説明

入力表示装置

【課題】入力表示装置がアクチュエータのトルクリップル等の抵抗ムラを有する場合でも、滑らかなカーソル移動表示が可能な入力表示装置を提供する。
【解決手段】入力表示装置1は、ノブを操作することにより移動して位置入力するXY操作ユニット100と、ノブの操作による位置を検出する位置検出部(Xポテンショメータ122、Yポテンショメータ133)と、位置検出部で検出した検出信号に基づいてノブの操作状態をカーソル表示する表示装置310と、位置検出部の検出信号に応じてノブに操作抵抗を付与するアクチュエータ(Xモータ150、Yモータ170)と、アクチュエータの抵抗ムラデータを記憶する記憶部210と、記憶部に記憶されたアクチュエータの抵抗ムラに基づいて表示部に表示する表示データを補正する補正ECU200と、を有する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力表示装置に関し、特に、操作抵抗付与型の入力表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
操作抵抗付与型の操作装置として、回動操作可能に設置されたロータリーノブと、これに連結されたギア機構とを備えた手動操作部と、ロータリーノブに近接配置されロータリーノブの回動操作量や回動方向を検出してその検出結果に対応したノブ変位情報を発生する例えばエンコーダからなるノブ変位検知部と、供給されたノブ変位情報を用いてノブ操作速度を演算する速度演算部、速度演算部で求めたノブ操作速度を用いてフォース量を演算するフォース演算部、及び、このフォース量に基づいて手動操作部にダンパー力を付与するアクチュエータとを備えたダンパー力付与操作制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この操作抵抗付与型の操作装置によれば、操作者が手動操作部のロータリーノブを希望する位置まで回動操作したとき、ロータリーノブに近接配置されているノブ変位検知部が、ロータリーノブの回動状態、具体的にロータリーノブの回動操作量や回動方向を検出し、その検出結果に基づいた回動操作量や回動方向を表すノブ変位情報を発生し、発生したノブ変位情報を制御部の速度演算部に供給する。速度演算部は、供給されたノブ変位情報を用いてノブ操作速度を演算し、アクチュエータは供給されたアナログフォース量に対応したダンパー力を回動操作中のロータリーノブに付与することで、操作者に対してロータリーノブの回動状態に応じた操作抵抗を付与する。
【特許文献1】特開2003−150261号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の操作抵抗付与型の操作装置によれば、アクチュエータは構造上トルクリップル等の抵抗ムラを有しており、このトルクリップルがロータリーノブに付与される。そして、この操作装置により入力を行なう場合には、アクチュエータのトルクリップルがノブ変位情報に反映されるので、表示装置に表示されるカーソルに速度ムラが生じ、このカーソル移動表示に違和感を覚えることになる。
【0005】
従って、本発明の目的は、入力表示装置がアクチュエータのトルクリップル等の抵抗ムラを有する場合でも、滑らかなカーソル移動表示が可能な入力表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明は、上記目的を達成するため、ノブを操作することにより移動して位置入力する入力操作ユニットと、前記ノブの操作による操作位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部で検出した検出信号に基づいて前記ノブの操作状態をカーソル表示する表示部と、前記位置検出部の検出信号に応じて前記ノブに操作抵抗を付与するアクチュエータと、前記アクチュエータの抵抗ムラデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記アクチュエータの抵抗ムラに基づいて前記表示部に表示する表示データを補正する表示制御部と、を有することを特徴とする入力表示装置を提供する。
【0007】
[2]前記記憶部は、入力表示装置に電源が投入された時、又は、出荷時に、前記アクチュエータの抵抗ムラを前記位置検出部によって測定した結果に基づき、前記ノブの操作位置に対する前記アクチュエータの抵抗ムラデータを有していることを特徴とする上記[1]に記載の入力表示装置であってもよい。
【0008】
[3]また、前記表示制御部は、前記表示制御部は、前記記憶部の前記抵抗ムラデータに基づいて、前記位置検出部で検出した前記ノブの操作に対する表示データを補正することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の入力表示装置であってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、入力表示装置がアクチュエータのトルクリップル等の抵抗ムラを有する場合でも、滑らかなカーソル移動表示が可能な入力表示装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
