説明

再生装置

【課題】本発明はディスク本編を再生する前に、視聴者に3Dディスクであることを報知することができる3D再生装置を提供する。
【解決手段】本実施の形態の、3次元立体映像再生装置は、ディスク再生部202にディスク201が挿入されると、ディスクのIDデータを取得しメモリ204に記録する。読み出した前記IDデータが2Dディスクを示すものであれば、2D用のグラフィックスデータと文字データを生成し、出力部206から出力させる。読み出した前記IDデータが3Dディスクを示すものであれば、3D用のグラフィックスデータと文字データを生成し、出力部206から3Dフォーマットとして出力させる。これにより、本編再生より前に視聴者にディスク201が2Dか3Dかを知らせることができ、また3D用メガネをかけてくださいといったお知らせをディスク201の本編再生より前に表示させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は3次元立体(3D)映像を再生する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、3次元立体映像を再生する装置としては、人間の左右の目にそれぞれ別々の左右の目用の映像を見せるために、いくつかの方式が立案、実現され、知られている。たとえば人間の左目用、右目用の別々の映像をディスクから読み出し、それぞれ左目用、右目用の映像を交互にディスプレイに出画する。ディスプレイは交互に表示する映像信号と同期して、液晶シャッターつきメガネの左目右目用シャッターを交互に切り替える。上記の構成により、液晶シャッターつきメガネをかけた視聴者の左目には左目用の映像を、右目には右目用の映像のみが届くことになり、視聴者は3次元立体映像を見ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−82307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、3次元立体映像再生装置において、従来の2次元(2D)映像が記録されたディスクと、3次元立体映像が記録されたディスクのいずれも再生可能な装置を実現しようとすると、ディスク再生を行って映像信号をデコードして初めて映像が3Dで表示される。このため、視聴者がメガネをかける準備をしたり、3D映像の調整をしたりするためには、ディスクからデータを読み出して、デコードし、映像を表示するまで待たされるという課題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記の問題を解決すべく、ディスクを挿入するだけで、本編映像を再生する前に視聴者に3D用のメガネ装着を促し、確認や調整をすることができる3次元立体映像再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、3次元立体映像再生装置は、ディスク201に記録されているコンテンツを読み出し可能であり、且つ、記録されているコンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを示すID情報がディスク201に記憶されている場合には、そのID情報を読み出し可能なディスク再生部202と、ディスク再生部202が読み出したコンテンツをデコードして、少なくとも映像信号を出力するビデオデコーダ302と、ディスク再生部202で読み出したID情報を記録するメモリ204と、メモリ204に記録されたID情報に基づき、ディスク201に記録されているコンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを報知する為の報知情報を生成するCPU305と、報知情報またはビデオデコーダ302でデコードされた映像信号を再生装置101の外部に出力する出力部206と、を備え、出力部206は、ビデオデコーダ302でデコードされた映像信号を再生装置101の外部に出力する前に、報知情報を再生装置101の外部に出力する。
【0007】
これにより、ビデオデコーダ302でデコードされた映像信号を再生装置101の外部に出力する前に視聴者にディスク201が2Dか3Dかを知らせることができ、また3D用メガネ103をかけてくださいといったお知らせをディスク201の本編再生より前に表示させることができる。また、グラフィックスデータや文字データを3D映像として表示し、3D用メガネ103の準備や調整をディスク201の本編再生より前に行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成の3次元立体映像再生装置によれば、本編再生より早く、視聴者により早く3Dディスクであることを知らせることができ、3D用メガネの準備や調整が可能となり、よりスムーズに3D視聴が可能な映像再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態1にかかる3次元立体映像再生表示システム構成図
