説明

再生装置

【課題】 テープ上のデータの不連続部分における再生データの乱れを抑制する。
【解決手段】 Nトラックを単位としてエラー訂正符号化処理が施された情報データを含むデジタルデータをテープ状記録媒体から再生する再生手段と、再生されたデジタルデータよりトラック番号を示すトラック管理情報を検出する検出手段と、Nトラック分の情報データを記憶可能で独立にデータの書き込み及び読み出しが可能な複数のメモリバンクを有するメモリと、各メモリバンクに記憶されたNトラックの情報データに対してエラー訂正復号処理を施すエラー訂正手段と、検出されたトラック管理情報に基づいて情報データを書き込むメモリバンクを切り替える制御手段とを備え、前記検出手段により検出されたトラック番号が不連続であった場合、トラック番号が連続するようトラック番号を変更し、変更後のトラック番号に基づいてメモリバンクを切り替える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は再生装置に関し、特に、多数のトラックが形成されたテープ状記録媒体から情報データを再生する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、動画像信号をMPEGなどの符号化方式により符号化して磁気テープに記録するデジタルVTRが知られている。このようなデジタルVTRでは、符号化された動画像信号に対してエラー訂正符号化処理を施して記録し、再生時には、再生される動画像信号にエラー訂正復号処理を行うことで再生データ中の伝送エラーを訂正している。
【0003】
また、近年では、民生用のデジタルVTRのフォーマットとして、HDVフォーマットが提案された。
【0004】
HDVフォーマットでは、テープ上の16トラック分のデータを単位としてエラー訂正符号化処理を施して記録している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
そのため、再生時においては、再生データ中のトラック番号情報に基づいて16トラック分のデータを検出し、メモリに蓄積した後、この16トラック分のデータを単位としてエラー訂正復号処理を施す。
【特許文献1】特開2004−15384
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
デジタルVTRにおいては、既に画像データが記録されたテープの一部のトラックに対して、新たに画像データを上書き記録するインサート記録機能を持つものがある。
【0007】
そして、HDVフォーマットのデジタルVTRにおいて、この様なインサート記録機能を実施した場合、テープを搬送するキャプスタンなどのメカニカルな精度の差によっては、インサート記録の終端部分ではテープ上に記録されている画像データやトラック番号情報などが不連続になるおそれがある。
【0008】
そのため、エラー訂正復号を行う際に、16トラック分のデータを正確に検出できず、再生時に画像が乱れてしまうという問題があった。
【0009】
本発明はこの様な問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
Nトラック(Nは2以上の整数)を単位としてエラー訂正符号化処理が施された情報データを含むデジタルデータをテープ状記録媒体上の多数のトラックから再生する再生手段と、前記再生手段により再生されたデジタルデータよりトラック番号を示すトラック管理情報を検出する検出手段と、前記Nトラック分の情報データを記憶可能で独立にデータの書き込み及び読み出しが可能な複数のメモリバンクを有し、前記再生手段により再生された情報データを記憶するメモリと、前記メモリの各メモリバンクに記憶されたNトラック分の情報データに対してエラー訂正復号処理を施すエラー訂正手段と、前記検出手段により検出されたトラック管理情報に基づいて、前記再生された情報データを書き込むメモリバンクを切り替える制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段により検出されたトラック番号が不連続であった場合、前記トラック番号が連続するよう前記不連続部分のトラック番号を変更し、変更後のトラック番号に基づいて前記メモリバンクを切り替える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、テープ上のデータの不連続部分における再生データの乱れを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
なお、以下の説明では、圧縮符号化された動画像信号(データ)が記録されている記録媒体は磁気テープであるとして説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態による再生装置の構成例を示すブロック図である。
【0015】
図1において、101は非符号出力である映像信号を出力するビデオ出力インターフェース(VIDEO出力I/F)であり、102は非符号出力である音声信号を出力するオーディオ出力インターフェース(AUDIO出力I/F)である。VIDEO出力I/F101及びAUDIO出力I/F102は、非符号化の再生出力信号(データ)として、いわゆるアナログビデオ出力及びアナログオーディオ出力をそれぞれ出力するためのものである。
【0016】
