説明

円錐形テーパゲージ

【課題】 楽な体制で、短時間に隙間を測定するために、円錐形のテーパゲージを提供する。
【解決手段】円錐形に隙間測定用の目盛(1)を付け、又、握りやすいようにグリップ(2)を採用したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、テーパ(隙間)ゲージの形状を変形させた円錐形テーパゲージに関するのである。
【背景技術】
【0002】
従来、隙間測定用の測定器具としてテーパゲージがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような欠点があった。
測定器(スケールなど)で測定する場合、目先は目盛の正面に合わせなければいけない。テーパゲージも同様である。
従来のテーパゲージは、スケールと同じように平状になっており、側面や背面には目盛が刻印されていない。
その為、上方や下方の隙間を測定しなければならない時、目先は目盛の正面に合わせなければいけない為、無理な体勢で測らなければいけないケースもある。
本発明は、以上のような欠点をなくす為になされたものである。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
テーパゲージを円錐形に変形させ、円錐形に目盛を付ける。(1)
持ちやすいように、手で持つ箇所にはグリップを採用する。(2)
本発明は、以上の構成よりなる円錐形テーパゲージである。
【発明の効果】
【0005】
円錐形に変え、円錐に目盛を付けることで測定したい隙間を360°の角度から測定できる。
その為、極端に上方や下方で測定したい隙間が発生しても、体を無理な体制にしないでも測定できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
円錐形の形状の物体に、隙間測定用の目盛を付ける。(1)
手で持つ箇所には、グリップを採用する。(2)
1.0mm間隔の目盛には、従来のテーパゲージと同様に目盛数値も刻印する。(3)
構成は以上のようにシンプルになっている。
次に円錐形での目盛の付け方に関して説明する。
円錐形だと、グリップ(2)の角度を調節するだけで、目の正面に目盛を合わせることができるため、目盛の数値(3)は円錐の正面に1箇所刻印すれば、側面と背面側には刻印不要とする。
又、目盛(1)も円錐の正面(目盛数値が刻印されている方向)からみて目盛が完全に読み取れるようにしていれば、側面側や背面側まで目盛を入れる必要はないものとする。しかし、製造上、側面側や背面側にも目盛を付けた方が製造しやすいときは、付けても構わないものとする。
さらに、目盛を読み取りやすくするために、下記の実施例を上げる。
0.5mmと1.0mmの区別が分かりやすくする為に、
0.5mm間隔(0.5,1.5,2.5mm・・・)には青の目盛を刻印
1.0mm間隔(1.0,2.0,3.0mm・・・)には赤の目盛を刻印
他の目盛(0.1〜0.4mm,0.6〜0.9mm,1.1〜1.4mm・・・)は黒色に刻印する。
使用方法は、隙間か内径を測定したい物があるときは、円錐形テーパゲージを隙間(又は、測定したい内径の穴)にあて、そのときの目盛(1)の数値を読み取る。
体の上方や下方にある隙間を測定したいときは、目先に目盛(1)がくるようにグリップ(2)の角度を調節させながら、隙間にゲージをあてる。
楽な体制で短時間に測定したいときは、この円錐形テーパゲージを使用するとよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の正面図である。
【符号の説明】
【0008】
1.隙間目盛
2.グリップ
3.目盛の数値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーパゲージを円錐形に変形させた円錐形テーパゲージ

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−192788(P2007−192788A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−39981(P2006−39981)
【出願日】平成18年1月21日(2006.1.21)
【出願人】(506055508)
【Fターム(参考)】