説明

内蔵音声フィードバック及び音声コマンドを用いる装着可能(wearable)なヘッドセット

ヘッドセット100が、装着可能な本体104と、装着可能な本体から延びる第1のイヤホン140a及び第2のイヤホン140bと、外部通信/マルチメディア装置90を無線制御する制御部170と、ヘッドセットのユーザー50からの音声データをピックアップするマイク130と、信号処理ユニット180とを含む。信号処理ユニット180は、音声データ132を処理してはっきりと聞こえる音声フィードバック信号にする回路120と、音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路120と、強化された音声フィードバック信号と、外部通信/マルチメディア装置90由来のオーディオ信号112とを混合することによって、混合された出力信号165を生成し、次いで混合された出力信号165をイヤホン140a、140bを介してユーザーへ送信する回路160とを含む。外部通信/マルチメディア装置90は音声コマンドアプリケーション200を備え、ヘッドセット100は、外部通信/マルチメディア装置90及び音声コマンドアプリケーション200へ音声コマンドを送信する音声コマンド制御部190をさらに備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着可能なヘッドセットに関し、詳細には、内蔵音声フィードバック及び音声コマンドを用いる装着可能なステレオヘッドセットに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘッドセット又はヘッドホンは通常、通信装置及びマルチメディア装置が生成するか又は転送するオーディオ信号を聞くために、これらの装置と関連して使用される。そのような通信装置及びマルチメディア装置の例として、携帯電話、ラジオ受信機、CDプレーヤー及びMP3プレーヤーのようなポータブル音楽プレーヤーが挙げられる。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、装着可能なワイヤレスヘッドセットに関し、詳細には、該装置を装着しているユーザーに集中した音声フィードバック及び音声コマンドを用いる装着可能なステレオワイヤレスヘッドセットに関する。本発明は、ユーザーの音声周波数スペクトルにマイクを集中させ、リアルタイムの(時間遅延のない)はっきりと聞こえるフィードバックをユーザーに提供するように設計されるため、ユーザーは、それにしたがって特に自身の声の音量、音程、トーン及び周囲環境のノイズを調整することができる。本発明はまた、音声をテキスト認識、音声アプリケーション制御、音声認証するために、音声ストリームデータを捕捉して通信/マルチメディア装置に無線伝達するための音声コマンドボタンを含む。音声ストリームデータは、通信/マルチメディア装置、又は有線接続若しくは無線接続を介して該装置が接続されるリモートサーバーに位置する音声コマンドアプリケーションによって実行される。本発明は、通話及び音楽プレーヤーを制御することを含む種々の携帯機器の機能、並びにBluetooth又はBluetoothへのアダプターを用いる他の装置との相互作用及びこれらの制御に使用することができる。本発明は、役立つユーザーの音声フィードバックを提供し、通話する際に、人と、又はコンピューターの音声認識システムとのより明瞭かつ正確な会話のためにユーザーの経験を充実したものにする。本発明はまた、正確な音声フィードバックを歌い手に提供することによってエンターテインメント若しくは音楽トレーニングのために、又は余暇に歌を聞きながらその歌でカラオケをしたい場合にも使用することができる。本発明はまた、言語学習に関連して使用して、オーディオ教材を用いる練習中に音声フィードバックによって学習者を助けることができる。本発明は、音声のみに集中し、周囲のノイズは切り離すため、他の携帯機器、PC、ビデオゲーム及び他の対話型装置と併せて、より正確な音声ディクテーション及び音声コマンドのために広範に使用することもできる。本発明は、Bluetooth等の同期無線転送を用いる任意の装置に接続することができる。本発明はまた、標準的なステレオジャック又はマイクサポートを有するステレオジャックを介して多くの携帯電話へ直接接続することができる。たいていの用途は、他のBluetooth割り込み可能装置によって、又はBluetooth適合装置を介して接続される。
【0004】
概して、本発明は、一態様では、ヘッドセットであって、装着可能な本体と、装着可能な本体から延びる第1のイヤホン及び第2のイヤホンと、外部通信/マルチメディア装置を無線制御する制御部と、ヘッドセットシステムのユーザーからの音声データをピックアップするマイクと、信号処理ユニットとを含む、ヘッドセットを特徴とする。信号処理ユニットは、音声データを処理してはっきりと聞こえる音声フィードバック信号にする回路と、音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路と、強化された音声フィードバック信号と、外部通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号とを混合することによって、混合された出力信号を生成し、次いで混合された出力信号をイヤホンを介してユーザーへ送信する回路とを含む。