103はMPEG方式に準拠して符号化された画像を伸張、復号化する、すなわち圧縮画像データに復号処理を行うMPEGデコーダである。このMPEGデコーダ103は、本発明の出力制御手段を構成する。105は可変長の圧縮画像データを蓄積するストリームバッファであり、104はストリームバッファ105を制御するバッファ管理部である。
【0017】
106はメモリ107に格納されたデータに対し、Nトラックを単位としてエラー訂正復号処理を施すエラー訂正部である。107はワークメモリである。ワークメモリは、それぞれNトラック分の再生データを記憶可能であり、独立にデータの書き込み、読み出しが可能な複数のメモリバンクで構成される。
【0018】
109はテープインターフェイスとしての変調・復調部であり、アナログ信号を変調/復調する。110は本実施形態による再生装置を構成する各ブロックを制御するマイコンであり、エラー訂正部106より供給されるトラック番号の情報に基づいてトラック番号の不連続を検出し、トラック番号が連続するよう置き換えてエラー訂正部106に渡す。また、マイコン110は、後述の様に、トラック番号の不連続部分における差分値に応じてエラー訂正部106の処理を停止絵させると共にバッファ管理部104を制御して再生データの出力を停止する。112は記録媒体である磁気テープであり、111はマイコン110からの指示で磁気テープ112を駆動するキャプスタンモータである。
【0019】
次に、図1に示した再生装置において磁気テープ112に記録されているデータを再生する再生動作について説明する。
【0020】
マイコン110の指示により、キャプスタンモータ111により転送されている磁気テープ112から、回転ドラム上に取り付けられたヘッドにてアナログ信号が取り出される。取り出されたアナログ信号は、変調・復調部109にて復調されデジタルデータ(符号化データ)に変換される。そして、エラー訂正部106に入力される。
【0021】
エラー訂正部106は、入力されたデータ中のトラック番号情報をマイコン110に渡すと共に、マイコン110から後述の如く不連続部分を補間処理されたトラック番号情報を受け取り、このトラック番号情報に基づいて16トラック毎にワークメモリ107のメモリバンクを切り替えながら再生データをワークメモリ107に蓄積する。そして、16トラック分のデータの蓄積が完了したことに応じてエラー訂正復号処理を行う。エラー訂正処理後のデータは、エラー訂正部106よりバッファ管理部104を通してストリームバッファ105に供給され蓄積される。
【0022】
次に、MPEGデコーダ103は、ストリームバッファ105に蓄積されたデータ(ビデオデータ及びオーディオデータ)を読み出してデコードし、非符号化出力である映像信号及び音声信号に変換する。そして、変換して得られた非符号化出力の映像信号及び音声信号は、ビデオ出力I/F101及び音声出力I/F102に出力されて、アナログのビデオ出力信号、音声出力信号として外部機器等に出力される。
【0023】
次に、本実施形態におけるデータの記録パターンを順に説明する。
【0024】
図2は,本実施形態における符号化データの磁気テープ112上の記録パターンの一例を模式的に示した図である。
【0025】
図2において、201は各トラックを示している。本実施形態では、MPEGデータ(符号化データ)は、磁気テープ112上の16トラック分のデータをシャフリングした状態で積符号構成のエラー訂正符号化処理が施されて磁気テープ112に記録されている。この16トラックのデータを「ECCユニット」と称し、このECCユニット202を記録する際の最小単位としてMPEGデータが磁気テープ112に記録されている。
【0026】
また、図2において、203は編集ポイントを示す付加情報である。ここで、編集ポイント203とは、ここから新たな記録を開始可能なポイントであり、本実施形態では、1フレームのIピクチャ又はPピクチャと、2フレームのBピクチャとからなる3フレーム分のMPEGデータを単位として編集ポイントが構成されている。付加情報203は、MPEGデータ中、編集ポイント間の動画像データに対応する音声データのパケットの先頭部分に付加される音声付加情報中に格納される。また、204はECCユニット202の先頭に付加されている付加情報である。また、各トラックにはトラック番号を示すトラック番号情報が付加されて記録されている。
【0027】
図3は、ECCユニット202の一例を示す図である。なお、この図3において、図2に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0028】
上述したようにECCユニット202は、磁気テープ112にデータを記録する際の最小単位である16トラック単位で、各トラック間でデータをシャフリングした後、積符号構成のエラー訂正符号化処理が施されている。このECCユニット202を単位としてエラー訂正処理を行うことにより,ECCユニット単位でデータにおけるエラーの有無を判断する。よって、このECCユニットが、誤り訂正符号の生成単位(誤り訂正符号の生成に必要な所定のデータ量単位)であり、磁気テープにデータ記録する際の記録の最小単位となる。
【0029】
