説明

内燃機関用の改良された供給空気分配装置

本願発明に係る空気分配装置10は、内燃機関のシリンダ15、16、17、18への供給用の連絡管路45、46を備えた円筒形管状本体24を有し、それらの分岐部37〜44は、管状本体の母線GA上に整列して開口する。管状本体24は、分岐部37、38の上流で、空気取入孔32に開いた180°のエルボ管30から延長され、エルボ管30は、母線GAを含む、管状本体24の直径面に対して角度αで傾斜している。

分配装置はさらに、傾斜されたエルボ管をもつ分配装置の構造によって生じる、シリンダ15上での「スワール(渦)」の低下を小さくするための、主要本体の空気の流れる領域の部分的な絞り傾斜台(ramp)48を備える。傾斜台48は、分配された第1のシリンダ15の連絡管路45、46の分岐部37、38の上流および近傍、ならびにエルボ管30の傾斜側に設置される。この傾斜台48は、上流面50および下流面52が、それぞれ小さな傾斜および大きな傾斜をもつ、非対称なスロープ(wheel ramp)の形をとる。分配装置10は、シリンダ15ごとに2本の吸気ダクト19、20を有する、ディーゼルエンジンのシリンダヘッド14の吸気面12に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
本発明は、特に自動車車両用の内燃機関のシリンダ内に吸い込まれる空気の分配装置に関するものであり、ここで「空気」とは、広義の意味であり、特に、あらゆる吸い込まれる気体混合物、とりわけ空気と燃料の混合物を意味するものとする。
【0002】
一般に、内燃機関のシリンダ内に吸い込まれる空気の分配は、供給ダクトが複数存在するシリンダではそのシリンダにおいて、又は、複数のシリンダ間の分配において、各シリンダへの空気の供給の不均衡を取り除く、又は実質的に低減させることを目指しながら行われる。

特に、吸気の空気力学的配慮が非常に重要であるディーゼル型の内燃機関においては、いくつかのシリンダ内、とりわけ分配された第1のシリンダ内で、分配装置の幾何学的形状を原因とする「スワール」の低下が見られる(「スワール」とは、シリンダ内で発生する軸方向の渦と定義することができる)。

特に、180°湾曲された空気分配装置については、自動車車両のエンジン収納場所に取り付けられるエンジンの占めるスペースおよびコンパクト化の要請からエルボ管が傾斜している場合、すなわち、管状本体に対して直径方向で、シリンダ供給ダクトの連絡管路分岐部が整列する直線を含む基準面に対して、傾斜している場合に上記のような結果を招く。
【0003】
本発明は、分配された第1のシリンダで、分配装置の幾何学的な形状を考慮して改良された空気供給用分配装置を目的とし、とりわけ、前述の不都合を解消することを目的とする。
【0004】
公報JP2003074357には、先端に軸方向の空気取入口が付き、シリンダごとに2つの吸気バルブを有するタイプの内燃機関用の空気分配装置であって、連絡管路の曲率が、シリンダ間の「スワール」を均一化するように適合された分配装置が開示されている。

さらに、公報JP63208616には、第2シリンダと第3シリンダの間に側方中央取入口が付き、シリンダごとに1つの吸気バルブを有する直列四気筒型内燃機関用の空気分配装置であって、第3のシリンダの連絡管路の入口がシリンダヘッドの上流で、空気の流れの線に第2のシリンダと同一の曲率半径を与える空気ガイドを備える分配装置が開示されている。

また、公報JP113509963には、1つの吸気バルブを有するタイプの直列三気筒内燃機関用の連絡管路のない空気分配装置であって、分配された第1シリンダと第2シリンダの間、および分配された第2シリンダと第3シリンダの間に、一定の断面に適合された射出物が配置された分配装置が開示されている。