【図2】実施の形態1にかかる3次元立体映像再生装置の構成図
【図3】実施の形態1にかかる信号処理部203の構成図
【図4】実施の形態1にかかるディスク挿入時のIDの読み出し処理のフローチャート
【図5】実施の形態1にかかる再生開始時処理のフローチャート
【図6】実施の形態1にかかる2Dおよび3Dディスク挿入時の機器画像図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態1)
[1. 3次元立体映像再生表示システム構成]
図1に3次元立体映像再生表示システムを示す。再生装置101は3次元立体映像をディスクから再生し、表示装置102に出力する。表示装置102は3次元立体映像を表示し、左目用の映像と右目用の映像を交互に表示する。表示装置102は、例えば赤外線などの無線で映像同期信号を3D用メガネ103に送り、3D用メガネ103は例えば液晶シャッターを左目用と右目用のレンズ部に持ち、これら液晶シャッターを左右交互に閉じたり開いたりする。表示装置102が左目映像を表示した時には視聴者の左目側の液晶シャッターが開き、表示装置102が右目映像を表示した時には視聴者の右目側の液晶シャッターが開くように映像同期信号を用いて動作する。視聴者は左右の目で別々の映像を見ることができ、それぞれに視差がついているため、これを3D映像として認識することができ、3次元立体映像として視聴することができる。
【0011】
[2. 3次元立体映像再生装置]
図2に再生装置101を示す。再生装置101は、ディスク再生部202、信号処理部203、メモリ204、リモコン受信部205および出力部206により構成される。リモコン受信部205は、視聴者からの再生開始、停止といった指示を受け付ける。ディスク再生部202は、2Dや3D映像、音声、グラフィックデータ等が記録されたディスク201を再生する。信号処理部203は、ディスク再生部202で再生した映像、音声、グラフィックスといったデータをデコードし、メモリ204に一時的に蓄積させる。メモリ204に蓄積された映像、音声、グラフィックス等のデータは、その映像、音声、グラフィックス等のデータが2Dのデータである場合には、2Dのフォーマットで出力部206から出力される。一方、その映像、音声、グラフィックス等のデータが3Dのデータである場合には、3Dのフォーマットで出力部206から出力される。
【0012】
[3.信号処理部の構成]
図3に信号処理部203の構成を示す。CPU305はリモコン受信部205で受信した視聴者の再生開始指示を受けてディスク201を再生する。ストリーム分離部301はストリーム分離部であり、CPU305の指示によりディスク201から読み出したコンテンツ、すなわち、映像、音声、グラフィックス(文字やメニュー画像など)、IDデータを含む付加データ等を分離する。オーディオデコーダ302はディスク201から読み出したオーディオデータをデコードし、メモリ204に転送する。ビデオデコーダ302はディスク201から読み出した映像データをデコードし、メモリ204に転送する。グラフィックスデコーダ304はディスク201から読み出したグラフィックスデータをデコードし、メモリ204に転送する。CPU305は出力する出力する映像信号のフォーマットが2Dか3Dかを判断する。ビデオ信号処理部306は、CPU305による判断に従い、2Dもしくは3Dの映像フォーマットで出力する。また、CPU305は出力する映像信号にグラフィックスデータを合成するか否かを判断する。ビデオ信号処理部306は、CPU305がグラフィックスデータを合成すると判断した場合は、映像信号にグラフィックスデータを合成した上で、出力する。
[4. 3次元立体映像再生装置の動作]
[4−1. ディスク挿入時の動作]
図4にはディスク挿入時の3次元立体映像再生装置の動作をフローチャートに示す。ディスク再生部202にディスク201が挿入されると、CPU305がディスク201が挿入されたことを検出する(S401)。CPU305はディスク再生部202に対して、ディスク201に記録されたIDデータを取得する指示をする。CPU305の指示を受けたディスク再生部202は、ストリーム分離部301を通じてCPU305に対しIDデータを送信する(S402)。CPU305はIDデータを取得する。この取得したIDデータは、挿入されたディスク201に2D映像が記録されているか、3D映像が記録されているかを示す情報である。したがって、このIDデータを参照することにより、挿入されたディスク201に2D映像が記録されているか、3D映像が記録されているか、コンテンツの種類がわかる。取得したIDデータは、CPU305がメモリ204に記録される(S403)。
[4−2. 再生動作]
