説明

再生細骨材の製造方法

【課題】 セメントペーストの付着が少なく、したがって、吸水率の小さい高品質の細骨材を再生する。
【解決手段】 ケーシングと、ケーシング内で回転する円盤と、円盤に同心円状に設けた複数のセラミックピンを有するケージ型摩砕装置を用いて、粒径5mm以下に破砕されたコンクリート粒状物を摩砕装置内の粉体濃度0.01〜3kg/mで摩砕して、再生細骨材を製造する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生細骨材を製造する方法、たとえばセメント・コンクリート構造物を解体したときに生じるセメント・コンクリート廃材から再生細骨材を製造する方法、特に高品質の細骨材を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ビル等のセメント・コンクリート構造物を解体すると、その解体物であるセメント・コンクリート廃材(直径が例えば30〜500mm程度のコンクリート塊)が大量に発生する。
【0003】
このようなコンクリート廃材は通常、産業廃棄物として最終処分場で埋め立て処理されているか、または再生砕石として道路用路盤材として使用されている。
【0004】
しかし、近年においては、上記のようなセメント・コンクリート廃材の処分場を確保することが困難になってきている。
【0005】
また、新設道路などの需要が減退し、路盤材としての利用も減少傾向にある。
【0006】
このため、セメント・コンクリート廃材を効率よく再資源化あるいはリサイクルする方法が強く要望されている。
【0007】
他方、セメント・コンクリート廃材には構成材料として砂が含まれているが、この種の砂についても、近年は環境保全の観点から採取場の確保が益々困難となってきている。
【0008】
したがって、産業廃棄物であるセメント・コンクリート廃材から砂の材料が効率よく得られるようにすれば、環境保全に役立つだけでなく、資源の有効活用の点でも大きく貢献できる。
【0009】
セメント・コンクリート廃材を例えば含有骨材の最大寸法に近い大きさ以下に従来の破砕装置で破砕しただけの破砕物は、骨材を結合していたセメントペーストが骨材に付着した粒や塊となっている。加えてセメントペーストの微小粉粒も混在している。セメントペーストは通常の骨材に比べると強度的にもかなり低く脆弱であるため、セメント・コンクリートの骨材として再利用すると、コンクリートの強度や耐久性が著しく低下する。
【0010】
また、セメントペーストが付着した骨材は、吸水率が大きいため、これをセメント・コンクリートに使用すると、コンクリートの乾燥収縮が大きくなり、凍結融解抵抗性が低下するなどの耐久性上の問題が生じる。
【0011】
このため、骨材に付着したセメントペースト分や混在するセメントペースト粒を除去する試みが行なわれているが、従来の機械的除去手法では実用上支障を生じない程度まで付着ペーストを除去するのは骨材粒径が小さくなるほど容易ではない。
【0012】
特開平8−109052号公報や特開平8−198652号公報には、コンクリート廃材をセ氏数百度以上に加熱し、付着セメントペーストを脱水することで脆弱化させたり、骨材とセメントペーストとの熱膨張差から付着強度を低減させたりすることで、後の機械的手法による骨材からのセメントペースト剥離を容易にした再生骨材製造の前処理技術が開示されている。一般に、このような加熱処理は、温度を高くするほど剥離を容易にする。しかし、高温加熱を行なうと、骨材自身の強度や耐久性が劣化することがあり、また、加熱設備やエネルギー費の面で処理コストがかかるという問題を有している。
【特許文献1】特開平8−109052号公報
【特許文献2】特開平8−198652号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の第1の目的は、セメントペーストの付着が少なく、したがって、吸水率の小さい高品質の細骨材に再生する再生細骨材の製造方法を提供することである。
【0014】
本発明は、さらには、骨材自身の強度を劣化させることなく、加熱設備やエネルギーコストのかからない、しかも高品質の再生細骨材を効率よく回収する再生細骨材の製造方法を提供することを第2の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の解決手段を例示すると、次のとおりである。
【0016】
(1)ケーシングと、該ケーシング内で回転する円盤と、該円盤に同心円状に設けた複数のセラミックピンを有するケージ型摩砕装置を用いて、セメント・コンクリート粒状物を摩砕して、再生細骨材を製造することを特徴とする再生細骨材の製造方法。
【0017】
(2)コンクリート粒状物の粒径が5mm以下であることを特徴とする前述の再生細骨材の製造方法。
【0018】
(3)コンクリート粒状物が、摩砕装置内の粉体濃度0.01〜3kg/mで摩砕されることを特徴とする前述の再生細骨材の製造方法。
