のある実施形態においては、組成物は1.5重量%以下、あるいは1.25重量%以下、あるいは1重量%以下、あるいは0.75重量%以下、あるいは0.5重量%以下、あるいは0.25重量%以下の光安定剤を含む。
【0017】
本発明の方法に従って製造される光起電モジュールにおいては、ガラスシートが太陽電池を覆って光起電モジュールを形成し、ここでは光が太陽電池に衝突する前にガラスシートを通る。太陽電池はガラスシート上に(例えば、スパッタリングもしくはCVDによって)直接形成され、次いで、封止材料の層で覆われる。本発明のいくつかの実施形態においては、光起電モジュールは液体封止材上に積層された物質のシートをさらに含む。封止材の層の下側のこの物質の任意の層は剛性であって良く、または可とう性であってもよい。剛性材料は、例えば、ガラス、合成ポリマー(例えば、ポリフッ化ビニル、ポリエチレンテレフタラート、エチレン酢酸ビニル)、金属シートなどであることができる。この記載において、用語「上側」とは、太陽電池に到達するようにある方向から光が移動してくるその方向を示す。本発明のある実施形態においては、封止材は物質のシートに適用され、次いで、太陽電池を有するガラスシートとシート上の封止材層とを接触させる。ほとんどの場合には、光起電モジュールは太陽電池の下側に絶縁物質を必要とする。この物質は封止材または剛性材料であることができるが、ただし、この物質は絶縁能力、例えば、IEC61215、IEC61646、UL746A、UL746B、UL746Cに特定される試験方法についての基準を満たす。
【0018】
本発明のある実施形態においては、太陽電池と接触させる直前に、例えば、インラインミキサーまたは混合タンクにおいて、ポリオール成分とイソシアナート成分とが混合されて液体封止材を形成する。光起電モジュールの構築の種類に応じて、上述のように、混合された成分は、太陽電池を付加する前のガラスもしくは合成ポリマー物質に;封止材料の2層を形成するように太陽電池の前および後で;ガラスまたは合成ポリマーなどの上に形成された太陽電池に;適用されることができた。好ましくは液体封止材は組み立てられた光起電モジュールを、好ましくは60℃〜150℃の温度で、1分〜3時間の期間で加熱することによって硬化される。時間および温度は、イソシアナートおよびヒドロキシ官能基の種類、ヒドロキシ/イソシアナート比、およびこの技術分野において充分に理解されているような他の要因に応じて変動するであろう。
【実施例】
【0019】
典型的な重合手順:
窒素パージ、還流凝縮器、温度調節器および機械式攪拌装置を備えた4つ口丸底フラスコにイソプロパノール(1137g)が入れられ、82℃に加熱された。t−アミルペルオキシピバラートのイソプロパノール中溶液(704mL、4.7重量%)を添加し、次いで、アクリル酸2−エチルヘキシル(187g)およびメタクリル酸ヒドロキシエチル(33g)の混合物を添加した。熱を加えることなく、混合物の温度が86℃に上昇した。混合物を82℃に冷却した後、アクリル酸2−エチルヘキシル(1683g)およびメタクリル酸ヒドロキシエチル(297g)の混合物が180分間にわたって徐々に添加された。同時に、t−アミルペルオキシピバラートのイソプロパノール中溶液(704mL、4.7重量%)が200分の期間にわたって添加された。添加完了後、混合物は82℃で60分間維持され、次いで、t−アミルペルオキシピバラートのイソプロパノール中溶液(16.6mL、29.8重量%)を添加した。15分後、さらなるt−アミルペルオキシピバラートのイソプロパノール中溶液(16.6mL、29.8重量%)を90分の期間にわたって添加した。溶媒は蒸発によってポリマーから除去された。
【0020】
以下の表は、この方法に従って製造されたポリマーを列挙する。
【0021】
【表1】

【0022】
スーパーストレートベースの薄膜モジュールの封入のための手順
上述のようなEHA/HEMA 85/15コポリマーが化学量論量(ヒドロキシ末端基を除くポリオールのヒドロキシ官能性に基づいた、1:1ヒドロキシ/イソシアナートモル比)のHMDIで架橋される。このコポリマー(50g、OH#64.5mg KOH/g)、触媒(ジブチルスズジアセタート、0.005重量%、0.0025g)および任意の光安定剤が真空下で60℃で混合されて、泡がなくなるまで観察される。ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアナート(合計7.62g)が別に脱ガスされる。EHA/HEMAポリマーとイソシアナートとを含む第1の混合物が、24個の混合エレメントを備えたインライン静的ミキサー中に化学量論量比で別にポンプ移送される。この混合物は、ラボスケールパッチコーター(ペンシルベニア州トワンダのフロンティアインダストリアルテクノロジー(Frontier Industrial Technology))を用いてバックシート(EVA/PET/Tedlar、クレムペルアカソル(Krempel Akasol)PTL3HR 1000V)片上にコーティングされる。次いで、非晶質シリコン太陽電池モジュールがガラスパネル上に製造されたガラスパネルの裏面に、湿潤バックシートがラバーローラーを用いて適用される。次いで、レイドアップ(laid−up)薄膜モジュールがアルミニウムフレームでフレーム取り付けされて、オーブン内で30分間150℃で硬化される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)太陽電池をガラス板上に形成する工程;および(b)液体封止材の少なくとも1つの層と前記太陽電池とを接触させる工程;を含み、
液体封止材が、
(i)ポリマー鎖あたりのヒドロキシ官能性モノマー単位の平均数2〜25を有し、かつ1,000〜10,000のMnを有するアクリル系ポリオールと、
(ii)少なくとも2の平均官能性を有するポリイソシアナートと
を含み;
前記ポリオール中の非末端ヒドロキシ基:前記ポリイソシアナート中のイソシアナート基のモル比が0.5:1〜1:0.5である;
光起電モジュールを製造する方法。
【請求項2】
アクリル系ポリオールがポリマー鎖あたりのヒドロキシ官能性モノマー単位の平均数3〜6を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
アクリル系ポリオールが3,000〜7,000のMnを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ポリイソシアナートが2〜4の平均官能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
アクリル系ポリオールが65〜95重量%の(メタ)アクリル酸C−C12アルキルの重合残基および5〜35重量%のヒドロキシ含有アクリルモノマーの重合残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
アクリル系ポリオールが3,000〜5,000のMnを有し、かつ10〜20重量%のヒドロキシ含有アクリルモノマーの残基を含有する、請求項5に記載の方法。

【公開番号】特開2011−171710(P2011−171710A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−276965(P2010−276965)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(590002035)ローム アンド ハース カンパニー (524)
【氏名又は名称原語表記】ROHM AND HAAS COMPANY
【Fターム(参考)】