図5には再生装置101の再生開始動作を示す。リモコン受信部205にユーザーからの再生指示を受けると(S501)、CPU305はメモリ204に記録しておいた、ディスク201のIDデータを読み出す(S502)。CPU305は、読み出したIDデータが挿入されたディスク201に2D映像が記録されていることを示すものであるか、3D映像が記録されていることを示すものであるかを判断する(S503)。読み出したIDデータが挿入されたディスク201に2D映像が記録されていることを示すものであれば、CPU305は2D用のグラフィックスデータと文字データを生成する。CPU305は、そのグラフィックスデータと文字データを合成して、メモリ204に記録する(S504)。CPU305は、ビデオ信号処理部306にその合成したデータをメモリ204から読み出すように指示する。ビデオ信号処理部306は読み出したデータを出力部206を通じて、2Dフォーマットで外部に出力する(S505)。
【0013】
一方、読み出したIDデータが挿入されたディスク201に3D映像が記録されていることを示すものであれば、CPU305は3D用のグラフィックスデータと文字データを生成する。CPU305は、そのグラフィックスデータと文字データを合成して、メモリ204に記録する(S506)。CPU305は、ビデオ信号処理部306にその合成したデータをメモリ204から読み出すように指示する。ビデオ信号処理部306は読み出したデータを出力部206を通じて、3Dフォーマットで外部に出力する(S507)。
【0014】
これにより、ビデオデコーダ302で映像信号がデコードされる前に、事前に視聴者にディスク201が2Dか3Dかを知らせることができ、また3D用メガネ103をかけてくださいといったお知らせをディスク201の本編再生より前に表示させることができる。また、グラフィックスデータや文字データを3D映像として表示し、3D用メガネ103の準備や調整をディスク201の本編再生より前に行うことができる。
【0015】
CPU305は、ビデオデコーダ302もしくはグラフィックスデコーダ304において、映像信号もしくはグラフィック信号が出力されたかを判断する(S508)。ビデオデコーダ302もしくはグラフィックスデコーダ304において、映像信号もしくはグラフィック信号が出力されている場合は、CPU305は出力部206から出力する信号をIDデータに基づいて生成されたデータから、ビデオデコーダ302もしくはグラフィックスデコーダ304から出力されるデータに切り替える(S509)。
[5.機器画像]
図6にIDデータが挿入されたディスク201に2D映像が記録されていることを示す画像例と、IDデータが挿入されたディスク201に3D映像が記録されていることを示す画像例を示す。ディスク201の本編再生前に、ディスクから読み出したIDデータに応じて、CPU305が機器画像を生成する。ディスク201に2D映像が記録されている場合は、2Dのグラフィックスデータを生成する。ディスク201に3D映像が記録されている場合は、3Dのグラフィックスデータを生成する。左目用画像と右目用画像を生成し、3Dフォーマットで出力させることで、図1の3次元立体映像再生表示システムにおいて、視聴者は本編再生前に3D画像を3D用メガネ103で見ることができる。さらに、文字データなど一部分は3Dフォーマットでもメガネなしで2D映像として読めるように、左右の画像に視差をつけずに生成表示し、視聴者に3D用メガネ103をかけるよう促すことができる。また、一部分は3D画像として3Dフォーマットで出力すれば、視聴者は3D用メガネ103をかけて、3D映像視聴の準備をしたり、見え方を確認・調整したりすることができる。
[6.まとめ]
本実施の形態の3次元立体映像再生装置は、ディスク201に記録されているコンテンツを読み出し可能であり、且つ、記録されているコンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを示すID情報がディスク201に記憶されている場合には、そのID情報を読み出し可能なディスク再生部202と、ディスク再生部202が読み出したコンテンツをデコードして、少なくとも映像信号を出力するビデオデコーダ302と、ディスク再生部202で読み出したID情報を記録するメモリ204と、メモリ204に記録されたID情報に基づき、ディスク201に記録されているコンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを報知する為の報知情報を生成するCPU305と、報知情報またはビデオデコーダ302でデコードされた映像信号を再生装置101の外部に出力する出力部206と、を備え、出力部206は、ビデオデコーダ302でデコードされた映像信号を再生装置101の外部に出力する前に、報知情報を再生装置101の外部に出力する。
【0016】
これにより、ビデオデコーダ302でデコードされた映像信号を再生装置101の外部に出力する前に視聴者にディスク201が2Dか3Dかを知らせることができ、また3D用メガネ103をかけてくださいといったお知らせをディスク201の本編再生より前に表示させることができる。また、グラフィックスデータや文字データを3D映像として表示し、3D用メガネ103の準備や調整をディスク201の本編再生より前に行うことができる。