この3件の日本公報で、シリンダ間の「スワール」の均衡を保つために提案されている解決策は、公知の分配装置に関連し、または分配装置によって生じる内部の空気力学的擾乱が存在しない湾曲型空気分配装置とは完全に異なる、特定の構造の空気分配装置のみに関するものである。
【0005】
本発明は、少なくとも直列の複数のシリンダを備える内燃機関用の空気分配装置であって、シリンダへの空気の供給のための側方連絡管路を備えた、実質的に円筒形の管状の主要本体を備える。その管状主要本体とシリンダとの分岐部が、管状主要本体の母線上に実質的に整列して開口し、管状主要本体が、分岐部の上流で空気の取入孔に開いた、実質的に180°のエルボ管から延長されている。当該エルボ管が、分岐部の整列母線を含む主要本体の直径面に対して、角度αだけ傾斜している空気分配装置において、分配された第1のシリンダの、1つまたは複数の連絡管路の分岐部の上流および近傍、ならびにエルボ管の傾斜側の管状主要本体の空気の流れる領域に、部分的な絞り傾斜台(ramp)を備えることを特徴とする空気分配装置を提案するものである。
【0006】
以下の明細書の記載から分かるように、このような配置により、一方では、分配装置の内部の空気力学に影響を与え、分配された第1のシリンダ内での「スワール」が再上昇することにより、分配された第1のシリンダ内で、分配装置がない場合の「スワール」と実質的に等しい「スワール」を回復させ、また、シリンダごとに2つの吸気バルブを有する内燃機関とともに使用され、シリンダごとに2本の連絡管路を有する本発明による分配装置の場合には、分配された第1のシリンダの2本の連絡用管路の間での流量の均衡を図ることが可能となる。
【0007】
好ましい一実施形態によれば、この分配装置は、エンジンのシリンダヘッドに対応する吸気面と平行に取り付けられるのに適している。このエンジンが、シリンダに対応するシリンダヘッドの吸気ダクトに向かい合ってシリンダの列と平行に設けられた連絡管路を有し、前記直径面がシリンダヘッドの吸気面に対し垂直となる。このような配置により、この分配装置を備えたエンジンのコンパクト性を改善することができる。
【0008】
本発明の第1の変形形態によれば、前記部分的な絞り率は、空気の流れの断面積の2〜10%である。
【0009】
本発明の別の変形形態によれば、傾斜台(ramp)は、上流面および下流面が、それぞれ小さな傾斜および大きな傾斜を有する、非対称なスロープ(wheel ramp)の形をとる。好ましくは、傾斜台は前記直径面に対して側方に傾斜している。好ましくは、傾斜台の頂点の突起は、管状本体に対する法平面で、直径面に対して、傾斜角αの1〜5倍の傾斜角βを有する。
【0010】
本発明のさらに別の変形形態によれば、分配装置は、エルボ管の実質的に出口であって、傾斜台の対面および上流部に、管状本体内の空気の流れ方向に実質的に垂直な延長部を有する凹部を備える。好ましくは、その凹部は管状本体内の空気の流れ方向に、収束/拡散する断面を構成する。

