説明

内蔵メモリーカードホルダーを有する完全屋外マイクロ波エンクロージャ

【課題】内蔵メモリーカードホルダーを有する完全屋外マイクロ波エンクロージャに追加の開口を要求することなく、記憶デバイスを挿入又は取り外す。
【解決手段】マイクロ波送受信エンクロージャは、エンクロージャハウジングと、エンクロージャハウジングの一つの面に取り付けられた1つ又は複数のI/O接続ポートとを備える。エンクロージャハウジングは、取り外し可能な通信コネクタと取り外し可能なメモリーカード30を収容する。取り外し可能な通信コネクタと取り外し可能なメモリーカード30はいずれも、同じI/O接続ポートを通じて、エンクロージャハウジングに挿入し、又は、エンクロージャハウジングから取り外すことが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロ波無線通信用装置に関し、特に内蔵メモリーカードホルダーを有する完全屋外マイクロ波エンクロージャに関する。
【背景技術】
【0002】
マイクロ波通信システムは通常、数多くのマイクロ波送受信装置を収容するための屋外エンクロージャからなる。各屋外マイクロ波エンクロージャは、分岐接続又はマイクロ波送受信装置をサポートするための接続に用いられる1つ又は複数の入力/出力(I/O)接続ポートを有する。これらのI/O接続ポートは、外部環境、例えば極端な天気状況の影響を避けるように保護される必要がある。屋外マイクロ波通信エンクロージャは、ライセンス情報、コンフィギュレーションパラメーター、ソフトウェアなどを含むデータを記憶する記憶デバイスを備えることが多い。該データは、システムにおける電子ハードウェアの操作をサポートする。従来より、ハードウェアが故障した状況では、ハードウェアからデータを抽出することは困難である。その結果、代替ユニットへのデータのロードを可能とするために、エンクロージャのハードウェアの外部にデータを記憶する必要がある。また、後述する図2に示す代替方法のように、エンクロージャに記憶デバイス用の専用開口を形成するアプローチもある。しかし、開口の追加は、エンクロージャの正常操作にとって非常に重要な完全耐候性に課題を課すことになる。
【発明の概要】
【0003】
本発明の1つの目的は、エンクロージャに何らの追加の開口を要求することなく、当業者が記憶デバイスを完全屋外エンクロージャに挿入する又は完全屋外エンクロージャから取り外すことができるエンクロージャのデザインを提供することである。取り外し可能な記憶デバイスへのアクセスを提供することによって、故障したハードウェアの交換時又はハードウェアのアップグレード時に、データを記憶デバイスにロードすることができ、容易に取り除くことができ、又は別のエンクロージャ中に改めてインストールすることができる。該方法は、データをマイクロ波エンクロージャのハードウェアの外部に記憶するよりも便利であり、データとライセンス管理における更なる柔軟性を提供する。
【0004】
幾つかの実施形態において、完全屋外マイクロ波送受信エンクロージャは、エンクロージャハウジングと、エンクロージャハウジングの一つの面に取り付けられた1つ又は複数のI/O接続ポートとを備える。エンクロージャハウジングの内部には、取り外し可能な通信コネクタと、取り外し可能なメモリーカードとが収容される。取り外し可能な通信コネクタと取り外し可能なメモリーカードは、いずれも特定のI/O接続ポートを介してエンクロージャハウジングに挿入し、又はエンクロージャハウジングから取り外すことができる。
【0005】
幾つかの実施形態において、取り外し可能な通信コネクタは光トランシーバーである。光トランシーバーは、CFP、SFF、SFP、SFP+、XFP及びBiDiからなるグループから選択された標準フォームファクターを有しても良い。
【0006】
幾つかの実施形態において、取り外し可能な通信コネクタは、受動光コネクタである。
【0007】
幾つかの実施形態において、取り外し可能な通信コネクタは、イーサネット(登録商標)コネクタである。
【0008】
幾つかの実施形態において、取り外し可能なメモリーカードは、フラッシュメモリーカード、例えばフォームファクターマイクロSDカードである。
【0009】
幾つかの実施形態において、取り外し可能なメモリーカードは、ライセンス情報、コンフィギュレーションパラメーター、及びエンクロージャを操作するためのソフトウェアのうちの少なくとも1つを記憶するように構成される。
【0010】
幾つかの実施形態において、エンクロージャハウジングは、さらに特定のI/O接続ポートの近傍にプリント基板を収容し、且つ、プリント基板の第1の面が、取り外し可能な通信コネクタを収容するためのケージに取り付けられ、プリント基板の第1の面に対向する第2の面が、取り外し可能なメモリーカードを収容するためのカードホルダーに取り付けられる。
【0011】