【0017】
このような構成により、2Dディスク、3Dディスクを両方再生可能な3次元立体映像再生表示システムにおいてスムーズな2D/3D視聴の切り替えが可能となる。
【0018】
また、本実施の形態の3次元立体映像再生装置は、ユーザーによるディスク201に記録されているコンテンツの再生指示を受け付けるリモコン受信部205を備え、リモコン受信部205がユーザーによるディスク201に記録されているコンテンツの再生指示を受けつけた場合には、出力部206は報知情報を出力する一方、ディスク再生部202はディスク201に記録されているコンテンツの読み出しを開始し、ディスク再生部202が読み出したコンテンツがビデオデコーダ302によりデコードされた後に、出力部206は、出力を報知情報からビデオデコーダ302によりデコードされた映像信号に切り替える。
【0019】
これにより、ユーザーが再生指示をした後であってコンテンツが再生される前であっても、報知情報が表示されるので、ユーザーは再生されるコンテンツが3Dであるか2Dであるかを判断することができる。
【0020】
また、本実施の形態の3次元立体映像再生装置は、ディスク再生部202は、ディスク201が再生装置101に挿入されたときに情報IDを読み出し、メモリ204に記録する。
【0021】
これにより、挿入時点で情報IDを読み出しているので、再生指示を受けた時にディスク201から情報IDを読み出す必要が無い。したがって、ユーザーにより早く報知情報を提示することができる。
【0022】
なお、本実施の形態の報知情報は、再生するコンテンツが3Dコンテンツである旨を示すメッセージであってもよいし、3D映像であっても良い。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として実施の形態1を例示した。しかし、本発明はこれには限らない。そこで、本発明の他の実施の形態を以下まとめて説明する。なお、本発明は、これらには限定されず、適宜修正された実施の形態に対しても適用可能である。
【0023】
実施の形態1において、図1には表示装置102は左右の目用の映像を交互に切り替え表示し、3D用メガネ103で左右の映像を交互に切り替えて視聴する構成とした。しかし、表示装置102で左右の目用の映像を1ラインごとに奇数ラインと偶数ラインでわけて表示し、かつ、左右の映像表示部に異なる偏光フィルムをはり、3D用メガネ103は、液晶シャッター方式でなく、左右の目の前に異なる向きの偏光フィルターをはり、左右の目用の映像を分離できる構成としてもよい。同様に画素ごとに左右の映像を横方向に1画素ずつ交互に表示し、異なる偏光面をもつ偏光フィルムを貼る表示装置102構成としてもよい。要するに、3D映像として左目用、右目用の画像データを、視聴者の左目、右目にそれぞれ届かせる構成であれば3Dの方式には関わらない。
【0024】
なお、再生装置101にはディスク再生部202からディスク201データを再生する構成としたが、3D映像は、放送局やネットワーク経由のストリーム入力、ブルーレイディスク、DVDディスク、メモリーカード、USBメモリ等の記録媒体からの再生など、他の媒体から再生する場合に適用する構成としてもよい。
【0025】
なお、ディスク201のIDデータはディスク挿入時に取得しメモリ204に記録する構成としたが、視聴者からの再生開始指示があった時点でIDデータをディスク201から読んでもよい。
【0026】
つまり、202は、リモコン受信部205がユーザーによるディスク201に記録されているコンテンツの再生指示を受けつけたときに、ディスク201に記録されている情報IDを読み出しメモリ204に記録する。
【0027】
なお、ユーザーからの再生指示があって初めてディスク201のコンテンツ再生を開始したが、ディスクを挿入するだけで、機器画像を表示し、自動的にディスク201のコンテンツを再生する構成としてもよい。
【0028】
なお、ユーザーからの再生指示があって初めて機器画像を表示する構成としたが、ディスク201を挿入するだけで、2D/3D機器画像を表示する構成としてもよい。
【0029】
つまり、出力部206は、ディスク201が再生装置101に挿入されたときに、報知情報を出力する一方、ディスク再生部202は、ディスク201に記録されているコンテンツの読み出しを開始し、ディスク再生部202が読み出したコンテンツがビデオデコーダ302によりデコードされた後に、出力部206は、出力を報知情報からビデオデコーダ302によりデコードされた映像信号に切り替える。
【0030】
なお、ディスク201の再生開始前に2D/3D機器画像を表示する構成としたが、ディスク201の再生を停止すると再度2D/3D機器画像に戻って表示出力する構成としてもよい。
【0031】