[本発明の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置1のうち、入力操作デバイス10の外観斜視図である。図2は、入力操作デバイス10のうち、XY操作ユニット100の構成を示す外観斜視図である。図3は、入力操作デバイス10のうち、Xギアユニット140付近の構成を示す外観斜視図である。図4は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置1の全体構成ブロック図である。図5は、電源投入時、又は、出荷時の抵抗ムラデータ取得を示すフローチャートである。図6(a)は、抵抗ムラデータ取得時における時間tとポテンショメータ出力(ノブ操作位置)Xpの関係、図6(b)は、時間tと速度Vxの関係、図6(c)は、(a)及び(b)から求めたノブ位置Xと抵抗ムラRとの関係を示す図である。図7は、ノブ操作に伴う補正ECU200及び表示ECU300の処理フローを示すフローチャートである。図8は、表示装置310に表示されるカーソルの表示が改善される一例を示す図である。
【0011】
(入力表示装置1の構成)
入力表示装置1は、ノブを操作することにより移動して位置入力する入力操作ユニットと、ノブの操作による位置を検出する位置検出部と、位置検出部で検出した検出信号に基づいてノブの操作状態をカーソル表示する表示部と、位置検出部の検出信号に応じてノブに操作抵抗を付与するアクチュエータと、アクチュエータの抵抗ムラデータを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたアクチュエータの抵抗ムラに基づいて表示部に表示する表示データを補正する表示制御部と、を有して構成されている。
【0012】
(入力操作デバイス10の構成)
入力操作デバイス10は、図1及び図2に示すように、入力操作ユニットとしてのXY操作ユニット100と、位置検出部としてのXポテンショメータ122、Yポテンショメータ133から概略構成され、XY操作ユニット100を操作するためのノブ101は、XY方向の所定操作範囲だけ移動可能に、カバー11の上部穴部から露出している。
【0013】
XY操作ユニット100は、ノブ101の傾倒操作により直交するX,Y方向へ独立に移動操作可能である。図2に示すように、固定支持部110からX軸支持部材111によりX回転軸121が回転可能に支持され、このX回転軸121と一体的にX揺動部120が所定の範囲内でノブ101により傾倒操作可能である。尚、このX方向のノブ操作は、Y方向の動作とは独立している。また、X軸支持部材111には、位置検出部としてのXポテンショメータ122が取り付けられており、そのロータ側がX回転軸121の回転に伴い回転することで、ノブ101のX方向の操作位置Xpに対応した検出信号が出力される。
【0014】
一方、固定支持部110は、Y回転軸132を回転可能に支持しており、これによりY方向の所定範囲内でノブ101により傾倒操作が可能である。尚、X揺動部120には、X方向に長穴部120aが形成されているので、X方向と独立して、上記のY方向の傾倒操作が可能となっている。また、固定支持部110には、位置検出部としてのYポテンショメータ133が取り付けられており、そのロータ側がY回転軸132の回転に伴い回転することで、ノブ101のY方向の操作位置Ypに対応した検出信号が出力される。
【0015】
図3に示すように、X回転軸121は、Xギアユニット140を介してXモータ150に連結されている。Xギアユニット140は、X回転軸121に直結されたXギア141と、Xモータ150との間に位置する中間ギア142、及び、Xモータ150に直結されたモータギア151が、それぞれ歯合して駆動力を伝達するよう配置されている。尚、X回転軸121とXモータ150との間の駆動力伝達は、上記のようなギア列によらずに、ベルト伝達等の他の手段でも可能である。Y軸方向の駆動力伝達も同様の構成により、Y回転軸132は、図1に示すYギアユニット160を介してYモータ170と連結されている。
【0016】
図4は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置1の全体構成ブロック図である。補正ECU200は、CPUで構成され、Xポテンショメータ122及びYポテンショメータ133と接続され、ノブ101の傾倒操作により操作位置X,Yが検出信号として入力される。一方、補正ECU200からはノブ101の傾倒操作速度に応じて、Xモータ150及びYモータ170を駆動する制御信号を出力する。これにより、図示しない駆動ドライバ等を介してそれぞれのモータを駆動し、Xギアユニット140、Yギアユニット160を介してノブ101に操作抵抗を付与する。
【0017】