【0005】
本発明のこの態様の実施態様は、以下の特徴の1つ又は複数を含むことができる。外部通信/マルチメディア装置は音声コマンドアプリケーションを備え、ヘッドセットは、外部通信/マルチメディア装置及び音声コマンドアプリケーションへ音声コマンドを送信する音声コマンド制御部をさらに備える。装着可能な本体は、ユーザーの首の後ろの周りに装着されるように構成され、屈曲可能であると共に可撓性の材料を含む。装着可能な本体は、ユーザーの首の後ろに合うと共に第1の端及び第2の端を含むU字形のフレームを備え、マイクは、U字形のフレームの端の一方から延びる。U字形のフレームは折り曲げ可能であり、調整可能な長さを有する。第1のイヤホン及び第2のイヤホンは、U字形のフレームの第1の端及び第2の端の第1の開口及び第2の開口内にそれぞれ収容されると共に隠される。イヤホンは、使用時には開口から引き出され、使用されないときは後退して開口内に戻る。外部通信/マルチメディア装置は、携帯電話、MP3プレーヤー、ポータブル音楽プレーヤー、携帯情報端末、パーソナルコンピューター又はテレビ受像機とすることができる。信号処理ユニットはU字形のフレーム内に収容され、インターフェース、信号プロセッサー、フィルター、ミキサー、バッテリー及びレコーダーを備える。ヘッドセットは、動作中に、インターフェースを介して外部通信/マルチメディア装置と通信すると共に外部通信/マルチメディア装置に対してデータを送受信する。インターフェースは無線インターフェースを含み、無線インターフェースはBluetoothインターフェースとすることができる。強化する回路は、ユーザーの音声周波数を強化するフィルターと、周囲のノイズを低減するフィルターと、通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号の音量に対する強化された音声フィードバック信号の音量を調整する制御部とを備える。ヘッドセットから外部通信/マルチメディア装置への音声コマンド作動信号の送信時に音声コマンド制御部を作動すると共に保留することは、音声コマンドアプリケーションを起動し、音声データをインターフェースを介して音声コマンドアプリケーションへ送信する。音声コマンドアプリケーションは、音声データを、ローカルに又はサーバーを介して遠隔にテキスト又はパターンに変換する手段を備える。音声コマンドアプリケーションは、テキスト又はパターンを、音声コマンドアプリケーション及び外部通信/マルチメディア装置にある他のアプリケーションによって1つ又は複数の機能を実行するコマンドにさらに翻訳する。信号処理ユニットは、レコーダーをさらに備え、音声コマンドアプリケーションの起動時に、レコーダーへの音声データの記録を開始したことを示す第1のアラート音をイヤホンへ送信する。音声コマンド制御部を解放することで記録を停止し、次いで、記録を停止したことを示す第2のアラート音をイヤホンへ送信する。
【0006】
概して、本発明は、別の態様では、ヘッドセット及び通信/マルチメディア装置を備えるシステムを特徴とする。ヘッドセットは、通信/マルチメディア装置と無線通信し、装着可能な本体と、装着可能な本体から延びる第1のイヤホン及び第2のイヤホンと、外部通信/マルチメディア装置を無線制御する制御部と、ヘッドセットのユーザーからの音声データをピックアップするマイクと、信号処理ユニットと、音声コマンド制御部とを含む。外部通信/マルチメディア装置は音声コマンドアプリケーションを備え、音声コマンド制御部は音声コマンドを外部通信/マルチメディア装置及び音声コマンドアプリケーションへ送信する。
【0007】
本発明のこの態様の実施態様は、以下の特徴の1つ又は複数を含むことができる。信号処理ユニットは、音声データを処理して音声フィードバック信号にする回路と、音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路と、強化された音声フィードバック信号と、外部通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号とを混合することによって、混合された出力信号を生成し、次いで混合された出力信号をイヤホンを介してユーザーへ送信する回路とを含む。システムはリモートサーバーをさらに含むことができ、通信/マルチメディア装置は、ネットワークを介してリモートサーバーと通信すると共に音声コマンドの音声データをリモートサーバーへ送信する手段を備え、サーバーは、音声コマンドに含まれる音声データをテキスト又はパターンに変換する手段を備え、次いでテキスト又はパターンを、テキスト又はパターンから翻訳されたコマンドを実行するために音声コマンドアプリケーションへ戻す。外部通信/マルチメディア装置は音声認識アプリケーションをさらに備え、音声認識アプリケーションは音声データをヘッドセットから受信してテキスト又はパターンに変換する。音声コマンドアプリケーションは、テキスト又はパターンを、音声コマンドアプリケーション及び外部通信/マルチメディア装置にある他のアプリケーションによって1つ又は複数の機能を実行するコマンドに翻訳する。リモートサーバーは、音声データからユーザーを認識及び認証する認証アプリケーションを備える。コマンドは、「或る人に電話をかける」、「或る人にEメールを送る」、「或るコンテンツを検索する」、「或る人にテキストメッセージを送る(text a person)」又はグローバルポジショニングシステム(GPS)に基づいて「或る場所へ行く」とすることができる。