このような凹部または凸部によって、分配装置の全体的透過性、とりわけ第1分配部での透過性を改善することができる。なお、管の透過性は、所定のエネルギー損失である流量の空気を通過させる管の能力に対応し、またそのような凹部の存在により、透過性の低下を引き起こすおそれのある非対称型スロープの高さを小さくすることが可能になる。
【0011】
本発明による、さらに別の変形形態によれば、円筒形の管状主要本体は、角が丸められた、実質的に長方形の断面を有し、その短辺は、管状本体のエルボ管に対向する側面に対応し、連絡管路の整列した分岐部に達する。
【0012】
本発明はまた、特に自動車車両用の内燃機関であって、上述した本発明のあらゆる変形形態における、内燃機関のシリンダヘッドの吸気面上に取り付けられ、分配されたシリンダごとに、1または2本の吸気連絡管路を備え、少なくとも1つの空気分配装置を備える内燃機関に関するものである。特に自動車車両用のディーゼル型の内燃機関であって、上述した本発明のあらゆる変形形態における、内燃機関のシリンダヘッドの吸気面上に取り付けられ、分配されたシリンダごとに、1または2本の連絡管路を備え、少なくとも1つの空気分配装置を備える内燃機関に関するものである。
【0013】
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、限定的でない例として、以下に記される説明を読めば明らかになるだろう。
【0014】
図1および2に示される吸気分配装置10は、直列四気筒15、16、17、18を有する内燃機関の、シリンダヘッド14の吸気面12に固定された動作位置で示されている。限定的でない例として、シリンダヘッド14を組み込んだ内燃機関は、特に自動車車両用のディーゼル型であるが、本発明の範囲を逸脱することなく、内燃機関は、特に自動車車両用の異なるタイプのもの、例えば4サイクルガソリンエンジンでもよい。
【0015】
図1および2を参照すると、シリンダヘッドの吸気面12は、図1および2の紙面に垂直な平面P1内を延びている。図1において、シリンダ15〜18は、異なる供給ダクトのそれぞれ、例えば分配された第1のシリンダであるシリンダ15については、供給ダクト19、20とともに上面から見た図で示されている。それらダクトの先端は、シリンダ15のヘッド上で点火面22で開口しており、それぞれが、2つの供給バルブ(図示せず)のうち1つの弁座を支持している。図面を分かりやすくするために、排気バルブはここには図示していない。図2に示されているように、点火面16は、図1および2の平面に垂直な平面P2および平面P1内を延びている。
【0016】
空気の分配装置10は、単体であれ、適切に組み立てられる別々のエレメントによるものであれ、鋳造によって得られる軽合金製のエルボ管の形をとる。分配装置10は、主に軸XX’の円筒形の管状主要本体24から構成され、分配装置が、シリンダヘッド14上で動作するように取り付けられる場合には、吸気面12および点火面22に平行となる。本体24は、第1の先端26を分配された最後のシリンダであるシリンダ18で閉じる。もう一方の先端28において、エンジンの供給用ダクトおよび供給装置(図示せず)に適切に接続された、空気取入孔、または吸気孔32に開いた180°エルボ管30によって延長される。

図2に見ることができるように、円筒形管状本体24は、限定的でない例として、角が丸められた実質的に長方形のまっすぐな断面34を有し、エルボ管32に対向する本体24の側面に対応するその短辺36は、分配装置10の連絡管路の分岐部37、38、39、40、41、42、43、44に達する。これら分岐部は、四気筒の供給ダクトに接続される。例えば、分配された第1のシリンダ15について、分岐部37および38は、それぞれ、シリンダヘッド14内に作製された、供給ダクト19および20に適切に接続された連絡管路45および46と対になる。

図1および2に見ることができるように、タンデムに対になっている分岐部37〜44は、軸XX’に平行で、その軸と同様に、主要本体24の直径面P3内に含まれる円筒形の管状本体24の母線GA上に実質的に整列しており、前記直径面P3は、分配装置10がいったんシリンダヘッド上に取り付けられると、点火面の平面P2と平行になる。
【0017】
図2に示されているように、エルボ管30は、平面P3とエルボ管30の中央平面P4との間で規定される傾斜角αで、直径面P3に対して傾斜している。中央平面P4は限定的でない例として、流れ方向で、エルボ管30の入口および出口それぞれの断面の中心点CEおよびCSを通り、図2の紙面に垂直な平面として定義される。角度αは一般に、かなり小さい角度が選択され、好ましくは10〜25°である。この例では、P3から図2の左方に向かって、およそ20°である。
【0018】
本発明によれば、図1および2に見られるように、部分的な絞り傾斜台48は、エルボ管30の出口で分配された、第1シリンダ15の連絡管路45の分岐部の近傍に配置されている。この傾斜台は、直径面P3に対しエルボ管の傾斜側に、エルボ管に実質的に対向してその外側(すなわち、エルボ管の外側36であって、連絡分岐部37〜44が配置されている側に)に配置されている。

傾斜台48は、非対称のスロープの形をとり、その上流面50および下流面52が、それぞれ小さな傾斜および大きな傾斜を有し、図1に示されているように、面52は険しく、分岐部37の際に位置する。さらに、傾斜台48は、図2に示されているように、直径面P3に対して側方に傾斜している。