【0019】
(4)セメント・コンクリート粒状物が摩砕装置内の粉体濃度0.01〜1kg/mで摩砕されることを特徴とする前述の再生細骨材の製造方法。
【0020】
本願発明者は、上記課題を解決するために、鋭意検討を重ね、ケージ型摩砕装置を用いてセメント・コンクリート粒状物(とくに破砕されたセメント・コンクリート粒状物)から再生細骨材を製造する方法を発明した。
【0021】
セメント・コンクリート粒状物の摩砕装置内への投入量を調整することにより、高品質の再生細骨材から中低品質の再生細骨材まで、使用目的や用途に応じて再生細骨材の品質の異なるものを効率よく製造できることを見出し、本発明を完成した。
【0022】
たとえば、ケーシングと、該ケーシング内で回転する円盤と、該円盤に同心円状に設けた複数のセラミックピンを有するケージ型摩砕装置を用いて、たとえば粒径5mm以下に破砕されたセメント・コンクリート粒状物を、摩砕装置内の粉体濃度0.01〜3kg/mで摩砕して、再生細骨材を製造する。
【0023】
さらに、得られた再生細骨材の吸水率が3.5%以下である高品質の再生細骨材を製造するには、粒径5mm以下に破砕されたセメント・コンクリート粒状物を、摩砕装置内の粉体濃度0.01〜1kg/mで摩砕して、再生細骨材を製造する。
【0024】
粒径の測定法は、JIS A 1102 「骨材のふるい分け試験方法」を採用する。
【発明の効果】
【0025】
本発明の再生細骨材の製造方法によれば、セメント・コンクリート廃材を破砕して得られる小さな寸法のコンクリート粒状物を摩砕することにより、コンクリートに利用可能な吸水率の小さい高品質の再生細骨材を得ることができる。
【0026】
さらに、本発明の再生細骨材の製造方法によれば、加熱設備やエネルギーコストのかからない簡易な装置で高品質の再生細骨材を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
【0028】
本発明に使用されるケージ型摩砕装置は、例えば円筒状のケーシング内に設けられた円盤に多数のピンを円周に沿って配列することにより、籠形(すなわちケージ型)のローターを構成して、そのようなローターを回転させることにより、破砕されたコンクリート粒状物(被摩砕物)がピン又はケーシングと衝突し、その衝撃力を利用して、破砕されたコンクリート粒状物を摩砕するものである。
【0029】
図1はこのようなケージ型摩砕装置の一例の基本構造を示す概略断面図である。
【0030】
図1において、1は円筒状のケーシングである。このケーシング1によって囲まれた空間を摩砕室と呼ぶ。2及び3はケーシング1内に設けられた2枚の円盤(ロータディスクと呼ぶこともある)である。円盤(ロータディスク)2の表面には円盤の回転軸10を中心とする円周上に所定の間隔をおいて複数のセラミック製打撃ピン2A、2B(以下打撃ピンと呼ぶ)が取り付けられている。円盤(ロータディスク)3の表面には円盤の回転軸11を中心とする円周上に所定の間隔をおいて複数の打撃ピン3A、3Bが取り付けられている。
【0031】
なお、図1に示した例では、円盤2及び3上に設けられた打撃ピン2A、2B、3A、3Bの列の数がそれぞれ2列になっているが、本発明の方法は、2列に限定されない。
【0032】
円盤2、3の回転軸10、11は、ベアリング(図示せず)により回転自在に支持されており、かつそれぞれが別のモータ(図示せず)により駆動され、互いに逆方向に回転するようになっている。
【0033】
また、ケーシング1の一端(回転軸10側)上部には、被摩砕物(破砕されたコンクリート粒状物)を投入するための投入口12が設けられている。投入口12は、上方に向かって開いており、下部は、回転軸10の周囲で円盤2の内側の面(打撃ピン2Bが取り付けられた面)に向かって開口している。
【0034】
ケーシング1の下部中央には摩砕された被摩砕物を排出するための排出口13が設けられている。コンクリート粒状物が摩砕され、表面のセメントペーストが剥離され、細骨材がこの排出口13から重力により落下して回収される。
【0035】
ケーシング1の他端側(回転軸11側)上部には微粉を回収するための微粉排出口14が設けられている。微粉は微粉排出口14に接続されたブロワー(図示せず)によって吸引され回収される。
【0036】
ブロワー(図示せず)を作動させると、微粉排出口14よりエアーが吸引され、それと同時に投入口12及び排出口13から外部のエアーが吸引される。このとき、重い細骨材は重力により排出口13から落下し、軽い微粉分はエアーにより吸引され、微粉排出口14より微粉として回収される。
【0037】
本発明の再生細骨材の製造方法は、前述のケージ型摩砕装置を使用して、その中にセメント・コンクリート粒状物を投入して実施される。
【0038】
コンクリート粒状物は粒径5mm以下に破砕されたものを使用する。