【0008】
概して、本発明は、別の態様では、ヘッドセットを介して通信/マルチメディア装置へ音声コマンドを発行する方法を特徴とする。本方法は、以下のステップを含む。まず、ヘッドセットを準備するステップであって、ヘッドセットは、装着可能な本体と、装着可能な本体から延びる第1のイヤホン及び第2のイヤホンと、外部通信/マルチメディア装置を無線制御する制御部と、ヘッドセットのユーザーからの音声データをピックアップするマイクと、信号処理ユニットと、音声データを通信/マルチメディア装置へ送信する音声コマンド制御部とを備える、ヘッドセットを準備するステップ。次に、音声コマンド制御部をオンにすると共に保留することによって通信/マルチメディア装置の音声コマンドモードを作動するステップ。次に、ヘッドセットのインターフェースを介して通信/マルチメディア装置へ起動信号を送信することであって、音声コマンドアプリケーション(VCA)を起動すると共に音声コマンドのデータの記録を開始する、送信するステップ。音声コマンドの記録の開始時に音声データの記録が開始したことを示す第1のアラート音をイヤホンへ送信するステップ。次に、音声コマンドをマイクに向けて話すと共に捕捉された音声データを記録するステップ。次に、音声コマンド制御部を解放するステップであって、それによって捕捉された音声データの記録を停止する、解放するステップ、及び音声データの記録が停止したことを示す第2のアラート音をイヤホンへ送信するステップ。音声データは、記録を継続しながらストリームとして、又は記録を停止した後でデータブロックとしてVCAへ送信することができる。最後に、記録された音声データを処理のために通信/マルチメディア装置及びVCAへ送信するステップ。代替的に、記録したデータはVCAによって通信/マルチメディア装置を介してリモートサーバーへ送信し、さらに処理する。記録された音声データをVCA又はリモートサーバーによって処理することは、音声認識ソフトウェアを適用すること、音声データをテキスト又はパターンに変換すること、及び音声データに含まれるコマンドをVCAによって実行することを含む。信号処理ユニットは、音声データを処理して音声フィードバック信号にする回路と、音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路と、強化された音声フィードバック信号と、外部通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号とを混合することによって、混合された出力信号を生成し、次いで混合された出力信号をイヤホンを介してユーザーへ送信する回路とを備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】ユーザーが装着している本発明によるヘッドセットを示す。
【図2】図1のヘッドセットの概略図である。
【図3】図2のヘッドセットの概略的な回路図を示す。
【図4】音声コマンドのプロセス図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
自身の歌声を正確に聞き取る能力は、優れたパフォーマンスを行うミュージシャンにとっては必要不可欠である。ミュージシャン達の前にあるスピーカーによって、又はヘッドセット若しくはイヤホンを介してミュージシャン達へのフィードバックが構成されているのはこの理由からである。フィードバックシステムを通じて歌い手の歌声を局在化させると共に増幅するマイクによって、歌い手が正確な音程の制御、音量の制御及びトーンの制御を行うことが可能である。プロのミュージシャンは、自身の歌声の「インプット」を受け取る聴衆に対する自身の歌声の「アウトプット」を高めるシステムを構成することに最大の注意を払うが、一般的な消費者にとっては、自身の携帯電話の相手側にいる「聴衆」への自身の声のアウトプットを高めるためのフィードバック制御は存在しない。携帯電話のユーザーは、自身のマイクの位置の良し悪しの程度、自身の声の大きさ又は周囲のノイズが他方のラインの相手方(人又は機械:すなわち、通話又はIVRシステム、多くの顧客サービスソリューションによる音声認識システム、並びに音声コマンド、及びテキストをディクテーションする音声等)との通信の質にどの程度影響を与えるかが分からないことから困った経験があり、このことは、良くても苛立ちを引き起こし、最悪の場合には伝達不良につながる。適切な音声フィードバックがなければ、正確かつ明瞭な音声信号を提供するために自身のマイク、音程及び音量を調整することは非常に難しい。次世代の音声及び発話技術は、明瞭かつ正確な音声コマンドを必要としており、したがって標準的なヘッドセットにおける音声フィードバックを必要としている。