ECCユニット202の先頭には、このECCユニット内の情報を示す付加情報(システムデータ)204が記録されている。付加情報(システムデータ)204内には、このECCユニット内の編集ポイントの有無、編集ポイントのECCユニット内での位置(トラックナンバー及び後述のシンクブロックナンバー)、及び編集ポイントから記録されているピクチャのDTS(Decode Time Stamp)と1つのピクチャが復号のためにVBV(Video Buffering Verifier)バッファ内にとどまる時間を示す遅延値(VBV_Delay値)が書き込まれている。
【0030】
また、205はMPEGデータ中の音声データパケットに引き続く画像データパケットの先頭に付加される画像付加情報である。編集ポイント203と同様の編集ポイントであり、206はサーチ用画像データの記録領域である。
【0031】
図4は,磁気テープ112における各トラック内の構成を示した図である。
【0032】
図4に示すように、各トラックは,0〜138のシンクブロック(SyncBlock)で構成されている。各シンクブロックは、Sync、ID0、ID1、ID2、アウターパリティ(Outer Parity)又はデータ(DATA)、及びインナーパリティ(Inner Parity)で構成されている。
【0033】
ID0、ID1、及びID2の中には、ECCユニット内のトラック位置を示すトラックペアナンバー、及びトラック内のシンクブロック位置を示すシンクブロックナンバーが含まれる。アウターパリティ(Outer Parity)及びインナーパリティ(Inner Parity)はエラー訂正を可能にするための誤り訂正符号であり、エラー訂正部106は、このトラック内にあるアウターパリティ及びインナーパリティを用いてECCユニット単位でエラー検出並びに訂正を行う。
【0034】
次に、マイコン110によるトラック番号が不連続であった場合の処理について説明する。
【0035】
マイコン110は、エラー訂正部106から送られたトラック番号情報を確認し、不連続となっているか否かを判別する。そして、不連続であった場合には、境界部分以降のトラック番号情報を連続する様に置き換え、エラー訂正部106に渡す。
【0036】
具体的には、本実施形態では、16トラックのうち、2トラック分のデータが欠落した場合でも訂正可能な能力を有し、トラック番号が不連続であった場合には、その境界部分から2トラック分置き換える。
【0037】
トラック番号の置きかえの様子を図5に示す。
【0038】
図5中の矢印のタイミングでメモリバンクを切り替える。
【0039】
図5(a)はトラック番号を2トラック分置き換えた結果、16トラック間隔でメモリバンクの切り替えが行われている様子を示している。
【0040】
この様にメモリバンクを切り替えた結果、変更前のトラック番号31と32のデータもその前の14トラック分のデータと同じメモリバンクに書き込まれ、エラー訂正処理されることになるが、本実施形態では、2トラック分のデータがエラーであっても正しく訂正できるため、このECCユニットのデータはエラーとならない。しかしながら、その次のECCユニットのデータとは不連続なMPEGデータとなるため、ECCユニットの管理情報に基づいて、二つのECCユニットに含まれるMPEGデータの間の連続性を検出し、連続していた場合にはそのまま処理を続ける。また、不連続であった場合、次にIピクチャのデータを含むECCユニットのデータが再生されるまで、再生データの復号及び出力を停止する。
【0041】
図5(b)は、トラック番号の置きかえを行ったものの、メモリバンクの切り替えタイミングが16トラックより短くなっている様子を示している。マイコン110は、この場合、次にIピクチャのデータを含むECCユニットのデータが再生されるまでエラー訂正部106の処理を停止し、更に、バッファ管理部104によるデータの出力を禁止する。
【0042】
図5(c)は、トラック番号の置きかえを行ったものの、メモリバンクの切り替えタイミングが16トラックより長くなっている様子を示している。マイコン110は、この場合、次にIピクチャのデータを含むECCユニットのデータが再生されるまでエラー訂正部106の処理を停止し、更に、バッファ管理部104によるデータの出力を禁止する。
【0043】
以上の処理を図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローは一つのECCユニットのデータが再生される度に繰り返される。
【0044】
図6において、まず、再生されたECCユニットのデータのトラック番号が連続しているか否かを判別し(S601)、不連続であった場合、前述のようにトラック番号を置き換える(S602)。次に、16トラック間隔でメモリバンクの切り替えが行われたか否かを判別し(S603)、16トラック間隔でメモリバンクの切り替えが行われない場合には、そのECCユニットのデータの出力を中止する(S608)。
【0045】
また、16トラック間隔でメモリバンクの切り替えが行われていた場合、このECCユニットのデータを復号し(S604)、この一つ前のECCユニットのデータが出力中止であったか否かを判別する(S605)。出力中止であった場合、このECCユニット内のMPEGデータがIピクチャのデータを含むか否かを判別し(S608)、Iピクチャのデータを含まない場合には出力を中止する。また、Iピクチャのデータを含んでいた場合、Iピクチャのデータから出力を開始する(S607)。
【0046】