幾つかの実施形態において、各I/O接続ポートは、それぞれのケーブルプラグイン端子に結合されるように構成され、且つ、該ケーブルプラグイン端子は、外部環境からI/O接続ポートを防護するウェザープロテクションを有する。
【0012】
幾つかの実施形態において、マイクロ波送受信エンクロージャ内部の第1のメモリーカードを第2のメモリーカードに入れ替える方法は、その内部に第1のメモリーカードと通信コネクタを有し、且つ、第1のメモリーカードと通信コネクタの両方をI/O接続ポートの近傍に有するマイクロ波送受信エンクロージャのI/O接続ポートからケーブルプラグイン端子を抜くこと、第1のメモリーカードをI/O接続ポートを介してマイクロ波送受信エンクロージャから取り外すこと、もともと第1のメモリーカードによって占められていたマイクロ波送受信エンクロージャ内部の空間を占めるように、I/O接続ポートを介して第2のメモリーカードをマイクロ波送受信エンクロージャに挿入すること、及びケーブルプラグイン端子をI/O接続ポートに再び差し込むことを含む。
【0013】
幾つかの実施形態においては、前記方法はさらに、通信コネクタを、I/O接続ポートを介してマイクロ波送受信エンクロージャから取り外すこと、及び、もともと取り外された通信コネクタによって占められていたマイクロ波送受信エンクロージャ内部の空間を占めるように、代替通信コネクタをI/O接続ポートを介してマイクロ波送受信エンクロージャに挿入することを含む。
【0014】
幾つかの実施形態において、マイクロ波送受信エンクロージャは、I/O接続ポートの近傍にプリント基板を備え、且つ、プリント基板の第1の面が通信コネクタを収容するためのケージに取り付けられ、プリント基板の第1の面に対向する第2の面が第1のメモリーカードと第2のメモリーカードのいずれかを収容するためのカードホルダーに取り付けられる。
【0015】
幾つかの実施形態において、通信コネクタは、CFP、SFF、SFP、SFP+、XFP及びBiDiからなるグループから選択された標準フォームファクターを有する光トランシーバーである。
【0016】
幾つかの実施形態において、取り外し可能なメモリーカードはフラッシュメモリーカード、例えばフォームファクターマイクロSDカードである。
【0017】
幾つかの実施形態において、取り外し可能なメモリーカードは、ライセンス情報、コンフィギュレーションパラメーター、及びマイクロ波送受信エンクロージャを操作するためのソフトウェアのうちの少なくとも1つを記憶するように構成される。
【0018】
幾つかの実施形態において、I/O接続ポートは、ケーブルプラグイン端子に結合されるように構成され、且つ、該ケーブルプラグイン端子は外部環境からI/O接続ポートを防護するウェザープロテクションを有する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
添付の図面を併せた、本発明の実施形態の詳細な記述の結果として、本発明の異なる側面及びその特徴とメリットは後にさらに明らかに理解される。図面は必ずしも縮尺比によって制作されるものではない。類似した参考数字は、幾つかの視点から表した図面を通じ、対応する部材を指す。
【図1】図1は、幾つかの実施形態における、ウェザープロテクションを有するI/Oコネクタ付き屋外マイクロ波エンクロージャを示す。
【図2】図2は、幾つかの実施形態における、エンクロージャの専用開口を利用して取り外し可能なメモリーカードを収容する屋外マイクロ波エンクロージャを示す。
【図3】図3は、幾つかの実施形態における、取り外し可能なメモリーカードと光トランシーバーによって共有されるI/O接続ポートを有する屋外マイクロ波エンクロージャを示す。
【図4】図4は、幾つかの実施形態において、メモリーカードがI/O接続ポートの中に取り付けられることを示す。
【図5】図5は、幾つかの実施形態において、SFP(スモールフォームファクタプラグ着脱可能)トランシーバーがI/O接続ポートに挿入されることを示す。
【図6】図6は、幾つかの実施形態において、SFPトランシーバーがI/O接続ポートの中に取り付けられた状態を示す。
【図7】図7は、幾つかの実施形態において、ウェザープロテクション付きI/Oコネクタがエンクロージャに再び取り付けられた状態を示す。
【図8】図8は、幾つかの実施形態における、SFPケージ及びメモリーカードホルダーが2つの対向する面に取り付けられたエンクロージャ内部のプリント基板を示す。
【図9】図9は、幾つかの実施形態において、メモリーカードがメモリーカードホルダーに挿入された状態を示す。
【図10】図10は、幾つかの実施形態において、コネクタのウェザープロテクション及びSFPトランシーバーを取り外す一方で、メモリーカードを取り付けた状態のエンクロージャの断面図を示す。