【0011】
言語教育の場合、正確な発音及びトーンの制御にとって最も重要なもののうちの1つが、自身の声のリアルタイムフィードバックを得る能力である。本発明は、正確なフィードバックを可能にし、このことが学習者自身の音程の制御を助け、学習を改善する。
【0012】
余暇及びエンターテインメントに関しては、カラオケがいかに人気を得ているかは皆が知るところである。本発明のさらなる利点によって、個人のカラオケ装置を兼ね備えた(with)ポータブル音楽プレーヤーをあらゆる人に提供する。
【0013】
従来技術のヘッドセット又はヘッドホンは通常、通信装置及びマルチメディア装置が生成するか又は伝達するオーディオ信号を聞くために、これらの装置と関連して使用される。そのような通信装置及びマルチメディア装置の例として、携帯電話、ラジオ受信機、CDプレーヤー及びMP3プレーヤーのようなポータブル音楽プレーヤーが挙げられる。従来技術のヘッドセットには、リアルタイムの音声フィードバック又は音声コマンドを提供するものはない。
【0014】
音楽を再生しながら周囲のノイズをより良く聞き取るためにオンにすることができるマイクを有するヘッドセットは存在するが、これらのヘッドセットはユーザーの音声フィードバックを意図していない。さらに、周囲のノイズをピックアップして消去するマイクを有するノイズキャンセリングヘッドホンが存在するが、これらはいずれも音声をピックアップして音声の音を高めるものではない。音声をフィードバックするプロのミュージシャン用のワイヤレスフィードバックシステムは存在するが、携帯電話と共に用いることができる内蔵シングルボードヘッドセットは存在しない。上記システムは、携帯電話及びMP3プレーヤーの再生、トラックの曲送り及び曲戻し、通話の応答、終了、又は携帯電話への音声コマンドの送信を制御しない。これらのシステムは、別個の回路基板上に構築されており、ミキシングボード又は代替的なソースにつながる別個の送受信機と組み合わせられ、この場合1つの送受信機を介してイヤホンに戻る。したがって、これらのシステムは、本発明の意図する目的のためには設計されていない。
【0015】
本発明はまた、耳まで延びるイヤホンを有する支持構造体として首の後ろの周りに完全に装着可能であるという点で、そのフォームファクターが特有である。他のワイヤレスヘッドセットは通常、耳の周りに取り付けられるか、又は頭部を覆うように若しくは頭部の後ろの周りに装着される。今日のワイヤレスヘッドセットには首に装着されるものはないが、首への装着は、安定性、支持、快適さを与え、かつ動き回ることの多い(mobile)プロ又は特にジョギング、スキー、サイクリング及びエクササイズ教室の指導のような多くのエクササイズの形態にとって理想的である。
【0016】
図1及び図2を参照すると、ワイヤレスヘッドセット100が、ユーザーが首50の後ろの周りに装着するように設計されている。ヘッドセット100は、図2に示すように、ユーザーの首に合うU字形のフレーム104と、デジタル信号処理ユニット180と、音声コマンドスイッチ190と、U字形のフレーム104の一端102aから延びるマイク130とを含む。フレーム104は種々の首のサイズに合わせて屈曲可能であり、可撓性であり、調整可能である。フレーム104は、図2に示すように、2つの位置104a、104bで折り曲げ可能である。U字形のフレーム104の端102a、102bは、2つのイヤホン140a、140bをそれぞれ収容するような形状である。イヤホン140a、140bは、図1に示すようにワイヤ106a、106b(図示せず)を介して端102a、102bからそれぞれ延びるため、ユーザーの耳に到達してユーザーの耳に挿入される。ワイヤ106a、106b(図示せず)は、使用されないときは、それぞれ後退して端102a、102bへ戻り、イヤホンの保管を可能にする。いくつかの実施形態では、フレームの一端102bから延びる1つのみのイヤホンがあり、マイク130がフレームの他端102aから延びる。マイク130は、音声をより良くピックアップするためにユーザーが延ばし、後退させ、位置決めすることもできる。他の実施形態では、マイク130は、2つのイヤホン140a、140bの一方から延びる。オン/オフ音声コマンドスイッチ190は、ヘッドセットの音声コマンドモードを開始するために用いられる。
【0017】