補正ECU200は、表示データを補正する表示制御部として機能し、ノブ101の操作位置X,Yに対応したカーソル移動を、表示ECU300を介して表示装置310に表示する。表示ECU300は、補正ECU200からの信号を表示装置310の表示範囲内に表示するための座標変換を行ないこの変換結果に基づいて表示装置310上にカーソルを表示する。ここで、表示装置310としては、特に限定はないが、例えば、車両に搭載されるナビゲーション装置の表示画面、車両の走行状態を表示するメーター画面等が挙げられる。
【0018】
記憶部210は、ROM部及びRAM部で構成され、補正ECU200を動作させるためのプログラムがROM部に記憶されていると共に、Xモータ150及びYモータ170の抵抗ムラデータが出荷時にROM部に記憶され、また、入力表示装置1に電源が投入された時に抵抗ムラデータを測定して更新してRAM部に記憶される。この記憶部210は、補正ECU200からの命令により、随時読み出される。
【0019】
(抵抗ムラデータ取得)
図5は、電源投入時、又は、出荷時の抵抗ムラデータ取得を示すフローチャートである。以下では、Xモータ150の抵抗ムラデータ取得について説明するが、Yモータ170についても同様である。
【0020】
まず、Xモータ150を定電流で駆動する(Step01)。Xギアユニット140を介してノブ101がX方向に駆動され、Xポテンショメータ122から補正ECU200にノブ操作位置Xpが出力される(Step02)。X方向に所定値まで駆動されたかどうかを判断し、所定のX範囲のデータを取得する(Step03)。
【0021】
ここで、図6(a)に示すように、抵抗ムラデータ取得時における時間tとポテンショメータ出力(ノブ操作位置)Xpの関係は、Xモータ150の有するトルクリップル等の影響により、所定の周期(T)で増減する特性となっている。すなわち、傾きをKとして、Xp=Kt+Asin(2πt/T)と表せる。このXpから、微分して速度Vxを算出すると、Vx=K+Bcos(2πt/T)となる。但し、B=2πA/T。
【0022】
補正ECU200により、Xモータ150の抵抗ムラを算出する(Step04)。上記のXpに対応するVxを求め、モータの抵抗ムラはVxに逆比例すると仮定して、図6(c)に示すように、横軸X、縦軸抵抗ムラRの関係が得られる。図6(c)に示す抵抗ムラは、図6(b)の速度信号を略位相反転した特性となる。尚、ゲインは、後述する表示ECU300で表示装置310に対応してスケール調整した補正データを作成するので、適宜設定しておけばよい。
【0023】
上記の説明では、Xモータ150は所定の周期(T)で抵抗ムラを有するとしたが、一般に、Xモータ150を定電流で駆動し、このときのXポテンショメータ122から出力Xpとこれに基づく速度Vxから、ノブ位置Xと速度Vxを求めることができ、モータの抵抗ムラはVxに逆比例すると仮定することによりノブ位置Xと抵抗ムラRの関係を図6(c)のように求めることができる。
【0024】
上記のように求められた抵抗ムラデータは、テーブル化され、記憶部210に記憶される(Step05)。
【0025】
(補正ECU200及び表示ECU300での処理・制御)
図7に、ノブ操作に伴う補正ECU200及び表示ECU300の処理フローを示す。補正ECU200では、抵抗ムラデータによるカーソル表示データの補正制御、及び、各モータに対する操作抵抗の付与制御を行なう。また、表示ECU300は、補正ECU200からのカーソル表示データを表示装置310の表示範囲内に表示するための座標変換制御を行なう。
【0026】
ノブ101が操作(Step11)されると、Xポテンショメータ122及びYポテンショメータ133からそれぞれ操作位置X,Yが補正ECU200に入力される(Step12)。
【0027】
補正ECU200において、操作位置X,Yをそれぞれ抵抗ムラデータで補正して、表示装置310上で滑らかにカーソル移動表示が行なわれるように補正制御を行なう(Step13)。操作位置X,Yと直近の操作位置との比、又は、差分(移動量)を図6(c)に示したような記憶部210に記憶されている抵抗ムラデータに基づいて補正する。すなわち、抵抗ムラが大きい部分では同じノブ操作力に対するカーソル移動量が少ないため、ノブ操作に対するカーソル移動量を多く設定する補正が行なわれる。また、移動速度の比を上記抵抗ムラデータに基づいて補正する。すなわち、抵抗ムラが大きい部分では同じノブ操作力に対するカーソル移動速度が小さいため、ノブ操作に対するカーソル移動速度を大きく設定する補正が行なわれる。これにより、モータの抵抗ムラに関わらず滑らかなカーソル移動が可能となる。尚、一定以上の速度変化が予想される部分についての移動に対しては、一定のカーソル移動速度とすることができる。これにより、自然に近い違和感のないカーソル移動が可能となる。
【0028】
Step13で補正されたカーソル表示データは、表示ECU300により、表示装置310の表示範囲内に表示するための座標変換を行なう(Step14)。ゼロ点調整及びスケール調整を行ない、この変換結果に基づいて表示装置310上にカーソル移動表示を行なう(Step15)。
【0029】
一方、補正ECU200は、ノブ101の操作位置X,Y、操作速度に応じて、補正なしで、Xモータ150及びYモータ170にそれぞれ操作抵抗を付与する(Step16)。