【0039】
投入口12に投入されたコンクリート粒状物(被摩砕物)は、互いに逆方向に回転する2枚の円盤の回転軸付近に投入され、円盤2に取り付けられた最内側のセラミック製の打撃ピン2Bにより打撃を受け、次に逆回転する次列の打撃ピン3Bに達し再び打撃され、さらに2列目の打撃ピン3Bとは逆に回転する3列目の打撃ピン2Aに達し、再再度打撃され、最後に、最外側の打撃ピン3Aにより打撃をうける。各打撃の際に、各セメント・コンクリート粒状物は、ほとんど破砕されず、摩砕されるだけ、つまり表面のセメントペーストが剥離されるだけである。
【0040】
このように、セメント・コンクリート粒状物は、何度かの打撃を受けることにより、ほとんど破砕されずに、細骨材表面に付着しているセメントペーストが剥がれるだけである。主として「破砕」でなく「摩砕」がなされるため、高品質の再生細骨材が得られる。
【0041】
また、剥離したセメントペーストは、細かい粉体の形になり、円盤2、3及びそれらの上に取り付けられた打撃ピン2A、2B、3A、3Bの回転により生じる渦巻き状の風により回転軸の中心から円周方向の外側に搬送され、微粉排出口14に吸引され、そこから排出される。
【0042】
一方、風で搬送されない比較的大粒の摩砕物(細骨材)は、重力で落下し、排出口13から回収される。
【0043】
前述のケージ型摩砕装置を用いて再生細骨材を製造する場合において、高品質の再生細骨材を得るため、ケージ型摩砕装置に投入するセメント・コンクリート粒状物の投入量を調整することが有効である。
【0044】
再生骨材を用いた再生コンクリートの品質は、再生骨材の品質に左右されるので、再生コンクリートの品質を一定水準に保つために、再生コンクリートの要求水準や、用途に応じた再生骨材の品質水準を設ける。
【0045】
現在のところ、明確に定められたものは、標準情報:TR A 0006再生骨材を用いたコンクリートに示されている品質基準のみであるが、普通骨材の品質まで磨き上げた再生骨材は当然のこととして、JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」に適合でき、通常の強度のコンクリートに普通骨材と同様に適用できる。
【0046】
しかし、このような高品質の再生骨材を作ろうとすると、多くの副産物を生じる。再生骨材の歩留まりを高くすると、コンクリート用骨材としての品質は低下する。
【0047】
一方、コンクリートには捨てコンクリートや均しコンクリート、基礎コンクリートなど、JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」ほどの品質管理の要らないコンクリート需要もある。JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」に適合でき、通常の強度のコンクリートに普通骨材と同様に使用できる再生骨材と、それ以外の高い強度や高い品質を要求されないコンクリート向けの中低品質の再生骨材とに作りわけができることが望ましい。
【0048】
再生細骨材を通常強度のコンクリート、モルタル等に使用するためには、JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」に規定される吸水率の小さいもの(吸水率3.5%以下)が要求される。このような高品質の再生細骨材を得るために、本発明の製造方法においては、粉体濃度を0.01〜1kg/mにすると良い。
【0049】
通常の強度が要求されないコンクリート向けの中低品質の再生細骨材に関しては、「再生骨材を用いたコンクリート」の品質規格の標準情報TR A 0006によると吸水率10%以下を満足することが必要である。
【0050】
本発明の製造方法において、吸水率を10%以下の再生細骨材を製造する場合には、粉体濃度を0.01〜3kg/mにすると良い。
【0051】
粉体濃度とは、前述のケージ型摩砕装置内を流れる風量に対する投入された被摩砕物(コンクリート粒状物)の量を表している。即ち、被摩砕物量/風量を表す。例えば、風量30m/分(1分間に摩砕装置内を30mの風が流れることを示す)である摩砕装置に、被摩砕物(コンクリート粒状物)を200kg/時間の割合で投入する場合には、粉体濃度は、200kg/(30*60)m、即ち、0.111kg/mである。
【0052】
粉体濃度を0.01〜3kg/mにすることにより、摩砕装置内の被摩砕物(コンクリート粒状物)の量が最適化され、摩砕効率及び付着ペースト除去率が向上し、吸水率の小さい高品質の細骨材が得られる。
【0053】
粉体濃度を0.01〜1kg/mにすると、さらに吸水率の小さい通常の細骨材と同等の高品質の細骨材が得られる。JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)附属書9の規定によれば、コンクリートに使用される細骨材の吸水率を3.5%以下に規定しており、吸水率3.5%以下であれば、通常のコンクリート用細骨材として使用可能である。粉体濃度を0.01〜1kg/mにすると、吸水率3.5%以下の細骨材を製造でき、通常の普通コンクリート用細骨材として使用可能になる。