図3を参照すると、信号処理ユニット180は、インターフェース110と、信号プロセッサー120と、バッテリー150と、ミキサー160とを含む。ミキサー160は、信号プロセッサー120とは別個のものであってもよく、又は図3に示すように信号プロセッサー120内に組み込んでもよい。ヘッドセット100は、動作時に、インターフェース110を介して通信/マルチメディア装置90との無線通信リンク80を確立する。ヘッドセット100と通信/マルチメディア装置90との間には、標準的なジャックを使用する有線通信リンク85があってもよい。通信/マルチメディア装置90から伝送されたデータは、インターフェース110によって受信されてプロセッサー120によってさらに処理され、オーディオ出力信号112が生成され、これが次いでイヤホン140a、140bへ伝達される。一例では、インターフェース110はBluetoothインターフェースであり、プロセッサー120はデジタル信号プロセッサー(DSP)である。さらに、マイク130によって得られた音声信号132がオーディオ信号としてプロセッサー120により処理され、次いでインターフェース110へ転送される。プロセッサー120による信号処理は、ユーザーの音声周波数を高めるために特別なフィリタリングを行うことを含む。これらの音声周波数は通常、200Hz〜5KHZの範囲である。この信号の強化によって、ユーザーの声と関連しない風、低周波数及びより高い周波数を含む、声ではない周囲のノイズを劇的に低減する。インターフェース110は、強化されたオーディオ信号132を通信/マルチメディア装置90へ無線伝送する。このように、二方向通信が確立され、すなわち、ヘッドホン110のユーザーは、通信/マルチメディア装置90から受信したオーディオ信号を聞くと共に、オーディオ信号を通信/マルチメディア装置90へ転送することができる。オーディオ信号132は、ミキサー160にも転送され、ミキサー160において、通信/マルチメディア装置90からのオーディオ信号112と混合される。混合された信号165は次いでイヤホン140a、140bへ転送される。このように、ユーザーは、通信装置90からのオーディオ信号112と同時に、マイク130からオーディオフィードバック信号132を直接受信する。これによって、ヘッドセット100が、携帯コンピューティング装置及び通信装置を介する人又は機械とのより正確な通信のための音声フィードバックシステムとして機能することができると共に、カラオケシステムとしても機能することができ、それによって、ユーザーは、歌いながら、通信/マルチメディア装置90からの音楽信号と共に自身の声を聞く。他の例では、ユーザーは、ヘッドセット100を使用して、外国語のトレーニング又は発音の上達のために単語又は文章を発音しながら自身の声を聞く。バッテリー150は、ヘッドセット100の無線動作のために電力を提供する。一例では、バッテリー150は長寿命の充電式バッテリーであり、ヘッドセットは、外部電源をヘッドセットに接続してバッテリーを再充電するために使用される入力部155を含む。
【0018】
図4を参照すると、通信装置90へ音声コマンドを発行するためにヘッドセット100を使用するプロセス300が以下を含む。まず、ユーザーは音声コマンドボタン190を押し、ヘッドセット100の音声コマンドモードを作動させる(301)。同時に、特定音声対応型(specific voice capable)アプリケーション(VCA)200を起動するためにBluetoothインターフェース110を介して信号を通信/マルチメディア装置90へ送信する(302)。アプリケーション200は起動し、音声データを受信する準備が整う。イヤホン140a及び140bにおいて第1のアラート音が鳴り、ユーザーに記録中であるという注意を喚起する(303)。ユーザーがコマンド(又はディクテーション)を話し、コマンド/ディクテーションをマイク130を介して捕捉し、音声データストリームとしてDSP180によって記録する(304)。次に、音声コマンドボタンを解放して記録を停止する。記録が停止されたことを示す第2の(異なる)アラート音がイヤホンにおいて鳴る(305)。記録された音声データストリームを、Bluetoothインターフェース110を介して通信/マルチメディア装置90へ無線送信する(306)。通信/マルチメディア装置90は、音声データストリームを受信し、これを、発行された音声コマンドを遂行することに関与する特定VCA200へ誘導する。アプリケーション200は、この音声データを受け取って処理する(308)。一実施形態では、データを、通信/マルチメディア装置90において、音声をテキスト又はパターンに変換してアプリケーション200へ戻すローカル音声認識アプリケーションによってローカルに処理する(310)。別の実施形態では、図3に示すように、データを、ネットワーク接続60を介してリモートサーバー50へ送信し、サーバーによって遠隔処理する(312)。他の実施形態では、アプリケーション200はヘッドセット100に含まれる。
【0019】
別の実施形態では、音声ストリームデータは認証サーバーへ渡され、認証サーバーがユーザーの音声パターンを特定及びマッチングして認証し、それによって、ユーザーがアプリケーション又はデータを使用することが可能になるか、又はトランザクションを処理することが可能になる。
【0020】
別の実施形態では、ユーザーは、通信/マルチメディア装置90にあるボタン92を押すことによって音声コマンドモードを開始し、これによって上述のものと同じ一連の事象が行われる。ボタン92は、物理的なボタンであるか、又はアプリケーションのタッチスクリーンにあるソフトボタンであり得る。ボタン92を押すと、イヤホンにアラート音が伝送され、記録が始まる。捕捉された音声データはストリーム化されるか又はファイルとしてアプリケーション200へ送信される。記録が完了すると、ボタン92を解放し、イヤホンにアラート音が送信され、記録が停止する。