なお、ディスクを挿入するとIDデータに応じて、3Dディスクの場合は3D機器画像を表示する構成としたが、ディスク本編の先頭画像データまたはグラフィックスデータ(メニューなど)を表示、または一時停止画像を表示させ、機器画像をコンテンツ映像に合成して表示させて、3Dディスクが入っていることを視聴者に知らせたり、3D用メガネ103の装着を視聴者に促したりする構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、3次元立体映像再生装置に関するもので、特に2D/3Dディスクの両方に対応した装置において、コンテンツを記録したディスクを挿入し、本編を再生する前に機器画像を表示して、特に3D映像を表示することを視聴者に知らせることを可能とする。このため、視聴者に3D用メガネの装着を促したり、3D映像を確認、調整することができたりするので、スムーズな2D/3D切り替えを実現できる。
【0033】
このため、本発明は、3Dブルーレイディスクプレーヤー、3Dブルーレイディスクレコーダー、3D DVDプレーヤー、3D DVDレコーダー、3D放送受信装置、3Dテレビ、3D画像表示端末、3D携帯電話端末、3Dカーナビゲーションシステム、3Dデジタルスチルカメラ、3Dデジタルムービー、3Dネットワークプレーヤ、3D対応コンピューター、3D対応ゲームプレーヤー等の、3次元立体映像対応機器に適用できる。
【符号の説明】
【0034】
101 再生装置
102 表示装置
103 3D用メガネ
201 ディスク
202 ディスク再生手段
203 信号処理手段
204 メモリ
205 リモコン受信部
206 出力部
301 ストリーム分離部
302 オーディオデコーダ
303 ビデオデコーダ
304 グラフィックスデコーダ
305 CPU
306 ビデオ信号処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクに記録されているコンテンツを読み出し可能であり、且つ、
記録されているコンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを示すID情報がディスクに記憶されている場合には、そのID情報を読み出し可能な読出部と、
前記読出部が読み出したコンテンツをデコードして、少なくとも映像信号を出力するデコーダと、
前記読出部で読み出したID情報を記録するメモリと、
前記メモリに記録されたID情報に基づき、前記ディスクに記録されているコンテンツが2Dコンテンツであるか3Dコンテンツであるかを報知する為の報知情報を生成する報知情報生成部と、
前記報知情報または前記デコーダでデコードされた映像信号を自装置の外部に出力する出力部と、
を備え、
前記出力部は、
前記デコーダでデコードされた映像信号を自装置の外部に出力する前に、前記報知情報を自装置の外部に出力する、再生装置。
【請求項2】
ユーザーによる前記ディスクに記録されているコンテンツの再生指示を受け付ける受付部を備え、
前記受付部がユーザーによる前記ディスクに記録されているコンテンツの再生指示を受けつけた場合には、前記出力部は前記報知情報を出力する一方、前記読出部は前記ディスクに記録されているコンテンツの読み出しを開始し、
前記読出部が読み出したコンテンツが前記デコーダによりデコードされた後に、
前記出力部は、出力を前記報知情報から前記デコーダによりデコードされた映像信号に切り替える、請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記読出部は、
前記受付部がユーザーによる前記ディスクに記録されているコンテンツの再生指示を受けつけたときに、前記ディスクに記録されている情報IDを読み出し前記メモリに記録する、請求項2に記載の再生装置。
【請求項4】
前記読出部は、
前記ディスクが自装置に挿入されたときに前記情報IDを読み出し、前記メモリに記録する請求項1に記載の再生装置。
【請求項5】
前記出力部は、
前記ディスクが自装置に挿入されたときに、前記報知情報を出力する一方、
前記読出部は、前記ディスクに記録されているコンテンツの読み出しを開始し、
前記読出部が読み出したコンテンツが前記デコーダによりデコードされた後に、
前記出力部は、出力を前記報知情報から前記デコーダによりデコードされた映像信号に切り替える、請求項1に記載の再生装置。
【請求項6】
前記報知情報は、再生するコンテンツが3Dコンテンツである旨を示すメッセージであることを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
【請求項7】
前記報知情報は、3D映像であることを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−42196(P2013−42196A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−288584(P2009−288584)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】