【図11】図11は、幾つかの実施形態において、コネクタ保護装置を取り外す一方で、SFPトランシーバーとメモリーカードを取り付けた状態のエンクロージャの断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、実施形態を詳細に参照し、その実施例を図面に示す。後段の詳細な記述では、本明細書で提示する発明の主題への理解に寄与するために、多くの非制限的な特定の詳細を述べる。しかしながら、当業者にとって、本発明の範囲を逸脱せずに、各種の代替案を用いることができ、及びこれらの特定の詳細がない状況下で発明の主題を実現させることができるのは明らかになる。例えば、当業者にとって、本明細書で提示される発明の主題が様々な種類の屋外無線システムで実現されることができるのは明らかになる。
【0021】
図1は、幾つかの実施形態における、複数のI/Oコネクタ10付き屋外マイクロ波エンクロージャ20を示す。ここでの各コネクタは、ウェザープロテクションを有している。前述したように、エンクロージャ20は、データ(例えば、ライセンス情報、コンフィギュレーションパラメーター、及びエンクロージャ20を操作するためのソフトウェア)を記憶するための記憶デバイス(例えば、フラッシュメモリーカード)を収容する。コネクタの類型は、イーサネット(登録商標)、光ファイバー接続などを含んで良い。
【0022】
メモリーカードの交換をさらに容易にするために、図2に示すように、幾つかの実施形態においては、エンクロージャ20の中に、取り外し可能なメモリーカード30を収容するための専用開口40を有する。しかし、前述したように、該方法はメモリーカード30を極端な天気状況から防御するために1組の専用のウェザープロテクション45を必要とする。この方法には、例えばエンクロージャ20の内部のメモリーカード30及び対応するメモリーカードホルダー(図示せず)以外に、カバー、スペーサ及びねじが必要である。
【0023】
図3に示すように、幾つかの実施形態においては、屋外マイクロ波エンクロージャ20は、取り外し可能なメモリーカード30と光トランシーバーに共有されるI/O接続ポートを備える。該実施例において、メモリーカード30は、光トランシーバー(例えば、SFPトランシーバー)を収容するI/O接続ポートを共有する。図面に示すように、I/O接続ポートの内部にSFPケージ50を有する。メモリーカード30は、I/Oコネクタが取り外された後に、I/O接続ポートを介してエンクロージャ20に挿入することができる。ただし、I/O接続ポートは、異なる標準フォームファクター、例えばCFP、SFF、SFP、SFP+、XFP及びBiDiを有する他の類型の光トランシーバーを収容するために用いても良い。また、I/O接続ポートは、他の類型の通信コネクタ、例えば受動光コネクタ、イーサネット(登録商標)コネクタなどの収容に用いても良い。フラッシュメモリーカードは、標準フォームファクター、例えばマイクロSDカードを有しても良い。I/O接続ポートに対する1つの要求は、メモリーカードが他の従来のI/Oコネクタと実質的に干渉することなく、エンクロージャ20内部の対応するメモリーカードホルダーに挿入することが可能な余裕空間を有するように十分大きいことである。該方法は、エンクロージャハウジングの現在の設計の幾何的な寸法に何らの変更も必要としない。
【0024】
図4に示すように、幾つかの実施形態において、メモリーカード30がI/O接続ポートの内部に取り付けられる。ただし、SFPケージ50は依然として空いたままである。なぜなら、トランシーバーがまだケージに挿入されていないからである。
【0025】
図5は、幾つかの実施形態において、SFPトランシーバー60がI/O接続ポートに挿入される様子を表している。
【0026】
図6は、幾つかの実施形態において、SFPトランシーバー60がI/O接続ポートを介してエンクロージャの内部に取り付けられた状態を表している。新たに挿入されたメモリーカード30(例えば、既存のメモリーカードを入れ替えるために用いられる同じ標準フォームファクターを有する新たなメモリーカード)がエンクロージャの操作をアップグレードするための情報を有するとすると、図7に示すように、当業者は、この時点で先に取り外してあったウェザープロテクション70付きI/Oコネクタを再び差し込むことができる。前述したように、メモリーカード30は、容易にエンクロージャ20に挿入できる、又はエンクロージャ20から取り外しできるようにエンクロージャ20の内側部に配置すべきである。また、メモリーカードの存在は、I/O接続ポートをメモリーカード30と共有するエンクロージャ20内の通信コネクタと同様に、I/Oコネクタの正常動作に干渉してはならない。
【0027】