【0021】
前述したように、音声コマンドボタン190を押すことによって信号が携帯電話90へ送信されてアプリケーション200が作動し、それによって音声コマンドを受信する準備が整う。信号は、「聞く準備が整っている」という注意を喚起するためにヘッドセット装置100へ送信し戻される。ユーザーが話すと音声コマンドがオーディオファイルに捕捉され、これが次いでアプリケーション200へ送信される。アプリケーション200は次いで、オーディオファイルを、音声認識のためにサーバー50へ送信する。認識されたコマンドはアプリケーション200へ戻され、ここで解釈される。その後、アプリケーションによる動作が行われる。音声コマンド及びフォローアップ動作の例として以下のものが挙げられる:
1)「ジョン・スミスへ電話」アプリケーションは、電話連絡先リスト内のジョン・スミスの番号をダイアルする。
2)「明日のミーティングの件についてジョン・スミスへEメール又はテキストを作成する」アプリケーションはEメールアプリケーションを開始し、連絡先Eメールアドレス及び件名を書き込み、次いで、Eメールの残りの部分に関してテキストにする音声を待つ。
3)「ボストンのダウンタウンの寿司レストランを検索」アプリケーションは、Yahoo One Search又は他のブラウザーを開始して結果を検索する。
【0022】
ユーザーは、装置90に位置するさらなる制御ボタン93を介して、又は図1に示すようにヘッドセット100に一体化されている制御ボタン170を介して携帯機器を制御することができる。制御170は、特に、音量、音声フィードバックのオンオフ、ヘッドセットのオンオフ、携帯機器のオンオフ、装置のペアリング(Bluetooth)、音楽プレーヤーの曲の再生、一時停止、停止、曲送り、早送り及び曲戻し、トラック検索、スキップ、電話の応答、電話の終了を含む。制御信号は信号プロセッサー120へ送信され、次いで172を介してインターフェース110へ送信され、そこから有線リンク85又は無線リンク80を介して携帯機器90へ送信される。装置は、電源及び動作指示ライト174も含むことができる。
【0023】
ヘッドセットの他の実施形態は、以下のうちの1つ又は複数を含む。U字形のフレーム104は、2つ以外の1つ又は複数の位置において折り曲げ可能であり得る。フレームは、種々のサイズ調整を可能にする電子回路も含むことができる。フレーム104は、人間工学的設計を有することができ、ユーザーの頭50の頂部において、ユーザーの頭の後ろに回して、耳の上部に回して及び/又は耳の上部において支持してもよい。ヘッドセットは、音楽又は他の情報を記憶するメモリーを含むことができる。信号ミキサー160は、DSP120の一部であってもよい。通信/マルチメディア装置90は、MP3プレーヤー、iphone、ipod、PDA、携帯電話、パーソナルコンピューター、テレビ受像機、又は任意の他の無線若しくは有線マルチメディア装置であり得る。マイク130は高音質マイクとすることができ、ヘッドセットはステレオヘッドセット又はモノヘッドセットであり得る。一例では、マイクは前置増幅器を有する4mmマイクである。無線インターフェースは、Bluetoothハンズフリー、Bluetooth A2DP(ステレオ音楽)、Bluetooth AVRCP(ステレオゲーム)、赤外線又は任意の他の無線フォーマットであり得る。一例では、無線インターフェースは、Cambridge Silicon Radio社(CSR)(Cambridge, UK)が提供するBlueCore7である。ヘッドセットは、安全な会話のためにデジタル暗号化することを含んでもよい。通信/マルチメディア装置はヘッドセットに組み込んでもよい。マイクは、伸縮式、回転可能及び/又は取り外し可能であり得る。
【0024】
本発明のいくつかの実施形態を説明した。それでもなお、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更を加えることができることが理解されるであろう。したがって、他の実施形態が添付の特許請求の範囲内にある。
【符号の説明】
【0025】
50:リモートサーバー
80:無線リンク
85:有線リンク
90:携帯電話
90:通信/マルチメディア装置
92:ボタン
93:制御ボタン
100:ヘッドセット
104:フレーム
110:インターフェース
120:DSP
120:信号プロセッサー
130:マイク
160:信号ミキサー
170:制御ボタン
174:動作指示ライト
190:音声コマンドボタン
200:アプリケーション


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドセットであって、
装着可能な本体と、
前記装着可能な本体から延びる第1のイヤホン及び第2のイヤホンと、
外部通信/マルチメディア装置を無線制御する制御部と、
該ヘッドセットのユーザーからの音声データをピックアップするマイクと、
信号処理ユニットであって、
前記音声データを処理してはっきりと聞こえる音声フィードバック信号にする回路、