また、S605で一つ前のECCユニットが出力中止でなかった場合、このECCユニットのデータが前のECCユニットのデータと連続しているか否かを判別し(S609)、連続していた場合にはそのまま出力する(S612)。また、不連続であった場合、このECCユニットのMPEGデータがIピクチャのデータを含むか否かを判別し(S610)、Iピクチャのデータを含まない場合には出力を中止する(S611)。また、Iピクチャのデータを含んでいた場合、Iピクチャのデータから出力を開始する。
【0047】
この様に、本実施形態によれば、トラック番号が不連続であった場合、エラー訂正処理の訂正能力に従う範囲でトラック番号を置き換え、メモリバンクの切り替えを制御しているので、不連続部分におけるデータの欠落を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施形態としての再生装置の構成を示す図である。
【図2】符号化データの磁気テープ上の記録パターンの一例を示す図である。
【図3】ECCユニットの一例を示す図である。
【図4】磁気テープにおける各トラック内の構成を示す図である。
【図5】トラック番号の変更とそれに伴うメモリバンクの切り替えの様子を示す図である。
【図6】実施形態の再生動作を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Nトラック(Nは2以上の整数)を単位としてエラー訂正符号化処理が施された情報データを含むデジタルデータをテープ状記録媒体上の多数のトラックから再生する再生手段と、
前記再生手段により再生されたデジタルデータよりトラック番号を示すトラック管理情報を検出する検出手段と、
前記Nトラック分の情報データを記憶可能で独立にデータの書き込み及び読み出しが可能な複数のメモリバンクを有し、前記再生手段により再生された情報データを記憶するメモリと、
前記メモリの各メモリバンクに記憶されたNトラック分の情報データに対してエラー訂正復号処理を施すエラー訂正手段と、
前記検出手段により検出されたトラック管理情報に基づいて、前記再生された情報データを書き込むメモリバンクを切り替える制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出手段により検出されたトラック番号が不連続であった場合、前記トラック番号が連続するよう前記不連続部分のトラック番号を変更し、変更後のトラック番号に基づいて前記メモリバンクを切り替えることを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記エラー訂正手段による訂正能力に応じて前記不連続部分のトラック番号を変更することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記エラー訂正手段の訂正能力に応じたトラック数分前記トラック番号を変更することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
【請求項4】
Nトラック(Nは2以上の整数)を単位としてエラー訂正符号化処理が施された情報データを含むデジタルデータをテープ状記録媒体上の多数のトラックから再生する再生手段と、
前記再生手段により再生されたデジタルデータよりトラック番号を示すトラック管理情報を検出する検出手段と、
前記Nトラック分の情報データを記憶可能で独立にデータの書き込み及び読み出しが可能な複数のメモリバンクを有し、前記再生手段により再生された情報データを記憶するメモリと、
前記メモリの各メモリバンクに記憶されたNトラック分の情報データに対してエラー訂正復号処理を施すエラー訂正手段と、
前記検出手段により検出されたトラック管理情報に基づいて、前記再生された情報データを書き込むメモリバンクを切り替える制御手段と、
前記エラー訂正手段により処理された情報データを外部に出力する出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記Nトラックの情報データ毎に前記メモリバンクの切り替えが行われたか否かを判別し、Nトラック毎にメモリバンクの切り替えが行われなかった場合、前記出力手段による前記メモリバンクの切り替え前の情報データの出力を中止することを特徴とする再生装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記Nトラック毎にメモリバンクの切り替えが行われていた場合、更に、このNトラック分の情報データが直前のNトラック分の情報データと連続したデータであるか否かを判別し、連続していない場合には、前記出力手段による当該Nトラック分の情報データの出力を中止することを特徴とする請求項4記載の再生装置。
【請求項6】
前記情報データは、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とにより符号化された動画像データを含み、前記制御手段は更に、前記情報データの出力中止後、最初に再生された前記フレーム内符号化された画像データから出力を開始することを特徴とする請求項4または5記載の再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−18556(P2007−18556A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−196171(P2005−196171)
【出願日】平成17年7月5日(2005.7.5)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】