【0030】
ノブ101の操作が行なわれているか判断し、行なわれている場合はStep11に戻って繰り返してカーソル移動表示を行なう(Step17)。入力表示装置1が動作終了することにより上記一連の処理フローが終了する。
【0031】
[本発明の実施の形態の効果]
上記示した本発明の実施の形態によれば以下のような効果を有する。
(1)抵抗ムラを有する操作デバイスの動作に対して、高級感のある滑らかなカーソル移動表示が可能となる。特に、回転モータの場合のトルクリップル等の大きな抵抗ムラに対しても簡単な補正制御により滑らかなカーソル移動表示が可能となる。
(2)回転モータ等のアクチュエータに抵抗ムラデータに基づいた力をフィードバックする方式もあるが、本実施の形態は、補正対象のカーソル移動を直接抵抗ムラデータに基づいて補正するので、簡単な構成により直接的な補正が可能である。
(3)補正により違和感のないカーソル移動表示が可能となる。例えば、図8は、表示装置310に表示されるカーソルの表示が改善される一例を示す。回転モータのトルクリップル、コギング等により周期的なカーソル移動表示がされていたものが、本実施の形態に係る入力表示装置1により、周期的なカーソル移動速度の変動が減少し、違和感のないカーソル移動表示が可能となる。
(4)ソフト的にカーソル移動表示を行なうので、アクチュエータとして低トルクリップルモータ等を使用する必要がなく、低コストで違和感のないカーソル移動表示が可能な入力表示装置が達成可能である。
【0032】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置1のうち、入力操作デバイス10の外観斜視図である。
【図2】図2は、入力操作デバイス10のうち、XY操作ユニット100の構成を示す外観斜視図である。
【図3】図3は、入力操作デバイス10のうち、Xギアユニット140付近の構成を示す外観斜視図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置1の全体構成ブロック図である。
【図5】図5は、電源投入時、又は、出荷時の抵抗ムラデータ取得を示すフローチャートである。
【図6】図6(a)は、抵抗ムラデータ取得時における時間tとポテンショメータ出力(ノブ操作位置)Xpの関係、図6(b)は、時間tと速度Vxの関係、図6(c)は、(a)及び(b)から求めたノブ位置Xと抵抗ムラRとの関係を示す図である。
【図7】図7は、ノブ操作に伴う補正ECU200及び表示ECU300の処理フローを示すフローチャートである。
【図8】図8は、表示装置310に表示されるカーソルの表示が改善される一例を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1…入力表示装置、10…入力操作デバイス、11…カバー、100…操作ユニット、101…ノブ、110…固定支持部、111…X軸支持部材、120…X揺動部、120a…長穴部、121…X回転軸、122…Xポテンショメータ、132…Y回転軸、133…Yポテンショメータ、140…Xギアユニット、141…Xギア、142…中間ギア、150…Xモータ、151…Xモータギア、160…Yギアユニット、170…Yモータ、200…補正ECU
210…記憶部。300…表示ECU、310…表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノブを操作することにより移動して位置入力する入力操作ユニットと、
前記ノブの操作による操作位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部で検出した検出信号に基づいて前記ノブの操作状態をカーソル表示する表示部と、
前記位置検出部の検出信号に応じて前記ノブに操作抵抗を付与するアクチュエータと、
前記アクチュエータの抵抗ムラデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記アクチュエータの抵抗ムラに基づいて前記表示部に表示する表示データを補正する表示制御部と、
を有することを特徴とする入力表示装置。
【請求項2】
前記記憶部は、入力表示装置に電源が投入された時、又は、出荷時に、前記アクチュエータの抵抗ムラを前記位置検出部によって測定した結果に基づき、前記ノブの操作位置に対する前記アクチュエータの抵抗ムラデータを有していることを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記記憶部の前記抵抗ムラデータに基づいて、前記位置検出部で検出した前記ノブの操作に対する表示データを補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の入力表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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