これに限定されるものではでないが、好ましくは、管本体28の法平面(切断面AAの面または図2の面)における傾斜台48の頂点の突起54は、直径面P3に対して傾斜角αの1〜5倍の傾斜角β、この場合にはおよそ40°傾いている。

一般に、管状本体の内部ダクト25の凹部の絞り傾斜台48は、本体を鋳造する際直接に、あるいは、内側に加えられる部品により(あるいは、機械溶接される分配装置の場合には、エルボ管と管状本体の境界ゾーンでの分配装置の壁の適切な貫通によって)作製される。部分的絞りの率は、好ましくは、流れの断面積の2〜10%である(この場合は、図2に示されているように10%前後である)。
【0019】
当然のことながら、本発明の範囲を逸脱することなく、空気の分配装置のエルボ管を、図2の右方向、例えばP3に関して対称に、傾斜させることもできる。なお、対応する部分的な絞り傾斜台は、この平面P3に関して傾斜台28とは対称に配置される。
【0020】
傾斜台28の存在は、分配された第1のシリンダ15への空気の供給の空気力学に対して二重の機能をもつ。すなわち、一方では、分配装置のない状況に実質的に等しい「スワール」のレベルを回復させ、その結果、エルボ管30の傾斜を原因とする、このシリンダ15内での「スワール」の低下を補償し、他方では、同一シリンダ15の2本の供給ダクト19と20の間の流量の調整をすることが可能になる。
【0021】
本発明による空気の分配装置10’は、分配装置10と実質的に同じである。したがって、2つの分配装置の同一の要素は、ここでは再び説明せず、同一の参照番号が付されている。特に図3において分配装置10’は、点線で示された部分的な絞り傾斜台48とともに下面から見た図で示されている。この2つの分配装置は、分配装置10’上では、エルボ管30の出口で、傾斜台48より上流の、傾斜台とは反対側に、軸XX’すなわち、管状本体24の内部ダクト25内の流れに対して、実質的に垂直に延びる凹部60が存在する点が異なる。

図4および5に詳細が示されているように、凹部60は、管状本体24の側面62側で、平面P3(傾斜台48につながる側面61とは反対の側の面)に平行に横方向に広がり、管状本体の幅(まっすぐな断面34の長辺)が、収束/拡散する断面(上流ゾーン61/下流ゾーン63)を構成する。

凹部60は一般に、空気分配装置の鋳造材料でつくられる(また、加えられる部品の形で作製し、あるいは、機械溶接される分配装置の場合には、エルボ管の出口における仕切りを変形させることによって得ることもできる)。