図3〜7はそれぞれ本発明の幾つかの実施形態を用いた屋外マイクロ波エンクロージャ20を示す。図3では、接続の詳細を開示するために、コネクタのウェザープロテクションを取り外している。この場合、接続はSFP光トランシーバーであるが、該接続は受動光ファイバーコネクタ、イーサネット(登録商標)コネクタ又は他のコネクタ類型であっても良い。図3は、メモリーカード30が、SFPトランシーバー60と同じI/O接続ポートを介して、どのように取り外され又は取り付けられるかを示す。図4はメモリーカード30が、SFPトランシーバー60を収容する金属シートケージ50の下に位置するメモリーカードホルダー90の中にどのように取り付けられるかを示す。図5は、二重LC光ファイバーコネクタを用いる場合に、SFPトランシーバー60が、SFPケージ50の中にどのように取り付けられるかを示す。図6は、SFPトランシーバー60とメモリーカード30の両方が、すでに適切に取り付けられた状態を示す。二重LC光ファイバーコネクタは、SFPトランシーバー60の中に差し込まれ、ウェザープロテクションは、図7に示すように、再び取り付けられる。
【0028】
図8に示すように、メモリーカード30は、メモリーカードホルダー90によって収容される。該メモリーカードホルダー90は、SFPケージ50に取り付けられているプリント基板80の対向側(反対側)に位置する。それにより、SFPトランシーバー60とメモリーカード30との2つの部品は、互いに影響することなく共存できる。このような配置は、エンクロージャ20における他の部品がプリント基板80を通じてメモリーカードに記憶されたデータにアクセスするために、プリント基板80の新たな設計を必要とする可能性がある。図9は、幾つかの実施形態において、メモリーカード30がメモリーカードホルダー90に挿入された状態を示す。
【0029】
図8と図9はそれぞれ、エンクロージャ20内に収容されるプリント基板80のクローズアップを示す。SFPケージ50はプリント基板80の一方の面上に位置し、メモリーカードホルダー90が別の面上に位置する。SFPケージ50とメモリーカードホルダー90はいずれも、エンクロージャの単一の開口を介してアクセス可能である。該開口は、単一のウェザープロテクション部品により天気状況から封止される。
【0030】
図10は、幾つかの実施形態において、コネクタのウェザープロテクション及びSFPトランシーバーを取り外す一方で、メモリーカードを取り付けた状態のエンクロージャの断面図を示す。図11は、幾つかの実施形態において、コネクタの保護装置を取り外す一方で、SFPトランシーバーとメモリーカードを取り付けた状態のエンクロージャの断面図を示す。この2つの断面図は、マイクロ波エンクロージャ内部におけるSFPケージ50、メモリーカードホルダー90、SFPトランシーバー60及びメモリーカード30の詳細配置を提供する。
【0031】
説明の都合上、上記の記述は特定の実施形態を参考に記述した。しかしながら、上記の例示的記述は、本発明を網羅する又は開示された正確なフォームに制限することを意図するものではない。上記の趣旨に鑑みて、いろいろな修正と変更は可能である。実施形態の選択と記述は本発明の原理及びその実際応用を最適に説明するためのものであり、それにより当業者は本発明と仮想した特定の応用に適合する各種の修正を有する様々な実施形態を最適に利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロ波送受信エンクロージャであって、
取り外し可能な通信コネクタと取り外し可能なメモリーカードを収容するエンクロージャハウジングと、
前記エンクロージャハウジングの一つの面に取り付けられた1つ又は複数のI/O接続ポートと、
を備え、
前記取り外し可能な通信コネクタと前記取り外し可能なメモリーカードは、いずれも特定のI/O接続ポートを通じ、前記エンクロージャハウジングに挿入される、又は、前記エンクロージャハウジングから取り外されることが可能であるマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項2】
前記取り外し可能な通信コネクタは光トランシーバーである
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項3】
前記光トランシーバーは、CFP、SFF、SFP、SFP+、XFP及びBiDiからなるグループから選択された標準フォームファクターを有する
ことを特徴とする請求項2に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項4】
前記取り外し可能な通信コネクタは受動光コネクタである
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項5】
前記取り外し可能な通信コネクタはイーサネット(登録商標)コネクタである
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項6】
前記取り外し可能なメモリーカードはフラッシュメモリーカードである
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項7】
前記フラッシュメモリーカードはフォームファクターマイクロSDカードである
ことを特徴とする請求項6に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項8】