前記音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路、及び
前記強化された音声フィードバック信号と、前記外部通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号とを混合することによって、混合された出力信号を生成し、次いで該混合された出力信号を前記イヤホンを介して前記ユーザーへ送信する回路を備える、信号処理ユニットと、
を備える、ヘッドセット。
【請求項2】
前記外部通信/マルチメディア装置は音声コマンドアプリケーションを備え、前記ヘッドセットは、前記外部通信/マルチメディア装置及び前記音声コマンドアプリケーションへ音声コマンドを送信する音声コマンド制御部をさらに備える、請求項1に記載のヘッドセット。
【請求項3】
前記装着可能な本体は、前記ユーザーの首の後ろの周りに装着されるように構成され、屈曲可能であると共に可撓性の材料を含む、請求項1に記載のヘッドセット。
【請求項4】
前記装着可能な本体は、前記ユーザーの首の後ろに合うと共に第1の端及び第2の端を備えるU字形のフレームを備え、前記マイクは、前記U字形のフレームの端の一方から延びる、請求項3に記載のヘッドセット。
【請求項5】
前記U字形のフレームは折り曲げ可能であり、調整可能な長さを有する、請求項4に記載のヘッドセット。
【請求項6】
前記第1のイヤホン及び前記第2のイヤホンは、前記U字形のフレームの前記第1の端及び前記第2の端の第1の開口及び第2の開口内にそれぞれ収容されると共に隠され、前記イヤホンは、使用時には前記開口から引き出され、使用されないときは後退して前記開口内に戻る、請求項4に記載のヘッドセット。
【請求項7】
前記外部通信/マルチメディア装置は、携帯電話、MP3プレーヤー、ポータブル音楽プレーヤー、携帯情報端末、パーソナルコンピューター又はテレビ受像機のうちの1つを含む、請求項1に記載のヘッドセット。
【請求項8】
前記信号処理ユニットは前記U字形のフレーム内に収容され、インターフェース、信号プロセッサー、フィルター、ミキサー、バッテリー及びレコーダーを備え、前記ヘッドセットは、動作中に、前記インターフェースを介して前記外部通信/マルチメディア装置と通信すると共に前記外部通信/マルチメディア装置に対してデータを送受信する、請求項4に記載のヘッドセット。
【請求項9】
前記インターフェースは無線インターフェースを含む、請求項8に記載のヘッドセット。
【請求項10】
前記無線インターフェースはBluetoothインターフェースを含む、請求項9に記載のヘッドセット。
【請求項11】
前記強化する回路は、前記ユーザーの音声周波数を強化するフィルターと、前記通信/マルチメディア装置由来の該オーディオ信号の音量に対する前記強化された音声フィードバック信号の音量を調整する制御部とを備える、請求項1に記載のヘッドセット。
【請求項12】
前記ヘッドセットから前記外部通信/マルチメディア装置への音声コマンド作動信号の送信時に前記音声コマンド制御部を作動すると共に保留することは、前記音声コマンドアプリケーションを起動し、前記音声データを記録して前記インターフェースを介して前記音声コマンドアプリケーションへ送信し、前記音声コマンドアプリケーションは、前記音声データを、ローカルに又はサーバーを介して遠隔にテキスト又はパターンに変換する手段を備え、該音声コマンドアプリケーションは、前記テキスト又はパターンを、前記音声コマンドアプリケーション及び前記外部通信/マルチメディア装置にある他のアプリケーションによって1つ又は複数の機能を実行するコマンドにさらに翻訳する、請求項2に記載のヘッドセット。
【請求項13】
前記信号処理ユニットは、前記音声データを記録するレコーダーをさらに備え、記録の開始時に、前記音声データの記録を開始したことを示す第1のアラート音を前記イヤホンへ送信し、前記音声コマンド制御部を解放することで前記記録を停止し、次いで、該記録を停止したことを示す第2のアラート音を前記イヤホンへ送信する、請求項12に記載のヘッドセット。
【請求項14】
ヘッドセット及び通信/マルチメディア装置を備えるシステムであって、前記ヘッドセットは、前記通信/マルチメディア装置と無線通信し、
装着可能な本体と、
前記装着可能な本体から延びる第1のイヤホン及び第2のイヤホンと、
該外部通信/マルチメディア装置を無線制御する制御部と、
該ヘッドセットのユーザーからの音声データをピックアップするマイクと、
前記音声データを処理する信号処理ユニットと、
音声コマンド制御部と、
を備え、前記外部通信/マルチメディア装置は音声コマンドアプリケーションを備え、前記音声コマンド制御部は音声コマンドを前記外部通信/マルチメディア装置及び前記音声コマンドアプリケーションへ送信する、システム。
【請求項15】
前記信号処理ユニットは、
前記音声データを処理してはっきりと聞こえる音声フィードバック信号にする回路と、
前記音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路と、