【0054】
粉体濃度を0.01kg/m未満にすると、被摩砕物が摩砕され過ぎとなり、投入された被摩砕物の大部分が微粒子となってしまい、細骨材として回収される量が少なくなってしまう。
【0055】
逆に、投入する被摩砕物の投入量を多くし、粉体濃度を3kg/mより多くすると、摩砕装置の摩砕室内での被摩砕物の量が多くなり、被摩砕物の移動が阻害され、打撃ピン5Aとの衝突が不十分となり(生じ難くなり)、細骨材表面のペーストが十分除去されず、細骨材の品質が低下し、「再生骨材を用いたコンクリート」の品質規格の標準情報TR A 0006で示される再生骨材をコンクリート等用いるための要求品質である吸水率10%以下を満足することができず、コンクリート等の用途に利用できなくなることがある。
【実施例】
【0056】
次に、実施例を示すことにより、粉体濃度について具体的に説明する。
【0057】
解体現場で発生したセメント・コンクリートの廃材(大型の破砕廃棄物)を従来の破砕装置によって小さく破砕し、JIS A 1102 (骨材のふるい分け試験方法)により、粒径5mm以下の細粒を製造した。この細粒を原料としてケージ型摩砕装置に投入し、粉体濃度の条件を0.005〜3.5kg/mまで変えて再生細骨材を製造した。得られた再生細骨材の吸水率をJIS A 1109(細骨材の密度及び吸水率試験方法)に準じて測定した。さらに、得られた再生細骨材の量を測定し、投入した原料に対する重量%を計算した。この結果を表1に示す。
【0058】
また、表1の結果より、粉体濃度0.1kg/m以下の場合について、粉体濃度と再生細骨材の吸水率の関係をグラフ化し、図2に示す。粉体濃度と回収率の関係をグラフ化し、図3に示す。
【表1】

【0059】
表1及び図2、図3の結果より明らかなように、粉体濃度が変化することにより、得られる再生細骨材の品質(吸水率)が変化する。たとえば、粉体濃度が0.01〜1.0kg/mのとき、再生細骨材の吸水率は3.5%以下となり、高品質の細骨材が得られる。粉体濃度が0.01〜3.0kg/mのとき、中程度の品質の再生細骨材が得られる。
【0060】
また、図2より明らかなように、粉体濃度が0.01kg/mより小さいと、吸水率が2.24%で一定となり、骨材の吸水率が変わらず、これ以上吸水率の低い骨材を製造することができない。
【0061】
一方、図3より明らかなように、粉体濃度と再生骨材の回収率との関係では、粉体濃度が低くなればなるほど、回収率が小さくなり、再生効率が落ちることから、粉体濃度は0.01kg/m以上が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明に好適に使用されるケージ型摩砕装置の概略断面図である。
【図2】粉体濃度と再生細骨材の吸水率の関係を示すグラフ。
【図3】粉体濃度と回収率の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
【0063】
1 ケーシング
2、3 円盤(ロータディスク)
2A、2B、3A、3B 打撃ピン
4 ディスク
10、11 回転軸
12 投入口
13 排出口
14 微粉排出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシングと、該ケーシング内で回転する円盤と、該円盤に同心円状に設けた複数のセラミックピンを有するケージ型摩砕装置を用いて、セメント・コンクリート粒状物を摩砕して、再生細骨材を製造することを特徴とする再生細骨材の製造方法。
【請求項2】
コンクリート粒状物の粒径が5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の再生細骨材の製造方法。
【請求項3】
コンクリート粒状物が、摩砕装置内の粉体濃度0.01〜3kg/mで摩砕されることを特徴とする請求項1または2に記載の再生細骨材の製造方法。
【請求項4】
セメント・コンクリート粒状物が、摩砕装置内の粉体濃度0.01〜1kg/mで摩砕されることを特徴とする請求項1または2に記載の再生細骨材の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−16277(P2006−16277A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−197885(P2004−197885)
【出願日】平成16年7月5日(2004.7.5)
【出願人】(593083295)関西マテック株式会社 (4)
【出願人】(000000240)太平洋セメント株式会社 (1,449)
【Fターム(参考)】