凹部60は主に、傾斜台またはスロープ48によって得られる空気分配装置の空気力学的利得を損なわずに、分配された第1のシリンダ、すなわちシリンダ15について、分配装置10’の透過性(所定のエネルギー損失における空気流量の増大)を改善する効果を有する。したがって、部分的な絞り傾斜台48の存在によって、場合によっては引き起こされる、流量のわずかな低下を少なくとも補償することが可能である。凹部60は、部分的な絞り傾斜台48の空気力学的効果を改善する作用を有し、その結果、傾斜台の高さを小さくし、したがって透過性を改善することが可能になる。
【0022】
本発明は、前述した、空気分配装置、ならびにシリンダごとに2つの吸気ダクトを有する機関に限定されるものではなく、分配されたシリンダごとに、ただ1つの連絡管路および吸気ダクトを有するそれらの変形形態も包含する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】内燃機関のシリンダヘッドの吸気面に沿って配置された、本発明による空気分配装置の第1の実施形態を示す概略平面図である。
【図2】図1の空気分配装置の断面AAに沿った拡大概略図である。
【図3】内燃機関のシリンダヘッドの吸気面に沿って配置された、本発明による空気分配装置の第2の実施形態の下面から見た概略図である。
【図4】図3の空気分配装置の断面BBに沿った拡大概略図である。
【図5】図3の空気分配装置の一部断面、拡大部分の概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、直列の複数のシリンダ(15、16、17、18)を備える、内燃機関用の空気分配装置(10、10’)であって、シリンダへの供給のための側方連絡管路(45、46)を備えた実質的に円筒形の管状の主要本体(24)を備え、当該管状主要本体とシリンダとの分岐部(37、38、39、40、41、42、43、44)が、前記管状主要本体の母線GA上に実質的に整列して開口し、管状主要本体(24)が、前記分岐部の上流で空気の取入孔(32)に開いた、実質的に180°のエルボ管(30)から延長され、前記エルボ管が、前記分岐部の整列母線GAを含む主要本体の直径面P3に対して、角度αだけ傾斜している空気分配装置において、分配された第1のシリンダ(15)の連絡管路(45、46)の1つ又は複数の分岐部(37、38)の上流および近傍、ならびにエルボ管の傾斜側の管状主要本体(24)の空気の流れる領域に、部分的な絞り傾斜台(48)を備えることを特徴とする空気分配装置(10、10’)。
【請求項2】
前記空気分配装置(10、10’)が、前記エンジンのシリンダヘッドに対応する吸気面(12)と平行に取り付けられるように適合されており、当該エンジンが、シリンダに対応するシリンダヘッドの吸気ダクト(19、20)に向かい合ってシリンダの列と平行に設けられた前記連絡管路(45、46)を有し、前記直径面P3が、シリンダヘッドの吸気面(12)に対し垂直となっていることを特徴とする請求項1に記載の空気分配装置(10、10’)。
【請求項3】
前記部分的な絞りの絞り率が、前記管状主要本体の空気の流れの断面積の2〜10%である、請求項1または2に記載の空気分配装置(10、10’)。
【請求項4】
前記傾斜台(48)が、上流面(50)および下流面(52)がそれぞれ小さな傾斜および大きな傾斜を有する、非対称なスロープの形をとることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空気分配装置(10’)。
【請求項5】
前記傾斜台(48)が、直径面P3に対して側方に傾斜していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の空気分岐装置(10、10’)。
【請求項6】
前記傾斜台(48)の頂点の突起(54)が、前記管状本体(24)に対する法平面内において、前記直径面に対して傾斜角αの1〜2倍の傾斜角βを有することを特徴とする請求項5に記載の空気分岐部(10、10’)。
【請求項7】
前記エルボ管(30)の実質的な出口であって、前記傾斜台(48)の対面および上流部に、前記管状本体(24)内の空気の流れ方向に実質的に垂直な延長部を有する凹部(60)を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の空気分配装置(10’)。
【請求項8】
前記凹部(60)が、前記管状本体(24)内の空気の流れ方向に収束/拡散する断面(61、63)を構成することを特徴とする請求項7に記載の空気分配装置(10’)。
【請求項9】
前記管状本体(24)が、角が丸められた実質的に長方形の断面(34)を有し、その短辺(36)は、当該管状本体の前記エルボ管(30)に対向する側面に対応し、連絡管路(45、46)が整列した前記分岐部(37、38、39、40、41、42、43、44)に達することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の空気分配装置(10、10’)。
【請求項10】
分配されたシリンダ(15)ごとに2本の吸気連絡管路(45、46)が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の空気分岐部(10、10’)。
【請求項11】
前記エンジンのシリンダヘッドの吸気面上に取り付けられ、分配されたシリンダごとに1または2本の前記吸気連絡管路が設けられている、請求項1から9のいずれか一項に記載の少なくとも1つの空気分配装置を備える、特に自動車車両用の内燃機関。
【請求項12】
前記エンジンのシリンダヘッドの吸気面上に取り付けられ、分配されたシリンダごとに1または2本の前記吸気連絡管路が設けられている、請求項1から9のいずれか一項に記載の少なくとも1つの空気分配装置を備える、特に自動車車両用のディーゼル型の内燃機関。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−517597(P2009−517597A)
【公表日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−542804(P2008−542804)
【出願日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【国際出願番号】PCT/FR2006/051216
【国際公開番号】WO2007/063239
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(503041797)ルノー・エス・アー・エス (286)
【Fターム(参考)】