前記取り外し可能なメモリーカードは、ライセンス情報、コンフィギュレーションパラメーター、及び前記エンクロージャを操作するためのソフトウェアのうちの少なくとも1つを記憶するように構成される
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項9】
前記エンクロージャハウジングは、さらに前記特定のI/O接続ポートの近傍にプリント基板を収容し、且つ、前記プリント基板の第1の面が前記取り外し可能な通信コネクタを収容するためのケージに取り付けられ、前記プリント基板の前記第1の面に対向する第2の面が前記取り外し可能なメモリーカードを収容するためのカードホルダーに取り付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項10】
各I/O接続ポートは、それぞれのケーブルプラグイン端子に結合されるように構成され、且つ、前記ケーブルプラグイン端子は外部環境から前記I/O接続ポートを防護するウェザープロテクションを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信エンクロージャ。
【請求項11】
マイクロ波送受信エンクロージャ内部の第1のメモリーカードを第2のメモリーカードに入れ替える方法であって、
その内部に第1のメモリーカードと通信コネクタを有し、且つ、前記第1のメモリーカードと前記通信コネクタの両方をI/O接続ポートの近傍に有する前記マイクロ波送受信エンクロージャの前記I/O接続ポートからケーブルプラグイン端子を抜くこと、
前記第1のメモリーカードを、前記I/O接続ポートを介して前記マイクロ波送受信エンクロージャから取り外すこと、
もともと前記第1のメモリーカードによって占められていた前記マイクロ波送受信エンクロージャ内部の空間を占めるように、前記I/O接続ポートを介して第2のメモリーカードを前記マイクロ波送受信エンクロージャに挿入すること、及び、
前記ケーブルプラグイン端子を前記I/O接続ポートに再び差し込むこと
を含む、マイクロ波送受信エンクロージャ内部の第1のメモリーカードを第2のメモリーカードに入れ替える方法。
【請求項12】
前記通信コネクタを、前記I/O接続ポートを介して前記マイクロ波送受信エンクロージャから取り外すこと、及び、
もともと取り外された通信コネクタによって占められていた前記マイクロ波送受信エンクロージャ内部の空間を占めるように、代替通信コネクタを前記I/O接続ポートを介して前記マイクロ波送受信エンクロージャに挿入すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記エンクロージャは、前記I/O接続ポートの近傍にプリント基板を備え、且つ、前記プリント基板の第1の面が前記通信コネクタを収容するためのケージに取り付けられ、前記プリント基板の前記第1の面に対向する第2の面が前記第1のメモリーカードと前記第2のメモリーカードのいずれかを収容するためのカードホルダーに取り付けられる
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記通信コネクタは、CFP、SFF、SFP、SFP+、XFP及びBiDiからなるグループから選択された標準フォームファクターを有する光トランシーバである
ことを特徴尾とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記取り外し可能なメモリーカードはフラッシュメモリーカードである
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記フラッシュメモリーカードはフォームファクターマイクロSDカードである
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記取り外し可能なメモリーカードは、ライセンス情報、コンフィギュレーションパラメーター、及び前記マイクロ波送受信エンクロージャを操作するためのソフトウェアのうちの少なくとも1つを記憶するように構成される
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記I/O接続ポートは、前記ケーブルプラグイン端子に結合されるように構成され、且つ、前記ケーブルプラグイン端子は外部環境から前記I/O接続ポートを保護するウェザープロテクションを有する
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−90339(P2013−90339A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−231292(P2012−231292)
【出願日】平成24年10月19日(2012.10.19)
【出願人】(512270634)ゼットティーイー(ユーエスエー)インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】