前記強化された音声フィードバック信号と、前記外部通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号とを混合することによって、混合された出力信号を生成し、次いで該混合された出力信号を前記イヤホンを介して前記ユーザーへ送信する回路と、
を備える、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記システムはリモートサーバーをさらに備え、前記通信/マルチメディア装置は、ネットワークを介して前記リモートサーバーと通信すると共に前記音声コマンドの前記音声データを前記リモートサーバーへ送信する手段を備え、前記サーバーは、前記音声コマンドに含まれる前記音声データをテキスト又はパターンに変換する手段を備え、次いで前記テキスト又はパターンを、前記テキスト又はパターンから翻訳されたコマンドを実行するために前記音声コマンドアプリケーションへ戻す、請求項14に記載のシステム。
【請求項17】
前記外部通信/マルチメディア装置は音声認識アプリケーションをさらに備え、前記音声認識アプリケーションは前記音声データを前記ヘッドセットから受信してテキスト又はパターンに変換し、前記音声コマンドアプリケーションは、前記テキスト又はパターンを、前記音声コマンドアプリケーション及び前記外部通信/マルチメディア装置にある他のアプリケーションによって1つ又は複数の機能を実行するコマンドに翻訳する、請求項14に記載のシステム。
【請求項18】
前記リモートサーバーは、前記音声データから前記ユーザーを認識及び認証する認証アプリケーションを備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記音声コマンドは、「或る人に電話をかける」、「或る人にEメールを送る」、「或るコンテンツを検索する」、「或る人にテキストメッセージを送る」又はGPSに基づいて「或る場所へ行く」のうちの1つを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項20】
ヘッドセットを介して通信/マルチメディア装置へ音声コマンドを発行する方法であって、
ヘッドセットを準備することであって、該ヘッドセットは、装着可能な本体と、前記装着可能な本体から延びる第1のイヤホン及び第2のイヤホンと、該外部通信/マルチメディア装置を無線制御する制御部と、該ヘッドセットのユーザーからの音声データをピックアップするマイクと、前記音声データを処理する信号処理ユニットと、前記音声データを該通信/マルチメディア装置へ送信する音声コマンド制御部とを備える、準備すること、
前記音声コマンド制御部をオンにすることによって前記通信/マルチメディア装置の音声コマンドモードを作動すること、
前記ヘッドセットのインターフェースを介して前記通信/マルチメディア装置へ起動信号を送信することであって、音声コマンドアプリケーションを起動すると共に前記音声コマンドの前記音声データの記録を開始する、送信すること、
前記音声データの記録が開始したことを示す第1のアラート音を前記イヤホンへ送信すること、
前記音声コマンドを前記マイクに向けて話すと共に捕捉された該音声データを記録すること、
前記音声コマンド制御部を解放することであって、それによって該捕捉された音声データの記録を停止する、解放すること、
前記音声データの記録が停止したことを示す第2のアラート音を前記イヤホンへ送信すること、
前記記録された音声データを前記通信/マルチメディア装置及び該音声コマンドアプリケーションへ送信すること、
前記音声データを、ローカルに又はサーバーを介して遠隔にテキスト又はパターンに変換すること、及び
前記テキスト又はパターンを、前記音声コマンドアプリケーション及び前記外部通信/マルチメディア装置にある他のアプリケーションによって1つ又は複数の機能を実行するコマンドに翻訳すること、
を含む、方法。
【請求項21】
前記信号処理ユニットは、前記音声データを処理して音声フィードバック信号にする回路と、前記音声フィードバック信号を強化することによって強化された音声フィードバック信号を生成する回路と、前記強化された音声フィードバック信号と、前記外部通信/マルチメディア装置由来のオーディオ信号とを混合することによって、混合された出力信号を生成し、次いで該混合された出力信号を前記イヤホンを介して前記ユーザーへ送信する回路と、前記音声データを記録するレコーダーとを備える、請求項20に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−500526(P2012−500526A)
【公表日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−523127(P2011−523127)
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/053501
【国際公開番号】WO2010/019634
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(511038581)
【Fターム(参考)】